JPH11345448A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH11345448A
JPH11345448A JP10150354A JP15035498A JPH11345448A JP H11345448 A JPH11345448 A JP H11345448A JP 10150354 A JP10150354 A JP 10150354A JP 15035498 A JP15035498 A JP 15035498A JP H11345448 A JPH11345448 A JP H11345448A
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disk
disc
opening
housing
driving
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Takuo Ono
拓郎 小野
Makoto Yasukawa
誠 安川
Hitoshi Matsuda
仁志 松田
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Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク等のローディング時の動作を安定し
たものとすることができるとともに、ローディング機構
が簡易的な構造となるディスク装置を提供する。 【解決手段】 ディスク39を駆動し再生する再生ユニ
ット5が内蔵されたキャビネット1と、キャビネット1
に設けられ、このキャビネット1に対しディスク39が
出し入れされる挿入口3と、挿入口3と再生ユニット5
との間で、ディスク39を両面から挟持しつつ搬送する
駆動ローラ26及び駆動ローラ26にディスク39を押
し当てるディスクガイド27を備えたディスク搬送機構
6と、ディスクガイド27の先端部分を、回動軸28を
回転中心としてディスク39の挟持搬送可能な挟持搬送
位置とディスク39の厚み以上に十分離間させた非挟持
搬送位置との間で円筒カム20を介して移動させる連動
機構9とを具備するディスク装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD、CD−RO
M、及びDVD等の光ディスクの再生等を行うディスク
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両搭載用のCDプレーヤ、又は一部の
CD−ROMドライブ等に採用されているディスクのロ
ーディング方式としては、フロントパネルに設けられた
挿入口にディスクを規定量挿入すると、挿入されたディ
スクが自動的に装置内部に取り込まれ再生位置まで搬送
される、いわゆるスロットローディング方式がある。
【0003】このようなスロットローディング方式は、
ディスクを両面から挟持しつつ搬送するものであり、装
置内部に固定されたガイド部材と、このガイド部材に対
向する位置に移動可能に設けられたローラとの間でディ
スクを挟持し、このローラを回転駆動機構で回転させる
ことによりディスクが搬送される。このローラには、回
転駆動機構の他に、ローラを、ディスクの挟持搬送可能
な挟持搬送位置と非挟持搬送位置との間でディスクの厚
み方向に移動させるディスク挟持機構が設けられてお
り、このディスク挟持機構は、再生位置へ搬送されたデ
ィスクが再生される際には、ディスクを再生機構による
回転自在な状態とするためにローラを非挟持搬送位置に
移動させ、一方、ローディング時にはガイド部材とロー
ラとの間でディスクを挟持し搬送を行うことができるよ
うにするため、ローラを挟持搬送位置に移動させるよう
にしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このようなスロットローデイング方式では、前述したよ
うにローラが所定の回転駆動機構にて回転することに加
え、このローラ自体がディスクの厚み方向に移動する構
造であるため、駆動機構系全般が複雑な構造であった。
また、このように駆動機構系の構造が複雑であるため、
特に、装置内部へのディスク搬入時の動作、及びこの搬
入時の動作と連動するディスク挟持機構等の動作が不安
定であった。
【0005】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、ディスク等のローディング時の動
作を安定したものとすることができるとともに、ローデ
ィング機構が簡易的な構造となるディスク装置を提供し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のディスク装置は、請求項1に記載されてい
るように、ディスクを駆動し再生する再生ユニットが内
蔵された筐体と、前記筐体に設けられ、該筐体からディ
スクが出し入れされる開口と、前記開口と前記再生ユニ
ットとの間で、前記ディスクを両面から挟持しつつ搬送
する駆動部材及び該駆動部材に前記ディスクを押し当て
るガイド部材を備えたディスク搬送機構と、前記駆動部
材又は前記ガイド部材のいずれかを、前記ディスクの挟
持搬送可能な挟持搬送位置と非挟持搬送位置との間で前
記ディスクの厚み方向に移動させるディスク挟持機構と
を具備することを特徴とする。
【0007】また、本発明のディスク装置は、請求項2
に記載されているように、ディスクを収容した収容体
と、前記収容体に収容された前記ディスクを駆動し再生
する再生ユニットが内蔵された筐体と、前記筐体に設け
られ、該筐体から前記収容体が出し入れされる開口と、
前記開口と前記再生ユニットとの間で、前記収容体を両
面から挟持しつつ搬送する駆動部材及び該駆動部材に前
記ディスクを押し当てるガイド部材を備えたディスク搬
送機構と、前記駆動部材又は前記ガイド部材のいずれか
を、前記収容体の挟持搬送可能な挟持搬送位置と非挟持
搬送位置との間で前記収容体の厚み方向に移動させるデ
ィスク挟持機構とを具備することを特徴とする。
【0008】さらに、本発明のディスク装置は、請求項
3に記載されているように、ディスクを駆動し再生する
再生ユニットが内蔵された筐体と、前記筐体に設けら
れ、該筐体からディスクが出し入れされる開口と、前記
開口と前記再生ユニットとの間で、前記ディスクを両面
