JPH1134452A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH1134452A
JPH1134452A JP21021197A JP21021197A JPH1134452A JP H1134452 A JPH1134452 A JP H1134452A JP 21021197 A JP21021197 A JP 21021197A JP 21021197 A JP21021197 A JP 21021197A JP H1134452 A JPH1134452 A JP H1134452A
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JP
Japan
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print head
ink ribbon
tape
platen roller
platen
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JP21021197A
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English (en)
Inventor
Yuichi Kojima
裕一 小嶋
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication of JPH1134452A publication Critical patent/JPH1134452A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクリボンが引っかかったりせずに、簡単
かつ良好にインクリボンをセットできるようにする。 【解決手段】 印字ヘッド2とプラテンローラ4との間
のインクリボン13および被印刷テープ12の挿入口1
4側におけるヘッドホルダ3の上部先端に、インクリボ
ン13および被印刷テープ12をガイドする案内部材3
0をトーションばね31によって取り付けた。したがっ
て、インクリボン13および被印刷テープ12をセット
する際に、インクリボン13および被印刷テープ12が
印字ヘッド2やヘッドホルダ3などに当接しないよう
に、案内部材30によってインクリボン13および被印
刷テープ12を案内して印字ヘッド2とプラテンローラ
4との間に挿入することができ、これにより簡単かつ良
好にインクリボン13および被印刷テープ12をセット
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は印刷装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷装置には、印字ヘッドとプラ
テンローラとを相対的に圧接離間可能に設け、印字ヘッ
ドとプラテンローラとの間にインクリボンと被印刷テー
プなどの被印刷媒体とを重ね合わせて挾み付け、この状
態でインクリボンおよび被印刷媒体を搬送機構によって
搬送しながら、印字ヘッドを印字情報に応じて駆動して
発熱させることにより、インクリボンのインクを被印刷
媒体に転写する熱転写タイプのものがある。この場合、
インクリボンは、装置本体のカセット装着部に着脱自在
に装着されるカセットケース内に収納され、その一部が
外部に露出し、この露出した部分が印字ヘッドとプラテ
ンローラとの間に配置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな印刷装置では、カセット装着部にカセットケースを
装着する際に、インクリボンが印字ヘッドまたはプラテ
ンローラに引っかかってしまうことがある。このような
場合には、インクリボンがカセットケース内から引き出
されてしまい、このままの状態で印刷処理を行うと、イ
ンクリボンが搬送機構に絡み付いて、ジャムリが発生す
るという問題がある。特に、カセットケースを装着する
際に、インクリボンが、印字ヘッドを支持するヘッドホ
ルダまたはプラテンローラを支持するプラテン支持部な
どのシャーシに引っかかると、インクリボンが切断され
てしまうことがあるという問題もある。
【0004】この発明の課題は、インクリボンが引っか
