JPH11345534A - 操作ボタンの構造 - Google Patents

操作ボタンの構造

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JPH11345534A
JPH11345534A JP15254598A JP15254598A JPH11345534A JP H11345534 A JPH11345534 A JP H11345534A JP 15254598 A JP15254598 A JP 15254598A JP 15254598 A JP15254598 A JP 15254598A JP H11345534 A JPH11345534 A JP H11345534A
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JP
Japan
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button
operation button
buttons
dial
size
Prior art date
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JP15254598A
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Tetsuya Noda
哲也 野田
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器本体に対して相対的に操作ボタンのサイ
ズを大きくし、あるいは操作ボタンのサイズに対して相
対的に機器本体を小型化する上で有効な操作ボタンの構
造を提供する。 【解決手段】 携帯型電話端末の機器本体Aの前面で側
面に近い箇所にスイッチ5aを配置するとともに、その
スイッチ5aに近い箇所で機器本体Aの側面にもう1つ
のスイッチ5bを配置し、それら両スイッチ5a,5b
を共通の操作ボタン4によって個別的に操作可能に構成
してある。こうすることで、操作ボタン4(例えばダイ
ヤルボタン)を機器本体Aの前面と側面とに露出させる
ことができ、ボタン間隔を一定に保ちながら、各ダイヤ
ルボタンのサイズを大きくし、誤操作の可能性を低く
し、操作性を改善する。あるいはダイヤルボタンのサイ
ズを一定とすると、機器本体Aを小型化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として携帯型の
電子機器に装着される操作ボタンの構造にかかわり、特
には機器本体の小型化にかかわらず操作ボタンの操作性
を維持することを可能とし、あるいは機器本体の小型化
をより有利に進めることを可能とする技術に関する。本
発明にかかわる操作ボタンの構造が搭載される電子機器
として、携帯型電話端末などの携帯型の電子機器があ
る。もっとも、そのようなものに限定するものではな
く、任意の装置・機器に適用されるものとする。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として携帯型電話端末の操作
ボタンの配列を例にあげて説明する。図10はその配列
を示す携帯型電話端末の外観図である。図10におい
て、Aは機器本体、1は操作ボタンの一種である「0」
〜「9」および「*」,「#」のダイヤルボタンを構成
するテンキー部、2は通話ボタン、3は切ボタン、8は
液晶表示部、9はアンテナである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の技術に
は次のような問題点がある。携帯型電話端末の機器本体
Aの小型化が進み、操作ボタンの配列が可能な上面の面
積が狭くなり、操作ボタンの配列がむずかしくなってい
る。操作ボタンのサイズをある程度以上の大きさにする
と、隣接する操作ボタンどうしの間隔が小さくなり、押
し間違えを生じやすくなる。それを避けるために操作ボ
タンのサイズを小さくすると、操作ボタンの押し操作そ
のものがむずかしくなる。また、携帯型電話端末の機能
