JPH11345565A - 電子銃のリード組付け方法及びその装置 - Google Patents

電子銃のリード組付け方法及びその装置

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JPH11345565A
JPH11345565A JP15404198A JP15404198A JPH11345565A JP H11345565 A JPH11345565 A JP H11345565A JP 15404198 A JP15404198 A JP 15404198A JP 15404198 A JP15404198 A JP 15404198A JP H11345565 A JPH11345565 A JP H11345565A
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JP
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lead
cathode
electron gun
bent
bending
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Nobuyuki Suketomo
信行 助友
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子銃のカソード部にリードを接続するの
に、リードの形状に合わせた専用のリード供給装置が必
要であった。また、作業者が手作業でリードを折り曲げ
ていたため、品質が作業者の習熟度によって安定しない
問題があった。 【解決手段】 スプールに巻かれたリードをリード送り
機構によりリード成形金型内に送り込んで任意の形状長
さに成形及びカットする。成形及びカットされたリード
の一端を、カソード部に溶接する。一端がカソード部に
溶接されたリードを、折り曲げ機構15により所望の位
置で、所望の方向、所望の角度に折り曲げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、任意の長さ及び折
り曲げ形状のリードを、電子銃のカソード部に接続する
電子銃のリード組付け方法及びその装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電子銃の組立では、複数のカソード部
と、これに対応したステムのステムインナーピンとを、
それぞれ個別のリードによって接続(溶接)する。リー
ドは、この溶接工程に先立って、リード供給装置によっ
て供給される。従来、このリード供給装置は、リードの
形状に応じた専用のものが設けられる。即ち、リード供
給装置は、リードの形状数と同等の数が必要になる。リ
ード供給装置によって、所定長さにカットされたリード
は、作業者によって所定形状に折り曲げられる。折り曲
げられたリードは、更に、捩じられることによって、所
望の捩じり方向に向いた形状に形成される。このように
して、折り曲げ・捩じり成形の完了したリードは、溶接
工程によって、一端がカソード部に溶接され、その後工
程で、他端がステムのインナーピンに溶接される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のリード組付け方法は、リードの形状に合わせた
専用のリード供給装置が必要であった。このため、設備
が大型且つ高価となる問題があった。また、リード形状
に合わせて専用の装置が必要であるため、製品の仕様変
更によりリード形状が変わった場合には、新たなリード
供給装置が必要となる不利があった。また、従来のリー
ド組付け方法は、作業者が手作業でリードを折り曲げ、
方向出しを行っていたため、品質が作業者の習熟度によ
って安定しない問題があった。そして、折り曲げ位置に
バラツキが生じれば、後工程であるステム継線の自働化
が困難となった。また、作業者による手作業であるた
め、人件費のかかる問題があった。更に、従来のリード
組付け方法は、リードを折り曲げた後に、リードを捩じ
って方向を変えていたため、折り曲げ工程が二工程にな
るとともに、リードを捩じって方向を決めるため、方向
が安定しない問題もあった。また、折り曲げ成形済みの
リードを供給し、リードの溶接作業を行っていたため、
リード供給機構(ハンド等)やリード溶接機構のメカニ
ズムが複雑になるとともに、相互のメカニズムが干渉し
易くなり、溶接作業が不可能になる場合もあった。本発
明は上記状況に鑑みてなされたもので、任意の異形状の
リードが、少ない装置構成で、高精度に組付けできる電
子銃のリード組付け方法及びその装置を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る電子銃のリード組付け方法は、リードの
一端を電子銃のカソード部に接続する電子銃のリード組
付け方法であって、スプールに巻かれたリードをリード
