JPH11345046A - マイクロコンピュータ - Google Patents

マイクロコンピュータ

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Publication number
JPH11345046A
JPH11345046A JP10149764A JP14976498A JPH11345046A JP H11345046 A JPH11345046 A JP H11345046A JP 10149764 A JP10149764 A JP 10149764A JP 14976498 A JP14976498 A JP 14976498A JP H11345046 A JPH11345046 A JP H11345046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
microcomputer
auto
reset
reset circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP10149764A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenori Sato
重則 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10149764A priority Critical patent/JPH11345046A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートリセット等の定電圧発生回路を搭載し
たマイクロコンピュータにおいて、温度要因、製造要因
のばらつきを補正し、オートリセット回路の特性に左右
されない、本来の処理能力を引き出すことを目的とす
る。 【解決手段】 オートリセット回路1において発生する
リセット電圧を決める定電圧発生部の発生定電圧を、電
圧検出回路3により検出し、その検出した結果に基づい
て、CPU4がオートリセット回路内蔵の発生電圧補正
部2を制御し、リセット電圧を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電化製品等の制御
用に用いられる、オートリセット等の定電圧発生回路を
搭載したマイクロコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オートリセット回路は、種々の構
成のものが提案されているが、いずれも発生電圧の変動
が大きく、マイクロコンピュータに搭載する場合、製品
としての動作速度や動作電圧が、搭載するオートリセッ
ト回路の特性に左右されるという問題があった。
【0003】図5に示したものは、従来の代表的なオー
トリセット回路であるが、定電圧発生部のP−chトラ
ンジスタ52のしきい値電圧VTで決まる定電圧によ
り、P−chトランジスタ53のゲート・ソース間電圧
を一定に保つことで、P−chトランジスタ53に流れ
る電流を制御し、インバータ54の入力電圧を制御する
ものである。ところが、図中の51で示す内部ノードの
電圧は、略P−chトランジスタ52のVT値で決まる
ため、製造要因や温度要因で変動し易い。
【0004】図6に、代表的なオートリセット回路のリ
セット電圧の温度特性、およびサンプルのばらつきを示
す。図のように、デバイスのオートリセット電圧には、
製造要因による個体差があり、また温度特性も大きいた
め、製品に要求されるリセット電圧を全温度範囲で得る
ことは困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年マイクロコンピュ
ータにおいては、使用する電圧において、最大限の処理
能力が要求される一方、部品点数の削減のため、電源の
立ち上げ時にマイクロコンピュータを初期化するための
オートリセット回路を内蔵することへの要望も多い。と
ころが、オートリセット回路の主要部分である定電圧発
生回路においては、その発生電圧のばらつきを抑える方
法が確立されておらず、オートリセット回路が確実に作
動する電源電圧より低い電圧で、製品が安定して動作す
る必要があるため、これを内蔵することで本来の製品の
持つ性能よりも、オートリセット回路の精度によって製
品の仕様が制限されたり(図7)、または製造工程にお
ける歩留まり低下の原因になることがあった(図6)。
【0006】図6において、不良Aは高温時にリセット
電圧が規格値を超えるという不良であり、動作電圧が下
がった場合に、オートリセット回路が作動し、リセット
がかかり易くなるという現象となる。また、不良Bは低
温時にリセット電圧が規格を割り込むという不良であ
り、電源電圧が低下し、マイクロコンピュータが正常動
作を保証できない電圧になってもオートリセットが機能
せず、マイクロコンピュータが暴走するという現象に結
びつくものである。
【0007】本発明は、製品本来の性能を損なうことな
く、オートリセット回路に代表される定電圧回路を搭載
したマイクロコンピュータを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内蔵するオートリセット回路の発生電圧