アップが進み、操作ボタンの個数が増えるようになる
と、個々の操作ボタンのサイズが小さくなり、操作性が
悪くなってくる。操作ボタンのサイズとしてある程度以
上の大きさを確保しようとすると、機器本体の小型化に
限界をきたすことになる。
【0004】本発明は上記した課題の解決を図るべく創
案されたものであって、機器本体に対して相対的に操作
ボタンのサイズを大きくする上で、あるいは操作ボタン
のサイズに対して相対的に機器本体を小型化する上で有
効な操作ボタンの構造を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかわる請求項
1の操作ボタンの構造は、機器本体の前面で周面に近い
箇所に配置されたスイッチとそのスイッチに近い箇所で
機器本体の周面に配置されたスイッチとを共通の操作ボ
タンで操作可能に構成したもので、機器本体に対して相
対的に操作ボタンのサイズを大きくする上で、あるいは
操作ボタンのサイズに対して相対的に機器本体を小型化
する上で有効な構造となっている。
【0006】本発明にかかわる請求項2の操作ボタンの
構造は、上記請求項1において、操作ボタンを2方向へ
の個別のスライド式に構成したもので、誤操作の可能性
が少なくなる。
【0007】本発明にかかわる請求項3の操作ボタンの
構造は、上記請求項1において、操作ボタンをリンクに
よる揺動式に構成したもので、操作性がすぐれたものに
なる。
【0008】本発明にかかわる請求項4の操作ボタンの
構造は、上記請求項1〜3において、両方のスイッチの
機能を同じとするもので、操作の自由度が大きくなる。
【0009】本発明にかかわる請求項5の操作ボタンの
構造は、上記請求項1〜3において、両方のスイッチの
機能を異ならせたもので、2つの機能を1つの操作ボタ
ンで実現する。
【0010】本発明にかかわる請求項6の操作ボタンの
構造は、上記請求項1〜5において、開閉自在な蓋体を
閉じた状態で蓋体から一部が露出する状態に操作ボタン
が設けられているもので、蓋体を閉じたままの状態で操
作ボタンを操作することができ、使い勝手が向上する。
【0011】なお、「特許請求の範囲」およびこの「課
題を解決するための手段」における「スイッチ」とは、
通常のスイッチの他に接点をも含む広義の概念のもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかわる操作ボタ
ンの構造の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。以下の実施の形態においては、操作ボタンの構造が
装備される電子機器として携帯通信端末を例にあげる。
操作ボタンの構造そのものについて説明する前に、それ
が適用される携帯通信端末における操作ボタンの配列に
ついていくつかのパターンを説明しておく。
【0013】(配列パターン1)図5(a)は携帯型電
話端末の操作ボタンの配列パターン1を示す正面図、図
5(b)はその右側面図である。図5において、Aは携
帯型電話端末の機器本体、1は操作ボタンの一種である
「0」〜「9」および「*」,「#」のダイヤルボタン
を構成するテンキー部、2は通話ボタン、3は切ボタ
ン、8は液晶表示部、9はアンテナである。テンキー部
1における左縦列の複数のダイヤルボタン1aは機器本
体Aの左側面に面一に露出した状態となっており、右縦
列の複数のダイヤルボタン1bは機器本体Aの右側面に
面一に露出した状態となっている。
【0014】ダイヤルボタン1a,1bの端面を機器本
体Aの側面に一致させてあるので、左右方向で隣接する
ボタン間隔を従来(図10)と同じとして、1つずつの
ダイヤルボタンのサイズを大きくすることができる。従
来の場合の1つのダイヤルボタンの幅をw0 、ボタン間
隔をp、ダイヤルボタンと機器本体の側面との間隔もp
とし、本配列パターン1の場合の1つのダイヤルボタン
の幅をw1 、ボタン間隔をpとすると、機器本体Aの全
幅を同じとして、 3・w1 +2・p=3・w0 +4・p より、 w1 =w0 +(2/3)・p となり、本配列パターン1の方がダイヤルボタンの1つ
