JPH11348191A - 繊維織物強化熱可塑性樹脂積層シート - Google Patents

繊維織物強化熱可塑性樹脂積層シート

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JPH11348191A
JPH11348191A JP15756898A JP15756898A JPH11348191A JP H11348191 A JPH11348191 A JP H11348191A JP 15756898 A JP15756898 A JP 15756898A JP 15756898 A JP15756898 A JP 15756898A JP H11348191 A JPH11348191 A JP H11348191A
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JP
Japan
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resin
thermoplastic resin
sheet
transparent
laminated sheet
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JP15756898A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Endo
善博 遠藤
Yoshiki Yamada
佳樹 山田
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Teijin Ltd
Original Assignee
Toho Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内部エンボス効果を発現する光学的意匠性を有
し、しかも加工性や機械的特性に優れた積層シートを提
供することを目的とする。 【解決手段】強化繊維織物10と透明な熱可塑性樹脂1
1、12とを複合強化した複合シート20を作製すると
ともに、その一方の表面に透明なメタクリル樹脂24を
積層したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維織物強化熱可
塑性樹脂積層シートに係り、とくに自動車用のインスト
ルメントパネル、家具、スポーツ用具、楽器などの装飾
用シートとして用いられて好適な繊維織物強化熱可塑性
樹脂積層シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂と不織布との積層構造をなす成
形品が特開平2−151438号公報に開示されてい
る。この成形品は、熱可塑性プラスチックス成形品と合
成繊維不織布とを重合わせて熱圧成形した後に、これよ
りも高い温度で再度加熱して真空または圧空成形を行な
うようにしたものであって、不織布側の表面組織が熱可
塑性プラスチックス成形品に一体化された構造をなすも
のである。
【0003】また、特開平7−207828号公報に
は、透明な熱可塑性樹脂フィルムの表面に鏡面部と艶消
し部とをともに合わせて施してなるエンボス部を設けた
内装材が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平2−15143
8号公報に開示されている成形品は、外表面に合成繊維
不織布が露出するために、光学的な意匠性に劣る欠点が
ある。これに対して特開平7−207828号公報に開
示されている内装材は、平面的な印刷絵柄が外表面の透
明な熱可塑性樹脂フィルムに施したエンボス部の凹凸模
様によって奥行きのある立体柄に見え、見る方向によっ
て異なる光輝感が与えられる。ところが表面に凹凸を有
するエンボス部が設けられているために、エンボス効果
の発現性に限界があるとともに、平面的な印刷絵柄を使
用するために、装飾用としての利用価値はあるものの、
それ自身が補強材料としての効果は期待できないため使
用範囲が限定されるという欠点があった。また凹部にチ
リやゴミが溜まり易く、しかもこのようなチリやゴミを
