JPH1092080A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

Info

Publication number
JPH1092080A
JPH1092080A JP8265314A JP26531496A JPH1092080A JP H1092080 A JPH1092080 A JP H1092080A JP 8265314 A JP8265314 A JP 8265314A JP 26531496 A JP26531496 A JP 26531496A JP H1092080 A JPH1092080 A JP H1092080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
cam
slit
gear
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8265314A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Kubokawa
信行 窪川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKYO PIJIYON KK
Tokyo Pigeon Co Ltd
Original Assignee
TOKYO PIJIYON KK
Tokyo Pigeon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKYO PIJIYON KK, Tokyo Pigeon Co Ltd filed Critical TOKYO PIJIYON KK
Priority to JP8265314A priority Critical patent/JPH1092080A/ja
Publication of JPH1092080A publication Critical patent/JPH1092080A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外径8cmおよび12cmの両方のディスクに対
応できるダイレクトローディング方式のディスク装置を
提供する。 【解決手段】 ディスクの外径に関係なく以下の作動が
可能に構成されている。スリット部17よりローディン
グユニットに挿入されたディスク1aを、フォトセンサ
9が感知して、駆動モータ18が回転する。ディスク
は、左右のガイド2,3を押し広げながらベルト5に接
触する位置まで挿入されると、ベルト駆動によって内部
に引き込まれ、ストッパ19によりディスクドライブモ
ータ34と中心を整合して位置決めされる。この時ギア
シフトレバー4が押されてカム駆動によるローディング
ユニットの下降が行われ、この動作でディスクをターン
テーブルにクランプすると共にスリット部のドア51を
閉鎖し、レバー4をディスクから退避させる。その上デ
ィスクの回転を妨げないように左右のガイド2,3は一
層左右に広げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパーソナル
コンピュータ等の情報機器に使用されるCD等ディスク
の記録・再生のための駆動装置に係わり、より具体的に
は、外径の全く異なる2種類のディスクに対応可能な情
報機器へのローディング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にCD等のディスクに対して信号の
書込みおよび読出しあるいはそのいずれか一方を行う情
報装置におけるディスクのローディング機構において、
ディスクケースを使用せずに直接ディスクをローディン
グするダイレクト方式、複数のディスクをストッカに収
納して適宜に収納位置、記録・再生位置および排出位置
の間でディスクを移送するストッカ方式あるいはトレイ
に複数のディスクを収納してローディングする方式等が
一般に行われている。これらは主に単一の外径のディス
クにのみ対応可能に構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、外径の異なるデ
ィスクに1台の機器で対応できる機種の要求もあり、こ
れを満足する機種として、ストッカやトレイを使用する
方式が公知である。しかしながら、操作の簡便さを指向
すると、外径の異なるディスクに対して、ダイレクト方
式でディスクローディングのできる機種が対応可能であ
れば一層好適である。
【0004】そこで、本発明の目的は、外径の大きく異
なる2種類(12cmおよび8cm)のディスク(以下12
cmディスクおよび8cmディスクという)のいずれにも対
応でき、特別な操作やアタッチメントあるいは熟練等を
