JPH11345880A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH11345880A
JPH11345880A JP10151309A JP15130998A JPH11345880A JP H11345880 A JPH11345880 A JP H11345880A JP 10151309 A JP10151309 A JP 10151309A JP 15130998 A JP15130998 A JP 15130998A JP H11345880 A JPH11345880 A JP H11345880A
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semiconductor device
laser
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block layer
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リチャードソン トム
San Yanron
サン ヤンロン
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Electro Scientific Industries Inc
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Fujitsu Ltd
Electro Scientific Industries Inc
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高集積化が容易で製造コストが増加しないヒ
ューズ回路を有する半導体装置の構造及びその製造方
法、並びに、このようなヒューズの切断に適したレーザ
装置を提供する。 【解決手段】 下地基板10上に形成されたブロック層
12と、ブロック層12上に形成された絶縁膜14と、
絶縁膜14上に形成されたヒューズ22とにより半導体
装置を構成する。ヒューズ22の下層部にブロック層1
2を設けることにより、レーザアブレーションによりヒ
ューズを切断し、且つ、ブロック層12によってレーザ
アブレーションを制御性よく停止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザアブレーシ
ョンにより切断しうるヒューズ回路を有する半導体装置
及びその製造方法、並びに、このような半導体装置のヒ
ューズを切断するに適したレーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAMやSRAMなどのメモリデバイ
スやロジックデバイスなどの半導体装置は極めて多数の
素子によって構成されているが、製造工程上の様々な要
因によって一部の回路やメモリセルが正常動作しなくな
ることがある。この場合、一部の回路やメモリセルの不
良により装置全体を不良として扱うとすれば製造歩留り
を低下させ、ひいては製造コストの増加にも繋がること
となる。このため、近年の半導体装置においては、不良
回路や不良メモリセルを、予め準備しておいた冗長回路
や冗長メモリセルに切り換えて良品とすることにより不
良品を救済することが行われている。また、異なる機能
を有する複数の回路を一体として構成した後に装置機能
の切り換えを行う半導体装置や、所定の回路を構成した
後に装置特性の調整を行うようにしている半導体装置も
存在する。このような装置の再構築は、通常、半導体装
置上に予め複数のヒューズを備えたヒューズ回路を実装
しておき、動作試験等の後、当該ヒューズをレーザ照射
によって切断することにより行われている。
【0003】ヒューズ回路を有する従来の半導体装置及
びその製造方法について、図11を用いて説明する。図
11(a)は従来の半導体装置の構造を示す概略断面
図、図11(b)は従来の半導体装置の構造を示す平面
図、図11(c)はヒューズ切断後の従来の半導体装置
の構造を示す概略断面図である。下地基板上200に
は、所定の回路に接続され、回路の切り換えを行うため
のヒューズ202が形成されている。ヒューズ202上
には、ヒューズ202を覆う層間絶縁膜204が形成さ
れている。層間絶縁膜204上には、層間絶縁膜204
を介してヒューズ202に接続された配線層206が形
成されている。配線層206上には、パッシベーション
膜211が形成され、ヒューズ202上でパッシベーシ
ョン膜211の一部は除去されている。ヒューズ202
は、下地基板200上に所定のピッチPをもって複数形
成される(図11(a)、(b))。
【0004】このようなヒューズ回路において、ヒュー
ズ202の切断は、ヒューズが形成された領域にレーザ
光208を照射し、その吸収エネルギーによってヒュー
ズ202を急激に高温に加熱して溶融爆発(Laser Expl
osion)することにより行われていた(図11
(c))。ここで、半導体装置を微細化するためにはヒ
ューズ202のピッチPをより狭くすることが必要であ
るが、ヒューズ202のピッチPは、レーザ光208の
スポットサイズ210と、レーザ光208のアライメン
ト精度とによって律則されることとなる。
【0005】レーザ光208のスポットサイズ210
は、照射するレーザ光の波長によってその下限が決定さ
れるため、レーザ光の波長を短くすればするほどにスポ
ットサイズ208を小さくすることができる。しかしな
がら、レーザ光の波長が短すぎるとヒューズ202の形
成されていない領域を透過したレーザ光が下地の半導体
基板に達して吸収され、そこで加熱溶融爆発してしまう
不都合がある。このため、半導体基板がシリコンの場合
には、レーザ光の波長は、シリコン基板による吸収が少
ない1μm程度、すなわち、スポットサイズにして約
1.5〜2.0μmが下限であった。
【0006】一方、アライメント精度は、隣接するヒュ
ーズ202の両方を切断する場合に、爆発領域が重なっ
てしまうと下地の半導体基板に損傷が入る不都合を防止
するため、及び、隣接するヒューズ202の一方を切断
する場合に他方に損傷を与えたり切断してしまうのを防
止するために必要であり、通常、約0.5μmがその下
限となっている。
【0007】したがって、上記従来のヒューズ切断方法
では、ヒューズピッチの下限は2.0〜2.5μmであ
った。ヒューズのピッチPを狭める方法としては、フォ
トレジストを用いる方法が本出願人の一部において提案
されている。フォトレジストを用いる方法では、図11
(a)に示す半導体装置上にフォトレジスト212を形
成し(図12(a))、溶融爆発の生じない十分に低い
パワーでレーザ光208を照射してフォトレジスト21
2を露光し(図12(b))、露光したフォトレジスト