除去し難いという欠点があった。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、外部からエンボス加工を施さなくても
光学的な意匠性を発現し、しかもそれ自身が補強材料と
しての機能も有する積層シートを提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した問題点を解決す
るために、本発明は以下の構成からなる。
【0007】本発明は、強化繊維織物と透明な第1の熱
可塑性樹脂とが複合されて成る複合シートの一方の表面
にさらに第2の透明樹脂が積層されて成ることを特徴と
する内部エンボスを有する繊維織物強化熱可塑性樹脂積
層シート(以下積層シートという)に関するものであ
る。
【0008】前記複合シートの透明な第1の熱可塑性樹
脂は非結晶性樹脂でありかつ前記メタクリル樹脂の加工
温度で少なくとも溶融しないことが好ましい。
【0009】前記複合シートの透明な第1の熱可塑性樹
脂がポリカーボネート樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリエ
ーテルサルホン樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテ
ルイミド樹脂であり、これらの1種または2種類以上を
組合わせて用いてよい。
【0010】また表面に積層される前記第2の透明樹脂
がメタクリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ポリスチレン樹脂の1種または2種以上を組
合わせて成るものであってよい。
【0011】前記複合シートの強化繊維織物が炭素繊
維、金属被覆炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維の1
種または2種類以上を組合わせて成る織物であってよ
い。
【0012】前記複合シートを構成する強化繊維織物が
炭素繊維織物であり、第1の熱可塑性樹脂がポリカーボ
ネート樹脂から構成されてよい。
【0013】前記複合シートの一方の表面に第2の透明
樹脂が積層され、他方の表面に第3の熱可塑性樹脂が積
層されてよい。
【0014】第2の透明樹脂層の反対側の表面に積層さ
れる第3の熱可塑性樹脂が複合シートを構成する第1の
熱可塑性樹脂と同一の樹脂であってよい。
【0015】前記複合シートの第2の透明樹脂層に対し
て他方の表面の第3の熱可塑性樹脂が前記第2の透明樹
脂の加工温度で少なくとも溶融するものを用いてよい。
【0016】前記複合シートを構成する強化繊維織物が
炭素繊維織物であり、透明な第1の熱可塑性樹脂がポリ
カーボネート樹脂であり、第2の透明樹脂層がメタクリ
ル樹脂であり、他方の表面の第3の熱可塑性樹脂がAB
S樹脂から構成されてよい。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明において内部エンボスと
は、積層シートの織物組織の凹凸模様が積層シートの内
部で奥行きのある立体柄に見え、見る方向によって異な
る光輝感がえられることをいう。
【0018】本発明による内部エンボスは、積層シート
表面のメタクリル樹脂層等の第2の透明な樹脂層と複合
シートとの境界面において起こる光の光学的な反射作用
によりもたらされるものである。光は織物組織まで透過
し、織物組織で反射され、再び積層シート表面へ戻るこ
とが重要である。このためには、積層シート表面の第2
の樹脂は光の透過性に優れた、すなわち透明性が高く光
の屈折率が小さい樹脂が好まれる。このような樹脂とし
てはメタクリル樹脂が好適である。
【0019】メタクリル樹脂以外の樹脂としては、塩化
ビニリデン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン
樹脂が用いられてよい。ATM D542により得られ
る樹脂の透明性または屈折率で比較すると、樹脂の透明
性は透明度が高い順に透明、半透明および不透明で表示
されるが、塩化ビニリデン樹脂の場合は、透明性が透明
であり、屈折率が1.52〜1.55である。ポリカー
ボネート樹脂は、透明性が透明であり、屈折率が1.5
