JPH11344002A - 油圧制御装置 - Google Patents

油圧制御装置

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JPH11344002A
JPH11344002A JP10169310A JP16931098A JPH11344002A JP H11344002 A JPH11344002 A JP H11344002A JP 10169310 A JP10169310 A JP 10169310A JP 16931098 A JP16931098 A JP 16931098A JP H11344002 A JPH11344002 A JP H11344002A
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pilot
pump
spring
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Kazumi Oshima
一監 大嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化を図ることのできる油圧制御装置を提
供することである。 【解決手段】 一のバルブボディ25に、シーケンス弁
13と減圧弁15とを組み込むとともに、上記シーケン
ス弁13を構成する弁部材30に、上記減圧弁15を構
成するスプール40を組み込んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フォークリフト
等の機器に用いられる油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトに用いられる油圧制御装
置として、例えば、図5に示すものが知られている。図
示しないバッテリによって駆動されるポンプPには、ポ
ンプライン1を介して切換弁2〜4を接続している。こ
れら切換弁2〜4は、それぞれリフト用シリンダ、チル
ト用アクチュエータ、アタッチメント用アクチュエータ
を制御するものである。そして、各切換弁2〜4の供給
ポート5〜7を、パラレルフィーダ8を介してポンプラ
イン1に接続している。
【0003】各切換弁2〜4は、その中立位置で、ポン
プライン1を開放している。したがって、すべての切換
弁2〜4が中立位置にあれば、ポンプライン1はタンク
Tに連通する。そして、切換弁2を図面右側の上昇位置
に切換えたとき、あるいは、切換弁3、4を左右いずれ
かの位置に切換えたとき、ポンプライン1を遮断すると
ともに、供給ポート5〜7を、それぞれアクチュエータ
ポート9、10aあるいは10b、11aあるいは11
bに連通する。ただし、切換弁2の図面左側の下降位置
だけは、リフト用シリンダを自重で下降させるために、
ポンプライン1を開放したまま、アクチュエータポート
9をタンクポート12に連通する。
【0004】上記ポンプライン1には、パラレルフィー
ダ8より上流側に、シーケンス弁13を設けている。こ
のシーケンス弁13のパイロット室13aには、その上
流側のポンプ吐出圧を導いている。また、タンクTに連
通するスプリング室13bには、スプリング23を設け
ている。このようにしたシーケンス弁13は、ポンプラ
イン1がタンクTに連通するときでも、その上流側に、
スプリング23によって決められた第1設定圧力P1
ポンプ吐出圧を発生させるものである。
【0005】また、ポンプライン1には、上記シーケン
ス弁13の上流側に、パイロットライン14を接続して
いる。そして、パイロットライン14に減圧弁15を設
けるが、この減圧弁15のパイロット室15aには、そ
の下流側の圧力を導いている。また、タンクTに連通す
るスプリング室15bには、スプリング24を設けてい
る。このようにした減圧弁15は、ポンプ吐出圧を減圧
して、パイロットライン14のパイロット圧を、スプリ
ング24によって決められた第2設定圧力P2に維持す
るものである。ただし、ポンプ吐出圧が第2設定圧力P
2よりも低ければ、この減圧弁15は機能せず、ポンプ
吐出圧をそのままパイロットライン14に導くことにな
る。なお、理由は後から述べるが、減圧弁15の第2設
定圧力P2を、上記シーケンス弁13の第1設定圧力P1
より高く設定している。
【0006】符号22は、この油圧制御装置を保護する
