JPH11344944A - 透過形表示装置 - Google Patents

透過形表示装置

Info

Publication number
JPH11344944A
JPH11344944A JP10306428A JP30642898A JPH11344944A JP H11344944 A JPH11344944 A JP H11344944A JP 10306428 A JP10306428 A JP 10306428A JP 30642898 A JP30642898 A JP 30642898A JP H11344944 A JPH11344944 A JP H11344944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light emitting
emitting diode
light guide
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10306428A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Masuda
淳 増田
Noboru Masuda
昇 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP10306428A priority Critical patent/JPH11344944A/ja
Publication of JPH11344944A publication Critical patent/JPH11344944A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F13/00Illuminated signs; Luminous advertising
    • G09F13/20Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts
    • G09F13/22Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts electroluminescent
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F13/00Illuminated signs; Luminous advertising
    • G09F13/04Signs, boards or panels, illuminated from behind the insignia
    • G09F13/0418Constructional details
    • G09F2013/05Constructional details indicating exit way or orientation

Landscapes

  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明では、発光ダイオ−ドの数を極力少なく
して省電力化を計ると共に柔らかな有色発光絵柄や文字
を同一光導面に種々な色彩で選択的に描く透過形表示装
置を得る。 【構成】色々な発光色の発光ダイオ−ドに電力を最適状
態で供給するための電源部を構成すると共に種々な状態
で発光ダイオ−ドを発光させる。種々な形状の板状で半
透明あるいは透明な光導路を構成する。その表面や裏面
に構成した色材による凸部や物理的な凹部によって構成
された有色発光部で書画を作る。また、この平板の何れ
かの辺に前記発光ダイオ−ドを挿入するための溝や孔を
作り、この孔に発光ダイオ−ドを挿入したり、光導路の
側面に密着したり、隙間をもたせて配置したりして光束
を光導路に導く。さらに、板を多層構造にしたり、種々
な形状で構成したり、発光ダイオ−ドの発光色に対して
色選択性を持たせたりしたりして書画を美くしく発光さ
せる透過形表示装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】最近発光ダイオ−ド(LED)の
効率が急速に向上して、照光ランプとして用いる趨勢に
なってきた。発光ダイオ−ドは、輝度はよいが光が直進
する性質を持っているため、目をいためるなどから照光
装置に適さないものとの考え方もあった。しかしなが
ら、発光ダイオ−ドが持つ魅力は、カラ−表示が可能な
ことやエレメントが非常に小型であること。また、電力
効率が著しく改善されてきたために可搬式装置へ用いれ
ば、電池の損耗が少ない装置が得られるなどの考え方か
ら再検討に、値する状況になってきた。しかしながら、
現在多用されている発光ダイオ−ドによる表示手段は、
コヒレント性の強い発光ダイオ−ドを表示面に対して直
角に配置しているため、発光ダイオ−ドの直進光を直接
見るなどしているため美観構成に欠けたり、目に悪影響
を与える。ところが、この発光ダイオ−ドの発する光
は、透明な円柱状や平坦や湾曲した板中で減衰が少なく
走行し、また、走行面に平行する表面に傷や溝と異物を
付着して凸部を作ると、この傷や溝や凸部で発光ダイオ
−ドから発生する光が乱反射したり、内部に屈折率の異
なる繊維状媒体を混入して発光部を作ると、光束と直角
方向に、この散乱による像がくっきり浮かび上がること
で、発光むらの少ない板状の間接光による表示装置が得
られる。さらに、光導路を透明体で構成すると、凹凸で
構成した絵柄や文字が表裏面から見ることができ、避難
灯等が一枚の光導路で構成できたり、厚みが薄い看板が
構成できたり、その消費電力も低減できる。さらに、部
分的に発光する現象を積極的に用いれば、人形の目だけ
を赤く光らせたり、そのほかの絵柄を間欠的に交互に光
らせることもできるために従来にない新規なグッツも得
られる。また、光導路を多数層で構成したり、それぞれ
の光導路に発光色の異なる発光ダイオ−ドを用いると、
発光面や、発光文字のみが種々な色彩で目視できるばか
りでなく、発光ダイオ−ドは開閉特性が良いので非刺激
性色材と刺激性発色材を光導路の同一面に混在固着させ
発光部とすれば、異なる発光色のダイオ−ドを開閉させ
ることで、同一面上に種々な色彩の書画を点滅して輝か
せることができ、従来にない看板や案内標識が得られ
る。本発明では発光面にむらの少なく、薄形で消費電力
の少ない多色な発光を呈する透過形表示装置を提供する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図14は 第一の従来技術の代表的案内
板等の構造を説明するための説明図であり、131は、
散乱光源体に線状発光する蛍光灯を用いた俗称サイドラ
イト方式と呼ばれている表示装置の説明図を図示したも
のである。この従来例では、主に避難灯や看板などに用
いられ、蛍光灯や白熱電球などの散乱発光源を用いてい
る。さらに、当該散乱光源体131は、反射枠体134
の中に組み込まれ、表示部132からわずかに離して、
発光体の熱を直接受けないように図示していない金具な
どによって取り付けられている。また時として、この枠
体134には電源や照光調節器なども組み込まれてい
る。さらに、この表示部2は、ガラスが用いられたり、
プラスチックスが用いられ、その板表面には、絵柄が印
刷されたり、彫刻が施されたり、また、スモ−ク状の面
を構成して、散乱光源131つまり蛍光灯からの光をや
わらげたり、2枚からなる表示板に光遮蔽物136をは
さみ込んで、2枚の表示板が光干渉を起こさない工夫も
している。ごく最近に至り、散乱効果の大きな光導路も
開発され輝きが一段と改善されてきた。また、ものによ
っては、散乱光源131を2枚の表示板132の内部に
組み込んだり、表示部の面に外部から直接光を当てたり
しているが、このように構成された散乱光源131から
発せられる光の大半が光導路と蛍光灯間、図では135
で示した部分の空中を走行するため、蛍光灯の光は、カ
バ−体や表示板で乱反射しながら表示面を貫通するが、
表示板の表裏面間を完全平行状態で走行することはな
い。また、この方式での消費電力は大きい。図15は、
図14の従来例を覇習した考え方をもとに、前記光源1
31を発光ダイオ−ド143、143’で構成した第2
の従来例を図示したものである。この第2の従来例では
多数の発光ダイオ−ド143が、図示したようにプリン
ト基板113に取り付けられ、かつ枠体139の中に配
置され、表示部132からわずかに離して、図示してい
ない金具などによって取り付けられている。また時とし
てこの枠体139には電源なども組み込まれている。な
お144は飾り枠である。しかしながら、第2の従来例
図に示した発光ダイオ−ド143による表示装置では、
図中Aに示したように発光ダイオ−ド143から発せら
れる光は、基本的には直進性を持ち、表示面132の表
面を走ったり、強い指向性を持ち隣接した発光ダイオ−
ド143と143’が発する光の重なり合う表示面14
2のBで示した部分の発光が異常に強く、光のむらが生
じる。この第2の従来例で発生するむら現象を避けよう
とするためには、図上の下側ばかりでなく上側や両側面
にも多くの発光ダイオ−ド143を配置する必要があ
る。このようなことから、パネル全体の消費電力は、発
光ダイオ−ドの数にほぼ比例するので、例え発光ダイオ
−ドの1個当たりの消費電力が少なくても、パネル全体
での消費電力は大きなものとなる。一方、従来の考え方
にもとずき発光ダイオ−ドを用いて絵柄を表現する電光
板式の従来例では、平面の表示面全面に発光ダイオ−ド
をマトリックス状に配置して、この発光ダイオ−ドを人
間の目のレスポンス以下の速度で順次点灯し、絵柄を作
っているか、或いは発光ダイオ−ドの表面にポジ写真な
どを配置して透過像を作っている。しかしながら、この
方法では、人間は発光ダイオ−ドの輝度を大きくすると
発光ダイオ−ドが発する光を直接見るので非常に明るく
感じるとともに、感情を錯乱し、人間には適合しない点
状の非常にどぎつい絵柄になる。また、非常に多くのダ
イオ−ドが必要になる。ところで、近年発光ダイオ−ド
の発光効率は、金属間化合物半導体を用いた超高輝度発
光ダイオ−ドが開発されたため長足の進歩を示し、さら
に、発光状態を緩和するものや、指向性を改善するため
に、発光ダイオ−ドそのものにポリエチレンやエポキシ
レンズなどを取り付けた結果、発光ダイオ−ドの発光角
は、15度、30度、45度など広角になりつつある
が、基本的な直進性は失われていない。また、照明用ラ