212を現像して露光された領域214のフォトレジス
ト212を除去し(図12(c))、このフォトレジス
ト212をマスクとしてヒューズ202を通常のエッチ
ングプロセスにて除去する(図12(d))。
【0008】この方法によれば、レーザ光208のパワ
ーはフォトレジスト212を感光させるに十分であれば
足りるので、ヒューズ202や半導体基板を溶融爆発す
るほどに高く設定する必要はない。したがって、レーザ
光208の波長は容易に短波長化することができるの
で、レーザ光208のスポットサイズ210もレーザ光
の波長に応じていくらでも小さくすることができる。し
たがって、レーザ光のスポットサイズ210に律則され
るヒューズピッチPをも狭めることができる。
【0009】しかしながら、フォトレジストを用いる方
法では、フォトレジストの塗布工程及び現像工程、ヒュ
ーズのエッチング工程、フォトレジストの剥離工程を更
に設けなければならない。従来、ウェーハプロセス完了
後に行う試験工程はウェーハプロセスクリーンルームに
比べて清浄度が劣っていても支障がなかったが、エッチ
ング等のプロセスを試験後に行う場合には、試験工程を
清浄度の高いクリーンルーム内で行いウェーハに付着し
たゴミがエッチング装置を汚さないようにするか、ヒュ
ーズ切断専用のエッチング装置を配備する必要が生じる
ため、単なる工程増加以上に製造コストが増加すること
となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のヒ
ューズ切断方法では、半導体装置の高集積化に応じてヒ
ューズピッチを狭め、且つ、製造工程や製造コストの増
加を抑えることは困難であった。本発明の目的は、高集
積化が容易で製造コストが増加しないヒューズ回路を有
する半導体装置の構造及びその製造方法、並びに、この
ようなヒューズの切断に適したレーザ装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザアブレ
ーション(Laser Ablation)を用いてヒューズを切断し
うる半導体装置及びその製造方法、並びに、このような
半導体装置のヒューズを切断するに好適なレーザ装置を
提供するのもである。レーザアブレーションとは、高強
度のレーザ光を照射し、照射したレーザ光のエネルギー
によって物質の結合を解き、被照射物を瞬時に昇華する
現象をいうものである。
【0012】レーザ光の吸収による溶融爆発を用いる従
来のヒューズ切断方法が、光エネルギーを一旦物質の結
合の伸縮等の振動、すなわち、熱エネルギーに変換し、
この後に溶融爆発するものであるのに対し、レーザアブ
レーションは、光エネルギーによって直接物質の結合を
解離するものであり、溶融爆発とレーザアブレーション
とは全く異なる現象に基づくものである。
【0013】かかるメカニズムの違いから、レーザアブ
レーションの場合にはレーザ光を照射した部分のみが消
失し、未照射部との境界は極めて奇麗な切断面として残
る。一方、従来の溶融爆発では、レーザ照射部近傍まで
溶融爆発し、多数の飛散物が生じるとともに、レーザ照
射部と未照射部との境界は極めて不鮮明となる。このよ
うに、レーザアブレーションではレーザ照射部を奇麗に
除去することができるが、ほとんど全ての物質を瞬時に
して除去してしまうため制御性に欠け、ヒューズのみな
らず、その下層の半導体基板の一部までもが除去されて
しまうという欠点がある。
【0014】上記欠点に鑑み本願発明者等が鋭意検討を
行った結果、本願発明者等は、レーザアブレーションに
より昇華されにくい材料を見出した。そして、レーザア
ブレーションにより昇華されにくい所定の材料からなる
ブロック層をヒューズの下層部に設けておくことによ
り、このブロック層上でレーザアブレーションを制御性
よく停止することができることが初めて明らかとなっ
た。
【0015】レーザアブレーションによりヒューズを切
断する場合であっても、ブロック層によりレーザアブレ
ーションを抑制することができればレーザ光の波長を短
くしても従来の溶融爆発のように半導体基板に損傷を与
える虞もない。したがって、レーザ光のスポットサイズ
は、レーザ光の波長に応じていくらでも小さくすること
ができる。
【0016】また、互いに隣接する2本のヒューズの両
方を切断した場合でも、ブロック層が十分に厚ければ両
方のレーザスポットが重なり合っても半導体基板に損傷
を与える虞がない。すなわち、ヒューズピッチは、レー
ザ光の波長を短くすることによっていくらでも縮小する
ことができる。また、レーザアブレーションでは、ヒュ
ーズを切断するために必要とされる装置はレーザ装置の
みであり、エッチング装置等を付加する必要はなく、ま
た、製造工程数や製造コストが増加することもない。
【0017】レーザアブレーションを抑制するためのブ
ロック層としては、例えばW(タングステン)膜を用い
ることができる。すなわち、上記目的は、下地基板上に
形成されたブロック層と、前記ブロック層上に形成され
た絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成されたヒューズとを有
することを特徴とする半導体装置によって達成される。
このように半導体装置を構成することにより、下地基板
に損傷を与えることなく制御性よくレーザアブレーショ
ンによりヒューズを切断することができる。また、レー
ザアブレーションにより切断しうるヒューズは極めて狭
いピッチで配置できるので、ヒューズ回路の集積度を向
上することができる。
【0018】また、上記目的は、複数のメモリセルが形
成されたメモリセル領域と、不良メモリセルを冗長メモ
リセルに切り換えるヒューズ回路が形成されたヒューズ
回路領域とを有する半導体装置であって、前記ヒューズ
回路領域に形成されたブロック層と、前記ブロック層上
に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成され、前記
メモリセルを構成する導電層又は前記メモリセル領域に
形成された配線層と同一の導電層よりなるヒューズとを
有することを特徴とする半導体装置によっても達成され
る。このように半導体装置を構成することにより、レー
ザアブレーションにより制御性よく切断しうるヒューズ
をメモリデバイスにおける冗長回路への切り換え回路に
適用することができる。また、レーザアブレーションに
より切断しうるヒューズは極めて狭いピッチで配置でき
るので、メモリデバイスの集積度を向上することができ
る。
【0019】また、上記の半導体装置において、前記ヒ
ューズは、前記メモリセル領域に形成された金属配線層
と同一導電層により形成されていることが望ましい。ヒ
ューズを構成する配線層は、半導体装置を構成するいず
