JPH1134358A - 印刷データ修正装置、印刷システム、印刷データ修正方法および印刷データ修正プログラムを記録したソフトウェア記録媒体 - Google Patents

印刷データ修正装置、印刷システム、印刷データ修正方法および印刷データ修正プログラムを記録したソフトウェア記録媒体

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JPH1134358A
JPH1134358A JP19605697A JP19605697A JPH1134358A JP H1134358 A JPH1134358 A JP H1134358A JP 19605697 A JP19605697 A JP 19605697A JP 19605697 A JP19605697 A JP 19605697A JP H1134358 A JPH1134358 A JP H1134358A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク残量が減ってくると印刷濃度が薄くな
り白っぽくなってしまう。 【解決手段】 インクジェット方式のプリンタ31のよ
うなインクタンク31a1の液位が減っていくと吐出す
るインク粒の量も減っていく場合に、インク残量を直接
または間接的に検出することにより、液位に応じて吐出
されるインク粒の量が分かり、かかるインク粒の量の変
化を補償するように印刷データを修正するようにしたた
め、インクタンクの液位に関わらず常に印刷結果を良好
に維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷データ修正装
置、印刷システム、印刷データ修正方法および印刷デー
タ修正プログラムを記録したソフトウェア記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーインクジェットプリンタの
高精細化が進み、いわゆる写真画質と呼ばれるまでに至
っている。このようなインクジェットプリンタは、所定
の色インクを粒状に吐出することにより、所望の位置に
所定色のドットを付し、画像をドットマトリクス状に表
現している。この場合、カラー画像であれば、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の三色あるい
はこれにブラック(K)を加えた四色の色インクを使用
して再現する。
【0003】ところで、写真画質と呼ばれるようになる
には、ドットが微少化することも重要であるが、色再現
性も極めて重要となる。コンピュータの内部では色を赤
緑青(RGB)の多階調データで表現しているにも関わ
らず、プリンタではCMYKの二階調データにしか対応
できないため、色空間の変換と、階調変換が行われてい
る。すなわち、RGBの多階調で表現される色を維持し
ながらCMYKの二階調表示で実現している。むろん、
ここでは一つ一つのドットが規定どおりの濃度で発色し
ているということを前提としている。
【0004】しかしながら、印刷データ的には色の再現
性を維持して出力されているにも関わらず、実際はイン
ク残量によって印字ヘッドが吐出する色インク粒の重量
が異なり、この結果、各ドットが本来の濃度で発色して
いるとはいえない場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のカラー
インクジェットプリンタにおいては、印刷するにつれて
インク残量が減っていくと吐出するインク粒の重量が徐
々に少なくなってくるため、各ドットが本来の濃度で発
色しているとはいえなくなり、結果的に色の再現性が劣
化することがあるという課題があった。
【0006】これは各種の要因が考えられるものの一つ
には色インクを溜めているインクタンクの液位が関係し
ており、液位が高ければその分だけ圧力が多くかかって
吐出される色インク粒の重量が増えるし、液位が低けれ
ばその分だけ圧力が減って吐出される色インク粒の重量
も減ってくるからである。この場合、液位を一定にする
機械的構成を採用することも可能であるが、構造が複雑
となり、製造コストも高くならざるを得ない。
【0007】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、より容易な手法でインク残量に関わらず一定の