につき、(2/3)・pだけ広い幅となっている。つま
り、機器本体のサイズを基準に見ると、ボタン間隔の減
少を伴うことなく、操作ボタンの横幅のサイズを大きく
しており、誤操作の可能性を低くし、操作性を良くして
いる。また、操作ボタンのサイズを基準に見ると機器本
体を横幅方向で小型化している。
【0015】なお、ダイヤルボタン1a,1bの端面は
機器本体Aの側面と面一とするのがデザイン的に好まし
いが、側面より少し突出していてもよい。これは、ボタ
ンが一般的に表面から少し突出しているのと同じことで
ある。また、左右両方の縦列のダイヤルボタン1a,1
bをともに側面に露出することに代えて、いずれか一方
のみを露出させ、他方は露出させないのでもよい。さら
に、露出させた各ダイヤルボタンは機器本体Aの表面に
対して垂直方向に押し操作したときと、横方向つまり機
器本体Aの側面に対して垂直方向に押し操作したときと
で同じ機能を発揮するのでもよいし、異なる機能を発揮
するのでもよい。前者の場合は操作の自由度を大きく
し、後者の場合は2つの機能を1つの操作ボタンで実現
できる。配列パターン1の技術は論理的に矛盾しない限
りにおいて他のどの配列パターンにも適用することがで
きる。
【0016】ここで説明した配列パターン1に対する操
作ボタンの構造としては、後述する実施の形態1〜4
(図1〜図4)のいずれをも適用することが可能である
(ただし、同機能タイプに限る)。
【0017】(配列パターン2)図6(a)は携帯型電
話端末の操作ボタンの配列パターン2を示す正面図、図
6(b)はその左側面図、図6(c)はその右側面図で
ある。配列パターン1(図5)の場合と同様に、テンキ
ー部1における左縦列の複数のダイヤルボタン1aは機
器本体Aの左側面に面一状態で露出されており、右縦列
の複数のダイヤルボタン1bは機器本体Aの右側面に面
一状態で露出されているが、左縦列の複数のダイヤルボ
タン1aのうち最も上位の操作ボタン1a1 を通話ボタ
ンに兼用しているとともに、右縦列の複数のダイヤルボ
タン1bのうち最も上位の操作ボタン1b1 を切ボタン
に兼用している。操作ボタン1a1 は機器本体Aの前面
に対して垂直方向に押し操作したときはダイヤルボタン
(例えば「1」ボタン)として機能し、横方向右側つま
り機器本体Aの側面に対して垂直方向に押し操作したと
きに通話ボタンとして機能するように構成してある。ま
た、操作ボタン1b1は機器本体の前面に対して垂直方
向に押し操作したときはダイヤルボタン(例えば「3」
ボタン)として機能し、横方向左側つまり機器本体の側
面に対して垂直方向に押し操作したときに切ボタンとし
て機能するように構成してある。
【0018】配列パターン1の場合と同様に、ボタン間
隔の減少を伴うことなく、操作ボタンのサイズを大きく
しており、誤操作の可能性を低くし、操作性を良くして
いる。さらに、ボタン機能の兼用により操作ボタンの個
数を減らしており、これによって機器本体Aの小型化を
図っている。操作ボタン1a1 ,1b1 については、2
つの機能を兼用させているが、一方の機能を働かせると
きの操作方向と他方の機能を働かせるときの操作方向と
が互いに90度異なっているので、誤操作のおそれがな
い。ここで説明した配列パターン2における兼用タイプ
の操作ボタン1a1 ,1b1 の構造としては、後述する
実施の形態1〜4(図1〜図4)のいずれをも適用する
ことが可能である(ただし、異機能タイプに限る)。ま
た、その他のダイヤルボタンの構造としては、後述する
実施の形態1〜4(図1〜図4)のいずれをも適用する
ことが可能である(ただし、同機能タイプに限る)。
【0019】なお、左側の操作ボタン1a1 と右側の操
作ボタン1b1 のうちいずれか一方のみを異機能タイプ
(兼用タイプ)とし、他方は単独タイプとしてもよい。
左側と右側とで兼用タイプとする場合でも、左側の操作
ボタンに切ボタンを兼用させ、右側の操作ボタンに通話
ボタンを兼用させてもよい。兼用させるボタンとしては
通話ボタンや切ボタンに限定する必要はなく、例えばモ
ード選択ボタンや保留ボタンや留守ボタン、メッセージ