れかの金属配線層と同一の導電層により構成することが
できる。また、上記の半導体装置において、前記メモリ
セルは、転送トランジスタとキャパシタとを有し、前記
ヒューズは、前記転送トランジスタのゲート電極、前記
キャパシタの蓄積電極、前記キャパシタの対向電極又は
ビット線と同一導電層により形成されていることが望ま
しい。ヒューズは、金属配線層のみならず、メモリセル
を構成する上記の導電層と同一導電層により構成するこ
ともできる。
【0020】また、上記の半導体装置において、前記ヒ
ューズ上に形成されたカバー膜を更に有することが望ま
しい。上記の半導体装置はレーザアブレーションにより
ヒューズを切断することができるので、ヒューズ上にカ
バー膜が形成されている場合であってもカバー膜上から
ヒューズを切断することができる。また、上記の半導体
装置において、前記カバー膜上に、組立の際のストレス
を緩和するためのポリイミド膜を更に有することが望ま
しい。上記の半導体装置はレーザアブレーションにより
ヒューズを切断することができるので、カバー膜上に更
にポリイミド膜が形成されている場合であっても、ポリ
イミド膜上からヒューズを切断することができる。
【0021】また、上記の半導体装置において、前記ブ
ロック層は、タングステン膜を含む膜により形成されて
いることが望ましい。タングステン膜はレーザアブレー
ションにより昇華されにくいため、タングステン膜を含
む膜によりブロック層を形成することによりブロック層
でレーザアブレーションを停止することができる。ま
た、上記の半導体装置において、前記ヒューズは、多結
晶シリコン膜、アルミ膜又はアルミ合金膜を含むことが
望ましい。これら導電性材料はレーザアブレーションに
より極めて昇華されやすいので、レーザアブレーション
により切断するヒューズとして用いることができる。
【0022】また、上記の半導体装置において、レーザ
アブレーションにより切断された前記ヒューズを有する
ことが望ましい。また、上記目的は、下地基板上にブロ
ック層を形成するブロック層形成工程と、前記ブロック
層上に絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、前記絶縁膜
上にヒューズを形成するヒューズ形成工程とを有するこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法によっても達成さ
れる。上記の半導体装置の製造方法によれば、レーザア
ブレーションによりヒューズを切断しうる半導体装置を
製造することができる。また、レーザアブレーションに
より切断しうるヒューズは極めて狭いピッチで配置でき
るので、ヒューズ回路の集積度を向上することができ
る。
【0023】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記ヒューズ形成工程の後に、レーザアブレーショ
ンにより前記ヒューズを切断するヒューズ切断工程を更
に有することが望ましい。レーザアブレーションにより
ヒューズを切断すれば、製造工程を複雑にせず、且つ、
新たな製造装置を配備する必要がないので、製造コスト
を増加せずにヒューズのピッチを狭めることができる。
【0024】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記ヒューズ切断工程では、前記ブロック層でレー
ザアブレーションを停止することが望ましい。レーザア
ブレーションにより昇華されにくい材料よりなるブロッ
ク層をヒューズ下層部に形成しておくことにより、ブロ
ック層で制御性よくレーザアブレーションを停止するこ
とができる。
【0025】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記ヒューズ切断工程では、波長が500nm以下
のレーザ光により前記ヒューズを切断することが望まし
い。レーザアブレーションでは下地基板のレーザ光の吸
収を考慮する必要がないので、基板の吸収帯である1μ
m以下の波長帯のレーザ光を用いることができる。ま
た、このような短波長レーザ光を用いることによりレー
ザ光のスポットサイズを縮小することができるので、ヒ
ューズピッチを狭めてヒューズを配置することができ
る。
【0026】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記レーザ光は、Nd:YAGレーザの第3高調波
又はNd:YLFレーザの第3高調波であることが望ま
しい。また、上記の半導体装置の製造方法において、前
記ヒューズ形成工程の後に、前記ヒューズ上を覆うカバ
ー膜を形成するカバー膜形成工程を更に有することが望
ましい。レーザアブレーションでは、上層部から順次昇
華していくので、ヒューズ上にカバー膜が形成されてい
る場合であってもカバー膜上からヒューズを切断するこ
とができる。
【0027】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記カバー膜形成工程の後に、組立の際のストレス
を緩和するためのポリイミド膜を形成するポリイミド膜
形成工程を更に有することが望ましい。また、カバー膜
上にポリイミド膜が形成されている場合であっても、同
様に、ポリイミド膜上からヒューズを切断することがで
きる。
【0028】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記ブロック層形成工程では、タングステン膜を含
む前記ブロック層を形成することが望ましい。また、上
記目的は、下地基板上に形成されたブロック層と、前記
ブロック層上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形
成されたヒューズとを有する半導体装置の前記ヒューズ
をレーザアブレーションにより切断するためのレーザ装
置であって、500nm以下の発振波長を有し、前記ヒ
ューズをレーザアブレーションにより切断するために十
分なエネルギー密度を有するレーザ光を発振するレーザ
共振器と、前記レーザ共振器により出力されたレーザ光
を所定のスポットサイズに集光するレンズ機構と、前記
レーザ共振器により出力されたレーザ光を前記半導体装
置の所定の位置に照射するための位置合わせ機構とを有
することを特徴とするレーザ装置によっても達成され
る。このようにしてレーザ装置を構成することにより、
ウェーハの任意の位置にレーザ光を照射し、レーザアブ
レーションによりヒューズを切断することができる。
【0029】また、上記のレーザ装置において、前記レ
ーザ共振器は、Nd:YAGレーザの第3高調波又はN
d:YLFレーザの第3高調波を出力することが望まし
い。
【0030】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1実
