JPH11347159A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

ゴルフクラブヘッド

Info

Publication number
JPH11347159A
JPH11347159A JP10181394A JP18139498A JPH11347159A JP H11347159 A JPH11347159 A JP H11347159A JP 10181394 A JP10181394 A JP 10181394A JP 18139498 A JP18139498 A JP 18139498A JP H11347159 A JPH11347159 A JP H11347159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
golf club
face
club head
metal plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10181394A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Naruo
丈司 鳴尾
Koji Sakai
浩司 酒井
Naoyuki Masuda
直幸 益田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mizuno Corp filed Critical Mizuno Corp
Priority to JP10181394A priority Critical patent/JPH11347159A/ja
Publication of JPH11347159A publication Critical patent/JPH11347159A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ゴルフクラブヘッドにおいて、
打球時のゴルフボールの初速度を高めるために、フェー
ス部の構造を改良したことを特徴とするものである。 【解決手段】 複数の金属製板状材4Aを積層し、その
周縁部近傍部4Bのみを溶接やロウ付けや接着等により
溶着乃至は固着して形成したフェース部材4をヘッド本
体2のフェース部3となる表面に接合配置したことを特
徴とするゴルフクラブヘッド1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブヘッ
ド(以下、単にヘッドと省略する)において、打球時の
ゴルフボールの初速度を高めるために、フェース部の構
造を改良したことを特徴とするものである。
【0002】
【従来の技術】最近の研究でヘッドの固有振動数とボー
ルの固有振動数を近傍に設計する方が打球の初速が増大
することが解った。このような固有振動数設計を実現す
るにはフェース部の肉厚を薄くするか、低弾性材料を使
用することが必要である。このため、高張力鋼等の高強
度材料を使用してフェース部の肉厚を薄くしたモデル
や、アルミ合金のように低弾性材料をフェース部に用い
る設計がなされている。その他、低弾性・高強度の物性
を併せ持つβ系チタニウム合金を用いるモデルもある。
【0003】又、構造的には、特開平6−86757号
に開示された発明のように異なる複数の材料を積層した
ヘッドが公知となっている。特開平6−269518号
に開示されているように補強材をフェース部から離して
配置したヘッドや、実開昭56−6471号のようにフ
ェース部の内部にスリット状の隙間を設けるヘツドや特
開平7−246260号のように近傍に密閉空間を設け
たヘッドが開示され公知になっている。更に、登録実用
新案第3029832号に開示されているヘッドのよう
に、硬靭性金属層と軟質金属層とを交互に積層状に接合
された多層のフェース体がヘッド本体のフェース面とな
る表面に接合れている靭性クラッドフェースを有するヘ
ッドも公知となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来か
ら公知のヘッドにおいては、以下のような問題点を有し
ていた。即ち、高張力鋼のような高強度材やβ系チタン
といった高強度、低弾性の素材を使用したヘッドでは素
材選択の幅が限られる上、概ね高価であり、一方、低弾
性素材を使用したヘッドにおいては、押並べて強度も低
く数回の打撃で窪みができてしまうと言った問題点を有
していた。そのため、これらの問題点を防ぐためには、
ヘッドの肉厚を厚くしなければならず、低弾性素材を使
用する効果がなくなっていまうと言った新たな問題をも
生じる結果となった。又、特開平6−86757号や登
録実用新案第3029832号のように、異なる素材を
フェース部に積層する構造のヘッドでは、積層する素材
を接着剤やクラッド接合等により強固に固着されている
ため、積層された素材は、接合面全面で固着されること
により隙間や遊びの空間がないため、実質的には1枚物
と同様の動きをするので、固有振動数が下がらず、その
ため反発特性が低下する傾向が顕著であった。
【0005】一方、補強材をフェース部から離して配置
する構造のヘッドにおいては、フェース部に許容以上の
衝撃が加わった場合に後方に設けたリブがフェース部の
破壊を防ぐために配置されているが、実際にはこの構造
では、ゴルファーがクラブをスイングした際にヘッドス
ピードがある一定速度以上にならなければ、フェース部
が思った程撓まず、そのため補強材に接触したりしなか
ったりするため安定して打球の初速を早める性能を発揮
