JPH11348792A - 衝撃吸収式ステアリングシャフト - Google Patents

衝撃吸収式ステアリングシャフト

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JPH11348792A
JPH11348792A JP16356898A JP16356898A JPH11348792A JP H11348792 A JPH11348792 A JP H11348792A JP 16356898 A JP16356898 A JP 16356898A JP 16356898 A JP16356898 A JP 16356898A JP H11348792 A JPH11348792 A JP H11348792A
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JP
Japan
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steering shaft
chamber
orifice
fluid
absorbing
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JP16356898A
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English (en)
Inventor
Koji Ando
浩二 安藤
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充分な衝撃力(衝撃エネルギ)吸収効果を得
ることができると共に、衝撃力吸収性能を正確に予測す
ることができ、しかも衝撃力吸収特性を自由に調整する
ことができるような構成の衝撃吸収式ステアリングシャ
フトを提供する。 【解決手段】 ロアステアリングシャフト1bの上端に
係着されたアッパステアリングシャフト1aの下端面1
dと仕切部材16との間に形成される第1の室R 1 に流
動体(シリコンオイル17等)を封入する一方、仕切部
材16に対してロアステアリングシャフト1bの上端と
は反対側の第2の室R2 にオリフィス21を設け、アッ
パステアリングシャフト1a又はロアステアリングシャ
フト1bを介して第1の室R1 内の流動体17に過大な
衝撃力が作用するのに伴い仕切部材16が破断されて流
動体17が第2の室R2 に流れ込み、オリフィス21を
通過する際の抵抗により過大な衝撃力を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリングシャ
フトに過大な衝撃力が作用した際にその衝撃力を吸収す
るようにした衝撃吸収式ステアリングシャフトに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ステアリングシャフトの上端に取付けら
れるステアリングハンドル等に過大な衝撃力が作用した
場合にその衝撃力を吸収するために従来より採用されて
いる構造としては、ステアリングコラムの変形により衝
撃力(衝撃エネルギ)を吸収する型式のものや、ステア
リングシャフトの変形により衝撃力を吸収する型式のも
の等がある。
【0003】前者の構造の場合には、図14に示すよう
に、ステアリングシャフト1が貫通状態で内装されるス
テアリングコラム2をアウタチューブ2aとインナチュ
ーブ2bとの二体に分け、アウタチューブ2a及びイン
ナチューブ2bの端部にそれぞれ形成された凸部3と凹
部4とを互いに係合させた状態でアウタチューブ2aを
インナチューブ2bに嵌着してこれらを連結するように
している。このような構造にあっては、ステアリングシ
ャフト1等を介して過大な衝撃力がステアリングコラム
2に作用した場合にアウタチューブ2a及びインナチュ
ーブ2aが軸線方向に沿って相互にスライドする際に、
アウタチューブ2aの凸部3がインナチューブ2bを押
しつぶしながら移動し、この移動に伴う抵抗により衝撃
エネルギを吸収するようにしている。
【0004】後者の構造の場合には、図14に示すよう
に、ステアリングシャフト1をアッパステアリングシャ
フト1aとロアステアリングシャフト1bとの二体に分
け、アッパステアリングシャフト1aの下端にロアステ
アリングシャフト1bの上端を圧入することによって一
連のステアリングシャフト1を構成し、ロアステアリン
グシャフト1bの外周面に複数個のボール5を固着する