ためのメインリリーフ弁である。また、符号47は、サ
ブリリーフ弁である。これらサブリリーフ弁47は、他
のアクチュエータと比べて使用する圧力範囲の低いアタ
ッチメント用アクチュエータを保護するためのものであ
る。つまり、これらサブリリーフ弁47のリリーフ圧
は、上記メインリリーフ弁22のリリーフ圧より低く設
定されている。
【0007】以上述べた油圧制御装置では、例えば、す
べての切換弁2〜4が中立位置にあり、ポンプライン1
がタンクTに連通するときでも、上記シーケンス弁13
によって、その上流側に第1設定圧力P1を発生させる
ことができる。そして、この場合は、減圧弁15が機能
せず、ポンプ吐出圧がそのままパイロットライン14に
導かれ、第1設定圧力P1のパイロット圧を発生させて
おくことができる。パイロットライン14のパイロット
圧は、切換弁2〜4のパイロット室16a、16b〜1
8a、18bにそれぞれ導かれる。そして、そのパイロ
ット圧を比例電磁弁19a、19b〜21a、21bで
それぞれ制御して、各切換弁2〜4のスプールに作用さ
せるようにしている。
【0008】切換弁2を図面右側の上昇位置に切換える
と、あるいは、切換弁3、4を左右いずれかの位置に切
換えると、そのアクチュエータの負荷圧によって、シー
ケンス弁13の下流側の圧力が第1設定圧力P1より高
くなる。したがって、ポンプ吐出圧も上昇して、シーケ
ンス弁13は全開状態となり、その上下流とも同じ圧力
となる。そして、ポンプライン1のポンプ吐出圧が第2
設定圧力P2より高くなれば、減圧弁15は、そのポン
プ吐出圧を減圧して、パイロットライン14のパイロッ
ト圧を第2設定圧力P2に維持することになる。
【0009】なお、第1、2設定圧力P1、P2を同じ圧
力にしなかったのは、次の理由による。つまり、パイロ
ットライン14に発生させるパイロット圧は、切換弁2
〜4の切換応答性を考えれば、できるだけ高くしておい
た方がよい。そのためには、第1、2設定圧力P1、P2
を同じ圧力にして、できるだけ高く設定しておくのが望
ましい。しかし、シーケンス弁13は、切換弁2〜4が
中立位置にあるアイドリング時でもポンプ吐出圧を発生
させるものであり、その第1設定圧力P1を高くする
と、アイドリング時のエネルギーロスが大きくなってし
まう。そこで、シーケンス弁13の第1設定圧力P
1は、必要最低限に抑えることにしている。
【0010】図6には、この従来例の油圧制御装置のう
ち、シーケンス弁13、減圧弁15、及びメインリリー
フ弁22の具体例を示す。まず、シーケンス弁13につ
いて説明する。バルブボディ25には、ポンプPに連通
するポンプ通路1aと、タンクTに連通するタンク通路
27とを形成している。また、図示しない切換弁2〜4
側に連通する切換弁側通路1bを形成するとともに、こ
の切換弁側通路1bを、上記ポンプ通路1aとタンク通
路27との間に配置している。なお、ポンプ通路1aと
切換弁側通路1bとが相まって、上記回路図でいうポン
プライン1を構成することになる。そして、バルブボデ
ィ25には、上記通路1a、1b、27に連通する組み
付け孔29を形成し、この組み付け孔29に、弁部材3
0を摺動自在に組み込んでいる。
【0011】組み付け孔29の図面右側開口には、キャ
ップ31を組み込んでいる。そして、キャップ31と弁
部材30の端面とが相まって形成するパイロット室13
aには、弁部材30に形成したパイロット通路32及び
オリフィス33を介して、ポンプ通路1aのポンプ吐出
圧を導いている。また、組み付け孔29の図面左側開口
には、筒状のストッパ部材26とともにキャップ34を
組み込んでいる。そして、ストッパ部材26内に形成さ
れるスプリング室13bにスプリング23を設け、この
スプリング23の弾性力を弁部材30に作用させてい
る。このスプリング室13bは、ストッパ部材26に形
成した連絡孔35を介して、タンク通路27に連通して
いる。
【0012】以下では、このシーケンス弁13の作用を
説明する。いま、例えば、すべての切換弁2〜4が中立
位置にあり、切換弁側通路1bがタンクTに連通してい
るとする。弁部材30が図6に示すノーマル位置にあれ
ば、切換弁側通路1bが、ポンプ通路1aから遮断され
ている。したがって、切換弁側通路1bがタンクTに連
通していても、ポンプ通路1aにはポンプ吐出圧が発生
する。そして、そのポンプ吐出圧がパイロット室13a