ンプを目標にして検討が進められてきた結果、発光ダイ
オ−ドの発光効率は、白熱電球を上回り、種々な分野へ
の展開が可能となってきた。本発明は以上の点に鑑み、
情報機器や表示板やマスコットなどの産業分野に適合す
る小形で軽量な発光むらも少なく、かつ、消費電力が非
常に少ない多色透過形表示装置を提供するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】透明光導路上の溝を発
光させるものでは、溝が発光ダイオ−ドの色彩に従って
発光するため、昼光下ではほとんど目視できない欠点が
あり、かつ、多色選択性に欠ける欠点があるので、この
点を改善して色選択性を強化する。さらに、発光ダイオ
−ドの数を低減して省電力化を計るとともに、選択的な
多色絵柄や文字を同一表示面や裏面に作り出す透過形表
示装置を得る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
【0005】種々な発光色の発光ダイオ−ドを最適状態
発光させるための間欠的或いは定常的に発光させるため
の電源部と、少なくても1個以上の発光ダイオ−ドと水
晶、ガラスなどの無機質透明体、エポキシ樹脂、ポリカ
−ボネ−イト、アクリル系樹脂などの有機質透明体を一
連の発光源に対して透明あるいは半透明か、目視したと
き透明あるいは半透明な少なくても一枚以上の湾曲した
り円弧状の板形光導路とする。前記発光ダイオ−ドを光
導路端に構成した穴に挿入したり、光導路の側面に密着
または狭接して配置すると共に、当該光導路の表面ある
いは裏面には色材を固着した凸部や物理的な凹凸面で構
成した書画面を混在さることによって発光部を構成する
と共に、当該発光部を発光ダイオ−ドの発光色に従って
表示面に書画を面状や線状や点状に選択的に種々な色彩
によって輝かす。
【0006】光導路端に発光ダイオ−ド挿入するための
穴を構成したり、走行する光束を狭角にするために、た
だ単に光導路の側面に密着あるいは狭接した発光ダイオ
−ドを、単独あるいは混在配置することで、光導路面の
所望するする部分に構成された凹凸面からなる発光部を
多色で面状や線状や点状に選択的に輝かす。
【0007】発光部をレ−ザ−加工によって加工した溝
は、光束と直角に構成されたり平行な溝でも発光するの
で、このレ−ザ−加工によって作られた凹面となる溝で
発光部を構成することもある。
【0008】発光部を機械加工によって作られた溝は、
光束に平行する溝の発光量が著しく低減するが、光に感
応する色材を埋め込むことで溝全体が光束に対する角度
に関係なく発光するため、機械加工された溝に発光ダイ
オ−ドに感応する色材を埋め込むこともある。
【0009】少なくても一枚以上の第1の板形光導路を
構成して、この板中に第2の光導路挿入するための溝部
を作る。さらに、この挿入溝に設置した少なくても一枚
以上の発光部を持つ第2の光導路を取り外しができるよ
うにすることもある。
【0010】光導路の表面や裏面のいずれかの面を深彫
りすると共に、この深彫りの一部分を多色に輝かせるこ
ともある。
【0011】発光部に自己刺激性色剤と被自己刺激性色
剤とを混在させることで発光ダイオ−ドの発光色に依存
しない色彩の書画を輝かせることもある。
【0012】光導部を独立した積層形多数板で構成し、
当該それぞれの板にそれぞれ発光ダイオ−ドを取り付
け、当該発光ダイオ−ドを単独或いは一度に発光させる
こともある
【0013】板状光導路を回転自在に構成し、かつ、光
導路面に発光部を構成することもある。
【0014】
【実施の形態】
【0015】
【作用】本発明では人間の目で見て透明や半透明で発光
ダイオ−ドの光束に対して透過性の良い有機質や無機質
の板で光導路を構成する。またこの光導路の側面に発光
ダイオ−ドを配置し、かつ、当該、光導路を構成する板
の表面や裏面に機械的な凹凸面を構成したり、色材を印
刷したりして凸面を構成し、さらに、この印刷した凸面
を光の減衰がない色材で構成する。また、この板に溝を
併存させたり、この溝に色材を埋めたりして発光ダイオ
−ドの光束に感応する発光部を構成し、書画を発光させ
るものであるが、この発明では凹凸部を構成する色材と
溝との発光関係を更に強調した多色な透過形表示装置に
関するものである。
【0016】表1、表2は、透明板上で、現在市販され
ている代表的な色材と発光ダイオ−ドの発光色に対する
発光状態を実験によって求めたものである。
【0017】表1は、特に有色インキの代表的な各色の
発光ダイオ−ドに対する発光評価をアクリル板上で求め
たものである。なお、表中◎印は良好に輝き、○はやや
良好で用途によって使用可能、△印は感応あり、−印は
全く反応なしと判定した実験結果である。この表1の実
験結果によれば、インキに用いている樹脂の種類によっ
て発光ダイオ−ドの発光色に対する特性が著しく異な
る。すなわち、STCはスチロ−ル系樹脂成分を用いたも
ので、この樹脂成分をバインダ−にした発色剤の発光ダ
イオ−ドに対する光感応性は、色素にあまり関係せず感
応性が劣り、SBXのアクリル系を用いたものは、良い
特性を示すことが明らかになった。つまり、光源に発光
ダイオ−ド用いたときには、蛍光灯のような光源で重要
視される光散乱特性より光透過特性が重要になる。この
ような色材を以下、非自己刺激性色材と呼ぶ。
【0018】
【表1】
【0019】表2は代表的な各社製の色材のアクリル板
上の発光ダイオ−ドに対する特性を実験的に求めたもの
である。この色材には外来光に反応して色材が持つ特性
で輝く反射塗料、蛍光塗料、蓄光塗料、夜光塗料などと
呼ばれる一連の色材があり、これを総称して以後、自己
刺激性色材と呼ぶこととする。
【0020】
【表2】
【0021】表1、2の実験結果をまとめると、おおむ
ね次のようになる。なお、実験による判定の判定記号
は、表1と同一である。これら色材のから得られた実験
結果をまとめると次の通りであった。 1.自己刺激性(蛍光、蓄光塗料やインキ)色材は発光
ダイオ−ドの発光色に関係なく、発光ダイオ−ドから光
刺激を受けると色材の色調に近い色で発光する傾向があ
る。 2.非刺激性、刺激性色剤を問わず発光量を増加させる
には色剤に用いられているバインダの光特性が重要であ
る。 3.色素が顔料の塗料では非刺激性色剤がほとんど発光
しない傾向にあり、インキでは発光ダイオ−ドの発光色
とバインダ−の分光特性が一致したとき良好に発光す
る。インキによるこの現象は、印刷や刷毛塗りなどの周
知な手段で構成した表裏面間を走行する光束が、インキ
によって作られた凸部で散乱して2次発光源となり、そ
れとともにこの凸部を構成した色剤が光フィルタ−とし
て作用して良好な有色の発光状態を呈するものと考えら
れる。 4.光導路の厚みと色剤の塗布されている位置を特に強
力に発光させるには、発光ダイオ−ドの入射角を光導路
の側面に対して平行にするだけでなく、それ以外の最適
角度を持たせたり、表面と裏面に平行でなく角度を持た
せたりすることで、表示板の表面や裏面に構成した絵柄
部分の発光量を大きくすることができる。 5.厚みを厚くすると刺激性色剤でも発光ダイオ−ドの
発光色に準じた色彩で発光させることができる。 6.塗膜の厚みを厚すぎたり薄すぎたりしいように適切
なものとすることで色材の特性が発揮され最大光量が得
られた。 7.任意な部分を所望の色で発光させたい時には、イン
キや塗膜の色調と発光ダイオ−ドの色調を合わせること
で、塗布した色剤部分のみ強力に発光させることができ
る。 8.色素が自己刺激性のものは、光束に対して、おおむ
ね自己の発光色で良好に発光するが、バインダ−との関
係もあり全種が良好に発光するとはかぎらない。 9.赤系の色材は、ほとんどのものが赤の発光ダイオ−
ドに対して良好に発光するが、特にアクリル系バインダ
−で良く発光した。これは、ほとんどのバインダ−の光
特性が赤の発光ダイオドの波長に適合している為であ
る。 10.距離が発光源から遠ざかるように連続して構成さ
れた塗膜では、塗膜の長さに方向に対して光束が走るよ
うに、塗膜端部に発光ダイオ−ドの光束を与えると、長
手方向に光の減衰がみられる。所が、発光ダイオ−ドの
取り付けを傾けて、前記4項に述べたように発光ダイオ
−ドの光束が表裏面で大きく反射するように配置する
と、この減衰現象が緩和されほぼ均一な光量が塗膜全体
でに得られた。 11.色材の裏面に白色の補助膜を重ね塗りすること
で、発光効率が増大することもある。 12.背景色として光導路全面に白色の発色剤の重ね塗
りするばわいには、その色材の樹脂成分の分光特性が発
光ダイオ−ド全色の320nmから700nmの波長域
をカバ−する必要がある。 13.以上詳述した非刺激性や刺激性性色剤によって凸
面を作り発光部を構成する他、カッテングテ−プを用い
て有色な凸部を構成する方法も考えられるが、光導路と
テ−プ間に粘着層を構成せねばならぬので、この粘着層
の分光特性が発光量を左右し、蛍光灯用に市販されてい
る入手可能なテ−プは、あまり良い効果が得られなかっ
た。しかし、粘着層の改善を述上した現象を参照して試
みれば、使用に耐えるものが得られるものと推察でき
る。
【0022】本発明では、さらに、光導路に凹部による
発光部を構成するが、この溝で構成した凹部の発光ダイ
オ−ドに対する特性を実験で確認した結果を整理して、
下記する。図2(イ)、(ロ)は、本発明による凹部と
して溝による発光部の状態を模式的に拡大して示した説
明図である。図2(イ)に於いてSは、溝8の斜面を示
しS’は、光導路の表面を示したもので、溝8、8’の
間隔、ピッチをPで示し、wは、溝の巾、dは溝の深さ
で、溝の切削角度を図中イとしてそれぞれ示した。図
(ロ)において矢印は、光束の移動方向を示している。
凹部で構成した発光部の発光効率は、溝の切り方に大き
きく依存することが実験によって確認でき要約すると下
記のようになる。 1.光量を増加させるには溝の巾に関係なく溝8の深さ
dを増やせばよい。このような観点からすると密度を大
きくする溝の加工方法は、レ−ザ−加工やエッチング加
工が好ましく、彫刻機作られた溝では、焼き付きを生じ
させないバイトの先端の角度に最適値(18から19
度)があり、この角度によって溝の深さと巾が決まる。
例えば、彫刻器による彫刻溝巾と理想的な深さとの関係
を求めるてみると、深さ1.5に対して 巾が1.4、
深さ1.0に対して巾が0.8、深さ0.6に対して巾
が0.96 以後 0.90 に対し0.65、0.
