JPH11346824A - 化粧料容器 - Google Patents
化粧料容器Info
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- JPH11346824A JPH11346824A JP16388998A JP16388998A JPH11346824A JP H11346824 A JPH11346824 A JP H11346824A JP 16388998 A JP16388998 A JP 16388998A JP 16388998 A JP16388998 A JP 16388998A JP H11346824 A JPH11346824 A JP H11346824A
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- hinge pin
- pin
- hinge
- synthetic resin
- container
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 蝶番ピンを容器本体および蓋体と同様に合成
樹脂製として、その取り外しを不要にして分別収集を容
易にするとともに、蝶番ピンを合成樹脂製とした場合に
あっても、これをピン穴に挿入し易くして組み付け性を
向上する化粧料容器を提供する。 【解決手段】 容器本体１２から突設する第１突起部１
６と、蓋体から突設する第２突起部１８とを嵌合した状
態で、これら第１，第２突起部１６，１８に形成したピ
ン穴１６ａ，１８ａ間に跨って蝶番ピン２０を挿通す
る。蝶番ピン２０を容器本体１２および蓋体１４と同様
に合成樹脂によって形成する。蝶番ピン２０の少なくと
もピン穴１６ａへの挿入側端部に縮径部３０を設ける。
ピン穴１６ａの蝶番ピン２０を受け入れる側の受入側端
部に、蝶番ピン２０が遊嵌される程度の径をもったガイ
ド穴３２を形成する。
樹脂製として、その取り外しを不要にして分別収集を容
易にするとともに、蝶番ピンを合成樹脂製とした場合に
あっても、これをピン穴に挿入し易くして組み付け性を
向上する化粧料容器を提供する。 【解決手段】 容器本体１２から突設する第１突起部１
６と、蓋体から突設する第２突起部１８とを嵌合した状
態で、これら第１，第２突起部１６，１８に形成したピ
ン穴１６ａ，１８ａ間に跨って蝶番ピン２０を挿通す
る。蝶番ピン２０を容器本体１２および蓋体１４と同様
に合成樹脂によって形成する。蝶番ピン２０の少なくと
もピン穴１６ａへの挿入側端部に縮径部３０を設ける。
ピン穴１６ａの蝶番ピン２０を受け入れる側の受入側端
部に、蝶番ピン２０が遊嵌される程度の径をもったガイ
ド穴３２を形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器本体に蓋体が
蝶番ピンを介して蝶着される合成樹脂製の化粧料容器に
関する。
蝶番ピンを介して蝶着される合成樹脂製の化粧料容器に
関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、化粧料の携帯用にコンパクトと
称される化粧料容器が用いられるが、この化粧料容器は
容器本体内に化粧料を収納するとともに、容器本体の後
端部にヒンジ結合される蓋体で容器本体上側を開閉し
て、その閉止状態で該容器本体を密閉するようになって
いる。
称される化粧料容器が用いられるが、この化粧料容器は
容器本体内に化粧料を収納するとともに、容器本体の後
端部にヒンジ結合される蓋体で容器本体上側を開閉し
て、その閉止状態で該容器本体を密閉するようになって
いる。
【０００３】上記化粧料容器は、容器本体および蓋体共
に合成樹脂によって形成され、製造性の容易化を図ると
ともに、容器全体の軽量化や装飾の多様化が図られてい
る。
に合成樹脂によって形成され、製造性の容易化を図ると
ともに、容器全体の軽量化や装飾の多様化が図られてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の化粧料容器にあっては、合成樹脂によって容器本
体および蓋体が形成された場合にも、ヒンジの回転中心
となる蝶番ピンは金属によって形成されるのが一般的と