送り機構によりリード成形金型内に送り込んで任意の形
状長さに成形及びカットする工程と、該成形及びカット
されたリードの一端を前記カソード部に溶接する工程
と、一端が前記カソード部に溶接された前記リードを、
折り曲げ機構により所望の位置で、所望の方向、所望の
角度に折り曲げる工程とを含むことを特徴とする。
【0005】この電子銃のリード組付け方法では、リー
ドがカソードリード成形金型に送り込まれて任意の長さ
にカットされる。l次成形されたリードは、カソード部
に溶接された後、折り曲げ機構により所望の位置、所望
の方向、所望の角度で折り曲げ成形される。これによ
り、複数の異なる形状のリードが、自動作業で成形可能
になる。また、リード形状の変更が、メカ調整及びプロ
グラムの書換えで対応可能になる。更に、折り曲げ形状
が安定し、後工程であるステム継線の自動化が可能にな
る。
【0006】本発明に係る電子銃のリード組付け装置
は、スプールからリード送り機構によって送り込まれた
リードを所定の長さにカットするリード成形金型と、該
カットされたリードを掴んで該リードの一端を電子銃の
カソード部に配置するハンドと、カソード部に配置され
たリードの一端と前記カソード部とを溶接するカソード
リード溶接ユニットと、一端が前記カソード部に溶接さ
れたリードを所望の位置で、所望の方向、所望の角度に
折り曲げる折り曲げ機構と、前記電子銃を、前記リード
成形金型、前記カソードリード溶接ユニット、及び前記
折り曲げ機構に対するそれぞれの所定位置に移送する作
業テーブルとを具備したことを特徴とする。
【0007】この電子銃のリード組付け装置では、送り
込まれたリードが、カソードリード成形金型によって所
定の長さにカットされる。カットされたリードが、カソ
ードリード供給ハンドによって、カソード部に配置され
る。カソード部に配置されたリードが、カソードリード
溶接ユニットによってカソード部に溶接される。溶接さ
れたリードが、折り曲げ機構によって所望の位置、所望
の方向、所望の角度で折り曲げられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子銃のリー
ド組付け方法及びその装置の好適な実施の形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1は本発明に係るリード組
付け装置の平面図、図2は図1に示したカソード供給ユ
ニットの拡大図、図3は図2のA−A矢視図、図4は図
2のB−B矢視図である。
【0009】図1に示すように、リード組付け装置1
は、ベッド部3上に、鉛直軸回りに回動自在となった円
形の作業テーブル5を有している。ベッド部3上には、
作業テーブル5を中心に、カソードリード供給機構7
と、カソードリード取出ハンド9と、カソードリード供
給ハンド11と、カソード溶接機構23とからなるカソ
ードリード溶接ユニット13と、カソードリードフォー
ミングユニット(折り曲げ機構)15と、ヒーターリー
ド供給機構17と、ヒーターリード供給ハンド19と、
ヒーターリード溶接機構25とからなるヒーターリード
溶接ユニット21とが配設されている。
【0010】リード組付け装置1は、三本のカソードリ
ードと、2本のヒーターリードとの溶接組付けを行う。
本実施形態では、リード組付け装置1が、三本のカソー
ドリードに適用される場合を例に説明する。
【0011】図2乃至図4に示すように、カソードリー
ド供給機構7は、リード27を巻装するスプール26
と、カソードリード送り機構31と、ストレーナー33
と、ストローク調整ネジ35と、カソードリード成形金
型37とを主要部として有している。
【0012】カソードリード供給機構7において、スプ
ール26に巻かれたリード27は、ローラーからなるス
トレーナー33により巻き癖が修正され、カソードリー
ド送り機構31によりカソードリード成形金型37に送
り込まれる。カソードリード成形金型37内に送り込ま
れたリード27は、成形及びカットが行われる。
【0013】図5は図3に示したカソードリード送り機
構の拡大図、図6は図5のC−C矢視図である。図5、
図6に示すように、カソードリード送り機構31は、K
Rリードストッパー39と、KGリードストッパー41
と、KBリードストッパー43と、固定ストッパー45
と、ストッパーブロック47と、回転テーブル49とを
主要部として有している。
【0014】カソードリード送り機構31は、リード2
7の一端を固定ストッパー45で位置決めし、リード2
7の他端をKRリードストッパー39、KGリードスト
ッパー41、KBリードストッパー43で位置決めし、
送り量Lを決める。そして、リード27の両端の位置を
決める上述のストッパーの内、片側のストッパー(KR
リードストッパー39、KGリードストッパー41、K
Bリードストッパー43)を、異なる位置に設定するこ
とで、カソードリード成形金型37内に、長さの異なる
リード27を供給可能としている。これにより、カソー