施形態による半導体装置及びその製造方法について図1
乃至図4を用いて説明する。図1は本実施形態による半
導体装置の構造を示す平面図及び断面図、図2は本実施
形態による半導体装置の製造方法を示す工程図、図3及
び図4は本実施形態による半導体装置の製造方法を示す
工程断面図である。
【0031】はじめに、本実施形態による半導体装置の
構造について図1を用いて説明する。図1(a)は本実
施形態による半導体装置の構造を示す平面図、図1
(b)は図1(a)のX−X′線断面図である。下地基
板10上には、レーザアブレーションを抑制するブロッ
ク層12が形成されている。下地基板10及びブロック
層12上には、層間絶縁膜14が形成されている。層間
絶縁膜14上には、例えばアルミや多結晶シリコンなど
の導電膜よりなるヒューズ22が複数形成されている。
ヒューズ22上には、カバー膜30が形成されている。
【0032】このように、本実施形態による半導体装置
では、ヒューズ22が形成された領域の下層に、レーザ
アブレーションを抑制するブロック層12が形成されて
いることに特徴がある。このようなブロック層12を設
けることにより、制御性に欠けるレーザアブレーション
を用いてヒューズ22を切断する場合にもブロック層1
2で制御性よくレーザアブレーションを停止することが
できる。
【0033】ブロック層12としては、レーザアブレー
ションにより昇華されにくい材料を適用することが望ま
しく、具体的には、W(タングステン)膜や、W/Ti
N/Tiなどの積層膜を用いることができる。これらの
膜や積層膜は、従来より半導体装置の製造に広く用いら
れているものであり、プロセスの整合性にも優れてい
る。
【0034】また、特別にブロック作用を有しなくて
も、ヒューズ22と半導体基板間に配置される膜が厚け
れば厚いほどよいので、半導体装置に用いられる全ての
層をヒューズ22下部に配置してもブロック層12とし
ての機能を発揮できる。ヒューズ22としては、ブロッ
ク層12に比べて十分にレーザアブレーションされやす
い材料であれば如何なる材料であっても適用することが
できる。実際に半導体装置に使用されている材料として
は、例えば、多結晶シリコン、金属シリサイド、Al、
Al−Si−CuやAl−Cu−TiなどのAl合金、
Ti、TiN、又はこれらの積層膜を用いることができ
る。
【0035】ヒューズ22のピッチは、レーザ光のスポ
ットサイズと位置合わせ余裕とにより律則される。レー
ザ光の最小スポットサイズは、概略、レーザ光の波長の
約2倍と見積もることができるので、例えばレーザ光の
波長を0.355μm、位置合わせ余裕を0.5μmと
すると、ヒューズ22のピッチは約1.2μmとなる。
したがって、従来の半導体装置と比較して、ヒューズ2
2のピッチを極めて狭くすることができる。
【0036】また、2回のレーザアブレーションに耐え
うる膜厚を有するブロック層を設けておけば、隣接する
ヒューズを切断するためのレーザ光のスポットが重なり
合っても下地に損傷を与える虞がないので、位置合わせ
余裕を確保する必要はない。したがって、ヒューズピッ
チは更に狭めることができる。また、レーザアブレーシ
ョンでは下地基板による吸収を考慮する必要がないの
で、レーザ光の波長を短くすることによりヒューズピッ
チを更に狭めることができる。したがって、半導体装置
の微細化に極めて有効である。
【0037】このように、本実施形態によれば、ヒュー
ズの下層部にレーザアブレーションにより昇華されにく
い材料からなるブロック層を設けるので、レーザアブレ
ーションにより制御性よくヒューズの切断をしうる半導
体装置を構成することができる。また、レーザアブレー
ションでは、レーザ光の波長を短くしても下地基板に影
響を与えないので、レーザ光のスポットサイズをレーザ
光の波長に応じて極めて小さくすることができる。これ
により、ヒューズピッチを狭めることができるので、半
導体装置の集積度を向上することができる。
【0038】次に、本実施形態による半導体装置の製造
方法について図2乃至図4を用いて説明する。本実施形
態による半導体装置の製造方法は、図2に示すように、
下地基板上にレーザアブレーションを抑制するブロック
層を形成する工程(ステップS11)と、ブロック層上
に絶縁膜を介してヒューズを形成する工程(ステップS
12)と、ヒューズ上を覆うカバー膜を形成する工程
(ステップS13)と、回路の動作試験を行う試験工程
(ステップS14)と、レーザアブレーションによりヒ
ューズを切断する工程(ステップS15)とにより半導
体装置を製造することに特徴がある。
【0039】以下、具体的な構造を例に本実施形態によ
る半導体装置の製造方法を詳細に説明する。まず、所定
の素子が形成された下地基板10上に、レーザアブレー
ションを抑制するためのブロック層12を形成する(ス
テップS11)。例えば、下地基板10上にCVD法に
より膜厚約350nmのW膜を堆積して所定の形状にパ
ターニングし、ブロック層12とする。
【0040】次いで、ブロック層12を覆う層間絶縁膜
14を形成する。例えば、CVD法により膜厚約1μm
のシリコン酸化膜を堆積し、層間絶縁膜14とする(図
3(b))。続いて、層間絶縁膜14上に、ヒューズと
なる導電膜を堆積する。例えば、スパッタ法により、膜
厚約100nmのTiN膜16と、膜厚約1μmのAl
−Cu−Ti膜18と、膜厚約50nmのTiN膜20
とを堆積する。
【0041】この後、通常のリソグラフィー技術及びエ
ッチング技術により、TiN膜20/Al−Cu−Ti
膜18/TiN膜16よりなる積層膜をパターニング
し、ブロック層12の上部に、この積層膜よりなるヒュ
ーズ22を形成する(ステップS12、図3(c))。
例えば、ブロック層12上に、幅約2μmのヒューズ2
2を2μmピッチで複数配置する。
【0042】次いで、ヒューズ22が形成された基板上
にカバー膜30を形成する(ステップS13)。例え
ば、CVD法により膜厚約100nmのSiON膜24
を堆積し、次いで膜厚約1μmのSOG膜26を塗布し
て表面を平坦化し、続いてCVD法により膜厚約1μm
のSiN膜28を堆積し、SiON膜24と、SOG膜
26と、SiN膜28とからなるカバー膜30を形成す
る(図4(a))。
【0043】続いて、通常のリソグラフィー技術及びエ
ッチング技術により、ボンディングパッド(図示せず)
を露出するための開口部をカバー膜に形成する。溶融爆
発によりヒューズを切断する従来の半導体装置の製造方
法では、溶融爆発を起こすためにカバー膜を除去し、或
いは薄くする必要があり、通常、ボンディングパッドの
開口と同時にヒューズ窓を形成するためのエッチングを
行っていた。しかしながら、レーザアブレーションを用