8〜1.59である。また、ポリスチレン樹脂は、透明
性が透明で88%〜92%光透過であり、屈折率が1.
59〜1.60である。これらの樹脂に対してメタクリ
ル樹脂は透明性が透明で92%以上光透過であり、屈折
率が1.48〜1.50であり、前述の樹脂と比べて光
の透過性が良好である。従ってメタクリル樹脂が最も好
ましい。
【0020】強化繊維織物と第1の熱可塑性樹脂との複
合シートの一方の表面に積層するのに最適な前記メタク
リル樹脂とは、別名ポリメチルメタアクリレートあるい
はポリメタクリル酸メチルまたはアクリル樹脂と呼ばれ
るもので、一般にはアセトンと青酸をアルカリ触媒によ
り付加反応させ、アセトンアンヒドリン(ACH)を合
成し、硫酸によるアミド化、メタノールとのエステル化
によりメタクリル酸メチルとし、これを重合させる方法
や、イソブチレンを酸化し、α−オキシイソ酪酸あるい
はメタクリル酸とし、メタノールとのエステル化により
メタクリル酸メチルを合成し、これを重合させる方法で
得られる樹脂である。具体的には旭化成工業(株)のデ
ルペット、クラレ(株)のパラペット、三菱レイヨン
(株)のアクリペットやアクリプレン、住友化学工業の
スミペックス等が用いられてよい。
【0021】複合シートに用いられる第1の熱可塑性樹
脂は透明であることが必要である。複合シート表面は薄
い透明な第1の熱可塑性樹脂層がありその内側に繊維織
物がある。従って不透明な熱可塑性樹脂を用いた場合に
は、この不透明な熱可塑性樹脂層によって織物組織が明
瞭でなくなるため、積層シート表面にたとえメタクリル
樹脂を用いたとしても織物の意匠性がそこなわれ、積層
シートの織物組織の凹凸模様が積層シートの内部で奥行
きのある立体柄に見えず、見る方向によって異なる光輝
感も得られない。
【0022】また透明であるべき第1の熱可塑性樹脂層
が不透明であると、積層シートに入射した光が繊維織物
に到達する前の段階で乱反射するとともに、たとえ繊維
織物に到達したとしても再びこの不透明な樹脂層を通過
する際に乱反射することになり、積層シートに入射した
光が再び積層シート外表面に出てくる際には光量がかな
り少量となるため織物の意匠性がそこなわれ、積層シー
トの織物組織の凹凸模様が積層シートの内部で奥行きの
ある立体柄に見えず、見る方向によって異なる光輝感も
得られない。
【0023】この透明な第1の熱可塑性樹脂には上述の
理由により透明性のある非結晶性樹脂を用いる。またこ
こで重要なことは、この透明な第1の熱可塑性樹脂は複
合シート表面に使用するメタクリル樹脂の加工温度で少
なくとも溶融しないこと、すなわち軟化しないかまたは
軟化することである。メタクリル樹脂の加工温度で溶融
する熱可塑性樹脂を使用した場合には、成形加工時に熱
可塑性樹脂の流動が起こり強化繊維織物の織組織の変形
をもたらすこと、またこれにより良好な内部エンボスが
得難いこと、更に意匠性の他に補強を目的とした場合に
はその効果が損なわれるためである。
【0024】複合シートを構成する第1の熱可塑性樹脂
には、透明性に優れた樹脂として特にポリカーボネート
樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、
ポリアリレート樹脂、ポリエーテルイミド樹脂を用い
る。
【0025】ポリカーボネート樹脂は別名ポリ−4,
4’−イソプロピレンジフェニルカーボネートといわ
れ、主鎖に炭酸エステル結合を有するもので、ビスフェ
ノールAタイプを原料としてソルベント法およびホスゲ
ン法の溶剤法やメルト法およびエステル交換法の溶融法
で得られるもので、帝人化成(株)のパンライト、三菱
ガス化学(株)のユーピロン、住友ダウ(株)のガリバ
ー等がある。
【0026】ポリサルホン樹脂はモノクロルベンゼンと
ビスフェノールAから光、過酸化物、アゾ化合物などを
触媒にラジカル重合で得られる樹脂であって、例えば米
国アモコパフォーマンスプロダクツ社のポリスルホンが
用いられる。
【0027】ポリエーテルサルホン樹脂はジクロロジフ
ェニルサルホンとジジヒドロキシジフェニルサルホンの
カリウム塩を原料として、縮重合によって得られ、住友
