JPH11347927A - バッキングパッドの貼り付け方法 - Google Patents

バッキングパッドの貼り付け方法

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JPH11347927A
JPH11347927A JP17389798A JP17389798A JPH11347927A JP H11347927 A JPH11347927 A JP H11347927A JP 17389798 A JP17389798 A JP 17389798A JP 17389798 A JP17389798 A JP 17389798A JP H11347927 A JPH11347927 A JP H11347927A
Authority
JP
Japan
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backing pad
pad
adhesive
polishing
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP17389798A
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English (en)
Inventor
Yasunori Okubo
安教 大久保
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被研磨物を高精度で研磨することができ、貼
り付けのためのコストも低いバッキングパッドの貼り付
け方法を提供する。 【解決手段】 接着剤15が軟化している状態で、バッ
キングパッド16の表面に圧力を印加してこの表面を整
形し、接着剤15の固化後に圧力の印加を解除する。こ
のため、接着剤15やバッキングパッド16がどの様な
断面形状を有していても、また、バッキングパッド16
が柔軟でも、バッキングパッド16の表面を所望の形状
に整形することができる。しかも、圧力の印加は小型且
つ簡単な装置で行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、被研磨物の保
持体のうちで研磨定盤上の研磨パッドとの対向面に、被
研磨物を吸着して保持するためのバッキングパッドを貼
り付けるバッキングパッドの貼り付け方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図4は、半導体装置の製造等に際して用
いられる研磨装置を模式的に示している。この研磨装置
11では、研磨定盤12の上面に研磨パッド13が貼り
付けられており、研磨パッド13の上方で且つ研磨定盤
12とは回転軸を異にする位置にセラミック等から成る
加圧プレート14が配置されている。
【0003】加圧プレート14のうちで研磨パッド13
との対向面には、両面接着テープ等の接着剤15(図5
〜7)を介してポリウレタン樹脂多孔質体等から成るバ
ッキングパッド16が貼り付けられており、バッキング
パッド16とは反対側の面には、球面軸受け17を介し
て加圧軸18が取り付けられている。研磨定盤12の中
心近傍にはスラリーノズル21が配置されており、スラ
リーノズル21はポンプ22を介してスラリータンク2
3に接続されている。
【0004】この様な研磨装置11を用いて例えば半導
体基板を研磨するためには、水の表面張力を利用した水
吸着によってバッキングパッド16で半導体基板24を
保持し、スラリーノズル21から研磨パッド13上に研
磨スラリー25を供給すると共に加圧軸18からの加圧
で半導体基板24を研磨パッド13に当接させつつ、図
4中に矢印で示されている様に研磨定盤12と加圧プレ
ート14とを互いに逆方向に回転させる。
【0005】なお、研磨定盤12と加圧プレート14と
が完全には平行でないこと等によって、研磨定盤12の
回転に伴って、この研磨定盤12と加圧プレート14と
の角度が変動する場合がある。しかし、その場合でも、
球面軸受け17による揺動によって、加圧プレート14
が研磨定盤12に追随する。
【0006】ところで、図5に示す様に、バッキングパ
ッド16の厚さが比較的均一でも接着剤15の厚さがば
らついている場合があり、逆に、図6に示す様に、接着
剤15の厚さが比較的均一でもバッキングパッド16の
厚さがばらついている場合もある。
【0007】このため、接着剤15を介して加圧プレー
ト14にバッキングパッド16を貼り付けただけでは、
接着剤15とは反対側のバッキングパッド16の表面に
凹凸がある。そこで、図7に示す様に、研磨装置による
研磨でバッキングパッド16の表面を平坦化することも
考えられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5、6に示
した様に、接着剤15を介して加圧プレート14にバッ
キングパッド16を貼り付けただけであるためにバッキ
ングパッド16の表面に凹凸があると、半導体基板24
の面内で研磨速度がばらつき、その結果、半導体基板2
4の厚さもその面内でばらつく。そして、この様な研磨
精度のばらつきは十数%〜数十%もあった。
【0009】このため、多層配線構造や微細化のための
トレンチ等に起因して段差が大きくなっている半導体基
板24の表面を平坦化するための化学的機械研磨や、貼
り合わせSOI基板を薄くするための選択研磨等を、高
精度で行うことができなかった。
【0010】一方、図7に示した様に研磨装置による研
磨でバッキングパッド16の表面を平坦化する方法は、
柔軟なバッキングパッド16には適用することができな
い。しかも、研磨装置は一般に大型で且つ複雑なので、
貼り付けのためのコストが高かった。
【0011】更に、研磨定盤12の上面は必ずしも平面
ではなく凸面や凹面である場合が多い。しかし、図7に
示した様に研磨装置による研磨をバッキングパッド16
の表面に施すと、この表面を平面以外の形状にすること
が困難であるので、却って半導体基板24等を高精度で
研磨することができない場合もあった。
【0012】従って、本願の発明は、被研磨物を高精度
で研磨することができ、貼り付けのためのコストも低い
バッキングパッドの貼り付け方法を提供することを目的
としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るバッキン
グパッドの貼り付け方法では、被研磨物の保持体にバッ
キングパッドを貼り付けるための接着剤が軟化している
状態で、接着剤とは反対側のバッキングパッドの表面に
圧力を印加してこの表面を整形し、接着剤の固化後に圧
力の印加を解除する。つまり、軟化状態の接着剤の断面
形状をバッキングパッドの表面に印加する圧力で変化さ
せることによって、バッキングパッドの表面を整形す
る。
【0014】このため、塗布等によって保持体上に設け
られた接着剤やバッキングパッドがどの様な断面形状を
有していても、また、バッキングパッドが柔軟でも、バ
ッキングパッドの表面を所望の形状に整形することがで
きる。しかも、バッキングパッドの表面を整形するため
の圧力の印加は小型且つ簡単な装置で行うことができ
る。
【0015】請求項2に係るバッキングパッドの貼り付
け方法では、研磨定盤の研磨パッド側の面に沿う形状に
バッキングパッドの表面を整形するので、研磨定盤の研
磨パッド側の面が凸面や凹面や平面である場合に応じ
て、バッキングパッドの表面が夫々凹面や凸面や平面に
整形される。
【0016】請求項3に係るバッキングパッドの貼り付
け方法では、被研磨物の保持体にバッキングパッドを貼
り合わせた後の加熱で接着剤を軟化させるので、被研磨
物の保持体にバッキングパッドを貼り合わせための接着
剤として、室温では軟化していない接着剤でも用いるこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図4に示した研磨装置11
の加圧プレート14にバッキングパッド16を貼り付け
る方法に適用した本願の発明の第1〜第3実施形態を、
図1〜3を参照しながら説明する。
【0018】図1が、第1実施形態を示している。図1
(a)に示す様に、この第1実施形態でも、加圧プレー
ト14のうちで研磨パッド13との対向面に両面接着テ
ープ等の接着剤15を介してバッキングパッド16を貼
り合わせるまでは、図5〜7に示した従来例と同様であ
る。従って、接着剤15とは反対側のバッキングパッド
16の表面に凹凸がある。
【0019】しかし、この第1実施形態では、その後、
図1(b)に示す様に、表面が平坦な整形プレート26
をヒータ27で70℃程度に加熱しつつ、100g/c
2の圧力で整形プレート26をバッキングパッド16
の表面に押し付ける。このため、整形プレート26の熱
はバッキングパッド16を介して接着剤15にも加えら
れて、接着剤15が軟化する。
【0020】整形プレート26からバッキングパッド1
6に印加する圧力としては、研磨装置11による研磨中
に加圧プレート14からバッキングパッド16に印加さ
れる圧力程度が望ましいが、軟化している接着剤15が
加圧プレート14とバッキングパッド16との間から流
出しない程度である必要がある。このため、この第1実
施形態では、上述の様に100g/cm2 とした。
【0021】接着剤15が軟化している状態で整形プレ
ート26からバッキングパッド16に圧力が印加される
ので、この圧力が接着剤15にも印加される。このた