に導かれて、弁部材30に作用する。
【0013】そして、ポンプ吐出圧が第1設定圧力P1
に達すると、弁部材30がスプリング23に抗して移動
するとともに、弁部材30に形成した環状溝36を介し
て、ポンプ通路1aが、タンク圧となっている切換弁側
通路1bに連通する。したがって、ポンプ通路1aのポ
ンプ吐出圧がそれ以上高くなることはなく、そのポンプ
吐出圧を第1設定圧力P1に維持することになる。この
ように、シーケンス弁13によって、切換弁側通路1b
がタンクTに連通するときでも、ポンプ通路1aに、第
1設定圧力P1のポンプ吐出圧を発生させておくことが
できる。
【0014】なお、切換弁2を上昇位置に切換えると、
あるいは、切換弁3、4をいずれかの位置に切換える
と、切換弁側通路1bには、アクチュエータの負荷圧が
発生する。したがって、ポンプ吐出圧も上昇し、そのポ
ンプ吐出圧が第1設定圧力P1を超えれば、弁部材30
がストッパ部材26のストッパ46に当たるまで移動す
る。そして、弁部材30がストッパ46に当たった状態
では、弁部材30に形成した環状溝36を介して、ポン
プ通路1aと切換弁側通路1bとが全開状態となり、そ
の上下流とも同じ圧力となる。
【0015】次に、減圧弁15について説明する。バル
ブボディ25の下方には、上記シーケンス弁13の組み
付け孔29とほぼ平行にスプール孔37を形成してい
る。このスプール孔37には、スリーブ39を組み込む
とともに、このスリーブ39にポンプ通路1aに連通す
る導入孔38を形成している。そして、このスリーブ3
9内に、スプール40を摺動自在に組み込んでいる。こ
のスプール40には、連通孔41及び軸方向孔42を形
成して、導入孔38をスプール40の図面右側端部に連
通している。
【0016】スプール孔37の図面右側開口には、キャ
ップ43を組み込んでいる。そして、このキャップ43
とスリーブ39とが相まって形成するパイロット室15
aを、バルブボディ25に形成したパイロットライン1
4に連通している。また、スプール孔37の図面左側に
形成されるスプリング室15bを、タンクTに連通して
いる。そして、このスプリング室15bにスプリング2
4を設けるとともに、このスプリング24の弾性力を、
ボール44を介してスプール40に作用させている。
【0017】以下では、この減圧弁15の作用を説明す
る。いま、ポンプ通路1aのポンプ吐出圧が、第2設定
圧力P2より高くなった状態にあるとする。この状態で
は、次のようにして、減圧弁15が、パイロットライン
14のパイロット圧を第2設定圧力P2に維持する。例
えば、パイロットライン14のパイロット圧が第2設定
圧力P2を超えようとすると、パイロット室15aの圧
力作用によって、スプール40がスプリング24に抗し
て図面左方向に移動する。そして、スプール40がスプ
リング24に抗して移動すれば、スリーブ39の導入孔
38とスプール40の連通孔41とのラップ量を小さく
して、パイロット室15aをポンプ通路1aから遮断す
るようにする。したがって、パイロット室15aの圧力
が第2設定圧力P2を超えないようにして、パイロット
室15aに連通するパイロットライン14のパイロット
圧を第2設定圧力P2に維持することができる。
【0018】逆に、パイロットライン14のパイロット
圧が第2設定圧力P2より低くなろうとすると、スプリ
ング24によってスプール40が図面右方向に移動す
る。そして、スプール40が図面右方向に移動すれば、
スリーブ39の導入孔38とスプール40の連通孔41
とのラップ量を大きくして、パイロット室15aにポン
プ通路1aのポンプ吐出圧を導くようにする。したがっ
て、パイロット室15aの圧力が第2設定圧力P2より
低くならないようにして、パイロット室15aに連通す
るパイロットライン14のパイロット圧を第2設定圧力
2に維持することができる。
【0019】次に、メインリリーフ弁22について説明
する。バルブボディ25には、ポンプ通路1aに連通す
るバルブ孔45を形成するとともに、このバルブ孔45
を、上記シーケンス弁13と減圧弁15との間に位置さ
せている。そして、このバルブ孔45に、メインリリー
フ弁22を組み付けている。このメインリリーフ弁22
の内部構造についての説明は省略するが、ポンプ通路1
aのポンプ吐出圧が設定圧以上に高くなったとき、その