から挟持しつつ搬送する駆動部材及び該駆動部材に前記
ディスクを押し当てるガイド部材を備えたディスク搬送
機構と、前記ガイド部材を、前記ディスクの挟持搬送可
能な挟持搬送位置と非挟持搬送位置との間で前記ディス
クの厚み方向に移動させるディスク挟持機構とを具備す
ることを特徴とする。
【0009】また、本発明のディスク装置は、請求項4
に記載されているように、ディスクを駆動し再生する再
生ユニットが内蔵された筐体と、前記筐体に設けられ、
該筐体からディスクが出し入れされる開口と、前記開口
と前記再生ユニットとの間で、前記ディスクを両面から
挟持しつつ搬送する駆動部材及び該駆動部材に前記ディ
スクを押し当てるガイド部材を備えたディスク搬送機構
と、前記ガイド部材を、前記ディスクの挟持搬送可能な
挟持搬送位置と非挟持搬送位置との間で前記ディスクの
厚み方向に移動させるディスク挟持機構と、前記ディス
ク搬送機構にて搬送される前記ディスクの搬送位置に基
づいて、該ディスク搬送機構と前記ディスク挟持機構と
を連動させ各々を駆動する連動機構とを具備することを
特徴とする。 さらに、本発明のディスク装置は、請求
項5に記載されているように、ディスクを駆動し再生す
る再生ユニットが内蔵された筐体と、前記筐体に設けら
れ、該筐体からディスクが出し入れされる開口と、前記
開口と前記再生ユニットとの間で、前記ディスクを両面
から挟持しつつ搬送する駆動部材及び該駆動部材に前記
ディスクを押し当てるガイド部材を備えたディスク搬送
機構と、前記駆動部材又は前記ガイド部材のいずれか
を、前記ディスクの挟持搬送可能な挟持搬送位置と非挟
持搬送位置との間で前記ディスクの厚み方向に移動させ
るディスク挟持機構と、前記再生ユニットを、前記ディ
スクの再生を実行する再生実行位置と非再生実行位置と
の間で移動させるユニット移動機構と、前記再生ユニッ
トが再生実行位置にあるとき、前記駆動部材又は前記ガ
イド部材のいずれかが非挟持搬送位置にくるように前記
ディスク挟持機構と前記ユニット移動機構とを連動させ
る連動機構とを具備することを特徴とする。
【0010】さらに、本発明のディスク装置は、請求項
6に記載されているように、請求項5記載のディスク装
置において、前記開口を開閉させるための開閉部材を移
動する開閉部材移動機構と、前記駆動部材又は前記ガイ
ド部材のいずれかが非挟持搬送位置にあるとき、前記開
閉部材が前記開口を閉鎖するように前記ディスク挟持機
構と前記開閉部材移動機構とを連動させる開閉部材連動
機構とをさらに具備することを特徴とする。
【0011】また、本発明のディスク装置は、請求項7
に記載されているように、ディスクを駆動し再生する再
生ユニットが内蔵された筐体と、前記筐体に設けられ、
該筐体からディスクが出し入れされる開口と、前記開口
と前記再生ユニットとの間で、前記ディスクを両面から
挟持しつつ搬送する駆動部材及び該駆動部材に前記ディ
スクを押し当てるガイド部材を備えたディスク搬送機構
と、前記駆動部材又は前記ガイド部材のいずれかを、前
記ディスクの挟持搬送可能な挟持搬送位置と非挟持搬送
位置との間で前記ディスクの厚み方向に移動させるディ
スク挟持機構と、前記開口を通じて挿入される前記ディ
スクが、前記ディスク搬送機構へ向けて導かれるよう前
記ディスクの挿入を案内する挿入案内手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0012】さらに、本発明のディスク装置は、請求項
8に記載されているように、ディスクを駆動し再生する
再生ユニットが内蔵された筐体と、前記筐体に設けら
れ、該筐体からディスクが出し入れされる開口と、前記
開口と前記再生ユニットとの間で、前記ディスクを両面
から挟持しつつ搬送する駆動部材及び該駆動部材に前記
ディスクを押し当てるガイド部材を備えたディスク搬送
機構と、前記ガイド部材と前記挟持部材との間で挟持さ
れた前記ディスクが所定の方向に搬送されるよう前記駆
動部材と協働し該ディスクの搬送姿勢を制御する搬送姿
勢制御手段とを具備することを特徴とする。
【0013】また、本発明のディスク装置は、請求項9
に記載されているように、請求項8記載のディスク装置
において、前記搬送姿勢制御手段は、前記ガイド部材に
設けられ前記ディスクとの接触部を有するとともに、該
接触部は該ディスクと接触する位置が、前記駆動部材が
該ディスクと接触する位置よりも前記再生ユニット側に
設けられていることを特徴とする。
【0014】本発明のディスク装置によれば、ディスク
又はディスクを収容した収容体の両面を挟持し搬送する
ガイド部材と駆動部材とにおいて、例えば所定の駆動機
構にて回転させられるローラ等の駆動部材に対し、駆動
部材にディスクを押し当てるガイド部材をディスクの厚
み方向に移動させることが可能なので、駆動機構系が複
雑になることはなく、ローディング機構を簡易的な構造
とすることができる。これにより、ディスク等の搬送動
作と、再生ユニットの移動、ディスク挟持機構の動作、
又はディスクの挿入口である開口の開閉動作等とを容易
に連動させることができる。
【0015】また、本発明のディスク装置によれば、開
口を通じて挿入されるディスクが、ガイド部材と駆動部
材との間のディスクの挟持部分に向けて挿入案内される
とともに、ガイド部材と駆動部材との間で挟持され搬送
されるディスクの搬送姿勢を制御できるので、所定の目
的位置に向けて確実にディスクを搬送することが可能と
なりローディング動作を安定したものとすることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施する場合の形
態について図面に基づき説明する。
【0017】図1は本発明の実施形態にかかるディスク
装置を概略的に示す図である。
【0018】同図に示すように、このディスク装置にお
いて、符号1は内部にディスクドライブメカ及びディス
ク搬送機構等を有する筐体としてのキャビネット1を示
している。キャビネット1の前面のフロントパネル2に
は、キャビネット1に対しディスクが出し入れされる挿
入口3、及びキャビネット1内に搬入されたデイスクを
ディスク搬送機構により排出させるためのイジェクトス
イッチ4等が設けられている。
【0019】キャビネット1内には、図2乃至図4に示
