JPH11345059A - 参照予測サブセットの選択方法および情報処理装置 - Google Patents

参照予測サブセットの選択方法および情報処理装置

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JPH11345059A
JPH11345059A JP16932998A JP16932998A JPH11345059A JP H11345059 A JPH11345059 A JP H11345059A JP 16932998 A JP16932998 A JP 16932998A JP 16932998 A JP16932998 A JP 16932998A JP H11345059 A JPH11345059 A JP H11345059A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ項目の参照の周期性に着目し、新たにデ
ータを参照しようとしたとき、その時点で参照される可
能性の高いデータ項目のサブセットを選択する新たな方
法を提供する。 【解決手段】情報処理装置において、1セットの複数の
データ項目の中からある時点において参照されるデータ
項目の候補として、予め定められたn個のデータ項目の
サブセットを予測して選択する方法である。そのため
に、複数のデータ項目Di(i=1,2,3,4…)の各々に
ついて、過去の代表的な参照時間間隔I(Di)と最後
に参照された最新参照時刻T(Di)とを含む参照履歴
情報を更新・管理し、任意のデータ項目を参照しようと
するとき、各項目について前記時間間隔および最近参照
時刻に基づいて次に参照される時刻を予測し、予測され
た時刻が現在に近いものから上位n個を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1セットの複数の
データ項目の中からある時点において参照されるデータ
項目の候補として、予め定められたn個のデータ項目の
サブセットを予測して選択する機能を有する情報処理装
置に係り、特に(しかし発明を制限する意味でなく)、
携帯型の情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PDA(Personal Digital Assist
ant)、モバイルPC(Mobile PersonalComputer)、PD
A機能付き携帯型電話機などの携帯型の情報処理装置が
普及してきている。このような携帯型情報処理装置は、
必要なときに任意の場所で必要なデータを記録、参照、
更新することができるだけでなく、電話、FAX、電子
メール、インターネットホームページ閲覧、等の種々の
機能を備えているため、極めて便利なツールとなる。
【0003】しかし、これらの情報処理装置は、携帯型
であるために、当然ながら、デスクトップ型PCのディ
スプレイに比べて、その画面サイズはかなり小さいもの
とならざるを得ない。そのため、一度に画面上に表示で
きるデータ量、データ項目数は必然的に制限される。す
なわち、携帯型であるために簡便な利用ができる反面、
小画面サイズであるために目的のデータ項目に必ずしも
迅速に到達できるとは限らないという問題がある。
【0004】従来、1セットの複数のデータ項目の中か
らそれより少数のデータ項目のサブセットを選択する一
般的な手法として、LRU(Least Recently Used)が知
られている。これは、最近利用されたデータ項目ほど今
後の利用の確率が高いと考えて、より最近利用された上
位の所定数のデータ項目をサブセットとして選択するも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、複数のデータ
項目が存在する場合、利用頻度の高いデータ項目と低い
データ項目とがある。利用頻度の低いデータ項目が偶然
最近利用されたような場合、LRUでは、しばらくの
間、そのデータ項目が将来的にも利用する可能性が高い
データ項目として選択されることになる。これは、実際
上の要請には合致しない結果である。とはいえ、利用頻
度の低いデータ項目でも、ある程度、その利用に周期性
がみられる場合もあり、その周期に合わせてサブセット
として選択されたりされなかったりすることが好まし
い。
【0006】本発明は、このような背景においてなされ
たものであり、その目的は、データ項目の参照の周期性
に着目し、新たにデータを参照しようとしたとき、その