5に対し0.38となり、巾に対してかなり制約事項が
あることが解る。 2.切り溝の本数が同じでも、深さdや巾wを狭くし
て、ピッチPを短く構成したときには、発光ダイオ−ド
の入射光に対して前方に位置する溝8aよりも後方に位
置する溝8bの輝きは低下する。 3.図2の(ロ)で示すような光束の進行方向に対する
切り溝の角度θは、入射光に対して直角方向で最大輝度
となり、角度COSθの関係に従って変化し、入射光に対
して平行な方向の機械加工による溝ではほとんど光らな
い。 4.すでに住友化学社発行のカタログで開示され周知に
なっている、溝の切り角度、図中のイを光の臨界角度
(アクリルの臨界角42度)以上にすれば、良い反射が
得られるとされているが、この角度は、板に対しての輝
きの大小にあまり関係しないようである。すなわち、発
光ダイオ−ドが発する光が表裏面内をランダムな状態で
直進し、切り溝に対して臨界角以上の種々な方向の光が
存在するためと推察した。 5.このようなことから溝の輝度は、溝の斜面S、つま
り、反射面の広さに依存するものと考えられる。 6.機械加工で作られた、互いに平行した溝を効率良く
発光させるためには、溝の巾(w)とピッチ(P)との
関係が重要である。図中S’で示した光導路の表面が残
存しない溝の切りかたは輝度を低下させる。 7.平行に作られた溝の中を全面に渡り強く反射させる
には、印刷による凸部のケ−スと同なじように入射光と
平行にしないように、発光ダイオ−ドの取り付けを光導
路の面に対して最適角度を持たせることで、板の表裏面
での光束の反射を増加させれば溝が作られている面付近
の光量を増やし、溝の散乱光量を増加させる。 7−1.発光ダイオ−ドを穴に挿入したときには、全面
に均一に光が分散するが、溝や凸部を構成する色剤など
目標物の光量は、低下する。 7−2.発光ダイオ−ドを光導路の側面にから離して配
置したときには、光導路中での光束は、直進性が増し、
部分的に強く輝く。 8.図2(ロ)で図示したような入射光、矢印に対して
升目状の斜め溝は、一見輝きを増大させものと考え勝ち
であるが、図3(a)に示した、切り溝のピッチPを狭
く構成した機械加工による斜め溝による発光効果は、あ
まりない。 9.補助剤を溝8に埋め込んだ時には下記する種々な効
果が生じる。 9−1.透明な樹脂(ABS用接着剤スチレン系)を溝
にわずか埋め込むと部分的に小さな点々状の輝きが発生
した発光が見受けられたが、さらに溝の深さ全体に樹脂
を埋め込むと輝度が低下した。これはスチレンの分光特
性や透過度が発光ダイオ−ドの特性と整合しないためで
ある。埋め込み剤としてエポシキ系などの発光ダイオ−
ドの発光特性に対して透明、透過度が良い樹脂であれば
部分的な強い強度の発光がみられる。 9−2.蛍光ペンのインキを溝に埋め込むと部分的に強
い輝きを示した。 9−3.非刺激性色剤の溝中への塗布は、塗布量を多く
していくと、溝の発光色は、色剤の色調に近づき、溝と
しての固有な発光状態が失われるが、発光量は、増大す
る。 9−4.溝中に用いる埋め込み剤を最良に選定するれ
ば、光束と溝との発光色は、所望する色に近い色彩が作
れる。 9−5.溝中に溝の深さの半分以上で透明接着剤を部分
的に塗布したりすると未発光の部分や光導路面に対して
特定の角度から発光ダイオ−ドの反射光が目視できた
り、目視できばい部分が生じたり、小さな点状の発光部
が構成できたりする。 10.彫り込み溝では発光ダイオ−ドの色調に従って発
光するが溶剤で希釈した刺激性色剤や非刺激性色剤を埋
め込むと、毛細管現象によって溝全体の面に薄く色剤が
付着して、色剤に準じた色調の発光となる。 11.レ−ザ−加工機で加工した0.5から2mm程度
の深溝では、色材の効果がでにくいが、各種発光色の発
光ダイオ−ドの光束に対して、あらゆる角度の溝も綺麗
な色彩で、かつ、発光ダイオ−ドの色調に従って発光す
る。 12.レ−ザ−加工により文字の輪郭を深く彫り、さら
に、文字を0.05mm程度の浅彫りにしてピッチ0.
05、巾0.03程度で輪郭内をベタに彫り込むと、光
束に対する角度に関係なく輪郭部が強調さ、れそれ以外
の文字全体の溝は良好に輝く。 13.上記のような浅彫りした溝に色材を埋めると、発
光ダイオ−ドの光によって発光する溝の色調と色材の色
調との合成色が得られるが、この色調は、光の合成色や
色の合成色とは一致しないこともある。 14.レ−ザ−加工した上記浅彫りしたべた溝に薄く、
表1番号11番の色材を埋め込むと、蛍光灯による外来
光で光干渉を起こし、目視する角度によっては、小さな
点状のきらきらした輝きが見られ、さらに、光導路中を
走る発光ダイオ−ドの光発色と干渉した輝きもみられ
る。これは従来見受けない現象である。 15.レ−ザ−加工による浅溝に対して外来光を強くし
ていくと、溝の輝きが薄れ白濁した文字になり文字の確
認はできる。また、深彫りした溝は、発光効果は、薄れ
ていくが、通常の明るさの外来光では非常に綺麗に発光
ダイオ−ドの色調で輝く。 16.レ−ザ−加工機による点状のベタ彫りと線状のベ
タ彫りに輝度の差はみられなかった。 17.レ−ザ−加工機による浅溝に非自己刺激性色材や
自己刺激性色材を埋め込んでも基本的な発光ダイオ−ド
に対する色材の特性は、失われない。また、薄い膜での
色調は、発光ダイオ−ドの発光色と合成したものとなっ
た。
【0024】以上詳述したように、発光部に対する発光
ダイオ−ドの光束による輝きは、散乱光や白色に近い蛍
光灯を光源とした発光部と異質な現象を呈し、この現象
を積極的に用いることで種々な透過形表示装置が得られ
た。
【0025】
【実施例1】以下図面に従って本発明の実施例について
詳述する。図1は、本発明に依る透過形表示装置の第1
の実施例の構成例を破断面図(イ)と正面図(ロ)とし
て図示したものである。なお、図中には同一機能の部所
は、同一数字で付番してあり、以下の図でも同様に同一
番号を付番する。図1において1は、水晶、ガラス、エ
ポキシ樹脂、ポリカ−ボネイト、アクリル系樹脂などの
一連の透明あるいは半透明な有機質や無機質媒体で構成
した板形光導路を示し、8は、角板光導路の上部に構成
した微少凹面、例えば砂目や溝で構成した第1発光部
で、当該光導路を目的にあわせ適宜湾曲したり、平坦で
あったり、円弧状に構成したりする。さらに、光導路1
の表裏の何れかの部分に印刷などで構成した凸部5で作
られた第2発光部を構成する。また、光導路1のいずれ
かの側面の一部分に発光ダイオ−ド3を挿入するための
孔2や必要に応じて欠接部2’、2”を機械加工によっ
て構成する。試作例では、厚み10mmで面積が200
mmから300mmのアクリル系角板を光導路1として
用いた。また、この光導路側面に発光ダイオ−ド3の挿
入するための深さ7mm、径5mmの孔2を図示したよ
うにほぼ中央に作った。さらに、発光ダイオ−ド3は、
この孔2中に勘合するように挿入しただけでも良く、場
合によっては瞬間接着剤を用いて孔2中に固着してもよ
い。また、発光ダイオ−ドの直進性を生かすために、光
導路の欠接部2’2’’を構成して、その側面12’、
12’’に発光ダイオ−ド3’、3”を密着したりに狭
接して配置した。断面や正面図で図で示したように発光
ダイオ−ド3を、1の光導路に作った前記、5mm径の
孔2の中に配置し、発光ダイオ−ド3、3’、3”を図
1中に図示していない、後で詳述する電気制御回路にリ
−ド線4を介して接続し、発光ダイオ−ド3、3’、
3”を制御動作に従って発光するように構成した。而し
て、電源スイッチをオン状態にし発光ダイオ−ド3が発
光すると、光束が光導路1中を走行する。また、この光
束は、例えば、切り溝8で構成された第1の発光部に到
達すると、散乱を起こし、この散乱光は、透明な光導路
1の溝8にそって綺麗な光像を作り出す。続いてこの光
束は、さらに直進し、第2の発光部5に到達して、散乱
光パネルの開口面全面を発光ダイオ−ドの色彩に従って
映し出した。なお、溝の処理は、すでに述べた実験結果
よって適宜行う。このようにして発光ダイオ−ドの光源
によって作られた光束は、パネル面6上の所望する部所
に描かれた有色書画や溝を良好な光量や色彩に輝かせ
た。また、図1では単色発光の発光ダイオ−ドを用いた
事例としてリ−ド線4をただ単に2本で示したが、緑、
赤の2素子封入形発光ダイオ−ドでは、共通端子1本と
駆動線2本の計3本のリ−ド線、更に,3素子封入形発
光ダイオ−ドでは4本のリ−ド線を持ち、発光ダイオ−
ドを電圧レベルやダイオ−ドの発光色を変えたりするこ
とで、種々な色彩によるパネル面が発光できた。ここで
はリ−ド線形発光ダイオ−ドを図示したが、面実装発光
ダイオ−ドやダイオ−ドチップを組み込むこともでき
る。述上した試作例の消費電力は、1色光当たりわずか
0.05Wであり、蛍光灯式表示装置に比べ1/10以
下の電力で良好な輝度をもった透過形表示装置が構成で
きた。図では角形看板を例示したが、この形状は、多角
形でも円形でも楕円形でもよく場合によっては湾曲した
ものでもよく、さらに、角板をそれぞれ張り合わせ中空
筒にしてもよい。なお7はケ−ス、9はカバ−レイであ
る。
【0026】発光ダイオ−ド光源としてその光束を透明
体板中に導き発光させると、溝は発光ダイオ−ドの発光
色に輝き色材部分は、自己刺激性色剤では如何なる色の
発光ダイオ−ド発光に対しても概ね色剤の光色に近い明
るい静かな発光を行うこと、また、非自己刺激性色剤で
は色剤の固有色と発光ダイオ−ドの色調が近いと色剤の
色調で発光することを実験デ−タが如実に示している。