いる本実施形態による半導体装置の製造方法では、上層
の膜から順次昇華していくためカバー膜30にヒューズ
窓を形成する必要はない。したがって、カバー膜30の
パターニング工程では、100μm単位の大きなパッド
開口部のみを形成すれば十分であり微細なヒューズ窓を
形成する必要はないので、リソグラフィー工程を簡略に
することができる。このことは、従来のようにヒューズ
窓を形成してはいけないことを意味するものではない。
ヒューズ窓を形成すれば、ヒューズ上の膜が少なくなる
ためレーザアブレーションのトータルパワーを減少で
き、また、スループットの増加及びより高精度のレーザ
アブレーション制御も可能となるなどのメリットを得る
ことができる。
【0044】この後、所定の回路試験を行い不良メモリ
セル等を特定し、冗長メモリセルと切り換えるために切
断すべきヒューズを特定する(ステップS14)。この
際、切断すべきヒューズ22のウェーハ上における位置
座標を予め記憶しておき、ヒューズ切断の際に用いる。
次いで、レーザアブレーション法を用い、回路試験によ
り特定されたヒューズ22を切断する(ステップS1
5、図4(b))。なお、上述の構造では、発振波長3
55nm、パルス幅40nsec、パワー100μJ、
スポットサイズ5μmの条件により、ブロック層12で
レーザアブレーションを停止しつつヒューズ22を切断
することができた。なお、レーザ光のスポットサイズ
は、1.5μm程度のものを使用することもでき、更に
は波長の2倍程度まで縮小可能である。
【0045】この後、必要に応じて再度回路試験を行
い、良品の組立を行う。このように、本実施形態によれ
ば、レーザアブレーションを用いてヒューズ22を切断
するので、カバー膜30にヒューズ窓を設けることなく
ヒューズ22を切断することができる。これにより、カ
バー膜30のパターニングの際のリソグラフィー工程を
簡略にすることができる。また、ヒューズ22の切断に
フォトレジストやエッチング装置を用いる必要がないの
で、ヒューズ切断専用のエッチング装置などを新たに配
備する必要もない。
【0046】また、レーザアブレーションではレーザの
波長を独立して短波長化することができるので、レーザ
のスポットサイズを極めて小さくすることができる。こ
れにより、ヒューズ回路を構成する領域の専有面積を大
幅に縮小することができるので、半導体装置の集積度を
向上することができる。なお、半導体チップをセラミッ
クパッケージに封入する際のチップとセラミックとの間
の熱膨張差などによる影響を抑えるため、カバー膜30
上に緩衝材としてポリイミド膜を形成する場合がある。
このような場合にも、本実施形態による半導体装置の製
造方法は有効である。すなわち、レーザアブレーション
を用いる本実施形態の半導体装置の製造方法では、対象
物の表面側から順次昇華していくので、カバー膜上にポ
リイミド膜が形成されている場合であってもポリイミド
膜上からヒューズを切断することができる。
【0047】例えば、図5に示すように、下地基板上に
ブロック層を形成し(ステップS21)、ブロック層上
に層間絶縁膜を介してヒューズを形成し(ステップS2
2)、ヒューズ上を覆うカバー膜を形成し(ステップS
23)、カバー膜を覆うポリイミド膜を形成し(ステッ
プS24)、その後、所定の動作試験を行い(ステップ
S25)、レーザアブレーションによりヒューズを切断
(ステップS25)することができる。
【0048】また、上記実施形態ではカバー膜の形成後
に動作試験を行っているが、少なくとも最終配線層が形
成されていれば動作試験を行うことができる。また、ヒ
ューズの切断は、動作試験の後であれば行うことができ
る。したがって、例えば図6に示すように、下地基板上
にブロック層を形成する工程(ステップS31)と、ブ
ロック層上に絶縁膜を介してヒューズを形成する工程
(ステップS32)と、ヒューズ上を覆うカバー膜を形
成する工程(ステップS33)と、カバー膜を覆うポリ
イミド膜を形成する工程(ステップS34)とを有する
半導体装置の製造方法において、動作試験工程(ステッ
プS35)は、カバー膜形成工程の前に行ってもよい
し、ポリイミド膜形成工程の前に行ってもよいし、ポリ
イミド膜形成工程の後に行ってもよい。また、ヒューズ
切断工程(ステップS36)は、動作試験工程(ステッ
プS35)の後であれば、カバー膜形成工程の前に行っ
てもよいし、ポリイミド膜形成工程の前に行ってもよい
し、ポリイミド膜形成工程の後に行ってもよい。
【0049】[第2実施形態]本発明の第2実施形態に
よる半導体装置の構造について図7を用いて説明する。
図7は本実施形態による半導体装置の構造を示す概略断
面図である。本実施形態では、第1実施形態による半導
体装置及びその製造方法をDRAMに適用した場合の一
例について説明する。DRAMでは、メモリセルを指定
するアドレス回路の切り換えにヒューズ回路を使用し、
ヒューズ回路の所定のヒューズを切断することにより不
良メモリセルのアドレスを冗長メモリセルに切り換える
ことが行われている。このようにDRAMを構成するこ
とにより、一部のメモリセルが不良である場合にも、こ
のメモリセルを冗長メモリセルに切り換えることで装置
全体が不良となることから救済することができる。
【0050】シリコン基板40上には、複数のメモリセ
ルが形成されたメモリセル領域42と、メモリセルを駆
動するための周辺回路が形成された周辺回路領域44
と、不良メモリセルを冗長メモリセルに切り換えるため
のヒューズ回路が形成されたヒューズ回路領域46とが
設けられている。シリコン基板40には、素子領域を画
定するための素子分離膜48が形成されている。メモリ
セル領域42のシリコン基板40には、ゲート電極50
とソース/ドレイン拡散層52、54とからなる転送ト
ランジスタが形成されている。ソース/ドレイン拡散層
52には、ビット線56が接続されている。ソース/ド
レイン拡散層54には、フィン型の蓄積電極58が接続
されている。蓄積電極58は、誘電体膜を介して対向電
極60により覆われており、蓄積電極58、誘電体膜、
対向電極60とからなるキャパシタが形成されている。
こうして、メモリセル領域42には、転送トランジスタ
及びキャパシタとからなるメモリセルが複数形成されて
いる。なお、図7に示すメモリセルの構造については、
例えば同一出願人による特公平8−28476号公報に
詳述されている。周辺回路領域44には、周辺回路を構
成する複数の周辺トランジスタ(図示せず)が形成され
ている。メモリセル及び周辺トランジスタが形成された
シリコン基板40上には、層間絶縁膜62が形成されて
いる。ヒューズ領域46の層間絶縁膜62上には、W膜
よりなるレーザアブレーションを抑制するためのブロッ
ク層64が形成されている。ブロック層64が形成され