できないと言った問題点を有していた。その他、フェー
ス部の内部にスリット状の隙間を設ける構造のものも同
様の問題点を有していた。
【0006】又、密閉空間を設け気体の圧縮力を利用す
る構造のものは、密閉空間の体積が極めて微少であるた
め、その体積の如何で効果に差が生じる程、顕著な効果
は期待出来ないと言った問題点を有していた。更に、固
着時に加熱を行うことが多いので気体が膨張し密閉空間
を作ること自体が困難であり、可能であるにしても周辺
部にシーリングを施す等、余分な行程を必要とするた
め、製造コストが高くなると言った問題点を有してい
た。本発明は、アイアンヘッド及びウッドヘッドにおい
て、強度を損なうことなく、又、ゴルファーのヘッドス
ピードに関係なく安定的に打球の初速を高める構造のフ
ェース部を有するヘッドを提供することを目的になされ
たものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるヘッド
は、複数の金属製板状材を積層し、且つ該金属製板状材
の周縁近傍部のみを固着して形成したフェース部材をヘ
ッド本体のフェース部となる表面に接合配置したヘッド
あり、金属製板状材の周縁近傍部が固着され、それ以外
の面は拘束されていないことにより、打球時のゴルフボ
ールへの反発特性をより向上するヘッドである。なお、
本発明に係わるヘッドにおいては、前記金属製板状材の
周縁近傍部のみを固着する際、全周に渡って固着するこ
とも出来るし、全周の一部分を固着してもよい。積層す
る素材は異種素材を組み合わせても構わないし、同種素
材でも良い。又、肉厚は異種素材を組み合わせて使用す
る場合は素材により設定しなければならないが、同種素
材の場合は、積層されないフェース部の肉厚に対して1
〜1.5倍であれば良い。
【0008】
【発明の実施の形態】上記課題を解決するため、請求項
1記載の発明は、複数の金属製板状材を間隙が生じない
ように積層し、且つ該金属製板状材の周縁近傍部のみを
固着して形成したフェース部材をヘッド本体のフェース
部となる表面に接合配置したことを特徴とするゴルフク
ラブヘッドである。
【0009】請求項2記載の発明は、複数の金属製板状
材が間隙を有しないように積層され、且つ該金属製板状
材の周縁近傍部のみを固着して形成したフェース部材を
ヘッド本体のフェース部に形成された凹部に嵌合一体化
したことを特徴とするゴルフクラブヘッドである。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のヘッドにおいて、フェイス部材を構成する複数の金
属製板状材は、1枚あたりの肉厚が0.8〜2.0mm
であることを特徴とするゴルフクラブヘッドである。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3記載のヘッドにおいて、フェイス部材を構成する複数
の金属製板状材の総肉厚は、1.6〜5.0mmである
ことを特徴とするゴルフクラブヘッドである。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
又は4記載のヘッドにおいて、フェイス部材を構成する
複数の金属製板状材は、各々が同種系金属素材により構
成されたことを特徴とするゴルフクラブヘッドである。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1、2、3
又は4記載のヘッドにおいて、フェイス部材を構成する
複数の金属製板状材は、各々が異種系金属素材により構
成されたことを特徴とするゴルフクラブヘッドである。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1、2、
3、4又は5記載のヘッドにおいて、フェイス部材を構
成する複数の金属製板状材は、ヘッド本体と同種系金属
素材により構成されたことを特徴とするゴルフクラブヘ
ッドである。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5又は6記載のヘッドにおいて、フェイス部材
を構成する複数の金属製板状材は、ヘッド本体と異種系
金属素材により構成されたことを特徴とするゴルフクラ
ブヘッドである。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6又は7載のヘッドにおいて、積層された
フェース部の肉厚は、積層されないフェース部の肉厚に
対して1〜1.5倍に構成されたことを特徴とするゴル
フクラブヘッドである。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、7、8又は9記載のヘッドにおいて、
フェイス部材を構成する複数の金属製板状材は、引張り
弾性率が5600〜12000kgf/mm2 である素
材からなることを特徴とするゴルフクラブヘッドであ
る。
【0018】本発明に係わるゴルフクラブヘッドにおい
ては、フェース部の強度を落とすことなくボールの初速
を高め、ひいては飛距離を増大させることのできるゴル
フクラブヘッドを提供するものである。ゴルフクラブヘ
ッドの固有振動数とボールの固有振動数が一致すること
が、ボールの初速を速める上で重要であることが特開平
2−167181号において開示されている。ボールの
振動数は900〜1000Hzの間にある。図7はゴル
フクラブヘッドの振動数を変化させたときのゴルフボー
ルの初速の変化を示すグラフである。従来、ゴルフクラ
ブヘッドのフェース部は1枚素材で構成されるが、本発
明のように金属製板状材を複数枚に分割し、且つ肉厚が
