JPH11345125A - ファイルのダウンロード方式および方法 - Google Patents

ファイルのダウンロード方式および方法

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JPH11345125A
JPH11345125A JP10150115A JP15011598A JPH11345125A JP H11345125 A JPH11345125 A JP H11345125A JP 10150115 A JP10150115 A JP 10150115A JP 15011598 A JP15011598 A JP 15011598A JP H11345125 A JPH11345125 A JP H11345125A
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JP10150115A
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English (en)
Inventor
Takehisa Iwashita
健久 岩下
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 どれがダウンロードを要するファイルである
かを利用者に意識させることなく、コンピュータ間で効
率的にファイルをダウンロードすることのできるファイ
ルのダウンロード方式および方法を提供すること。 【解決手段】 ダウンロード元において、ダウンロード
の対象とされるファイルを登録する(ステップS1)。
続いて、前記ファイルの管理情報を作成する(ステップ
S2)。ダウンロード先において、ダウンロードが要求
された場合に前記ダウンロード元から前記管理情報を転
送して読み出す(ステップS3)。続いて、読み出した
前記管理情報と既にダウンロードされたファイルの管理
情報とを比較して、前記ダウンロード元に登録されたフ
ァイルの要否を判定する(ステップS4)。続いて、こ
の判定結果に基づき前記ダウンロード元に登録されたフ
ァイルを転送して格納する(ステップS5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークを
介して接続されたコンピュータ間でのファイルのダウン
ロード方式および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータから端末にプ
ログラムやデータなどのファイルをダウンロードする方
法として、ダウンロード先の端末の利用者がダウンロー
ド元のホストコンピュータに必要なファイルを指定して
ダウンロードする方法や、ダウンロード元のホストコン
ピュータに登録されたファイルの日付をチェックし、こ
の日付に基づき必要なファイルを識別して自動的にダウ
ンロードする方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、必要なファ
イルを指定する前者の方法によれば、最新版のファイル
をダウンロードしようとする場合、利用者は、どれが最
新版のファイルであるかを意識する必要があり、ダウン
ロード元に登録されたファイルを識別しなければならな
いという不都合がある。
【0004】また、日付によりファイルを識別する後者
の方法によれば、既にダウンロード済みのファイルと論
理的に同じ内容のファイルであっても、日付が異なれば
ダウンロードが行われる。このため、ファイルが無駄に
ダウンロードされることになり、ネットワークに対する
負荷の増加と、ダウンロード時間の増加を招くという不
都合がある。
【0005】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであり、どれがダウンロードを要するファイル
であるかを利用者に意識させることなく、しかも効率的
にファイルをダウンロードすることのできるファイルの
ダウンロード方式および方法を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決達成するため、以下の構成を有する。すなわち、こ
の発明にかかるダウンロード方式は、ネットワークを介
して接続されたコンピュータ間におけるファイルのダウ
ンロード方式であって、ダウンロード元に設けられ、ダ
ウンロードの対象とされるファイルを登録すると共に、
このファイルの管理情報を作成するファイル登録手段
と、ダウンロード先からの要求に応じて、前記ファイル
登録手段に登録されたファイルまたは前記管理情報を転
送するダウンロード元ファイル転送手段と、前記ダウン