た層間絶縁膜52上には、層間絶縁膜66が形成されて
いる。層間絶縁膜66上には、同一のAl合金層により
形成された裏打ちワード線68と、周辺トランジスタを
相互接続して周辺回路を構成するための配線層70とが
形成されている。裏打ちワード線68、配線層70が形
成された層間絶縁膜66上には、層間絶縁膜72が形成
されている。層間絶縁膜72上には、同一のAl合金層
により形成された配線層74とヒューズ76とが形成さ
れている。配線層74及びヒューズ76が形成された層
間絶縁膜72上には、カバー膜78が形成されている。
【0051】このように、本実施形態による半導体装置
は、第1実施形態による半導体装置を、DRAMにおけ
る冗長回路への切り換えを行うヒューズ回路に適用して
いることに特徴がある。すなわち、ヒューズ回路のヒュ
ーズをDRAMを構成するための第2金属配線層により
構成し、ヒューズ76の下層にレーザアブレーションを
抑制するブロック層64を形成している。このように半
導体装置を構成することにより、レーザアブレーション
により制御性よくヒューズを切断することができる。
【0052】なお、ヒューズの切断は、第1実施形態に
よる半導体装置の製造方法と同様に行うことができる。
このように、本実施形態によれば、DRAMにおける冗
長回路への切り換えのためのヒューズ回路として、ヒュ
ーズ76の下層にレーザアブレーションにより昇華され
にくい材料よりなるブロック層64を有するヒューズ回
路を適用するので、レーザアブレーションにより制御性
よくヒューズを切断しうる半導体装置を構成することが
できる。
【0053】また、レーザアブレーションではレーザ光
の波長を短くしても下地基板に影響を与えないので、レ
ーザ光のスポットサイズをレーザ光の波長に応じて極め
て小さくすることができる。これにより、ヒューズピッ
チを狭めることができるので、DRAMの集積度を向上
することができる。なお、上記実施形態では、ヒューズ
76を構成する配線層として第2金属配線層を用いた
が、必ずしも第2金属配線層である必要はない。すなわ
ち、レーザアブレーションでは被対象物の上層部から順
次昇華していくので、ヒューズを覆う上層の膜厚には影
響されない。したがって、ヒューズ76を構成する配線
層を必ずしも最上層の配線層とする必要はなく、例えば
図8に示すように、第1金属配線層によりヒューズ76
を構成することもできる。また、3層以上の金属配線層
を有する場合にも、何れの配線層でヒューズ76を構成
してもよい。
【0054】また、レーザアブレーションにより昇華さ
れにくい材料よりなるブロック層64をヒューズ76の
下層側に配置すれば、金属配線層のみならず、その他の
導電層によりヒューズ76を構成してもよい。例えば、
図9に示すように、対向電極60と同一導電層によりヒ
ューズ76を構成し、その下層にブロック層64を形成
することができる。ブロック層64としては、新たに挿
入した膜を適用してもよいし、ヒューズ76の下層側に
位置する導電層、例えば、蓄積電極58、ビット線5
6、ワード線50と同一導電層により構成してもよい。
【0055】同様に、蓄積電極、或いは、ビット線と同
一導電層によりヒューズを構成することもできる。ま
た、上記実施形態では、フィン型のキャパシタを有する
DRAMに第1実施形態のヒューズ回路を適用した場合
について説明したが、フィン型のキャパシタを有するD
RAMに限らず、種々の構造のDRAMに適用すること
ができる。また、DRAMのみならず、SRAMその他
のメモリ素子にも適用することができる。
【0056】[第3実施形態]本発明の第3実施形態に
よるレーザ装置について図10を用いて説明する。図1
0は本実施形態によるレーザ装置の構造を示す概略図で
ある。本実施形態では、第2実施形態による半導体装置
の製造方法に適用しうるレーザ装置について説明する。
【0057】本実施形態によるレーザ装置は、主とし
て、レーザ光を発振するためのレーザ共振器100と、
レーザ共振器のレーザ光源を光ポンピングするためのレ
ーザダイオード120と、レーザ共振器100から発せ
られたレーザ光を所定のスポットサイズに集光するレン
ズ機構118と、レーザ共振器100から発せられたレ
ーザ光をステージ140上に搭載されたウェーハ142
の所定の位置に照射するビーム位置合わせ機構130と
により構成される。
【0058】レーザダイオード120から発せられた光
122は、レンズ機構124を通してレーザ共振器10
0に入射するようになっており、レーザ共振器100の
レーザ光源を光ポンピングする。レーザ共振器100
は、レーザ光源102と、レーザ光源102を挟んで配
置された誘導放出を持続するための2枚のミラー10
4、106と、レーザ光の周波数を変換し或いは調整す
るための制御機構108、110、112と、光共振器
のQを急速に変化するためのQスイッチ114とがレー
ザ光の光軸116上に沿って配置されてなる。レーザ光
源102としては、例えば、発振波長442nmのHe
−Cd気体レーザ、第3高調波の発振波長が355nm
であるNd:YAG固体レーザ、第3高調波の発振波長
が349nmであるNd:YLF固体レーザを用いるこ
とができる。ミラー106は、ほぼ100%の反射率で
レーザ光を反射することが望ましく、ミラー104は、
一部のレーザ光が透過されるように構成され、ミラー1
04を透過した光は出力光として用いられる。制御機構
108、110、112は、レーザ光をそのまま用いる
ことができる場合には必ずしも必要ないが、制御機構1
08、110、112を設けることにより、レーザ光の
波長を、光パラメトリック発振(optical parametric o
scillation)や2倍、3倍、4倍の非線形周波数変換を
用いて所望の発振波長に変換することができる。ミラー
104を透過したレーザ光は、レンズ機構118を介し
てビーム位置合わせ機構130に入射される。
【0059】ビーム位置合わせ機構130は、複数の反
射板132、134、136、138により構成されて
おり、反射板132、134、136、138を適宜制
御することによりレーザ共振器100から出力されたレ
ーザ光をウェーハ140上の所定の位置に照射できるよ
うになっている。ビーム位置合わせ機構130及びウェ
ーハ140に照射されるレーザ光は、レンズ機構144
により所望のスポットサイズに成型される。
【0060】レーザ共振器100、レーザダイオード1
20、ビーム位置合わせ機構130、ステージ140
は、レーザ制御装置150によって同期制御され、所定
のレーザ発振条件で発せられたレーザ光を、所定のタイ
ミングで、ウェーハ142上の所定の位置に照射できる
ようになっている。なお、ウェーハ142上における座
標情報は、予めチップ146の動作試験を行い切断すべ
