JPH11346338A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JPH11346338A
JPH11346338A JP10151168A JP15116898A JPH11346338A JP H11346338 A JPH11346338 A JP H11346338A JP 10151168 A JP10151168 A JP 10151168A JP 15116898 A JP15116898 A JP 15116898A JP H11346338 A JPH11346338 A JP H11346338A
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JP
Japan
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digital camera
printer
signal
image
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JP10151168A
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Inventor
Manabu Inoue
学 井上
Katsuhito Shinkawa
勝仁 新川
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部接続されるプリンタに付属する消耗品の
無駄な使用を抑え、同時に、プリントに要する時間を短
縮する。 【解決手段】 デジタルカメラには、撮像で得られた画
像データを記憶するメモリカードが備わっている。この
メモリカードに記憶される画像データの中から、所望の
4コマの画像データが選択される。そして、外部接続さ
れるプリンタによって、1枚のプリンタ用紙の上に、選
択された4コマの画像データが、並んでプリント出力さ
れる。デジタルカメラに備わる全体制御部は、選択され
た4コマの画像信号にもとづいて、4分割プリントを可
能にする信号を生成し、プリンタへと送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルカメラ
に関し、特に、接続されるプリンタが、1枚のプリンタ
用紙に、複数の画像をプリントできるようにするための
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラでは、CCDなどの撮像
素子によって、被写体の光学像が電気信号へ変換され、
さらに、増幅やデジタル化などの信号処理が施される。
それによって、撮影画像が画像データとして得られる。
このため、撮影画像を、外部のCRT等の画面上に表示
したり、画像ファイルとして記録することが可能であ
る。また、プリント用紙に撮影画像を出力することによ
って、あたかも銀塩カメラで得られるプリント写真と同
様に、紙面に記録された画像を手にすることも可能であ
る。特に、プリンタを直接に接続することができ、面倒
なパーソナルコンピュータの上での操作なしで、プリン
ト用紙へ撮影画像を出力することを可能にするデジタル
カメラが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来のデジタルカメラでは、1枚の用紙に1カットの
画像しか出力することができないという問題点があっ
た。一般に、デジタル写真データの出力に適したプリン
タにおいては、専用の消耗品(カートリッジ、インク、
用紙等)が使用されている。このため、1枚の用紙に1
カットのみが出力されるのでは、余白部分が多く発生
し、これらの消耗品が無駄に使用されてしまうことにな
る。
【0004】デジタルカメラにおいては、フィルムが不
要ということもあって、撮影カット数が、銀塩カメラの
場合に比べて増える傾向にある。例えば、1サイクルの
撮影で、100コマのカットを撮ることも珍しくはな
い。このため、1枚のプリントでは無視できるほどの無
駄であっても、100枚のプリントでは無視できなくな
る。
【0005】また、それに付随して、プリントアウトに
時間がかかるという問題も生起される。特に、パーソナ
ルユースの小型プリンタにおいては、機構上の問題や内
蔵メモリの量が限られていることもあって、1枚のプリ
ントに時間がかかり、大量に連続してプリントするとき
には膨大な時間を要するという問題点があった。
【0006】この発明は、従来のデジタルカメラにおけ
る上記した問題点を解消するためになされたもので、接
続されるプリンタに付属する消耗品の無駄な使用を抑
え、同時に、プリントに要する時間を短縮し得るデジタ
ルカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明の装置は、プ
リンタが直接に接続可能であり、撮影によって得られた
画像データを、前記プリンタにプリント出力させること
が可能なデジタルカメラにおいて、(a) 前記画像データ
を記憶可能なメモリ手段と、(b) 前記メモリ手段と前記
プリンタの動作を制御する制御手段と、を備えている。
そして、当該制御手段は、(b-1) 前記メモリ手段からの
読出しをN(≧2)回行うことによって、N個の画像デ
ータを得る手段と、(b-2) 読み出された前記N個の画像
データを、前記プリンタにセットされた1枚の用紙の上
のN個の領域に並べてプリント出力するための信号を、
前記N個の画像データにもとづいて生成する手段と、(b
-3) 生成された前記信号を、前記プリンタへと送出する
手段と、を備えている。
【0008】第2の発明の装置では、第1の発明のデジ
タルカメラにおいて、前記メモリ手段が、K(≧N)コ
マの画像データを同時に記憶することが可能であり、前
記手段(b-1)は、(b-1-1) 前記メモリ手段に記憶される
前記Kコマの画像データの中から、Nコマの画像データ
を順次読み出すことによって、前記N個の画像データを
得る手段、を備えている。
【0009】第3の発明の装置では、第2の発明のデジ
タルカメラにおいて、前記Nコマの画像データが、撮影
の順序が連続するコマの画像データとなっている。
【0010】第4の発明の装置は、第2の発明のデジタ
ルカメラにおいて、(c) 画像データを表示するための表
示手段、をさらに備え、前記制御手段は、(b-4) 前記メ
モリ手段に記憶される前記Kコマの画像データの中か
ら、外部からの指示にもとづいて、Nコマの画像データ