ロード先に設けられ、前記ダウンロード元に対し前記フ
ァイルまたは前記管理情報を要求し、前記ダウンロード
元からこれを転送するダウンロード先ファイル転送手段
と、前記ダウンロード先ファイル転送手段にダウンロー
ドの要求を発し、前記管理情報を転送させるダウンロー
ド要求手段と、前記ダウンロード先ファイル転送手段に
より転送された管理情報を読み取る管理情報読み取り手
段と、既にダウンロードされたファイルの管理情報を有
し、この管理情報と前記管理情報読み取り手段に読み取
られた管理情報とを比較して前記ファイル登録手段に登
録されたファイルの要否を判定し、この判定結果に基づ
き前記ダウンロード先ファイル転送手段に必要なファイ
ルの転送依頼を発してこれを転送させる管理情報比較判
定手段と、前記ダウンロード先ファイル転送手段により
転送されたファイルを格納するファイル格納手段と、前
記ダウンロード先ファイル転送手段により転送されるフ
ァイルの終りを判定して、このファイルの転送を終了さ
せる転送終了判定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】また、前記ダウンロード元とダウンロード
先との間に接続された中継用端末に設けられ、前記ダウ
ンロード元からのファイルと管理情報とを登録するため
の登録ファイルと、前記ダウンロード元からのファイル
と管理情報を前記登録ファイルに転送するファイル転送
手段と、前記ダウンロード先からの要求に応じて、前記
登録ファイルに登録されたファイルまたは管理情報を転
送するファイル転送手段と、を備えたことを特徴とす
る。また、前記管理情報は、少なくとも、ファイルの改
版履歴を表す論理版番号を含むことを特徴とする。
【0008】さらに、この発明にかかるダウンロード方
法は、ネットワークを介して接続されたコンピュータ間
におけるファイルのダウンロード方法であって、ダウン
ロード元において、(a)ダウンロードの対象とされる
ファイルを登録するステップと、(b)前記ファイルの
管理情報を作成するステップと、ダウンロード先におい
て、(c)ダウンロードが要求された場合に前記ダウン
ロード元から前記管理情報を転送して読み取るステップ
と、(d)読み取られた前記管理情報と既にダウンロー
ドされたファイルの管理情報とを比較して、前記ダウン
ロード元に登録されたファイルの要否を判定するステッ
プと、(e)この判定結果に基づき前記ダウンロード元
に登録されたファイルを転送して格納するステップと、
を含んだことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。なお、各図において
共通する要素には同一符号を付す。 実施の形態1.図1に、この発明の実施の形態1にかか
るダウンロード方式が適用されたダウンロード元のコン
ピュータ(以下、単に「ダウンロード元コンピュータ」
と記す)10の概略構成を示す。このダウンロード元コ
ンピュータ10は、ダウンロードの対象とされるファイ
ルFを登録するためのものであり、このファイルFを登
録すると共にダウンロード元でのファイルFの管理情報
(以下、「ダウンロード元管理情報」と記す)Kを作成
するファイル登録手段11と、ダウンロード先からの要
求に応じて転送ファイルFまたはダウンロード元管理情
報Kを転送するファイル転送手段12とを有する。
【0010】ダウンロード元管理情報Kは、図2に示す
ように、ファイル名、登録された日付、版(バージョ
ン)を表す論理版番号、およびダウンロードの要否を判
定するための判定条件情報の各情報からなり、テーブル
化されてファイルFと共にファイル登録手段11に格納
される。この判定条件情報としては、例えば「ダウンロ
ード元管理情報の論理版番号がダウンロード先管理情報
の論理版番号より大きいこと」などの条件文が記述され
る。
【0011】図3に、この発明の実施の形態1にかかる
ダウンロード方式が適用されたダウンロード先のコンピ
ュータ(以下、単に「ダウンロード先コンピュータ」と
記す)20の概略構成を示す。このダウンロード先コン
ピュータ20は、ダウンロード元管理情報Kを読み取っ
てファイルFの要否を判定し、必要なファイルのみをダ
ウンロードするように構成される。
【0012】すなわち、同図において、ダウンロード要
求手段21は、利用者の指示(図示なし)に基づきファ
イル転送手段22に対しファイル転送要求(ダウンロー
ドの要求)を発するものである。ファイル転送手段22
は、ダウンロード要求手段21からファイル転送要求が
あったときに管理情報読み取り手段24にダウンロード
元管理情報Kを転送すると共に、管理情報比較判定手段