時点で参照される可能性の高いデータ項目のサブセット
を選択する新たな方法および装置を提供することにあ
る。
【0007】本発明の他の目的は、このようなデータ項
目のサブセットの選択方法の具体的な応用例を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、情報処理装置
において、1セットの複数のデータ項目の中からある時
点において参照されるデータ項目の候補として、予め定
められたn個のデータ項目のサブセットを予測して選択
する参照予測サブセットの選択方法であって、前記複数
のデータ項目の各々について、過去の代表的な参照時間
間隔と最後に参照された最新参照時刻とを含む参照履歴
情報を更新・管理し、任意のデータ項目を参照しようと
するとき、各項目について、前記時間間隔および最近参
照時刻に基づいて次に参照される時刻を予測し、前記複
数のデータ項目のうち予測された時刻が現在に近いもの
から上位n個を選択することを特徴とする。
【0009】前記「データ項目」は、任意のデータであ
りうるが、例えば、個人情報における電話番号、FAX
番号、電子メールアドレスの少なくとも1つである。あ
るいは、それらをまとめた個人単位のデータを1項目と
する場合もありうる。
【0010】「代表的な参照時間間隔」とは、例えば過
去数回の参照時点の平均時間間隔である。「時刻」は日
時をも含むものとする。
【0011】「参照」とは、そのデータ項目が有効に利
用されたことを意味し、データ項目の種類によって異な
る動作でありうる。例えば、電話番号ではその番号の相
手へ電話を掛けること、FAX番号ではその番号の相手
へFAXを送ること、電子メールアドレスではその相手
へメールを送ること等、である。また、場合によって
は、データのリード動作自体であってもよい。
【0012】データ項目のサブサブセットを「選択」す
る目的は、種々ありうるが、例えば、表示画面上への表
示、階層記憶システムにおける、より低速・大容量の記
憶媒体からより高速・低容量の記憶媒体への記憶等であ
る。あるいは、検索の対象の優先順位の決定に利用する
ことも可能である。
【0013】本発明によれば、いずれのデータ項目への
参照がない期間中であっても、参照する時刻に応じて選
択されるデータ項目のサブセットが動的に変化する。こ
れは、予測される次回の参照時刻と現在時刻との関係が
時々刻々変化するからである。これによって、各データ
項目の過去の参照履歴から分かる参照周期に照らして、
現在時刻に応じた参照の可能性の高いデータ項目のサブ
セットが参照候補として選択される。
【0014】このような本発明の方法を実施する装置と
して、本発明は、1セットの複数のデータ項目の中から
ある時点において参照されるデータ項目の候補として、
予め定められたn個のデータ項目のサブセットを予測し
て選択する情報処理装置であって、前記複数のデータ項
目の各々について、過去の代表的な参照時間間隔と最後
に参照された最新参照時刻とを含む参照履歴情報を更新
・管理する手段と、任意のデータ項目を参照しようとす
るとき、各項目について、前記時間間隔および最新参照
時刻に基づいて次に参照される時刻を予測する予測手段
と、前記複数のデータ項目のうち予測された時刻が現在
に近いものから上位n個を選択する選択手段とを備え
る。
【0015】前記情報処理装置は、好ましい一実施形態
として、少なくとも電話番号を登録する手段と、登録さ
れた複数の電話番号を表示する表示手段とを有し、この
表示手段は、複数の電話番号の表示の際に、前記予測手
段により予測され前記選択手段により選択されたn個の
電話番号を表示する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面により詳細に説明する。
【0017】図2に、本発明を適用しうる情報処理装置
の一例として、PDA(またはモバイルPC)の外観図
を示す。これは、各種キー(キーボード)131を配置
した本体201と、この本体にヒンジ結合されたカバー
202とを有し、カバー202の内面に平面ディスプレ
イ112を配置した型のPDAである。本体部201
に、キーボード131の代わりに平面ディスプレイ11
2を配置し、カバー202を持たない型のPDAもあ
る。また、図の例では、平面ディスプレイ112の画面
上に重ねてタッチパネルを有する。タッチパネルは、ユ
ーザからペン123で任意の座標点の指示を受ける。
【0018】図3は、本発明を適用しうる携帯型電話機