印刷結果を得るようにすることが可能な印刷データ修正
装置、印刷システム、印刷データ修正方法および印刷デ
ータ修正プログラムを記録したソフトウェア記録媒体の
提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、インクタンクから給液さ
れてノズルからインク粒を吐出する印字ヘッドを備える
とともに同インク粒を記録媒体上に付着せしめてドット
マトリクス状の画像を印刷する印刷装置に対し、多階調
の印刷データをハーフトーン処理することにより二階調
の印刷データに変換して出力するにあたり、同印刷デー
タに基づく印刷濃度を修正する印刷データ修正装置であ
って、上記インクタンクの液位を検出するインク残量検
出手段と、上記液位に応じて変化するインク粒量によっ
て印刷濃度が変化するのを打ち消すように上記検出され
た液位に基づいて上記印刷データを修正する印刷データ
修正手段とを具備する構成としてある。
【0009】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、印刷装置の印字ヘッドがインクタンクか
ら給液されるノズルを有しており、このノズルからイン
ク粒を吐出する。従って、インクタンクの液位によって
は吐出されるインク粒量が変化することになる。そし
て、同インク粒を記録媒体上に付着せしめてドットマト
リクス状の画像を印刷する際には、このインク粒量によ
ってドットの大きさが変化し、ドットあたりの印刷濃度
は変化する。
【0010】一方、インク残量検出手段は上記インクタ
ンクの液位を検出し、印刷データ修正手段は上記液位に
応じて変化するインク粒量によって印刷濃度が変化する
のを打ち消すように上記検出された液位に基づいて上記
印刷データを修正する。この前提として、多階調の印刷
データをハーフトーン処理することにより二階調の印刷
データに変換して出力されるが、この過程において印刷
データには印刷濃度の情報が含まれているため、かかる
印刷濃度を上述したようにして変化させるように同印刷
データを修正する。
【0011】すなわち、インクタンクの液位に応じて印
刷データを修正することにより、印刷濃度を一定にす
る。
【0012】印刷装置はインクタンクから給液される印
字ヘッドにてインク粒を記録媒体上に付着せしめるもの
であり、インクタンクの液位に対してインク粒量に相関
関係があるものであればよい。この場合、具体的にイン
ク粒を吐出する手法などは特に限定されるものではな
く、マイクロポンプ方式であったり、バブルジェット方
式であるなど各種のものに採用可能である。
【0013】インク残量検出手段は実質的にインクタン
クの液位を検出できればよく、検出手法は各種のものを
採用可能である。例えば、液位を直に検出する液位セン
サで構成することもできるし、使用したインク量から間
接的に液位を検出する構成とすることもできる。後者の
一例として、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載
の印刷データ修正装置において、上記インク残量検出手
段は、吐出したインク粒の総量をカウントするカウント
手段と、このカウント結果に基づいて液位の減少量を推
定する液位推定手段とを有する構成としてある。
【0014】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、カウント手段が吐出したインク粒の総量
をカウントしており、このカウント総量×インク粒量で
使用したインク量を算出できる。そして、液位推定手段
は同カウント結果に基づいてこのような演算を行ない液
位の減少量を推定する。むろん具体的な演算式は各種の
変形が可能であるし、インクタンクの形状によっても液
位の演算は変化する。
【0015】ところで、このようにして印刷データを修
正する印刷データ修正装置は必ずしも一体としての装置
である必要はなく、各種の変形が可能である。その一例
として、請求項3にかかる発明は、印刷装置と印刷制御
装置とからなる印刷システムであって、上記印刷装置
は、インクタンクから給液されてノズルからインク粒を
吐出する印字ヘッドを備えるとともに同インク粒を記録
媒体上に付着せしめてドットマトリクス状の画像を印刷
する印刷手段と、上記インクタンクの液位を検出するイ