25の判定結果に基づきファイル格納手段27にファイ
ルFを転送するものである。転送終了判定手段23は、
ファイル転送手段22により転送されるファイルFの終
りを判定し、その転送を終了させるものである。
【0013】管理情報読み取り手段24は、ダウンロー
ド元管理情報Kを読み取って、ダウンロード元のコンピ
ュータ10に登録されたファイルFの日付や論理版番号
などの各情報を解析するものである。管理情報比較判定
手段25は、ダウンロード済みのファイルの管理情報
(以下、「ダウンロード先管理情報」と記す)Rを格納
するファイル装置26を有し、ダウンロード元管理情報
Kとダウンロード先管理情報Rとを比較してファイルF
の要否を判定するものである。
【0014】ダウンロード先管理情報Rは、必要ありと
判定されたファイルのダウンロード元管理情報に基づい
て生成される。具体的には、図4に示すように、ファイ
ル名、日付、論理版番号、ダウンロード済みか否かを表
すダウンロード済フラグの各情報からなり、テーブル化
されてファイル装置26に格納される。
【0015】以下、この実施の形態1の動作について、
図5に示すフローチャートに沿って、上述のファイルF
としてファイルF1及びこの改訂版のファイルF2をダ
ウンロード元コンピュータ10に登録し、これらをダウ
ンロード先コンピュータ20にダウンロードする場合を
例に説明する。なお、初期状態では、ダウンロード元コ
ンピュータ10には、ファイルが登録されておらず、ま
たダウンロード先コンピュータ20には、ダウンロード
されたファイルは存在しないものとする。
【0016】まず、ダウンロード元コンピュータ10
で、最初のファイルF1がファイル登録手段11に登録
される(ステップS1)。ファイルF1が登録される
と、ファイル登録手段11は、ファイルF1のダウンロ
ード元管理情報K1を作成する(ステップS2)。具体
的には、このダウンロード元管理情報K1として、例え
ば、ファイル名「ABC」、登録された日付「98.
2.1」、論理版番号「001」、および判定条件情報
が作成される。この実施の形態では、判定条件情報とし
て「ダウンロード元管理情報の論理版番号がダウンロー
ド先管理情報の論理版番号より大きいこと」が作成され
るものとする。
【0017】次に、ダウンロード先で、利用者がダウン
ロードを指示すると、ダウンロード元コンピュータ10
からダウンロード先コンピュータ20にダウンロード元
管理情報K1が読み出されて解析される(ステップS
3)。具体的には、利用者の指示に基づき、ダウンロー
ド要求手段21がファイル転送手段12に対しファイル
転送依頼を発する。この転送依頼を受けたファイル転送
手段12は、ダウンロード元コンピュータ10に対しダ
ウンロード元管理情報の転送を要求する。この要求を受
けたダウンロード元コンピュータ10のファイル転送手
段12は、ファイル登録手段11に格納されたダウンロ
ード元管理情報K1をダウンロード先コンピュータ20
に転送する。ダウンロード先コンピュータ20のファイ
ル転送手段22は、ダウンロード元コンピュータ10か
らのダウンロード元管理情報K1を管理情報読み取り手
段24に転送する。管理情報読み取り手段24は、ダウ
ンロード元管理情報K1を読み取り、このダウンロード
元管理情報K1で管理されるファイルF1のファイル名
や日付などの各情報を解析する。
【0018】次に、管理情報比較判定手段25は、管理
情報読み取り手段24により解析されたダウンロード元
管理情報K1とファイル装置26に格納されたダウンロ
ード先管理情報とを比較し、ファイルF1の要否を判定
する(ステップS4)。このとき、ファイル格納手段2
7には、まだ何も格納されておらず、どのようなファイ
ルをダウンロードしても同じ内容のファイルが重複する
ことはない。よって、管理情報比較判定手段25は、フ
ァイルF1に対しダウンロードの必要ありと判定し、フ
ァイル転送手段22に対してファイルF1の転送依頼を
発する。
【0019】また、管理情報比較判定手段25は、図4
に示すように、このファイルF1のダウンロード元管理
情報K1に基づきダウンロード先管理情報R1を作成し
て、ダウンロード先管理テーブルに格納する。図4に示
す例では、ダウンロード先管理情報Rは、ダウンロード
元管理情報K1のファイル名、日付、論理版番号の内容
をそのまま有する。これにより、ダウンロード先管理情
報Rから、ファイル格納手段27に格納されたファイル
が、ダウンロード元コンピュータ10に登録されたファ
イルのうち、どのファイルをダウンロードしたものであ
るかを知ることができる。
【0020】管理情報比較判定手段25からのファイル