を検出する手段と、その発生電圧を補正する手段をマイ
クロコンピュータが備え、マイクロコンピュータの動作
の中で、精度の高いリセット電圧を得ることを可能にす
るものである。
【0009】これにより、製品の持つ本来の性能を損な
うことなく、オートリセット回路を内蔵したマイクロコ
ンピュータを実現することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、定常状態(通常動作電源電圧)での、オートリセッ
ト回路内部の定電圧発生部の電圧を検出する電圧検出回
路を有し、検出した結果に基づいて、オートリセット回
路のリセット電圧を補正するようにしたものであり、初
期化動作の中でリセット電圧を補正することで、マイク
ロコンピュータの本来の処理速度を損なうことなく、オ
ートリセット回路を内蔵することが可能になる。
【0011】請求項2に記載の発明は、オートリセット
回路内部の定電圧発生部の電圧を検出する電圧検出回路
を有し、かつ検出電圧を記憶する不揮発性の記憶手段を
設けたものであり、製品の出荷までのいずれかの工程に
おいて電圧補正の処理を行い、その結果を不揮発性メモ
リに格納し、その記憶したデータにより、電源の立ち上
がり時のオートリセット電圧の補正を可能にし、製造要
因によるオートリセット電圧のばらつきを完全に補償す
るという作用を有する。
【0012】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図4を参照して詳細に説明する。
【0013】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1におけるマイクロコンピュータの要部の構成を示
したもので、1はオートリセット回路、2はオートリセ
ット回路1に含まれる発生電圧補正部、3はオートリセ
ット回路1の出力電圧を検出する電圧検出回路で、ここ
ではA/Dコンバータから構成されている。4はCPU
であり、発生電圧補正部2を制御する。
【0014】次に、本実施の形態1の動作を説明する。
マイクロコンピュータの最小動作電圧に対してリセット
電圧12が予め十分高い電圧になるように設定されたオ
ートリセット回路1内の定電圧発生部の出力11は、定
常状態(通常動作電源電圧)でマイクロコンピュータの
初期化処理により、A/Dコンバータ3によりデジタル
変換される。マイクロコンピュータでは、前記A/D変
換結果を基に、CPU4の処理によりオートリセット回
路1内の発生電圧補正部2へ補正データを設定し、定電
圧出力の補正を行う。
【0015】図4は、発生電圧の補正機能を持たせたオ
ートリセット回路を示したものであり、図中のハッチ部
は定電圧発生部である。初期状態でフリップフロップ4
1の出力NQは“H”であり、トランスファーゲート4
2はOFF状態である。このときP−chトランジスタ
43のゲート・ソース間電圧はP−chトランジスタ4
4とP−chトランジスタ45のしきい値VTPにより
決るため、P−chトランジスタ43に流れる電流は、
図5に示した従来の回路に比べて多くなり、結果として
インバータ46がスイッチングを起こす電源電圧(オー
トリセット出力)は従来例より高めに設定される。
【0016】このようにして、十分正常動作が可能な高
めのオートリセット解除電圧により初期化された後に動
作を開始したマイクロコンピュータは、処理の中で、内
蔵するA/Dコンバータを用いて図4の定電圧発生部の
アナログ出力11をデジタル変換し、その結果所望の電
圧が得られない場合は、フリップフロップ41のNQ出
力を“L”にすることで、P−chトランジスタ43の
ゲート・ソース間電圧を下げ、その結果、オートリセッ
ト電圧を下げるような補正を行うことが可能になる。
【0017】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2におけるマイクロコンピュータの要部の構成を示
したもので、図1と同一構成要素には同一符号を付して
あり、また、5は不揮発性メモリである。
【0018】図2において、オートリセット回路1内の
定電圧発生部の出力11は、A/Dコンバータ3により
デジタル変換され、CPU4の処理により内蔵する不揮
発性メモリ5に格納する。発生電圧補正部2では不揮発
性メモリ5の所定の領域に設定されたデータにより定電
圧出力の補正を行う。これは、図4のフリップフロップ
41の代りに不揮発性メモリを用いたものであるが、こ
の一連の操作を、製品の出荷までのいずれかの工程にお
いて実施することにより、見掛け上、製造要因のばらつ
きを、製品出荷までの間に完全に排除し、高い精度のオ
ートリセット回路を搭載したマイクロコンピュータを提
供することが可能になる。
【0019】なお、以上の説明では、定電圧発生部の発
生電圧の補正を1段階で実施する場合について説明した
が、これをさらに細分化し、細かな補正を実施すること
で、より高い精度のオートリセット回路を実現できるこ
とは言うまでもない。
【0020】また、以上の説明では、定電圧出力を検出
する電圧検出回路をA/Dコンバータで構成した例を説
明したが、A/Dコンバータの代りにD/Aコンバータ
