JPH0650217Y2 - プリンタ用カセットにおけるテープエンド検知装置 - Google Patents

プリンタ用カセットにおけるテープエンド検知装置

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JPH0650217Y2
JPH0650217Y2 JP4667288U JP4667288U JPH0650217Y2 JP H0650217 Y2 JPH0650217 Y2 JP H0650217Y2 JP 4667288 U JP4667288 U JP 4667288U JP 4667288 U JP4667288 U JP 4667288U JP H0650217 Y2 JPH0650217 Y2 JP H0650217Y2
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cassette
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printer
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弘幸 合田
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バリトロニック システムズ インコーポレーテッド
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プリンタ用カセットにおいて取付コアに嵌め
られたコアに巻き付けられているテープが順次繰り出さ
れてなくなったことを検知するための装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
紙その他種々の材質からなるテープに所定の文字・記号
その他のものを印刷するものとして、従来から熱転写式
プリンタ及びインパクト式プリンタが存在する。
これらのプリンタを用いて印刷用のテープに文字・記号
その他のものを印刷するに当っては印刷材をコーティン
グするなど種々の手段で印刷材を付着せしめた転写リボ
ンを、熱転写式の場合にはサーマルヘッドにより加熱
し、インパクト式の場合にはドットにより叩打すること
によって転写リボンに重ね合せられている印刷用テープ
に文字・記号その他のものを転写することができる。
この場合に用いられる印刷用のテープと転写リボンとを
1つのカセットに装填しておき、これをプリンタに装着
し得るようにしておけば、印刷用のテープと転写リボン
とをプリンタの所定位置に簡単に装着することができ、
装着後キーボードを操作するだけで印刷用のテープに印
刷することができるのみならず、消耗品である印刷用の
テープと転写リボンの交換も容易に行うことができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように、印刷用のテープや転写リボンがリール状に
巻かれている場合において、印刷後の誤動作や無駄を少
くするためには、印刷用のテープや転写リボンがなくな
ったことを可及的速かに検知できるようにする必要があ
る。
本考案は、この要望に応え得るよう工夫したものであ
る。
〔課題を達成するための手段〕
本考案においては、カセット(1)内に備えられている
取付コアに嵌められるコアの外周面に水平方向の溝を形
成し、その外方には、該コアにテープが巻き付けられて
いる間はそのテープ外周面に先端が接触しておりテープ
がなくなると先端が前記溝内を通過するごとく回動し得
る伝導体からなる検知棒(8)と、その先端が前記溝を
通過した後において該検知棒(8)が接触する通電体
(10)とが配置されている。
また、この場合において通電体(10)はコード(12)に
よりカセット(1)内に備えられている抵抗(11)と電
気的に接続されていることが好ましい。
〔作用〕
本考案によるテープエンド検知装置を印刷用のテープ
(A)の検知用に応用した場合を例に挙げて説明する
と、第3図及び第4図に示すように印刷用のテープ
(A)はコア(a)に巻き付けられてカセット(1)内
に装填されており、検知棒(8)の先端を第4図実線で
示すようにリール状のテープ(A)の外周面に接触させ