すように、ディスクを駆動し再生する再生ユニット5
と、挿入口3と再生ユニット5との間で、ディスクを両
面から挟持しつつ搬送するディスク搬送機構6と、ディ
スク搬送機構6によりキャビネット1に対し搬入又は搬
出されるディスクの位置を検出するディスク検出機構7
と、ディスクの再生を実行する再生実行位置と非再生実
行位置との間で再生ユニット5を昇降移動するユニット
昇降機構8と、ディスク搬送機構6とユニット昇降機構
8とを連動させる連動機構9とが設けられている。
【0020】再生ユニット5には、ディスク駆動・再生
機構を搭載したメカシャーシ10が複数のダンパーゴム
11を介してメカホルダ12に支持されており、メカシ
ャーシ10には、ターンテーブル13に搭載されたディ
スクを駆動するディスクモータ14、ディスクに記録さ
れた信号を読み出すピックアップ15、及びスレッドモ
ータ16を介してピックアップ15をディスクの半径方
向に移動させるピックアップ送り機構等が搭載されてい
る。挿入口3に対し再生ユニット5の奥側の両側面には
回動軸17が同軸的に突設されており、各回動軸17は
キャビネット1に設けられた軸保持部18に回動自在に
保持されている。また、再生ユニット5の挿入口3側の
側面には回動案内軸19が突設されている。
【0021】ユニット昇降機構8としては、再生ユニッ
ト5のこの回動案内軸19が、キャビネット1に組み込
まれた円筒カム20の側面の昇降案内溝21に挿入・保
持され、円筒カム20の回転に伴い、昇降案内溝21に
沿って上下方向、つまりディスクの厚み方向に案内され
る。これにより、再生ユニット5は回動軸17を支点と
して傾動するように構成されている。また、再生ユニッ
ト5がユニット昇降機構8により再生実行位置に上昇さ
せられたときには、ターンテーブル13のマグネット部
分とキャビネット1に組み込まれたクランパホルダ22
のクランパ23の金属部分とが吸着することとなるの
で、ターンテーブル13に搭載されたディスクはターン
テーブル13とクランパ23との間で挟持される。
【0022】ディスク搬送機構6としては、ローディン
グモータ24の駆動力を伝達する複数のローラ駆動ギア
群25を介して駆動される搬送ローラ26と、この搬送
ローラ26との間で、先端部分にてディスクを挟持する
ディスクガイド27とが設けられている。ディスクガイ
ド27は、挿入口3側と再生ユニット5側に開口を有し
ており、ディスクはディスクガイド27の内部を通過さ
せられるものとなっている。ディスクガイド27には、
挿入口3側の両側面に回動軸28が設けられており、デ
ィスクガイド27は、この回動軸28を支点とし上部内
側の先端部分が、ディスクの挟持搬送可能な挟持搬送位
置と、搬送ローラ26との間隔が該ディスクの厚み以上
に十分に離間した非挟持搬送位置との間を移動するよう
に回動する。 すなわち、ディスクガイド27を回動さ
せるこのディスク挟持機構は、ディスクガイド27の底
部に設けられているガイド昇降ピン29が、円筒カム2
0の傾斜部30に支持されていることから、円筒カム2
0を回転させ、ディスクガイド27の先端部分を挟持搬
送位置と非挟持搬送位置との間で移動させるものであ
る。さらに、ディスクガイド27の先端部分がディスク
から離間した非挟持搬送位置にあるときには、円筒カム
20を介して再生ユニット5は再生実行位置に定位して
いることから、ディスクは、ターンテーブル13及びク
ランパ23にのみ支持されている状態となり該ディスク
を駆動して再生を行うことが可能となる。前述した円筒
カム20は、ローディングモータ24の駆動力を伝達す
る複数のローラ駆動ギア群25及びカム駆動ギア群31
を介して回転駆動される。さらに、ディスクガイド27
の各回動軸28の近傍には、キャビネット1の底部に一
端が掛けられたガイドスプリング32が各々取り付けれ
ており、このガイドスプリング32により回動軸28を
支点としてディスクガイド27の先端部分は駆動ローラ
26に所定の押圧力を与えている。つまり、駆動ローラ
26の回転駆動力とディスクガイド27のガイドスプリ
ング32を介しての挟持力とにより、駆動ローラ26の
回転方向に応じてディスクが搬送される。
【0023】また、ディスクガイド27の挿入口3側の
端部には、カム部33が設けられており、このカム部3
3はディスクガイド27の回動に応じて挿入口3を開閉
する開閉扉34の動作を制御している。すなわち、ディ
スクを挿入口3を通じて搬入又は搬出させる場合には、
ディスクガイド27は挟持搬送位置にあって、この際カ
ム部33の拘束力により開閉扉34は挿入口3が開く位
置に定位させられる。一方、ディスクがキャビネット1
内に搬入されている状態では、ディスクガイド27は非
挟持搬送位置にあって、開閉扉34はカム部33により
挿入口3を塞ぐように回転移動させられるとともに、さ
らに、開閉扉34が回転して挿入口3が開かいないよう
に保持するために扉回転阻止突起35bを有する開閉扉
保持部材35が設けられている。この開閉扉保持部材3
5にはギア部35aが設けられており、このギア部35
aと円筒カム20のギア部62とが歯合することによ
り、開閉扉保持部材35は回転させられる。また、開閉
扉34には開閉扉スプリング36が設けられており、こ
の開閉扉スプリング36により、開閉扉34は挿入口3
を塞ぐ方向、つまりカム部33と当接する側に付勢され
ている。
【0024】さらに、ディスクガイド27には、図5
(a)に示すように、挿入口3側から矢視すると、上部
の内側面に挿入案内部37と挿入検出案内部38とが設
けられている。図5(b)乃至図5(d)に示すよう
に、挿入案内部37は、挿入口3を通じて挿入されるデ
ィスク39が、ディスク39を挟持・搬送する部分とし
ての駆動ローラ26とディスクガイド27の先端部分と
の間隙に向けて導かれるようディスク39の挿入を案内
する。また、同図に示すように挿入検出案内部38は、
ディスク39の水平方向及び垂直方向の挿入ずれを抑制
することにより、ディスク検出機構7に備えられたディ
スク挿入検出レバー40によって、挿入口3より挿入さ
れたディスク39が確実に検出されるようディスク39
の挿入を案内する。
【0025】また、ディスクガイド27は、図6(a)
乃至図6(d)に示すように、上部内側の先端部分に、
ディスク取込部41、及びディスク39と接触する位置