ようにしている。このような構造にあっては、ステアリ
ングシャフト1に過大な衝撃力が作用した場合にアッパ
ステアリングシャフト1a及びロアステアリングシャフ
ト1bが軸線方向に沿って相互にスライドする際に、ロ
アステアリングシャフト1bの外周面上のボール5がア
ッパステアリングシャフト1aの内周面に溝をつくりな
がら転動し、この転動に伴う抵抗により衝撃エネルギを
吸収するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来の衝撃力吸収構造では、何れの構造にあって
も、衝撃エネルギ吸収時(インナチューブ2aとアウタ
チューブ2bとの間に相対的なストロークを生じている
時、或いは、アッパステアリングシャフト1aとロアス
テアリングシャフト1bとの間に相対的なストロークを
生じている時)にインナチューブ2a或いはアッパステ
アリングシャフト1aの塑性変形を伴うため、計算上で
の荷重特性を算出しづらく、また実際の特性にもばらつ
きを生じる。すなわち、どの程度の衝撃力を受けた時に
どの程度の衝撃力吸収が可能であるかを把握しづらいの
が実状である。
【0006】本発明は、このような実状に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、充分な衝撃力(衝撃エネ
ルギ)吸収効果を得ることができると共に、衝撃力吸収
性能を正確に予測することができ、しかも衝撃力吸収特
性を自由に調整することができるような構成の衝撃吸収
式ステアリングシャフトを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、上端にステアリングハンドルが取付
けられるアッパステアリングシャフトの下端とロアステ
アリングシャフトの上端とを軸線方向に摺動可能に係着
して成るステアリングシャフトにおいて、前記ロアステ
アリングシャフトの上端に前記ロアステアリングシャフ
トの軸線方向に沿って延びる空間部を形成すると共に、
前記空間部を前記軸線方向の中間箇所で仕切るための仕
切部材を配設し、前記ロアステアリングシャフトの上端
に係着された前記アッパステアリングシャフトの下端面
と前記仕切部材との間に形成される第1の室に流動体を
封入する一方、前記仕切部材に対して前記ロアステアリ
ングシャフトの上端とは反対側の第2の室にオリフィス
を設け、前記アッパステアリングシャフト又はロアステ
アリングシャフトを介して前記第1の室内の流動体に過
大な衝撃力が作用するのに伴い前記仕切部材が破断され
て前記流動体が前記第2の室に流れ込み、前記オリフィ
スを通過する際の抵抗により前記過大な衝撃力を吸収す
るようにしている。このような構成によれば、ロアステ
アリングシャフトに封入されたシリコンオイル等の流動
体がオリフィスを通る際の抵抗により、ステアリングハ
ンドルに作用する過大な衝撃力(衝撃エネルギ)が吸収
される。さらに、ロアステアリングシャフトにシリコン
オイル等の流動体を封入することにより、ステアリング
シャフトの内部損失が大きくなって防振効果を生じ、ス
テアリングシャフトの振動エネルギが封入された流動体
により減衰される。
【0008】また、本発明では、上端にステアリングハ
ンドルが取付けられるアッパステアリングシャフトの下
端とロアステアリングシャフトの上端とを軸線方向に摺
動可能に係着して成るステアリングシャフトにおいて、
前記アッパステアリングシャフトの下端に前記アッパス
テアリングシャフトの軸線方向に沿って延びる空間部を
形成すると共に、前記空間部を前記軸線方向の中間箇所
で仕切るための仕切部材を配設し、前記アッパステアリ
ングシャフトの下端に係着された前記ロアステアリング
シャフトの上端面と前記仕切部材との間に形成される第
1の室に流動体を封入する一方、前記仕切部材に対して
前記アッパステアリングシャフトの下端とは反対側の第
2の室にオリフィスを設け、前記アッパステアリングシ
ャフト又はロアステアリングシャフトを介して前記第1
の室内の流動体に過大な衝撃力が作用するのに伴い前記
仕切部材が破断されて前記流動体が前記第2の室に流れ
込み、前記オリフィスを通過する際の抵抗により前記過
大な衝撃力を吸収するようにしている。このような構成
によれば、アッパステアリングシャフトに封入されたシ
リコンオイル等の流動体がオリフィスを通る際の抵抗に
より、ステアリングハンドルに作用する過大な衝撃力
(衝撃エネルギ)が吸収される。さらに、アッパステア