とアナログコンパレータを用いても同様に実施可能であ
る。
【0021】さらに、以上の説明では、定電圧発生回路
として、オートリセット回路を用いて説明したが、他の
定電圧発生回路に対する発生電圧の補正を行う回路も同
様に実現できる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
製造要因あるいは温度要因によるばらつきが大きい定電
圧発生部の出力を補正することで、マイクロコンピュー
タの本来の処理能力を損なうことなくオートリセット回
路を内蔵することができる(図3)。
【0023】また、実施の形態2に示したような、内蔵
する不揮発性メモリにデータを設定するまでの一連の操
作を製品の検査工程の中で実施することにより、製造要
因でのばらつきを補正し、歩留まりの低下を防ぐという
有利な効果が得られる。
【0024】さらには、マイクロコンピュータの動作中
に周期的に補正処理を実施することにより、温度変化等
によりオートリセット電圧が変動した場合でも、随時変
動量を補正することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における定電圧発生回路
を内蔵したマイクロコンピュータの要部構成を示すブロ
ック図
【図2】本発明の実施の形態2における定電圧発生回路
を内蔵したマイクロコンピュータの要部構成を示すブロ
ック図
【図3】本発明による、オートリセット回路を内蔵した
場合の処理速度(保証値)を示す図
【図4】本発明の実施の形態1における発生電圧の補正
機能を持つオートリセット回路図
【図5】従来の代表的なオートリセット回路図
【図6】従来のオートリセット回路内蔵による製造歩留
まりへの影響を示す図
【図7】従来のオートリセット回路内蔵による保証可能
処理速度を示す図
【符号の説明】
1 オートリセット回路(定電圧発生回路等) 2 発生電圧補正部 3 電圧検出回路(A/Dコンバータ) 4 CPU 5 不揮発性メモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リセット電圧の補正手段を有するオート
    リセット回路と、前記オートリセット回路において発生
    するリセット電圧を決める定電圧発生部の発生定電圧を
    検出する電圧検出回路とを有し、検出した結果に基づい
    て、オートリセット回路のリセット電圧を補正すること
    を特徴とするマイクロコンピュータ。
  2. 【請求項2】 発生電圧が可変のオートリセット回路
    と、前記オートリセット回路より発生する電圧を検出す
    る電圧検出回路と、検出電圧を記憶する不揮発性の記憶
    手段とを有し、前記不揮発性の記憶手段に記憶したデー
    タに基づいてオートリセット回路のリセット電圧を補正
    することを特徴とするマイクロコンピュータ。
JP10149764A 1998-05-29 1998-05-29 マイクロコンピュータ Pending JPH11345046A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10149764A JPH11345046A (ja) 1998-05-29 1998-05-29 マイクロコンピュータ

Applications Claiming Priority (1)

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JP10149764A JPH11345046A (ja) 1998-05-29 1998-05-29 マイクロコンピュータ

Publications (1)

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JPH11345046A true JPH11345046A (ja) 1999-12-14

Family

ID=15482234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10149764A Pending JPH11345046A (ja) 1998-05-29 1998-05-29 マイクロコンピュータ

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JP (1) JPH11345046A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008004999A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Sanyo Electric Co Ltd 低電圧検知回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008004999A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Sanyo Electric Co Ltd 低電圧検知回路

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