なっている。ところで、このような化粧料容器は、使用
済みとなったり、または破損された場合等にゴミとして
廃棄されるが、このような合成樹脂製品は、近年特に求
められているリサイクルのために分別収集できることが
望ましい。ところが、上述したように合成樹脂製の容器
本体および蓋体に対して、蝶番ピンが金属製であるため
に、分別収集に際してこの蝶番ピンを取り外して処理す
る必要がある。特に、この蝶番ピンはヒンジの内部に圧
入状態で押し込まれた状態にあるため、蝶番ピンを取り
出すためにはその都度ヒンジ部分を破壊する必要があ
り、この蝶番ピンの取り外しに多大な手間がかかるとい
う課題があった。
従来の化粧料容器にあっては、合成樹脂によって容器本
体および蓋体が形成された場合にも、ヒンジの回転中心
となる蝶番ピンは金属によって形成されるのが一般的と
なっている。ところで、このような化粧料容器は、使用
済みとなったり、または破損された場合等にゴミとして
廃棄されるが、このような合成樹脂製品は、近年特に求
められているリサイクルのために分別収集できることが
望ましい。ところが、上述したように合成樹脂製の容器
本体および蓋体に対して、蝶番ピンが金属製であるため
に、分別収集に際してこの蝶番ピンを取り外して処理す
る必要がある。特に、この蝶番ピンはヒンジの内部に圧
入状態で押し込まれた状態にあるため、蝶番ピンを取り
出すためにはその都度ヒンジ部分を破壊する必要があ
り、この蝶番ピンの取り外しに多大な手間がかかるとい
う課題があった。
【０００５】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て成されたもので、蝶番ピンを容器本体および蓋体と同
様に合成樹脂製として、その取り外しを不要にして分別
収集を容易にするとともに、蝶番ピンを合成樹脂製とし
た場合にあっても、これをピン穴に挿入し易くして組み
付け性を向上するようにした化粧料容器を提供すること
を目的とする。
て成されたもので、蝶番ピンを容器本体および蓋体と同
様に合成樹脂製として、その取り外しを不要にして分別
収集を容易にするとともに、蝶番ピンを合成樹脂製とし
た場合にあっても、これをピン穴に挿入し易くして組み
付け性を向上するようにした化粧料容器を提供すること
を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の請求項１に示す化粧料容器は、化粧料が収
納される合成樹脂製の容器本体と、該容器本体を開閉す
る合成樹脂製の蓋体とを備え、これら容器本体と蓋体に
それぞれ形成したピン穴間に跨って該蓋体を開閉する蝶
番ピンを挿通した化粧料容器において、上記蝶番ピンを
合成樹脂で形成するとともに、この合成樹脂製の蝶番ピ
ンの少なくとも上記ピン穴への挿入側端部に縮径部を設
ける。
めに本発明の請求項１に示す化粧料容器は、化粧料が収
納される合成樹脂製の容器本体と、該容器本体を開閉す
る合成樹脂製の蓋体とを備え、これら容器本体と蓋体に
それぞれ形成したピン穴間に跨って該蓋体を開閉する蝶
番ピンを挿通した化粧料容器において、上記蝶番ピンを
合成樹脂で形成するとともに、この合成樹脂製の蝶番ピ
ンの少なくとも上記ピン穴への挿入側端部に縮径部を設
ける。
【０００７】また、請求項２に示す化粧料容器は、上記
ピン穴の、上記蝶番ピンの上記縮径部を受け入れる受入
側端部に、該蝶番ピンより大径となるガイド穴を形成す
る。
ピン穴の、上記蝶番ピンの上記縮径部を受け入れる受入
側端部に、該蝶番ピンより大径となるガイド穴を形成す
る。
【０００８】以上の構成により本発明の化粧料容器の作
用を以下述べると、請求項１では容器本体と蓋体とを蝶
着する蝶番ピンを、これら容器本体および蓋体と同様に
合成樹脂で形成したので、化粧料容器をゴミとして廃棄
する際に、その都度蝶番ピンを取り外す必要が無くな
り、分別収集が容易になる。
用を以下述べると、請求項１では容器本体と蓋体とを蝶
着する蝶番ピンを、これら容器本体および蓋体と同様に
合成樹脂で形成したので、化粧料容器をゴミとして廃棄
する際に、その都度蝶番ピンを取り外す必要が無くな
り、分別収集が容易になる。
【０００９】また、上記合成樹脂製の蝶番ピンの少なく
とも上記ピン穴への挿入側端部に縮径部を設けたので、