リングシャフトにシリコンオイル等の流動体を封入する
ことにより、ステアリングシャフトの内部損失が大きく
なって防振効果を生じ、ステアリングシャフトの振動エ
ネルギが封入された流動体により減衰される。
【0009】また、本発明では、前記オリフィスをそれ
ぞれ有するオリフィス板を前記第2の室内に前記流動体
の流れ方向に沿って間隔を隔てた複数箇所に配設し、前
記複数のオリフィス板のオリフィスの孔径を同一に、又
は、前記流動体の流れ方向の下流側に向かうにつれて徐
々に小さくなるように設定するようにしている。このよ
うな構成によれば、オリフィスの段数,配設位置、形
状、寸法並びに流動体の粘性等に応じて、衝撃力吸収特
性が自由に設定される。また、オリフィスの孔径を同一
にした場合には、衝撃吸収作用を均一に得ることができ
る一方、オリフィスの孔径を徐々に小さくした場合に
は、衝撃吸収機能が初期のうちは相対的に弱く、それ以
後は徐々に強く発揮される。
【0010】また、本発明では、前記アッパステアリン
グシャフトの下端及び前記ロアステアリングシャフトの
上端にスプラインをそれぞれ形成してこれらのスプライ
ンを互いに係合させることによって、前記アッパステア
リングシャフトの下端とロアステアリングシャフトの上
端とを軸線方向に摺動可能に係着し、スプライン結合部
からの前記流動体の流出を阻止するシール部材を配設し
ている。このような構成によれば、シール部材の存在に
より、アッパステアリングシャフト又はロアステアリン
グシャフトに封入された流動体の漏洩が防止される。
【0011】また、本発明では、前記オリフィスをそれ
ぞれ有する複数のオリフィス板を内周面に一体成形して
成る円筒状部材を前記第2の室内に挿入配置している。
このような構成によれば、オリフィス板をアッパステア
リングシャフト又はロアステアリングシャフトに溶接等
にて取付ける作業を要せず(オリフィス板の固定のため
に別部材を必要としない)、オリフィス板を内周面に一
体成形して成る円筒状部材を鋳造等にて製作することに
よりオリフィス板の取付強度の向上並びに組付性の向上
が図られる。
【0012】また、本発明では、前記第2の室に複数段
の段差面を設け、前記オリフィスをそれぞれ有する複数
のオリフィス板を前記複数段の段差面にそれぞれ当てが
った状態で前記第2の室の内周面に溶接結合するように
している。このような構成によれば、オリフィス板の固
定のために別部材を用いる必要がなくなり、簡単な作業
にてオリフィス板を前記第2の室の内周面に取付けられ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様について
図1〜図12を参照して説明する。
【0014】図1は、本発明の第1実施形態に係る衝撃
吸収式ステアリングシャフト1を備えた四輪自動車のス
テアリング機構2を示すものである。図1に示すよう
に、ステアリングシャフト1の上端にはステアリングハ
ンドル3が同軸状に取付けられており、ステアリングシ
ャフト1の下端はユニバーサルジョイント4を介して連
結軸5の一端に連結され、この連結軸5の他端がユニバ
ーサルジョイント6を介してステアリングギヤボックス
7内のステアリングギヤ(図示せず)に連結されてい
る。また、ステアリングシャフト1は車体に取付けられ
た筒状のステアリングコラム8内に回転自在の状態で挿
通配置され、この状態の下でステアリングシャフト1が
後述の如くステアリングコラム8等を介して車体に支持
されている。なお、図1において、Wは車室とエンジン
ルームとの間を仕切るダッシュパネルである。かくし
て、ステアリングハンドル3の回転操作力がステアリン
グシャフト1を介して連結軸5に伝達され、さらにこの
連結軸5からステアリングギヤボックス7内のステアリ
ングギヤ(図示せず)に伝達されて車輪の操舵が行われ
るようになっている。
【0015】ここで、上述のステアリングシャフト1及
びステアリングコラム8の構造並びにこれらの部材の車
体への取付構造について詳述すると、次の通りである。
まず、ステアリングシャフト1は、図2に示すように、
アッパステアリングシャフト1aとロアステアリングシ
ャフト1bとの二体に分けられた二分割型のものであ
る。そして、図3及び図4に示すように、アッパステア
リングシャフト1aの下端の外周面に軸線方向に沿って
延びるように形成されたスプライン(雄セレーション)
9がロアステアリングシャフト1bの上端の内周面に軸
線方向に沿って延びるように形成されたスプライン(雌