ドリード成形金型37では、長さ形状の異なるl次成形
済みリードが得られる。
【0015】ここで、リードの送り量Lを決める異なる
高さのKRリードストッパー39、KGリードストッパ
ー41、KBリードストッパー43の切替は、ストッパ
ーブロック47が、固定ストッパー45側にある時、K
Rリードストッパー39、KGリードストッパー41、
KBリードストッパー43の取り付けられている回転テ
ーブル49を回転することにより行われる。
【0016】図7は図1に示したカソードリード取出ハ
ンドの拡大図である。カソードリード取出ハンド9は、
取出ハンド51と、高さ調整ネジ53と、角度調整部5
5と、スライド位置調整部57とを主要部として有して
いる。
【0017】図8は上述のプロセスにより成形された形
状の異なるカソードリードを溶接した状態の電子銃カソ
ード部の側面(A)、平面(B)を示す説明図である。
カソードリード供給機構7で一次成形されたl次成形済
みKRリード27a、l次成形済みKGリード29a、
l次成形済みKBリード31aは、一本ずつ順次カソー
ドリード取出ハンド9、カソードリード供給ハンド11
により、作業テーブル5上へと供給される。作業テーブ
ル5上へ供給されたl次成形済みKRリード27a、l
次成形済みKGリード29a、l次成形済みKBリード
31aは、作業テーブル5にセットされた電子銃のカソ
ード部59に、カソードリード溶接ユニット13によっ
て溶接される。
【0018】三本のl次成形済みKRリード27a、l
次成形済みKGリード29a、l次成形済みKBリード
31aがカソード部59に溶接されると、電子銃を保持
する作業テーブル5が回転され、電子銃は、カソードリ
ードフォーミングユニット15が配設される次のポジシ
ョンへと移送される。
【0019】図9は図1に示したカソードリードフォー
ミングユニットの拡大図、図10は図9のD−D矢視
図、図11は図9のE−E矢視図である。図9乃至図1
1に示すように、カソードリードフォーミングユニット
15は、X軸ステージ61と、Z軸ステージ63と、θ
軸ステージ65と、θ軸ステージ65の下部に設けられ
た平行ハンド67と、折り曲げアーム69と、折り曲げ
アーム駆動シリンダー71とを主要部として有してい
る。
【0020】このカソードリードフォーミングユニット
15は、上述のプロセスによりカソード部59に溶接さ
れたl次成形済みKRリード27a、l次成形済みKG
リード29a、l次成形済みKBリード31aを折り曲
げる。作業テーブル5上に、ほぼ垂直に起立して保持さ
れた電子銃には、l次成形済みKRリード27a、l次
成形済みKGリード29a、l次成形済みKBリード3
1aの真上に、カソードリードフォーミングユニット1
5のθ軸ステージ65の回転中心が一致するように移動
される。
【0021】次いで、Z軸ステージ63が下降し、l次
成形済みKRリード27a、l次成形済みKGリード2
9a、l次成形済みKBリード31aのそれぞれを、順
次平行ハンド67で挟み固定する。左右一対の平行ハン
ド67の間を、折り曲げアーム69が旋回し、平行ハン
ド67により固定されているl次成形済みKRリード2
7a、l次成形済みKGリード29a、l次成形済みK
Bリード31aをそれぞれ折り曲げる。
【0022】ここで、平行ハンド67がリードを挟む位
置、即ち、カソードリードフォーミングユニット15の
Z軸ステージ63の下降停止位置は、l次成形済みKR
リード27a、l次成形済みKGリード29a、l次成
形済みKBリード31aの折り曲げ位置を決定する。
【0023】また、平行ハンド67がl次成形済みKR
リード27a、l次成形済みKGリード29a、l次成
形済みKBリード31aを挟む方向、即ち、θ軸ステー
ジ65の回転停止位置は、l次成形済みKRリード27
a、l次成形済みKGリード29a、l次成形済みKB
リード31aの折り曲げ方向を決定する。
【0024】折り曲げアーム69の旋回停止位置、即
ち、折り曲げアーム駆動シリンダー71のストローク
は、l次成形済みKRリード27a、l次成形済みKG
リード29a、l次成形済みKBリード31aの折り曲
げ角度を決定する。
【0025】これらのl次成形済みKRリード27a、
l次成形済みKGリード29a、l次成形済みKBリー
ド31aの折り曲げ作業は、それぞれのリード一本毎に
行われて行く。
【0026】図12は折り曲げ機構によりカソードリー
ドを折り曲げた状態の電子銃カソード部の側面(A)、
平面(B)を示す説明図である。図8に示したように、
カソード部59に溶接されたl次成形済みKRリード2
7a、l次成形済みKGリード29a、l次成形済みK
Bリード31aは、カソードリードフォーミングユニッ
ト15により、所定形状に折り曲げ成形され、図12に
示すように、折り曲げ済みKRリード27b、折り曲げ
済みKGリード29b、折り曲げ済みKBリード31b
となる。
【0027】図13はステムインナーピンとカソードリ