ボタンなどを兼用させてもよく、あるいは「*」ボタン
や「#」ボタンを兼用させてもよい。また、左縦列の複
数のダイヤルボタンのうち1つだけのダイヤルボタンで
はなく2つ以上のダイヤルボタンを兼用タイプとしてよ
いし、右縦列の複数のダイヤルボタンのうち1つだけの
ダイヤルボタンではなく2つ以上のダイヤルボタンを兼
用タイプとしてよい。配列パターン2の技術は論理的に
矛盾しない限りにおいて他のどの配列パターンにも適用
することができる。
【0020】(配列パターン3)図7(a)は携帯型電
話端末の操作ボタンの配列パターン3を示す正面図、図
7(b)はその上面から見た平面図、図7(c)はその
裏面から見た背面図である。テンキー部1における複数
のダイヤルボタンの配列については従来(図10)と同
じであるが、通話ボタン2と切ボタン3とが機器本体A
の液晶表示部8よりも上側において、機器本体Aの上面
と天面と背面とに露出する状態に配列されている。これ
は、従来(図10)に比べて単に通話ボタン2と切ボタ
ン3の位置が変わっただけではない。通話ボタン2と切
ボタン3を最も上にもっていくことによりテンキー部1
に対して液晶表示部8をより近づけることができるとと
もに、その通話ボタン2と切ボタン3において天面への
露出構成をとることによって、機器本体Aの縦サイズを
従来より短くしている。機器本体の縦サイズを短くした
ことから、機器本体を手のひらに収めるようにして取り
扱うことを可能にしている。そして、機器本体Aを手の
ひらに収めるようにして持ったときに、その持った方の
手の人指し指や中指の腹部で通話ボタン2や切ボタン3
の天面の部分や背面の部分を押し操作して各機能を働か
せることができる。この点で操作性の改良が図られてい
る。もちろん、別の手の指で通話ボタン2や切ボタン3
の上面を押し操作して各機能を働かせることもできる。
つまり、この3面露出型の通話ボタン2や切ボタン3は
270度の操作範囲をもっている。配列パターン3の技
術は論理的に矛盾しない限りにおいて他のどの配列パタ
ーンにも適用することができる。
【0021】ここで説明した配列パターン3における通
話ボタン2と切ボタン3の構造としては、後述する実施
の形態1〜4(図1〜図4)のいずれをも適用すること
が可能である(ただし、同機能タイプに限る)。
【0022】(配列パターン4)図8(a)は携帯型電
話端末の操作ボタンの配列パターン4を示す正面図、図
8(b)はその下側から見た底面図である。テンキー部
1における複数のダイヤルボタンのうち最も下側の列の
複数のダイヤルボタン1cは機器本体Aの底面に面一に
露出した状態となっている。
【0023】ダイヤルボタン1cの端面を機器本体Aの
底面に一致させてあるので、従来(図10)の場合と同
じサイズの操作ボタンを用い、同じボタン間隔で配列し
たときに、機器本体Aの縦サイズを少し短くすることが
できる。
【0024】ここで説明した配列パターン4に対する操
作ボタン1cの構造としては、後述する実施の形態1〜
4(図1〜図4)のいずれをも適用することが可能であ
る(ただし、同機能タイプに限る)。
【0025】ダイヤルボタン1cの端面は機器本体Aの
底面と面一とするのがデザイン的に好ましいが、底面よ
り少し突出していてもよい。また、露出させた各ダイヤ
ルボタンは機器本体Aの前面に対して垂直方向に押し操
作したときと、上方向つまり機器本体Aの底面に対して
垂直方向に押し操作したときとで異なる機能を発揮する
ように構成してもよい。この場合は、その操作ボタンの
構造としては、異機能タイプのものとなる。配列パター
ン4の技術は論理的に矛盾しない限りにおいて他のどの
配列パターンにも適用することができる。
【0026】(配列パターン5)配列パターン5は回動
開閉自在な蓋体であるフリップ付きの携帯型電話端末に
かかわるものであって、図9(a)はフリップを開いた
状態での操作ボタンの配列パターンを示す正面図、図9
(b)はフリップを開いた状態の右側面図、図9(c)
はフリップを閉じたときの正面図、図9(d)はフリッ
プを閉じたときの右側面図である。図において、符号の