要することなく、ダイレクト方式でディスクローディン
グが可能な市場性の高いディスク装置を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はその目的を達成
するために、ディスクを挿入・排出するスリット部と、
このスリット部に臨み小径ディスクおよび大径ディスク
に対応する2位置間を移動し、このディスクを記録・再
生手段位置まで搬送しまた前記スリット部より排出する
ディスク搬送手段と、このディスク搬送手段を駆動する
駆動源と、前記小径ディスクまたは大径ディスクのいず
れかが、前記記録・再生手段のターンテーブル位置まで
搬送されたことを検知する検知手段と、この検知手段の
作動により前記駆動源の駆動力が伝達され、前記ディス
クを前記ターンテーブル上に載置させる昇降手段と、こ
の昇降手段により前記ディスクが前記ターンテーブルに
クランプされたとき、前記ディスク搬送手段を前記ディ
スクより離間させる離間手段と、ディスク排出時に排出
したディスクを前記スリット部の位置に支持する保持手
段とを備える。
【0006】前記ディスク搬送手段は、離間するローラ
間に張設されて走行する無端ベルトとこの無端ベルトに
平行な直線案内部材でディスクを挟持し、ディスクの外
周縁の1箇所に無端ベルトの外面を当接させ、相対する
外周縁が当接する前記案内部材に沿って直線上をディス
クが転動して移動するようになされている。
【0007】また、前記ディスク搬送手段の排出に向か
う搬送が手動で操作可能であり、さらに、前記離間手段
が昇降手段に連動している。しかも、前記保持手段は、
ディスク中央に設けられた透孔が前記スリットの手前側
に露出した位置でディスクを保持するようになされてい
る。そしてさらに、前記搬送手段、昇降手段およびこれ
に関連する作動を少なくとも1台のモータで処理するよ
うにした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係わるディスク
装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は外
径12cmのディスク1aを挿入する直前のディスク装置
の状態(状態A)を示し、図2は12cmディスク1aの
挿入途中におけるディスク装置の状態(状態B)を示
し、図3はディスク1aの中心をディスクドライブモー
タ34の中心に整合させたときのディスク装置の状態
(C)を示し、図4はディスク1aをディスクドライブ
モータ34にクランプしたときのディスク装置の状態
(状態D)を示す。
【0009】図1〜図4において、9はフォトセンサで
12cmディスク1aの挿入を検知して駆動モータ18を
作動させモータピニオンから動力を伝達歯車列47に入
力する。ディスク装置のほぼ中央部で噛合する1対の扇
形歯車7aにより同時に連動して開閉する左右対称のア
ーム7は、遊動捩りばね形態で設けた挟圧スプリング8
により常に互いに近接する閉方向に付勢されている。ア
ーム7は、その先端がそれぞれ左右のガイド部材2,3
に回動自在に枢支され、ガイド部材2,3にそれぞれ設
けられたガイドピン2a,3aが案内される円弧溝10
と協働して左右のガイド部材2,3を平行移動で同時に
連動して離接させる。なお、12はピックアップ装置を
示す。
【0010】また、図中下方のフロントパネル35の1
2cmディスク1aを挿入するスリット部17に近接する
ガイド部材2,3前縁の外側角部には、ディスク1aの
受容部材44a,44bが備えられる。一方、左,右ガ
イド部材2,3の受容部材44a,44bには後述する
ディスク排出時にディスク1aを前記スリット部17の
位置に支持する保持手段51を備える。
【0011】さらに、左ガイド部材2は、後述する分岐
ギア27a,27bのいずれかに噛合するベルト駆動ギ
ア45およびこのベルト駆動ギア45と同軸で一体に回
転する駆動プーリ6aを回転自在に軸支している。ここ
で、12cmディスク1aの場合はベルト駆動ギア45は
分岐ギア27aに噛合する。また、左ガイド部材2上に
は、駆動プーリ6aに対置する従動プーリ6bが、ディ
スク1aの挿入方向でディスクドライブモータの中心よ
りさらに奥側に、挿入方向と平行な離間位置に設けら
れ、駆動プーリ6aとの間に歯付無端ベルト5が張設さ
れている。このベルト5の内側走行面は、受容部材44
aより奥に向かう延長部分に12cmディスク1a外端の
移動経路を形成する。
【0012】一方、右ガイド部材3には、部材12cmデ
ィスク1aの中心の移動経路を対称軸として、ベルト5
の内側走行面と対称位置に溝底46aを平行に配置した
溝付レール46が受容部材44bから奥に向かう延長部
分に固設されている。これにより、左右ガイド部材2,