さらに、発光ダイオ−ドは、任意な速度で点滅できるの
で、蛍光灯を光源に用いた表示装置に比べて点滅動作に
優れていること、発光ダイオ−ドは、ネオン灯に比べ輝
度は劣るもののネオン灯以上に種々な発光色を持ったり
混色が容易に得られる利点もある。図3は、前記特性を
総合して表示板上に所望する色彩の書画を発光させるよ
うに構成した本発明の基本動作を詳細に説明するための
説明図である。
【0027】図3においてF1、F2、F3、F4、F5、
F6は表示板上に構成された絵柄や文字を示し、当該文
字は、透明あるいは半透明な光導路板1上に印刷や刷毛
塗りなどの周知な方法によって色材を塗布して凸部を構
成し、図1ですでに述べた発光部5とする。また、当該
発光部に用いる色剤は、後述するように所望する色調の
非自己刺激性色剤や自己刺激性色剤のそれぞれを単独か
混練して用いる。さらに、光導路板1上には切り溝によ
って構成した凹部S1、S2、S3、S4を図1に示した発
光部8とする。さらに、発光ダイオ−ド群D1、D2、D
3、D4をプリント基板Pに装着して光導路側面に配置す
るが、このダイオ−ド群D1、D2、D3、D4の内 D1、
D3を光導路1の側面に密着或いは狭間して配置する。
また、D2、 D4は、図示し、さらに、図1で述べたよ
うに光導路1の側面に作られたダイオ−ド挿入穴2中に
挿入配置する。このダイオ−ド群D1、D2、D3、D4
は、図示したように1個以上の個別ダイオ−ドd1・・
d5によって構成される。現在市販されている高輝度発
光ダイオ−ド(1200mcd以上)の主な発光色は、
青、赤、黄、緑、橙、白などがあり、これらダイオ−ド
をダイオ−ド群Dnや個別ダイオ−ドdnとして同一色の
色彩ものを配置したり、異なった色彩のもで配置して種
々な色彩の光源を実験的に得ているが、この各種ダイオ
−ドに対する実験結果を逐一述べると煩雑さが増し複雑
なるので以下代表的な実験結果についてだけ述べる。ま
た、色剤としてすでに述べた表1に示した11番、紅色
で非自己刺激性色剤と表2番号2−2示した自己刺激性
色剤の内緑色を凸部の発光部として用い、更にこれに加
え、凹部の溝に表1の11番として示した赤色を塗り込
んだ時の発光状態のものに限定して述べる。
【0028】図3では光導路1の側面の穴の中に配置し
た発光ダイオ−ドD2群の内1個のダイオ−ドd2が発す
る面上の光束の広がり範囲を模式的楕円状の点線31で
図示した。光導路側面に密着或いは狭間して配置したダ
イオ−ドd1は、点線32で示したようにあまり広がり
を持たないので、この発光ダイオ−ドに緑の発光ダイオ
−ドを使用し点灯すると、このダイオ−ドから送出され
る光束は、進行方向に対して前方に刻み込まれた溝S1
やS2の一部が緑色に輝く、また、発光ダイオ−ドd1を
消灯して、d2に赤の発光ダイオ−ドを用い、d2の発光
ダイオ−ドを発光させると、このダイオ−ドから放出さ
れる光束は、点線で示したように良く広がるので溝S
3、S4のみならず、溝S1の一部やS2そしてS4まで赤
色で輝がやかせる。
【0029】また、その後方部分に構成した色材、つま
り凸部によって構成された、ここでは片仮名のアがF
1、イがF2、2点破線で囲まれたウエオのF4や、英字
のAがF3、BがF5、CがF6として仮に示した。ここ
で例えば、前方の絵柄を溝で構成し、後方の絵柄アF1
の印刷色を自己刺激性色材の表2中番号2−2で示した
5色の中の緑色を用いたとき、赤色の発光ダイオ−ドd
1を発光させても、この絵柄アのF1は、緑色に近い色彩
で発光する。つまり、溝の部分は、発光ダイオ−ドが発
光する色調の赤で発光し、印刷部分は、自己刺激性発光
色の緑で発光する。さらに、この発光ダイオ−ドを消灯
してd2を発光させ、発光色を青に変えると、前述した
ように溝S1やS2の部分は、赤から青に変化して発光す
るが、F1は、印刷色のまま綺麗な緑色で発光する。こ
こでは便宜上文字で示したが、ただ単に文字に止どまる
ことなく、無論絵柄でもある。
【0030】一方、前方の絵柄を溝で構成し、後方の絵
柄アF1の印刷色を非自己刺激性色材の表1中番号11
で示した紅色で構成したとき、赤色発光ダイオ−ドd1
を赤色で発光させると、この絵柄アのF1は、綺麗な色
彩の赤色で発光する。つまり、溝の部分は、発光ダイオ
−ドが発光する色調の赤で発光し、印刷部分は、非自己
刺激性凸部は色剤の発光色の赤で発光する。さらに、こ
の発光ダイオ−ドd1を消灯してのd2を発光させ発光色
を青に変えると、前述したように溝S1やS2の部分は、
赤から青に変化して発光するが、F1は、黒く変色して
ほとんど目視できなくなる。特に黒に変化するこの現象
は、従来の光合成や色合成の理論では良く解釈できない
が、非常に利用価値がある。また同様に、光の進行方向
に対して前方に刻み込まれた溝S1やS2に種々な色合い
の非自己刺激性色剤や自己刺激性色剤を埋め込むことで
色剤の特性と溝の特性を合わせ持った種々な色調で溝が
発光する。例えば、溝S1に表1の11番で示した紅色
の色剤を用い、赤色発光ダイオ−ドd1を赤色で発光さ
せると、この溝は赤く綺麗に輝くが、発光ダイオ−ドの
d2のみを発光させると溝の輪郭部がわずか青色に輝き
目視できなくなる。この状態は、溝に埋め込む色剤の量
にも関係する。つまり、色剤の特性を強調したいときに
は埋め込む色剤の量を多くして発光状態を色材の特性に
近づける。実験では、青の文字を印刷してこの文字に隣
接した他の文字の輪郭を彫り込み、この彫り込み部分に
前述した赤の色剤を埋め込んだ。そして赤色と青色のダ
イオ−ドの点滅を相互に行うと、あたかも青と赤の文字
がネオンサインが点滅しているかのように、光導路面に
浮き上がって点滅した。以上詳述したように、発光ダイ
オ−ドと透明光導路と色剤の醸し出す色彩は、常識とさ
れている従来の色合成では説明できない光干渉とも言え
る現象であり、いずれにしても透明体板上に種々な色彩
の書画が構成できた。
【0031】図4、5は所望する部分を任意な色彩で発
光させるための発光ダイオドの配置例を図示したもので
ある。図4、図5に示すように発光ダイオ−ドの配置方
法で色彩を変えたり、光導路1に欠切部分や金属板など
によるSP1,2,3,4,5に示すセパレ−タを設け、発光ダ
イオ−ドから発生する光を狭めたり、図5のように発光
ダイオ−ドが発光する光束を案内するためのガイド溝g
1、g2、g3やg1’、g2’、g3’を構成するなどして
発光ダイオ−ドの光束を狭め、さらに、発光ダイオ−ド
をd1からdnまでの発光状態を順次切り替え移動するこ
とで、多色な書画の発光状態があたかも移動したように
見える。
【0032】
【実施例2】図6は、本発明に依る透過形表示装置の第
2の実施例として案内板としての構成例を図示したもの
である。なお、図中では図1と同一機能の部所は、同一
数字で付番してある。図6において1は、水晶、ガラ
ス、エポキシ樹脂、ポリカ−ボネイト、アクリル系樹脂
などの一連の透明あるいは半透明な有機質や無機質媒体
などを適宜選別して用いた板状光導路の構成図を示し、
5は、上記1の角板光導路の上部に構成した微少凸面、
例えば、すでに述べた自己刺激性や非自己刺激性色剤で
構成した発光部5である。この発光部は、文字ABCD
EF構成されている。また、光導路1の角の側面に配置
された発光ダイオ−ド3、3’、3’’は、光導路1の
いずれかの側面に構成された溝や孔の中に挿入される。
さらに、これら発光ダイオ−ド3、3’、3’’は、図
6に図示してない後述する制御回路に接続され、点滅動
作を交互におこなったり連続して定常的に点灯したりす
るように構成されている。このにように構成した第2の
実施例では、文字ACEを非自己刺激性色剤の赤色を印
刷や刷毛塗りで光導路1の同一面に塗布し、BDFを非
刺激性色剤の青で構成し、発光ダイオ−ド3を赤、3’
を青、3’’を緑色の発光ダイオ−ドと仮定する。そし
て、発光制御用電源回路から発光ダイオ−ド3’と
3’’が交互に点滅するように制御して発光させると、
文字文字ACEが赤く輝いた時には文字BDFは発光せ
ず、逆に文字BDFが青く輝いた時にはACEは発光し
ない。つまり発光ダイオ−ド3、3’が交互に点滅を繰
り返すと、赤い文字ACEと青い文字BDFが交互に発
光して、あたかもネオンサインのように綺麗に輝く。ま
た、発光ダイオ−ド3’’を緑色で連続して常時点灯し
ておくと、文字の発光色は、ダイオ−ドの発光色、赤、
青に依存した色彩で発光し、さらに、光導路の縁端部が
きれいなオレンジ色と青色で交互に発光する。例えば、
文字終了とかかれた文字をあざやかな赤色で発光させ、
パネル面にこの文字を浮き上がらせることもできるし
さらに終了の文字を同一パネル面に構成しても、いずれ
かの文字が制御信号に従って浮き上たように発光し、所
望する文字だけが目視できるようになる。第2の実施例
では光導路1をただ単に1枚の透明や半透明なもので構
成した態様を説明したが、この思想によって光導路を積
層構造や表示面を幾つかに区切り多段形に構成すれば、
全く新規な発光状態を示すメニュ−看板が構成できる。
【0033】
【実施例3】図7は、以上詳述した実施例を具体的な事
例に適用するものであって、例えば、最も電力を無駄に
している表示装置の代表的な避難灯の事例を図示したも
のである。なお、図7ではすでに述べた同一機能に対す
る図中の記号は、前述した図面と同一数字で付番してあ
る。図7において1は一連の透明あるいは半透明な有機
質や無機質媒体を用い随時材料を選定すればよいが、発