を選択し、前記表示手段へ並べて表示させる手段、をさ
らに備えている。そして、前記手段(b-1-1) は、(b-1-1
-1) 前記メモリ手段から、前記表示手段へ表示される前
記Nコマの前記画像データを順次読み出す手段、を備え
ている。
【0011】第5の発明の装置では、第1の発明のデジ
タルカメラにおいて、前記手段(b-1)が、(b-1-1) 前記
メモリ手段に記憶される同一コマの画像データを反復し
てN回読み出すことによって、前記N個の画像データを
得る手段、を備えている。
【0012】第6の発明の装置では、第1の発明のデジ
タルカメラにおいて、前記手段(b-2)が、(b-2-1) プリ
ンタの解像度と用紙サイズに関する情報を前記プリンタ
から読み取り、その結果にもとづいて、前記一枚の用紙
に割り当てられる画素数を判別する手段と、(b-2-2) 前
記画素数と前記N個の画像データの画素数とにもとづい
て、前記N個の領域が、前記一枚の用紙の略全幅を占め
るためのプリント倍率を演算する手段と、(b-2-3) 前記
プリント倍率に応じた解像度変換処理を前記N個の画像
データへ施す手段と、(b-2-4) 前記信号として、前記解
像度変換処理が施された後の前記N個の画像データを前
記N個の領域へプリント出力するための信号を生成する
手段と、を備えている。
【0013】第7の発明の装置では、第6の発明のデジ
タルカメラにおいて、前記手段(b-2-2)が、前記一枚の
用紙の中の前記N個の領域の周囲に余白を形成できるよ
うに、前記プリント倍率を演算し、前記手段(b-2-4)
は、前記信号に、前記N個の領域の周囲に余白を形成す
るための信号を含める。
【0014】第8の発明の装置では、第1の発明のデジ
タルカメラにおいて、前記手段(b-2)が、(b-2-1) 前記
N個の画像データの階調数を、前記プリンタの階調数へ
と変換する手段と、(b-2-2) 前記信号として、前記階調
数についての変換が施された前記N個の画像データを前
記N個の領域へプリント出力するための信号を、生成す
る手段と、を備えている。
【0015】
【発明の実施の形態】<1. 全体の構成と動作>はじめ
に、本発明にかかるデジタルカメラの全体の構成と動作
について、図を用いて説明する。図1は、本発明に係る
デジタルカメラの正面図、図2は同デジタルカメラの背
面図である。また、図3は、底面図であり、図4はブロ
ック図である。このデジタルカメラ1は、箱型のカメラ
本体部2と直方体状の撮像部3とから構成されている。
撮像部3は、正面から見てカメラ本体部2の右側面に着
脱可能、かつ、この右側面と平行な面内に回動可能に装
着されている。
【0016】撮像部3は、マクロズームからなる撮像レ
ンズおよびCCD(Charge CoupledDevice)等の光電変
換素子からなる撮像装置を有し、被写体の光学像をCC
Dの各画素で光電変換された電荷信号により構成される
画像へ変換して取り込むものである。一方、カメラ本体
部2は、LCD(Liquid Crystal Display)からなる表
示部10、メモリカード8の装着部17およびパーソナ
ルコンピュータが外部接続される接続端子13を有し、
主として上記撮像部3で取り込まれた画像信号に所定の
信号処理を施した後、LCD表示部10への表示、メモ
リカード8への記録、パーソナルコンピュータへの転送
等の処理を行なうものである。
【0017】撮像部3の内部には、マクロズームレンズ
301が配設され、このマクロズームレンズ301の後
方位置の適所に、CCDカラーエリアセンサ303を備
えた撮像回路が設けられている。また、撮像部3内の適
所に、フラッシュ光の被写体からの反射光を受光する調
光センサ305を備えた、調光回路304が設けられて
いる。
【0018】カメラ本体部2の前面には、図1に示すよ
うに、左端部の適所にグリップ部4が設けられ、右端部
の上部適所に内蔵フラッシュ5が設けられている。ま
た、カメラ本体部2の上面には、図3に示すように、略
中央に記録画像を再生する際のコマ送り用のスイッチ
6,7が設けられている。スイッチ6は、記録画像をコ
マ番号が増大する方向(撮影順の方向)にコマ送りする
ためのスイッチ(以下、UPスイッチという。)であ
り、スイッチ7は、記録画像をコマ番号が減少する方向
にコマ送りするためのスイッチ(以下、DOWNスイッ
チという。)である。また、背面側からみてDOWNス
イッチ7の左側にメモリカード8に記録された画像を消
去するための消去スイッチDが設けられ、UPスイッチ
6の右側にシャッターボタン9が設けられている。
【0019】カメラ本体部2の背面には、図2に示すよ
うに、左端部の略中央に撮影画像のモニタ表示(ビュー
ファインダーに相当)および記録画像の再生表示等を行
なうためのバックライト10Bを備えた、LCD表示部
10が設けられている。また、LCD表示部10の下方
位置に、メモリカード8に記録される画像データの圧縮
率Kを切換設定するための圧縮率設定スライドスイッチ
12が設けられている。さらに、パーソナルコンピュー
タが外部接続される接続端子13、電源スイッチPS、
FLモード設定スイッチ11、および、後述する画像デ
ータのプリント時の表示手段として用いられるLEDが
設けられている。
【0020】デジタルカメラ1には、フラッシュ発光に
関するモードとして被写体輝度に応じて自動的に内蔵フ
ラッシュ5を発光させる「自動発光モード」、被写体輝
度に関係なく内蔵フラッシュ5を強制的に発光させる
「強制発光モード」、および、内蔵フラッシュ5の発光
を禁止する「発光禁止モード」が準備されており、FL
モード設定スイッチ11を押す毎に、「自動発光」、
「強制発光」、および、「発光禁止」の各モードがサイ
クリックに切り換わり、いずれかのモードが選択設定さ
れるようになっている。
【0021】また、デジタルカメラ1は、1/8と1/
20の2種類の圧縮率Kが選択設定可能であり、例えば
圧縮率設定スイッチ12を右にスライドすると、圧縮率
K=1/8が設定され、左にスライドすると、圧縮率K
=1/20が設定される。なお、本実施の形態では、2
種類の圧縮率Kが選択設定できる例を示しているが、3
種類以上の圧縮率Kを選択設定できるようにしてもよ
い。
【0022】更に、カメラ本体部2の背面の右端上部に
は、「撮影モード」と「再生モード」とを切換設定する
ための、撮影/再生モード設定スイッチ14が設けられ
ている。撮影モードは、写真撮影を行なうモードであ
り、再生モードは、メモリカード8に記録された撮影画
