JPH11347124A - 注射器 - Google Patents

注射器

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JPH11347124A
JPH11347124A JP11066135A JP6613599A JPH11347124A JP H11347124 A JPH11347124 A JP H11347124A JP 11066135 A JP11066135 A JP 11066135A JP 6613599 A JP6613599 A JP 6613599A JP H11347124 A JPH11347124 A JP H11347124A
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JP
Japan
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barrel
syringe
plunger
stopper
needle
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Pending
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JP11066135A
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English (en)
Inventor
Laurent Barrelle
ローラン・バレル
Francois Mansour
フランソア・マンスール
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Becton Dickinson France SA
Original Assignee
Becton Dickinson France SA
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注射器を提供すること。 【解決手段】 予備充填可能な注射器は、開放近位端部
及び遠位端部を有し、両端部の間に、注射用水のような
pHシフト感受性の物質を受容するための少なくとも1
つの室が形成されている細長いバレルを有する。バレル
は、好ましくは、8%未満、好ましくは約4%以下の低
ナトリウム濃度を有する低抽出性イオンガラスから製造
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に注射器に関
し、さらに詳しくは、低抽出性イオンガラス製の予備充
填可能な注射器であって、例えば注射用水のような、p
Hシフト感受性物質を予備充填するために特に適した上
記注射器に関する。
【0002】
【従来技術】予備充填可能な(prefillable)注射器は当
業者に周知であり、典型的に、向かい合った近位端部及
び遠位端部と、それらの間の、例えば流体のような物質
を受容するための少なくとも1つの室とを有する細長い
バレルを包含する。基本的に、2種類の注射器、即ち、
バレルの1端部が先端部分を含むように成形され、他方
の端部がフランジ部分を含むように成形されている第1
種類と、バレルの両端部が第1種類に比べて基本的には
成形されていない状態である第2種類とが存在する。単
一室を有する、このような注射器の第1種類の例は、米
国特許第4,964,866号(Szwarc)、第
4,986,818号(Imbert等)及び第5,6
07,400号(Thibault)に開示され、多重
室を有する例は米国特許第4,599,082号(Gr
imard)、第4,613,326号(Szwar
c)及び第4,929,230号(Pfleger)に
開示され、第2種類の例は米国特許第4,235,23
5号(Bekkering)とEPO特許第340,8
80号(Schreuder)に開示されており、これ
らの特許の開示はそれらの全体において本明細書に援用
される。
【0003】しかし、このような注射器の使用に関連し
ては、pHシフト感受性物質を予備充填して、長期間に
わたって保存するときに、注射用水に関して許容される
薬局方範囲(Pharmacopiea range)5〜7の外側のpHシ
フトを含めた、幾つかの欠点及び限定が存在する。pH
レベルのこのような許容されないシフトを減ずる又は最
小にしようとする試みは、「非経口溶液のパッケージン
グに使用可能なガラス種類についての概観」なる題名の
S.V.Sangaによる論文、“Journal ofParenter
al Drug Association、33巻、2号、61〜67頁
(1979年、3月〜4月)に開示された方法のような
方法によってガラスを処理することを含んでいる。それ
にも拘わらず、このような試みにも拘わらず、pHシフ
トは依然として存在する。
【0004】したがって、上述した先行技術注射器に関
連した問題及び限定を解消する又は少なくとも最小にす
る予備充填可能な注射器の必要性が存在しており、これ
らの問題のなかで最も重要な問題は注射器に充填された
物質のpHレベルの許容されがたいシフトである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した先行技術注射
器とは対照的に、例えば注射用水のようなpH感受性物
質を予備充填するために特に適した予備充填可能な注射
器を本発明によって構成することができることが判明し
ている。詳しくは、8%未満、好ましくは約4%以下の
ナトリウム含量を有する低抽出性イオンガラスから、注