が、ディスク39と駆動ローラ26とが接触する位置よ
りも、再生ユニット5側に設けられた搬送姿勢制御部4
2を有しており、挿入口3から搬入され駆動ローラ26
とディスクガイド27とに挟持しつつ搬送されるディス
ク39が僅かに下向きに搬送されるようディスク39の
搬送姿勢を制御する。ここで、駆動ローラ26の形状も
併せて詳述すると、駆動ローラ26は中央部近傍の直径
が両端部近傍の直径に比べて僅かに細い径となるように
形成されている。また、ディスクガイド27にはこの駆
動ローラ26の形状に対応するよう中央部にディスク取
込部41が、両端部に搬送姿勢制御部42が各々設けら
れている。
【0026】すなわち、図6(a)及び図6(c)に示
すように、挿入口3から挿入されたディスク39の先端
は比較的間隙の大きい、駆動ローラ26の中央部近傍に
位置する細径部分43とディスクガイド27のディスク
取込部41との間にまず取り込まれ、その後図6(b)
及び図6(d)に示すように、ディスク39が半分近く
取り込まれると、ディスク39は駆動ローラ26の両端
部近傍に位置する太径部分44とディスクガイド27の
搬送姿勢制御部42とによりディスク39は挟持されつ
つ搬送される。この際、搬送姿勢制御部42は、ディス
ク39と接触する位置が、ディスク39と駆動ローラ2
6とが接触する位置よりも、再生ユニット5側に設けら
れていることから、挟持しつつ搬送されるディスク39
は先端が僅かに下向きの搬送姿勢となる。
【0027】ディスク搬送機構6とユニット昇降機構8
とを連動させる連動機構9には、図2乃至図4に示すよ
うに、ローディング時にディスク39が一時的に搭載さ
れるディスク搭載プレート45と、ディスク搭載プレー
ト45に組み込まれ、ローディング時にディスク39の
横方向の位置規制を行うディスク位置規制レバー46
と、ディスク39の搬入時に連動機構9の各部材の駆動
を開始させるためのディスク搬入レバー47と、キャビ
ネット1に設けられた支軸48を支点に支持レバースプ
リング49にて反時計方向に付勢されているとともにデ
ィスク搬入レバー47の回転中心近傍を支持するディス
ク搬入支持レバー50と、ディスク搬入レバー47の駆
動を円筒カム20側に伝達するカム連動プレート51
と、カム連動プレート51の駆動を円筒カム20に伝達
するカム駆動レバー52とが設けられている。
【0028】ディスク搬入支持レバー50は、キャビネ
ット1に設けられた2つのストッパと当接するまでの範
囲内を回動するものであり、反時計方向に回動し一方の
ストッパと当接したときには、このときの該レバー50
の位置が基準となり、ディスク搬入レバー47が時計方
向に回動したときにカム連動プレート51を前進させ
る。また、該レバー50が時計方向に回動し他方のスト
ッパと当接したときには、ディスク搬入レバー47及び
カム連動プレート51との結合関係から、ディスク搭載
プレート45の前進方向の位置決めの基準となる。
【0029】ディスク搭載プレート45には、ディスク
搭載プレート45を挿入口3側に付勢する搭載プレート
スプリング53が設けられており、ディスク39がキャ
ビネット1内に収容されていないときには、ディスク搭
載プレート45をディスク搬入支持レバー50を介して
位置決めされる挿入口3側の所定の前進位置に定位させ
る。一方、図7乃至図10にも示すように、ディスク3
9が搬入された状態であってディスク搭載プレート45
が挿入口3側から後退した状態であるとともに再生ユニ
ット5が再生実行位置に上昇したときには、ディスク搭
載プレート45の底面に形成された突起54と再生ユニ
ット5のメカホルダ12に形成されたストッパ55とが
係合し、ディスク搭載プレート45は挿入口3側から後
退したこの位置に定位する。
【0030】また、ディスク搭載プレート45に組み込
まれているディスク位置規制レバー46は、ディスク搭
載プレート45の移動に伴ってクランパホルダ22に形
成された移動溝56に沿って移動させられるものとなっ
ている。したがって、ディスク位置規制レバー46は、
ディスク39が搬入される前には挿入口3側に定位させ
られ、一方ディスク39が搬入された状態では、挿入口
3側から後退し、移動溝56によってディスク39の端
面から離間される。
【0031】さらに、ディスク位置規制レバー46は、
位置規制スプリング57によって、搬入されるディスク
39側に各々付勢されており、これによりディスク39
の搬入又は搬出の際に、ディスク39の端面を支持する
ことができる。また、ディスク搬送機構6によって、デ
ィスク搭載プレート45にディスク39が搬送されてき
たときには、ディスク39とディスク搬入レバー47の
ディスク当接部58とが接触し、ディスク搬入支持レバ
ー50の支軸50aを回転中心として反時計方向に僅か
に回転する。
【0032】カム駆動レバー52は、一端にカム連動プ
レート51と係合するプレート係合部59を、他端に円
筒カム20のレバー保持溝60と係合するカム係合部を
それぞれ有しており、キャビネット1に設けられた支軸
52aを支点として回動するものとなっている。さら
に、カム駆動レバー52には、レバースプリング61が
組み込まれており、カム駆動レバー52を支軸52aを
支点に反時計方向に付勢している。これにより、円筒カ
ム20はレバー保持溝60を通じて時計方向に回転する
よう付勢されており、したがって、円筒カム20に部分
的に形成されている飛込みギア部62とカム駆動ギア群
31の中の駆動ギア63とは通常歯合していない。
【0033】しかしながら、ディスク搬送機構6によっ
て、ディスク搭載プレート45にディスク39が搬送さ
れてきたときには、その後ディスク39とディスク搬入
レバー47のディスク当接部58とが当接することによ
り、このディスク当接部58によりディスク搭載プレー
ト45が後退させられるとともに、ディスク搬入支持レ
バ50が支軸48を支点に時計方向に回転することによ
りキャビネット1の一方のストッパと当接する。これに
より、ディスク搬入レバー47が支軸50aを支点に時
計方向に回転し、カム連動プレート51が前進するとと
もに、カム駆動レバー52がレバースプリング61の付
勢力に抗しつつ時計方向に回動することにより、円筒カ
ム20が反時計方向に僅かに回転するので、円筒カム2