10は機器本体Aに回動開閉自在に枢着された蓋体とし
てのフリップであり、このフリップ10の遊端側にマイ
クが内蔵されている。テンキー部1のダイヤルボタンの
サイズおよび配列は従来と同様とし、通話ボタン2およ
び切ボタン3を機器本体Aの側面に面一に露出させてあ
る。このように通話ボタン2、切ボタン3を機器本体の
側面に露出させてあるのは、フリップ10を閉じた状態
で通話ボタン2および切ボタン3を側面から操作できる
ようにするためである。相手側端末からの着信時に通話
ボタン2を押し操作することでフリップ10を閉じたま
までの通話が可能となり、通話が終わればフリップ10
を閉じたまま切ボタン3を押し操作すればよい。なお、
機器本体の側面に露出させる操作ボタンとしては、上記
のもの以外に、リダイヤルボタンや電話帳ボタンなどが
考えられる。配列パターン5の技術は論理的に矛盾しな
い限りにおいて他のどの配列パターンにも適用すること
ができる。ここで説明した配列パターン5に対する操作
ボタンの構造としては、後述する実施の形態1〜4(図
1〜図4)のいずれをも適用することが可能である(同
機能タイプでも異機能タイプでもよい)。
【0027】〔実施の形態1〕図1は実施の形態1にか
かわる携帯型電話端末の操作ボタンの構造を示す底面図
である。図1(a)に示すように、機器本体Aの前面と
側面とにスイッチ5a,5bを設けるとともに、各スイ
ッチ5a,5bを選択的に操作する共通の2方向スライ
ド式の操作ボタン4を設けてある。より詳しくは、一方
のスイッチ5aは機器本体Aの前面に直接に設けてある
が、他方のスイッチ5bは操作ボタン4の垂直板部に設
けてある。上面と側面には一方のスイッチの操作時に他
方のスイッチを操作することがないよう規制する規制ガ
イド6a,6bが設けられている。図1(b)に示すよ
うに、操作ボタン4を前面に対して垂直方向に押し操作
すると、前面のスイッチ5aが動作するが、このとき操
作ボタン4は側面の規制ガイド6bによって水平方向へ
の移動が規制されることになるため、側面のスイッチ5
bが同時に動作することはない。また、図1(c)に示
すように、操作ボタン4を水平方向つまり側面に対して
垂直方向に押し操作すると、側面のスイッチ5bが動作
するが、このとき操作ボタン4は前面の規制ガイド6a
によって垂直方向への移動が規制されることになるた
め、前面のスイッチ5aが同時に動作することはない。
【0028】本実施の形態1の操作ボタンの構造によれ
ば、単一の操作ボタン4によって2つのスイッチ5a,
5bを操作するボタンとして兼用されており、操作ボタ
ンの配列をコンパクト化する上で有利である。また、2
つのスイッチ5a,5bの機能を異ならせた場合に、規
制ガイド6a,6bの存在により誤操作を防止できると
いう利点がある。ただし、2つのスイッチ5a,5bの
機能を同じとしてもよい。この場合は、規制ガイド6
a,6bは省略することができ、また2つのスイッチ5
a,5bが同時動作してもよいので、操作ボタン4に対
する押し操作の方向も斜めとしてよい。実施の形態1の
技術は論理的に矛盾しない限りにおいて他のどの実施の
形態にも適用することができ、また論理的に矛盾しない
限りにおいて上記したいずれのパターンにも適用するこ
とができる。
【0029】〔実施の形態2〕図2は実施の形態2にか
かわる携帯型電話端末の操作ボタンの構造を示す底面図
である。機器本体Aの前面と側面とに接点7a,7bを
設けるとともに、各接点7a,7bを選択的に操作する
共通の操作ボタン4を設けてある。より詳しくは、一方
の接点7aは機器本体Aの前面に直接に設けてあるが、
他方の接点7bは操作ボタン4の垂直板部に設けてあ
る。上面と側面には一方の接点の操作時に他方の接点を
操作することがないよう規制する規制ガイド6a,6b
が設けられている。操作ボタン4を前面に対して垂直方
向に押し操作すると、前面の接点7aが動作するが、こ
のとき操作ボタン4は側面の規制ガイド6bによって水
平方向への移動が規制されることになるため、側面の接
点7bが同時に動作することはない。また、操作ボタン