セレーション)10に挿入配置されてスプライン結合さ
れ、これにより一本のステアリングシャフト1が構成さ
れるようになっている。しかして、このスプライン結合
状態の下では、アッパステアリングシャフト1aとロア
ステアリングシャフト1bとが軸線方向に沿って互いに
摺動可能に接続される一方、これらの軸線を中心とする
回転方向の相対的な移動は規制されて互いに一体に回転
されるように構成されている。
【0016】また、上述のステアリングコラム8は図1
及び図2に示す如くアウタチューブ8aとインナチュー
ブ8bとの二体に分けられた二分割型のものであって、
アウタチューブ8aの下側部分がインナチューブ8bの
上側部分に圧入状態で嵌合されて一連のステアリングコ
ラム8が構成されている。そして、図1に示すように、
左右一対のフロントピラー(図示せず)の間に架設され
た支持パイプ11に、アウタチューブ8a及びインナチ
ューブ8bがアッパブラケット12及びロアブラケット
13並びにステアリングコラムハンガー14等を介して
取付けられている。なお、アッパブラケット12及びロ
アブラケット13やステアリングコラムハンガー14等
は、ステアリングシャフト1やステアリングコラム8を
通常の取付状態を保持するための部材であって、これら
の部材にてステアリングシャフト1及びステアリングコ
ラム8が従来と同様の状態で車体に支持されるようにな
っている。
【0017】さらに、本実施形態では、図3に明示する
ように、ロアステアリングシャフト1bの上側部分の内
部に、ロアステアリングシャフト1bの上端面1cにお
いて開放されかつその軸線方向に沿って同軸状に延びる
空間部15が設けられている。具体的には、アッパステ
アリングシャフト1aの下端のスプライン9に噛合する
スプライン10が形成されている空間部15aと、この
空間部15aに連なるオリフィス板収納配置用の空間部
15bとにより一連の空間部15が構成されている。か
くして、ロアステアリングシャフト1bの空間部15a
においてアッパステアリングシャフト1aの下端のスプ
ライン9とロアステアリングシャフト1bの上端のスプ
ライン10とが互いに噛合されることにより、ロアステ
アリングシャフト1bの空間部15aの開放口がアッパ
ステアリングシャフト1aの下端にて閉塞されるように
なっている。
【0018】また、ロアステアリングシャフト1bの空
間部15aと15bとの間に仕切部材(キャップ又は仕
切板)16が配設されてこの仕切部材16にて両空間部
15a,15bが互いに仕切られるようになっている。
なお、上述の仕切部材16は、図3及び図5(a)に示
すように、前記空間部15内に固定配置されたリング部
材16aにその周縁部分α(図5(a)において斜線で
示す部分)が接着結合されている。そして、その接着結
合部分の近傍箇所には図5(b)に示すように、円環状
に延びる周溝βが形成されてこの周溝βに対応する部分
が薄肉となされており、これにより仕切部材16が所定
値以上の荷重がかかった場合には図7の如く破断し易い
ように構成されている。
【0019】アッパステアリングシャフト1aの下端面
1dと仕切部材16との間には第1の室R1 が形成さ
れ、この第1の室R1 内にシリコンオイル17等の流動
体が充填されている。従って、この第1の室R1 は油室
となされており、隣接する空間部15bへのシリコンオ
イル17の流入は前記仕切部材16にて阻止されるよう
になっている。一方、前記スプライン9,10の噛合部
分の隙間を通してシリコンオイル17が前記空間部17
bから漏れ出ないようにするために、図3及び図8に示
すように、前記スプライン9,10の噛合部分の外側端
面18に環状のシール部材19が配設されている。すな
わち、ロアステアリングシャフト1bの上端面1cに環
状プレート20が溶接結合されてこの環状プレート20
と前記外側端面18との間に環状に延びるシール部材嵌
合部が形成され、このシール部材嵌合部内にシール部材
19が嵌着されてその一端面が前記外側端面18(スプ
ライン結合部)に圧着されている。かくして、このシー
ル部材19及び上述の仕切部材16にてシリコンオイル
17は前記第1の室R1 内に封入されて密封され、通常
時においてはその外部への漏洩が防止されるように構成
されている。
【0020】また、ロアステアリングシャフト1bの空
間部15b内には、図4に示すように、オリフィス(小
孔)21を中央部にそれぞれ有する複数のオリフィス板