0のギア部62とカム駆動ギア群31の中の駆動ギア6
3とが歯合することとなり、以てローディングモータ2
4の駆動力にてローラ駆動ギア群25、カム駆動ギア群
31、及び円筒カム20を介してディスク搬送機構6及
びユニット昇降機構8を駆動することが可能となる。
【0034】次に、ディスク検出機構7について説明す
る。なお、本実施形態では標準ディスク(12cmディ
スク)が検出される場合を例に採り説明する。
【0035】ディスク検出機構7は、図4及び図10乃
至図12に示すように、キャビネット1の底部に組み込
まれた回路基板64と、回路基板64に各々搭載された
挿入検出スイッチ65及び排出検出スイッチ66と、挿
入口3を通じて挿入されるディスク39の端面と当接し
て移動しスイッチ押下部67にて挿入検出スイッチ65
のスイッチング部68を押下することによりディスク3
9の挿入を検出するディスク挿入検出レバー40と、挿
入口3に向けて排出されるディスク39の端面と当接し
て移動しスイッチ押下部69にてプッシュスイッチであ
る排出検出スイッチ66のスイッチング部70を押下す
ることにより、ディスク39が排出位置に到達したこと
を検出するディスク排出検出レバー71と、キャビネッ
ト1内へのディスク39の搬入時において、支軸52a
を支点に時計方向に回動するカム駆動レバー52のスイ
ッチ押下部72にてスイッチング部73を押下させるこ
とにより、再生ユニット5が上昇し再生実行位置への移
動が完了したことを検出するクランプ完了検出スイッチ
74とから構成されている。ディスク挿入検出レバー4
0及びディスク排出検出レバー71は、各レバーの一部
がキャビネット1のストッパに当接する所定の初期位置
に定位するようそれぞれに組み込まれた検出レバースプ
リング75、76によって、各々付勢されている。
【0036】また、回路基板64には、図示しないマイ
コン及び駆動回路が搭載されており、各検出スイッチ及
び前述したイジェクトスイッチ4における信号の入力状
況(SW:ON/OFF)に基づいて、駆動回路を通じ
てのローディングモータ24の駆動をマイコンにより制
御している。すなわち、ディスク39のキャビネット1
内への搬入時においては、図11に示すように、ディス
ク39の挿入方向における先端が、駆動ローラ26とデ
ィスクガイド27のディスク取込部41との間に到達す
る前、つまり挿入されたディスク39がこれらの部材に
挟持される前にローディングモータ24が駆動するよう
挿入検出スイッチ65が取り付けられ、また図10に示
すように、再生ユニット5が上昇し再生実行位置への移
動が完了したときにローディングモータ24の駆動が停
止するように、カム駆動レバー52のスイッチ押下部7
2の位置に基づいてクランプ完了検出スイッチ74が取
り付けられている。一方、キャビネット1からのディス
ク39の排出時においては、図12に示すように、ディ
スク39の一部が駆動ローラ26とディスクガイド27
とに挟持され、且つディスク39の少なくとも一部が挿
入口3より露出する位置でローディングモータ24の駆
動が停止するよう排出検出スイッチ71が取り付けられ
ている。
【0037】したがって、ディスク39の搬入時におい
ては、マイコンにより、挿入検出スイッチ65がONに
なるタイミングでローディングモータ24が反時計方向
に回転駆動を開始し、またクランプ完了検出スイッチ7
4がONになるタイミングでローディングモータ24の
回転駆動が停止する。一方、ディスク39の搬出時にお
いては、同様にマイコンにより、前述したイジェクトス
イッチ4がONになるタイミングでローディングモータ
24が時計方向に回転駆動を開始し、さらに図12に示
すように、排出検出スイッチ66が一旦ONになってそ
の後OFFになるタイミング、つまりディスク39の最
大径が排出検出スイッチ66の近傍を通過した後のタイ
ミングで、ローディングモータ24の回転駆動が停止す
るものとなっている。
【0038】次に、このように構成されたディスク装置
において実際にキャビネット1に対しデイスク39が搬
入又は搬出される際の動作について説明する。
【0039】まず、搬入時の動作について説明する。図
5(a)乃至図5(d)に示すように、挿入口3より挿
入されるディスク39は、挿入方向における先端部分
が、ディスクガイド27の上部先端の内側面に設けられ
た挿入案内部37に接触することによって、駆動ローラ
26とディスクガイド27の先端部分との間隙である挟
持部分に向かうよう挿入方向が規制される。この際、さ
らにディスク挿入検出レバー40にて、挿入されるディ
スク39が所定の位置で確実に検出されるよう挿入検出
案内部38が、ディスク39の水平方向及び垂直方向の
挿入ずれを抑制する。この後、ディスク39の挿入方向
における先端部分が、ディスク挿入検出レバー40と当
接し、さらに検出レバースプリング75の付勢力に抗し
つつ反時計方向にディスク挿入検出レバー40が回動す
る。このディスク挿入検出レバー40の回動により、図
11に示すように、該レバー40のスイッチ押下部67
によって挿入検出スイッチ65のスイッチング部68が
押下(SW:ON)されると、ローディングモータ24
が反時計方向に回転し始めることから、この駆動力がロ
ーラ駆動ギア群25を通じて駆動ローラ26に伝達さ
れ、該駆動ローラ26が回転し始める。
【0040】さらに、挿入されたディスク39の挿入方
向における先端部分が、駆動ローラ26とディスクガイ
ド27との挟持部分に到達すると、図6(a)及び図6
(c)に示すように、駆動ローラ26の中央部近傍の細
径部分43とディスクガイド27のディスク取込部41
との間にまず取り込まれ、その後図6(b)及び図6
(d)に示すように、ディスク39が半分近く取り込ま
れると、ディスク39は駆動ローラ26の両端部近傍に
位置する太径部分44とディスクガイド27の搬送姿勢
制御部42とによりディスク39は挟持されつつ搬送さ
れる。この際、搬送姿勢制御部42は、ディスク39と
接触する位置が、ディスク39と駆動ローラ26とが接
触する位置よりも再生ユニット5側に設けられているこ
とから、挟持されながら搬送されるディスク39は、搬
送方向における先端が僅かに下向きの搬送姿勢となり、
ディスク搭載プレート45の奥側に位置するディスク搬
入レバー47のディスク当接部58に向けて確実に搬送