3が平行に互いに離接する作動に従ってベルト5の内側
走行面と溝付レール46の溝底46aとは平行を保って
開閉移動する。溝付レール46は溝内に12cmディスク
1aの外周の記録範囲外の周縁を受容し、その外縁を溝
の底部に沿って転動させながら直線的に案内する。
【0013】図中で左右ガイド部材2,3の上端にはス
トッパ19が固設されており、ディスク1aの外縁がこ
のストッパ19に当接したとき、ディスク1aの中心と
ディスクドライブモータの中心が一致するように構成さ
れている。
【0014】図5は、8cmディスク1bの挿入について
図示したもので、左右ガイド2,3相互の離間移動距離
が12cmディスクを挿入した場合に比べて少なく、ベル
ト駆動ギア45の噛合する相手が分岐ギア27bである
以外は12cmディスク1aの場合と同じであるので説明
を省略する。
【0015】図6〜図9はディスク搬送手段とローディ
ングユニット昇降手段との切替え作用を行うギアシフト
レバー4の動作説明図で図6は状態Aに、図7は状態B
に、また図8は状態Cにそして図9は状態Dに対応す
る。支点リンク11の支軸11aと同軸にギアシフトレ
バー4が枢支され、ギアシフトレバー4はまた支軸11
aの近傍から連結リンク21により切替レバー22の一
方の端部に連結されている。
【0016】切替レバー22は支軸22aに回動自在に
支持されており、他方の端部22bがスライドカム23
の一端に回動自在に枢支されている。スライドカム23
は、本体シャーシ13の面と平行に図中左右方向に摺動
し、復帰スプリング24により、多機能カム30の方向
に常時付勢されている。また、切替レバー22との連結
端部22bと反対側は多機能カム30に向かう屈曲形状
とし端部にコロ23aを軸支して、多機能カム30の外
周カム30aと係合するように形成される。
【0017】このため、ギアシフトレバー4の回動に連
動してスライドカム23は摺動し、逆にスライドカム2
3の摺動に連動してギアシフトレバー4は回動する。す
なわち、ギアシフトレバー4は、先端に設けた作用ピン
4aが12cmディスク1aの進行前縁に押動されて外方
(反時計方向)へ回動し、また外周カム30aの作用に
よってさらに12cmディスク1aの前縁から作用ピン4
aを離間させる方向(反時計方向)に回動される。
【0018】図10〜図12はカム駆動シフトギア28
aおよび多機能カム30の動作説明図で、図10は状態
Aおよび状態Bに対応し、図11は状態Cに対応しそし
て図12は状態Dに対応する。スライドカム23は高さ
の異なる2段のカム面を備え、下方に向いたカム面には
下側から断面三角形の柱状に成形されカム駆動シフトギ
ア28aを軸方向に上下に案内するギアキャリア29が
断接され、スライドカム23の移動によりカム面の高さ
に応じてカム駆動シフトギア28aと伝達歯車列47と
の噛合の入り切りを行う。
【0019】多機能カム30は外周に欠歯歯車30bを
備え、カム駆動シフトギア28aが伝達歯車列47に噛
合することにより駆動モータ18の動力が伝達され約3
00°の範囲を旋回する。図10〜図12に図示される
ように、欠歯歯車30bの下部は円筒カム30cとなっ
ており、さらにその下方に上記したスライドカム23の
端部コロ23aと係合する外周カム30aが形成されて
いる。
【0020】円筒カム30cはローディングユニット5
0の下部フレーム40に固設したカムフォロア41が係
合する。円筒カム30cの溝内に嵌挿されたカムフォロ
ア41の先端部分にはコロ41aが軸支されて溝内を自
在に転動する。円筒カム30cは、多機能カム30の旋
回範囲における最初の部分と最後の部分において高さの
異なる溝が回転軸に垂直なそれぞれの高さ平面内で水平
部分を形成し、その中間に両方の溝を連通するヘリカル
な溝が形成されている。
【0021】従って、多機能カム30が停止している状
態Aおよび状態Bの段階(図10参照)、および旋回初
期の状態Bの段階(図11参照)ではカムフォロア41
が上方の溝に係合しているのでローディングユニット5
0は、ディスク装置の上方の高さに位置する。旋回が進
むとスパイラル溝に沿ってディスク1aをクランプする
下方の高さまで押下げられ状態Dの段階となる。このと
き、ローディングユニット50の下降とともに下部フレ
ーム40から下方に向けて立設したギア軸42に軸支さ
れたベルト駆動シフトギア28bが下降して伝達歯車列
47との噛合を解除し、ベルト5の走行を停止する(図
12参照)。
【0022】図13に示されるようにガイド部材2,3
の下方には外形が三角状の突起36をそれぞれ固設して
ローディングユニット50の下方に延在させてある。一
方、本体シャーシ13上には左右の内側と外側の2箇所
に対をなす三角状固定カム37,38が突設してある。