蝶番ピンをピン穴に挿入する際に、該縮径部によって蝶
番ピンをピン穴に案内し易くなり、延いては、化粧料容
器の組み付け性が向上する。
とも上記ピン穴への挿入側端部に縮径部を設けたので、
蝶番ピンをピン穴に挿入する際に、該縮径部によって蝶
番ピンをピン穴に案内し易くなり、延いては、化粧料容
器の組み付け性が向上する。
【００１０】また、請求項２では上記ピン穴の、上記蝶
番ピンの縮径部を受け入れる受入側端部に、該蝶番ピン
より大径となるガイド穴を形成したので、蝶番ピンの縮
径部を該ガイド穴に挿入することによって、蝶番ピンを
ピン穴にスムーズに案内することができるとともに、こ
のようにピン穴に案内された蝶番ピンを圧入する際に、
該蝶番ピンの外周を上記ガイド穴で規制することができ
るため、蝶番ピンを、その変形を防止しつつピン穴内に
圧入することができ、蝶番ピンの組み付け性を更に向上
することができる。
番ピンの縮径部を受け入れる受入側端部に、該蝶番ピン
より大径となるガイド穴を形成したので、蝶番ピンの縮
径部を該ガイド穴に挿入することによって、蝶番ピンを
ピン穴にスムーズに案内することができるとともに、こ
のようにピン穴に案内された蝶番ピンを圧入する際に、
該蝶番ピンの外周を上記ガイド穴で規制することができ
るため、蝶番ピンを、その変形を防止しつつピン穴内に
圧入することができ、蝶番ピンの組み付け性を更に向上
することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図１から図４は本発明の
化粧料容器の一実施形態を示し、図１は化粧料容器を蝶
番ピン部分から切断した断面平面図、図２は化粧料容器
の中央断面側面図、図３は蝶番ピンの拡大正面図、図４
は蝶番ピンの圧入状態を示す要部を拡大した断面平面図
である。
面を参照して詳細に説明する。図１から図４は本発明の
化粧料容器の一実施形態を示し、図１は化粧料容器を蝶
番ピン部分から切断した断面平面図、図２は化粧料容器
の中央断面側面図、図３は蝶番ピンの拡大正面図、図４
は蝶番ピンの圧入状態を示す要部を拡大した断面平面図
である。
【００１２】図１，図２に示すように本実施形態の化粧
料容器１０は、化粧料を収納するために皿状に形成され
た容器本体１２と、この容器本体１２を開閉する蓋体１
４とを備え、これら容器本体１２および蓋体１４はそれ
ぞれ合成樹脂によって形成される。
料容器１０は、化粧料を収納するために皿状に形成され
た容器本体１２と、この容器本体１２を開閉する蓋体１
４とを備え、これら容器本体１２および蓋体１４はそれ
ぞれ合成樹脂によって形成される。
【００１３】容器本体１２の後端部（図１中右側）には
両側端部から一対の第１突起部１６が突設されるととも
に、蓋体１４の後端部中央にはこれら第１突起部１６間
に嵌合される第２突起部１８が突設される。そして、こ
れら第１突起部１６と第２突起部１８とを嵌合した状態
で、これら第１，第２突起部１６，１８に形成したピン
穴１６ａ，１８ａ間に跨って両側から一対の蝶番ピン２
０を挿通することによりヒンジ２２が構成され、このヒ
ンジ２２、つまり蝶番ピン２０を中心に蓋体１４は容器
本体１２に開閉自在に蝶着される。
両側端部から一対の第１突起部１６が突設されるととも
に、蓋体１４の後端部中央にはこれら第１突起部１６間
に嵌合される第２突起部１８が突設される。そして、こ
れら第１突起部１６と第２突起部１８とを嵌合した状態
で、これら第１，第２突起部１６，１８に形成したピン
穴１６ａ，１８ａ間に跨って両側から一対の蝶番ピン２
０を挿通することによりヒンジ２２が構成され、このヒ
ンジ２２、つまり蝶番ピン２０を中心に蓋体１４は容器
本体１２に開閉自在に蝶着される。
【００１４】上記容器本体１２と上記蓋体１４の前端部
（図２中左側）間にはフック２４が構成され、このフッ
ク２４の係合状態で蓋体１４の閉止状態が保持される。
上記フック２４は、容器本体１２の前端部に形成した凹
部１２ａの後壁に形成した第１突起２４ａと、蓋体１４
の前端部から垂設した第２突起２４ｂとで構成され、該
第２突起２４ｂの弾発力をもってこれら第１突起２４ａ
と第２突起２４ｂとは係脱可能となっている。
（図２中左側）間にはフック２４が構成され、このフッ