てある。
印刷済のテープ(A)がカセット(1)の出口の方へ順
次送られるのに応じて印刷前のテープ(A)はコア
(a)から徐々に繰り出されるが、それに応じてリール
状のテープ(A)の外周面と接触している検知棒(8)
の先端は第4図の矢印方向に徐々に移動する。そして、
テープ(A)がコア(a)からなくなると、検知棒
(8)の先端はコア(a)の外周面に形成されている水
平方向の溝(a)′内を通過して第4図鎖線で示す位置
にくる。すると、検知棒(8)が通電体(10)に触れ、
それによってテープ(A)がなくなったことをカセット
(1)の外からでも容易に確認することができる。
この場合において、通電体(10)とカセット(1)内に
備えられている抵抗(11)とがコード(12)により電気
的に接続されていると、カセット(1)を例えば第8図
に示すようなプリンタ(C)の凹所(c)に装着した時
前記抵抗(11)とプリンタ(C)とが電気的に接続され
るようにすることによって抵抗(11)とコード(12)と
を介して検知棒(8)が通電体(10)に触れたことを、
換言すればカセット(1)内のテープ(A)がなくなっ
たことをカセット(1)が装着されたプリンタ(C)側
で判断することができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を添付の図面に基いて説明する。
第1図に示すようにカセット(1)は有底の箱体(1a)
とこれに被せる蓋体(1c)とで構成され、箱体(1a)の
底板(1b)上にはこれと一体的にテープ取付コア(2)
が形成されており、該テープ取付コア(2)の円筒の内
側部分に当る底板は第2図,第3図に示すように切欠い
て孔(3)としてある。印刷用のテープ(A)は第3図
に示すようにこれが巻き取られているコア(a)部分を
上記テープ取付コア(2)に嵌め込むことによって箱体
(1a)に装填され、その先の方はガイド手段である複数
個のガイドローラ(4),(4)に掛架せしめられて底
板(1b)に形成されている挿入孔(5)の方へ導かれ、
印刷用テープ切断用のカッタ挿入孔(6)を経て箱体
(1a)の側壁を開口することによって形成された出口
(7)からカセット(1)の外へ送り出されるようにな
っている。
印刷用のテープ(A)を巻き取るためのコア(a)の外
周面には、第4図及び第5図に示すように全周にわたっ
て水平方向の溝(a′)が形成されている。
カセット(1)の箱体(1a)内であってテープ取付コア
(2)の外方には、平面的にスイングさせ得るに伝導体
からなる検知棒(8)が配置されている。即ち、第1図
ないし第4図に示すように検知棒(8)の基部であるバ
ネ筒(8a)が箱体(1a)の底板(1b)から上方に向けて
突設したピン(9)に嵌着されており、それより先の方
がテープ取付コア(2)側に大きく突出させてある。そ
して、テープ取付コア(2)にテープ(A)がリール状
の巻き付けられているコア(a)を嵌めることにより箱
体(1a)内に印刷用のテープ(A)を装填した場合にお
いて、第3図及び第4図に示すようにその外周面に検知
棒(8)の先端を接触させておくものとする。
しかして、テープ(A)が順次繰り出されていくにつれ
て検知棒(8)はピン(9)を中心として第4図矢印方
向に徐々に移動し、テープ(A)がコア(a)からなく
なるとバネ筒(8a)の捩り力によりコア(a)の外周面
に形成されている水平方向の溝(a′)内を通過して第
4図の鎖線で示す位置にくる。この時、検知棒(8)が
通電体(10)に触れるようその回動範囲内に通電体(1
0)を配置する。すると、該通電体(10)にコア(a)
の溝(a′)を通過した後の検知棒(8)が触れ、それ
によってコア(a)に巻き付けられていたテープ(A)
がなくなったことを容易に確認することができる。
この場合において、通電体(10)とカセット(1)の箱
体(1a)内に備えられている抵抗(11)とをコード(1
2)により電気的に接続しておくと、カセット(1)を
例えば第8図に示すようなプリンタ(C)の凹所(c)
に装着した時前記抵抗(11)とプリンタ(C)とが電気
的に接続されるようにすることによって抵抗(11)とコ
ード(12)とを介して検知棒(8)が通電体(10)に触