12cmディスク1aが挿入されたときは、ガイド部材
2,3側の突起36が固定カム37に対応する直上位置
にある(図13(a)参照)。また、8cmディスク1b
が挿入されたときは、ガイド部材2,3側の突起36が
固定カム38に対応する直上位置にある。
【0023】ここで、ローディングユニット50が下降
すると、12cmディスク1aが挿入されているときは、
上方の突起36と下方の突起37との斜面同士が互いに
当接して、上方の突起36は下方の突起37により外方
に押広げられるように強制的に移動される(図13
(b)参照)。これにより、ガイド部材2,3はともに
外方への移動が強制されて、ディスク1aを両側から挟
持していた、ベルト5の内側走行面および溝付レール4
6はディスク1aの外縁から離間して、ディスク1aは
解放され、外界から干渉されることなくディスクドライ
ブモータ34により自由に回転駆動される。
【0024】8cmディスク1bを挿入したときは、上方
の突起36は下方の突起38との対応位置にあり、ロー
ディングユニット50の下降により、同様に上方の突起
36は下方の突起38により強制的に外方に押広げられ
て、ガイド部材2,3はともに外方への移動が強制さ
れ、挟持していたディスク1bの外縁からベルト5の内
側走行面および溝付レール46が離間して、ディスク1
bは自由にディスクドライブモータ34により自由に回
転駆動される。
【0025】図14に示されるように、ローディングユ
ニット50は、本体シャーシ13の両側に対称に配設さ
れて長いリンク31および短いリンク32に左右両側を
支持されて上下動自在であり、長いリンク31の大きな
回転半径により短い範囲ではほぼ垂直に平行移動が可能
である。すなわち、長いリンク31および短いリンク3
2は、ともに本体シャーシ13に固装された支軸31a
および支軸32aを中心に回動し、短いリンク32に植
設したピン32bが長いリンク31に穿設した長孔32
bに摺動自在に嵌挿されて長いリンク31と連動する
(図14(a)参照)。
【0026】ローディングユニット50は、下部フレー
ム40のフロントパネル35に近い前部が長いリンク3
1の前端部と支軸31cにより回動自在に連結支持さ
れ、後部が後端部の長孔50aに短いリンク32先端部
の植設ピン32cを嵌挿して支持される。ローディング
ユニット50が円筒カム30cの作用で下降すると、上
部フレーム39に支持されていたディスククランプ33
がディスクドライドモータ34のターンテーブル34a
に12cmディスク1aまたは8cmディスク1bをクラン
プして、上部フレーム39から遊離する。また、上部フ
レーム39の下降移動に連動してスリット部17のドア
43が閉鎖する(図14(b)参照)。多機能カム30
はローディングユニット50を降下位置に移動した後、
さらに約30°回動してスイッチ20を作動し駆動モー
タ18を停止させる。
【0027】ディスク1aまたは1bを排出するとき
は、駆動モータ18を逆転させる。これにより多機能カ
ム30は時計方向に旋回し、ローディングの行程を逆に
辿ることによってディスク1aまたは1bをスリット部
17の位置に搬送する。排出は手動でも可能であり、こ
れは多機能カム30の上部に設けたピニオン52と噛合
するラック53をフロントパネル35に設けてある操作
用透孔から棒状のものを挿入し、棒の先端でラック53
を後方に向けて押し込むことにより行われる。
【0028】ラック53の移動により、駆動モータ18
を逆転させたときと同様に、ラック53と噛合するピニ
オン52が多機能カム30を時計方向に旋回しローディ
ングユニット50を上昇させる。最上部に位置したと
き、スライドカム23のコロ23aと外周カム30aと
の係合が解けて、一旦、カム駆動シフトギア28aと伝
達歯車列47との噛合が解けるが、そのままさらにラッ
ク53を押し込むことにより、再び外周カム30aがコ
ロ23aと係合するので、伝達歯車列47の伝動経路が
連結されて、多機能カム30の回動はベルト駆動ギア4
5にまで伝達され、ディスク1aまたは1bを排出方向
にベルト5により搬送することができる。
【0029】図15はディスク排出時に、スリット部1
7の位置に、12cmディスク1aまたは8cmディスク1
bを支持する保持手段51を図示したもので、上側のロ
ックホイール15は固定軸16に軸支されて回転可能で
あり、軸方向の上面側にはヘリカル歯15aを2枚設け
て1方向クラッチ状の機構を構成している。ケース48
には同形のヘリカル歯48aが固設してあり、上方より
見て反時計回転するときは斜面同士が摺接して軸方向に
上下動を繰り返しながら回転可能であるが、時計方向に
は回転面に垂直な面同士の当接となって回転不能となる
ような歯形が形成されている。