ンク残量検出手段とを具備し、上記印刷制御装置は、多
階調の印刷データをハーフトーン処理することにより二
階調の印刷データに変換する印刷データ変換手段と、上
記液位に応じて変化するインク粒量によって印刷濃度が
変化するのを打ち消すように上記検出された液位に基づ
いて上記印刷データを修正する印刷データ修正手段とを
具備する構成としてある。
【0016】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、上述したようなインクタンクの液位とイ
ンク粒量とが相関関係を有する印刷手段を備えた印刷装
置のインク残量検出手段が同インクタンクの液位を検出
しており、かかる印刷装置に対して印刷データを多階調
から二階調に変換して出力する印刷制御装置の印刷デー
タ修正手段は上記検出された液位に基づいて印刷データ
を修正し、液位に応じて変化するインク粒量によって印
刷濃度が変化するのを打ち消している。
【0017】この場合はインク残量検出手段が印刷装置
内に備えられているが、これを含めて印刷データ修正装
置と呼ぶことも可能であるし、さらには、印刷データを
印刷装置に出力する時点で上述したようなインク粒の総
量をカウントしておけば印刷装置外で液位を検出するこ
とが可能となる。
【0018】また、必ずしも形ある装置に限られる必要
もなく、その一例として、請求項4にかかる発明は、イ
ンクタンクから給液されてノズルからインク粒を吐出す
る印字ヘッドを備えるとともに同インク粒を記録媒体上
に付着せしめてドットマトリクス状の画像を印刷する印
刷装置に対し、多階調の印刷データをハーフトーン処理
することにより二階調の印刷データに変換して出力する
にあたり、同印刷データに基づく印刷濃度を修正するに
あたり、上記インクタンクの液位を検出するとともに、
上記液位に応じて変化するインク粒量によって印刷濃度
が変化するのを打ち消すように上記検出された液位に基
づいて上記印刷データを修正する構成としてある。
【0019】すなわち、必ずしも実体のある装置で修正
する作業に限らず、その方法としても有効であることに
相違はない。
【0020】ところで、上述したように印刷データを修
正する印刷データ修正装置は単独で存在する場合もある
し、ある機器に組み込まれた状態で利用されることもあ
るなど、発明の思想としては各種の態様を含むものであ
る。また、ハードウェアで実現されたり、ソフトウェア
で実現されるなど、適宜、変更可能である。
【0021】発明の思想の具現化例として色修正するソ
フトウェアとなる場合には、かかるソフトウェアを記録
したソフトウェア記録媒体上においても当然に存在し、
利用されるといわざるをえない。
【0022】その一例として、請求項5にかかる発明
は、インクタンクから給液されてノズルからインク粒を
吐出する印字ヘッドを備えるとともに同インク粒を記録
媒体上に付着せしめてドットマトリクス状の画像を印刷
する印刷装置に対し、多階調の印刷データをハーフトー
ン処理することにより二階調の印刷データに変換して出
力するにあたり、同印刷データに基づく印刷濃度を修正
する印刷データ修正プログラムを記録したソフトウェア
記録媒体であって、上記インクタンクの液位を検出する
とともに、上記液位に応じて変化するインク粒量によっ
て印刷濃度が変化するのを打ち消すように上記検出され
た液位に基づいて上記印刷データを修正する構成として
ある。
【0023】むろん、そのソフトウェア記録媒体は、磁
気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であっても
よいし、今後開発されるいかなるソフトウェア記録媒体
においても全く同様に考えることができる。また、一次
複製品、二次複製品などの複製段階については全く問う
余地無く同等である。その他、供給方法として通信回線
を利用して行う場合でも本発明が利用されていることに
は変わりないし、半導体チップに書き込まれたようなも
のであっても同様である。
【0024】さらに、一部がソフトウェアであって、一
部がハードウェアで実現されている場合においても発明
の思想において全く異なるものはなく、一部をソフトウ
ェア記録媒体上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み