4を水平方向つまり側面に対して垂直方向に押し操作す
ると、側面の接点7bが動作するが、このとき操作ボタ
ン4は前面の規制ガイド6aによって垂直方向への移動
が規制されることになるため、前面の接点7aが同時に
動作することはない。
【0030】本実施の形態2の操作ボタンの構造によれ
ば、単一の操作ボタン4によって2つの接点7a,7b
を操作するボタンとして兼用されており、操作ボタンの
配列をコンパクト化する上で有利である。また、2つの
接点7a,7bの機能を異ならせた場合に、規制ガイド
6a,6bの存在により誤操作を防止できるという利点
がある。ただし、2つの接点7a,7bの機能を同じと
してもよい。この場合は、規制ガイド6a,6bは省略
することができ、また2つの接点7a,7bが同時動作
してもよいので、操作ボタン4に対する押し操作の方向
も斜めとしてよい。実施の形態2の技術は論理的に矛盾
しない限りにおいて他のどの実施の形態にも適用するこ
とができ、また論理的に矛盾しない限りにおいて上記し
たいずれのパターンにも適用することができる。なお、
ここでの「接点」は「特許請求の範囲」および「課題を
解決するための手段」における「スイッチ」に含まれる
ものである。
【0031】〔実施の形態3〕図3に実施の形態3にか
かわる携帯型電話端末の操作ボタンの構造を示す。図3
(a)に示すように、機器本体Aの前面と側面とにスイ
ッチ5a,5bを設けるとともに、各スイッチ5a,5
bを選択的に操作する共通の操作ボタン4を3つのリン
ク11を介して機器本体Aに揺動自在に取り付けてあ
る。図3(b)に示すように、操作ボタン4を前面に対
して垂直方向に押し操作すると、3つのリンク11によ
って操作ボタン4は時計方向に揺動し、その結果とし
て、前面のスイッチ5aが動作する。このとき操作ボタ
ン4は側面のスイッチ5bから離間するため、側面のス
イッチ5bが同時に動作することはない。また、図3
(c)に示すように、操作ボタン4を水平方向つまり側
面に対して垂直方向に押し操作すると、3つのリンク1
1によって操作ボタン4は反時計方向に揺動し、その結
果として、側面のスイッチ5bが動作する。このとき操
作ボタン4は前面のスイッチ5aから離間するため、前
面のスイッチ5aが同時に動作することはない。
【0032】本実施の形態3の操作ボタンの構造によれ
ば、単一の操作ボタン4によって2つのスイッチ5a,
5bを操作するボタンとして兼用されており、操作ボタ
ンの配列をコンパクト化する上で有利である。また、2
つのスイッチ5a,5bの機能を異ならせた場合に、同
時動作がなく誤操作を防止できるという利点がある。た
だし、2つのスイッチ5a,5bの機能を同じとしても
よい。この場合は、操作ボタン4の垂直方向の操作でも
水平方向の操作でも同じ機能が得られる。実施の形態3
の技術は論理的に矛盾しない限りにおいて他のどの実施
の形態にも適用することができ、また論理的に矛盾しな
い限りにおいて上記したいずれのパターンにも適用する
ことができる。
【0033】〔実施の形態4〕図4に実施の形態4にか
かわる携帯型電話端末の操作ボタンの構造を示す。機器
本体Aの前面と側面とに接点7a,7bを設けるととも
に、各接点7a,7bを選択的に操作する共通の操作ボ
タン4を3つのリンク11を介して機器本体Aに揺動自
在に取り付けてある。操作ボタン4を前面に対して垂直
方向に押し操作すると、3つのリンク11によって操作
ボタン4は時計方向に揺動し、その結果として、前面の
接点7aが動作する。このとき操作ボタン4は側面の接
点7bから離間するため、側面の接点7bが同時に動作
することはない。また、操作ボタン4を水平方向つまり
側面に対して垂直方向に押し操作すると、3つのリンク
11によって操作ボタン4は反時計方向に揺動し、その
結果として、側面の接点7bが動作する。このとき操作
ボタン4は前面の接点7aから離間するため、前面の接
点7aが同時に動作することはない。
【0034】本実施の形態4の操作ボタンの構造によれ
ば、単一の操作ボタン4によって2つの接点7a,7b
を操作するボタンとして兼用されており、操作ボタンの