化学工業(株)のビクトレックスPES、三井化学
(株)のウルトラゾーン、テイジンアモコエンジニアリ
ングプラスチックス(株)のレーデルポリエーテルサル
ホン等が用いられる。
【0028】ポリアリレート樹脂はビスフェノール系化
合物とフタル酸化合物の重縮合反応によって得られるも
のであり、鐘淵化学工業(株)のクリスタレート、ユニ
チカ(株)のUポリマー等がある。
【0029】ポリエーテルイミド樹脂は2.2.3.3
- テトラカルボキシジフェニレンエーテル二無水物と一
般式H2NRNH2(Rは6個から20個の炭素原子を
有する芳香族炭化水素およびハロゲン化誘導体)で表さ
れるジアミンを有機溶媒の存在下で水を除去しながら合
成する方法や、芳香族ビス・エーテル無水物と有機ジア
ミンとの水と有機溶剤の界面条件下での反応による合成
によりえられるもので、GE社製のウルテム等がある。
【0030】これらの樹脂は1種または2種類以上を組
合わせて用いることもできる。
【0031】複合シートを構成する透明な第1の熱可塑
性樹脂がポリカーボネート樹脂であり、その表面に第2
の透明樹脂としてメタクリル樹脂層が積層された場合に
特に優れた特性が得られるために、この組合わせが好ま
しい。その理由はポリカーボネートは透明性に優れ、し
かも強化繊維織物への高い樹脂の含浸性が得られる上
に、メタクリル樹脂との接着性も良好なために、内部エ
ンボス効果や補強効果を十分に発現する積層シートが得
られるからである。
【0032】強化繊維織物を構成する繊維は炭素繊維、
金属被覆炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等であ
る。炭素繊維はポリアクリロニトリル、ピッチ、レーヨ
ンなどを既知の方法で焼成して得られるものであり、通
常は表面処理やサイズ処理されているが、処理されてな
いものも用いられる。金属被覆炭素繊維は、炭素繊維の
表面にニッケルなどの金属膜を形成させた繊維である。
【0033】アラミド繊維はアミド結合を介して結びつ
いた芳香族基より成る合成繊維状高分子で、該アミド結
合の85%以上が2個の芳香族環と直接結合しており、
該アミド基の50%以上がイミド基で置換されたもので
あってもよい。メタ系芳香族化合物を主原料とするメタ
系アラミド繊維とパラ系芳香族化合物を主原料とするパ
ラ系アラミド繊維とがあり、メタ系アラミド繊維として
はポリメタフェニレンイソフタルアミドからなる繊維
で、DuPont社のノーメックスや帝人(株)のコー
ネックス等が用いられる。またパラ系アラミド繊維とし
てはポリパラフェニレンイソフタルアミドからなる繊維
で、DuPont社のケブラー等が用いられる。また共
重合型パラ系アラミド繊維として帝人(株)のテクノー
ラ等が用いられる。
【0034】また、ガラス繊維はけい砂、アルミナなど
からなる各種ガラス原料をマーブルと呼ばれるビー玉状
の小球に一旦成形し、それを再溶融して紡糸するマーブ
ルメルト法や、溶融炉から溶融ガラスの流れを作り、そ
の流れに沿って設けられている多数の紡糸炉から直接紡
糸されるディレクトメルト法により得られるもので、E
ガラス、Sガラス、Aガラス、Tガラスといわれている
繊維である。
【0035】これらの繊維は1種または2種以上複合ま
たは混合された繊維を使用することができる。
【0036】強化繊維織物の形態は平織、朱子織、綾織
など既知の織組織が使用可能であり、これらの織物は前
記繊維を原料として製織されたものである。
【0037】本発明の別の実施形態は、予め強化繊維織
物と透明な第1の熱可塑性樹脂との複合シートを製作し
た後に、該複合シートの一方の表面に第2の透明樹脂、
例えばメタクリル樹脂を積層し、他方の面、すなわちメ
タクリル樹脂と反対側の面にメタクリル樹脂の加工温度
で溶融する第3の熱可塑性樹脂を積層し、メタクリル樹
脂の融点以上に加熱し、該複合シートと一体化した積層
シートである。
【0038】第2の透明樹脂、すなわちメタクリル樹脂
の反対側の第3の熱可塑性樹脂は、結晶性樹脂でも非結
晶樹脂でも用いることができる。この樹脂は、メタクリ
ル樹脂の加工温度で溶融することが好ましい。メタクリ
ル樹脂の加工温度で溶融することにより、複合シートと