込まれるような形態のものとしてあってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、機械的に
液位を一定とするのではなく、変化する液位に応じて印
刷濃度を変化させるように印刷データを修正するように
したため、より容易な手法で印刷結果を一定とすること
が可能な印刷データ修正装置を提供することができる。
【0026】また、請求項2にかかる発明によれば、イ
ンク残量を検出するのに吐出したインク粒の総量をカウ
ントするようにしたため、液位を検出するためのセンサ
などを必要とせず、容易に構成できる。
【0027】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
同様により容易な手法で印刷結果を一定とすることが可
能な印刷システムを提供することができ、請求項4にか
かる発明によれば、印刷データ修正方法を提供すること
ができ、請求項5にかかる発明によれば、印刷データ修
正プログラムを記録したソフトウェア記録媒体を提供す
ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。
【0029】図1は、本発明の一実施形態にかかる印刷
データ修正装置をクレーム対応図により示しており、図
2は同印刷データ修正装置を適用した印刷システムのハ
ードウェア構成例をブロック図により示している。
【0030】この印刷システムは、概略、画像入力装置
10と、画像処理装置20と、印刷装置30とに分類で
きる。画像入力装置10としては、スキャナ11やデジ
タルスチルカメラ12あるいはビデオカメラ14などが
該当するし、画像処理装置20としては、コンピュータ
21とハードディスク22とキーボード23とCD−R
OMドライブ24とフロッピーディスクドライブ25と
モデム26とディスプレイ27などが該当し、印刷装置
30の具体例はインクジェットプリンタ31等が該当す
る。なお、モデム26については公衆通信回線に接続さ
れ、外部のネットワークに同公衆通信回線を介して接続
し、ソフトウェアやデータをダウンロードして導入可能
となっている。
【0031】ここで、画像入力装置10としてのスキャ
ナ11やデジタルスチルカメラ12は画像データとして
RGB(緑、青、赤)の256階調の画像データを出力
し、印刷装置30としてのインクジェットプリンタ31
はCMYK(シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック)
の二階調の画像データを入力として必要とする。従っ
て、画像処理装置20としてのコンピュータ21内では
上記256階調の画像データを入力して所定の画像処理
及び印刷処理を行い、二階調の画像データとして出力す
ることになる。
【0032】図3はこの画像データの流れを示してお
り、画像入力装置10がドットマトリクス状の画素とし
て表したRGBの多階調(256階調)の画像データを
画像処理装置20へ出力し、同画像処理装置20は所定
の画像処理をするとともにCMYKの二階調の画像デー
タ(二値データ)として印刷装置30へ出力する。画像
処理装置20内ではRGB色空間からCMYK色空間へ
の色変換処理を行い、この処理でRGBの256階調の
画像データはCMYKの256階調の画像データに変換
される。この後、印刷装置30が入力可能なデータが2
階調であることに鑑み、256階調の画像データを2階
調の画像データに変換するハーフトーン処理を実行す
る。画像データはこのような過程を経て印刷データとし
て印刷装置30に出力されるが、それ以前の過程におい
ても実質的に同じ画像についてのデータであるので広義
の意味で印刷データと呼ぶことができる。そして、印刷
データ修正装置30aは原理的にもどの段階の印刷デー
タに対して修正処理を行うことも可能であり、本実施形
態においては、色変換処理と同時にCMYKの256階
調の画像データに対して行なうものとする。
【0033】なお、コンピュータ21内ではオペレーテ
ィングシステム21aが稼働しており、インクジェット
プリンタ31やディスプレイ27に対応したプリンタド
ライバ21bやディスプレイドライバ21cが組み込ま
れているとともに、アプリケーション21dはオペレー
ティングシステム21aにて処理の実行を制御され、デ