大幅に厚くならなければ、1枚の素材で構成するよりも
見かけのバネ常数が低下するため、ヘッドの固有振動数
が低下し、ボールの固有振動数に近づくため、反発特性
がより良好となるものである。
【0019】表1は、1枚素材のフェース部(フェース
部材の厚みt:3mm)と2枚積層フェース部(フェー
ス部材の厚みt:1.5mm×2枚=3mm)のバネ常
数や曲げ強度、ヘッドの固有振動数等の比較値を示す表
である。即ち、1枚素材のフェース部を採用したヘッド
のバネ常数は、10237kgf/mmであり、曲げ強
度は、316kgf/mm2 であり、ヘッドの固有振動
数は、1340Hzであった。一方、2枚積層フェース
部(フェース部材の厚みt:1.5mm×2枚=3m
m)を採用したバネ常数は、5662kgf/mmであ
り、曲げ強度は、302kgf/mm2 であり、ヘッド
の固有振動数は1080Hzであった。このことから本
発明のように複数枚の金属製板状材を積層したフェース
部の方が、バネ常数、曲げ強度、固有振動数を低減でき
結果的にゴルフボールの初速が上がり、ひいては飛距離
を伸ばすことができるのである。このように積層したフ
ェース部を用いても強度は低下しないことがわかるほ
か、本発明はフェース部の強度を落とすことなく、ボー
ルの初速を速めることができるものである。
【0020】
【表1】
【0021】
【実施例】本発明に係わるゴルフクラブヘッドの好適な
実施例の一つを図面等を用いて説明する。まず、図1乃
至図3に示すように、複数の金属製板状材4Aを積層
し、その周縁部近傍部4Bのみを溶接やロウ付けや接着
等により溶着乃至は固着して形成したフェース部材4を
ヘッド本体2のフェース部3となる表面に接合配置した
ことを特徴とするゴルフクラブヘッド1である。なお、
フェース部材4をヘッド本体2のフェース部3となる表
面に接合配置する際に、図2乃至図3に示すようにヘッ
ド本体2のフェース部3aに貫通部3cを形成してもよ
いし、図示はしなかったが貫通部のない壁面3bとする
ことも可能である。
【0022】なお、本発明に係わるゴルフクラブヘッド
1のその他実施例としては、図4乃至図7に示すように
複数の金属製板状材4Aが間隙を有しないように積層
し、金属製板状材4Aの周縁近傍部4Bのみを固着して
フェース部材4を形成し、ヘッド本体2のフェース部3
に形成された凹部3Aに嵌合一体化したゴルフクラブヘ
ッド1である。なお、その際、図4乃至図5に示すよう
に、ヘッド本体2のフェース部3に形成された凹部3A
の形態としては、凹部3Aに壁面3Bが形成された構成
にすることが出来る。このような、構成にすることによ
り、フェース部3のバネ定数や曲げ強度、ゴルフクラブ
ヘッドの固有振動数を補強することができるため、金属
製板状材4Aの厚みを薄く設定することが可能となる。
【0023】又、図6乃至図7に示すように、ヘッド本
体2のフェース部3に形成された凹部3Aの形態として
は、凹部3Aの壁面3Bに貫通部3Cを形成した構成に
することが出来る。このような、構成にすることによ
り、フェース部3のバネ定数や曲げ強度、ヘッドの固有
振動数をより低減することができるため、金属製板状材
4Aの厚みを多少なり厚く設定することが可能となる。
このように、ヘッド本体2のフェース部3に形成された
凹部3Aの構成を選択することにより、フェース部3の
バネ定数や曲げ強度やヘッドの固有振動数を変化させる
ことが可能となりゴルフクラブヘッド自体の設計の自由
度の幅が広がる効果を奏するものである。
【0024】更に、図7に示すように、フェイス部材4
を構成する複数の金属製板状材4Aは、1枚当たりの肉
厚が0.8〜2.0mmになるように形成されたものを
使用することが望ましい。
【0025】又、フェイス部材4を構成する複数の金属
製板状材4Aの総肉厚としては、1.6〜5.0mmの
範囲に設定して使用することが、反発特性や強度面や耐
久性を向上さすことが出来る。
【0026】なお、本発明に係るゴルフクラブヘッド1
においては、図5に示すように、フェイス部材4を構成
する複数の金属製板状材4Aは、各々が同種系金属素材
4aにより構成されたものを使用することが出来るもの
である。
【0027】その他、本発明に係るゴルフクラブヘッド
1においては、図11に示すように、フェイス部材4を
構成する複数の金属製板状材4Aは、各々が異種系金属
素材4b、4c、4dにより構成されたものを使用する
ことが可能である。
【0028】又、本発明に係るゴルフクラブヘッド1に
おいては、図10に示すように、フェイス部材4を構成
する複数の金属製板状材4Aは、ヘッド本体2と同種系
金属素材4aにより構成されたものを使用することも可
能である。
【0029】更に、本発明に係るゴルフクラブヘッド1
においては、フェイス部材4を構成する複数の金属製板
状材4Aをヘッド本体2とは異なる異種系金属素材4b
により構成されたものを使用することも可能である。
【0030】又、本発明に係るゴルフクラブヘッド1に
おいては、フェース部3の形状としては、図1から図9
に示すように、ヘッド本体2のフェース部3の全面形状
であってもよいし、図示はしていないが従来のパーシモ
ンヘッドに挿着されていた台形形状のフェース部材であ
ってもよい。なお、その場合には、積層されたフェース
部3の肉厚は、積層されないフェース部3’の肉厚に対
して1〜1.5倍に構成することが望ましい。
【0031】なお、本発明に係るゴルフクラブヘッド1
においては、フェイス部材4を構成する複数の金属製板
状材4Aは、引張り弾性率が5600〜12000kg