の接着強度が高められて一体化した積層シートとなる。
【0039】このような第2の透明樹脂の反対側の第3
の熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロ
ピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、
ABS樹脂、AS樹脂、メタクリル樹脂、ポリビニルア
ルコール樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリエチレン
テレフタレート樹脂などが使用できる。
【0040】また、第2の透明樹脂の反対側の樹脂は、
好ましくは被着物を構成する第1の熱可塑性樹脂と同一
の樹脂を用いることが、複合シートから成る被着物との
間の接着性を高める上で好ましい。
【0041】強化繊維織物と透明な第1の熱可塑性樹脂
とが複合されてなる複合シートは、以下の方法で製作す
ることが可能である。すなわち例えば、強化繊維織物を
その両面から透明な第1の熱可塑性樹脂で挟んで複合す
るようにした方法によれば、熱可塑性樹脂をより完全に
強化繊維織物で複合することが可能になる。
【0042】強化繊維織物と第1の熱可塑性樹脂との複
合を固定プレス法によって行なうようにした方法によれ
ば、比較的簡単な設備によって複合シートを製造するこ
とが可能になる。
【0043】強化繊維織物と第1の熱可塑性樹脂との複
合を、加熱および加圧を行なうロール間を通過させなが
ら連続的に行なうようにした方法によれば、効率的に複
合シートを製作することが可能になる。
【0044】本発明の積層シートは、予め強化繊維織物
と第1の熱可塑性樹脂との複合シートを製作した後に、
該複合シートの一方の表面に第2の透明樹脂、例えばメ
タクリル樹脂を積層し、メタクリル樹脂を融点以上に加
熱し、該複合シートと一体化して得ることができる。
【0045】強化繊維織物と透明な第1の熱可塑性樹脂
とを予め複合シートとしないで、すなわち、強化繊維織
物と透明な第1熱可塑性樹脂と第2の熱可塑性樹脂とを
重合わせた後に、これらを一緒に熱プレスなどの手段を
用いて積層シートを製作することもできるが、この場合
には、強化繊維織物への透明な第1の熱可塑性樹脂の含
浸状態を高めることが困難であり、目的の内部エンボス
を有する積層シートや補強効果が期待できる積層シート
は得られ難い。またこのために、熱プレス等の段階で高
温かつ高圧の条件を採用した場合には、樹脂の流出に伴
う織物組織の乱れや積層シートの厚さ斑が一段と大きく
なり、内部エンボス効果も更に薄れるため所望の積層シ
ートが得られ難い。
【0046】以下に本発明の積層シートおよび製造プロ
セスの一例を具体的に述べる。
【0047】図1、図2および図3は本発明の一実施の
形態に係る積層シートを製造する工程を示すものであ
る。
【0048】とくに図1は、強化繊維織物と透明な第1
の熱可塑性樹脂とが複合されて成る複合シートを製造す
る工程を示すものである。すなわち強化繊維織物として
例えば炭素繊維のようから成る平織の織物10が用意さ
れる。このような強化繊維織物10の上下にそれぞれ透
明な第1の熱可塑性樹脂シート11、12を配する。
【0049】熱板15上には強化繊維織物10を真中に
してその上下にそれぞれ透明な熱可塑性樹脂シート1
1、12を配し、このような状態で両面から熱板15、
16で図1Bおよび図1Cに示すように加熱しながら加
圧するようにしている。ここで加圧する温度は透明な熱
可塑性樹脂シート11、12の軟化点温度以上の温度に
設定される。このような温度で所定の圧力を加えて加熱
することにより、強化繊維織物10によって複合強化さ
れた透明な熱可塑性樹脂から成る複合シート20が図1
Dに示すように得られる。
【0050】このような複合シート20は、透明な熱可
塑性樹脂シート11、12と複合されるために、強化繊
維織物10の織目が外部から十分に目視確認できるもの
である。
【0051】次にこのような複合シート20を図2に示
すように第2の透明な熱可塑性樹脂、例えばメタクリル
樹脂シート24と積層して積層シートを成形する。すな