【0030】ロックホイール15の下面側にはO−リン
グ14aが嵌挿されてディスク1aまたは1bの記録範
囲外の外周部分に当接する。ロックホイール15のO−
リング14に相対して固定O−リング14bがケース4
9に内設され、底部の突起49aと固定軸受49bに設
けた張出部49cとの協働によりディスク1aまたは1
bに当接する側が弾接するように持ち上げて傾斜させて
ある。ディスク1aまたは1bが排出されてくると受容
部材44がディスク1aまたは1bの外径に対応して最
大の開きを経過すると、挟圧スプリング8がディスク1
aまたは1bの後半の円弧外縁に作用してディスク1a
または1bを排出方向に付勢する。
【0031】このときディスク1aまたは1bの記録範
囲外の外周部分が保持手段51の上下のO−リング14
a,14bに挟持され、しかも上側のO−リング14a
によりロックホイール15が回動してヘリカル歯15a
の斜面により下降してO−リング14a,14b間にデ
ィスク1aまたは1bの記録範囲外の外周部分を押圧し
てその位置に保持してディスク1aまたは1bがフロン
トパネル35の外へ落下するのを防止する。
【0032】次に、12cmディスク1aの挿入動作につ
いて説明する。内部にディスクが存在しないときフロン
トパネル35のスリット部17はドア43が開放状態に
あるから、スリット部17よりディスク1aが挿入でき
る(図1参照)。フォトセンサ9がディスク1aを感知
して駆動モータ18を反時計方向に回転作動させる。挿
入の深さに応じて左右のガイド部材2,3が押し広げら
れる。
【0033】ディスク1aがベルト5に接触する位置ま
で挿入されるとディスク1aは内部に引き込まれ、ディ
スクドライブモータ34と中心が一致するようにガイド
部材2,3上のストッパ19により位置決めされる。こ
のときギアシフトレバー4の作用ピン4aがディスク1
aの進行側前縁に押動され、ギアシフトレバー4は回動
する(図3参照)。
【0034】ギアシフトレバー4の回動により、カム駆
動シフトギア28aが伝達歯車列47との噛合を果た
し、多機能カム30が反時計方向に回動する(図12参
照)。この回動によりローディングユニット50が下降
し、ドア43もともに下降してスロット部17を閉鎖す
る(図14(b)参照)。このとき外周カム30aがス
ライドカム23のコロ23aと係合し、スライドカム2
3をスプリング24の付勢力に抗して図中左方に押動す
る。この作用によりギアシフトレバー4の作用ピン4a
はディスク1aと干渉しないように外側に退避させられ
る(図4参照)。
【0035】ディスク1aはターンテーブル34a上に
ディスククランプ33でマグネットクランプされる(図
14(b)参照)。このとき左右のガイド部材2,3は
ディスク1aの回転を妨げないようにさらに左右に広が
る(図13(b)参照)。また、ローディングユニット
50の下部フレーム40にギア軸42によって軸支され
ているベルト駆動シフトギア28bは、ローディングユ
ニット50が下限位置に到ったとき、ここで伝達歯車列
47との噛合を解除するので、ベルト5の駆動は停止す
る(図12参照)。ローディングユニット50の下降が
終了し、そこからさらに多機能カム30は約30°回転
してスイッチ20を作動させ、駆動モータ18を停止さ
せる。
【0036】次に、ローディングされている12cmディ
スク1aの排出動作について説明する。ディスク1aの
停止状態において、別設の図示しない制御盤の排出スイ
ッチを操作すると、駆動モータ18は時計方向の回転を
開始する。これにより多機能カム30は時計方向に回動
し、ローディングユニット50は上昇する。このためデ
ィスククランプ33が外れ、広がっていたガイド部材
2,3が閉じてディスク1aをすくい上げる。同時にス
リット部17のドア43は開放される。
【0037】ローディングユニット50が上限位置まで
上昇すると、スライドカム23は外周カム30aの制御
から解放されてスライドカム復帰スプリング24により
元の位置に復帰する。これにより、ギアキャリア29の
当接面はスライドカム23の低い方の段に移動する。従
って、カム駆動シフトギア28aは伝達歯車列47との
噛合から離脱し、多機能カム30の回動は停止する。
【0038】このとき、上昇してきたローディングユニ
ット50とともに下部フレーム40に立設したギア軸4
2に軸支されているベルト駆動シフトギア28bが上昇
して伝達歯車列47との噛合を果たして動力伝達の列に
加わるのでベルト5は走行を開始する。これにより、デ
ィスク1aはフロントパネル35のスリット部17に向
けて移動し、フォトセンサ9によって検知される。
【0039】フォトセンサ9は、別設の図示しないタイ
マーを作動して約1秒後にモータを停止させる。ディス