配列をコンパクト化する上で有利である。また、2つの
接点7a,7bの機能を異ならせた場合に、同時動作が
なく誤操作を防止できるという利点がある。ただし、2
つの接点7a,7bの機能を同じとしてもよい。この場
合は、操作ボタン4の垂直方向の操作でも水平方向の操
作でも同じ機能が得られる。実施の形態4の技術は論理
的に矛盾しない限りにおいて他のどの実施の形態にも適
用することができ、また論理的に矛盾しない限りにおい
て上記したいずれのパターンにも適用することができ
る。なお、ここでの「接点」は「特許請求の範囲」およ
び「課題を解決するための手段」における「スイッチ」
に含まれるものである。
【0035】以上、いくつかの実施の形態について説明
してきたが、本発明は次のように構成したものも含むも
のである。
【0036】(1)上記の配列パターンにおいては、ダ
イヤルボタンに対する兼用のボタンとして通話ボタンと
切ボタンを例にあげたが、これに限定する必要はなく、
例えばモード選択ボタンや保留ボタンや留守ボタン、メ
ッセージボタン、電話帳ボタン、メモリボタンなどを兼
用させてもよく、あるいは「*」ボタンや「#」ボタン
を兼用させてもよい。また、必ずしもダイヤルボタンに
対して兼用させるものに限定するものではなく、各種の
機能ボタンどうしを兼用させるように構成してもよい。
【0037】(2)適用する電子機器として携帯型電話
端末を例にあげたが、これに限定するものではなく、コ
ードレス電話機の子機、ポケットベル、トランシーバ
ー、無線通信機、PDAなどと称される携帯通信端末、
携帯情報端末などの各種のモバイルツール、各種電子機
器のワイヤレスリモコン送信機あるいはワイヤードリモ
コン送信機、電子手帳、電卓、関数電卓、電子辞書、電
子ブックプレーヤ、電子翻訳機、電子電話帳、電子メ
モ、ポケットコンピュータ、ラベルライター、パーソナ
ルコンピュータ等におけるテンキー付きマウス、ノート
型パーソナルコンピュータ、カセットテープやCDやM
Dなどの携帯型オーディオ機器など、広く各種の電子機
器に適用することができる。
【0038】なお、特許請求の範囲に記載した個々の構
成要素を表す文言、構成要素間の結合関係を表す文言、
各状態・各動作・各作用・各処理等を表す文言を含めて
すべての任意の文言はいずれも説明上の便宜のために付
けた代表的な表現にすぎず、したがって決して限定的に
解釈すべきではなく、本発明の技術的思想の精神に反し
ない範囲で均等な任意の表現がすべて含まれると解釈し
なければならず、あるいは各文言についてその意味を最
も広義に解釈しなければならない。課題を解決するため
の手段の項および発明の効果の項における文言について
も同様に解釈しなければならない。とりわけ、「機器本
体」「操作ボタン」「前面」「周面」「スイッチ」「ス
ライド式」「リンク」「揺動式」等についてはそのよう
に解釈しなければならない。特に、「スイッチ」が「接
点」をも含む広義のものである点に注意しなければなら
ない。
【0039】
【発明の効果】操作ボタンの構造についての請求項1の
発明によれば、機器本体の前面で周面に近い箇所に配置
されたスイッチとそのスイッチに近い箇所で機器本体の
周面に配置されたスイッチとを共通の操作ボタンで操作
可能に構成したもので、機器本体に対して相対的に操作
ボタンのサイズを大きくする上で、あるいは操作ボタン
のサイズに対して相対的に機器本体を小型化する上で有
効な構造である。
【0040】操作ボタンの構造についての請求項2の発
明によれば、請求項1において、操作ボタンを2方向へ
の個別のスライド式に構成したもので、誤操作の可能性
を大幅に少なくすることができる。
【0041】操作ボタンの構造についての請求項3の発
明によれば、請求項1において、操作ボタンをリンクに
よる揺動式に構成したもので、操作性をすぐれたものに
することができる。
【0042】操作ボタンの構造についての請求項4の発
明によれば、請求項1〜3において、両方のスイッチの
機能を同じとするもので、操作の自由度を大きくするこ
とができる。
【0043】操作ボタンの構造についての請求項5の発