かったりせずに、簡単かつ良好にインクリボンをセット
できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、印字ヘッド
またはプラテンの少なくとも一方の一端が装置本体に設
けられ、印字ヘッドとプラテンとがこれらの間に挿入さ
れるインクリボンを介して相対的に圧接離間可能に設け
られた印刷装置において、印字ヘッドとプラテンとの間
のインクリボンの挿入口側に、インクリボンが印字ヘッ
ドまたはプラテンもしくは装置本体のいずれかに当接す
るのを防ぐように、インクリボンをガイドする案内手段
を設けたことを特徴する。したがって、この発明によれ
ば、インクリボンをセットする際に、インクリボンが印
字ヘッドまたはプラテンもしくは装置本体のいずれかに
当接しないように、案内手段によってインクリボンを案
内して印字ヘッドとプラテンとの間に挿入するので、イ
ンクリボンが引っかかったりせず、簡単かつ良好にイン
クリボンをセットすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]以下、図1〜図3を参照して、この発
明の印刷装置の第1実施形態について説明する。図1は
印刷装置の要部を示した斜視図、図2はそのA−A断面
図である。この印刷装置は、カラー印刷ができるもので
あり、装置本体内に組み込まれるシャーシ1を備えてい
る。このシャーシ1上には、印字ヘッド2がヘッドホル
ダ3によって起立した状態で設けられているとともに、
この印字ヘッド2に対向してプラテンローラ4がプラテ
ン支持機構5によって起立した状態で保持されている。
すなわち、印字ヘッド2は、シャーシ1上に下端部が固
定されて立設されたヘッドホルダ3に取り付けられてい
る。プラテン支持機構5は、シャーシ1上に支持軸7の
下端部が固定され、かつこの支持軸7の上端部がシャー
シ1に設けられたプラテン取付部6に固定され、この状
態で支持軸7がシャーシ1上に立設され、この支持軸7
に「コ」字状の支持部材8が回動自在に取り付けられ、
この支持部材8にプラテンローラ4が起立した状態で回
転自在に取り付けられ、プラテンローラ4が取り付けら
れた支持部材8が支持軸7を中心に回動することによ
り、プラテンローラ4が印字ヘッド2に接近離間するよ
うに構成されている。この場合、支持部材8とプラテン
取付部6との間には、支持部材8を押圧してプラテンロ
ーラ4を印字ヘッド2に圧接させるように付勢するコイ
ルばね9が設けられている。
【0007】また、シャーシ1上には、図示しないカセ
ットケースが着脱自在に装着するテープ供給軸10およ
びリボン巻取軸11が回転自在に立設されている。カセ
ットケースは、その内部に図2に示す被印刷テープ12
を供給するテープ供給リール、インクリボン13を供給
するリボン供給リール、およびインクリボン13を巻き
取るリボン巻取リールが設けられ、テープ供給リールが
テープ供給軸10に挿入し、かつリボン巻取リールがリ
ボン巻取軸11に挿入して装置本体に装着される際に、
テープ供給リールから繰り出された被印刷テープ12
と、リボン供給リールから繰り出されたインクリボン1
3とが重なり合った状態で、印字ヘッド2とプラテンロ
ーラ4との間に上方から挿入して配置される。この場
合、印字ヘッド2とプラテンローラ4との間の上部側
は、被印刷テープ12およびインクリボン13が挿入す
る挿入口14になっている。また、インクリボン13
は、カラーインクテープであり、所定長さごとにイエロ
ー、マゼンダ、シアン、透明なラミネートなどのカラー
インク部が順次連続して設けられた構成になっている。
なお、テープ供給リールから繰り出されて印刷された被
印刷テープ12は、テープ排出口から装置本体の外部に
送り出される。また、リボン供給リールから繰り出され
たインクリボン13は、カセットケース内のリボン巻取
リールに巻き取られる。
【0008】さらに、シャーシ1上には、図1に示すよ
うに、プラテンローラ4、テープ供給軸10、およびリ
ボン巻取軸11を駆動する印刷用駆動機構15が設けら
れている。この印刷用駆動機構15は、モータ16と、
このモータ16の回転を減速する減速歯車列17と、こ
の減速歯車列17で減速されたモータ16の正回転をプ
ラテンローラ4に伝達するローラ伝達歯車列18と、プ
ラテンローラ4に伝達される回転をリボン巻取軸11に