像をLCD表示部10に再生表示するモードである。撮
影/再生モード設定スイッチ14も、2接点のスライド
スイッチからなり、例えば右にスライドすると、再生モ
ードが設定され、左にスライドすると、撮影モードが設
定される。
【0023】カメラ本体部2の底面には、電池装填室1
8とメモリカード8のカード装填室17とが設けられ、
両装填室17,18の装填口は、クラムシェルタイプの
蓋15により閉塞されるようになっている。本実施の形
態におけるデジタルカメラ1は、4本の単三形乾電池を
直列接続してなる電源電池を駆動源としている。
【0024】CCD303は、マクロズームレンズ30
1により結像された被写体の光像を、R(赤)、G
(緑)、B(青)の色成分の画像信号(各画素で受光さ
れた画素信号の信号列からなる信号)に光電変換して出
力する。タイミングジェネレータ314は、CCD30
3の駆動を制御するための各種のタイミングパルスを生
成するものである。
【0025】撮像部3における露出制御は、絞りが固定
絞りとなっているので、CCD303の露光量、即ち、
シャッタースピードに相当するCCD303の電荷蓄積
時間を調節して行なわれる。被写体輝度が低輝度である
時に、適切なシャッタースピードが設定できない場合
は、CCD303から出力される画像信号のレベル調整
を行なうことにより、露光不足による不適正露出が補正
される。すなわち、低輝度時は、シャッタースピードと
ゲイン調整とを組み合わせて、露出制御が行なわれる。
画像信号のレベル調整は、信号処理回路313内のAG
C回路が、ゲイン調整を行うことによって達成される。
【0026】タイミングジェネレータ314は、タイミ
ング制御回路202から送信される基準クロックに基づ
いて、CCD303の駆動制御信号を生成する。タイミ
ングジェネレータ314は、例えば積分開始/終了(露
出開始/終了)のタイミング信号、各画素の受光信号の
読出制御信号(水平同期信号,垂直同期信号,転送信号
等)等のクロック信号を生成し、CCD303へと出力
する。
【0027】信号処理回路313は、CCD303から
出力される画像信号(アナログ信号)に、所定のアナロ
グ信号処理を施す。すなわち、信号処理回路313は、
CDS(相関二重サンプリング)回路とAGC(オート
ゲインコントロール)回路とを有し、CDS回路により
画像信号のノイズの低減を行ない、AGC回路のゲイン
を調整することにより画像信号のレベル調整を行なう。
【0028】調光回路304は、フラッシュ撮影におけ
る内蔵フラッシュ5の発光量を、全体制御部211によ
り設定された所定の発光量に制御するものである。フラ
ッシュ撮影においては、露出開始と同時に被写体からの
フラッシュ光の反射光が、調光センサ305により受光
され、この受光量が所定の発光量に達すると、調光回路
304から、全体制御部211へと、FL制御回路発光
停止信号が出力される。FL制御回路214は、全体制
御部211を通じて送られる、この発光停止信号に応答
して、内蔵フラッシュ5の発光を強制的に停止する。こ
れにより、内蔵フラッシュ5の発光量が、所定の発光量
に制御される。
【0029】カメラ本体部2内に備わるA/D変換器2
05は、画像信号の各画素信号を10ビットのデジタル
信号へ変換するものである。また、カメラ本体部2内に
は、基準クロック、すなわち、タイミングジェネレータ
314、A/D変換器205に対するクロックを生成す
る、タイミング制御回路202が設けられている。A/
D変換器205は、タイミング制御回路202から入力
されるA/D変換用のクロックに基づいて、各画素信号
(アナログ信号)を10ビットのデジタル信号へと変換
する。
【0030】黒レベル補正回路206は、A/D変換さ
れた画素信号(以下、画素データと称する)の黒レベル
を、基準の黒レベルに補正するものである。また、WB
回路207は、γ補正後にホワイトバランスも合わせて
調整されるように、R,G,Bの各色成分の画素データ
のレベル変換を行なうものである。WB回路207は、
全体制御部211から入力されるレベル変換テーブルを
用いて、R,G,Bの各色成分の画像データのレベルを
変換する。なお、レベル変換テーブルの各色成分の変換
係数(特性の傾き)は、全体制御部211により撮像画
像毎に設定される。
【0031】γ補正回路208は、画像データのγ特性
を補正するものである。すなわち、γ補正回路208
は、γ特性の異なる例えば6種類のγ補正テーブルを有
し、撮影シーンや撮影条件に応じて、所定のγ補正テー
ブルにもとづいて、画素データのγ補正を行なう。
【0032】画像メモリ209は、γ補正回路208か
ら出力される画素データを記憶するメモリである。画像
メモリ209は、1フレーム分の記憶容量を有してい
る。すなわち、画像メモリ209は、CCD303がn
行m列の画素を有している場合、n×m画素分の画素デ
ータを記憶し得る大きさの記憶容量を有し、しかも、各
画素データが、対応する画素位置に記憶されるようにな
っている。
【0033】画像メモリ210は、LCD表示部10に
再生表示される画像データのバッファメモリである。画
像メモリ210は、LCD表示部10の画素数に対応し
た画像データの記憶容量を有している。
【0034】撮影待機状態においては、撮像部3により
1/30(秒)毎に撮像された画像の各画像データが、
A/D変換器205〜γ補正回路208によって、所定
の信号処理を施された後、画像メモリ209へに記憶さ
れるとともに、全体制御部211を介してVRAM21
0に転送され、LCD表示部10へ表示される。これに
より、撮影者は、LCD表示部10に表示された画像を
通じて、被写体像を視認することができる。また、再生
モードにおいては、メモリカード8から読み出された画
像が、全体制御部211で所定の信号処理を施された
後、画像メモリ210へ転送され、LCD表示部10へ
と再生表示される。
【0035】カードI/F212は、メモリカード8へ
の画像データの書込みおよび画像データの読出しを行な
うためのインターフェースである。また、通信用I/F
213は、パーソナルコンピュータ19を通信可能に外
部接続するための、USB規格に準拠したインタフェー
スである。USBインタフェースは、2本の信号線に加
えて、Vcc,GND(電源ライン)の4本のラインか
ら構成されるシリアルバスである。後述するデジタルカ
メラとプリンタとの直接接続にも、このインターフェー
スが使用される。
【0036】FL制御回路214は、内蔵フラッシュ5
