JPH11346625A - 飛翔性農業害虫誘引捕殺装置 - Google Patents

飛翔性農業害虫誘引捕殺装置

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Publication number
JPH11346625A
JPH11346625A JP10163096A JP16309698A JPH11346625A JP H11346625 A JPH11346625 A JP H11346625A JP 10163096 A JP10163096 A JP 10163096A JP 16309698 A JP16309698 A JP 16309698A JP H11346625 A JPH11346625 A JP H11346625A
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JP
Japan
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plate
adhesive
colored
color
plates
Prior art date
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Pending
Application number
JP10163096A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Otomo
裕隆 大友
Toshiyuki Tezuka
俊行 手塚
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Cats Inc
Original Assignee
Cats Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色の輝度を高くして、飛翔性農業害虫の捕殺
数を向上させることを目的とする。 【解決手段】 着色板の内側に光源を配し、この光源か
らの光で輝度を向上させる。そして、飛翔性農業害虫を
誘引し、着色板の前面又はそれに塗布の粘着剤にて捕殺
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オンシツコナジ
ラミなどの飛翔性農業害虫を誘引捕殺する装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】飛翔性農業害虫は、特定の色に誘引され
ることが知られており、例えば、オンシツコナジラミで
は黄色が、アザシウマでは青色である。このような飛翔
性農業害虫の性質を利用して各種の粘着式捕虫トラップ
が提案され、実用化されている。この具体的構成は、特
定の誘引色を施した基材上に、適当な粘着剤を塗布した
ものであった。これを用いて害虫を捕獲し、発注予察
や、害虫の大量捕殺に利用されてきた。
【0003】前述のオンシツコナジラミでは、外部から
ハウス内に侵入することでハウス内に増殖を開始する
が、その増殖は何の障害もない場合には「ねずみ算的に
増殖し、施設栽培トマトでのスス病発生限界密度(約4
00匹/株)に早い段階で到達してしまう。このコナジ
ラミを防除する場合には、「早期発見・早期対処」が重
要になるし、また、天敵類を利用する際にも低密度で利
用すればするほど効果が高くなるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】飛翔性農業害虫は、特
定の色に誘引される性質があることは前述の通り公知で
あり、色彩反応は同じ色でも輝度(鮮やかさ)が高いも
のに誘引されることが明らかとなっています。したがっ
て、従来例ではハウス内の光(反射光)によっています
ので、これ以上の輝度を上げることは不可能です。
【0005】そこで、この発明は、色の輝度を高くし
て、飛翔性農業害虫の捕殺数を向上させることを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る飛翔性農
業害虫誘引捕殺装置は、外側に粘着板を、その内側に着
色板を配すると共に、着色板で囲まれる空間に光源を設
けたことにある(請求項1)。これにより、光源からの
光が着色板を輝かせ、輝度が高くなり飛翔性害虫を誘引
し捕殺する値が大きくなる。
【0007】また、着色板は、飛翔性農業害虫の種類に
より変化される(請求項2)。オンシツコナジラミは黄
色である。
【0008】さらに、この発明に係る飛翔性農業害虫誘
引捕殺装置は、粘着剤を外面に付着せしめた粘着剤付着
色板を配すると共に、この粘着剤付着色板で囲まれる空
間に光源を設けたものである(請求項3)。また、粘着
剤付着色板も飛翔性農業害虫の種類によりその色が選定
される(請求項4)。そして、着色板又は粘着剤付着色
板の内側に白色板を配している(請求項5)。これによ
り、着色面のむらをなくし、面光源とし、捕獲率を向上
させることができる。
【0009】着色板又は粘着剤付着色板は半透明である
(請求項6)。これにより輝度が最も高くなるものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
にもとづいて説明する。
【0011】図1において、この発明の外形が示され、
長方体のケース1の両面(裏面図示しない)に粘着剤が
塗布された粘着板2が視認できる。この長方体のケース
1は、図2、図3に示すように、ケース2の両面開口
3,3に外側から前記した粘着剤が塗布の粘着板2が配
され、その内側に所望の色に着色された着色板4,4が
配されている。
【0012】粘着板2は、合成樹脂板の一面に粘着剤が
塗布されたもので、各種害虫の捕虫力を適宜選択して使
用している。この場合に用いられる合成樹脂板は、無色
透明である。
【0013】着色板4は、捕殺対象となる飛翔性農業害
虫によって異なり、オンシツコナジラミの場合は黄色、
アザシウマの場合には青色である。一般に合成樹脂にて
製造され、好ましくは半透明がよい。これにより下記す
る光源7の光を透過させ、着色板4の輝きを最高にする