伝達するリボン巻取伝達歯車列19と、減速歯車列17
で減速されたモータ16の逆回転をテープ供給軸10に
伝達するテープ巻戻伝達歯車列20とからなっている。
この場合、ローラ伝達歯車列18は、減速歯車列17で
減速されたモータ16の正回転のみを伝達し、モータ1
6の逆回転のときに空転するクラッチ歯車18aを備え
ている。また、テープ巻戻伝達歯車列20は、減速歯車
列17で減速された回転が伝達されて回転する歯車20
aに遊星歯車20bが設けられ、この遊星歯車20bが
モータ16の逆回転のときにテープ供給軸10の歯車2
0cに噛み合ってモータ16の逆回転を伝達し、モータ
16の正回転のときに遊星歯車20bがテープ供給軸1
0の歯車20cから離間して空転するように構成されて
いる。
【0009】一方、印字ヘッド2およびプラテンローラ
4の近傍におけるテープ排出側のシャーシ1には、図1
に示すように、被印刷テープ12を切断するカッタ装置
21が設けられている。このカッタ装置21は、シャー
シ1に下端部が固定されて被印刷テープ12の通路縁に
ほぼ垂直に起立した固定刃22と、この固定刃22の下
端部にカシメピン22aによって回転自在に取り付けら
れた可動刃23とからなっている。このカッタ装置21
は、可動刃23の下部から後方に延出されたカッタアー
ム24の先端に取り付けられたピン24aがカム部材2
5の外周面に形成されたほぼ螺旋状のカム溝25a内に
移動可能に挿入され、カム部材25の回転に応じてカッ
タアーム24のピン24aがカム溝25a内を移動する
ことにより、カッタアーム24が上下方向に移動して、
可動刃23が固定刃22に接近離間するように回動し、
印刷された被印刷テープ12を切断するように構成され
ている。この場合、カム部材25は、図示しないモータ
によって回転し、プラテンローラ4の圧接離間動作、お
よびカッタ装置21の切断動作を制御するものであり、
円柱状に形成されている。このカム部材25の上端面に
は、プラテンローラ4を印字ヘッド2に対して圧接離間
させるほぼ渦巻状のカム溝(図示せず)が形成されてお
り、外周面には上述したようにカッタ装置21の可動刃
22を回動させるほぼ螺旋状のカム溝25aが形成され
ている。
【0010】ところで、印字ヘッド2は、図2に示すよ
うに、上下方向に多数の発熱素子を配列してなる発熱部
を有するヘッド本体26と、このヘッド本体26がプラ
テンローラ4に対向して設けられるアルミニウム製の放
熱板27とからなり、この放熱板27の背面に設けられ
た突起部27aがピン28によってヘッドホルダ3の取
付部3aに回動可能に取り付けられ、これによりピン2
8を中心に上下方向に回動するように構成されている。
また、印字ヘッド2の上方に位置するヘッドホルダ3の
上部先端には、インクリボン13および被印刷テープ1
2をガイドする案内部材30がトーションばね31によ
って取り付けられている。この案内部材30は、図1お
よび図2に示すように、ほぼ半円形の樋状に形成され、
その外周面が円弧状をなし印字ヘッド2の発熱面よりも
プラテンローラ4側に少し突出している。また、この案
内部材30は、図3に示すように、装置本体に回動自在
に取り付けられた開閉蓋32がカセットケースおよび印
字ヘッド2とプラテンローラ4との間の挿入口14を開
閉自在に覆って閉じた際に、開閉蓋32の下面が当接し
てトーションばね31のばね力に抗して押し下げられ
る。このとき、装置本体に設けられた図示しない係止部
材によって開閉蓋32は閉位置に係止される。開閉蓋3
2が係止部材によって閉位置に係止されているとき、案
内部材30は、トーションばね31のばね力によって開
閉蓋32を押し上げる方向に付勢する状態となる。そし
て、案内部材30は、係止部材による開閉蓋32の係止
が解除されることによって、トーションばね31のばね
力により開閉蓋32を開き、図2に示す初期状態に戻る
ように構成されている。
【0011】このような印刷装置では、図3に示すよう
に、開閉蓋32が閉じられていると、開閉蓋32の下面
が案内部材30に当接し、この案内部材30がトーショ
ンばね31のばね力によって開閉蓋32を押し上げるよ
うに付勢しているので、開閉蓋32を開けて装置本体内
にカセットケースを装着する際、開閉蓋32を容易に開
けることができる。また、この印刷装置では、図2に示