ク1aは、排出方向へ移動するとき、右側ガイド部材3
のスリット部17近傍に配設された保持手段51のロッ
クホイール15を回動するので、それによる自己保持機
能でO−リング14a,14b間に把持され、落下せず
にスリット部17の位置に停止したままガイド上に保持
される。この停止位置においてディスク1aの中央の透
孔がスリット部17より外側に半分以上露出するように
構成されている。
【0040】電源異常により駆動モータ18が作動せ
ず、中にローディングしたディスク1aまたは1bを取
り出したい場合は、フロントパネル35に設けられてい
る手動操作用の小穴(図示しない)より棒状のものを挿
入してラック53を押し込み方向に動かす。これによ
り、ラック53と噛合するピニオン52が多機能カム3
0を時計方向に回転する。
【0041】従って、通常の排出動作と同様にローディ
ングユニット50が上昇する。上限位置で一度カム駆動
シフトギア28aと伝達歯車列47との噛合が途切れる
が、そのままラック53をさらに押し込み方向に押動を
続けることによって、外周カム30aの作用で再びカム
駆動シフトギア28aと伝達歯車列47との噛合が復活
し、伝達歯車列47は多機能カム30からベルト駆動ギ
ア45までの動力伝達経路が確保され、ディスク1aま
たは1bはベルト5の駆動で搬送されて外部に排出され
る。
【0042】以上は12cmディスク1aについて説明し
たが、8cmディスク1bについても同様の作動が行われ
るので説明を省略する。その他、本発明のディスク装置
は制御盤との関連において、ローディングおよび排出と
もに駆動モータ18の回転が規定の時間を超えると自動
的に停止してエラー信号を発する。その後、排出スイッ
チを操作することによって、ディスクを排出することが
できる。
【0043】ローディング動作中に排出スイッチを操作
した場合には、駆動モータ18が直ちに逆回転して排出
動作となる。また。排出動作中に排出スイッチを操作し
ても排出動作が続行するだけである。動作中に停電した
場合でも手動操作によるディスクの排出は可能である。
【0044】また、1枚のディスク1aまたは1bを挿
入後は、スリット部17のドア43が閉鎖するので、2
枚目のディスク挿入は抑止される。8cmディスク1bに
アダプタを装着する必要はない。
【0045】さらに、8cmディスク1bをスリット部1
7の中心より外れた位置に挿入しようとした場合、ガイ
ド部材2,3が開き難くなるので不正な挿入が防止され
る。しかしながら、外れた位置に挿入しても手を放せば
挟圧スプリング8の作用で自動的に調心され、中心に位
置補正される。
【0046】ディスクを裏返し挿入した場合、当然記録
の再生は不可能であるが、ローディングおよび排出は正
常の姿勢の場合と同様に作動する。このような場合で
も、ロラでディスク面を挟持してローディングする方式
と異なり、記録面が傷付くことはない。
【0047】本発明のディスク装置は、水平姿勢より前
後左右に±30°の傾斜範囲で使用可能である。また、
本発明のディスク装置は規定外形120mmおよび80mm
に対して±0.3mmの許容差が認められ、厚みは1.1
〜1.5mmのディスクが使用できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わるデ
ィスク装置では、ディスクの挿入操作でディスクガイド
の間隔がディスクに対応して設定され、ディスクの中心
とディスクドライブモータの中心の整合を機械的に行う
とともに、ディスクの外周によるレバーの押動で起動さ
れるディスクドライブモータへのローディング操作が、
リンク機構を介して、ディスク外径に関係なく行われる
ようにしたので、特別な操作やアタッチメントあるいは
熟練等を要することなく、ダイレクト方式で外径8cmお
よび12cmのディスクのいずれにも確実に対応でき、し
かも1台のモータのみで総ての動作を処理するようにし
たので、保守管理が容易であり、信頼性に優れ、製作費
が低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク装置における12cmディスク
挿入直前のガイド部材の状態を説明する平面図である。
【図2】本発明のディスク装置における12cmディスク
挿入途中のガイド部材の状態を説明する平面図である。
【図3】本発明のディスク装置において12cmディスク
の中心をディスクドライブモータの中心に位置決めした
ときのガイド部材の状態を説明する平面図である。
【図4】本発明のディスク装置における12cmディスク
のローディング完了時のガイド部材の状態を説明する平
面図である。
【図5】本発明のディスク装置における8cmディスク挿
入の状態を説明する平面図である。
【図6】図1の状態におけるギア列およびギアシフトレ