きヒューズの座標をデータ化しておき、レーザ照射の際
にレーザ制御装置に与えればよい。
【0061】このようにしてレーザ装置を構成すること
により、ウェーハの任意の位置にレーザ光を照射し、レ
ーザアブレーションによりヒューズを切断することがで
きる。
【0062】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、下地基板
上に形成されたブロック層と、ブロック層上に形成され
た絶縁膜と、絶縁膜上に形成されたヒューズとにより半
導体装置を構成するので、下地基板に損傷を与えること
なく制御性よくレーザアブレーションによりヒューズを
切断することができる。また、レーザアブレーションに
より切断しうるヒューズは極めて狭いピッチで配置でき
るので、ヒューズ回路の集積度を向上することができ
る。
【0063】また、複数のメモリセルが形成されたメモ
リセル領域と、不良メモリセルを冗長メモリセルに切り
換えるヒューズ回路が形成されたヒューズ回路領域とを
有する半導体装置であって、ヒューズ回路領域に形成さ
れたブロック層と、ブロック層上に形成された絶縁膜
と、絶縁膜上に形成され、メモリセルを構成する導電層
又はメモリセル領域に形成された配線層と同一の導電層
よりなるヒューズとを有することを特徴とする半導体装
置によっても達成される。このように半導体装置を構成
することにより、レーザアブレーションにより制御性よ
く切断しうるヒューズをメモリデバイスにおける冗長回
路への切り換え回路に適用することができる。また、レ
ーザアブレーションにより切断しうるヒューズは極めて
狭いピッチで配置できるので、メモリデバイスの集積度
を向上することができる。
【0064】また、下地基板上にブロック層を形成する
ブロック層形成工程と、ブロック層上に絶縁膜を形成す
る絶縁膜形成工程と、絶縁膜上にヒューズを形成するヒ
ューズ形成工程とにより半導体装置を製造することによ
り、レーザアブレーションにより切断しうるヒューズを
有する半導体装置を製造することができる。また、レー
ザアブレーションにより切断しうるヒューズは極めて狭
いピッチで配置できるので、ヒューズ回路の集積度を向
上することができるまた、レーザアブレーションにより
ヒューズを切断すれば、製造工程を複雑にせず、且つ、
新たな製造装置を配備する必要がないので、製造コスト
を増加せずにヒューズのピッチを狭めることができる。
【0065】また、下地基板上に形成されたブロック層
と、ブロック層上に形成された絶縁膜と、絶縁膜上に形
成されたヒューズとを有する半導体装置のヒューズをレ
ーザアブレーションにより切断するためのレーザ装置で
あって、500nm以下の発振波長を有し、ヒューズを
レーザアブレーションにより切断するために十分なエネ
ルギー密度を有するレーザ光を発振するレーザ共振器
と、レーザ共振器により出力されたレーザ光を所定のス
ポットサイズに集光するレンズ機構と、レーザ共振器に
より出力されたレーザ光を半導体装置の所定の位置に照
射するための位置合わせ機構とによりレーザ装置を構成
することにより、ウェーハの任意の位置にレーザ光を照
射し、レーザアブレーションによりヒューズを切断する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による半導体装置の構造
を示す平面図及び断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程図である。
【図3】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その1)である。
【図4】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その2)である。
【図5】第1実施形態の変形例による半導体装置の製造
方法を示す工程図(その1)である。
【図6】第1実施形態の変形例による半導体装置の製造
方法を示す工程図(その2)である。
【図7】本発明の第2実施形態による半導体装置の構造
を示す概略断面図である。
【図8】第2実施形態の変形例による半導体装置の構造
を示す概略断面図(その1)である。
【図9】第2実施形態の変形例による半導体装置の構造
を示す概略断面図(その2)である。
【図10】本発明の第3実施形態によるレーザ装置を示
す概略図である。
【図11】従来の半導体装置の構造及び製造方法を示す
概略図(その1)である。
【図12】従来の半導体装置の構造及び製造方法を示す
概略図(その2)である。
【符号の説明】
10…下地基板 12…ブロック層 14…層間絶縁膜 16…TiN膜 18…Al−Cu−Ti膜 20…TiN膜 22…ヒューズ 24…SiON膜 26…SOG膜 28…SiN膜 30…カバー膜 40…シリコン基板 42…メモリセル領域 44…周辺回路領域 46…ヒューズ回路領域 48…素子分離膜 50…ゲート電極 52、54…ソース/ドレイン拡散層 56…ビット線 58…蓄積電極 60…対向電極 62、66、72、78…層間絶縁膜 64…ブロック層 68…裏打ちワード線 70、74…配線層 76…ヒューズ 100…レーザ共振器 102…レーザ光源 104、106…ミラー 108、110、112…制御機構 114…Qスイッチ 116…光軸 118、124、144…レンズ機構 120…レーザダイオード 122…光 130…ビーム位置合わせ機構 132、134、136、138…反射板 140…ステージ 142…ウェーハ 146…チップ 200…下地基板 202…ヒューズ 204…層間絶縁膜 206…配線層 208…レーザ光 210…スポットサイズ 211…パッシベーション膜 212…フォトレジスト 214…露光された領域のフォトレジスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江間 泰示 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 エドワード ジェイ スウェンソン アメリカ合衆国 97229 オレゴン州 ポ ートランド エヌ ダブリュ サイエンス パーク ドライブ 13900 エレクトロサ イエンティフィック インダストリーズ インコーポレーテッド内 (72)発明者 トム リチャードソン アメリカ合衆国 97229 オレゴン州 ポ ートランド エヌ ダブリュ サイエンス パーク ドライブ 13900 エレクトロサ イエンティフィック インダストリーズ インコーポレーテッド内 (72)発明者 ヤンロン サン アメリカ合衆国 97229 オレゴン州 ポ ートランド エヌ ダブリュ サイエンス パーク ドライブ 13900 エレクトロサ イエンティフィック インダストリーズ インコーポレーテッド内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地基板上に形成されたブロック層と、 前記ブロック層上に形成された絶縁膜と、 前記絶縁膜上に形成されたヒューズとを有することを特
    徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 複数のメモリセルが形成されたメモリセ
    ル領域と、不良メモリセルを冗長メモリセルに切り換え
    るヒューズ回路が形成されたヒューズ回路領域とを有す
    る半導体装置であって、 前記ヒューズ回路領域に形成されたブロック層と、 前記ブロック層上に形成された絶縁膜と、 前記絶縁膜上に形成され、前記メモリセルを構成する導
    電層又は前記メモリセル領域に形成された配線層と同一
    の導電層よりなるヒューズとを有することを特徴とする
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体装置において、 前記ヒューズは、前記メモリセル領域に形成された金属
    配線層と同一導電層により形成されていることを特徴と
    する半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の半導体装置において、 前記メモリセルは、転送トランジスタとキャパシタとを
    有し、 前記ヒューズは、前記転送トランジスタのゲート電極、
    前記キャパシタの蓄積電極、前記キャパシタの対向電極
    又はビット線と同一導電層により形成されていることを
    特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    半導体装置において、 前記ヒューズ上に形成されたカバー膜を更に有すること
    を特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体装置において、 前記カバー膜上に、組立の際のストレスを緩和するため
    のポリイミド膜を更に有することを特徴とする半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    半導体装置において、 前記ブロック層は、タングステン膜を含む膜により形成
    されていることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    半導体装置において、 前記ヒューズは、多結晶シリコン膜、アルミ膜又はアル
    ミ合金膜を含むことを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の
    半導体装置において、 レーザアブレーションにより切断された前記ヒューズを
    有することを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 下地基板上にブロック層を形成するブ
    ロック層形成工程と、 前記ブロック層上に絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程
    と、 前記絶縁膜上にヒューズを形成するヒューズ形成工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の半導体装置の製造方
    法において、 前記ヒューズ形成工程の後に、レーザアブレーションに
    より前記ヒューズを切断するヒューズ切断工程を更に有
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の半導体装置の製造方
    法において、 前記ヒューズ切断工程では、前記ブロック層でレーザア
    ブレーションを停止することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項11又は12記載の半導体装置
    の製造方法において、 前記ヒューズ切断工程では、波長が500nm以下のレ
    ーザ光により前記ヒューズを切断することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の半導体装置の製造方
    法において、 前記レーザ光は、Nd:YAGレーザの第3高調波又は
    Nd:YLFレーザの第3高調波であることを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項10乃至14のいずれか1項に
    記載の半導体装置の製造方法において、 前記ヒューズ形成工程の後に、前記ヒューズ上を覆うカ
    バー膜を形成するカバー膜形成工程を更に有することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の半導体装置の製造方
    法において、 前記カバー膜形成工程の後に、組立の際のストレスを緩
    和するためのポリイミド膜を形成するポリイミド膜形成
    工程を更に有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  17. 【請求項17】 請求項10乃至16のいずれか1項に
    記載の半導体装置の製造方法において、 前記ブロック層形成工程では、タングステン膜を含む前
    記ブロック層を形成することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  18. 【請求項18】 下地基板上に形成されたブロック層
    と、前記ブロック層上に形成された絶縁膜と、前記絶縁
    膜上に形成されたヒューズとを有する半導体装置の前記
    ヒューズをレーザアブレーションにより切断するための
    レーザ装置であって、 500nm以下の発振波長を有し、前記ヒューズをレー
    ザアブレーションにより切断するために十分なエネルギ
    ー密度を有するレーザ光を発振するレーザ共振器と、 前記レーザ共振器により出力されたレーザ光を所定のス
    ポットサイズに集光するレンズ機構と、 前記レーザ共振器により出力されたレーザ光を前記半導
    体装置の所定の位置に照射するための位置合わせ機構と
    を有することを特徴とするレーザ装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のレーザ装置におい
    て、 前記レーザ共振器は、Nd:YAGレーザの第3高調波
    又はNd:YLFレーザの第3高調波を出力することを
    特徴とするレーザ装置。
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