の外観を示す。この携帯型電話機は、平面ディスプレイ
122、各種キー131、スピーカ137、マイク13
6、アンテナ135を有する。
【0019】本発明は、このような携帯型の情報処理装
置に適用して好適であるが、通常のデスクトップ型のコ
ンピュータに適用することを排除するものではない。
【0020】図1に、図2のPDA(または図3の携帯
型電話機)の概略のハードウエア構成を示す。図2、3
の各部に対応する部分には、同じ参照番号を付してあ
る。この構成において、中央処理装置(CPU)101
は、PDA全体の制御を司る。CPU101には、RO
M105、フラッシュメモリ107、RAM108、カ
レンダーIC109、平面ディスプレイ122、各種キ
ー131、通信制御部133、および音声処理部138
が接続されている。
【0021】ROM105は、読み出し専用の不揮発性
メモリであり、CPU101が実行する各種コンピュー
タプログラムおよび必要なデータを格納している。
【0022】フラッシュメモリ107は、書き換え可能
な不揮発性メモリであり、利用者が不揮発的に記憶して
おきたい各種のデータ(例えば、後述する個人情報、ス
ケジュール情報あるいはto−doリスト等)を格納し
ておくためのものである。「個人情報」には、個人、法
人、各種団体等(これらを総称して「個人」という)の
名前、名称等の他、各種通信アドレスとしての、電話番
号(携帯電話やPHS電話の番号を含む)、FAX番
号、電子メールアドレス、URL等を含みうる。また、
バージョンアップ可能なプログラムもフラッシュメモリ
107に格納することができる。但し、このような所期
の目的を達成する記憶手段であればフラッシュメモリで
ある必要はない。
【0023】RAM108は、CPU101がプログラ
ムの実行処理を行う上で必要とされる一時記憶領域、作
業領域や、プログラム実行に必要な各種データを格納す
る領域を提供する。
【0024】カレンダーIC109は、バッテリバック
アップされており、常時、現在の日時データを提供す
る。
【0025】平面ディスプレイ122は、このPDAに
おける各種情報を利用者に対して知らしめるための表示
を行うデバイスである。
【0026】通信制御部133は、音声およびデータの
無線通信を制御する部位であり、RF部134を介して
アンテナ135に接続され、無線信号の処理を行う。
【0027】音声処理部138は、電話機能付きのPD
Aまたは図3の電話機において備えられる手段であり、
マイク136およびスピーカ137に接続されて、音声
入出力の処理を行う。
【0028】なお、図1において、細部の構成(例え
ば、表示メモリ、表示コントローラや、入出力制御部
等)は図示省略してある。
【0029】次に、図4により本発明の基本的な原理を
説明する。説明を簡単にするために、4つのデータ項目
D1〜D4について現在時点tにおけるサブセット選択
のためのデータ項目の優先順位を考える。この例では、
データ項目は、例えば、個人情報における電話番号、F
AX番号、電子メールアドレス等のいずれか、またはそ
れらの混在したものである。名刺データ等では、それら
をまとめた個人単位のデータを1項目としてもよい。
【0030】図4において、マーク”*”は過去におい
て実際に当該データ項目が参照された時点を示す。本実
施の形態における「参照」は、データ項目が電話番号で
はその番号の相手へ電話を掛けること、FAX番号では
その番号の相手へFAXを送ること、電子メールアドレ
スではその相手へメールを送ること、である。参照は、
階層記憶システムにおけるデータのリード動作であって
もよい。また、マーク”□”は次に当該データ項目が参
照されると予測される参照時点を示す。
【0031】本発明において、データ項目のサブセット
選択のための優先順位を決定する際の判断の基準となる
変数として、各データ項目Diについて、その最後の参
照時刻”T(Di)”と、最近の所定回数の代表的な参
照時間間隔”I(Di)”を用いる。本実施の形態で
は、「代表的な参照時間間隔」は過去数回の参照の平均
時間間隔であり、「時刻」は日時である。
【0032】これらの2つの変数を逐次、更新・管理し
ておき、任意のデータ項目を参照しようとするときに
は、各データ項目の2変数の値に基づいて、次式により
各データ項目について現在の時刻tにおける指標値RefD
is(Di,t)を算出する。 RefDis(Di,t)= abs(T(Di)+I(Di)−t) …(1) ここに、T(Di)+I(Di)は、データDiが次に