射器を製造する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の予備充填可能な
注射器は、近位端部及び遠位端部を有し、両端部の間に
少なくとも1つの室が形成されている細長いバレルを含
む。プランジャーがバレル内に密封可能に配置され、バ
レルに対して移動可能であり、少なくとも1種類のpH
感受性物質が室内に存在する。バレルは低抽出性イオン
ガラスから製造されるので、バレル内に入れられる物質
のpHは、長期間にわたって、所望の範囲内に維持され
る。
【0007】予備充填可能な注射器の好ましい実施態様
では、物質は5〜7の範囲内のpHを有する注射用水で
ある。さらに、このpH範囲を少なくとも24か月間の
期間にわたって維持することができる。
【0008】好ましい実施態様では、本発明の予備充填
可能な注射器は、開放前端部を有する、低抽出性イオン
ガラス製の中空シリンダーの形状の概して円筒形のバレ
ルと;該バレル内に密封可能に配置され、該バレルに対
して移動可能であるプランジャーと;バレルの内径より
もやや大きい外径を有し、バレルの前端部を密封する手
段を含む円筒形ストッパーと、バレルの前端部に密封関
係で取り付けられたカラーと、注射針に流体を案内する
ように機能する開口を含む回転対称的後面を有する、注
射針に密封可能に結合するネック、及び該カラーに密封
可能に結合する後端部と該ネックに密封可能に結合する
前端部を有する中空の内部シャフトを含む針ホルダーで
あって、該シャフトの内壁と該ネックの後面とが該シャ
フトの後端部から該開口まで達する1個以上のスロット
を画定する上記針ホルダーとを包含する。
【0009】本発明の種々な態様(features)、目的、利
益及び利点は、好ましい実施態様の以下の詳細な説明を
請求の範囲と共に、図面に関連して読むならばいっそう
明らかになると思われる、図面において同様な参照番号
は対応する要素を同定する。
【0010】本発明の好ましい注射器を図1〜6に示
す、これらの注射器は一般に表示10を含む。図1を参
照すると、本発明の注射器10は細長いバレル又はシリ
ンダー11を含み、バレル11では、プランジャー12
が1端部(開放近位端部)に備えられ、他方の端部は針
ガード14(遠位端部)を含み、近位端部と遠位端部と
の間には物質を受容するための少なくとも1つの室が形
成される。針ガード14は注射器と針とを貯蔵中に無菌
状態に維持する。
【0011】プランジャーは、例えばねじ留め(screwin
g)によってプランジャーに固定されたプランジャーロッ
ドによって移動することができる。プランジャーが位置
する同じ端部に、バレルは、いわゆるスナップ−キャッ
プ(snap-cap)原理によってバレルに固定されるフィンガ
ーグリップ16を有する。フィンガーグリップは好まし
くはやや弾性材料、例えばプラスチックから構成され
る。バレルは低抽出性イオンガラスから製造され、この
材料についての詳細は以下で考察する。他の実施態様で
は、フィンガーグリップは半径方向の外方に突出するバ
レルのフランジ様部分である。もちろん、当業者に公知
の他の構造も可能である。
【0012】バレルを閉鎖するストッパー17はプラン
ジャーから離れたバレル端部に位置する。プランジャー
とストッパーとは弾性材料、好ましくは薬学的品質(pha
rmaceutical quality)のゴムから製造される。
【0013】注射針13はバレルに針ホルダー18によ
って固定される。針ホルダーは、針を保持するネック1
9と、シャフト20と、カラー21とを有する。針ホル
ダーは好ましくは、やや弾性であるが耐変形性を有する
材料、例えばプラスチックから製造され、スナップ−キ
ャップ構造によってバレルの端部に固定される。他の実
施態様では、針ホルダーはねじ留め結合若しくは接着剤
結合によって、又はバレルがカラーをも含むときは、ク
ランプ環(clamping ring)によってバレルに固定される
ことができる;後者の実施態様では、針ホルダーはバレ
ルのカラーの周囲にフランジを付けたようになることも
できる。
【0014】1個以上のスロット22がシャフト20の
内壁とネックの後面とに設けられる。これは、図1のラ
インIII−IIIで切断され、針の方向から観察され
た針ホルダーのシャフトの横断面図である図3に詳細に
示される。1個のスロットを図3に示すが、より多くの
スロットを針ホルダーに備えることができる。スロット
(単数又は複数)はカニューレの後端部に達する。横断
面において、スロットは図3に示すように円の一部であ
りうるが、サイズが充分な注射液を容易に通過させるこ
とができるようなサイズであるかぎり(このことはスロ
ットの直径又はスロットの総横断面がカニューレと少な
くとも同じ大きさであるならば達成される)、他の形状
も可能である。針ホルダーのシャフトは、ストッパーが
軸方向に前方に滑動するときにストッパーがシャフトに
よって摩擦しながら受容されるように;したがって、シ
ャフトに設けられたスロットを別にして、シャフトの内
径がバレル11の内径とほぼ同じ大きさであるように、
構成される。針ホルダーのシャフトはストッパーよりも
やや長いので、ストッパーが針ホルダーのネックの後壁
とは反対方向に前進するときに、バレルに隣接するスロ
ット(単数又は複数)部分23は開放される。このこと
は、図1の注射器が始動されている、即ち、注射を投与
する準備がされている位置に移動している図2に明確に
示される。この位置において、注射液は妨害されずにス
ロットを介してカニューレに達することができる。必要
な場合には、針プロテクターをプランジャーロッドとし