F1の転送依頼を受けたファイル転送手段22は、転送
終了判定手段23によりファイルF1の終りを判定しな
がら、ダウンロード元コンピュータ10からファイル格
納手段27にファイルF1を転送する(ステップS
5)。以上により、ファイルF1がダウンロード元コン
ピュータ10からダウンロード先コンピュータ20にダ
ウンロードされる。
【0021】次に、ファイルF1が改訂されて、ファイ
ルF2がダウンロード元コンピュータ10に追加登録さ
れた場合の動作を説明する。ファイルF2がダウンロー
ド元コンピュータ10のファイル登録手段11に登録さ
れると(ステップS1)、ファイル登録手段11は、図
2に示すように、最初のファイルF1に対するダウンロ
ード元管理情報K1に加え、ファイルF2に対するダウ
ンロード元管理情報K2として、例えばファイル名「A
BC」、登録された日付「98.3.1」、論理版番号
「002」、および判定条件情報を作成する(ステップ
S2)。ただし、判定条件情報は、上述のダウンロード
元管理情報K1と同様とする。
【0022】この後、ダウンロード先で、利用者がダウ
ンロードを指示すると、ダウンロード元コンピュータ1
0から管理情報読み取り手段24にダウンロード元管理
情報K1及びK2が転送されて読み取られ、ファイルF
1及びF2のファイル名や日付などの各情報が解析され
る(ステップS3)。続いて、管理情報比較判定手段2
5は、管理情報K1及びK2とファイル装置26に格納
されたダウンロード先管理情報R1とを比較し、転送フ
ァイルF1及びF2の要否をそれぞれ判定する(ステッ
プS4)。
【0023】具体的には、ダウンロード先管理情報R1
の論理版番号が「001」であり、ダウンロード元管理
情報K1の判定条件情報が、「ダウンロード元管理情報
の論理版番号がダウンロード先管理情報の論理版番号よ
り大きいこと」であるから、管理情報比較判定手段25
は、ダウンロード先管理情報R1と同一の論理版番号を
有するダウンロード元管理情報K1により管理されるフ
ァイルF1についてダウンロードの必要なしと判定す
る。したがって、ファイルF1についての転送依頼は発
せられない。
【0024】これに対し、ダウンロード先管理情報R1
の論理版番号が「001」であり、ダウンロード元管理
情報K2の判定条件情報が、「ダウンロード元管理情報
の論理版番号がダウンロード先管理情報の論理版番号よ
り大きいこと」であるから、管理情報比較判定手段25
は、ダウンロード先管理情報R1より大きな論理版番号
「002」を有するダウンロード元管理情報K2により
管理されるファイルF2についてダウンロードの必要あ
りと判定し、ファイル転送手段22に対しファイルF2
の転送依頼を発する。このファイル転送依頼を受けたフ
ァイル転送手段22は、転送終了判定手段23によりフ
ァイルF2の転送の終了を判定しながら、ダウンロード
元コンピュータ10からファイル格納手段27にファイ
ルF2を転送する(ステップS5)。
【0025】したがって、この実施の形態1によれば、
利用者は、どれが最新版のファイルであるかを意識する
ことなく、最新版のファイルのみをダウンロードするこ
とができ、既にダウンロード済みのファイルは重複して
ダウンロードされることがない。
【0026】なお、この実施の形態1では、利用者の指
示を契機としてダウンロードを行うものとしたが、これ
に限ることなく、例えば、ファイル転送手段22に対し
て所定の条件が満足された場合にファイル転送要求を発
信するようにダウンロード要求手段21を構成すれば、
利用者の指示を待つまでもなく、自動的にダウンロード
を行うことができる。
【0027】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態2について説明する。図6に、この実施の形態2にか
かるダウンロード方式が適用されたコンピュータシステ
ムを示す。このコンピュータシステムは、上述の実施の
形態1にかかるコンピュータシステムにおいて、ダウン
ロード元コンピュータ10とダウンロード先コンピュー
タ20との間に中継用端末30が接続される。
【0028】この中継用端末30は、ダウンロード元コ
ンピュータ10に登録されたファイルやダウンロード元
管理情報テーブルを中継するためのものであり、ダウン
ロード元コンピュータ10からのファイルとダウンロー
ド元管理情報とを登録するための登録ファイル装置31
と、ダウンロード元コンピュータ10から登録ファイル
装置30にファイルとダウンロード元管理情報を転送す
るためのファイル転送手段32と、ダウンロード先コン
ピュータ20からの要求に応じて、登録ファイル装置3