圧力作用で内部に組み込んだポペットがシート部から離
れて、ポンプ吐出圧をリリーフする構成となっている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
油圧制御装置では、図6に示すように、シーケンス弁1
3、減圧弁15、及びメインリリーフ弁22を別々に構
成して、一つのバルブボディ25に組み付けている。そ
のため、バルブボディ25が大きくなってしまい、結果
として、油圧制御装置全体が大型化してしまうという問
題があった。この発明の目的は、小型化を図ることので
きる油圧制御装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明は、ポンプに接
続するポンプラインと、ポンプラインに設け、ポンプラ
インがタンクに連通しているときでも、上流側に第1設
定圧力のポンプ吐出圧を発生させるシーケンス弁と、シ
ーケンス弁より上流側でポンプラインに接続するパイロ
ットラインと、パイロットラインに設け、ポンプ吐出圧
が第1設定圧力より高く設定された第2設定圧力を超え
ているとき、そのポンプ吐出圧を減圧して、パイロット
ラインのパイロット圧を第2設定圧力に維持する減圧弁
とを備え、ポンプラインに接続する切換弁を、パイロッ
トラインのパイロット圧を利用して切換える構成にした
油圧制御装置を前提とする。そして、第1の発明は、上
記シーケンス弁は、バルブボディに摺動自在に組み込
み、ポンプ吐出圧を作用させた弁部材と、弁部材に弾性
力を作用させたスプリングとを有し、この弁部材は、ノ
ーマル位置にあるとき、ポンプラインを遮断するととも
に、ポンプ吐出圧が第1設定圧力に達したとき、スプリ
ングに抗して移動して、ポンプラインを開く構成にする
一方、上記減圧弁は、上記シーケンス弁の弁部材の軸方
向に形成したスプール孔と、このスプール孔に摺動自在
に組み込み、パイロットラインのパイロット圧を作用さ
せたスプールと、スプールに弾性力を作用させたスプリ
ングとを有し、このスプールは、ノーマル位置にあると
き、パイロットラインをポンプラインに連通するととも
に、パイロットラインのパイロット圧が第2設定圧力に
達したとき、スプリングに抗して移動して、パイロット
ラインをポンプラインから遮断する構成にした点に特徴
を有する。
【0022】第2の発明は、第1の発明において、シー
ケンス弁の弁部材及び減圧弁のスプールに同一のスプリ
ングを連係させる一方、このスプリングは、シーケンス
弁のスプリングとして機能するとともに、弁部材が移動
して所定量だけ押し縮められてからは、減圧弁のスプリ
ングとして機能する構成にした点に特徴を有する。第3
の発明は、第1、2の発明において、ポンプ吐出圧が作
用するシーケンス弁の弁部材の受圧面積は、弁部材がノ
ーマル位置にあるときよりも、弁部材がスプリングに抗
して移動するときの方が大きくなる構成にした点に特徴
を有する。
【0023】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の油圧制御装置
の第1実施例を示す。この第1実施例でも、上記従来例
と同じく、シーケンス弁13、減圧弁15、及びメイン
リリーフ弁22を、一つのバルブボディ25に組み付け
るが、そのうちシーケンス弁13と減圧弁15とを一体
的に構成している。以下では、その点を中心に説明する
とともに、上記従来例と同一の構成要素には同一の符号
を付し、その詳細な説明を省略する。
【0024】まず、シーケンス弁13について説明す
る。バルブボディ25には、ポンプPに連通するポンプ
通路1aと、タンクTに連通するタンク通路27とを形
成している。なお、これらポンプ通路1aとタンク通路
27とを、中継通路48を介して連通する。そして、そ
の連通途中に形成したバルブ孔45に、上記従来例と同
じく、メインリリーフ弁22を組み付けている。
【0025】また、バルブボディ25には、ポンプ通路
1aから分岐させた分岐通路49を形成している。そし
て、切換弁側通路1bを、これらポンプ通路1aと分岐
通路49との間に配置している。なお、ポンプ通路1a
と切換弁側通路1bが相まって、上記回路図で説明した
ポンプライン1を構成することになる。さらに、バルブ
ボディ25には組み付け孔29を形成するとともに、こ
の組み付け孔29を、上記中継通路48に同軸上に連通