明によれば、請求項1〜3において、両方のスイッチの
機能を異ならせたもので、2つの機能を1つの操作ボタ
ンで実現できる。
【0044】操作ボタンの構造についての請求項6の発
明によれば、請求項1〜5において、開閉自在な蓋体を
閉じた状態で蓋体から一部が露出する状態に操作ボタン
が設けられているもので、蓋体を閉じたままの状態で操
作ボタンを操作することができ、使い勝手を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかわる携帯型電話端
末における操作ボタンの構造を示す底面図
【図2】実施の形態2にかかわる操作ボタンの構造を示
す底面図
【図3】実施の形態3にかかわる操作ボタンの構造を示
す底面図
【図4】実施の形態4にかかわる操作ボタンの構造を示
す底面図
【図5】本発明の実施の形態にかかわる携帯型電話端末
における操作ボタンの配列パターン1を示す正面図と右
側面図
【図6】実施の形態にかかわる携帯型電話端末における
操作ボタンの配列パターン2を示す正面図と左側面図と
右側面図
【図7】実施の形態にかかわる携帯型電話端末における
操作ボタンの配列パターン3を示す正面図と平面図と背
面図
【図8】実施の形態にかかわる携帯型電話端末における
操作ボタンの配列パターン4を示す正面図と底面図
【図9】実施の形態にかかわる携帯型電話端末におい
て、フリップを開いた状態での操作ボタンの配列パター
ンを示す正面図とそのときの右側面図とフリップを閉じ
たときの正面図とそのときの右側面図
【図10】従来の技術にかかわる携帯型電話端末におけ
る操作ボタンの配列パターンを示す外観図
【符号の説明】
1……テンキー部、1a……左縦列のダイヤルボタン、
1a1 ……通話ボタンを兼用するダイヤルボタン、1b
……右縦列のダイヤルボタン、1b1 ……切ボタンを兼
用するダイヤルボタン、2……通話ボタン、3……切ボ
タン、4……操作ボタン、5a,5b……スイッチ、6
a,6b……規制ガイド、7a,7b……接点(スイッ
チ)、8……液晶表示部、9……アンテナ、10……フ
リップ(蓋体)、11……リンク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体の前面で周面に近い箇所に配置
    されたスイッチとそのスイッチに近い箇所で機器本体の
    周面に配置されたスイッチとを共通の操作ボタンで操作
    可能に構成してある操作ボタンの構造。
  2. 【請求項2】 操作ボタンが2方向への個別のスライド
    式に構成されている請求項1に記載の操作ボタンの構
    造。
  3. 【請求項3】 操作ボタンがリンクによる揺動式に構成
    されている請求項1に記載の操作ボタンの構造。
  4. 【請求項4】 両方のスイッチの機能が同じである請求
    項1から請求項3までのいずれかに記載の操作ボタンの
    構造。
  5. 【請求項5】 両方のスイッチの機能が異なっている請
    求項1から請求項3までのいずれかに記載の操作ボタン
    の構造。
  6. 【請求項6】 開閉自在な蓋体を閉じた状態で蓋体から
    一部が露出する状態に操作ボタンが設けられている請求
    項1から請求項5までのいずれかに記載の操作ボタンの
    構造。
JP15254598A 1998-06-02 1998-06-02 操作ボタンの構造 Pending JPH11345534A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002054736A1 (en) * 2000-12-29 2002-07-11 Vertu Limited A portable communication device
JP2010262755A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Nec Corp 操作ボタン装置および携帯端末

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