すように、開閉蓋32が開かれると、案内部材30がト
ーションばね31のばね力によって初期位置に戻り、案
内部材30の外周面が円弧状に形成され、かつこの円弧
状の外周面が印字ヘッド2の発熱面よりもプラテンロー
ラ4側に少し突出して配置されているため、カセットケ
ースを装置本体に装着してインクリボン13および被印
刷テープ12を印字ヘッド2とプラテンローラ4との間
に挿入する際、案内部材30によってインクリボン13
および被印刷テープ12を良好にガイドすることがで
き、このためインクリボン13および被印刷テープ12
が、印字ヘッド2やヘッドホルダ3などに当接して引っ
かかったりすることがなく、簡単で確実かつ良好にイン
クリボン13および被印刷テープ12を印字ヘッド2と
プラテンローラ4との間にセットすることができる。
【0012】このようにカセットケースが装着された印
刷装置は、印刷可能な状態となる。この状態で印刷を開
始すると、まず、カム部材25が図示しないモータによ
って回転し、プラテン支持機構5の支持軸7を中心に支
持部材8を回動させてプラテンローラ4を印字ヘッド2
に向けて移動させ、これらの間にインクリボン13およ
び被印刷テープ12を介して圧接させる。この後、印刷
用駆動機構15のモータ16が正回転し、この回転が、
減速歯車列17およびローラ伝達歯車列18を介してプ
ラテンローラ4に伝達されるとともに、リボン巻取伝達
歯車列19を介してリボン巻取軸11に伝達される。こ
れにより、プラテンローラ4が回転してインクリボン1
3および被印刷テープ12を搬送するとともに、リボン
巻取軸11が回転してインクリボン13を巻き取る。こ
れと同時に、印字ヘッド2が印字情報に応じて駆動され
て発熱素子が発熱し、インクリボン13のインクを被印
刷テープ12に順次転写する。
【0013】このようにして、例えばインクリボン13
のイエローのカラーインク部の印刷が終了すると、ま
ず、印刷用駆動機構15のモータ16が停止し、カム部
材25が図示しないモータによって回転し、プラテン支
持機構5の支持部材8を回動させてプラテンローラ4を
印字ヘッド2から離間させる。この後、印刷用駆動機構
15のモータ16が逆回転し、この回転が減速歯車列1
7およびテープ巻戻伝達歯車列20を介してテープ供給
軸10に伝達される。これにより、テープ供給軸10が
回転して被印刷テープ12のみを印刷した分だけ巻き戻
す。この後は、上記動作を繰り返し、次のカラーインク
部、例えばマゼンダを印刷する。そして、透明なラミネ
ートまで印刷した後は、カム部材25を図示しないモー
タによって回転させて、カッタ装置21の可動刃22を
回転させ、カラー印刷された被印刷テープ12を切断す
る。このように、この印刷装置では、カセットケースの
装着時にインクリボン13および被印刷テープ12が案
内部材30によってガイドされるので、インクリボン1
3および被印刷テープ12が印字ヘッド2やヘッドホル
ダ3などに引っかかったりして、カセットケースから引
き出されることがないため、印刷時にジャムリが発生す
ることがなく、良好にカラー印刷ができる。
【0014】[第2実施形態]次に、図4および図5を
参照して、この発明の印刷装置の第2実施形態について
説明する。なお、図1〜図3に示された第1実施形態と
同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。こ
の印刷装置は、案内手段が異なる以外は第1実施形態と
同じ構成になっている。すなわち、この案内手段は、ヘ
ッドホルダ3の上部先端に一体に形成されたほぼ半円柱
状の案内部35と、ヘッドホルダ3の上端面上にトーシ
ョンばね36によって取り付けられた案内板37とから
なっている。案内部35は、円弧面がプラテンローラ4
側に向けて設けられ、その上端がヘッドホルダ3の上端
面と面一状態をなし、下端がヘッドホルダ3の上部から
下側に突出して印字ヘッド2の上端部に接近し、かつ円
弧状の外周面が印字ヘッド2の発熱面よりもプラテンロ
ーラ4側に少し突出した構成になっている。また、案内
板37は、図5に示すように、開閉蓋32が閉じた際
に、開閉蓋32の下面が当接してトーションばね36の
ばね力に抗して押し下げられ、これによりほぼ水平な状
態になるとともに、トーションばね36のばね力によっ