ても役立つように構成することができる。この場合に、
注射を投与する前に、針プロテクターを針から除去し
て、注射器の他方の端部においてプランジャーに固定す
る。
【0015】一般に、針プロテクターを含む注射器は、
針プロテクターが既に除去されているかどうかを表示す
る安全要素を有する。キャップ形状のこのような安全要
素は例えば米国特許第3,995,630号に述べられ
ている。
【0016】図4にその縦断面図を示す、他の実施態様
では、針はバレルに対して離心的である。このような構
造は、時には、大きいバレル直径を有する注射器におい
て望ましい。
【0017】図5にその縦断面図を示す、他の実施態様
では、注射器は所定の位置に針を備えて保存されない。
使用前に、針は針ハブ(needle hub)によって針ホルダー
のネック24上に位置づけられる。この結合のために、
好ましくは、いわゆるLuerコーン(cone)が用いられ
る。この実施態様では、針ホルダーのネック中の開口2
5が保護キャップ26によって外側で閉鎖され、保護キ
ャップ26は注射器と針ホルダーとの無菌性を保証す
る。針ホルダーに設けられたスロット22はネックの端
部中に突出する。
【0018】図6は注射器の二部式実施態様を示す。注
射針を有する針ホルダーはLuerコーン付きの針ホル
ダーとして構成することもでき、この場合に、針は別に
供給される。バレルへの針ホルダーの結合はスナップ−
キャップ構造として示される。同様に有効な構造で、バ
レルの各端部は半径方向の外方に突出して、バレルとの
1つのアセンブリを形成するフランジを含み;後側で
は、フランジはフィンガーグリップを形成し、前側で
は、フランジは針ホルダーへの連結を形成する。分配を
促進するために、バレルは両側において対称的であるこ
とが好ましい。
【0019】後方に向かうプランジャーの端面と、前方
に向かうプランジャーの端面とは、薬剤の残留量を最小
にするために、両方とも回転対称形であり、相補的であ
ることが好ましい。注射器のさらに好ましい実施態様で
は、両方の面は実質的に平坦である。さらに、前記後面
に設けられたスロット(単数又は複数)の他に、ストッ
パーの前面と針ホルダーのネックの後面とは相補的な面
であることが好ましく;注射器のこの好ましい実施態様
では、注射後に注射器に残留する薬剤量も可能なかぎり
少量になる。
【0020】本発明を用いる注射器は、注射液中に場合
によっては存在する“粒状物質”のような好ましくない
物質を阻止するために役立つ、いわゆる“最終フィルタ
ー”を含むこともできる。このようなフィルターは、例
えば、針とネック後面との間にこのために設けられたキ
ャビティ中の針ホルダーのネックのダクトにおける後側
に配置されることが好ましい。
【0021】図1〜6において例証された本発明の注射
器10の実施態様に関連して下記組成のガラスを用いて
実験をおこなった。
【0022】
【実施例】
実施例1 酸化物 ガラス組成中の% SiO2 81% B23 13 Al23 2 Na2O+K2O 4 CaO+MgO <0.1 BaO 0.00 Fe23 0.03 Cl <0.05 As 0.00 上記組成物は、32×10-7の膨張係数(0〜300
℃)を示した。
【0023】さらに、上記組成物から製造された注射器
10を、2〜3週間の期間にわたる1、3及び5サイク
ルの促進老化において、120℃を越える高温における
オートクレーブ処理にさらしたときに、注射用水は5〜
7の範囲内に留まるpHシフトを示し、この注射用水は
少なくとも12か月間、好ましくは24か月間の長期間
にわたって維持されうると解釈されることができる。
【0024】8%未満、好ましくは4%以下の範囲内の
ナトリウムを含むガラスの他の製剤を用いることができ
ることを認識すべきである。さらに、ナトリウムは、低
膨張性ガラスと一般に呼ばれる1種類の低抽出性イオン
ガラスの1例に過ぎず、例えばカリウム、カルシウム等
のような、他のイオンも単独で又は他のイオンとの組合
せて考えられることを理解すべきである。また、組成物
が着色に関する照射安定性を得るために酸化セリウムを
包含することができることを理解すべきである。このよ
うなものとして、注射器は例えばγ線、電子ビーム、X
線等による照射によって滅菌可能であり、このことは殺
菌剤によって達することが困難な領域が存在する場合
に、他の滅菌方法を凌駕して有利であると考えられる。
【0025】使用 本発明の予備充填可能な注射器10の好ましい実施態様
を説明したが、その使用を次に説明する。詳しくは、注
射器10を組み立て、例えば米国特許第5,279,5
85号(Balkwill)、第5,531,255号
(Vacca)、第5,519,984号(Veuss
ink等)、第5,373,684号(Vacca)、
第5,207,983号(Liebert等)、第4,
718,463号(Jurgens,Jr.等)及び第
4,628,969号(Jurgens,Jr.等)並
びにPCT出願第WO94/13328号(Hage
n)に開示された手段を含めた、任意の適当な手段によ
って予備充填することができ、これらの特許及び出願の
開示はそれらの全体において本明細書に援用される。
【0026】本発明の好ましい実施態様を単一室を有す
る第2種類の注射器に関連して説明したが、この実施態
様が他の種類の注射器又は多重室注射器に関連しても使
用可能であることを認識すべきである。
【0027】当業者が本発明の予備充填可能な注射器を
実施することができるように、本発明の好ましい実施態
様を説明したが、特許請求の範囲において定義したよう