わち図2Aに示すように複合シート20の上側にメタク
リル樹脂シート24を配する。そしてこれらを熱板30
上に図2Bに示すように配するとともに、熱板30、3
1によって図2Cに示すように上部から加熱しながら加
圧し、積層シート35を加圧成形する。
【0052】このような積層シート35は図2Dおよび
図4に示すように、上からメタクリル樹脂層24、複合
シート層20の2層構造をなしている。そしてこのよう
な積層シート35は、とくに上側の表面に位置するメタ
クリル樹脂シート24を通して、複合シート20に複合
されている強化繊維織物10の表面の模様が外側から見
えるようになっている。すなわち強化繊維織物10が複
合強化された複合シート20の模様をメタクリル樹脂シ
ート24の表面を通して見えるようにしている。
【0053】ここでメタクリル樹脂シート24が光の屈
折層を形成するために、強化繊維織物10の織目が見る
方向によって異なって見えるようになる。すなわち内部
エンボスを有する光学的意匠性を有する積層シートが得
られることになる。
【0054】また、このような複合シート20を図3に
示すようにメタクリル樹脂シート24およびABS樹脂
シート等の第3の熱可塑性樹脂シート25と積層して積
層シートを成形する。すなわち図3Aに示すように複合
シート20を真中に挟んでその上側にメタクリル樹脂シ
ート24を配するとともに、下側にメタクリル樹脂の加
工温度で溶融する樹脂シート25を配する。そしてこれ
らを熱板30上に図3Bに示すように配するとともに、
熱板30、31によって図3Cに示すように上部から加
熱しながら加圧し、積層シート36を加圧成形する。
【0055】このような積層シート36は図3Dおよび
図5に示すように、上からメタクリル樹脂層24、複合
シート層20、およびメタクリル樹脂の加工温度で溶融
する樹脂層25の3層構造をなしている。そしてこのよ
うな積層シート36は、とくに上側の表面に位置するメ
タクリル樹脂シート24を通して、複合シート20に複
合されている強化繊維織物10の表面の模様が外側から
見えるようになっている。すなわち強化繊維織物10が
複合強化された複合シート20の模様をメタクリル樹脂
シート24の表面を通して見えるようにしている。
【0056】ここでメタクリル樹脂シート24が光の屈
折層を形成するために、強化繊維織物10の織目が見る
方向によって異なって見えるようになる。すなわち内部
エンボスを有する光学的意匠性を有する積層シートが得
られることになる。
【0057】このようなシート35または36はインサ
ート成形の材料として利用される。例えば図6に示すよ
うに、一対の金型41、42間のキャビティ43に溶融
樹脂を射出して射出成形を行なう際に、キャビティ43
と連続する凹部44に予め積層シート35または36を
所定の寸法に打抜いて配しておくことにより、積層シー
ト35または36が一部に複合された成形品47が得ら
れることになる。このときに積層シート35または36
のメタクリル樹脂層24側の部分が成形品47の外表面
に露出するように成形することによって、上記内部エン
ボス効果を有する光学的な意匠性を有する成形品が得ら
れることになる。
【0058】なお複合シート20を製造する際に、図1
に示すような固定プレス法に代えて、図7に示すような
方法によって連続的に製作することが可能である。この
装置は一対の透明な熱可塑性樹脂シート11、12を案
内するガイド50と、3対の加熱/加圧ロール51、5
2、53と、加熱/加圧ロール53の下流側に位置する
上下一対の冷却ユニット56とから構成されている。
【0059】強化繊維織物10が水平方向左方から供給
されるとともに、ロールによってガイド50を通して上
下の透明な熱可塑性樹脂シート11、12がそれぞれ供
給される。そして強化繊維織物10を真中に挟むように
透明な熱可塑性樹脂シート11、12がその上下に位置
した状態で加熱/加圧ロール51、52、53を順次通
過する。このときに3層構造の積層物はロール51、5
2、53によって加熱および加圧される。従って強化繊
維織物10によって透明な熱可塑性樹脂シート11、1
2が複合強化された複合シート20が冷却ユニット56