される。この際、ディスク位置規制レバー46がディス
ク39の端面と接触し、ディスク39が搬送される際の
横方向の位置規制が行われる。
【0041】ディスク39が、図7に示すように、ディ
スク搭載プレート45上を搬送され、ディスク39の搬
送方向における先端がディスク搬入レバー47のディス
ク当接部58に当接すると、図8に示すように、ディス
ク搭載プレート45はディスク当接部58に押されて挿
入口3側から所定の位置まで後退するとともに、ディス
ク搬入支持レバ50が支軸48を支点に反時計方向に回
転することによりキャビネット1の一方のストッパと当
接する。これにより、ディスク搬入レバー47が支軸5
0aを支点に時計方向に回転する。この際、ディスク搭
載プレート45に組み込まれているディスク水平支持レ
バー46もクランパホルダ22に形成されたレバー移動
溝56に沿って後退することとなり、このレバー移動溝
56により、ディスク39の端面から、各ディスク水平
支持レバー46が離間することとなる。さらに、ディス
ク搬入レバー47が支軸50aを支点に時計方向に回動
したことにより他端のプレート係合部を介してカム連動
プレート51を挿入口3側に前進させる。
【0042】図9に示すように、カム連動プレート51
が前進すると、カム駆動レバー52のプレート係合部5
9が押され、カム駆動レバー52は、レバースプリング
61の付勢力に抗しつつ時計方向に回動し、これによ
り、円筒カム22に設けられたギア部62と駆動ギア6
3とがここで初めて歯合する。これにより、ローディン
グモータ24からローラ駆動ギア群25及びカム駆動ギ
ア群31を通じて伝達されてきた駆動力により、円筒カ
ム20が反時計方向に回動することとなり、円筒カム2
0の傾斜部30により、ガイド昇降ピン29を介してデ
ィスクガイド27の先端部分が上昇させられるととも
に、再生ユニット5は、回動案内軸19が挿入・保持さ
れた円筒カム20の昇降案内溝21を介して再生実行位
置に上昇させられる。この際、図10に示すように、メ
カホルダ12のストッパ55とディスク搭載プレート4
5の底面に形成された突起54とが搭載プレートスプリ
ング53の付勢力を介して係合し、ディスク搭載プレー
ト45はこの位置定位する。このように、ディスクガイ
ド27の上昇により、ディスクガイド27はディスク3
9の上面から離間するとともに、再生ユニット5の上昇
により駆動ローラ26からディスク39の底面が離間す
る。これにより、ディスク39は、ターンテーブル13
及びクランパ23にのみ支持されている状態となる。
【0043】一方、ディスクガイド27が上昇させられ
たことにより、ディスクガイド27のカム部33の拘束
力が解除されて、開閉扉スプリング36の付勢力により
挿入口3を塞ぐように開閉扉34が回転させられるとと
もに、円筒カム20の回転に伴い円筒カム20のギア部
62と開閉扉保持部材35のギア部35aとが歯合し扉
回転阻止突起35bが挿入口3側に回転移動することに
より、挿入口3が開く方向への開閉扉34の回転が阻止
される。これにより、挿入口3からの他のディスクの挿
入が防止される。
【0044】その後、カム駆動レバー52がさらに時計
方向に回動すると、該レバー52のスイッチ押下部72
によって、クランプ完了検出スイッチ73のスイッチン
グ部73が押下(SW:ON)されると、ローディング
モータ24が停止し、ディスク39は再生可能な状態と
なる。
【0045】次に、キャビネット1からディスク39が
搬出される際の動作について説明する。キャビネット1
のフロントパネル2に設けられたイジェクトスイッチ4
が押されると、回路基板64上に搭載されたマイコン及
び駆動回路を介して、ローディングモータ24が時計方
向に回転させられる。ローディングモータ24が時計方
向に回転すると、ローラ駆動ギア群25及びカム駆動ギ
ア群31を通じて伝達されてきた駆動力により、円筒カ
ム20が時計方向に回動することとなる。これにより、
円筒カム20の傾斜部30に、ガイド昇降ピン29を介
して支持されていたディスクガイド27の先端部分が下
向きに回動するとともに、円筒カム20の昇降案内溝2
1により、回動案内軸19を介して再生ユニット5が下
降させられる。この際、再生ユニット5におけるメカホ
ルダ12のストッパ55とディスク搭載プレート45の
底面の突起54との係合が外れることで、ディスク搭載
プレート45は、搭載プレートスプリング53によって
挿入口3側に向けて移動するよう付勢力を受ける。一
方、円筒カム20が時計方向に回動したことにより、開
閉扉保持部材35の扉回転阻止突起35bが挿入口3側
から離れる方向に移動するとともに、ディスクガイド2
7の先端部分が下向きに回動したことにより、カム部3
3により、開閉扉34が挿入口3を開けるように回転さ
せられる。
【0046】さらに、下降させられたディスクガイド2
7の先端部分と駆動ローラ26との間で再び挟持された
ディスク39は再生ユニット5側から挿入口3側に向け
て搬送される。この後、ディスク39の搬出方向におけ
る先端部分が、ディスク排出検出レバー71と当接し、
さらに検出レバースプリング76の付勢力に抗しつつ時
計方向にディスク排出検出レバー71が回動する。この
ディスク排出検出レバー71の時計方向への回動によ
り、図12に示すように、該レバー71のスイッチ押下
部69によって排出検出スイッチ66のスイッチング部
70が押下(SW:ON)され、その後ディスク排出検
出レバー71とディスク39との当接部分がディスク3
9の最大径を超え、検出レバースプリング76の付勢力
により、ディスク排出検出レバー71が反時計方向に回
動し、プッシュスイッチである排出検出スイッチ66の
スイッチング部68が復帰すると(SW:OFF)、ロ
ーディングモータ24の駆動が停止する。この際、ディ
スク39のこの位置は、ディスクガイド27と駆動ロー
ラ26とにディスク39の一部が挟持された位置である
とともに、少なくともディスク39の一部がキャビネッ
ト1の挿入口3より露出した位置である。これにより、
キャビネット1からディスク39を取り出すことが可能
な状態となり、ディスクの搬出動作の完了となる。
【0047】このように、本実施形態のディスク装置に
よれば、ディスク39の両面を挟持しつつ搬送するディ