f/mm2 である素材を使用することが望ましい。
【0032】以上のように、本発明に係るゴルフクラブ
ヘッド1においては、図3や図5に示す断面図のよう
に、フェース部3の肉厚は打球時の衝撃に耐え得るよう
に、他の部分より厚肉になっており、ステンレス系の素
材では2.5〜2.8mm、チタニウム系の素材では
2.0〜3.0mmであるが、本発明の効果は複数に分
割すれば得られるので、少なくとも2層以上の積層数が
あれば効果を発揮出来るものである。又、積層されたフ
ェース部と従来品の肉厚は略同じであるが、素材によっ
ては見かけのバネ定数が小さくなりすぎるものがあるた
め、本発明のフェイス部材4の肉厚を従来品の肉厚の
1.5倍まで厚くして調整することも可能である。その
他、従来のヘッドは多くが補強用のリブを採用している
ものもあるが、本発明におけるフェイス部材4の肉厚に
はリブは含まないものである。
【0033】なお、図10乃至図11に示すように、本
発明に係るゴルフクラブヘッド1のフェイス部材4を構
成する複数の金属製板状材4Aは、積層されているが各
々の素材間の接合表面4Cは、溶接や蝋付けや接着剤に
より完全に密閉された状態ではなく、金属製板状材4の
周縁近傍部4Bのみを固着しているため、素材の表面仕
上げ精度やヘッド加工時の残留歪みの度合いにもよる
が、間隙5が0.01〜0.2mmになるように積層構
成されていることになり、この間隙5によって金属製板
状材4Aは複数枚に分割された構成になり、1枚の素材
で構成するよりも見かけのバネ常数が低下するため、ゴ
ルフクラブヘッド自体の固有振動数が低下し、ボールの
固有振動数により近づくため、反発特性が極めて良好と
なるものである。
【0034】その他、本発明に係るゴルフクラブヘッド
1のフェイス部材4は、複数の金属製板状材4Aの周縁
近傍部4Bの全周を隈無く溶接や蝋付けや接着剤により
溶着乃至は固着することも出来るが、周縁近傍部の全周
を隈無く固着せずに部分的に固着してもよく、このよう
に構成することにより、空間が発生しても密閉空間にな
らないので、空気の膨張による固着の不良が発生するこ
ともない。なお、金属製板状材4Aは等肉厚で良いが、
最外層にはスコアラインという溝が設けられるので強度
上の考慮から他の金属製板状材4Aより厚くすることが
望ましい。
【0035】
【発明の効果】本発明に係わるゴルフクラブヘッドは、
上記のような構成であるため、フェース部の強度を損な
うことなく、ゴルフクラブヘッドのフェイス部材を構成
する複数の金属製板状材が積層されているが各々の素材
間の接合表面は、溶接や蝋付けや接着剤により完全に密
閉された状態ではなく、金属製板状材の周縁近傍部のみ
を溶着乃至は固着したことにより、各々の金属製板状材
間には間隙が介在することにより金属製板状材は複数枚
に分割された構成になり、1枚の素材で構成するよりも
見かけのバネ常数が低下するため、ゴルフクラブヘッド
自体の固有振動数が低下し、ボールの固有振動数により
近づくため、反発特性が極めて良好となり、ゴルフボー
ルの飛距離増大にもっとも効果のある打球時のボールの
初速度を高めることができると言った効果を奏するもの
である。又、本発明に係るゴルフクラブヘッドは、ヘッ
ド本体とフェース部材の接合方法を選択することによ
り、設計の自由度を向上さす効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるゴルフクラブヘッドを示す斜視
図。
【図2】本発明に係わるゴルフクラブヘッドを示す斜視
図。
【図3】本発明に係わるゴルフクラブヘッドのフェース
部を示す要部断面図。
【図4】本発明に係わるゴルフクラブヘッドのその他実
施例を示す斜視図。
【図5】本発明に係わるゴルフクラブヘッドのフェース
部を示す要部断面図。
【図6】本発明に係わるゴルフクラブヘッドのその他実
施例を示す斜視図。
【図7】本発明に係わるゴルフクラブヘッドのフェース
部を示す要部断面図。
【図8】本発明に係わるゴルフクラブヘッドのフェース
部を示す要部断面斜視図。
【図9】本発明に係わるゴルフクラブヘッドのフェース
部を示す要部断面斜視図。
【図10】本発明に係わるゴルフクラブヘッドのフェー
ス部を示す要部断面斜視図。
【図11】本発明に係わるゴルフクラブヘッドのフェー
ス部を示す要部断面斜視図。
【図12】ゴルフクラブヘッドの固有振動数を変化させ
たときのボールの初速の変化を示すグラフ。
【符号の説明】
1 ゴルフクラブヘッド 2 ヘッド本体 3 フェース部 3’ フェース部 3A 凹部 3B 壁面 3C 貫通部 3a フェース部 3b 壁面 3c 貫通部 4 フェース部材 4A 金属製板状材 4B 周縁近傍部 4C 接合面 4a 同種系金属素材 4b 異種系金属素材 4c 異種系金属素材 4d 異種系金属素材 5 間隙

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の金属製板状材を積層し、且つ該金属
    製板状材の周縁近傍部のみを溶着乃至は固着して形成し
    たフェース部材をヘッド本体のフェース部となる表面に
    接合配置したことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 【請求項2】複数の金属製板状材を積層し、且つ該金属
    製板状材の周縁近傍部のみを固着して形成したフェース
    部材をヘッド本体のフェース部に形成された凹部に嵌合
    一体化したことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  3. 【請求項3】前記フェイス部材を構成する複数の金属製