22がロアステアリングシャフト1bの軸線方向に沿っ
て互いに間隔を隔てた位置に配設されている。具体的に
は、前記空間部15bの内周面に適宜長さの複数個の円
筒状スペーサ23が直列に挿入配置され、互いに隣合う
円筒状スペーサ23の間にオリフィス板22の周縁部が
挟持された状態でオリフィス板22が前記空間部15b
内の互いに間隔を隔てた複数箇所に固定配置されてい
る。従って、上述の空間部15bは、オリフィス板収納
配置用の第2の室R2 となされている。なお、各オリフ
ィス板22のオリフィス21の孔径は同一に設定されて
いる。
【0021】次に、このような構成の衝撃吸収式ステア
リングシャフト1の作用について述べると、以下の通り
である。まず、通常状態時(過大な衝撃力が作用しない
時)には、図2及び図3に示す如くアッパステアリング
シャフト1aとロアステアリングシャフト1bとが通常
位置においてスプライン結合され、かつ、シリコンオイ
ル17が第1の室R1 内に封入された状態となされてい
る。この通常状態の下で、ステアリングハンドル3が回
転操作されると、ステアリングハンドル3の回動操作力
がアッパステアリングシャフト1a,スプライン9,1
0の結合部,ロアステアリングシャフト1b,連結軸
5,及びステアリングボックス7内のステアリングギヤ
(図示せず)を順次介して図外の車輪に操舵力として伝
達される。
【0022】一方、ステアリングシャフト1に過大な衝
撃力が作用した場合、例えばステアリングハンドル3を
介してアッパステアリングシャフト1aに下方に向かう
過大な衝撃力が加わった場合には、アッパステアリング
シャフト1aが図9において矢印Fで示すようにロアス
テアリングシャフト1bの第1の室R1 内に押し込まれ
るように移動する。これに応じて、第1の室R1 内に充
填されているシリコンオイル17のオイル圧力が上昇す
るため、仕切部材16が前記オイル圧力にて図8及び図
9に示す如く破壊され、これに伴ってロアステアリング
シャフト1bの第2の室R2 内にシリコンオイル17が
流入する。そして、流入したシリコンオイル17は、ま
ず最前列のオリフィス板22に達してそのオリフィス2
1を通過し、次段のオリフィス板22へと順次に流れ
る。この際、シリコンオイル17が複数のオリフィス板
22のオリフィス21を順次に通過する時の抵抗によっ
て、アッパステアリングシャフト1aに加わる衝撃エネ
ルギが効果的に吸収されることとなる。
【0023】この場合、オリフィス板22の段数(配設
数),オリフィス21の孔径,配設位置等を適宜に変更
することによって、アッパステアリングシャフト1aの
ストロークの時間と荷重との関係ひいては衝撃吸収の程
度を任意に設定することが可能である。
【0024】また、アッパステアリングシャフト1aに
過大な衝撃力が作用してアッパステアリングシャフト1
aがロアステアリングシャフト1b内に押し込まれる場
合に限らず、ロアステアリングシャフト1bに対して上
方側に向かう過大な衝撃力が作用した場合にも既述の場
合と同様の作用効果を奏することができる。
【0025】また、図10は本発明の第2実施形態に係
る衝撃吸収式ステアリングシャフト1を示すものであっ
て、本実施形態では、オリフィス21をそれぞれ有する
複数のオリフィス板22及びリング部材16aを内周面
に一体成形して成る円筒状部材30をロアステアリング
シャフト1bの第2の室R2 内に挿入配置するようにし
ている。なお、この円筒状部材30としては、例えば鋳
造による一体成形品を用いることが可能である。なお、
その他の構成は、既述の第1実施形態の場合と同様であ
る。
【0026】このような円筒状部材30を用いるように
すれば、複数のオリフィス板22の固定のために複数の
円筒状スペーサ23を用いる必要がなくなり、部品点数
及び組付工数の削減を図ることが可能となる。さらに、
前記円筒状部材30は一体成形品であるため、前記第2
の室R2 への円筒状部材30の組込作業を極めて容易に
行なうことができると共に、オリフィス板22の取付強
度の向上を図ることができる。
【0027】また、図11は本発明の第3実施形態に係
る衝撃吸収式ステアリングシャフト1を示すものであっ
て、本実施形態では、ロアステアリングシャフト1bの
第2の室R2 内に複数段の段差面40をロアステアリン
グシャフト1bの軸線方向にそった複数箇所に設け、オ
リフィス21をそれぞれ有する複数のオリフィス板22
を上述の複数段の段差面40にそれぞれ当てがった状態