バーの位置関係を説明する平面図である。
【図7】図2の状態におけるギア列およびギアシフトレ
バーの位置関係を説明する平面図である。
【図8】図3の状態におけるギア列およびギアシフトレ
バーの位置関係を説明する平面図である。
【図9】図4の状態におけるギア列およびギアシフトレ
バーの位置関係を説明する平面図である。
【図10】図1および図2の状態におけるギア列の噛合
状態と多機能カムの動作を説明する正面図である。
【図11】図3の状態におけるギア列の噛合状態と多機
能カムの動作を説明する正面図である。
【図12】図4の状態におけるギア列の噛合状態と多機
能カムの動作を説明する正面図である。
【図13】本発明のディスク装置におけるローディング
ユニットの昇降に連動するガイド部材の動作を説明する
正面図で、(a)は上限位置、(b)は下限位置を示
す。
【図14】本発明のディスク装置におけるローディング
ユニットの昇降動作を説明する側面図で、(a)は上限
位置、(b)は下限位置を示す。
【図15】本発明のディスク装置における排出ディスク
保持部材の説明図である。
【符号の説明】
1a 12cmディスク 1b 8cmディスク 2,3 ガイド部材 4 ギアシフトレバー 5 ベルト 6a 駆動プーリ 6b 従動プーリ 7 アーム 8 挟圧スプリング 9 フォトセンサ 10 円弧溝 11 支点リンク 13 本体シャーシ 15 ロックホイール 17 スリット部 18 駆動モータ 19 ストッパ 20 スイッチ 21 連結リンク 22 切替レバー 23 スライドカム 24 スライドカム復帰スプリング 28a カム駆動シフトギア 28b ベル駆動シフトギア 29 ギアキャリア 30 多機能カム 35 フロントパネル 36 カムフォロア 37 固定カム(12cm用) 38 固定カム(8cm用) 41 カムフォロア 50 ローディングユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを挿入・排出するスリット部
    と、このスリット部に臨み小径ディスクおよび大径ディ
    スクに対応する2位置間を移動し、このディスクを記録
    ・再生手段位置まで搬送しまた前記スリット部より排出
    するディスク搬送手段と、このディスク搬送手段を駆動
    する駆動源と、前記小径ディスクまたは大径ディスクの
    いずれかが、前記記録・再生手段のターンテーブル位置
    まで搬送されたことを検知する検知手段と、この検知手
    段の作動により前記駆動源の駆動力が伝達され、前記デ
    ィスクを前記ターンテーブル上に載置させる昇降手段
    と、この昇降手段により前記ディスクが前記ターンテー
    ブルにクランプされたとき、前記ディスク搬送手段を前
    記ディスクより離間させる離間手段と、ディスク排出時
    に排出したディスクを前記スリット部の位置に支持する
    保持手段とを備えたことを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記ディスク搬送手段が、離間するロー
    ラ間に張設されて走行する無端ベルトとこの無端ベルト
    に平行な直線案内部材でディスクを挟持し、ディスクの
    外周縁の1箇所に無端ベルトの外面を当接させ、相対す
    る外周縁が当接する前記案内部材に沿って直線上をディ
    スクが転動して移動するようになされていることを特徴
    とする請求項1記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記ディスク搬送手段の排出に向かう搬
    送が手動で操作可能であることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記離間手段が昇降手段に連動している
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のデ
    ィスク装置。
  5. 【請求項5】 前記保持手段が、ディスク中央に設けら
    れた透孔が前記スリットの手前側に露出した位置でディ
    スクを保持するようになされていることを特徴とする請
    求項1から4のいずれかに記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送手段、昇降手段およびこれに関
    連する作動を少なくとも1台のモータで処理するように
    したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
    のディスク装置。