参照される予測時点の時刻(日時)であり、T(Di)
+I(Di)−tは、現在時刻から次の参照予測時刻ま
での時間である。この時間が負の場合には、参照予測時
刻を越えて未だそのデータ項目が参照されていないこと
を意味する。”abs( )”はかっこ内の変数または
式の絶対値をとる演算子である。上記式(1)は、例え
ば、プログラムに組み込まれた形でROM105に記憶
されている。
【0033】図4の例では、時刻tにおけるRefDis(Di,
t)の値(Δ付き番号で示す)は、Δ1<Δ4<Δ2<Δ
3となっている。したがって、現在時点では、この順序
にデータ項目の参照可能性が高いことになる。実際の用
途では、多数のデータ項目のセットの中からこの優先順
位にしたがって、所定数のデータ項目からなるサブセッ
トが選択される。
【0034】データ項目のサブセットを「選択」する目
的は、種々ありうるが、例えば、上記「参照」に備え
て、表示画面上に表示したり、より低速・大容量の記憶
媒体からより高速・低容量の記憶媒体へ記憶したりする
ことである。あるいは、検索の対象の優先順位の決定に
利用することも可能である。
【0035】このようなサブセット選択のためには、任
意のデータ項目に対する「参照」がある度に、各データ
項目について、その最後の参照時刻”T(Di)”と、
最近の所定回数の代表的な参照時間間隔”I(Di)”
を管理データとして保存・更新する必要がある。図5に
管理データ更新処理のフローチャートを示す。
【0036】図5の例では、更新処理をデータ項目への
参照があった時点で行うこととするが、この更新処理
は、遅くとも新たな参照が行われるまでに実行されれば
よい。
【0037】図5において、あるデータ項目への参照が
あった日時(この例では現在日時)を変数tに格納する
(S11)。ついで、当該参照されたデータ項目の番号
iを確認する(S12)。そこで、そのデータ項目Di
の最後の参照時刻を示す変数T(Di)に変数tの値
(先に格納した参照日時)を入力する(S13)。変数
T(Di)の初期値は0である。さらに、当該データ項
目Diの参照間隔I(Di)を更新する(S14)。こ
れは、例えば、記憶されている各データ項目の過去3回
の参照時点の日時を記憶しておき、当該データ項目の参
照の平均時間間隔を算出することにより行う。
【0038】次に、このように更新・管理されている管
理データに基づいて、サブセットの選択を行う。この処
理例を図6のフローチャートに示す。このサブセット選
択処理は、データ項目の利用時、あるいは、実際にある
データ項目の参照を行おうとする時点に実行する。
【0039】まず、現在の日時を変数tに格納する(S
21)。ついで、番号変数iを”1”にする(S2
2)。
【0040】そこで、上記式(1)のRefDis(Di,t)の算
出を行う(S23)。この計算を、番号変数iが”1”
からiの最大数まで繰り返して行う(S23,S24,
S25)。
【0041】その後、指標RefDis(Di,t)の値をキーにし
てその値が小さい順にデータ項目をソートする(S2
6)。このソートの結果、上位n個のデータ項目を目的
のサブセットとして選択する(S27)。
【0042】このようにして選択されたデータ項目のサ
ブセットは、続いて、種々の処理に渡される。
【0043】例えば、図7のフローチャートに示すよう
に、PDAへの応用では、ディスプレイ画面上に一度に
表示されるデータ項目のサブセットとして利用される
(S31)。あるいは、階層記憶システムにおけるメモ
リ更新への応用では、図8のフローチャートに示すよう
に、追い出されるデータ項目を決定し、それらを下位
(大容量低速)の記憶装置に書き戻した後(S41)、
前記選択されたn個のデータ項目を上位(小容量高速)
の記憶装置に格納する(S42)。
【0044】以下、本発明によるサブセット選択の具体
的な応用例を説明する。
【0045】図9は、PDAにおいて管理される個人情
報の登録例を示す。この例は、個人の情報をカード50
の形式で登録する場合に対応し、電話、FAX、電子メ
ール(e-mail)、URL(Uniform Resource Locator)のよ
うな各種の通信アドレスについて、それぞれの最近の3
回の参照日時を記憶している。勿論、その他、当該個人
の住所、職業、備考等を登録してもよい。また、記憶し
ておく参照日時の回数は3回より多くてもよい。
【0046】図9のような個人情報を10人分同時にP