て図4に示すように開閉蓋32を押し上げる方向に付勢
され、開閉蓋32が開いたときに、同図に示すように右
端部が下側に移動して案内部35に接近した状態で斜め
に傾斜する初期状態に戻るように構成されている。
【0016】このような印刷装置においても、図5に示
すように、開閉蓋32が閉じられていると、開閉蓋32
の下面が案内板37に当接し、この案内板37がトーシ
ョンばね36のばね力によって開閉蓋32を押し上げる
ように付勢しているので、開閉蓋32を開いて装置本体
内にカセットケースを装着する際、開閉蓋32を容易に
開くことができる。また、この印刷装置では、図4に示
すように、開閉蓋32が開かれると、案内板37がトー
ションばね36のばね力によって回動して右端部が案内
部35に接近した状態で斜めに傾斜する初期位置に戻る
ので、カセットケースを装着してインクリボン13およ
び被印刷テープ12を印字ヘッド2とプラテンローラ4
との間に挿入する際、案内板37によってインクリボン
13および被印刷テープ12を案内部35に良好にガイ
ドすることができ、しかも案内部35の外周面が円弧面
に形成され、かつこの円弧面が印字ヘッド2の発熱面よ
りもプラテンローラ4側に少し突出しているので、イン
クリボン13および被印刷テープ12が印字ヘッド2や
ヘッドホルダ3などに当接することがなく、円滑にかつ
良好に印字ヘッド2とプラテンローラ4との間にガイド
することができ、これにより簡単で確実かつ良好にイン
クリボン13および被印刷テープ12をセットすること
ができ、印刷時におけるジャムリの発生を防ぐことがで
きる。
【0017】[第3実施形態]次に、図6を参照して、
この発明の印刷装置の第3実施形態について説明する。
この場合にも、図1〜図3に示された第1実施形態と同
一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。この
印刷装置では、案内部材40の取付位置が異なる以外は
第1実施形態と同じ構成になっている。すなわち、この
案内部材40は、プラテンローラ4およびプラテン支持
機構5の上側に位置するシャーシ1のプラテン取付部6
の先端部にトーションばね41によって取り付けられて
いる。この案内部材40は、第1実施形態と同様、ほぼ
半円形の樋状に形成され、その外周面が円弧状をなしプ
ラテンローラ4よりも印字ヘッド2側に少し突出した状
態で取り付けられている。また、この案内部材40は、
開閉蓋32が閉じた際に、開閉蓋32が当接してトーシ
ョンばね41のばね力に抗して押し下げられる。このと
き、装置本体に設けられた図示しない係止部材によって
開閉蓋32は閉位置に係止される。開閉蓋32が係止部
材によって閉位置に係止されているとき、案内部材40
は、トーションばね41のばね力によって開閉蓋32を
押し上げる方向に付勢する状態となる。そして、案内部
材40は、係止部材による開閉蓋32の係止が解除され
ることによって、トーションばね41のばね力により開
閉蓋32を開き、図6に示す初期状態に戻るように構成
されている。
【0018】このような印刷装置においても、開閉蓋3
2が閉じられている際には、開閉蓋32の下面が案内部
材40に当接し、この案内部材40がトーションばね4
1のばね力によって開閉蓋32を押し上げるように付勢
しているので、開閉蓋32を開けて装置本体内にカセッ
トケースを装着する際、開閉蓋32を容易に開けること
ができる。また、この印刷装置では、図6に示すよう
に、開閉蓋32が開かれると、案内部材40がトーショ
ンばね41のばね力によって初期位置に戻り、案内部材
40の外周面が円弧状に形成され、かつこの円弧状の外
周面がプラテンローラ4よりも印字ヘッド2側に少し突
出しているので、カセットケースを装置本体に装着して
インクリボン13および被印刷テープ12を印字ヘッド
2とプラテンローラ4との間に挿入する際、案内部材4
0によってインクリボン13および被印刷テープ12を
円滑にガイドすることができ、これによりインクリボン
13および被印刷テープ12が、プラテンローラ4やシ
ャーシ1のプラテン取付部6などに当接して引っかかっ
たりすることがなく、簡単で確実かつ良好にインクリボ
ン13および被印刷テープ12を印字ヘッド2とプラテ
ンローラ4との間にセットすることができ、印刷時にお
けるジャムリの発生を防ぐことができる。