スクガイド27と駆動ローラ26とにおいて、ローディ
ングモータ24からローラ駆動ギア群25を通じて回転
させられる駆動ローラ26に対し、駆動ローラ26にデ
ィスク39を押し当てるディスクガイド29の先端部分
をディスク39の厚み方向に移動させることが可能なの
で、駆動機構系が複雑になることはなく、ローディング
機構を簡易的な構造とすることができる。これにより、
ディスク搬送機構6の動作と、再生ユニット5の移動、
ディスク挟持機構の動作、又はキャビネット1の挿入口
3の開閉を行う開閉扉34の動作等とを容易に連動させ
ることができる。
【0048】また、本実施形態のディスク装置によれ
ば、挿入口3を通じて挿入されるディスク39が、ディ
スクガイド27と駆動ローラ26との間のディスク39
の挟持部分に向けて挿入案内されるとともに、ディスク
ガイド27と駆動ローラ26との間で挟持され搬送され
るディスク39の搬送姿勢を制御できるので、所定の目
的位置、つまり連動機構9を動作させるきっかけとなる
ディスク搬入レバー47のディスク当接部58に向けて
確実にディスク39を搬送することが可能となりローデ
ィング動作を安定したものとすることができる。
【0049】なお、本実施形態のディスク装置では、デ
ィスク挟持機構としての駆動ローラ26がキャビネット
に固定され、ディスクガイド27の先端部分がディスク
の厚み方向に移動する構造であったが、駆動ローラ26
をディスクの厚み方向に移動させる構造を採ってもよ
い。
【0050】また、本実施形態では、CDーROM等の
ディスクを単体で搬送するディスクドライブ装置を例に
採り説明したが、ディスクをカートリッジに収容した例
えばミニディスク等のドライブ装置に本発明を応用でき
ることは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】本発明のディスク装置によれば、ディス
ク又はディスクを収容した収容体の両面を挟持し搬送す
るガイド部材と駆動部材とにおいて、例えば所定の駆動
機構にて回転させられるローラ等の駆動部材に対し、駆
動部材にディスクを押し当てるガイド部材をディスクの
厚み方向に移動させることが可能なので、駆動機構系が
複雑になることはなく、ローディング機構を簡易的な構
造とすることができる。これにより、ディスク等の搬送
動作と、再生ユニットの移動、ディスク挟持機構の動
作、又はディスクの挿入口である開口の開閉動作等とを
容易に連動させることができる。
【0052】また、本発明のディスク装置によれば、開
口を通じて挿入されるディスクが、ガイド部材と駆動部
材との間のディスクの挟持部分に向けて挿入案内される
とともに、ガイド部材と駆動部材との間で挟持され搬送
されるディスクの搬送姿勢を制御できるので、所定の目
的位置に向けて確実にディスクを搬送することが可能と
なりローディング動作を安定したものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるディスク装置を概略
的に示す図
【図2】図1のディスク装置の内部を概略的に示す図
【図3】図1のディスク装置内部のローディング機構及
び連動機構等を詳細に示す図
【図4】図1のディスク装置内部の再生ユニット及びデ
ィスク検出機構を詳細に示す図
【図5】図1のディスク装置におけるディスクガイドに
設けられた挿入案内部及び挿入検出案内部を示す図
【図6】図1のディスク装置におけるディスクガイドに
設けられたディスク取込部及び搬送姿勢制御部を示す図
【図7】図1のディスク装置において、ディスクの端面
とディスク搬入レバーとが当接した状態を示す図
【図8】図1のディスク装置において、ディスクの端面
にディスク搬入レバーが押された状態を示す図
【図9】図1のディスク装置において、円筒カムが回転
し駆動ギアと歯合した状態を示す図
【図10】図1のディスク装置において、ディスクのク
ランプが完了した状態を示す図
【図11】図1のディスク装置において、挿入口から挿
入されたディスクが検出された状態を示す図
【図12】図1のディスク装置において、キャビネット
からディスクの搬出が完了した状態を示す図
【符号の説明】
1……キャビネット 3……挿入口 5……再生ユニット 6……ディスク搬送機構 7……ディスク検出機構 8……ユニット昇降機構 9……連動機構 20……円筒カム 24……ローディングモータ 26……搬送ローラ 27……ディスクガイド 33……ディスクガイドのカム部 34……開閉扉 35……開閉扉保持部材 36……開閉扉スプリング 37……挿入案内部 38……挿入検出案内部 39……ディスク 40……ディスク挿入検出レバー 41……ディスク取込部 42……搬送姿勢制御部 45……ディスク搭載プレート 46……ディスク位置規制レバー 47……ディスク搬入レバー 50……ディスク搬入支持レバー 51……カム連動プレート 52……カム駆動レバー 65……挿入検出スイッチ 66……排出検出スイッチ 71……ディスク排出検出レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 仁志 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを駆動し再生する再生ユニット
    が内蔵された筐体と、 前記筐体に設けられ、該筐体からディスクが出し入れさ
    れる開口と、 前記開口と前記再生ユニットとの間で、前記ディスクを
    両面から挟持しつつ搬送する駆動部材及び該駆動部材に
    前記ディスクを押し当てるガイド部材を備えたディスク
    搬送機構と、 前記駆動部材又は前記ガイド部材のいずれかを、前記デ
    ィスクの挟持搬送可能な挟持搬送位置と非挟持搬送位置
    との間で前記ディスクの厚み方向に移動させるディスク
    挟持機構とを具備することを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 ディスクを収容した収容体と、 前記収容体に収容された前記ディスクを駆動し再生する
    再生ユニットが内蔵された筐体と、 前記筐体に設けられ、該筐体から前記収容体が出し入れ
    される開口と、 前記開口と前記再生ユニットとの間で、前記収容体を両
    面から挟持しつつ搬送する駆動部材及び該駆動部材に前