0に登録されたファイルとダウンロード元管理情報を転
送するためのファイル転送手段33とを有する。なお、
ダウンロード元コンピュータ10が接続されるネットワ
ークは、 ダウンロード先コンピュータ20が接続され
るネットワークと同一のものであってもよく、異なった
ものであってもよい。
【0029】以下、この実施の形態2の動作について、
中継用端末30に着目して説明する。まず、ダウンロー
ド元コンピュータ10では、上述の実施の形態1と同様
に、ダウンロードの対象とされるファイルFが登録さ
れ、このファイルFに対しダウンロード元管理情報が作
成される。ダウンロード元コンピュータ10は、登録さ
れたファイルとそのダウンロード元管理情報を中継用端
末30に転送する。すなわち、中継用端末30には、ダ
ウンロード元コンピュータ10に格納されたファイル及
びダウンロード元管理情報と同じものが格納される。
【0030】次に、ダウンロード先で利用者がダウンロ
ードを指示すると、ダウンロード先コンピュータ20
は、中継用端末30からダウンロード元管理情報を読み
出し、この中継用端末30に登録されたファイルの要否
を判定して、中継用用端末30から必要なファイルをダ
ウンロードする。
【0031】この実施の形態2によれば、ダウンロード
元コンピュータ10とダウンロード先コンピュータ20
とが、異なったネットワークにそれぞれ接続されていて
も、ファイルのダウンロードが可能となる。また、ダウ
ンロード先でファイルの要否を行なうので、ダウンロー
ド元や中継用端末でファイルの要否を判定する必要がな
い。このため、中継用端末の段数を増やしてもファイル
の要否を判定するための通信回数が増えることがなく、
効率よくダウンロードを行うことができる。さらに、ダ
ウンロード元コンピュータ10に対するアクセスを分散
させることができ、効率よくダウンロードを行うことが
できる。
【0032】上述した実施の形態の形態の説明では、ダ
ウンロード元管理情報とダウンロード先管理情報の論理
版番号の大小を比較してファイルの要否を判定するもの
としたが、例えばバージョン(版)のないテキストファ
イルなどでは各管理情報の日付を比較してファイルの要
否を判定してもよい。この場合、ダウンロード先管理情
報の日付は、ダウンロード元管理情報の日付に基づいて
作成されるので、ファイル転送に伴う途中経路でのファ
イルの日付変更には左右されない。このため、管理情報
の日付によっても、ファイルの要否の判定は正しく行わ
れる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、以下のような効果を得ることができる。す
なわち、請求項1または4に記載された発明によれば、
ダウンロード元でダウンロード対象のファイルに対し管
理情報を作成し、この管理情報とダウンロード済みのフ
ァイルの管理情報を比較してダウンロードの要否を判定
するようにしたので、利用者は、どれがダウンロードを
要するファイルであるかを意識することなく、ダウンロ
ードすることができる。また、各ファイルに対してダウ
ンロードの要否を判定するので、ダウンロードすべきフ
ァイルを限定でき、無駄なファイルのダウンロードを回
避することができる。したがって、ネットワークに対す
る負荷を軽減することができると共に、ダウンロード時
間を短縮することができ、効率的にファイルをダウンロ
ードすることができる。
【0034】また、請求項2に記載された発明によれ
ば、ダウンロード元で登録されたファイルやその管理情
報を中継用端末に転送して保存するようにしたので、中
継用端末を介したダウンロードが可能となる。
【0035】さらに、請求項3に記載された発明によれ
ば、管理情報が論理版番号を含むようにしたので、ファ
イルの版管理が可能となり、利用者がファイルの版を意
識することなくファイルをダウンロードすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1にかかるダウンロー
ド元コンピュータの概略構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1にかかるダウンロー
ド元管理情報の一例を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1にかかるダウンロー
ド先コンピュータの概略構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態1にかかるダウンロー
ド先管理情報の一例を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1にかかるダウンロー