【0019】[第4実施形態]次に、図7を参照して、
この発明の印刷装置の第4実施形態について説明する。
この場合にも、図1〜図3に示された第1実施形態と同
一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。この
印刷装置では、案内手段が異なる以外は第1実施形態と
同じ構成になっている。すなわち、この案内手段は、印
字ヘッド2の上方に位置するヘッドホルダ3の上部先端
にトーションばね46によって取り付けられた第1案内
部材45と、プラテンローラ4およびプラテン支持機構
5の上側に位置するシャーシ1のプラテン取付部6の先
端部にトーションばね48によって取り付けられた第2
案内部材47とからなっている。この場合、第1案内部
材45は第1実施形態とまったく同じ構成になってお
り、また第2案内部材47は第3実施形態とまったく同
じ構成になっている。
【0020】このような印刷装置では、開閉蓋32が閉
じられていると、開閉蓋32の下面が第1、第2案内部
材45、47に当接し、各案内部材45、47がそれぞ
れトーションばね46、48のばね力によって開閉蓋3
2を押し上げるように付勢しているので、開閉蓋32を
開けて装置本体内にカセットケースを装着する際、第
1、第3実施形態のものよりも、より一層、開閉蓋32
をより確実にしかも容易に開けることができる。また、
この印刷装置では、図7に示すように、開閉蓋32が開
かれると、第1、第2案内部材45、47がそれぞれト
ーションばね46、48のばね力によって初期位置に戻
り、第1案内部材45の円弧状の外周面が印字ヘッド2
の発熱面よりもプラテンローラ4側に少し突出し、かつ
第2案内部材47の円弧状の外周面がプラテンローラ4
よりも印字ヘッド2側に少し突出しているので、カセッ
トケースを装置本体に装着してインクリボン13および
被印刷テープ12を印字ヘッド2とプラテンローラ4と
の間に挿入する際、第1、第2案内部材45、47によ
ってインクリボン13および被印刷テープ12をより一
層良好にガイドすることができ、これによりインクリボ
ン13および被印刷テープ12が、印字ヘッド2やプラ
テンローラ4、またはヘッドホルダ3やシャーシ1のプ
ラテン取付部6などに当接して引っかかったりするのを
確実に防ぐことができ、より一層、簡単で確実かつ良好
にインクリボン13および被印刷テープ12を印字ヘッ
ド2とプラテンローラ4との間にセットすることがで
き、印刷時におけるジャムリの発生を防ぐことができ
る。
【0021】[第5実施形態]次に、図8を参照して、
この発明の印刷装置の第5実施形態について説明する。
この場合にも、図1〜図3に示された第1実施形態と同
一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。この
印刷装置では、案内手段が異なる以外は第1実施形態と
同じ構成になっている。すなわち、この案内手段は、印
字ヘッド2の上方に位置するヘッドホルダ3の上部先端
に一体に形成された第1案内部50と、プラテンローラ
4およびプラテン支持機構5の上側に位置するシャーシ
1のプラテン取付部6の先端部に一体に形成された第2
案内部51とからなっている。この場合、第1案内部5
0は第2実施形態の案内部35と同様、ほぼ半円柱状を
なし、その円弧面がプラテンローラ4側に向けて設けら
れ、その上端がヘッドホルダ3の上端面と面一状態をな
し、下端がヘッドホルダ3の上部から下側に突出して印
字ヘッド2の上端部に接近し、かつ円弧状の外周面が印
字ヘッド2の発熱面よりもプラテンローラ4側に少し突
出した構造になっている。また、第2案内部51は、第
1案内部50と同様、ほぼ半円柱状をなし、その円弧面
が印字ヘッド2側に向けて設けられ、その上端がプラテ
ン取付部6の上端面と面一状態をなし、下端がプラテン
取付部6の上部から下側に突出してプラテンローラ4の
上端部に接近し、かつ円弧状の外周面がプラテンローラ
4よりも印字ヘッド2側に少し突出した構造になってい
る。
【0022】このような印刷装置では、第1案内部50
の円弧状の外周面が印字ヘッド2の発熱面よりもプラテ
ンローラ4側に少し突出し、かつ第2案内部51の円弧
状の外周面がプラテンローラ4よりも印字ヘッド2側に