ィスプレイドライバ21cと連携してディスプレイ27
への表示を行うとともに、必要に応じてプリンタドライ
バ21bと連携して印刷処理を実行している。従って、
このプリンタドライバ21bが主となって印刷データ修
正装置30aを構成することになる。
【0034】本実施形態においては、印刷データ修正装
置30aはこのような印刷システムにおいて印刷データ
を生成する過程において、同生成された印刷データを入
力し、所定のデータ修正を行って出力する。この場合、
インク残量検出手段30a1は印刷装置30でのインク
残量あるいはインク液量を直接または間接的に求めるも
のであり、後述するようにしてインク残量を取得し、印
刷データ修正手段30a2はこのインク残量に対応する
変換テーブルを参照して印刷データを修正する。なお、
印刷データを生成する過程においては上述した多階調の
印刷データを二階調の印刷データに変換する印刷データ
変換処理30a3も介在されていることになる。以下、
これらの工程を詳細に説明する。ただし、多階調の印刷
データを二階調の印刷データに変換する印刷データ変換
処理30a3については通常の公知の手法を採用してお
り、特に詳述しない。
【0035】まず、修正された印刷データに基づいて印
刷を行うインクジェットプリンタ31について説明す
る。図4はインクジェットプリンタ31の概略構成を示
しており、三つの印字ヘッドユニットからなる印字ヘッ
ド31aと、この印字ヘッド31aを制御する印字ヘッ
ドコントローラ31bと、当該印字ヘッド31aを桁方
向に移動させる印字ヘッド桁移動モータ31cと、印字
用紙を行方向に送る紙送りモータ31dと、これらの印
字ヘッドコントローラ31bと印字ヘッド桁移動モータ
31cと紙送りモータ31dにおける外部機器とのイン
ターフェイスにあたるプリンタコントローラ31eとか
らなるドット印刷機構を備え、印刷データに応じて画像
印刷可能となっている。
【0036】図5は印字ヘッド31aのより具体的な構
成を示しており、図6はインク吐出時の動作を示してい
る。印字ヘッド31aには色インクタンク31a1から
ノズル31a2へと至る微細な管路31a3が形成され
ており、同管路31a3の終端部分にはインク室31a
4が形成されている。このインク室31a4の壁面は可
撓性を有する素材で形成され、この壁面に電歪素子であ
るピエゾ素子31a5が備えられている。このピエゾ素
子31a5は電圧を印加することによって結晶構造が歪
み、高速な電気−機械エネルギー変換を行うものである
が、かかる結晶構造の歪み動作によって上記インク室3
1a4の壁面を押し、当該インク室31a4の容積を減
少させる。すると、このインク室31a4に連通するノ
ズル31a2からは所定量の色インク粒が勢いよく吐出
することになる。このポンプ構造をマイクロポンプ機構
と呼ぶことにする。
【0037】なお、一つの印字ヘッドユニットには独立
した二列のノズル31a2が形成されており、各列のノ
ズル31a2には独立して色インクが供給されるように
なっている。従って、三つの印字ヘッドユニットでそれ
ぞれ二列のノズル31a2を備えることになり、最大限
に利用して六色の色インクを使用することも可能であ
る。図4に示す例では、左列の印字ヘッドユニットにお
ける二列を黒インクに利用し、中程の印字ヘッドユニッ
トにおける一列だけを使用してシアン色インクに利用
し、右列の印字ヘッドユニットにおける左右の二列をそ
れぞれマゼンタ色インクとイエロー色インクに利用して
いる。
【0038】このように、本実施形態においては、マイ
クロポンプ機構を採用するインクジェットプリンタ31
について適用している。インクジェットプリンタ31に
おいては、上述した印字ヘッド31aから一つのドット
について一つのインク粒を吐出させて印字させる。しか
しながら、インク粒の量はインクタンク31a1の液位
に応じて変化しており、インク粒の量はドットの大きさ
に対応しているので、結局は一つのドットの大きさがイ
ンクタンク31a1の液位に応じて変化していることに
なる。重ね打ちによっては印刷濃度があまり変化しない
ものにおいては、ドットの大きさは即ち印刷濃度に影響
を与える。従って、インクタンク31a1の液位に応じ
てドットの大きさが変化するのであれば印刷濃度が変化
し、カラーにおいては色のバランスと明度として、ま