ク２４の係合状態で蓋体１４の閉止状態が保持される。
上記フック２４は、容器本体１２の前端部に形成した凹
部１２ａの後壁に形成した第１突起２４ａと、蓋体１４
の前端部から垂設した第２突起２４ｂとで構成され、該
第２突起２４ｂの弾発力をもってこれら第１突起２４ａ
と第２突起２４ｂとは係脱可能となっている。
【００１５】また、上記蓋体１４の裏面には、この蓋体
１４の閉止状態で上記容器本体１２の上端に密接する所
定厚さをもったパッキング２６が取り付けられ、上記化
粧料が収納される容器本体１２内を密閉するようになっ
ている。該パッキング２６に代えて、化粧鏡を備えても
よい。
１４の閉止状態で上記容器本体１２の上端に密接する所
定厚さをもったパッキング２６が取り付けられ、上記化
粧料が収納される容器本体１２内を密閉するようになっ
ている。該パッキング２６に代えて、化粧鏡を備えても
よい。
【００１６】ここで、上記蝶番ピン２０は上記容器本体
１２および上記蓋体１４と同様に合成樹脂によって形成
する。そして、このように合成樹脂で形成した蝶番ピン
２０には、少なくとも外端部に位置する上記ピン穴１６
ａへの挿入側端部に縮径部３０を設ける。本実施形態で
は該縮径部３０は蝶番ピン２０の両端部に形成され、こ
の縮径部３０の形状は、端面の先端径ｄが一般軸部３６
の外径Ｄよりも小さくなるように面取り状に形成され
る。
１２および上記蓋体１４と同様に合成樹脂によって形成
する。そして、このように合成樹脂で形成した蝶番ピン
２０には、少なくとも外端部に位置する上記ピン穴１６
ａへの挿入側端部に縮径部３０を設ける。本実施形態で
は該縮径部３０は蝶番ピン２０の両端部に形成され、こ
の縮径部３０の形状は、端面の先端径ｄが一般軸部３６
の外径Ｄよりも小さくなるように面取り状に形成され
る。
【００１７】一方、上記蝶番ピン２０が挿入される第
１，第２突起部１６，１８のうち、外方に位置する第１
突起部１６には、これに形成されたピン穴１６ａの蝶番
ピン２０を受け入れる側となる受入側端部に、該蝶番ピ
ン２０より大径、つまり蝶番ピン２０が遊嵌される程度
の径をもったガイド穴３２を、該蝶番ピン２０と略等し
い長さＬに亘って形成する。
１，第２突起部１６，１８のうち、外方に位置する第１
突起部１６には、これに形成されたピン穴１６ａの蝶番
ピン２０を受け入れる側となる受入側端部に、該蝶番ピ
ン２０より大径、つまり蝶番ピン２０が遊嵌される程度
の径をもったガイド穴３２を、該蝶番ピン２０と略等し
い長さＬに亘って形成する。
【００１８】以上の構成により本実施形態の化粧料容器
１０にあっては、それぞれ合成樹脂により形成された容
器本体１２と蓋体１４とは、図１に示したようにピン穴
１６ａ，１８ａが同軸配置されるように第１突起部１６
と第２突起部１８とを配置し、この状態で蝶番ピン２０
が図４に示すように治具３４を用いてピン穴１６ａ，１
８ａ間に圧入される。このとき、合成樹脂製とした蝶番
ピン２０の両端部には縮径部３０が設けられているの
で、該蝶番ピン２０をピン穴１６ａに挿入する際に、該
縮径部３０によって蝶番ピン２０をピン穴１６ａに案内
し易くなる。このため、化粧料容器１０は、容器本体１
２と蓋体１４との間に上記蝶番ピン２０を取り付けて組
み付けられるが、この蝶番ピン２０の取付けが簡単にな
ることにより、化粧料容器１０の組み付け性が著しく向
上し、延いてはその生産性を向上することができる。
１０にあっては、それぞれ合成樹脂により形成された容
器本体１２と蓋体１４とは、図１に示したようにピン穴
１６ａ，１８ａが同軸配置されるように第１突起部１６
と第２突起部１８とを配置し、この状態で蝶番ピン２０
が図４に示すように治具３４を用いてピン穴１６ａ，１
８ａ間に圧入される。このとき、合成樹脂製とした蝶番
ピン２０の両端部には縮径部３０が設けられているの
で、該蝶番ピン２０をピン穴１６ａに挿入する際に、該
縮径部３０によって蝶番ピン２０をピン穴１６ａに案内
し易くなる。このため、化粧料容器１０は、容器本体１
２と蓋体１４との間に上記蝶番ピン２０を取り付けて組
み付けられるが、この蝶番ピン２０の取付けが簡単にな
ることにより、化粧料容器１０の組み付け性が著しく向
上し、延いてはその生産性を向上することができる。