JP8265314A 1996-09-13 1996-09-13 ディスク装置 Pending JPH1092080A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8265314A JPH1092080A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8265314A JPH1092080A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1092080A true JPH1092080A (ja) 1998-04-10

Family

ID=17415482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8265314A Pending JPH1092080A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1092080A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6661764B2 (en) 2000-06-01 2003-12-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disc reproducing device
KR100473760B1 (ko) * 2002-08-06 2005-03-10 엘지전자 주식회사 광디스크 로딩장치 및 방법
CN109911591A (zh) * 2017-12-12 2019-06-21 北京中科开迪软件有限公司 一种用于光盘库的自动抓取分离光盘装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6661764B2 (en) 2000-06-01 2003-12-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disc reproducing device
KR100473760B1 (ko) * 2002-08-06 2005-03-10 엘지전자 주식회사 광디스크 로딩장치 및 방법
CN109911591A (zh) * 2017-12-12 2019-06-21 北京中科开迪软件有限公司 一种用于光盘库的自动抓取分离光盘装置
CN109911591B (zh) * 2017-12-12 2021-12-28 北京中科开迪软件有限公司 一种用于光盘库的自动抓取分离光盘装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6335914B2 (en) Optical disc device
US6388974B1 (en) Recording medium driving apparatus
JP2005085449A (ja) ディスクドライブ装置
JPH1092080A (ja) ディスク装置
JPH10162478A (ja) ディスクローディング装置
WO1995020218A1 (fr) Appareil d'enregistrement et/ou reproduction sur disque et mecanisme de chargement de disque
JP4754778B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP3623112B2 (ja) ディスク演奏装置
JP2900665B2 (ja) ディスクローディング装置
JP3847956B2 (ja) ディスク装置
JPH09259498A (ja) ディスクドライブ装置
KR20050084026A (ko) 디스크 플레이어
JPH05128695A (ja) デイスクローデイング装置
JP3497076B2 (ja) ディスクチェンジャー
JP3449914B2 (ja) ディスクチェンジャー
JP3897617B2 (ja) ディスク記録媒体処理装置
JPH05128696A (ja) デイスクローデイング装置
KR100886913B1 (ko) 광 디스크 플레이어의 클램핑 구조체
JP3449916B2 (ja) ディスク演奏装置
JP4103743B2 (ja) ディスクドライブ装置
JPH05135473A (ja) デイスクローデイング装置
JPH05128698A (ja) デイスクローデイング装置
JPH05128699A (ja) デイスクローデイング装置
JP2005085447A (ja) ディスクドライブ装置
JP2010020817A (ja) 搬送装置及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060328