れたことを、換言すればカセット(1)内のテープ
(A)がなくなったことをカセット(1)が装着された
プリンタ(C)側で判断することができる。
一方、箱体(1a)の底板(1b)上には、挿入孔(5)を
はさんでテープ取付コア(2)と反対側にリボン取付コ
ア(13)とリボン巻取コア(14)が回転可能に配置され
ている。テープ(A)に印刷するに当って必要な転写リ
ボン(B)はそのコア部分を第3図及び第6図に示すよ
うにリボン取付コア(13)に嵌め込むことによって箱体
(1a)内に装填され、その先の方はガイド手段である複
数個のガイドローラ(4′),(4′)に掛架せしめら
れて底板(1b)に形成されている挿入孔(5)の方へ導
かれ、前記カッタ挿入孔(6)の手前から別のガイド手
段である複数個のガイドローラ(4′),(4′)に掛
架せしめられた後リボン取付コア(13)の方へ戻され、
最終的にリボン巻取コア(14)に巻き取られるようにな
っている。即ち、転写リボン(B)は第3図及び第6図
に示すように、挿入孔(5)の周囲に配置されている複
数個(図示例では4個)のガイドローラ(4′)に掛架
せしめられながら挿入孔(5)の周囲を走行し得るよう
になっており、挿入孔(5)の三方を囲む囲い壁(5a)
の前端縁に接触せしめられた後囲い壁(5a)のない所を
走行し、その間において印刷用のテープ(A)のテープ
面に重ね合わせられ、さらに囲い壁(5a)の後端縁に達
した後前記カッタ挿入孔(6)の手前からリボン取付コ
ア(13)の方へ戻され、最終的にリボン取付コア(14)
に巻き取られるようになっている。転写リボン(B)を
装填するためのリボン取付コア(13)側にはテープ取付
コア(2)側に設けられているような検知棒及び通電体
は設けられていないが、転写リボン(B)がなくなった
ことを容易に確認し得るようにしたい場合には、テープ
取付コア(2)側に配置した検知棒(8)と通電体(1
0)と同じものをリボン取付コア(13)側に配置すると
ともに、印刷用のテープ(A)用のコア(a)に形成さ
れている水平方向の溝(a′)と同じ溝を転写リボン
(B)を巻き付けるためのコアに形成すればよい。この
ようにすると、転写リボン(B)がなくなったことをカ
セット(1)の外からでも容易に確認することができ
る。
なお、実施例に示すカセットにおいては、リボン取付コ
ア(13)に線状のバネ(15)が捲着してあって、その先
の方は箱体(1a)の側壁内面に形成されている突片(1
6)〔第2図,第3図,第6図〕に係止させてあり、こ
のバネ(15)の弾力により転写リボン(B)がピンと張
られた状態で送り出されるようになっている。
また、実施例に示すカセットにおいては、挿入孔(5)
の囲い壁(5a)のない部分に相当する底板(1b)上に、
印刷用のテープ(A)と転写リボン(B)とを通常の走
行位置から離脱させるべく押し出しプリンタ(C)にカ
セット(1)を装着した後旧位に復するごとく摺動する
リリーサ(17)が配置されている。このリリーサ(17)
は第1図〜第3図及び第6図に示すように、底板(1b)
に形成された方形状の長孔(18)に摺動可能に嵌め込ま
れた摺動片(17a)と、これと一体である平面逆L字状
の押出片(17b)と、これらを絶えず挿入孔(5)側へ
押し出す方向に付勢せしめるためのバネ(17c)とで構
成されている。即ち、バネ(17c)は箱体(1a)の底板
(1b)から上方へ向けて突設したピン(19)に捲着し、
その一端を押出片(17b)の背中に当接し、また、その
反対側の端部を底板(1b)から上方に向けて突設した別
のピン(20)に係止せしめてあって、該バネ(17c)の
弾撥力により摺動片(17a)と押出片(17b)は第2図,
第3図の実線及び第6図の鎖線で示すように挿入孔
(5)側へ突き出るよう絶えず付勢されている。
さらに、実施例に示すカセットにおいては、後述するよ
うにこれをプリンタ(C)の所定位置に装着した場合に
おいてプリンタ(C)のプラテンローラ(F)の回転力
がリボン取付コア(13)に伝達されるようにしてある。
第7図に示すように箱体(1a)内において、挿入孔
(5)付近の囲い壁(5a)のない所であって出口(7)
側に最も近い所に回転子(21)が配置してあって、これ