光ダイオ−ドを5mm径のものを用いる時には8mmか
ら10mmの厚みを持った透明なアクリル系樹脂を用い
る。このような樹脂を光導路1に用いる時には、表面に
静電防止剤やUVカット処理を行うことが好ましい。ま
た、できれば発光体と同色系や減衰の少ない染料を用い
て着色したり、すでに詳述ような色材として塗料や印刷
インキを用いて、書画、背景などを表面や裏面に印刷す
るすれば光導路1の表面や裏面で反射しながら走ってい
る光束の減衰が少なく、光束の後方に位置する書画も均
一な光量で発光する。図中5は、動作説明図例で述べた
ものと同じ、上記1の角板光導路の面にレ−ザ−加工、
ホトエッチング加工、機械加工、印刷や刷毛塗りで適宜
選択して構成した微少凹凸面で構成した発光部であっ
て、第3の実施例では、図中では人5’、また絵や文字
5’’を構成する。また、発光部5’、5’’を凸部2
5あるいは凹部26で構成し、さらに、当該凸に微細な
凹凸面25aを構成すれば、絵柄や文字全体が発光する
が、この微少な凹部の溝を鋭い鋭角状で構成すれば強
く、逆に鈍角ではやわらかな発光となる。。さらに、逆
に絵柄や文字を凸面で構成し、それ以外の凹面に微細な
凹凸面を構成すれば文字や絵柄以外の背景の部分が発光
したり、すでにのべたような絵柄や文字を印刷などの手
法を用いて付加し、前記発光文字や絵柄と組み合わせれ
ば、美観構成が良いパネル面が構成できる。そして、光
導路1の側面を微少な凹凸で構成したり、綾部を面取り
することで、第2発光部73が構成され、図示したよう
に文字の輪郭部分を強く発光させることで部分的な強調
発光枠も構成できる。光導路1の装飾枠体7中の側面
に、高輝度発光ダイオ−ド3、3’、3’’を挿入する
ための孔2、2’、2’’、2’’’を構成した。高輝
度発光ダイオ−ド3、3’3’’、3’’’を穴に挿入
し、当該発光ダイオ−ドは図示していない電気回路部に
結合され、後述する動作で発光する。さらに、発光ダイ
オ−ド3、3’は、ただ単にこの孔2中に挿入しても良
く、場合によっては瞬間接着剤を用いて孔2中に固着し
てもよい。また、発光ダイオ−ドに高輝度形をもちれば
非常に強く発光する避難灯が構成できる。さらに、シア
ノアクリレ−ト系の透明な瞬間接着剤を用いて発光ダイ
オ−ドを固着したときには輝度が向上できた。なお71
は支柱である。第3の実施例の避難灯のように両面から
標識中の絵や文字を目視しなければいけない用途では、
いかんなく本発明での透明の効力が発揮できる。つま
り、図示した避難灯では、透明体で光導路を構成すれ
ば、両面から人や文字が認識できる。さらに、「非常
口」の文字のような左右対称文字では表面か裏面のいず
れかの一面のみに文字や絵柄を構成しただけで、表面や
裏面からも透過した同じ絵柄や文字が正しく読みとれ
た。
【0034】
【実施例4】この実施例では、コ−ヒレント性を持つ発
光ダイオ−ド光束と透明もしくは半透明な光導路とを効
率よく結合し、さらに、光導路上に絵柄や文字などの発
光部を構成すれば光導路上に均一な発光が得られるばか
りでなく、その光導路が差し替えることのできる透過形
表示装置を提供するものである。
【0029】図8(イ)は、本発明に依る透過形表示装
置の第1の実施例の構成例をさらに展開し光導路1を脱
着自在に構成した第4の実施例である。図4(ロ)は、
第4の実施例の破断面図(イ)と同一な思想にもとずき
脱着状態を変化させた実施例を斜視図として図示したも
のである。なお、図中には同一機能の部所は、同一数字
で付番してある。図8(イ)において1は、水晶、ガラ
ス、エポキシ樹脂、ポリカ−ボネイト、アクリル系樹脂
などの一連の透明あるいは半透明な有機質や無機質媒体
で構成した四角の板形第2の光導路1である。また、第
2の光導路は、1と同一な材料で構成された切り込み1
1によって分割された光導路31、31’、と光導路3
1とで構成し、当該切り込み部11に第2の光導路1を
差し込めるように構成した。この3層からなる第1の光
導路は、接着したりネジ止めしたりして固着して構成す
るが、成形によって一体構造で構成してもよい。図8中
に記した5は、角板でできた第2の光導路1の面部に構
成した微少凸面、例えば前述した色剤で構成した発光部
5である。さらに第1の光導路31、31’、31’’
のいずれかの下側面の一部に発光ダイオ−ド3を挿入す
るための溝や孔2を構成した。また、発光ダイオ−ド
は、この孔2中に勘合するように挿入しても良く、場合
によっては瞬間接着剤を用いて孔2中に固着してもよ
い。さらにこの実施例では、第1の光導路につくられた
切り込み11の巾wは、光導路1のパネル面にほぼ並行
かややテ−パを持たせ脱着を容易なものとした。また、
切り込み11の対向面には、微少な凹凸状の光散乱面
5、8を両面あるいはいずれかの一方の面に構成した。
また、必要に応じて、第1の光導路31、31’の裏面
にも発光部5や8を設ける。図8(ロ)において1は、
前述した構成例と同様に、水晶、ガラス、エポキシ樹
脂、ポリカ−ボネイト、アクリル系樹脂などの一連の透
明あるいは半透明な有機質や無機質媒体で構成した四角
の板形第2の光導路1を示し、ここで用いた光導路は、
先に述べた実施例と同一な材料で構成され、また、第1
のの光導路は、切り込み11によって分割された光導路
31、31’、と光導路31’’とで構成している。さ
らに、この第1の光導路31や31’を延長して表示板
の一部を構成すると共に、当該切り込み11に第2の光
導路1を差し込んだ。つまり、図7(ロ)での切り込み
11は、図(イ)に比べ光導路の面積を拡大して、装飾
枠体7と第2の光導路1挿入するための空隙12を構成
し、さらに、72の光導路を付加することによって袋状
に空隙12をつくる。この実施例では第2の光導路1の
抜き差しを容易にするために、図(イ)に示してある第
1の光導路に構成した溝11より溝の巾Wを広く構成し
た。以上のように構成した第4の実施例では、発光ダイ
オ−ド2で発光した光束は、第1の光導路光導路31’
を走行し、光的に密に結合された切り込み11に差し込
まれた第2の光導路1に導かれ、当該光導路1に構成さ
れた書画などによって構成された発光部8でまず散乱を
起こし発光を呈する。この書画による光は、第2の光導
路31、31’を透過して、表面や裏面から書画状の光
を人間に有色な文字や絵柄として認識させる。図8
(イ)、(ロ)では、断面図や表面図で図示したように
少なくても1個以上の発光ダイオ−ド3を光導路31’
に作った孔2の中に配置し、この発光ダイオ−ド3は、
図示していない電気制御回路にリ−ド線4を介して接続
し、前記発光ダイオ−ドが制御動作に従って所定の色で
発光するように構成し、種々な色彩で書画を発光させ
た。この切り込み11には図示していないが、透明フィ
ルム上に絵柄がポジで作られたポジフィルムなどの媒体
を挿入することもある。
【0035】
【実施例5】図9は、本発明に依る透過形表示装置の第
5の実施例として案内板として光導路1を回転自在に構
成した事例を図示したものである。なお、図中では図1
と同一機能の部所は、同一数字で付番してある。図9に
おいて光導路1は、すでに詳述した実施例と同様な素材
を用いて構成した。5は、上記1の角板光導路の面に構
成した微少凸面、例えば、すでに実施例で述べた自己刺
激性や非自己刺激性色剤で構成した発光部5や溝8であ
る。この発光部5は、文字ABCDEFで構成されてい
る。また、光導路1の側面に配置された発光ダイオ−ド
3、3’、3’’を、軸受けとなる電気的絶縁物や金属
などで構成された筒81、81’の穴82、82’中に
挿入する。当該、筒81、81’のそれぞれの1端は
光導路1のいずれかの側面に構成された軸受けとなる穴
83、83’に前記軸となる筒81を摺動可能な状態で
挿入すると共に他の一端は、通常、支柱80、80’に
周知な方法によって固着することもあるが、場合によっ
て支柱には光導路1が回転運動したり往復運動したりす
るための動力源やそれに付随する機構部などを組み込む
こともある。さらに、当該支柱80や基台84には図示
していない電気的導線や制御回路が挿入できる溝や穴な
どを構成する。筒81は上記したように発光ダイオ−ド
を挿入するが、この発光ダイオ−ドから発生する光が光
導路1に密に結合するように筒81を構成し、光の損失
がこの結合部で生じないように筒81を透過性のよい光
導路1と同一な素材を用いたり、金属筒で構成するとき
には、発光ダイオ−ドのリ−ド線が接触することがない
ようにして、内面に光沢処理を施し鏡筒するのが好まし
い。以上のように構成した本発明による第5の実施例で
は、図示していない電気回路によって定められた信号が
発光ダイオ−ド3、3’に送られ発光すると、光結合さ
れた光導路によって、当該光は、光導路1に導かれ、発
光ダイオ−ドの発光色彩や発光部の色彩にしたがって光
導路1の書画部分が有色で綺麗に輝く。また、当該光導
路1は、回転自在に構成されているので、光導路1は、
任意な角度に設定することができる。さらに、動力部を
組み込むことで光導路が回転したり往復運動したりする
ことができるが、発光ダイオ−ドから発する光は、光導
路1と良好に光結合し、如何なる状態にあっても光導路
1上に構成された書画を良好に輝かせた。さらに、述上
した光導路1は角形を主体にして述べてきたが、軸受け
が構成できる状態であれば、6角形であっても、楕円で
あってもその他の多角形で構成たり太い角棒や円柱や円
筒であったりしてもよい。
【0036】
【電気的な駆動回路】この発明では種々色彩の発光ダイ