【００１９】また、上記第１突起部１６のピン穴１６ａ
には所定長さＬに亘ってガイド穴３２が形成されるの
で、化粧料容器１０の組み付け時に蝶番ピン２０の縮径
部３０を該ガイド穴３２に挿入することによって、該蝶
番ピン２０をピン穴１６ａにスムーズに案内することが
できる。そして、このようにピン穴１６ａに案内された
蝶番ピン２０を圧入する際に、該蝶番ピン２０の外周を
上記ガイド穴３２で規制することができるため、蝶番ピ
ン２０をその変形を防止しつつピン穴１６ａ内に圧入す
ることができる。従って、このようにピン穴１６ａにガ
イド穴３２を形成したことにより、蝶番ピン２０の取付
けが更に簡単になり、延いては、化粧料容器１０の組み
付け性を更に向上することができる。
には所定長さＬに亘ってガイド穴３２が形成されるの
で、化粧料容器１０の組み付け時に蝶番ピン２０の縮径
部３０を該ガイド穴３２に挿入することによって、該蝶
番ピン２０をピン穴１６ａにスムーズに案内することが
できる。そして、このようにピン穴１６ａに案内された
蝶番ピン２０を圧入する際に、該蝶番ピン２０の外周を
上記ガイド穴３２で規制することができるため、蝶番ピ
ン２０をその変形を防止しつつピン穴１６ａ内に圧入す
ることができる。従って、このようにピン穴１６ａにガ
イド穴３２を形成したことにより、蝶番ピン２０の取付
けが更に簡単になり、延いては、化粧料容器１０の組み
付け性を更に向上することができる。
【００２０】そしてまた、上記蝶番ピン２０は容器本体
１２および蓋体１４と同様に合成樹脂で形成したので、
化粧料の使用済み等によって化粧料容器１０をゴミとし
て分別収集により廃棄する際に、その都度ヒンジ２２部
分を破壊するなどの余分な作業によって蝶番ピン２０を
取り外す必要が無くなるため、分別収集が著しく容易に
なる。
１２および蓋体１４と同様に合成樹脂で形成したので、
化粧料の使用済み等によって化粧料容器１０をゴミとし
て分別収集により廃棄する際に、その都度ヒンジ２２部
分を破壊するなどの余分な作業によって蝶番ピン２０を
取り外す必要が無くなるため、分別収集が著しく容易に
なる。
【００２１】上記蝶番ピン２０は両端部に縮径部３０を
形成して、いずれの端部を挿入側としても用いることが
できる場合を開示したが、この縮径部３０は少なくとも
蝶番ピン２０の挿入側となる一端部に形成すれば足り
る。また、上記縮径部３０は面取り状に形成した場合を
開示したが、これに限ることはなく、例えば図５（ａ）
〜（ｆ）に示すような各種の蝶番ピン２０ａ〜２０ｆが
考えられる。
形成して、いずれの端部を挿入側としても用いることが
できる場合を開示したが、この縮径部３０は少なくとも
蝶番ピン２０の挿入側となる一端部に形成すれば足り
る。また、上記縮径部３０は面取り状に形成した場合を
開示したが、これに限ることはなく、例えば図５（ａ）
〜（ｆ）に示すような各種の蝶番ピン２０ａ〜２０ｆが
考えられる。
【００２２】即ち、図５（ａ）の蝶番ピン２０ａは、上
記図３の蝶番ピン２０に比して、縮径部３０をより先細
りのテーパ状に形成したもので、この縮径部３０は適度
な勾配で形成される。
記図３の蝶番ピン２０に比して、縮径部３０をより先細
りのテーパ状に形成したもので、この縮径部３０は適度
な勾配で形成される。
【００２３】同図（ｂ）の蝶番ピン２０ｂは、縮径部３
０を段差状に形成したもので、先端に形成した小径部３
８の径ｄを上記一般軸部３６の外径Ｄよりも小径とする
とともに、この小径部３８と一般軸部３６とを面取り部
分４０で連結してある。
０を段差状に形成したもので、先端に形成した小径部３
８の径ｄを上記一般軸部３６の外径Ｄよりも小径とする
とともに、この小径部３８と一般軸部３６とを面取り部
分４０で連結してある。
【００２４】同図（ｃ）の蝶番ピン２０ｃは、縮径部３
０を半球部４２で形成してある。
０を半球部４２で形成してある。
【００２５】また、同図（ｄ）の蝶番ピン２０ｄは、上
記（ａ）の蝶番ピン２０ａの場合よりも、縮径部３０を
さらに長い先細りのテーパ状に形成したものである。
記（ａ）の蝶番ピン２０ａの場合よりも、縮径部３０を
さらに長い先細りのテーパ状に形成したものである。
【００２６】同図（ｅ）の蝶番ピン２０ｅは、上記