ド元およびダウンロード先のコンピュータの動作を説明
するためのフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2にかかるコンピュー
タシステムの概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…ダウンロード元コンピュータ、11…ファイル登
録手段、12,22,32,33…ファイル転送手段、
20…ダウンロード先コンピュータ、21…ダウンロー
ド要求手段、23…転送終了判定手段、24…管理情報
読み取り手段、25…管理情報比較判定手段、26…フ
ァイル装置、27…ファイル格納手段(ファイル装
置)、30…中継用端末。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続されたコンピ
    ュータ間におけるファイルのダウンロード方式であっ
    て、 ダウンロード元に設けられ、 ダウンロードの対象とされるファイルを登録すると共
    に、このファイルの管理情報を作成するファイル登録手
    段と、 ダウンロード先からの要求に応じて、前記ファイル登録
    手段に登録されたファイルまたは前記管理情報を転送す
    るダウンロード元ファイル転送手段と、 前記ダウンロード先に設けられ、 前記ダウンロード元に対し前記ファイルまたは前記管理
    情報を要求し、前記ダウンロード元からこれを転送する
    ダウンロード先ファイル転送手段と、 前記ダウンロード先ファイル転送手段にダウンロードの
    要求を発し、前記管理情報を転送させるダウンロード要
    求手段と、 前記ダウンロード先ファイル転送手段により転送された
    管理情報を読み取る管理情報読み取り手段と、 既にダウンロードされたファイルの管理情報を有し、こ
    の管理情報と前記管理情報読み取り手段に読み取られた
    管理情報とを比較して前記ファイル登録手段に登録され
    たファイルの要否を判定し、この判定結果に基づき前記
    ダウンロード先ファイル転送手段に必要なファイルの転
    送依頼を発してこれを転送させる管理情報比較判定手段
    と、 前記ダウンロード先ファイル転送手段により転送された
    ファイルを格納するファイル格納手段と、 前記ダウンロード先ファイル転送手段により転送される
    ファイルの終りを判定して、このファイルの転送を終了
    させる転送終了判定手段と、 を備えたことを特徴とするファイルのダウンロード方
    式。
  2. 【請求項2】 前記ダウンロード元とダウンロード先と
    の間に接続された中継用端末に設けられ、 前記ダウンロード元からのファイルと管理情報とを登録
    するための登録ファイルと、 前記ダウンロード元からのファイルと管理情報を前記登
    録ファイルに転送するファイル転送手段と、 前記ダウンロード先からの要求に応じて、前記登録ファ
    イルに登録されたファイルまたは管理情報を転送するフ
    ァイル転送手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載されたファイ
    ルのダウンロード方式。
  3. 【請求項3】 前記管理情報は、少なくとも、ファイル
    の改版履歴を表す論理版番号を含むことを特徴とする請
    求項1または2のいずれかに記載されたファイルのダウ
    ンロード方式。
  4. 【請求項4】 ネットワークを介して接続されたコンピ
    ュータ間におけるファイルのダウンロード方法であっ
    て、 ダウンロード元において、 (a)ダウンロードの対象とされるファイルを登録する
    ステップと、 (b)前記ファイルの管理情報を作成するステップと、 ダウンロード先において、 (c)ダウンロードが要求された場合に前記ダウンロー
    ド元から前記管理情報を転送して読み取るステップと、 (d)読み取られた前記管理情報と既にダウンロードさ
    れたファイルの管理情報とを比較して、前記ダウンロー
    ド元に登録されたファイルの要否を判定するステップ
    と、 (e)この判定結果に基づき前記ダウンロード元に登録
    されたファイルを転送して格納するステップと、 を含んだことを特徴とするファイルのダウンロード方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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