の発光を制御する回路である。FL制御回路214は、
全体制御部211からの制御信号に基づき、内蔵フラッ
シュ5の発光の有無、発光量および発光タイミング等を
制御し、調光回路304から図示しない接続ケーブルま
たは接続板を介して入力される発光停止信号に基づき、
内蔵フラッシュ5の発光量を制御する。
【0037】RTC219は、撮影日時を管理するため
の時計回路であり、図示しない別の電源で駆動される。
操作部250は、上述したUPスイッチ6、DOWNス
イッチ7、シャッターボタン9、FLモード設定スイッ
チ11、圧縮率設定スイッチ12、および、撮影/再生
モード設定スイッチ14などのスイッチを備えている。
全体制御部211は、マイクロコンピュータを有し、上
述した撮像部3内およびカメラ本体部2内の各部材の駆
動を有機的に制御することにより、デジタルカメラ1の
撮影動作を統括制御するものである。全体制御部211
に備わるマイクロコンピュータは、CPUと、このCP
Uの動作を規定するプログラムが格納されたメモリと
を、内部に含んでいる。
【0038】特に、デジタルカメラ1に接続されたプリ
ンタを用いて、画像データをプリント出力する際には、
CPUは、後述するフローチャートに対応するプログラ
ムにしたがって動作する。それによって、制御部211
は、メモリカード8やプリンタなどに対して、後述する
特徴ある制御を実行する。
【0039】このように構成される全体制御部211
は、フローチャートの各工程をプログラムなしで実行す
る各種の手段を備えるハードウェアと、機能の上では等
価であり、そのようなハードウェアで構成することも可
能である。すなわち、全体制御部211は、フローチャ
ートの各工程に対応する各種の手段を備える装置と、実
質上同一である。
【0040】全体制御部211は、撮影モードにおい
て、シャッターボタン9により撮影が指示されると、撮
影指示後に画像メモリ209に取り込まれた画像のサム
ネイル画像と、圧縮率設定スイッチ12で設定された圧
縮率KにしたがいJPEG方式にもとづいて圧縮された
圧縮画像とを生成し、撮影画像に関するタグ情報(コマ
番号、露出値、シャッタースピード、圧縮率K、撮影
日、撮影時のフラッシュのオンオフのデータ、シーン情
報、画像の判定結果等々の情報)とともに、両画像をメ
モリカード8へ記憶する。
【0041】図5に示すように、メモリカード8には、
圧縮率1/20で40コマの画像が記憶可能であり、各
コマごとに、タグの部分と、JPEG形式で圧縮された
高解像度の画像データ(640×480画素)と、サム
ネイル表示用の画像データ(80×60画素)とが記録
されている。各コマ単位で、例えばEXIF形式の画像
ファイルとして扱うことが可能である。
【0042】<2. プリンタによる画像の出力>次に、
デジタルカメラ1にプリンタを直結することによって、
メモリカード8に記憶される画像データをプリントアウ
トするときの動作について説明する。この動作は、図6
に示すように、デジタルカメラ1と、例えばインクジェ
ットプリンタ1000とを、USBケーブル500を通
じて接続することによって可能となる。USBケーブル
500は、双方のUSBポートへ接続される。プリンタ
1000は、例えばACアダプタACによって給電可能
である。
【0043】次に、デジタルカメラ1に直接に接続する
ことが可能なプリンタであるプリンタ1000の内部構
成と動作について説明する。図7は、プリンタ1000
の内部構成を示すブロック図である。プリンタ1000
は、電源ONの後、各部の初期化処理を行った後、待機
状態となる。このとき、CPU1003が、USBイン
タフェース1004を介して、デジタルカメラ1からの
データ送信信号を検出すると、I/Oポート1006を
介して、モータ1007にプリント開始位置までの用紙
送りを指示し、また、プリントヘッド1008をプリン
ト開始可能状態にする。各種センサ類1009により、
プリント可能状態になったことが検出されると、CPU
1003は、USBインタフェース1004を介して、
デジタルカメラへデータ送信許可信号を送出する。
【0044】データ送信許可信号を受信すると、デジタ
ルカメラ1は、USBインタフェース1004を介し
て、プリンタ1000へ画像データを転送する。プリン
タ1000は、画像データを受け取ると、メモリ100
5に設けられたバッファエリアへ、画像データを一旦蓄
えた後、画像データに応じてプリントヘッド1008を
駆動し、用紙上に画像データをプリントする。
【0045】バッファエリアがフル状態になると、プリ
ンタ1000は、デジタルカメラ1に対してデータ転送
を禁止し、バッファが空くとデータ転送を許可する。こ
れらの処理をプリント完了まで繰り返し行い、プリント
が完了すると、プリンタ1000は、デジタルカメラ1
に対して、プリント完了信号を送出する。なお、プリン
タ1000の各部には、電源部1001から電源が供給
される。また、ユーザは、操作部1002を操作するこ
とによって、プリンタ1000に所望の動作を指示する
ことができる。
【0046】<3. 4分割プリント>以上は、1枚の用
紙に1コマの画像をプリントする通常の動作に関するも
のであるが、本実施の形態では、撮影した4コマ分の画
像を1枚の用紙にプリントすることも可能である。以下
において、この特徴ある動作について説明する。
【0047】図8は、メモリカード8に記録されている
第kコマの画像データの配列を示す説明図である。Ck
(x,y)は、アドレス(x,y)の画素に対応するR
GBの値であり、各色ごとに8ビットの階調を持つ。C
CD303はn行m列の画素を有しているので、0≦x
≦m−1,0≦y≦n−1である。
【0048】図9は、プリンタの用紙の上に割り当てら
れる(x,y)アドレスと、画像の割付配置とを示す説
明図である。4分割プリントは、撮影で得られた画像デ
ータを、メモリカード8から順次読み出し、図9に示す
プリンタのアドレスへと変換した上で、画像データをプ
リンタへ送信することによって遂行される。用紙のアド
レス空間は、プリンタの解像度に換算した横H×縦Vの
画素数に対応する。
【0049】なお、プリンタでは、通常、送紙方向と用
紙の長辺とを一致させるので、図9そのものの縦横と用
紙の縦横とは、角度が互いに90度異なる。すなわち、
図9では、x軸に沿って、しかも、x軸の負の向きに送
紙が行われる。また、用紙のアドレスの基準となるx軸
およびy軸の方向は、それぞれ、プリントヘッド100