で前記空間部15bの内周面に溶接41にて結合するよ
うにしている。なお、上述の複数段の段差面40の径
は、第1の室R2 から遠くなるにつれて段階的に小さく
なるように設定されると共に、これらのオリフィス板2
2のオリフィス21の孔径がシリコンオイル17の流れ
方向の下流側(図11において左方側)に向かうにつれ
て図11に示す如く徐々に小さくなるように設定してい
る。なお、その他の構成は、既述の第1実施形態の場合
と同様である。
【0028】このような構成によれば、オリフィス板2
2の固定のために既述の如き円筒状スペーサ23等の別
部材を用いる必要がなくなり、溶接41のみにてオリフ
ィス板22の固定を容易に作業性良く行なうことができ
る。また、オリフィス21の孔径がシリコンオイル17
の流れ方向の下流側に向かうにつれて徐々に小さくなる
ように設定しているので、ステアリングシャフト1に作
用する過大な衝撃力の吸収効果が初期のうちは相対的に
弱く、それ以後は徐々に強く発揮させることができる。
【0029】また、図12は本発明の第4実施形態に係
るステアリングシャフト1を示すものであって、本実施
形態は、アッパステアリングシャフト1aの下端部分に
既述と同様の空間部15a,15b乃至第1及び第2の
室R1 ,R2 、並びに仕切部材16を配設すると共に、
この仕切部材16とロアステアリングシャフト1bの上
端面1cとの間の第1の室R1 内にシリコンオイル17
等の流動体を封入し、第2の室R2 にオリフィス21を
それぞれ有する複数のオリフィス板22を配設するよう
にしたものである。この場合にも、既述の第1実施形態
と同様の作用効果を得ることができる。
【0030】以上、本発明の実施態様につき述べたが、
本発明はこれらの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可
能である。例えば、既述の第1,第2及び第4実施形態
では複数のオリフィス板22のオリフィス21の孔径を
同一に設定したが、これらのオリフィス21の孔径を第
3実施形態の場合と同様にシリコンオイル17の流れ方
向の下流側に向かうにつれて徐々に小さくなるように設
定するようにしても良い。また、既述の第1〜第3実施
形態においてはアッパステアリングシャフト1aとロア
ステアリングシャフト1bとをスプライン結合するよう
にしたが、結合部分の断面を例えば四角形(図13参
照)のような円形以外の形状にしても良く、これらの両
部材の結合は軸線方向には相対的に摺動可能であってか
つ回転方向には互いに一体に係合するような状態の結合
構造であればどのような結合構造であっても良い。ま
た、シリコンオイル17以外の各種の流動体(粘性体を
含む)を用いるようにしても良い。
【0031】
【発明の効果】請求項1及び請求項2に記載の本発明
は、アッパステアリングシャフトの下端とロアステアリ
ングシャフトの上端とを軸線方向に摺動可能に係着して
成るステアリングシャフトにおいて、アッパステアリン
グシャフトの下端又はロアステアリングシャフトの上端
に流動体を封入すると共に、ステアリングシャフトに過
大な衝撃力が作用した時に前記流動体がオリフィスを通
過するように構成したものであるから、流動体がオリフ
ィスを通過する際の抵抗により、ステアリングシャフト
に作用する過大な衝撃力(衝撃エネルギ)を充分に吸収
することができる。しかも、このような衝撃力吸収作用
は従来のような塑性変形を伴うものではないため、衝撃
力吸収性能を正確に予測することができる。すなわち、
どの程度の衝撃力が作用した時にどの程度の衝撃力吸収
能力を発揮するかについて予め的確に把握して調整して
おくことができる。また、アッパステアリングシャフト
とロアステアリングシャフトとの連結部分に封入された
シリコンオイル等の流動体により、アッパステアリング
シャフト及びロアステアリングシャフトの振動エネルギ
が減衰されるため、アッパステアリングシャフト及びロ
アステアリングシャフトの防振効果を得ることができ
る。
【0032】請求項3に記載の本発明は、オリフィスを
それぞれ有するオリフィス板を前記第2の室内に前記流
動体の流れ方向に沿って間隔を隔てた複数箇所に配設す
るようにしたものであるから、オリフィスの段数(配設
数),配設位置、形状、寸法並びに流動体の粘性等を適
宜に選定することにより衝撃力吸収特性を自由にかつ容
易に調整することができる。さらに、これらのオリフィ
スの孔径を同一にした場合には、均一な衝撃力吸収特性