オ−ドが混在して用いられるから、発光ダイ−ドの接続
ミスが重大な不具合に結びつく。すでに周知なように発
光ダイオ−ドのジャンクション形は1.4Vから3Vの
駆動電圧で最適に発光するが、この値もメ−カによって
多少最適電圧が異なったり、化合物半導体による高輝度
発光ダイオド形の緑や青は2.5V以上の駆動電圧で最
適に発光するなど種々な値のものがある。しかしなが
ら、現在の所、一般的に用いられている抵抗減圧法と呼
ばれている発光ダイオ−ドの駆動方法では、発光ダイオ
−ドの発光色に適合する種々な抵抗値の減圧抵抗器をも
ちいなければならない。しかしながら、もしこのような
抵抗減圧法で、青色の発光ダイオ−ドの回路に駆動電圧
2.4V赤の発光ダイオ−ドを結合したときには、青色
の発光ダイオ−ドの駆動電圧が3.4Vであるからの駆
動電圧が2.4Vの赤色の発光ダイオ−ドに過剰電流が
流れ異常加熱したり破断していまう。さらに、この発明
のように、同色な発光ダイオ−ドを多数用いたり、その
使用数がまちまちであるような時には、発光ダイオ−ド
に個別に減圧抵抗を結合しなければならなくなるし、看
板のように表示板の側面に多数の発光ダイオ−ドを配置
するときには、配線ミスによる事故が多発する。これで
ははなはだ現実性に欠けるものとなる。そのため、発光
ダイオ−ドの数や発光ダイオ−ドの数に関係なく一定な
駆動条件が得られたり、ダイオ−ドの配線ミスが保護で
きる駆動回路が必修となる。このようなことから本発明
のでは、常時点灯回路でもダイオ−ドの配線ミスの保護
やダイオ−ドの数に関係しない発光条件が得られる駆動
回路を提供する。
【0037】図10は、定常的に発光ダイオ−ドを常時
発光させて置き、温度変化や配線ミス、さらに、発光ダ
イオ−ドの結合数を変えても最適に動作する制御回路の
1実施例を図示したものである。図10で91はドライ
ブ用トランジスタである。発光ダイオ−ドを定電流で駆
動する方法で、例えば、発光ダイオドが2個が最適条件
で発光するように回路常数を設定したと仮定して、この
回路に結合する発光ダイオ−ドをたまたま1個結合して
しまったとすれば、電流値が2個の時に最適な条件に設
定されているので、発光ダイオ−ドのインピ−ダンスが
異なっても、定電流性は失われず、発光ダイオ−ドに2
倍の過剰電流が流れ破損に結びつく。逆に、発光ダイオ
−ドを3個結合したとすれば、発光ダイオド1個あたり
に流れる電流は、2/3に減少し、輝度が不足する。本
発明の回路では、1種の定電流特性を持たせながら定電
圧性を付与するために、特にトランジスタの電流増幅率
hfeとバイアス抵抗器の抵抗値のあり方に着目して、
同色な発光ダイオ−ドが1個から十数個結合されてもほ
ぼ均一で最適な発光条件が得られる制御回路を得たもの
である。この発明で使用した回路は、図示したように図
示していない直流電源と発光ダイオ−ド3に電力を供給
するトランジスタ91と、コレクタ−とトランジスタの
ベ−ス間に接続した源流抵抗器92と、当該トランジス
タのエミッタ回路に同色の発光ダイオ−ドを1個から十
数個接続するようにして制御回路を構成する。また、発
光ダイオ−ド群の種類に従って、種類数の回路数1から
n個独立した2点破線で囲んである駆動回路93a,・・
・93nを構成する。この回路の特長は、トランシスタ
−91nに大きなhfeのものを用いると定電流性が増
加し、逆にhfeが小さいと定電流性がなくなり、ま
た、同様に小さな抵抗値の減流抵抗器92nでは定電流
性が増加する特性がある。この両者のかねあいを発光ダ
イオ−ドの特性に合わせることで、上述したような簡単
な回路構成によって最適な駆動回路が得られた。この第
1の制御回路での発光ダイオ−ド3aや3nは、1個以上
の同色の発光ダイオ−ド群で構成する。また、発光ダイ
オ−ド群3aや3nをトランジスタ93a、・・・91nの
個々の駆動回路の電流容量が超えない範囲で、同一駆動
回路内に同色や電気的な発光特性や駆動条件がほぼそろ
った、発光ダイオ−ドを1個から多数個並列接続して駆
動しても、発光ダイオドの点灯数に対して光量が低減す
ることがなく輝度に差のない発光状態が得られた。さら
に、すべての駆動回路での常数を同一値で構成しても、
同一駆動回路39n内に接続した負荷が、つまり、発光
ダイオ−ド群3nの色彩や特性が同一であったり製造メ
−カが同一であれば、それらを同一グル−プ構成にして
任意な何れの駆動回路回路93nに接続しても最適状態
で発光する。そしてもし、発光ダイオ−ド群の中に誤っ
て駆動電圧の低い発光ダイオ−ドを混入し接続したとき
には、一番低い駆動電圧の発光ダイオ−ドが発光し、そ
れ以外の高い駆動電圧の発光ダイオ−ドは、発光しな
い。さらに、低い発光電圧の発光ダイオ−ドは破損する
ことがなく正常状態で発光する。また、このように駆動
電圧の異なる発光ダイオ−ドが混入して駆動回路93n
に接続されても、発光ダイオ−ドの発光状態から、結合
ミスがあることが容易に察知でき、発光ダイオ−ドの破
損に結びつくことはない。
【0038】図11は第2の制御回路を提供するもので
ある。図10に示した回路では発光ダイオ−ドを定常的
に発光させるものであるが、この11図の回路では、図
10の回路と異なった動作を行う。つまり、この回路
は、発光ダイオ−ド群を点滅させたり、赤の発光ダイオ
ド群と駆動電圧の差が少ない、青の発光ダイオ−ドと緑
の発光ダイオ−ドを1群として、その内、2群の発光ダ
イオ−ド群を交互に点滅させるような用途、例えばトイ
レの看板等に適合する回路である。図11において、1
03は発振回路であり、ここでは発振回路として汎用タ
イマ−ICを用いた事例を示した。この発振回路は、図
示していない直流電源Vddに結合された3端子レギュレ
−タ102からフィルタ−101介してICに適合する
電源電圧が供給されるように電気的に結合されている。
そして、この発振回路103の出力は、2回路に分岐さ
れ、その一方が反転トランジスタ−回路104に発振周
波が導かれるように接続される。また、この反転トラン
ジスタ−回路104からの発振周波は、すでに図10の
説明で述べた同一な回路形式や常数で構成されている駆
動回路93aに導かれる。そして、駆動回路93aの中の
トランジスタ−のエッミタ−には少なくても1個以上で
発光色が異なるが、同一や近い駆動電圧特性の発光ダイ
オ−ド3aを接続する。一方、分岐された他の発振周波
の一方は、発振回路の出力端子からすでにのべた駆動回
路93aと同一な回路形式や常数で構成された駆動回路
93bに直接接合さ発振周波が与えられる。そして、ト
ランジスタ−のエッミタ−に少なくても1個以上の同一
特性の発光ダイオ−ド3bを接続する。上記したように
発光ダイオ−ドの発光制御回路を構成すると、駆動回路
に導かれる発振周波間では、位相が180度差を持ち、
発光ダイオ−ド3aと3bが発振周波数に従って交互に反
転した状態の点滅を繰り返す。このように構成すること
ですでに述べた光導路1にはこれら発光ダイオ−ドが発
光する光束を送り込む。ここで、発光ダイオ−ド3a赤
色の発光ダイオ−ド、3bを青色の発光ダイオ−ドとす
れば光導路1には赤色と青色の光束が交互に送りこまれ
る。また、発光ダイオ−ドの一方のみを点滅(フリッ
カ)動作させるときには分岐された信号の一方のみの回
路で発光ダイオ−ドを点滅させる。述上の回路は、PN
P形トランジスタについて述べたが、NPN形トランジ
スタや演算増幅器の正転端子や反転端子を用いた反転回
路でもよく、ここに述べた思想にもとずいて、種々な組
み合わせのものが構成できる。
【0039】本発明の基本的な構成は、透明な光導路1
上の発光部5や8を選択的に有色で発光させるのであ
り、さらに、透明光導路1の所望する位置に描かれた書
画を目的の色彩で発光をさせるものであるから、看板や
その類似装置の絵画の構成によって、発光ダイオ−ドの
配置位置や発光色がまちまちになる。したがって、前述
した実施例の回路のように発光ダイオ−ドを点滅させる
だけでは所望する発光効果が得られないこともある。こ
のようなことから、目的とする多彩な色を光導路1の面
上に作り出すには種々な発光色の発光ダイオ−ドを逐次
発光させることが必要になる。述上の目的にそって、逐
次発光ダイオ−ドを発光させるには、少なくても2種類
の方式が考えられる。まず、第一番目の方式は、第1番
目の発光ダイオ−ドを発光させ、この発光状態を保持し
ながら逐次順番にダイオ−ドを発光させ全体の発光ダイ
オ−ドが発光し終わったら全ダイオ−ド消灯する。第2
番目の方式は、発光ダイオ−ドを一個ずつ順番に発光さ
せるが、第1番目の発光が消灯するとき、逐次、次の発
光ダイオ−ドを発光させこの状態を繰り返す。この両者
を極端な回路変更を加えず簡便かつ安価に行える方式
が、図13に図示した回路で、逐次発光ダイオ−ドを発
光させるための第3の制御回路を示したものである。図
13に図示した回路では、上記した機能と発光ダイオ−
ドの走査状態を、もし、増加したいときには、基本回路
を変更することなく同一ICを積み足すように増設する
だけで、発光ダイオ−ドの点灯数や点滅状態が簡単に増
設できる。図13において図11や図12に示した回路
ブロックと同一の機能のものは同一番号を付番した。図
13において110はバッファ回路用ICであり、この
回路は、発振回路103の発振を安定させたり、発振回
路路からの信号をクロックパルスやリセットパルスとし
て用いるときに、各パルスのタイミングをとるための短
い時間の遅延要素を付加するための回路である。さらに