8の主走査方向および副走査方向に対応する。
【0050】図9において、aは余白の画素数を表して
おり、各コマの画像の周囲にaピクセル(a画素)から
なる余白が設けられている。Mはプリント倍率を表して
いる。4コマ分の画像と余白とが用紙内に収まるよう、
また、余分な余白が出ないように、撮影データとしての
画像データは、プリント倍率Mの変倍処理を施された上
で、プリンタへ送信される。
【0051】また、P(x,y)は、アドレス(x,
y)において、プリンタへ送信される画像データの値を
示す。メモリカードに記録されている画像データは、R
GB各色ごとに8ビットの信号で構成されるが、プリン
タで出力可能な色数、階調数へと変換された上で、プリ
ンタへと送信される。これらの処理を行うことにより、
デジタルカメラ1は、あらゆる種類の用紙、あらゆる種
類のプリンタに対応することが可能になる。
【0052】なお、図9では、プリントされる各コマの
画像が、図における左上、左下、右上、右下の順に、第
kコマ、第k+1コマ、第+2コマ、第k+3コマの順
となるように配列される例を示した。しかしながら、配
列の順序は、一般に、任意に設定可能である。
【0053】<4. 4分割プリントの動作フロー>図1
0は、上記した4分割プリントを実現するために、デジ
タルカメラ1が実行する処理、すなわち、4分割プリン
ト処理の全体の流れを示すフローチャートである。この
処理は、マイクロコンピュータを有する全体制御部21
1の制御にもとづいて行われる。したがって、以下のフ
ローチャートは、全体制御部211が実行する制御の手
順を示すものと言うこともできる。以下において、図9
および図10を参照しつつ、処理の全体の流れについて
説明する。
【0054】デジタルカメラ1は、4分割プリント処理
を開始すると、まず、ステップS1101で、デジタル
カメラ1に接続されているプリンタの解像度R(dpi)、
プリント範囲である横B(inch)、階調数Dを取得する。
プリンタの解像度や階調数データは、図示しないプリン
タのROMに書き込まれている。また、用紙サイズに関
するデータは、プリンタの設定手段により、プリンタ内
部で保持されている。つぎに、デジタルカメラ1は、ス
テップS1102において、ステップS1101で取得
されたデータにもとづいて、プリンタの横画素数Hを計
算する。
【0055】つづくステップS1103では、プリント
倍率Mが計算される。図9からわかるように、プリント
倍率Mは、M=H/(2×n+4×a)、となるように
算出される。つぎに、ステップS1104において、ア
ドレス(x,y)の初期設定が行なわれ、4分割プリン
トにおけるコマ番号kが取得される。
【0056】つづくS1105では、xの現在値に応じ
た条件分岐が、つぎのように行われる。 (1)0≦x<aのとき:引数xpが、aに設定された
上で(ステップS1106)、サブルーチンとしてのプ
リント処理1が実行される(ステップS1107)。 (2)a≦x<M×m+aのとき:サブルーチンとして
のプリント処理2が実行される(ステップS110
8)。
【0057】(3)M×m+a≦x<M×m+3×aの
とき:引数xpが、M×m+3×aに設定された上で
(ステップS1109)、サブルーチンとしてのプリン
ト処理1が実行される(ステップS1107)。
【0058】(4)M×m+3×a≦x<2×M×m+
3×aのとき:サブルーチンとしてのプリント処理3が
実行される(ステップS1110)。
【0059】(5)2×M×m+3×a≦x<2×M×
m+4×aのとき:引数xpが、2×M×m+4×aに
設定された上で(ステップS1111)、サブルーチン
としてのプリント処理1が実行される(ステップS11
07)。
【0060】<5. プリント処理1のフロー>図11
は、サブルーチンとしてのプリント処理1(ステップS
1107)の内部フローを示すフローチャートである。
プリント処理1は、図9におけるy方向に連続する余白
部を、プリンタに出力させるための処理である。
【0061】プリント処理1が開始されると、まず、ス
テップS1201で、現在のyの値に対する判定が行わ
れる。yの現在値が、Hでなければ、処理はステップS
1202へ移行し、F(x,y)の値が0にセットされ
る。ここで、F(x,y)とは、アドレス(x,y)に
おけるRGB各色ごとの8ビットの画素の値である。
【0062】つづいて、ステップS1203において、
階調変換が行われる。すなわち、F(x,y)は、RG
B各色ごとに8ビットの値を有するので、プリンタの階
調数に相当するDビットへと変換される。ここで、変換
後の値をP(x,y)とする。なお、階調変換は、24
ビットからDビットへの変換のためのルックアップテー
ブルを用いて行われる。
【0063】つぎに、ステップS1204において、プ
リンタが、データ転送許可状態にあるかどうかが判定さ
れる。判定の結果が、Noであれば、結果がYes となるま
で、判定が繰り返される。すなわち、デジタルカメラ1
は、ステップS1204において、プリンタがデータ転
送許可状態となるまで待機する。
【0064】プリンタがデータ転送許可状態となり、待
機状態が解除されると、つづくステップS1205にお
いて、データP(x,y)がプリンタへと送信される。
つぎに、ステップS1206において、yの値がインク
リメントされた後、処理はステップS1201へと戻
る。そして、ステップS1201で、yがHに一致する
と判定されるまで、以上の手順が反復される。
【0065】ステップS1201において、yがHに一
致すると判定されると、ステップS1207において、
yが0へと戻され、さらに、xがインクリメントされ
る。つづくステップS1208では、xがxpに一致す
るか否かが判定される。一致しないと判定されると、処
理は、ステップS1201へ戻り、一致すると判定され
ると、プリント処理1を終了する。以上の処理を通じ
て、図9に「処理1」と記された範囲の余白が、用紙に
出力される。
【0066】<6. プリント処理2のフロー>図12
は、サブルーチンとしてのプリント処理2(ステップS
1108)の内部フローを示すフローチャートである。
プリント処理2は、図9における第kコマおよび第k+
1コマにおける画像と余白とを、プリンタに出力するた
めの処理である。すなわち、この処理によって、xが第
kコマおよび第k+1コマの範囲にある画像と余白と
が、出力される。
【0067】プリント処理2が開始されると、まず、ス
テップS1301で、現在のyの値に応じた条件分岐