ードが溶接された状態の電子銃カソード部の側面
(A)、平面(B)を示す説明図である。後工程である
ステム継線では、ステム73のステムインナーピンKR
75、ステムインナーピンKG77、ステムインナーピ
ンKB79と、折り曲げ済みKRリード27b、折り曲
げ済みKGリード29b、折り曲げ済みKBリード31
bとの溶接が行われる。
【0028】ここで、ステム73の供給される位置は、
所定の位置となっている。従って、上述のプロセスで一
次形成され、カソード部に溶接されたl次成形済みKR
リード27a、l次成形済みKGリード29a、l次成
形済みKBリード31aが、カソードリードフォーミン
グユニット15により折り曲げ済みKRリード27b、
折り曲げ済みKGリード29b、折り曲げ済みKBリー
ド31bに成形されることで、それぞれの折り曲げ済み
KRリード27b、折り曲げ済みKGリード29b、折
り曲げ済みKBリード31bは、ステムインナーピンK
R75、ステムインナーピンKG77、ステムインナー
ピンKB79と所定の相対位置に配置されることにな
る。
【0029】即ち、折り曲げ済みKRリード27b、折
り曲げ済みKGリード29b、折り曲げ済みKBリード
31bの折り曲げ位置、角度、方向が高精度に設定され
ることにより、折り曲げ済みKRリード27b、折り曲
げ済みKGリード29b、折り曲げ済みKBリード31
bの他端と、ステムインナーピンKR75、ステムイン
ナーピンKG77、ステムインナーピンKB79との位
置が高精度に位置決めされ、安定した溶接が可能にな
る。
【0030】上述した電子銃のリード組付け方法は、ス
プール26に巻かれたリード27をカソードリード送り
機構31によりカソードリード成形金型37に送り込ん
で任意の長さにカットし、このリード27の一端をカソ
ード部59に溶接した後、カソードリードフォーミング
ユニット15により所望の位置、所望の方向、所望の角
度で折り曲げることとした。これにより、複数の異なる
形状のリードを自動作業で提供することができる。ま
た、リード形状の変更がメカ調整及びプログラムの書換
えで対応でき、製品仕様変更などに伴うリード形状変更
を容易に行うことができる。更に、複雑な形状のリード
を提供することができる。また、安定した折り曲げ形状
を提供することができるので、後工程であるステム継線
の自動化が実現可能になる。
【0031】また、電子銃のリード組付け装置1は、ス
プール26からカソードリード送り機構31により送り
込まれたリード27を所定の長さにカットするカソード
リード成形金型37と、カットされたリード27を掴ん
でカソード部59に配置するカソードリード供給ハンド
11と、カソード部59に配置されたリード27の一端
とカソード部59とを溶接するカソードリード溶接ユニ
ット13と、一端が溶接されたリード27を所望の位
置、所望の方向、所望の角度で折り曲げるカソードリー
ドフォーミングユニット15と、作業テーブル5とを備
えた。これにより、複数の異なる形状のリード27を安
定した品質で提供することができる。また、複数の異な
る形状のリード27を簡素且つ安価なメカニズムで提供
することができる。更に、複数の異なる形状のリード2
7を省スペースで提供することができる。
【0032】なお、上述の実施形態では、リード送りの
ストロークを停止させるストッパーを回転テーブル49
上に取り付け切替えることとしたが、本発明は、例えば
スライドテーブルなどの直線的な運動をするメカニズム
を採用するものであってもよい。
【0033】また、上述の実施形態では、リード送りの
ストロークを停止させるストッパーの高さを変えてリー
ド長さを変えた。本発明は、例えばモーター式の自動ス
テージを用い、任意の位置に停止できるメカニズムにし
ても良い。
【0034】また、上述の実施形態では、リード供給を
行いリード27を溶接した後にリード27の折り曲げを
行ったが、本発明は、リード供給後にリード折り曲げを
行い、形状が決定されたリードを溶接することも可能で
ある。
【0035】また、上述の実施形態では、リード27の
折り曲げに固定ストロークのアクチェータを使用しスト
ッパーで停止させたが、本発明は、可変ストロークのア
クチェータを使用することで任意の折り曲げ角度を得る
事ができるものであってもよい。
【0036】また、上述の実施形態では、カソードリー
ドフォーミングユニット15において、リード27の位
置決めを行うXYZθ軸ステージを固定ストロークとし
たが、本発明は、可変ストロークのアクチェータを使用
することで任意の折り曲げ位置、方向を得るものであっ
てもよい。
【0037】また、上述の実施形態では、リード27が
カソードリード(Kリード)である場合を例に説明した
が、本発明は、これに限られるものではなく、電子銃の
リード組立工程の全てに於て応用が可能なものである。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る電子銃のリード組付け方法は、リードをカソードリー