DAの平面ディスプレイ122(図2)の画面上に表示
した例を図10に示す。この表示に先だって、図6のサ
ブセット選択処理を実行する。ここでのデータ項目は、
個人単位の一組の各種通信アドレスである。これらの複
数種の通信アドレスの参照日時に基づいて、通信アドレ
ス毎に上記式(1)の計算を行い、得られた複数の指標
値RefDis(Di,t)のうち最も小さい値をその個人の指標値
として使用する。図10の画面では、表示された10人
について、その番号順に、それぞれいずれかの通信アド
レスの予測参照時刻が現在時刻により近い。好ましくは
各個人毎に、当該通信アドレス、すなわち、複数の通信
アドレスのうち指標値が最も小さい通信アドレスを他の
通信アドレスとして区別して表示する。これにより、ユ
ーザは、その通信アドレスに基づいてこのサブセットの
選択が行われたことを認識できる。
【0047】複数種の通信アドレスの参照履歴データを
混在して用いる代わりに、通信アドレスの種類を最初に
指定し、その通信アドレスのみを用いてサブセット選択
を行うようにしてもよい。例えば、電話を掛けようとす
るとき、ユーザによる特定のボタンまたはメニューの操
作で「電話番号」という通信アドレスを指定することに
より、他の種類の通信アドレスの参照履歴によるサブセ
ット選択への影響を排除することができる。
【0048】なお、画面内に表示できなかった他の個人
の情報については、画像のスクロールにより後続の個人
情報を表示させることもできる。
【0049】本実施の形態では、画面内容はハイパーテ
キスト・マークアップ言語(HTML:Hyper Text Mar
kup Language)で記載され、この文書がブラウザで解釈
されて画面上に表示される。ブラウザ画面上に表示され
た電話番号等の通信アドレスにはいわゆるアンカーポイ
ントが設定されている。したがって、このPDAで電話
をかける場合には、当該アンカーポイントの設定された
表示画面上の電話番号を所定の操作で選択することによ
り、電話番号のキー入力を行うことなく電話の発信が行
える。「所定の操作」とは、目的の電話番号のアンカー
ポイントをペンやボタン操作等により選択することであ
る。FAX番号や電子メールアドレスを選択すれば、F
AXまたは電子メール送信用のウインドウ(図示せず)
が開かれる。URLを選択すれば、インターネットに接
続して当該ホームページの閲覧が行える。
【0050】図11は、図3に示したような携帯型電話
機のディスプレイ画面に10人分の電話番号を表示した
状態を示す。この場合のデータ項目は、電話番号であ
る。電話機の電話帳に登録されている相手であってその
相手名が分かっていれば、登録順の表示または検索操作
によって当該相手の電話番号を探し出すことができる。
しかし、本実施の形態では、単に電話帳の表示を行うだ
けで、過去の電話の利用履歴に照らして現在時点でユー
ザが電話を掛けそうな相手を電話機が自動的に選択して
出力してくれる。特に周期的に電話を掛けている相手で
あれば、たとえその利用頻度が低くてもその周期の到来
時刻近辺では、電話相手の候補として自動的に抽出され
る。
【0051】なお、この場合も、表示されている任意の
電話番号を指示選択することにより、当該電話番号の数
値をキー入力することなく、自動発信を行うことができ
る。また、画像のスクロールにより後続の電話番号を表
示させることができる。この場合の登録される個人情報
は、図9に示したものと同じものを用いることができる
が、通信アドレスとしては少なくとも電話番号があれば
よい。
【0052】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明したが、請求の範囲を逸脱することなく種々の変形
・変更が行えることは、当業者には明らかであろう。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、参照頻度が比較的に低
いデータ項目であっても周期的に参照されるデータ項目
は、その周期が到来する時点付近で自動的に参照候補の
上位に位置されるので、より適切なデータ項目のサブセ
ットの選択が行える。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のハードウエア構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明が適用されるPDAの外観図である。
【図3】本発明が適用される携帯型電話機の外観図であ
る。