が、つぎのように行われる。
【0068】(1)0≦y<a、M×n+a≦y<M×
n+3×a、または、2×M×n+3×a≦y<2×M
×n+4×aのとき:yがこの範囲にあるとき、アドレ
ス(x,y)は、余白部に位置する。このため、つづく
ステップS1302において、F(x,y)が0に設定
される。つづいて、ステップS1303において、階調
変換が行われる。その後、ステップS1304のループ
において、プリンタがデータ転送許可状態になるまで、
待機が行われる。プリンタがデータ転送許可状態となる
と、つぎのステップS1305において、データP
(x,y)がプリンタへと送信される。つぎに、ステッ
プS1306において、yの値がインクリメントされた
後、処理はステップS1301へと戻る。そして、ステ
ップS1301で、yの現在値が、上記(1)の条件か
ら外れるまで、以上の手順が反復される。
【0069】(2)a≦y<M×n+aのとき:yがこ
の範囲にあるとき、アドレス(x,y)は、第kコマの
画像の中に位置する。このため、ステップS1307に
おいて、メモリカード8から第kコマの画像データが呼
び出され、座標変換すなわち解像度変換が行なわれ、そ
の結果の値が、F(x,y)にセットされる。すなわ
ち、F(x,y)は、F(x,y)=Ck(x−a)/
M,(y−a)/M、で与えられる。その後、処理はス
テップS1303へ移行する。
【0070】(3)M×n+3×a≦y<2×M×n+
3×aのとき:yがこの範囲にあるとき、アドレス
(x,y)は、第k+1コマの画像の中に位置する。こ
のため、ステップS1308において、メモリカード8
から第k+1コマの画像データが呼び出され、座標変換
が行われ、その結果の値が、F(x,y)にセットされ
る。すなわち、F(x,y)は、F(x,y)=Ck+
1(x−a)/M,(y−n−3×a)/M)、で与え
られる。その後、処理はステップS1303へと移行す
る。
【0071】(4)y=Hのとき:yがこの値をとると
き、アドレス(x,y)は、第k+1コマの画像のyの
正方向の端縁に位置する。このため、ステップS130
9において、yの値は0へと戻され、xの値がインクリ
メントされる。つぎに、ステップS1310において、
xの現在値が、a+M×mに一致するか否かが判定され
る。判定の結果がYesである、すなわち、アドレス
(x,y)が、第kコマおよび第k+1コマのxの正方
向の端縁に達していると判定されると、プリント処理2
は終了される。判定の結果がNoである、すなわち、アド
レス(x,y)が、第kコマおよび第k+1コマの範囲
内にあると判定されると、処理はステップS1301へ
と戻る。
【0072】以上の処理を通じて、図9に「処理2」と
記された範囲の画像と余白が、用紙に出力される。
【0073】<7. プリント処理3のフロー>図13
は、サブルーチンとしてのプリント処理3(ステップS
1110)の内部フローを示すフローチャートである。
プリント処理3は、図9における第k+2コマおよび第
k+3コマにおける画像と余白とを、プリンタに出力す
るための処理である。すなわち、この処理によって、x
が第k+2コマおよび第k+3コマの範囲にある画像と
余白とが、出力される。
【0074】プリント処理3が開始されると、まず、ス
テップS1401で、現在のyの値に応じた条件分岐
が、つぎのように行われる。
【0075】(1)0≦y<a、M×n+a≦y<M×
n+3×a、または、2×M×n+3×a≦y<2×M
×n+4×aのとき:yがこの範囲にあるとき、アドレ
ス(x,y)は、余白部に位置する。このため、つづく
ステップS1402において、F(x,y)が0に設定
される。つづいて、ステップS1403において、階調
変換が行われる。その後、ステップS1404のループ
において、プリンタがデータ転送許可状態になるまで、
待機が行われる。プリンタがデータ転送許可状態となる
と、つぎのステップS1405において、データP
(x,y)がプリンタへと送信される。つぎに、ステッ
プS1406において、yの値がインクリメントされた
後、処理はステップS1401へと戻る。そして、ステ
ップS1401で、yの現在値が、上記(1)の条件か
ら外れるまで、以上の手順が反復される。
【0076】(2)a≦y<M×n+aのとき:yがこ
の範囲にあるとき、アドレス(x,y)は、第k+2コ
マの画像の中に位置する。このため、ステップS140
7において、メモリカード8から第k+2コマの画像デ
ータが呼び出され、座標変換が行なわれ、その結果の値
が、F(x,y)にセットされる。すなわち、F(x,
y)は、F(x,y)=Ck+2((x−m−3×a)
/M,(y−a)/M)、で与えられる。その後、処理
はステップS1403へ移行する。
【0077】(3)M×n+3×a≦y<2×M×n+
3×aのとき:yがこの範囲にあるとき、アドレス
(x,y)は、第k+3コマの画像の中に位置する。こ
のため、ステップS1408において、メモリカード8
から第k+3コマの画像データが呼び出され、座標変換
が行われ、その結果の値が、F(x,y)にセットされ
る。すなわち、F(x,y)は、F(x,y)=Ck+
4((x−m−3×a)/M,(y−n−3×a)/
M)、で与えられる。その後、処理はステップS140
3へと移行する。
【0078】(4)y=Hのとき:yがこの値をとると
き、アドレス(x,y)は、第k+1コマの画像のyの
正方向の端縁に位置する。このため、ステップS140
9において、yの値は0へと戻され、xの値がインクリ
メントされる。つぎに、ステップS1410において、
xの現在値が、3×a+2×M×m、に一致するか否か
が判定される。判定の結果がYesである、すなわち、ア
ドレス(x,y)が、第k+2コマおよび第k+3コマ
のxの正方向の端縁に達していると判定されると、プリ
ント処理3は終了される。判定の結果がNoである、すな
わち、アドレス(x,y)が、第k+2コマおよび第k
+3コマの範囲内にあると判定されると、処理はステッ
プS1401へと戻る。
【0079】以上の処理を通じて、図9に「処理3」と
記された範囲の画像と余白が、用紙に出力される。
【0080】<8. 画面の遷移>本実施の形態のデジタ
ルカメラ1は、ユーザが所望の画像をプリンタでプリン
ト出力させる際に必要なカメラ操作を、容易なものとす
るために、図14〜図16に示すように、撮影された画
像、ダグ情報、および、メニューを、表示部10へ表示