め、接着剤15の断面形状が変化して、バッキングパッ
ド16の表面が平坦になる。その後、ヒータ27の温度
を降下させることによってバッキングパッド16及び接
着剤15の温度を室温まで降下させて、接着剤15を固
化させる。
【0022】その後、図1(c)に示す様に、整形プレ
ート26をバッキングパッド16の表面から離間させ
る。この時、接着剤15が既に固化しているので、整形
プレート26をバッキングパッド16の表面から離間さ
せても、バッキングパッド16の表面は平坦なままであ
る。
【0023】図2、3が、夫々第2及び第3実施形態を
示している。図2に示す第2実施形態では、表面が凹状
の整形プレート26を用いてバッキングパッド16の表
面を凸状にし、図3に示す第3実施形態では、表面が凸
状の整形プレート26を用いてバッキングパッド16の
表面を凹状にする。以上の点を除いて、これらの第2及
び第3実施形態も、図1に示した第1実施形態と同様の
工程を実行する。
【0024】なお、接着剤15を軟化させるために整形
プレート26をヒータ27で加熱する温度は、接着剤1
5の種類によって当然に異なる。また、室温で当初から
軟化しており大気に触れることによって固化する接着剤
15を用いれば、整形プレート26をヒータ27で加熱
する必要がない。
【0025】
【発明の効果】請求項1に係るバッキングパッドの貼り
付け方法では、塗布等によって保持体上に設けられた接
着剤やバッキングパッドがどの様な断面形状を有してい
ても、また、バッキングパッドが柔軟でも、バッキング
パッドの表面を所望の形状に整形することができるの
で、被研磨物を高精度で研磨することができる。しか
も、バッキングパッドの表面を整形するための圧力の印
加は小型且つ簡単な装置で行うことができるので、貼り
付けのためのコストが低い。
【0026】請求項2に係るバッキングパッドの貼り付
け方法では、研磨定盤の研磨パッド側の面が凸面や凹面
や平面である場合に応じて、バッキングパッドの表面が
夫々凹面や凸面や平面に整形されるので、研磨定盤の研
磨パッド側の面の形状に制限されることなく被研磨物を
高精度で研磨することができる。
【0027】請求項3に係るバッキングパッドの貼り付
け方法では、被研磨物の保持体にバッキングパッドを貼
り合わせための接着剤として、常温では軟化していない
接着剤でも用いることができるので、接着剤の選択範囲
が広くて、適用範囲が広い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の第1実施形態を工程順に示す側面
図である。
【図2】第2実施形態の途中の工程を示す側面図であ
る。
【図3】第3実施形態の途中の工程を示す側面図であ
る。
【図4】本願の発明を適用し得る研磨装置の模式図あ
る。
【図5】本願の発明の従来例を示しており、接着剤の厚
さがばらついている場合の側面図である。
【図6】本願の発明の従来例を示しており、バッキング
パッドの厚さがばらついている場合の側面図である。
【図7】本願の発明の別の従来例を示しており、バッキ
ングパッドの表面が研磨された場合の側面図である。
【符号の説明】
12…研磨定盤、13…研磨パッド、14…加圧プレー
ト(保持体)、15…接着剤、16…バッキングパッ
ド、24…半導体基板(被研磨物)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被研磨物の保持体のうちで研磨定盤上の
    研磨パッドとの対向面に、前記被研磨物を吸着して保持
    するためのバッキングパッドを貼り付けるバッキングパ
    ッドの貼り付け方法において、 接着剤を介して前記対向面に前記バッキングパッドを貼
    り合わせる工程と、 前記接着剤が軟化している状態で前記バッキングパッド
    の前記接着剤とは反対側の表面に圧力を印加してこの表
    面を整形する工程と、 前記接着剤の固化後に前記印加を解除する工程とを具備
    することを特徴とするバッキングパッドの貼り付け方
    法。
  2. 【請求項2】 前記研磨定盤の前記研磨パッド側の面に
    沿う形状に前記表面を整形することを特徴とする請求項
    1記載のバッキングパッドの貼り付け方法。
  3. 【請求項3】 前記貼り合わせ後の加熱で前記接着剤を
    軟化させることを特徴とする請求項1記載のバッキング
    パッドの貼り付け方法。
JP17389798A 1998-06-05 1998-06-05 バッキングパッドの貼り付け方法 Pending JPH11347927A (ja)

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