少し突出しているので、カセットケースを装置本体に装
着してインクリボン13および被印刷テープ12を印字
ヘッド2とプラテンローラ4との間に挿入する際、第
1、第2案内部50、51によってインクリボン13お
よび被印刷テープ12を第4実施形態と同様、良好にガ
イドすることができ、これによりインクリボン13およ
び被印刷テープ12が、印字ヘッド2やプラテンローラ
4、またはヘッドホルダ3やシャーシ1のプラテン取付
部6などに当接して引っかかったりするのを確実に防ぐ
ことができ、このため簡単で確実かつ良好にインクリボ
ン13および被印刷テープ12を印字ヘッド2とプラテ
ンローラ4との間にセットすることができ、印刷時にお
けるジャムリの発生を防ぐことができる。
【0023】[第6実施形態]次に、図9を参照して、
この発明の印刷装置の第6実施形態について説明する。
この場合にも、図1〜図3に示された第1実施形態と同
一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。この
印刷装置では、案内手段および印字ヘッド2の取付状態
が異なる以外は第1実施形態と同じ構成になっている。
すなわち、この案内手段は、印字ヘッド2の上端部に案
内板55をトーションばね56によって取り付けた構成
になっている。この場合、印字ヘッド2の一端はヘッド
ホルダ3に固定されており、この印字ヘッド2の放熱板
27の上端部にトーションばね56が設けられている。
このトーションばね56には、案内板55が斜めに傾斜
するように付勢した状態で取り付けられている。案内板
55は、開閉蓋32が閉じられた際に、開閉蓋32の下
面が当接してトーションばね56のばね力に抗して押し
下げられ、これによりほぼ水平な状態になる。このと
き、装置本体に設けられた図示しない係止部材によって
開閉蓋32は閉位置に係止される。そして、開閉蓋32
が係止部材によって閉位置に係止されとているとき、案
内部材55は、トーションばね56のばね力によって開
閉蓋32を押し上げる方向に付勢する状態となる。ま
た、この案内板55は、係止部材による開閉蓋32の係
止が解除されると、トーションばね56のばね力によっ
て開閉蓋32が開き、このとき図9に示すように案内部
材55の右端部がトーションばね56を軸にして下側に
移動してヘッド本体26の上端近傍に接近し、この状態
で斜めに傾斜する初期状態に戻るように構成されてい
る。
【0024】このような印刷装置においても、開閉蓋3
2が閉じられている際には、開閉蓋32の下面が案内板
55に当接し、この案内板55がトーションばね56の
ばね力によって開閉蓋32を押し上げるように付勢して
いるので、開閉蓋32を開けて装置本体内にカセットケ
ースを装着する際、開閉蓋32を容易に開けることがで
きる。また、この印刷装置では、開閉蓋32が開かれた
際に、案内板55がトーションばね56のばね力によっ
て回動して図9に示すように案内部材55の右端部が印
字ヘッド2のヘッド本体26の上端近傍に接近した状態
で斜めに傾斜する初期位置に戻るので、カセットケース
を装着してインクリボン13および被印刷テープ12を
印字ヘッド2とプラテンローラ4との間に挿入する際、
案内板55によってインクリボン13および被印刷テー
プ12を良好にガイドすることができ、このためインク
リボン13および被印刷テープ12が、印字ヘッド2や
ヘッドホルダ3などに当接して引っかかったりせず、簡
単で確実かつ良好にインクリボン13および被印刷テー
プ12をセットすることができ、印刷時におけるジャム
リの発生を防ぐことができる。
【0025】なお、上記第1〜第6実施形態では、イン
クリボンとしてカラーインクを用いてカラー印刷をする
場合について述べたが、これに限らず、黒インクのイン
クリボンを用いた白黒印刷にも適用することができる。
また、上記第1〜第6実施形態では、印字ヘッド2を固
定し、プラテンローラ4を印字ヘッド2に圧接離間させ
るように構成した場合について述べたが、これに限ら
ず、プラテンローラを回転自在に保持し、印字ヘッドを
プラテンローラに圧接離間させるように構成しても良
い。また、上記第1〜第6実施形態では、装置本体内の
シャーシ1上に印字ヘッドとプラテンローラの一端を起
立した状態に取り付け、テープカセットを装置本体の上
方から装着するようにしたが、これに限らず、印字ヘッ