している。そして、この組み付け孔29には、弁部材3
0を摺動自在に組み込んでいる。
【0026】組み付け孔29の図面左側開口には、キャ
ップ60を組み込んでいる。そして、このキャップ60
内に形成されるスプリング室56を、タンク通路27に
連通している。さらに、このスプリング室56にスプリ
ング53、54を設けるとともに、外側のスプリング5
3の弾性力を、リング部材50を介して、また、内側の
スプリング54の弾性力を、後述するバネ受け部材55
を介して、それぞれ弁部材30に作用させている。した
がって、これらスプリング53、54によって、弁部材
30はノーマル位置に保たれ、その先端のテーパ64
を、組み付け孔29と中継通路48との境界部分に形成
されるシート部51に当接させることになる。
【0027】以下では、このシーケンス弁13の作用を
説明する。いま、例えば、すべての切換弁2〜4が中立
位置にあり、切換弁側通路1bがタンクTに連通してい
るとする。弁部材30が図1に示すノーマル位置にあれ
ば、切換弁側通路1bが、ポンプ通路1aから遮断され
ている。したがって、切換弁側通路1bがタンクTに連
通していても、ポンプ通路1aにはポンプ吐出圧が発生
して、そのポンプ吐出圧が弁部材30の先端に作用す
る。
【0028】そして、ポンプ吐出圧が第1設定圧力P1
に達すると、弁部材30がスプリング53、54に抗し
て移動するとともに、弁部材30の先端がシート部51
から離れて、ポンプ通路1aが、タンク圧となっている
切換弁側通路1bに連通する。したがって、ポンプ通路
1aのポンプ吐出圧がそれ以上高くなることはなく、そ
のポンプ吐出圧を第1設定圧力P1に維持することにな
る。このように、シーケンス弁13によって、切換弁側
通路1bがタンクTに連通するときでも、ポンプ通路1
aに、第1設定圧力P1のポンプ吐出圧を発生させてお
くことができる。
【0029】ここで、この第1実施例では、弁部材30
がシート部51から離れれば、この弁部材30を一気に
移動させて、リング部材50がキャップ60の先端のス
トッパ46に当たる全開状態まで切換えることができ
る。つまり、弁部材30の先端がシート部51に当たっ
た状態では、その受圧面積D1が、シート部51の径に
よって決められている。そして、ポンプ吐出圧が第1設
定圧力P1に達すると、受圧面積D1ヘの圧力作用によっ
て弁部材30が移動するが、このときの弁部材30の受
圧面積D2は、弁部材30自体の径によって決められ
る。そして、この弁部材30の径は、上記シート部51
の径よりもテーパ64分だけ大きくなっているので、受
圧面積D2は受圧面積D1より大きくなる。
【0030】このように、弁部材30の受圧面積D1
2に差を持たせることで、いったんシート部51から
離れれば、弁部材30を一気に全開状態まで移動させる
ことができる。したがって、ポンプ通路1aと切換弁側
通路1bとが連通するときの圧力損失を抑えることがで
き、ポンプ吐出圧が、一瞬でも第1設定圧力P1を超え
るのを防ぐことができる。ちなみに、図6に示した従来
例では、弁部材30の受圧面積D3は一定に保たれてい
る。そのため、ポンプ通路1aと切換弁側通路1bとが
連通するときの応答性が悪く、その間に、これらポンプ
通路1aと切換弁側通路1bとの間で圧力損失が発生し
て、ポンプ吐出圧が瞬間的に第1設定圧力P1を超えて
しまうこともあった。なお、この第1実施例では、受圧
面積D1、D2に差を持たせるために、図1に示すよう
に、弁部材30の先端にテーパ64を形成したが、後述
する図2に示すように、弁部材30の先端に段部65を
形成してもかまわない。
【0031】次に、減圧弁15について説明する。上記
シーケンス弁13の弁部材30には、軸方向にスプール
孔37を形成している。したがって、弁部材30は、先
端だけが閉塞する袋形状となっている。そして、このス
プール孔37内に、スプール40を摺動自在に組み込ん
でいる。さらに、スプール孔37には、上記スプリング
54を受けるバネ受け部材55を挿入するとともに、こ
のバネ受け部材55を、スプール40の図面左側端部に
隣接させている。このバネ受け部材55は、スプール孔
37に出入自在となっている。また、バルブボディ25
には、パイロットライン14を形成するとともに、この
パイロットライン14を、上記分岐通路49とスプリン
グ室56との間に位置させている。