ド成形金型に送り込んで任意の長さにカットし、このリ
ードをカソード部に溶接した後、折り曲げ機構により所
望の位置、所望の方向、所望の角度で折り曲げることと
した。これにより、複数の異なる形状のリードを自動作
業で提供できる。また、リード形状の変更がメカ調整及
びプログラムの書換えで対応でき、製品仕様変更などに
伴うリード形状変更が容易に行える。更に、安定した折
り曲げ形状を提供できるので、後工程であるステム継線
の自動化が可能になる。
【0039】本発明に係る電子銃のリード組付け装置
は、送り込まれたリードを所定の長さにカットするカソ
ードリード成形金型と、カットされたリードをカソード
部に配置するカソードリード供給ハンドと、カソード部
に配置されたリードを溶接するカソードリード溶接ユニ
ットと、一端が溶接されたリードを所望の位置、所望の
方向、所望の角度で折り曲げる折り曲げ機構とを構成の
主要部として設けた。これにより、複数の異なる形状の
リードを安定した品質で組付けることができる。また、
複数の異なる形状のリードを簡素且つ安価なメカニズム
で提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリード組付け装置の平面図であ
る。
【図2】図1に示したカソード供給ユニットの拡大図で
ある。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】図2のB−B矢視図である。
【図5】図3に示したカソードリード送り機構の拡大図
である。
【図6】図5のC−C矢視図である。
【図7】図1に示したカソードリード取出ハンドの拡大
図である。
【図8】上述のプロセスにより成形された形状の異なる
カソードリードを溶接した状態の電子銃カソード部の側
面(A)、平面(B)を示す説明図である。
【図9】図1に示したカソードリードフォーミングユニ
ットの拡大図である。
【図10】図9のD−D矢視図である。
【図11】図9のE−E矢視図である。
【図12】折り曲げ機構によりカソードリードを折り曲
げた状態の電子銃カソード部の側面(A)、平面(B)
を示す説明図である。
【図13】ステムインナーピンとカソードリードが溶接
された状態の電子銃カソード部の側面(A)、平面
(B)を示す説明図である。
【符号の説明】
l…リード組付け装置、5…作業テーブル、7…カソー
ドリード供給機構、9…カソードリード取出ハンド、1
1…カソードリード供給ハンド、13…カソードリード
溶接ユニット、15…カソードリードフォーミングユニ
ット(折り曲げ機構)、17…ヒーターリード供給機
構、19…ヒーターリード供給ハンド、21…ヒーター
リード溶接ユニット、23…カソード溶接機構、26…
スプール、27…リード、27a…l次成形済みKRリ
ード、27b…折り曲げ済みKRリード、27c…ステ
ム溶接済KRリード、29a…l次成形済みKGリー
ド、29b…折り曲げ済みKGリード、29c…ステム
溶接済KGリード、31…カソードリード送り機構、3
1a…l次成形済みKBリード、31b…折り曲げ済み
KBリード、31c…ステム溶接済KBリード、37…
カソードリード成形金型、59…カソード部、75…ス
テムインナーピンKR、77…ステムインナーピンK
G、79…ステムインナーピンKB

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードの一端を電子銃のカソード部に接
    続する電子銃のリード組付け方法であって、 スプールに巻かれたリードをリード送り機構によりリー
    ド成形金型内に送り込んで任意の形状長さに成形及びカ
    ットする工程と、 該成形及びカットされたリードの一端を前記カソード部
    に溶接する工程と、 一端が前記カソード部に溶接された前記リードを、折り
    曲げ機構により所望の位置で、所望の方向、所望の角度
    に折り曲げる工程とを含むことを特徴とする電子銃のリ
    ード組付け方法。
  2. 【請求項2】 スプールからリード送り機構によって送
    り込まれたリードを所定の長さにカットするリード成形
    金型と、 該カットされたリードを掴んで該リードの一端を電子銃
    のカソード部に配置するハンドと、 カソード部に配置されたリードの一端と前記カソード部
    とを溶接するカソードリード溶接ユニットと、 一端が前記カソード部に溶接されたリードを所望の位置
    で、所望の方向、所望の角度に折り曲げる折り曲げ機構
    と、 前記電子銃を、前記リード成形金型、前記カソードリー
    ド溶接ユニット、及び前記折り曲げ機構に対するそれぞ
    れの所定位置に移送する作業テーブルとを具備したこと
    を特徴とする電子銃のリード組付け装置。
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