ドとプラテンローラとが水平となるように両者の一端を
シャーシに取り付け、テープカセットを装置本体の側方
から装着するように構成しても良い。さらに、上記第1
〜第6実施形態では、カセットケース内にインクリボン
13と被印刷テープ12とを収納し、インクリボン13
のインクを被印刷テープ12に転写させて、被印刷テー
プ12を送り出すラベルプリンタに適用した場合につい
て述べたが、これに限らず、例えばワードプロセッサな
どの印刷装置にも適用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、印字ヘッドとプラテンとの間のインクリボンの挿入
口側に、インクリボンをガイドする案内手段を設けたの
で、インクリボンをセットする際に、インクリボンが印
字ヘッドまたはプラテンもしくは装置本体のいずれかに
当接しないように、案内手段によってインクリボンを案
内して印字ヘッドとプラテンとの間に挿入することがで
き、このため簡単かつ良好にインクリボンをセットする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の印刷装置の要部を示した第1実施形
態の斜視図。
【図2】印字ヘッドとプラテンローラの間にインクリボ
ンおよび被印刷テープを装着する状態を示した図1のA
−A断面図。
【図3】図2の状態で開閉蓋を閉じた状態の断面図。
【図4】この発明の印刷装置の第2実施形態において開
閉蓋をある程度開いた状態の要部断面図。
【図5】図4の状態で開閉蓋を閉じた状態の断面図。
【図6】この発明の印刷装置の第3実施形態を示した要
部断面図。
【図7】この発明の印刷装置の第4実施形態を示した要
部断面図。
【図8】この発明の印刷装置の第5実施形態を示した要
部断面図。
【図9】この発明の印刷装置の第6実施形態を示した要
部断面図。
【符号の説明】
1 シャーシ 2 印字ヘッド 3 ヘッドホルダ 4 プラテンローラ 5 プラテン支持機構 6 プラテン取付部 12 被印刷テープ 13 インクリボン 14 挿入口 30、40 案内部材 32 開閉蓋 31、36、41、46、48、56 トーションばね 35 案内部 37、55 案内板 45 第1案内部材 47 第2案内部材 50 第1案内部 51 第2案内部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字ヘッドまたはプラテンの少なくとも一
    方の一端が装置本体に設けられ、前記印字ヘッドと前記
    プラテンとがこれらの間に挿入されるインクリボンを介
    して相対的に圧接離間可能に設けられた印刷装置におい
    て、 前記印字ヘッドと前記プラテンとの間の前記インクリボ
    ンの挿入口側に、該インクリボンが前記印字ヘッドまた
    は前記プラテンもしくは前記装置本体のいずれかに当接
    するのを防ぐように、前記インクリボンをガイドする案
    内手段を設けたことを特徴する印刷装置。
  2. 【請求項2】前記案内手段は、前記装置本体内のシャー
    シに設けられていることを特徴とする請求項1記載の印
    刷装置。
  3. 【請求項3】前記案内手段は、前記印字ヘッドに設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】前記装置本体には、前記印字ヘッドと前記
    プラテンとの前記挿入口側を開閉自在に覆う蓋体が設け
    られ、 前記案内手段は、前記蓋体を押し上げて起立させるよう
    に付勢するばね部材を備えていることを特徴とする請求
    項1記載の印刷装置。
JP21021197A 1997-07-22 1997-07-22 印刷装置 Pending JPH1134452A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7252802B2 (en) * 2000-02-18 2007-08-07 John Anthony Bonnard Apparatus and method for igniting sample in calorimeters

Cited By (1)

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