する。そして、ユーザは、表示部10に表示されたこれ
らの情報を、目視で参照しつつ選択操作を行うことによ
って、所望の動作を容易に選択することが可能となって
いる。以下において、この特徴ある動作について説明す
る。
【0081】すでに述べたように、デジタルカメラ1を
プリンタへ直結し、撮影/再生モード設定スイッチ14
を右にスライドすると、再生モードが設定され、直近に
撮影された(コマ番号が最も大きい)画像が表示され
る。図14には、このときの画面が、画面D13として
例示されている。この状態でDOWNスイッチ7を押す
毎に、一つ前のコマが表示され、UPスイッチ6を押す
毎に、後のコマが表示される。
【0082】画面D13が表示されているときに、FL
モード設定スイッチ11が押されると、画面は、画面D
14へと遷移する。画面D14では、撮影画像をバック
にして、「画像の編集」、「プリントアウト」、「デー
タ処理」、「PCへの転送」、「4コマ表示」、およ
び、「戻る」という選択肢が、メニュー形式で表示され
ており、デフォルト(初期設定)として「画像の編集」
が選択されている。
【0083】メニューが表示されているときに、UPス
イッチ6,DOWNスイッチ7を押すことにより、選択
される対象が、サイクリック変更される(画面D14〜
画面D19)。画面D14〜画面19のいずれかにおい
て、シャッタボタン9が押されると、画面は、次の断層
へと遷移する。
【0084】図15に示すように、画面D15でシャッ
ターボタン9が押されると、画面は、画面D150へと
遷移し、プリント処理が行われる。画面D150は、表
示されている撮影画像がプリント中である旨を表示する
が、バックライト10Bが消灯状態にあるので、画像は
殆ど確認できない。プリントが完了すると、再度バック
ライト10Bが点灯し、画面D151が現れ、プリント
完了のメッセージが表示される。画面D151におい
て、シャッターボタン9またはFLモード設定スイッチ
11が押されると、画面は画面D15へと戻る。
【0085】図16に示すように、画面D18におい
て、シャッターボタン9が押されると、画面は、画面D
180へと遷移する。画面180では、画面D18で表
示されていたコマ(第kコマ)と、そのコマから3つ前
までのコマの合計4コマ分の撮影画像が表示される。そ
して、デフォルトとして、画面D18で表示されていた
コマの画像が選択され、太枠で囲まれて表示される。U
Pスイッチ6、DOWNスイッチ7を押す毎にサイクリ
ックに選択コマが切り替わる。画面D180で、FLモ
ード設定スイッチ11が押されると、画面は、4コマ表
示に関するメニュー表示画面D181へと遷移する。
【0086】画面D181では、「4分割プリント」、
「選択コマ4枚プリント」、等の選択枝が、メニュー形
式で表示される。デフォルトでは、「4分割プリント」
が選択されているが、UPスイッチ6やDOWNスイッ
チ7を押すことにより、サイクリックに選択対象を変更
することができる。
【0087】画面D181で、「4分割プリント」が選
択対象とされているときに、シャッターボタン9が押さ
れると、すでに述べた手順に沿った4分割プリント処理
が開始される。それと同時に、画面は、画面D182へ
と遷移し、プリント中である旨を表示する。プリントが
完了し、デジタルカメラ1がプリント完了信号をプリン
タから受信すると、画面は画面D183へ遷移し、プリ
ントが完了した旨を表示する。画面D183で、シャッ
ターボタン9またはFLモード設定スイッチ11が押さ
れると、画面は画面D180へと復帰する。
【0088】<9. 同一コマの4分割プリント>また、
画面D181で選択可能な「選択コマ4枚プリント」と
は、画面D180で選択されているコマの画像を、1枚
の用紙に4カット出力するモードである。プリント後、
用紙を切断することにより、多部数の写真を効率よく出
力することができる。処理の手順に関しては、図12お
よび図13のフローにおいて、Ck+1,Ck+2,お
よび、Ck+3を、共通にCkへと置き換え、第kコマ
の画像データの呼び出しを4回繰り返す点が異なるに過
ぎない。このため、プリンタの用紙の上に割り当てられ
る(x,y)アドレスと、出力されるコマとの関係を、
図17に示すにとどめ、処理フローの図示は省略する。
図17における符号の意味は、図9と同じである。
【0089】<10. 変形例>以上の実施の形態では、4
個の異なるコマまたは同一コマの画像が、1枚のプリン
ト用紙に分割してプリント出力される例を示したが、一
般に、N(≧2)個の画像を、同様に分割してプリント
出力することが可能である。
【0090】
【発明の効果】第1の発明の装置では、N個の画像デー
タが、1枚の用紙の上に、複数の領域に並べてプリント
出力されるので、プリンタに付属する用紙、インク等の
消耗品の使用を節減し、同時に、プリント出力に要する
時間を短縮することができる。
【0091】第2の発明の装置では、メモリ手段から異
なるコマが選ばれ、一枚の用紙に並べてプリント出力さ
れる。このため、プリント出力された用紙を、簡易アル
バムとして、そのまま利用することができる。
【0092】第3の発明の装置では、複数コマの画像が
撮影した順序に選ばれ、並べてプリント出力されるの
で、簡易アルバムの作成に、さらに適している。
【0093】第4の発明の装置では、メモリ手段に記憶
される画像データの中から、表示手段による表示を手が
かりとして、所望の複数コマを選択して、並べてプリン
ト出力することができる。このため、簡易アルバムを、
容易に編集して作成することができる。
【0094】第5の発明の装置では、メモリ手段から同
一コマが選ばれ、一枚の用紙に並べてプリント出力され
るので、同一コマの画像を複数枚必要とするときの利用
に適している。
【0095】第6の発明の装置では、プリント出力され
る複数の画像が、1枚のプリント用紙の略全幅を占める
ように、プリント倍率が算出され、これにもとづいて、
プリント出力すべき複数の画像データに解像度変換処理
が施される。このため、プリンタの多様な機種に自動的
に適応して、プリント用紙に画像が無駄なくプリント出
力される。
【0096】第7の発明の装置では、余白が挿入される
ので、プリント出力された用紙が、簡易アルバムとして
の利用に、さらに適すると同時に、複数の画像の間の切
り離しも容易に行い得る。
【0097】第8の発明の装置では、プリント出力すべ
き複数の画像データに階調数に関する変換が施される。
このため、プリンタの機種に適応した、適切な階調でプ