とリボン巻取コア(14)とに無端状のベルト(22)が掛
架してある。この回転子(21)は、カセット(1)をプ
リンタ(C)の所定位置に装着した時第6図及び第7図
に示すように底板(1b)の切欠部(23)から箱体(1a)
内に突入するプラテンローラ(F)と係合し、その回転
が回転子(21)、ベルト(22)を介してリボン巻取コア
(14)に伝わり、1つの駆動源即ちプラテンローラ
(F)の回転により回転子(21)とリボン取付コア(1
4)とが同じように回転する。
次に、実施例に示すカセットの作用等について詳しく説
明する。
実施例に示すカセット(1)は、印刷用のテープ(A)
がテープ取付コア(2)に、熱転写式の転写リボン
(B)がリボン取付コア(13)にそれぞれ嵌められて両
者が1つの箱体(1a)内に収容されている熱転写式プリ
ンタ用のもので、これを例えば第8図に示す熱転写式プ
リンタ(C)の所定位置に単に装着してキーボード
(D)を操作するだけで印刷用のテープ(A)に文字・
記号のその他のものを印刷することができる。
第8図に示す熱転写式プリンタ(C)にあってはその凹
所(c)にカセット(1)が嵌められるが、この凹所
(c)には第9図に示すように軸(e)を中心として平
面的に作動させ得るサーマルヘッド(E)、プラテンロ
ーラ(F)、カッタ(G)、操作用摘み(H)、サーマ
ルヘッド(E)と一体的に動くレバー(I)の爪(i)
及びプラグ(J)がフレーム(c′)から上方に突出し
ており、カセット(1)を凹所(c)に嵌めるに当って
は、操作用摘み(H)を第9図の状態から反時計針方向
に90°回す。すると、フレーム(c′)下において操作
用摘み(H)に取り付けられている歯車(h)と噛み合
う歯を有するレバー(K)が平面的に軸(k)を中心と
して時計針方向に回動し、該軸(k)に一端が定着され
ているレバー(L)も軸(k)を中心として時計針方向
に回動してその先端がレバー(I)を押す。従って、レ
バー(I)と一体的であってフレーム(c′)上に突出
しているサーマルヘッド(E)が軸(e)を中心として
第9図鎖線で示すように反時計方向に回動し、今迄接し
合っていたプラテンローラ(F)から離れて印刷用のテ
ープ(A)と熱転写式の転写リボン(B)を差し込むに
充分な間隔ができる。また、レバー(L)によって押さ
れたレバー(I)の爪(i)も同図鎖線の位置迄移動す
る。
この操作を行った上で凹所(c)にカセット(1)を嵌
めると、熱転写式のプリンタ(C)のサーマルヘッド
(E)は第6図において鎖線で示すように、カセット
(1)の底板(1b)に形成されている挿入孔(5)に、
カッタ(G)はカセット(1)の底板(1b)に形成され
ているカッタ挿入孔(6)にそれぞれ嵌まる。また、操
作用摘み(H)はカセット(1)の底板(1b)に形成さ
れている孔(3)からテープ取付コア(2)の筒内を経
てカセット(1)の蓋体(1c)に形成されている孔(2
4)〔第1図〕に嵌まるとともに、その一部が蓋体(1
c)より上方に突出する。また、プラテンローラ(F)
はカセット(1)の裏側から底板(1b)の切欠部(23)
を経て箱体(1a)内に突入し、その爪(i)が回転子
(21)の裏側の窪み(図示しない)に差し込まれる。
一方、熱転写式のプリンタ(C)の凹所(c)への装着
前におけるカセット(1)内のテープ(A)と熱転写式
の転写リボン(B)は、第3図実線及び第6図鎖線で示
す所に位置しているリリーサ(17)により挿入孔(5)
側に押し出されていて第3図において鎖線で示す通常の
走行位置よりずれている。
従って、このカセット(1)をプリンタ(C)の凹所
(c)に嵌めると、通常の走行位置よりずれている印刷
用のテープ(A)と熱転写式の転写リボン(B)とが第
6図において鎖線で示すサーマルヘッド(E)と同図実
線で示すプラテンローラ(F)に引掛かることなくこの
間に差し込まれる。また、このカセット(1)をプリン
タ(C)の凹所(c)に嵌めた時、後退したサーマルヘ
ッド(E)と一体的なレバー(I)の爪(i)は箱体
(1a)内にあるテープ(A)と転写リボン(B)とを通
常の走行位置から離脱させるように作動している〔即
ち、第2図,第3図の実線の位置、第6図の鎖線の位置
にある〕リリーサ(17)の摺動片(17a)の裏側の窪み