    板状材は、1枚あたりの肉厚が0.8〜2.0mmであ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のゴルフクラブ
    ヘッド。
  4. 【請求項4】前記フェイス部材を構成する複数の金属製
    板状材の総肉厚は、1.6〜5.0mmであることを特
    徴とする請求項1、2又は3記載のゴルフクラブヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】前記フェイス部材を構成する複数の金属製
    板状材は、各々が同系金属素材により構成されたことを
    特徴とする請求項1、2、3又は4記載のゴルフクラブ
    ヘッド。
  6. 【請求項6】前記フェイス部材を構成する複数の金属製
    板状材は、各々が異種系金属素材により構成されたこと
    を特徴とする請求項1、2、3又は4記載のゴルフクラ
    ブヘッド。
  7. 【請求項7】前記フェイス部材を構成する複数の金属製
    板状材は、ヘッド本体と同系金属素材により構成された
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、又は5記載の
    ゴルフクラブヘッド。
  8. 【請求項8】前記フェイス部材を構成する複数の金属製
    板状材は、ヘッド本体と異種系金属素材により構成され
    たことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記
    載のゴルフクラブヘッド。
  9. 【請求項9】積層されたフェース部の肉厚は、積層され
    ないフェース部の肉厚に対して1〜1.5倍に構成され
    たことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7
    又は8記載のゴルフクラブヘッド。
  10. 【請求項10】前記フェイス部材を構成する複数の金属
    製板状材は、引張り弾性率が5600〜12000kg
    f/mm2 である素材からなる請求項1、2、3、4、
    5、6、7、8又は9記載のゴルフクラブヘッド。
JP10181394A 1998-06-11 1998-06-11 ゴルフクラブヘッド Pending JPH11347159A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10181394A JPH11347159A (ja) 1998-06-11 1998-06-11 ゴルフクラブヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10181394A JPH11347159A (ja) 1998-06-11 1998-06-11 ゴルフクラブヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11347159A true JPH11347159A (ja) 1999-12-21

Family

ID=16099982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10181394A Pending JPH11347159A (ja) 1998-06-11 1998-06-11 ゴルフクラブヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11347159A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2378397B (en) * 2000-03-14 2004-07-07 Callaway Golf Co A golf club head having a striking face with improved impact efficiency
JP2004358224A (ja) * 2003-05-01 2004-12-24 Acushnet Co ボールの飛行および軌道を制御するために曲げ剛性に変動をもたせたゴルフクラブヘッド
WO2005028038A1 (ja) * 2003-09-22 2005-03-31 The Yokohama Rubber Co., Ltd. ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ
US9192824B1 (en) * 2008-12-11 2015-11-24 Taylor Made Golf Company, Inc. Golf club head
US20160089581A1 (en) * 2011-11-28 2016-03-31 Acushnet Company Co-forged golf club head and method of manufacture
US11065513B2 (en) 2011-11-28 2021-07-20 Acushnet Company Set of golf club heads and method of manufacture
US11918867B2 (en) 2011-11-28 2024-03-05 Acushnet Company Co-forged golf club head and method of manufacture