【0032】さらに、上記シーケンス弁13の弁部材3
0には、スプール孔37を分岐通路49に連通する導入
孔57と、スプール孔37をパイロットライン14に連
通するパイロット孔58とを形成している。これら導入
孔57、パイロット孔58は、弁部材30がシート部5
1とキャップ60との間で移動しても、常に、分岐通路
49、パイロットライン14に連通するようにしてい
る。スプール孔37内には、スプール40の図面右側に
パイロット室15aが形成される。そして、このパイロ
ット室15aには、スプール40に形成した環状溝61
→連通孔41→軸方向孔42を介して、パイロットライ
ン14のパイロット圧を導いている。
【0033】以下では、この減圧弁15の作用を説明す
る。いま、ポンプ通路1aのポンプ吐出圧が、第2設定
圧力P2より高くなった状態にあるとする。この状態で
は、次のようにして、減圧弁15が、パイロットライン
14のパイロット圧を第2設定圧力P2に維持する。な
お、ポンプ吐出圧が第2設定圧力P2より高ければ、シ
ーケンス弁13の弁部材30は全開状態にあり、スプリ
ング53、54を押し縮めている。例えば、パイロット
ライン14のパイロット圧が第2設定圧力P2を超えよ
うとすると、パイロット室15aの圧力作用によって、
スプール40が、押し縮められた状態にあるスプリング
54に抗して図面左方向に移動する。そして、スプール
40がスプリング54に抗して移動すれば、弁部材30
の導入孔57とスプール40の環状溝61とのラップ量
を小さくして、パイロット室15aをポンプ通路1aか
ら遮断するようにする。したがって、パイロット室15
aの圧力が第2設定圧力P2を超えないようにして、パ
イロット室15aに連通するパイロットライン14のパ
イロット圧を第2設定圧力P2に維持することができ
る。
【0034】逆に、パイロットライン14のパイロット
圧が第2設定圧力P2より低くなろうとすると、スプリ
ング54によってスプール40が図面右方向に移動す
る。そして、スプール40が図面右方向に移動すれば、
弁部材30の導入孔57とスプール40の環状溝61と
のラップ量を大きくして、パイロット室15aにポンプ
通路1aのポンプ吐出圧を導くようにする。したがっ
て、パイロット室15aの圧力が第2設定圧力P2より
低くならないようにして、パイロット室15aに連通す
るパイロットライン14のパイロット圧を第2設定圧力
2に維持することができる。
【0035】以上述べた第1実施例の油圧制御装置によ
れば、シーケンス弁13の弁部材30に減圧弁15のス
プール40を組み込んで、これらシーケンス弁13と減
圧弁15とを一体的に構成している。したがって、一つ
のバルブボディ25に、シーケンス弁13、減圧弁15
を、別々に構成するのに比べて、バルブボディ25を小
さくすることができ、油圧制御装置全体の小型化を図る
ことができる。特に、図1に示すように、これらシーケ
ンス弁13及び減圧弁15と同一直線上にメインリリー
フ弁22を組み込んでおけば、図6に示す従来例のよう
に、シーケンス弁13、減圧弁15、メインリリーフ弁
22を三段に配置するのに比べて、さらなる省スペース
化を図ることができる。
【0036】なお、上記第1実施例の油圧制御装置で
は、一のスプリング室56が、図5の回路図でいうシー
ケンス弁13のスプリング室13bと、減圧弁15のス
プリング室15bとを兼ねることになる。また、シーケ
ンス弁13の弁部材30を、図1に示すノーマル位置に
保つ状態にあるスプリング53、54が相まって、第1
設定圧力P1を決めるシーケンス弁13のスプリング2
3を構成する。そして、弁部材30に設けたリング部材
50がキャップ60先端のストッパ46に当たって、押
し縮められた状態にあるスプリング54が、第2設定圧
力P2を決める減圧弁15のスプリング24を構成す
る。
【0037】この場合にも、弁部材30の受圧面積
1、D2に差を持たせたので、スプリング54に、減圧
弁15のスプリング24としての機能を確実に発揮させ
ることができる。つまり、既に述べたように、ポンプ吐
出圧が第1設定圧力P1に達すれば、弁部材30は一気
に全開状態まで移動する。言い換えれば、切換弁側通路
1bにアクチュエータの負荷圧が発生して、ポンプ吐出
圧が第1設定圧力P1より高い第2設定圧力P2を超えて
いれば、弁部材30は確実にキャップ60先端のストッ