を得ることができ、流動体の流れ方向の下流側に向かう
につれて徐々に小さくなるように設定した場合には、衝
撃吸収機能が初期のうちは相対的に弱く、それ以後は徐
々に強く発揮させることができる。
【0033】請求項4に記載の本発明は、アッパステア
リングシャフトの下端とロアステアリングシャフトの上
端とのスプライン結合部にシール部材を設けるようにし
たものであるから、通常時(過大な衝撃力がステアリン
グシャフトに作用していない時)において、封入された
流動体がスプライン結合部を通して外部へ漏洩するの防
止できる。
【0034】請求項5に記載の本発明は、オリフィスを
それぞれ有する複数のオリフィス板を内周面に一体成形
して成る円筒状部材を前記第2の室内に挿入配置するよ
うにしたものであるから、オリフィス板の取付強度の向
上を図ることができると共に、前記第2の室内へのオリ
フィス板の組込作業性を容易に行なうことができる。
【0035】請求項6に記載の本発明は、前記第2の室
に複数段の段差面を設け、前記オリフィスをそれぞれ有
する複数のオリフィス板を前記複数段の段差面にそれぞ
れ当てがった状態で前記第2の室の内周面に溶接結合す
るようにしたものであるから、オリフィス板の固定のた
めに別部材を用いる必要がなく、簡単な溶接作業にてオ
リフィス板を前記第2の室の内周面に取付けることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る衝撃吸収式ステア
リングシャフトを備えた四輪自動車のステアリング機構
を示す側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る衝撃吸収式ステア
リングシャフトを示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る衝撃吸収式ステア
リングシャフトの要部(衝撃吸収部)を拡大して示す断
面図である。
【図4】図3におけるA−A線拡大断面図である。
【図5】図5(a)は図3におけるB−B線拡大断面
図、図5(b)は図5(a)において矢印Xで示す部分
の断面図である。
【図6】図3におけるC−C線拡大断面図である。
【図7】仕切部材の斜視図である。
【図8】ロアステアリングシャフトの上端部への環状シ
ール部材の配置状態を示す分解斜視図である。
【図9】アッパステアリングシャフトに過大な衝撃力が
加わった場合における衝撃力吸収作用を示す断面図であ
る。
【図10】本発明の第2実施形態に係る衝撃吸収式ステ
アリングシャフトを示す断面図である。
【図11】本発明の第3実施形態に係る衝撃吸収式ステ
アリングシャフトを示す断面図である。
【図12】本発明の第4実施形態に係る衝撃吸収式ステ
アリングシャフトを示す断面図である。
【図13】アッパステアリングシャフトとロアステアリ
ングシャフトとの相互間の係着構造の変形例を示す断面
図である。
【図14】従来の衝撃吸収式ステアリングシャフトを示
す断面図である。
【符号の説明】
1 衝撃吸収式ステアリングシャフト 1a アッパステアリングシャフト 1b ロアステアリングシャフト 1c ロアステアリングシャフトの上端面 1d アッパステアリングシャフトの下端面 3 ステアリングハンドル 8 ステアリングコラム 9,10 スプライン 15 空間部 15a 空間部 15b 空間部 16 仕切部材(キャップ) 17 シリコンオイル(流動体) 19 シール部材 20 環状プレート 21 オリフィス(小孔) 22 オリフィス板 23 円筒状スペーサ 30 円筒状部材 40 段差面 41 溶接 R1 第1の室 R2 第2の室

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端にステアリングハンドルが取付けら
    れるアッパステアリングシャフトの下端とロアステアリ
    ングシャフトの上端とを軸線方向に摺動可能に係着して
    成るステアリングシャフトにおいて、前記ロアステアリ
    ングシャフトの上端に前記ロアステアリングシャフトの
    軸線方向に沿って延びる空間部を形成すると共に、前記
    空間部を前記軸線方向の中間箇所で仕切るための仕切部
    材を配設し、前記ロアステアリングシャフトの上端に係
    着された前記アッパステアリングシャフトの下端面と前
    記仕切部材との間に形成される第1の室に流動体を封入
    する一方、前記仕切部材に対して前記ロアステアリング