た、モノクロにおいてはグレイの濃さとして一定でなく
なることになる。
【0039】本実施形態では、マイクロポンプ機構を採
用するインクジェットプリンタ31を説明したが、イン
クタンクの液位に応じてインク粒に差が生じる結果、印
刷濃度に影響を与えるようなものであれば、他のインク
吐出機構を有するプリンタにおいても適用可能である。
【0040】例えば、図7に示すようにノズル31a6
近傍の管路31a7の壁面にヒータ31a8を設けてお
き、このヒータ31a8を加熱して気泡を発生させ、そ
の圧力で色インクを吐出するようなバブルジェット方式
のポンプ機構も実用化されている。この場合において
も、図示しないインクタンクの液位によってノズル31
a6での圧力状況が異なり、インク粒の量に影響を与え
てしまうことは避けられない。
【0041】また、本実施形態においては、画像入力装
置10と印刷装置30との間にコンピュータシステムを
組み込んで印刷処理を行うようにしているが、必ずしも
かかるコンピュータシステムを必要とするわけではな
い。例えば、図8に示すように、コンピュータシステム
を介することなく画像データを入力して印刷するプリン
タ32においては、スキャナ11bやデジタルスチルカ
メラ12bあるいはモデム26b等を介して入力される
印刷データとしての画像データを入力し、機体差を解消
するような修正を行うように構成することも可能であ
る。
【0042】ところで、インク残量検出手段30a1は
このような構成からなるインクジェットプリンタ31に
おいてインクタンク31a1の液位を検出することにな
る。同液位を検出するには二つの手法、すなわち現実に
インクタンクの液位を検出する手法と、印刷データに基
づくインク使用量から液位の減少を推定する手法とが実
現可能である。むろん前者の方が確実であるものの、カ
ートリッジ式のインクタンク31a1に液位を計測する
センサを備えるとなると、コスト高となる。このため、
本実施形態においては、コスト的にもメリットのある後
者の手法を採用することにする。
【0043】図9はプリンタコントローラ31eが実施
しているファームウェアのフローチャートを示してお
り、プリンタコントローラ31eはこのファームウェア
を実行することによってインクタンク31a1の液位を
計測している。
【0044】ステップS100はコンピュータ21から
出力される印刷データをバッファに書き込んだり同バッ
ファから読み出すバッファ処理であり、ステップ110
は同バッファから読み出した印刷データに基づいて各ノ
ズル31a2から吐出せしめるための印字データを生成
する印字データ生成処理である。この時点でいくつのノ
ズル31a2からインク粒を吐出させるかが分かるた
め、ステップS120では吐出したインク粒をカウント
するインク粒カウント処理を実行する。続くステップS
130では印字ヘッド31aを所定位置まで移動させる
ヘッド移動処理を実行し、ステップS140では上述し
た印字データに基づいて各ノズル31a2のピエゾ素子
31a5に電圧を印加する印字ヘッド駆動処理を実行す
る。また、ステップS150ではインクジェットプリン
タ31に設けられた操作パネルなどの操作に対応する処
理を実行したり、コンピュータ21からの他の制御に応
答する処理を実行する。例えば、コンピュータ21から
上述したインク粒カウント結果を出力する旨の指示が入
力されれば出力する処理を実行することになる。
【0045】従って、このインクジェットプリンタ31
を採用する印刷システムにおいては、図10に示すよう
にプリンタの側に印刷手段とともにインク残量検出手段
30a1が含まれ、コンピュータの側に印刷データ変換
手段30a3と印刷データ修正手段30a2とが含まれ
ることになる。一方、上述したように吐出するインク粒
をカウントしてインクタンク31a1液位を推定する手
法は、必ずしもプリンタの側で行わなければならないも
のではない。図11は、かかる推定をコンピュータの側
で実行する場合のブロック図を示している。コンピュー
タ21のプリンタドライバ21bで印刷データを生成す
る時点で同様の手法にてインク粒のカウントを行うよう
にすればインク残量を検出可能となる。この場合、イン
クタンク31a1を交換した時点でインク粒のカウント
をリセットする必要があるため、本実施形態においては