このバッファ回路に用いるIC110は、3ステ−ト状
態が得られるようなゲイト回路を内蔵するものの方がが
好ましい。このICは市販のごくありふれたICを使用
したが、看板などへの使用することを考えると4回路以
上内蔵するICを用いるのが好ましい。さらに、図13
に置いて111は、フィリプフロップであり、この回路
は、各発光ダイオ−ドを遮断する時刻を同時に行う機能
を有すものである。また、112は、ラッチ回路でこの
ラッチ回路112は、入力するトリッガ信号に対して後
端てトリッガ−が掛かる機能を持ち、発振回路で発振す
るパルスに対して1パルスだけ遅れて保持機能に入る8
ビットのラッチ回路である。したがって、ラッチ回路1
12の各ビットから出力信号を取り出せば1パルスだけ
遅れた並列信号が独立した状態で得られる。さらに、こ
のラッチ回路の各出力段をそれぞれ独立した、すでに図
10や図11に詳述した発光ダイオ−ドの駆動回路93
に接続する。
【0040】このように構成した本発明による発光ダイ
オドの第3の駆動回路は、発振回路103で所定のパル
ス巾を持った信号が作成される。当該信号は、発光ダイ
オ−ドの点灯時間を設定するための基本タイマ−とな
り、発信する信号は、直列信号を構成している。この信
号を前述したバッファ回路によって作られ、動作タイミ
ングに合わせわずか遅延させた信号パルスをラッチ回路
112のデ−タ入力端子に導き、発振回路103で発振
した1パルスに相当した遅延状態でラッチの立ち上がり
動作を行う。しかしながら、元来ラッチ回路は、入力信
号の状態を保持するだけの機能しかないので、このラッ
チ機能だけでは、発光ダイオ−ドの消灯時を設定するこ
とは、できない。そこで本発明では、さらに、消灯時を
設定するために、フィルプフロップ回路を付加し、当
該、フィルプフロップ回路111から得られた信号をラ
ッチ回路用IC112のクロックパルス信号端子CKに
導き、フィルプフロップの出力信号を用いて各発光ダイ
オ−ドの消灯時を一致させた。なを、このフィルプフロ
ップが出力する信号は、BCD並列信号であり、出力時
間は、このフィルップフロップ回路の出力端子の何れか
の出力端子を選ぶことで消灯時間を決定して、ラッチ回
路のリセット信号とする。
【0041】図14は、図10の接続による発光ダイオ
−ドが8群30から37までを逐次点滅させる時のタイム
チャ−トを図示したものである。図中2−0から2−7
はラッチ回路の出力信号であり、図中OSCは発振回路
から出力するパルスで、横軸tは時間である。また、R
ESはフィルプフロップ回路111から得られたリセッ
ト信号を意味しているが、当該リセットト信号RESを
ラッチ回路112のCK端子電気的導線で結合し、その
信号でラッチ動作をリセットした。
【0042】この発明では、発光ダイオ−ド群は、赤、
青、緑や赤、青、黄色の3原色を基本として光導路1の
側面に穴を開けたり密着したりして1列や任意列で、図
12の回路数に相当する8回路、例えば、発光ダイオ−
ド群を少なくても1駆動回路に1個用い、同色の赤、
黄、緑、赤、青、赤、青、緑で配列し逐次発光ダイオ−
ドを駆動する。そして、前記、それぞれが独立した駆動
回路0番から7番の回路によって図11に示したタイム
チャ−トによって得られた信号、2−0から1−7によ
って発光ダイオ−ドを駆動することで光導路面に多彩な
色彩の書画を発光させた。実験によれば、池の中に咲い
ている赤色の蓮の花を赤く光らせたり、黒い色に変化さ
せて目視できない状態にしたり、水の色を強い青に光ら
せたり、目視しずらくしたり、木々の葉の色を緑や黄緑
で点滅させたり同一面上に多彩な書画の点滅像や走査発
光を構成することができた。本発明によって構成された
透過形表示装置は、点滅動作が不得意な蛍光灯による従
来形のサイドライト方式では到底構成不可能な絵柄が得
られるものである。また、この絵柄をネオン灯で構成す
るには、画素の模様が小さすぎ、さらに、種々な色彩の
超小型なネオン灯を用いなければならないので高価にな
るし、この発明で構成できるほど多彩なネオン灯は現存
しない。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によって得ら
れる透過形表示装置では、光導路が透明であることから
多層構造にして、それぞれの発色光の異なる発光ダイオ
−ドを各層に配置して、その発光を重ね合わせたりすれ
ば種々な色合いの絵柄が簡単に構成できる。また、避難
灯やトイレの標識のように表面や裏面のいづれの面から
も発光状態を確認できなければいけない用途でも、1枚
の光導路で簡単に表示面の書画が透過像として構成で
き、この像は、表裏面のいすれからも目視できることは
もとより、非常に小さな電力で表示装置が構成できるの
で多大な省電力効果がある。さらに、トイレの案内板の
男女の赤と青の絵柄を1枚板で構成された表示板の同一
面上に青色と赤色の2色で交互に発光させれば、動的な
表示となり、これらの発光像は、表裏面から良く目視で
き非常に人目を引きやすいので、従来あまり機能してい
ない不評なこの種看板が、非常に良くその機能を発揮す
る効果がある。看板の文字を種々な色彩で構成して、か
つ、非自己刺激性色材や自己刺激性色材を文字毎に選択
して用いれば、発光ダイオ−ドの発光状態や色彩によっ
て目視できる文字と目視できない文字が弁別でき全く新
規な表示装置も得られる。例えば、一枚板で構成した光
導路であっても、人形やトナカイなどの絵柄の中で、目
だけを赤色に点滅させたり、強調したい所を逐次発光さ
せるなどの新規な表示板も得られる効果もある。また、
この発光は、直接光でなく一種の散乱光であるから目に
優しく明度の良い表示装置が得られる。さらに、透明体
を光導路に用いているので、発光部を面の中央部に設け
ると、絵柄や文字があたかも透明空間に浮き出たような
種々な色彩の書画が構成できるばかりでなく、光導路が
薄い板であっても、光が良く通るので光導体の全面に発
光部を構成すれば薄形で軽量な透過形表示装置が得られ
る。発光ダイオ−ドを光源としてその光束を透明体板中
に導き凹凸面を発光させると、溝が発光ダイオ−ドの発
光色に輝き、色材部分は、自己刺激性色剤では如何なる
色の発光ダイオ−ド発光に対しても概ね色剤の光色に近
い明るい静かな発光を行うこと、また、非自己刺激性色
剤では色剤の固有色とほぼ発光ダイオ−ドの色調が近い
と色剤の色調に近い色調で発光するから、この現象を有
効に利用すれば色弁別が容易に行える効果もある。さら
に、発光ダイオ−ドは、任意な速度で点滅できるので、
蛍光灯を光源に用いた表示装置に比べて点滅動作に優れ
ているいることと、発光ダイオ−ドは、ネオン灯に比べ
輝度は劣るもののネオン灯以上に種々な発光色を持った
り混色が容易に得られるため従来にない表示装置が得ら
れる効果もある。さらに、光結合を利用して光導路を脱
着可能とすれば、チエン店の中の商店名や季節感によっ
て看板を変えたいときに、簡単な板のみを変更すればよ
いので、従来の看板では構成できない新規な看板が得れ
る効果も有する。また、光導路は、発光ダイオ−ドの配
置を工夫すれば四角形にこだわることなく種々な形状の
ものを用いることもでき美観にあふれた表示装置が得ら
れる。さらに、光導路を多層構造にすれば、上記色選択
性に加え、光干渉効果も生じ多彩な発色効果を出現でき
るなど種々な効果を有する透過形表示装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)第1の実施例の断面図。 (ロ)第1の実施例の正面図。
【図2】(イ)発光部を構成する溝の斜視図。 (ロ)溝の説明図。
【図3】第3の実施例の正面図。
【図4】発光ダイオ−ドの配置例図。
【図5】(イ)ダイオ−ドの配置例の断面図。 (ロ)ダイオ−ドの配置例の正面図。
【図6】第2の実施例の正面図。
【図7】(イ)第3の実施例の側断面図。 (ロ)第3の実施例の正面図。
【図8】(イ)第4の実施例の側断面図。 (ロ)第4の実施例(イ)の変形例の斜視図。
【図9】第5の実施例の正面図。
【図10】電気回路図1。
【図11】電気回路図2。
【図12】電気回路図3。
【図13】図12による動作のタイムチャ−ト。
【図14】(イ)第1の従来例の正面図。 (ロ)第1の従来例の断面図。
【図15】(イ)第2の従来例の正面図。 (ロ)第2の従来例の断面図。
【符号の説明】
1、1’、1’’、1’’、13、21、31、3
1’、31’’、73光導路。 2、2’、2’’ 孔。 3、3’、30、37、3a、3b、d1、d2、d3、 d4、・・・d5、143、143’ 発光ダイオ−ド。 D1、D2、D3、D4 発光ダイオ−ド群。 4 発光ダイオ−ドのリ−ド線。 5、8、F1、F2、F3、F4、F5、F6、S1、S2、・・
・S3 発光部。 4 ダイオ−ドのリ−ド線。 6、134、144 パネル面や表示面。 7 134、139 枠体。 9 カバ−レイ。 11 切り込み。 12 空隙。 13 カバ−レイ。 25 凸部。 26 凹部。 25a 凹凸面。 80、81’ 支柱。 81、81’ 筒。 82、82’ 穴。 84 基台。 72 溝。 93、93a、b 駆動回路。 98 プリント基板。 101 発振回路。 102 フィルタ−。 103 トランジスタ回路。 104 反転トランジスタ回路。 110 バッファ回路。 111 フィルップフロップ回路。 112 ラッチ回路。 2−0 ラッチ出力 0桁。 2−1 ラッチ出力 1桁。 2−2 ラッチ出力 2桁。 2−3 ラッチ出力 3桁。 2−4 ラッチ出力 4桁。 2−5 ラッチ出力 5桁。 2−6 ラッチ出力 6桁。 2−7 ラッチ出力 7桁。 A 発光束。 ABCDEF 文字列や絵柄。 B 光の重なり部分。 BCD 信号の形式 IC 集積回路。 UV 紫外線。 LED 発光ダイオ−ド。 mcd ミリキャンデラ、光量の単位。 NPN,PNP トランジスタの種類。 nm ナノメ−タ、寸法の単位。 OSC 発振周波。 P 溝の間隔、ピッチ。 w、W 巾。 θ 角度。 ◎、○、△、− 実験結果の判定記号。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間欠的や連続的に少なくても1個以上の