な、本発明の概念及び要旨から逸脱せずに、変化及び変
更をおこなうことができることを理解すべきである。上
記説明は例証であることを意図するもであり、この説明
を本発明の範囲を制限するために用いるべきではない。
本発明の範囲は特許請求の範囲に関連してのみ決定され
るべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】注射器を輸送し、貯蔵することができる状態で
の注射器の縦断面図である。
【図2】注射薬を投与する準備ができている状態の図1
の注射器を示す。
【図3】図1のラインIII−IIIで切断して、針の
方向から観察した図1と2に示した針ホルダーの横断面
図である。
【図4】本発明の他の実施態様の縦断面図である。
【図5】本発明の他の実施態様の縦断面図である。
【図6】本発明の他の実施態様の縦断面図である。
【符号の説明】
10. 注射器 11. バレル 12. プランジャー 13. 注射針 14. 針ガード 15. 中空室 16. フィンガーグリップ 17. ストッパー 19. 針ホルダー 20. シャフト 21. カラー 22. スロット 24. ネック 25. 開口 26. 保護キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランソア・マンスール フランス共和国38180 セイッサン,リュ ー・デ・ラブールール 2

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近位端部及び遠位端部を有し、両端部の
    間に少なくとも1つの室が形成されている細長いバレル
    と:前記バレル内に密封可能に配置され、前記バレルに
    対して移動可能なプランジャーと;前記バレルの前記遠
    位端部に近接して密封可能に配置された密封手段と;前
    記室内に予備充填された、pHシフト感受性の少なくと
    も1種類の物質とを含む注射器10であって、前記バレ
    ルが低抽出性イオンガラスから製造されており、これに
    より、長期間にわたって、前記バレルの前記室内に存在
    する前記物質のpHが所望の範囲内に維持される上記注
    射器。
  2. 【請求項2】 前記物質が注射用水である、請求項1記
    載の注射器。
  3. 【請求項3】 前記注射用水が5〜7の範囲内のpHを
    有する、請求項2記載の注射器。
  4. 【請求項4】 pH範囲が少なくとも12か月間にわた
    って維持される、請求項3記載の注射器。
  5. 【請求項5】 開放前端部を有する、低抽出性イオンガ
    ラス製の中空シリンダーの形状の全体的に円筒形のバレ
    ルと;前記バレル内に密封可能に配置され、前記バレル
    に対して移動可能であるプランジャーと;バレルの内径
    よりもやや大きい外径を有し、バレルの前端部を密封す
    る手段を含む円筒形ストッパーと;バレルの前端部に密
    封関係で取り付けられたカラー、注射針に流体を案内す
    るように機能する開口を含む後面を有する、注射針に密
    封可能に結合するネック、及び該カラーに密封可能に結
    合する後端部と該ネックに密封可能に結合する前端部を
    有する中空の内部シャフトを含む針ホルダーであって、
    該シャフトの内壁と該ネックの後面とが該シャフトの後
    端部から該開口まで達する1個以上のスロットを画定す
    る上記針ホルダーを包含する予備充填可能な注射器。
  6. 【請求項6】 ストッパーの後面がプランジャー方向に
    向いており、プランジャーの前面がストッパー方向に向
    いており、前記両方の面が回転対称的かつ相補的であ
    る、請求項5記載の予備充填可能な注射器。
  7. 【請求項7】 プランジャーの前面がストッパー方向に
    向いており、ストッパーの後面がプランジャー方向に向
    いており、前記面が両方とも平坦な面である、請求項5
    記載の予備充填可能な注射器。
  8. 【請求項8】 前記室に入れられたpHシフト感受性物
    質をさらに含む、請求項1又は5のいずれかに記載の予
    備充填可能な注射器。
JP11066135A 1998-03-13 1999-03-12 注射器 Pending JPH11347124A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US7797898P 1998-03-13 1998-03-13
US60/077978 1998-03-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11347124A true JPH11347124A (ja) 1999-12-21

Family

ID=22141129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11066135A Pending JPH11347124A (ja) 1998-03-13 1999-03-12 注射器

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0943350B1 (ja)
JP (1) JPH11347124A (ja)
DE (1) DE69940412D1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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