【図4】本発明の基本的な原理を説明するためのタイミ
ング図である。
【図5】本発明の実施の形態における管理データ更新処
理のフローチャートである。
【図6】サブセットの選択処理のフローチャートであ
る。
【図7】本発明の実施の形態における表示処理のフロー
チャートである。
【図8】本発明の実施の形態におけるメモリ更新処理の
フローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態において管理される個人情
報の登録例を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の形態におけるPDAのディス
プレイの画面例の説明図である。
【図11】本発明の実施の形態における携帯型電話機の
ディスプレイの画面例の説明図である。
【符号の説明】
101…CPU、105…ROM、107…フラッシュ
メモリ、108…RAM、109…カレンダーIC、1
22…平面ディスプレイ、131…各種キー、133…
通信制御部、134…RF部、135…アンテナ、13
6…マイク、137…スピーカ、138…音声処理部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報処理装置において、1セットの複数の
    データ項目の中からある時点において参照されるデータ
    項目の候補として、予め定められたn個のデータ項目の
    サブセットを予測して選択する参照予測サブセットの選
    択方法であって、 前記複数のデータ項目の各々について、過去の代表的な
    参照時間間隔と最後に参照された最新参照時刻とを含む
    参照履歴情報を更新・管理し、 任意のデータ項目を参照しようとするとき、各項目につ
    いて、前記時間間隔および最近参照時刻に基づいて次に
    参照される時刻を予測し、 前記複数のデータ項目のうち予測された時刻が現在に近
    いものから上位n個を選択することを特徴とする参照予
    測サブセットの選択方法。
  2. 【請求項2】前記データ項目は、個人情報における電話
    番号、FAX番号、電子メールアドレスの少なくとも1
    つである請求項1記載の参照予測サブセットの選択方
    法。
  3. 【請求項3】1セットの複数のデータ項目の中からある
    時点において参照されるデータ項目の候補として、予め
    定められたn個のデータ項目のサブセットを予測して選
    択する情報処理装置であって、 前記複数のデータ項目の各々について、過去の代表的な
    参照時間間隔と最後に参照された最新参照時刻とを含む
    参照履歴情報を更新・管理する手段と、 任意のデータ項目を参照しようとするとき、各項目につ
    いて、前記時間間隔および最新参照時刻に基づいて次に
    参照される時刻を予測する予測手段と、 前記複数のデータ項目のうち予測された時刻が現在に近
    いものから上位n個を選択する選択手段とを備えたこと
    を特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】前記データ項目は、個人情報における電話
    番号、FAX番号、電子メールアドレスの少なくとも1
    つである請求項3記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】前記予測手段は、予め定められた指標値を
    算出するための次式を格納する手段を有し、 RefDis(Di,t)= abs(T(Di)+I(Di)−
    t) (ここに、”T(Di)”および”I(Di)”は、そ
    れぞれ、データ項目Diについての最後の参照時刻と、
    最近の所定回数の代表的な参照時間間隔である) 前記式により計算される指標値RefDis(Di,t)を基に、前
    記予測を行うことを特徴とする請求項3または4記載の
    情報処理装置。
  6. 【請求項6】前記情報処理装置は、少なくとも電話番号
    を登録する手段と、登録された複数の電話番号を表示す
    る表示手段とを有し、この表示手段は、複数の電話番号
    の表示の際に、前記予測手段により予測され前記選択手
    段により選択されたn個の電話番号を表示することを特
    徴とする請求項3,4または5記載の情報処理装置。
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