    発光ダイオ−ドの発光を書画の色彩に適合させて発光さ
    せるための電源部と、発光ダイオ−ドの光束が正面や裏
    面で囲まれた層間を走行する透明あるいは半透明の少な
    くても1枚以上の板形光導路とを有し、前記発光ダイオ
    −ドを当該光導路端に配置すると共に、光導路の表面あ
    るいは裏面には色材を固着した凸部や物理的な凹凸面で
    構成した書画による発光部を構成すると共に、当該発光
    部を発光ダイオ−ドの発光色に従って、面状や線状や点
    状に種々な色彩に輝かしめたことを特長とした透過形表
    示装置。
  2. 【請求項2】 発光ダイオ−ドを光導路側面に構成した
    穴に挿入したり、光導路の側面に密着や狭接して配置す
    ることで光導路面に構成した発光部となる書画を発光ダ
    イオ−ドの発光色に従って面状や線状や点状に種々な色
    彩で選択的に同一表示面で輝かしめたを特長とした特許
    請求項1記載の透過形表示装置。
  3. 【請求項3】 切り溝を有する第1の光導路と、当該光
    導路の側面に発光ダイオ−ドを配置する。また、少なく
    ても1枚以上の光導路で構成され、かつ当該光導部面に
    発光部を持つ第2の板状光導路とからなり、第1の光導
    路と第2の光導路を光結合して、第2の光導路を脱着可
    能としたことを特長とした特許請求項1記載の透過形表
    示装置。
  4. 【請求項4】 光導部の表面や裏面のいずれかの面を深
    彫りすると共に、当該深彫り部分に色材を固着して書画
    を輝かせたことを特長とした請求項1記載の透過形表示
    装置。
  5. 【請求項5】 発光部に自己刺激性色材と非自己刺激性
    色材とを混在させたことを特長とした特許請求項1記載
    の透過形表示装置。
  6. 【請求項6】 発光部をレ−ザ−加工による溝で構成し
    たことを特長とした特許請求項1、2記載の透過形表示
    装置。
  7. 【請求項7】 発光部を機械加工による溝で構成し、か
    つ、発光ダイオ−ドの光に選択的に感応する色材を埋め
    込んだことを特長とした特許請求項1、2記載の透過形
    表示装置。
  8. 【請求項8】 光導部を独立した少なくても2枚以上の
    積層形多数板で構成し、当該それぞれの板にそれぞれ発
    光ダイオ−ドを取り付け、当該、発光ダイオ−ドを単独
    或いは1度に発光できるように構成したことを特長とし
    た請求項1、2、3記載の透過形表示装置。
  9. 【請求項9】 光導路を回転自在に構成し光導路面に発
    光部を構成したことを特長とした請求項1、2記載の透
    過形表示装置。
JP10306428A 1998-10-14 1998-10-14 透過形表示装置 Pending JPH11344944A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10306428A JPH11344944A (ja) 1998-10-14 1998-10-14 透過形表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10306428A JPH11344944A (ja) 1998-10-14 1998-10-14 透過形表示装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10188028A Division JPH11344943A (ja) 1998-05-29 1998-05-29 透過形表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11344944A true JPH11344944A (ja) 1999-12-14

Family

ID=17956907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10306428A Pending JPH11344944A (ja) 1998-10-14 1998-10-14 透過形表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11344944A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002076870A1 (fr) * 2001-03-15 2002-10-03 Fujitec Co., Ltd. Unite d'affichage d'ascenseur
WO2002093535A1 (fr) * 2001-05-14 2002-11-21 Nichia Corporation Dispositif electroluminescent et dispositif d'affichage de vehicule
WO2009041572A1 (ja) * 2007-09-28 2009-04-02 Alps Electric Co., Ltd. 面状導光体およびこれを備えた表示装置
CN103440832A (zh) * 2013-09-06 2013-12-11 三电有限公司 Led发光道路指示牌

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002076870A1 (fr) * 2001-03-15 2002-10-03 Fujitec Co., Ltd. Unite d'affichage d'ascenseur
WO2002093535A1 (fr) * 2001-05-14 2002-11-21 Nichia Corporation Dispositif electroluminescent et dispositif d'affichage de vehicule
US6820991B2 (en) 2001-05-14 2004-11-23 Nichia Corporation Light emitting device and vehicle display device
WO2009041572A1 (ja) * 2007-09-28 2009-04-02 Alps Electric Co., Ltd. 面状導光体およびこれを備えた表示装置
CN103440832A (zh) * 2013-09-06 2013-12-11 三电有限公司 Led发光道路指示牌

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR200164723Y1 (ko) 조명간판
US8002455B2 (en) Light-emitting panel
KR100787552B1 (ko) 직시형 컬러 발광 프레임을 갖는 광고용 싸인보드
US20090168458A1 (en) Light-emitting panel and luminaire having same
KR20080079359A (ko) 광고 와 인테리어 간접조명 표시매체
US20040120140A1 (en) Illuminated graphics using fluorescing materials
WO2003015062A1 (en) Advertisement lighting and interior display
CN109285477A (zh) 一种隐形立体发光标识
JP2007101847A (ja) 表示装置
JP2007285934A (ja) 欠陥検査用ライトテーブル
JPH11344944A (ja) 透過形表示装置
JPH1185075A (ja) 表示装置
WO2007088621A1 (ja) イルミネーション装置
JP2004361628A (ja) 電飾看板
US7661840B1 (en) Lighting device with illuminated front panel
US20040070964A1 (en) Automobile instrument panel lighting fixture
KR100338715B1 (ko) 투명 아크릴 플라스틱 판의 조각면을 이용하여 다양한조명을 연출하는 조명 간판 및 등갓 조명 스탠드
JPH096260A (ja) 表示装置
JP2003050555A (ja) 屋外用看板装置
KR19980074066A (ko) 조명 간판
KR20100041723A (ko) 광고 와 인테리어 간접조명 표시매체
JP2009265467A (ja) 内照表示装置
CN201032614Y (zh) 具有多色彩光源的输入装置
CN202512826U (zh) 发光式奖牌复制件
CN216591190U (zh) 一种线性照明灯具