(図示しない)に嵌入せしめられる。
熱転写式のプリンタ(C)の凹所(c)にカセット
(1)を嵌めた後蓋体(1c)の孔(24)から突出してい
る操作用摘み(H)を先程とは逆に約90°回す。する
と、レバー(K),(L)を介してサーマルヘッド
(E)はレバー(I)とともに軸(e)を中心として旧
位(第6図,第9図において実線で示す位置)に戻り、
また、レバー(I)の爪(i)が嵌入せしめられている
摺動片(位置17a)が、長孔(18)に沿って移動するか
ら、リリーサ(17)も第6図鎖線の位置から同図実線で
示すように後退する。従って、印刷用のテープ(A)と
熱転写式の転写リボン(B)は第3図鎖線及び第6図実
線で示す通常の走行位置に戻り、作動後のサーマルヘッ
ド(E)とプラテンローラ(F)との間に挾まれて両者
は重ね合わされる。この状態の下にプラテンローラ
(F)を第6図矢印方向に回転させると、印刷用のテー
プ(A)と熱転写式の転写リボン(B)はサーマルヘッ
ド(E)とプラテンローラ(F)とに挾まれて走行せし
められ、この間においてテープ(A)に文字・記号その
他のものを印刷するべくキーボード(D)を操作する
と、サーマルヘッド(E)が熱転写式の転写リボン
(B)を加熱しながらプラテンローラ(F)側に押し付
けるから、キーボード(D)により打ち出された文字・
記号その他のものを印刷用のテープ(A)に印刷するこ
とができ、印刷済のテープ(A)はプラテンローラ
(F)の回転によりさらに前方であるカッタ挿入孔
(6)の方へ送られる。ところが、ここにはプリンタ
(C)のフレーム(c′)から突出しているカッタ
(G)が差し込まれているから、キーボード(D)を操
作することによりカッタ(G)を作動させると、印刷済
のテープ(A)が該カッタ(G)により所定の位置から
切断され、切断後の印刷済テープはカセット(1)の出
口(7)から排出せしめられる。
なお、プラテンローラ(F)が第6図矢印方向に回転す
ると、この直上にあってこれと係合している回転子(2
1)も同じ向きに回転し、これに掛架されているベルト
(22)により該回転子(21)の回転がリボン巻取コア
(14)に伝わり、熱転写式の転写リボン(B)は何の駆
動源がないにもかかわらず印刷用のテープ(A)への印
刷に理想的な速度を保ちながらリボン取付コア(13)か
ら順次繰り出され、印刷に供せられた後の転写リボン
(B)はリボン巻取コア(14)に順次巻き取られる。
印刷用のテープ(A)が繰り出されている間、検知棒
(8)の先端は絶えずリール状のテープの外周面に接触
しており、それが繰り出されるのに応じて第4図の矢印
方向に徐々に移動する。そして、テープ(A)がコア
(a)から完全になくなると、検知棒(8)の先端はバ
ネ筒(8a)の捩り力によりコア(a)の外周面に形成さ
れている水平方向の溝(a′)内を通過し、第4図鎖線
で示す位置にくる。すると、検知棒(8)が通電体(1
0)に触れ、それによってテープ(A)がなくなったこ
とをカセツト(1)の外からでも容易に確認することが
できる。従って、プラテンローラ(F)を停止させる等
印刷用のテープ(A)がなくなった場合に採るべき措置
を直ちに講じることができる。
実施例に示すカセットにあっては、上記通電体(10)と
カセット(1)内に備えられている抵抗(11)とがコー
ド(12)により電気的に接続されている。しかして、こ
のカセット(1)を熱転写式のプリンタ(C)の凹所
(c)に嵌めると、底板(1b)の裏側に突出する一対の
接片(25),(25)がプリンタ(C)のフレーム
(c′)から突出しているプラグ(J)に差し込まれて
カセット(1)内にある抵抗(11)とプリンタ(C)と
が電気的に接続されるから、検知棒(8)が通電体(1
0)に触れたという信号は抵抗(11),コード(12)を
介してプリンタ(C)側に伝わり、印刷用のテープ
(A)がなくなったことをプリンタ(C)側で確認する
ことが可能となる。
なお、上記実施例においては、カセット(1)が熱転写
式のプリンタ用に使われる場合について、また、このカ
セット(1)を装着するプリンタ(C)が熱転写式のも
のである場合について説明したが、本考案はインパクト
式のプリンタ用カセットに応用することができること勿