（ｂ）の蝶番ピン２０ｂの場合よりも、小径部３８を長
く形成したものである。
（ｂ）の蝶番ピン２０ｂの場合よりも、小径部３８を長
く形成したものである。
【００２７】同図（ｆ）の蝶番ピン２０ｆは、上記
（ｃ）の蝶番ピン２０ｃの半球部を長いテーパ部４４で
外方に引き延ばした形態で、先端部に小球部４６を形成
してある。
（ｃ）の蝶番ピン２０ｃの半球部を長いテーパ部４４で
外方に引き延ばした形態で、先端部に小球部４６を形成
してある。
【００２８】更に、上記蝶番ピン２０，２０ａ〜２０ｆ
は、図６に示すように中空に形成しても良い。
は、図６に示すように中空に形成しても良い。
【００２９】また、図７，図８に示すように蝶番ピン２
０ｇの一般軸部３６外周に、周方向に適宜間隔を隔てて
平面４８を形成して非円形断面とし、この非円形断面の
蝶番ピン２０ｇを円形断面のピン穴１６ａ，１８ａに圧
入するようにしてもよい。このように蝶番ピン２０が複
数の平面４８をもって非円形断面として形成されている
ことにより、これら平面４８部分で相対回転時の摩擦に
より発生する応力を逃がすことができ、これにより蝶番
ピン２０ｇの耐摩耗性や耐ねじり変形能などの耐久性を
向上することができる。
０ｇの一般軸部３６外周に、周方向に適宜間隔を隔てて
平面４８を形成して非円形断面とし、この非円形断面の
蝶番ピン２０ｇを円形断面のピン穴１６ａ，１８ａに圧
入するようにしてもよい。このように蝶番ピン２０が複
数の平面４８をもって非円形断面として形成されている
ことにより、これら平面４８部分で相対回転時の摩擦に
より発生する応力を逃がすことができ、これにより蝶番
ピン２０ｇの耐摩耗性や耐ねじり変形能などの耐久性を
向上することができる。
【００３０】また、上記蝶番ピン２０ｇの断面形状とし
ては平面４８を形成して非円形状に形成した場合を開示
したが、この非円形断面の形状はそれ以外に多くの断面
形状を考えることができ、例えば、図９に示すように外
周に凸条５０を形成した蝶番ピン２０ｈや、図１０に示
すように外周面に曲率変化部分５２を形成した蝶番ピン
２０ｉにあっても同様の機能を確保することができる。
ては平面４８を形成して非円形状に形成した場合を開示
したが、この非円形断面の形状はそれ以外に多くの断面
形状を考えることができ、例えば、図９に示すように外
周に凸条５０を形成した蝶番ピン２０ｈや、図１０に示
すように外周面に曲率変化部分５２を形成した蝶番ピン
２０ｉにあっても同様の機能を確保することができる。
【００３１】ところで、上記実施形態では図４に示した
ようにガイド穴３２を蝶番ピン２０と略等しい長さＬに
亘って形成した場合を開示したが、これに限ることなく
ガイド穴３２は蝶番ピン２０をピン穴１６ａに挿入する
際の案内機能を備える長さに設定すれば良く、例えば、
図１１，図１２に示すように上記長さＬを蝶番ピン２０
の略半分程度に設定することもできる。この場合にあっ
ても図１１に示したように蝶番ピン２０をピン穴１６ａ
にスムーズに案内できるとともに、図１２に示したよう
に蝶番ピン２０の変形が所定量以上となるのを規制する
ことができる。ところで、上記各実施形態では一般的に
最も簡単な構造の化粧料容器１０を例にとって説明した
が、勿論この化粧料容器１０に限ることなく、容器本体
１２内に化粧料の詰替用中皿を設けたものや化粧具の収
納部を設けたもの、また、レフィル容器を収納する形態
のもの、更にその他の機能を備えることは自由であり、
要するに、それぞれが合成樹脂製の容器本体１２と蓋体
１４とが蝶番ピン２０でヒンジ結合される化粧料容器で
あれば本発明を適用することができ、更には、同様な構
成のレフィル容器に対しても本発明を適用することがで
きる。また、ヒンジ２２の構成としても、蓋体１４の第
２突起部１８を一対設け、それらの間に容器本体１２の
第１突起部１６を配置することもできる。
ようにガイド穴３２を蝶番ピン２０と略等しい長さＬに
亘って形成した場合を開示したが、これに限ることなく
ガイド穴３２は蝶番ピン２０をピン穴１６ａに挿入する
際の案内機能を備える長さに設定すれば良く、例えば、
図１１，図１２に示すように上記長さＬを蝶番ピン２０
の略半分程度に設定することもできる。この場合にあっ
ても図１１に示したように蝶番ピン２０をピン穴１６ａ