パ46に当たって、スプリング54を押し縮めておくこ
とができる。したがって、減圧弁15が機能するときに
は、スプリング54に減圧弁15のスプリング24とし
ての機能を確実に発揮させることができ、第2設定圧力
2の値がばらつくのを防ぐことができる。
【0038】図2に示す第2実施例は、上記第1実施例
で説明したスプリング53、54を、一つのスプリング
62に変更したものである。以下では、上記第1実施例
と同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説
明を省略する。図2に示すように、スプリング62の弾
性力を、ボール59を介して、減圧弁15のスプール4
0に作用させている。ここで、図2に示すように、スプ
ール40の図面右側の端部をスプール孔37の先端に当
接させておき、スプール孔37内に形成されるパイロッ
ト室15aを、これらスプール40の図面右側の端部と
スプール孔37の先端とのすきまだけで確保している。
したがって、スプリング62の弾性力は、減圧弁15の
スプール40を介して、シーケンス弁13の弁部材30
にも作用することになる。
【0039】このようにした第2実施例でも、弁部材3
0を図2に示すノーマル位置に保つ状態にあるスプリン
グ62が、第1設定圧力P1を決めるシーケンス弁13
のスプリング23を構成する。そして、弁部材30に設
けたリング部材50がキャップ60に当接して、押し縮
められた状態にあるスプリング62が、第2設定圧力P
2を決める減圧弁15のスプリング24を構成する。
【0040】この第2実施例では、スプリング62を、
減圧弁15のスプール40を介して、間接的にシーケン
ス弁13の弁部材30に連係させるために、スプール孔
37内に形成されるパイロット室15aをすきまだけで
確保している。そして、パイロット室15aをすきまだ
けで確保すれば、その分、弁部材30等の軸方向長さを
短くすることも可能となる。
【0041】ただし、パイロット室15aをすきまだけ
で確保する場合には、スプール孔37の内周面に、仕上
げ処理を施す必要がある。一般的に、切削加工で孔を形
成すると、その孔の先端部分がきれいに切削されにく
く、仕上げ処理を施さなければならない。そして、この
第2実施例の場合、切削により形成したスプール孔37
の先端部分にスプール40が組み込まれることから、そ
のスプール孔37の先端内周面に、仕上げ処理を施さな
ければならなくなる。
【0042】もし、その仕上げ処理を省きたければ、図
3に示す第3実施例のように、スプリング62を、バネ
受け部材55を介して、直接的にシーケンス弁13の弁
部材30にも連係させればよい。このようにすれば、ス
プール40を介して弁部材30にスプリング62を連係
させる必要がなく、パイロット室15aを空間として確
保することができる。したがって、スプール孔37の先
端内周面に、仕上げ加工を施す必要がなくなる。
【0043】なお、上記第1〜3実施例と異なり、図4
に示す第4実施例のように、各スプリング23、24を
独立して設け、それぞれを弁部材30、スプール40に
連係させてもかまわない。つまり、図4に示すように、
キャップ60内には、シーケンス弁13のスプリング室
13bを形成し、このスプリング室13bに、第1設定
圧力P1を決めるシーケンス弁13のスプリング23を
設ける。そして、弁部材30に形成したスプール孔37
の開口を、閉塞部材52で閉塞している。そして、この
閉塞部材52とスプール40の端面とが相まって形成す
るスプリング室15bに、第2設定圧力P2を決める減
圧弁15のスプリング24を設けるとともに、このスプ
リング室15bは、閉塞部材52に形成した孔63を介
して、スプリング室13b、すなわち、タンク通路27
に連通する。
【0044】
【発明の効果】この発明によれば、シーケンス弁の弁部
材に減圧弁のスプールを組み込んで、これらシーケンス
弁と減圧弁とを一体的に構成している。したがって、一
つのバルブボディに、シーケンス弁、減圧弁を別々に構
成するのに比べて、バルブボディを小さくすることがで
き、油圧制御装置全体の小型化を図ることができる。第
2の発明によれば、第1の発明において、スプリング
が、シーケンス弁のスプリングと、減圧弁のスプリング
とを兼ねるので、1本のスプリングを設けるだけでもよ
い。
【0045】第3の発明によれば、第1、2の発明にお