論である。この場合、熱により溶融せしめられる形式の
転写リボンの代りに普通の転写リボンが装填されている
点が熱転写式のプリンタ用カセットの場合と異なるだけ
であり、また、これをインパクト式のプリンタに装着し
た場合、前記サーマルヘッド(E)に代るドットが挿入
孔(5)からカセット(1)内へ突入せしめられる点が
熱転写式のプリンタ(C)に装着した場合と異なるだけ
であって、その場合の作用等については両者とも全く異
なるところがない。
〔考案の効果〕
請求項1記載のテープエンド検知装置を有するカセット
によれば、リール状に巻かれているテープあるいはリボ
ンなどがなくなったことをカセットの外からでも容易に
確認することができるので、テープあるいはリボンなど
がなくなった場合に採るべき措置を直ちに講じることが
でき、印刷後の誤動作や無駄を少くし得る効果がある。
また、請求項2記載のテープエンド検知装置を有するカ
セットによれば、これを装着したプリンタ側においてリ
ール状に巻かれているテープあるいはリボンなどがなく
なったことを確認することができるので、テープあるい
はリボンなどがなくなった場合に採るべき措置をプリン
タ側で直ちに講じることができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本考案によるテープエンド検知装置の実施
例を示すもので、 第1図は、テープエンド検知装置を備えた熱転写式のプ
リンタ用カセットの一部分解の斜視図で、印刷用のテー
プと熱転写リボンとを装填する前の状態を示す、 第2図,第3図は、蓋体を外したカセットの平面図で、
第2図は印刷用のテープと転写リボンとを装填する前の
状態を、第3図は装填後の状態を示す、 第4図は、テープエンド検知装置の作用を示す拡大平面
図、 第5図は、印刷用のテープのコアをテープ取付コアに嵌
めた状態を示す縦断面図、 第6図は、テープエンド検知装置を備えた熱転写式のプ
リンタ用カセットを熱転写式のプリンタに装着した場合
における挿入孔付近の機構を示す拡大平面図、 第7図は、印刷用のテープと転写リボンとを1つの駆動
源で走行させるための伝達機構の一例を示す縦断面図、 第8図は、テープエンド検知装置を備えた熱転写式のプ
リンタ用カセットを装着する熱転写式のプリンタの一例
を示す斜視図、 第9図は、それを後方から見た一部分のみの拡大図、 である。 (1)…カセット、(2)…テープ取付コア、(8)…
検知棒、(10)…通電体、(11)…抵抗、(12)…コー
ド、(13)…リボン取付コア、(A)…テープ、(a)
…コア、(a′)…溝、(B)…転写リボン、(C)…
プリンタ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセット(1)内に備えられている取付コ
    アに嵌められるコアの外周面に水平方向の溝を形成し、
    その外方には、該コアにテープが巻き付けられている間
    はそのテープ外周面に先端が接触しておりテープがなく
    なると先端が前記溝内を通過するごとく平面的に回動し
    得る伝導体からなる検知棒(8)と、その先端が前記溝
    を通過した後において該検知棒(8)が接触する通電体
    (10)とを配置したことを特徴とするプリンタ用カセッ
    トにおけるテープエンド検知装置。
  2. 【請求項2】前記通電体(10)とカセット(1)内に備
    えられている抵抗(11)とをコード(12)により電気的
    に接続してなる請求項1記載のプリンタ用カセットにお
    けるテープエンド検知装置。
JP4667288U 1988-04-05 1988-04-05 プリンタ用カセットにおけるテープエンド検知装置 Expired - Lifetime JPH0650217Y2 (ja)

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JP4667288U JPH0650217Y2 (ja) 1988-04-05 1988-04-05 プリンタ用カセットにおけるテープエンド検知装置

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