    記ディスクを押し当てるガイド部材を備えたディスク搬
    送機構と、 前記駆動部材又は前記ガイド部材のいずれかを、前記収
    容体の挟持搬送可能な挟持搬送位置と非挟持搬送位置と
    の間で前記収容体の厚み方向に移動させるディスク挟持
    機構とを具備することを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】 ディスクを駆動し再生する再生ユニット
    が内蔵された筐体と、 前記筐体に設けられ、該筐体からディスクが出し入れさ
    れる開口と、 前記開口と前記再生ユニットとの間で、前記ディスクを
    両面から挟持しつつ搬送する駆動部材及び該駆動部材に
    前記ディスクを押し当てるガイド部材を備えたディスク
    搬送機構と、 前記ガイド部材を、前記ディスクの挟持搬送可能な挟持
    搬送位置と非挟持搬送位置との間で前記ディスクの厚み
    方向に移動させるディスク挟持機構とを具備することを
    特徴とするディスク装置。
  4. 【請求項4】 ディスクを駆動し再生する再生ユニット
    が内蔵された筐体と、 前記筐体に設けられ、該筐体からディスクが出し入れさ
    れる開口と、 前記開口と前記再生ユニットとの間で、前記ディスクを
    両面から挟持しつつ搬送する駆動部材及び該駆動部材に
    前記ディスクを押し当てるガイド部材を備えたディスク
    搬送機構と、 前記ガイド部材を、前記ディスクの挟持搬送可能な挟持
    搬送位置と非挟持搬送位置との間で前記ディスクの厚み
    方向に移動させるディスク挟持機構と、 前記ディスク搬送機構にて搬送される前記ディスクの搬
    送位置に基づいて、該ディスク搬送機構と前記ディスク
    挟持機構とを連動させ各々を駆動する連動機構とを具備
    することを特徴とするディスク装置。
  5. 【請求項5】 ディスクを駆動し再生する再生ユニット
    が内蔵された筐体と、 前記筐体に設けられ、該筐体からディスクが出し入れさ
    れる開口と、 前記開口と前記再生ユニットとの間で、前記ディスクを
    両面から挟持しつつ搬送する駆動部材及び該駆動部材に
    前記ディスクを押し当てるガイド部材を備えたディスク
    搬送機構と、 前記駆動部材又は前記ガイド部材のいずれかを、前記デ
    ィスクの挟持搬送可能な挟持搬送位置と非挟持搬送位置
    との間で前記ディスクの厚み方向に移動させるディスク
    挟持機構と、 前記再生ユニットを、前記ディスクの再生を実行する再
    生実行位置と非再生実行位置との間で移動させるユニッ
    ト移動機構と、 前記再生ユニットが再生実行位置にあるとき、前記駆動
    部材又は前記ガイド部材のいずれかが非挟持搬送位置に
    くるように前記ディスク挟持機構と前記ユニット移動機
    構とを連動させる連動機構とを具備することを特徴とす
    るディスク装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のディスク装置において、 前記開口を開閉させるための開閉部材を移動する開閉部
    材移動機構と、 前記駆動部材又は前記ガイド部材のいずれかが非挟持搬
    送位置にあるとき、前記開閉部材が前記開口を閉鎖する
    ように前記ディスク挟持機構と前記開閉部材移動機構と
    を連動させる開閉部材連動機構とをさらに具備すること
    を特徴とするディスク装置。
  7. 【請求項7】 ディスクを駆動し再生する再生ユニット
    が内蔵された筐体と、 前記筐体に設けられ、該筐体からディスクが出し入れさ
    れる開口と、 前記開口と前記再生ユニットとの間で、前記ディスクを
    両面から挟持しつつ搬送する駆動部材及び該駆動部材に
    前記ディスクを押し当てるガイド部材を備えたディスク
    搬送機構と、 前記駆動部材又は前記ガイド部材のいずれかを、前記デ
    ィスクの挟持搬送可能な挟持搬送位置と非挟持搬送位置
    との間で前記ディスクの厚み方向に移動させるディスク
    挟持機構と、 前記開口を通じて挿入される前記ディスクが、前記ディ
    スク搬送機構へ向けて導かれるよう前記ディスクの挿入
    を案内する挿入案内手段とを具備することを特徴とする
    ディスク装置。
  8. 【請求項8】 ディスクを駆動し再生する再生ユニット
    が内蔵された筐体と、 前記筐体に設けられ、該筐体からディスクが出し入れさ
    れる開口と、 前記開口と前記再生ユニットとの間で、前記ディスクを
    両面から挟持しつつ搬送する駆動部材及び該駆動部材に
    前記ディスクを押し当てるガイド部材を備えたディスク
    搬送機構と、 前記ガイド部材と前記挟持部材との間で挟持された前記
    ディスクが所定の方向に搬送されるよう前記駆動部材と
    協働し該ディスクの搬送姿勢を制御する搬送姿勢制御手
    段とを具備することを特徴とするディスク装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のディスク装置において、 前記搬送姿勢制御手段は、前記ガイド部材に設けられ前
    記ディスクとの接触部を有するとともに、該接触部は該
    ディスクと接触する位置が、前記駆動部材が該ディスク
    と接触する位置よりも前記再生ユニット側に設けられて
    いることを特徴とするディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100353437C (zh) * 2002-06-22 2007-12-05 三星电子株式会社 在光盘播放器中安装光盘的装置
US7434238B2 (en) 2005-10-11 2008-10-07 Hitachi-Lg Data Storage, Inc. Optical disc apparatus
JP2014130661A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Jvc Kenwood Corp ディスク駆動装置

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