リント出力された画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態のデジタルカメラの正面図であ
る。
【図2】 実施の形態のデジタルカメラの背面図であ
る。
【図3】 実施の形態のデジタルカメラの背面図であ
る。
【図4】 実施の形態のデジタルカメラのブロック図で
ある。
【図5】 メモリカードのメモリ空間を示す説明図であ
る。
【図6】 プリンタが外部接続されたときの全体図であ
る。
【図7】 プリンタのブロック図である。
【図8】 メモリカードにおける画素データの配列を示
す説明図である。
【図9】 用紙の上のアドレスと画像の割付配置を示す
説明図である。
【図10】 4分割処理の全体の流れを示すフロー図で
ある。
【図11】 プリント処理1の内部フローを示すフロー
図である。
【図12】 プリント処理2の内部フローを示すフロー
図である。
【図13】 プリント処理3の内部フローを示すフロー
図である。
【図14】 表示部における画面の遷移を示す説明図で
ある。
【図15】 表示部における画面の遷移を示す説明図で
ある。
【図16】 表示部における画面の遷移を示す説明図で
ある。
【図17】 用紙の上のアドレスと画像の割付配置に関
する他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
8 メモリカード(メモリ手段) 10 表示部(表示手段) 211 全体制御部(制御手段) 1000 プリンタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタが直接に接続可能であり、撮影
    によって得られた画像データを、前記プリンタにプリン
    ト出力させることが可能なデジタルカメラにおいて、 (a) 前記画像データを記憶可能なメモリ手段と、 (b) 前記メモリ手段と前記プリンタの動作を制御する制
    御手段と、を備え、 当該制御手段は、 (b-1) 前記メモリ手段からの読出しをN(≧2)回行う
    ことによって、N個の画像データを得る手段と、 (b-2) 読み出された前記N個の画像データを、前記プリ
    ンタにセットされた1枚の用紙の上のN個の領域に並べ
    てプリント出力するための信号を、前記N個の画像デー
    タにもとづいて生成する手段と、 (b-3) 生成された前記信号を、前記プリンタへと送出す
    る手段と、を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタルカメラにおい
    て、 前記メモリ手段は、K(≧N)コマの画像データを同時
    に記憶することが可能であり、 前記手段(b-1)は、 (b-1-1) 前記メモリ手段に記憶される前記Kコマの画像
    データの中から、Nコマの画像データを順次読み出すこ
    とによって、前記N個の画像データを得る手段、を備え
    ることを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデジタルカメラにおい
    て、 前記Nコマの画像データは、撮影の順序が連続するコマ
    の画像データであることを特徴とするデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のデジタルカメラにおい
    て、 (c) 画像データを表示するための表示手段、をさらに備
    え、 前記制御手段は、 (b-4) 前記メモリ手段に記憶される前記Kコマの画像デ
    ータの中から、外部からの指示にもとづいて、Nコマの
    画像データを選択し、前記表示手段へ並べて表示させる
    手段、をさらに備え、 前記手段(b-1-1) は、 (b-1-1-1) 前記メモリ手段から、前記表示手段へ表示さ
    れる前記Nコマの前記画像データを順次読み出す手段、
    を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のデジタルカメラにおい
    て、 前記手段(b-1)は、 (b-1-1) 前記メモリ手段に記憶される同一コマの画像デ
    ータを反復してN回読み出すことによって、前記N個の
    画像データを得る手段、を備えることを特徴とするデジ
    タルカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のデジタルカメラにおい
    て、 前記手段(b-2)は、 (b-2-1) プリンタの解像度と用紙サイズに関する情報を
    前記プリンタから読み取り、その結果にもとづいて、前
    記一枚の用紙に割り当てられる画素数を判別する手段
    と、 (b-2-2) 前記画素数と前記N個の画像データの画素数と
    にもとづいて、前記N個の領域が、前記一枚の用紙の略
    全幅を占めるためのプリント倍率を演算する手段と、 (b-2-3) 前記プリント倍率に応じた解像度変換処理を前
    記N個の画像データへ施す手段と、 (b-2-4) 前記信号として、前記解像度変換処理が施され
    た後の前記N個の画像データを前記N個の領域へプリン
    ト出力するための信号を生成する手段と、 を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のデジタルカメラにおい
    て、 前記手段(b-2-2)は、 前記一枚の用紙の中の前記N個の領域の周囲に余白を形
    成できるように、前記プリント倍率を演算し、 前記手段(b-2-4)は、前記信号に、前記N個の領域の周
    囲に余白を形成するための信号を含めることを特徴とす
    るデジタルカメラ。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のデジタルカメラにおい
    て、 前記手段(b-2)は、 (b-2-1) 前記N個の画像データの階調数を、前記プリン
    タの階調数へと変換する手段と、 (b-2-2) 前記信号として、前記階調数についての変換が
    施された前記N個の画像データを前記N個の領域へプリ
    ント出力するための信号を、生成する手段と、 を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
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