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2378397B (en) * 2000-03-14 2004-07-07 Callaway Golf Co A golf club head having a striking face with improved impact efficiency
JP2004358224A (ja) * 2003-05-01 2004-12-24 Acushnet Co ボールの飛行および軌道を制御するために曲げ剛性に変動をもたせたゴルフクラブヘッド
WO2005028038A1 (ja) * 2003-09-22 2005-03-31 The Yokohama Rubber Co., Ltd. ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ
US9192824B1 (en) * 2008-12-11 2015-11-24 Taylor Made Golf Company, Inc. Golf club head
US20160089581A1 (en) * 2011-11-28 2016-03-31 Acushnet Company Co-forged golf club head and method of manufacture
US10207162B2 (en) * 2011-11-28 2019-02-19 Acushnet Company Co-forged golf club head and method of manufacture
US20190175997A1 (en) * 2011-11-28 2019-06-13 Acushnet Company Co-forged golf club head and method of manufacture
US10722767B2 (en) 2011-11-28 2020-07-28 Acushnet Company Co-forged golf club head and method of manufacture
US11065513B2 (en) 2011-11-28 2021-07-20 Acushnet Company Set of golf club heads and method of manufacture
US11504589B2 (en) 2011-11-28 2022-11-22 Acushnet Company Set of golf club heads and method of manufacture
US11918867B2 (en) 2011-11-28 2024-03-05 Acushnet Company Co-forged golf club head and method of manufacture

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7402113B2 (en) Golf club head and golf club
US6319150B1 (en) Face structure for golf club
US20030157995A1 (en) Explosion bonded laminated face inserts for golf clubs
WO2005056125A1 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP2007229391A (ja) ゴルフクラブヘッド
JPH08229166A (ja) ゴルフ用ウッドクラブヘッド
KR20010074709A (ko) 골프 클럽 헤드용 섬유 강화 금속 타격 삽입체
JP4358766B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JPH08280855A (ja) ゴルフクラブヘッド
JPH11114102A (ja) ゴルフクラブ
JP3762906B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP3459173B2 (ja) ゴルフクラブヘッドのフェース部材固着方法
JPH11347159A (ja) ゴルフクラブヘッド
JP4651442B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP2003062135A (ja) ゴルフクラブ
JP2003260153A (ja) ゴルフクラブヘッド
JP3124540U (ja) ゴルフクラブヘッド
JP5156994B2 (ja) アイアンゴルフクラブヘッドおよびアイアンゴルフクラブ
JP4528281B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
US6743119B2 (en) Reinforced golf club head
JP2006326270A (ja) ゴルフクラブヘッド
JP2007044253A (ja) ゴルフクラブヘッド
JPH06142239A (ja) ゴルフクラブヘッド
JP4293531B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP3704441B2 (ja) ゴルフクラブヘッド用フェース

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070726

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071115