を通して排出されることになる。このような装置によれ
ば、連続的にかつ効率的に複合シート20を製作するこ
とが可能になる。
【0060】以下に実施例により具体的に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り下記実施例に限定され
るものではない。
【0061】
【実施例】図1に示すように、東邦レーヨン(株)製の
炭素繊維の平織の織物(W3101)10を真中に挟ん
で、その上下にそれぞれ三菱ガス化学(株)製のポリカ
ーボネートシート(商標 ユーピロン)11、12を配
し、熱板15、16によって加工温度270℃〜300
℃で10kg/cm2 の圧力を加え加圧成形した。これ
によって炭素繊維織物で複合強化された複合シート20
が得られた。
【0062】このような複合シート20の上部に図3に
示すように三菱レイヨン製のメタクリル樹脂シート(商
標 アクリプレン)24を配するとともに、下側に日本
合成ゴム(株)製のABS樹脂(商標 JSR)25を
配し、熱板30、31によって150〜160℃に加熱
するとともに、30kg/cm2 の圧力で加圧すること
により、図3Dおよび図5に示すような3層構造の積層
シートを得た。
【0063】なおこの積層シートは、全体の厚さが約5
00μmであって、中間に位置する複合シート20の厚
さが約300μmであって、表側のメタクリル樹脂シー
ト24と裏側のABS樹脂シート25の厚さがそれぞれ
約100μmであった。
【0064】このような積層シート35は、複合シート
20の補強材を構成する炭素繊維織物10の平織の織目
が上側からメタクリル樹脂層24を通して見ることがで
きるとともに、このメタクリル樹脂層24の光学的な屈
折作用によって、見た方向に応じて炭素繊維織物10の
織目の状況が変化する内部エンボス効果が確認された。
これによって光学的に高い意匠性を有する積層シートを
得た。
【0065】またこの積層シートは、とくに炭素繊維織
物10によって複合強化されているポリカーボネート樹
脂の可塑性によって高い加工性を有することが確認され
ており、高い意匠性を有する成形品の外装材として広範
囲に利用できることが確認された。
【0066】またこの積層シートをJIS K 711
3に基づき引張試験を行ったところ、引張強度が350
MPaであり、高い強度が認められた。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明は、強化繊維織物と
透明な第1の熱可塑性樹脂とが複合されて成る複合シー
トの一方の表面にさらに第2の透明な樹脂を積層して成
る積層シートに関するものである。
【0068】従って本発明によれば、外表面に積層され
る第2の透明樹脂層を通して強化繊維織物の織目が見え
るとともに、第2の透明樹脂層を通して光学的な屈折作
用によって、内部エンボス効果を有する高い光学的意匠
性を有する積層シートが得られる。また複合シートを構
成する透明な第1の熱可塑性樹脂によって高い加工性と
強度を有し、各種の用途に広く適用できるようになる。
【0069】強化繊維織物が炭素繊維織物から構成され
るとともに、複合シートを構成する透明な第1の熱可塑
性樹脂がポリカーボネート樹脂から構成される場合に
は、炭素繊維織物の織目によって高い意匠性を付与する
ことが可能になるとともに、ポリカーボネート樹脂によ
って高い加工性を付与できるようになる。
【0070】積層シート表面に積層される第2の透明樹
脂がメタクリル樹脂から構成される場合には、メタクリ
ル樹脂の屈折作用を利用して内部エンボス効果を有する
光学的な意匠性を発現することが可能になる。
【0071】第2の透明樹脂層の反対側の表面に複合シ
ートを構成する第1の熱可塑性樹脂と同一の第3の樹脂
が積層される構成によれば、反対側の第3の樹脂によっ
て、被着物との十分な接着強度を与えることが可能にな
る。従ってこの発明によれば、比較的簡単な工程によっ
て高い意匠性と機械的特性を有する積層シートを容易に
製造することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合シートを製造するプロセスを示す要部断面