    シャフトの上端とは反対側の第2の室にオリフィスを設
    け、前記アッパステアリングシャフト又はロアステアリ
    ングシャフトを介して前記第1の室内の流動体に過大な
    衝撃力が作用するのに伴い前記仕切部材が破断されて前
    記流動体が前記第2の室に流れ込み、前記オリフィスを
    通過する際の抵抗により前記過大な衝撃力を吸収するよ
    うにしたことを特徴とする衝撃吸収式ステアリングシャ
    フト。
  2. 【請求項2】 上端にステアリングハンドルが取付けら
    れるアッパステアリングシャフトの下端とロアステアリ
    ングシャフトの上端とを軸線方向に摺動可能に係着して
    成るステアリングシャフトにおいて、前記アッパステア
    リングシャフトの下端に前記アッパステアリングシャフ
    トの軸線方向に沿って延びる空間部を形成すると共に、
    前記空間部を前記軸線方向の中間箇所で仕切るための仕
    切部材を配設し、前記アッパステアリングシャフトの下
    端に係着された前記ロアステアリングシャフトの上端面
    と前記仕切部材との間に形成される第1の室に流動体を
    封入する一方、前記仕切部材に対して前記アッパステア
    リングシャフトの下端とは反対側の第2の室にオリフィ
    スを設け、前記アッパステアリングシャフト又はロアス
    テアリングシャフトを介して前記第1の室内の流動体に
    過大な衝撃力が作用するのに伴い前記仕切部材が破断さ
    れて前記流動体が前記第2の室に流れ込み、前記オリフ
    ィスを通過する際の抵抗により前記過大な衝撃力を吸収
    するようにしたことを特徴とする衝撃吸収式ステアリン
    グシャフト。
  3. 【請求項3】 前記オリフィスをそれぞれ有するオリフ
    ィス板を前記第2の室内に前記流動体の流れ方向に沿っ
    て間隔を隔てた複数箇所に配設し、前記複数のオリフィ
    ス板のオリフィスの孔径を同一に、又は、前記流動体の
    流れ方向の下流側に向かうにつれて徐々に小さくなるよ
    うに設定したことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    衝撃吸収式ステアリングシャフト。
  4. 【請求項4】 前記アッパステアリングシャフトの下端
    及び前記ロアステアリングシャフトの上端にスプライン
    をそれぞれ形成してこれらのスプラインを互いに係合さ
    せることによって、前記アッパステアリングシャフトの
    下端とロアステアリングシャフトの上端とを軸線方向に
    摺動可能に係着し、スプライン結合部からの前記流動体
    の流出を阻止するシール部材を配設したことを特徴とす
    る請求項1乃至3の何れか1項に記載の衝撃吸収式ステ
    アリングシャフト。
  5. 【請求項5】 前記オリフィスをそれぞれ有する複数の
    オリフィス板を内周面に一体成形して成る円筒状部材を
    前記第2の室内に挿入配置するようにしたことを特徴と
    する請求項1乃至4の何れか1項に記載の衝撃吸収式ス
    テアリングシャフト。
  6. 【請求項6】 前記第2の室に複数段の段差面を設け、
    前記オリフィスをそれぞれ有する複数のオリフィス板を
    前記複数段の段差面にそれぞれ当てがった状態で前記第
    2の室の内周面に溶接結合するようにしたことを特徴と
    する請求項1乃至4の何れか1項に記載の衝撃吸収式ス
    テアリングシャフト。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100456539B1 (ko) * 2002-07-30 2004-11-10 현대자동차주식회사 유니버설 조인트 연결장치
EP1795428A1 (de) * 2005-12-12 2007-06-13 Inventus Engineering GmbH Energie absorbierende mit fliessfähigem Medium operierende Vorrichtung
US8408370B2 (en) 2005-12-12 2013-04-02 Inventus Engineering Gmbh Energy absorbing element

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