ことができる。
【0014】7は光源で、2本の蛍光灯より成り、底面
8に装着自在な底蓋8aから立設すると共に、トランス
9、グローランプ10が設けられている。さらに、図示
しないが、蛍光灯はタイマーもしくは明るさを検出する
センサにより昼間点灯、夜間消灯する機能が付加されて
いる。
【0015】前記実施の形態にあって、ケース1の開口
3,3に粘着板2と着色板4が別々に配されているが、
着色板4に粘着剤を塗布した粘着剤付着色板(図6に実
施されている。)を用いることもでき、この場合一枚で
よい利点を持つものである。
【0016】上述の構成において、光源7に点灯される
と、その光が着色板4,4を透過し更に粘着板2も透過
し、着色板4,4が所望の色に輝くことになる。粘着剤
付着色板では、それ自体が所望の色に輝くことは同様で
ある。この輝度(鮮やかさ)は、通常の反射光を受ける
ものよりも、すこぶる大きく捕殺能力が格段に向上し
た。
【0017】例えば、オンシツコナジラミに対する試験
結果例(図4)に示す通りである。この試験例では、4
5時間経過した時に反射光タイプの従来例では10個体
/45時間であるに対し、この発明では、605個体/
45時間であり、約60倍の能力があった。この発明で
は、光源の利用から一部日没後でも誘引・捕殺が見られ
た(昼間の5〜20%)し、遠くのものまでも誘引し捕
殺するものである。即ち、図5に示すように、捕殺率と
寄生葉からの距離にもその差が明らかに現れるものであ
る。
【0018】図6において、この発明の他の実施の形態
が示され、粘着剤が塗布された粘着剤付着色板4aの内
側に白色板(アクリル)12を配したものである。これ
により、光源7による着色板4aのムラをなくすことが
でき、面光源とすることができる。なお、図2に示した
粘着板2、着色板4を持つ構造にあっても、白色板を設
けることで同様な効果を得ることができる。なお、その
他の部分は同一であり、前記実施の形態と同一の符号を
付して説明を省略した。
【0019】図7において、吊持型が示され、ケース1
の4面にわたって粘着面2,2が設けられたこの発明の
実施の形態が示され、図8において、4面の粘着面
2′,2′が折り畳み式で、使用時に広げて使用する。
これら吊持型であっても図示しないが、もちろん蛍光灯
などの光源が収納されている。なお、図示しないが、ケ
ース1を円筒型にし、しかも粘着板を円筒型としても良
い。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、光源
を用いることで、着色板又は粘着剤付着色板の色の輝度
を高く出来る。これにより飛翔性農業害虫の捕殺数を向
上させることができた(請求項1又は3)。そして、着
色板又は粘着剤付着色板の内側に白色板を配したことか
ら該着色板又は粘着剤付着色板の着色面のムラをなくす
ことができた(請求項5)。更に着色板又は粘着剤付着
色板は半透明であることから、輝度を最も高くすること
ができた(請求項6)。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同上の拡大断面図である。
【図3】同上のケース内に配される光源の斜視図であ
る。
【図4】オンシツコナジラミの捕殺数のグラフである。
【図5】寄生葉からの距離と捕殺率の関係のグラフであ
る。
【図6】この発明の他の実施の形態をを示す拡大横断面
図である。
【図7】この発明の更に他の実施の形態を示す斜視図で
ある。
【図8】この発明の更にまた他の実施の形態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 粘着板 3 開口 4 着色板 7 光源 8 底面 12 白色板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側に粘着板を、その内側に着色板を配
    すると共に、着色板で囲まれる空間に光源を設けたこと
    を特徴とする飛翔性農業害虫誘引捕殺装置。
  2. 【請求項2】 着色板は飛翔性農業害虫の種類によりそ
    の色が選定されることを特徴とする請求項1記載の飛翔
    性農業害虫誘引捕殺装置。
  3. 【請求項3】 粘着剤を外面に付着せしめた粘着剤付着
    色板を配すると共に、この粘着剤付着色板で囲まれる空
    間に光源を設けたことを特徴とする飛翔性農業害虫誘引
    捕殺装置。
  4. 【請求項4】 粘着剤付着色板は飛翔性農業害虫の種類
    によりその色が選定されることを特徴とする請求項3記
    載の飛翔性農業害虫誘引捕殺装置。
  5. 【請求項5】 着色板又は粘着剤付着色板の内側に白色
    板を配したことを特徴とする請求項1又は3記載の飛翔
    性農業害虫誘引捕殺装置。
  6. 【請求項6】 着色板又は粘着剤付着色板は半透明であ
    ることを特徴とする請求項1又は3記載の飛翔性農業害
    虫誘引捕殺装置。
JP10163096A 1998-06-11 1998-06-11 飛翔性農業害虫誘引捕殺装置 Pending JPH11346625A (ja)

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ID=15767114

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010220530A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Panasonic Electric Works Co Ltd 虫誘引システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010220530A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Panasonic Electric Works Co Ltd 虫誘引システム

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