にスムーズに案内できるとともに、図１２に示したよう
に蝶番ピン２０の変形が所定量以上となるのを規制する
ことができる。ところで、上記各実施形態では一般的に
最も簡単な構造の化粧料容器１０を例にとって説明した
が、勿論この化粧料容器１０に限ることなく、容器本体
１２内に化粧料の詰替用中皿を設けたものや化粧具の収
納部を設けたもの、また、レフィル容器を収納する形態
のもの、更にその他の機能を備えることは自由であり、
要するに、それぞれが合成樹脂製の容器本体１２と蓋体
１４とが蝶番ピン２０でヒンジ結合される化粧料容器で
あれば本発明を適用することができ、更には、同様な構
成のレフィル容器に対しても本発明を適用することがで
きる。また、ヒンジ２２の構成としても、蓋体１４の第
２突起部１８を一対設け、それらの間に容器本体１２の
第１突起部１６を配置することもできる。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項１の
化粧料容器にあっては、容器本体と蓋体とを蝶着する蝶
番ピンを、これら容器本体および蓋体と同様に合成樹脂
で形成したので、化粧料容器をゴミとして廃棄する際
に、その都度蝶番ピンを取り外す必要が無くなり、分別
収集を容易化することができる。
化粧料容器にあっては、容器本体と蓋体とを蝶着する蝶
番ピンを、これら容器本体および蓋体と同様に合成樹脂
で形成したので、化粧料容器をゴミとして廃棄する際
に、その都度蝶番ピンを取り外す必要が無くなり、分別
収集を容易化することができる。
【００３３】また、上記合成樹脂製の蝶番ピンの少なく
とも上記ピン穴への挿入側端部に縮径部を設けたので、
蝶番ピンをピン穴に挿入する際に、該縮径部によって蝶
番ピンをピン穴に案内し易くなり、延いては、化粧料容
器の組み付け性を向上することができる。
とも上記ピン穴への挿入側端部に縮径部を設けたので、
蝶番ピンをピン穴に挿入する際に、該縮径部によって蝶
番ピンをピン穴に案内し易くなり、延いては、化粧料容
器の組み付け性を向上することができる。
【００３４】また、本発明の請求項２に示す化粧料容器
は、上記ピン穴の、上記蝶番ピンの縮径部を受け入れる
受入側端部に、該蝶番ピンより大径となるガイド穴を形
成したので、蝶番ピンの縮径部を該ガイド穴に挿入する
ことによって、蝶番ピンをピン穴にスムーズに案内する
ことができるとともに、このようにピン穴に案内された
蝶番ピンを圧入する際に、該蝶番ピンの外周を上記ガイ
ド穴で規制することができ、蝶番ピンを、その変形を防
止しつつピン穴内に圧入することができて、蝶番ピンの
組み付け性を更に向上することができる。
は、上記ピン穴の、上記蝶番ピンの縮径部を受け入れる
受入側端部に、該蝶番ピンより大径となるガイド穴を形
成したので、蝶番ピンの縮径部を該ガイド穴に挿入する
ことによって、蝶番ピンをピン穴にスムーズに案内する
ことができるとともに、このようにピン穴に案内された
蝶番ピンを圧入する際に、該蝶番ピンの外周を上記ガイ
ド穴で規制することができ、蝶番ピンを、その変形を防
止しつつピン穴内に圧入することができて、蝶番ピンの
組み付け性を更に向上することができる。
【図１】本発明の一実施形態を示す化粧料容器を蝶番ピ
ン部分から切断した断面平面図である。
ン部分から切断した断面平面図である。
【図２】図１の化粧料容器の中央断面側面図である。
【図３】蝶番ピンの拡大側面図である。
【図４】図１の化粧料容器への蝶番ピンの圧入状態を示
す要部を拡大した断面平面図である。
す要部を拡大した断面平面図である。
【図５】本発明の他の実施形態を示す蝶番ピンの拡大側
面図である。
面図である。
【図６】本発明の他の実施形態を示す蝶番ピンの拡大側
断面図である。
断面図である。
【図７】本発明の他の実施形態を示す蝶番ピンの拡大斜
視図である。
視図である。
【図８】本発明の他の実施形態を示す蝶番ピンの拡大正
面断面図である。
面断面図である。
【図９】本発明の他の実施形態を示す蝶番ピンの拡大正
面断面図である。
面断面図である。
【図１０】本発明の他の実施形態を示す蝶番ピンの拡大
正面断面図である。
正面断面図である。
【図１１】本発明の他の実施形態を示す蝶番ピンの圧入