いて、ポンプ吐出圧が第1設定圧力に達すると、シーケ
ンス弁の弁部材がノーマル位置から移動するが、弁部材
がいったん移動すれば、その受圧面積は大きくなる。し
たがって、弁部材を一気に移動させてポンプラインを開
くことができ、そのときに発生する圧力損失を抑えるこ
とができる。特に、第2の発明においては、スプリング
を確実に所定量だけ押し縮めることができるので、この
スプリングに、減圧弁のスプリングとしての機能を確実
に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の油圧制御装置の断面図
である。
【図2】この発明の第2実施例の油圧制御装置の断面図
である。
【図3】この発明の第3実施例の油圧制御装置の断面図
である。
【図4】この発明の第4実施例の油圧制御装置の断面図
である。
【図5】油圧制御装置の回路図である。
【図6】従来例の油圧制御装置の断面図である。
【符号の説明】
P ポンプ T タンク P1 第1設定圧力 P2 第2設定圧力 1 ポンプライン 1a ポンプ通路 1b 切換弁側通路 2〜4 切換弁 13 シーケンス弁 14 パイロットライン 15 減圧弁 23 (シーケンス弁13の)スプリング 24 (減圧弁15の)スプリング 25 バルブボディ 29 組み付け孔 30 弁部材 37 スプール孔 40 スプール 53、54、62 スプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプに接続するポンプラインと、ポン
    プラインに設け、ポンプラインがタンクに連通している
    ときでも、上流側に第1設定圧力のポンプ吐出圧を発生
    させるシーケンス弁と、シーケンス弁より上流側でポン
    プラインに接続するパイロットラインと、パイロットラ
    インに設け、ポンプ吐出圧が第1設定圧力より高く設定
    された第2設定圧力を超えているとき、そのポンプ吐出
    圧を減圧して、パイロットラインのパイロット圧を第2
    設定圧力に維持する減圧弁とを備え、ポンプラインに接
    続する切換弁を、パイロットラインのパイロット圧を利
    用して切換える構成にした油圧制御装置において、上記
    シーケンス弁は、バルブボディに摺動自在に組み込み、
    ポンプ吐出圧を作用させた弁部材と、弁部材に弾性力を
    作用させたスプリングとを有し、この弁部材は、ノーマ
    ル位置にあるとき、ポンプラインを遮断するとともに、
    ポンプ吐出圧が第1設定圧力に達したとき、スプリング
    に抗して移動して、ポンプラインを開く構成にする一
    方、上記減圧弁は、上記シーケンス弁の弁部材の軸方向
    に形成したスプール孔と、このスプール孔に摺動自在に
    組み込み、パイロットラインのパイロット圧を作用させ
    たスプールと、スプールに弾性力を作用させたスプリン
    グとを有し、このスプールは、ノーマル位置にあると
    き、パイロットラインをポンプラインに連通するととも
    に、パイロットラインのパイロット圧が第2設定圧力に
    達したとき、スプリングに抗して移動して、パイロット
    ラインをポンプラインから遮断する構成にしたことを特
    徴とする油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 シーケンス弁の弁部材及び減圧弁のスプ
    ールに同一のスプリングを連係させる一方、このスプリ
    ングは、シーケンス弁のスプリングとして機能するとと
    もに、弁部材が移動して所定量だけ押し縮められてから
    は、減圧弁のスプリングとして機能する構成にしたこと
    を特徴とする請求項1記載の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 ポンプ吐出圧が作用するシーケンス弁の
    弁部材の受圧面積は、弁部材がノーマル位置にあるとき
    よりも、弁部材がスプリングに抗して移動するときの方
    が大きくなる構成にしたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の油圧制御装置。
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