図である。
【図2】2層積層シートを製造するプロセスを示す要部
断面図である。
【図3】3層積層シートを製造するプロセスを示す要部
断面図である。
【図4】2層積層シートの構造を示す縦断面図である。
【図5】3層積層シートの構造を示す縦断面図である。
【図6】積層シートを複合した成形品の成形を示す金型
の縦断面図である。
【図7】複合シートを連続的に製造するための装置を示
す側面図である。
【符号の説明】
10 炭素繊維織物 11 透明な熱可塑性樹脂(上) 12 透明な熱可塑性樹脂(下) 15、16 熱板 20 複合シート 24 メタクリル樹脂 25 ABS樹脂 30、31 熱板 35 積層シート 36 積層シート 41 金型(上) 42 金型(下) 43 キャビティ 44 凹部 47 成形品 50 ガイド 51、52、53 加熱/加圧ロール 56 冷却ユニット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】強化繊維織物と透明な第1の熱可塑性樹脂
    とが複合されて成る複合シートの一方の表面にさらに第
    2の透明樹脂が積層されて成ることを特徴とする内部エ
    ンボスを有する繊維織物強化熱可塑性樹脂積層シート。
  2. 【請求項2】第1の熱可塑性樹脂が非結晶性樹脂であり
    かつ第2の透明樹脂の加工温度で少なくとも溶融しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の繊維織物強化熱可塑
    性樹脂積層シート。
  3. 【請求項3】第1の熱可塑性樹脂がポリカーボネート樹
    脂、ポリサルホン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポ
    リアリレート樹脂、ポリエーテルイミド樹脂であり、こ
    れらの1種または2種類以上を組合わせて成ることを特
    徴とする請求項1に記載の繊維織物強化熱可塑性樹脂積
    層シート。
  4. 【請求項4】第2の透明樹脂がメタクリル樹脂、塩化ビ
    ニリデン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹
    脂の1種または2種以上を組合わせて成ることを特徴と
    する請求項1に記載の繊維織物強化熱可塑性樹脂積層シ
    ート。
  5. 【請求項5】強化繊維織物が炭素繊維、金属被覆炭素繊
    維、アラミド繊維、ガラス繊維の1種または2種類以上
    を組合わせて成る織物であることを特徴とする請求項1
    に記載の繊維織物強化熱可塑性樹脂積層シート。
  6. 【請求項6】強化繊維織物が炭素繊維織物であり、前記
    第1の熱可塑性樹脂がポリカーボネート樹脂であること
    を特徴とする請求項1に記載の繊維織物強化熱可塑性樹
    脂積層シート。
  7. 【請求項7】複合シートの一方の表面に第2の透明樹脂
    が積層され、他方の表面に第3の熱可塑性樹脂が積層さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の繊維織物強
    化熱可塑性樹脂積層シート。
  8. 【請求項8】第2の透明樹脂層の反対側の表面に積層さ
    れる第3の熱可塑性樹脂が複合シートを構成する第1の
    熱可塑性樹脂と同一の樹脂であることを特徴とする請求
    項7に記載の繊維織物強化熱可塑性樹脂積層シート。
  9. 【請求項9】第3の熱可塑性樹脂が前記第2の透明樹脂
    の加工温度で少なくとも溶融することを特徴とする請求
    項7に記載の繊維織物強化熱可塑性樹脂積層シート。
  10. 【請求項10】強化繊維織物が炭素繊維織物であり、透
    明な第1の熱可塑性樹脂がポリカーボネート樹脂であ
    り、第2の透明樹脂がメタクリル樹脂であり、他方の表
    面の第3の熱可塑性樹脂がABS樹脂であることを特徴
    とする請求項7に記載の繊維織物強化熱可塑性樹脂積層
    シート。
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