状態を示す要部を拡大した断面平面図である。
状態を示す要部を拡大した断面平面図である。
【図１２】本発明の他の実施形態を示す蝶番ピンの圧入
状態を示す要部を拡大した断面平面図である。
状態を示す要部を拡大した断面平面図である。
１０ 化粧料容器 １２ 容器本体 １４ 蓋体 １６ 第１突起部 １６ａ ピン穴 １８ 第２突起部 １８ａ ピン穴 ２０，２０ａ〜２０ｉ 蝶番ピン ２２ ヒンジ ３０ 縮径部 ３２ ガイド穴
Claims (2)
- 【請求項１】 化粧料が収納される合成樹脂製の容器本
体と、該容器本体を開閉する合成樹脂製の蓋体とを備
え、これら容器本体と蓋体にそれぞれ形成したピン穴間
に跨って該蓋体を開閉する蝶番ピンを挿通した化粧料容
器において、 上記蝶番ピンを合成樹脂で形成するとともに、この合成
樹脂製の蝶番ピンの少なくとも上記ピン穴への挿入側端
部に縮径部を設けたことを特徴とする化粧料容器。 - 【請求項２】 上記ピン穴には、上記蝶番ピンの上記縮
径部を受け入れる受入側端部に、該蝶番ピンより大径と
なるガイド穴を形成したことを特徴とする請求項１に記
載の化粧料容器。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16388998A JPH11346824A (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | 化粧料容器 |
| US09/283,953 US6021784A (en) | 1998-04-02 | 1999-04-01 | Cosmetic case |
| FR9904096A FR2776898B1 (fr) | 1998-04-02 | 1999-04-01 | Boite a cosmetique comportant une broche de charniere en resine synthetique |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16388998A JPH11346824A (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | 化粧料容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11346824A true JPH11346824A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15782734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16388998A Pending JPH11346824A (ja) | 1998-04-02 | 1998-06-11 | 化粧料容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11346824A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005124634A (ja) * | 2003-10-21 | 2005-05-19 | Key Tranding Co Ltd | コンパクト容器 |
-
1998
- 1998-06-11 JP JP16388998A patent/JPH11346824A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005124634A (ja) * | 2003-10-21 | 2005-05-19 | Key Tranding Co Ltd | コンパクト容器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050428 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070529 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20070720 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070904 |