インクタンク31a1を交換したときに図12に示すよ
うにプリンタドライバ21bのGUIで指定できるよう
にしてある。
【0046】次に、以上のようなインクジェットプリン
タ31に対して出力される印刷データを修正することに
なる印刷データ修正手段30a2について説明する。図
13に示すようにインクジェットプリンタ31の側でイ
ンク残量を検出し、これをコンピュータ21の側のプリ
ンタドライバ21bで取得するとともに同インク残量に
よるインク粒の量の変化を打ち消すことができるような
印刷データの補正ルックアップテーブルを作成すること
になる。
【0047】図14はこのプリンタドライバの処理を示
している。プリンタドライバ21bが起動されるとステ
ップS200にてプリンタコントローラ31eを介して
インク粒のカウンタに基づく(新)インク残量を入力す
る。この場合、結局のところはインク粒のカウント値か
らインクタンク31a1の液位が算出できるため、イン
ク残量であっても良いし、インク粒のカウントであって
も良い。次に、ステップS210ではこのプリンタドラ
イバ21b自体が先に書き込んでおいた(旧)インク残
量を読み込む。この旧インク残量は後述するようにして
補正ルックアップテーブルを作成したときのインク残量
を示すものであり、ステップS220では旧インク残量
と新インク残量との差に基づいてインク減量を求め、こ
の値が所定のしきい値よりも大きいか否かを判断する。
補正ルックアップテーブルを作成し直すのは時間がかか
るため、印刷のたびに作成し直すのではなく、インク減
量を求めてある程度インクが減量したときにだけ補正ル
ックアップテーブルを作成するためである。なお、イン
ク交換後は新インク残量の方が多いので、必ずしも減量
する場合には限らない。
【0048】従って、インク減量が大きくなければ新し
い補正ルックアップテーブルを作成することなくステッ
プS260にて色変換処理を実行してRGBの256階
調からCMYKの256階調へと変換し、ステップS2
70にてハーフトーン処理を実行してCMYKの二階調
へと変換した後、作成した印刷データをステップS28
0にてインクジェットプリンタ31に出力して印刷する
ことになる。
【0049】一方、インク減量が大きい場合、すなわ
ち、前回補正ルックアップテーブルを作成したときから
インクタンク31a1の液位がある程度下がったと判断
される場合には吐出されるインク粒の量に影響が出始め
るので、ステップS230にて新インク残量に基づく補
正ルックアップテーブルを作成する。図15はインク残
量と吐出されるインク粒の関係を示すものであり、横軸
にインク使用量を%で示し、縦軸にインク吐出重量を%
で示している。インク使用量が0%から60%の間では
インク吐出重量が直線的に下降し、インク使用量が60
%を越えるあたりから下降量が大きくなる傾向を示して
いる。なお、印字ヘッド31aごとにインク吐出重量に
はバラツキがあり、そのバラツキの差によってこの下降
傾向が変化するか否かを図16のグラフで示している。
図に示すとおり、もともとのインク吐出重量のバラツキ
は下降傾向に大きな影響を与えるものではない。
【0050】かかる下降傾向を修正するため補正ルック
アップテーブルは図17に示す入出力関係を達成するよ
うに作成される。すなわち、入出力が256階調である
ことを前提として、入力値よりも出力値の方が大きくな
るγカーブの対応関係を形成している。むろん、インク
残量に応じてγの値を設定するし、この際に必ずしもγ
カーブを利用しなければならないわけではない。γの値
は実験によって予め求めておく。
【0051】印刷データを修正するにあたって、毎回、
補正ルックアップテーブルを参照することも不可能では
ないが、いずれにしても色変換テーブルは参照されるた
め、ステップS250では色変換テーブルを書き換えて
補正ルックアップテーブルの内容を組み入れる。このよ
うにしておけば、以後は補正ルックアップテーブルを参
照しなくても色変換するだけで最適な補正も実行される
ことになる。なお、このようにして補正ルックアップテ
ーブルを作成したときのインク残量をステップS250
にて所定のエリアに書き込んでおき、次回以降、プリン
タドライバ21bが起動されたときにはステップS21
0にて同インク残量を旧インク残量として読み込み、上
述したように新インク残量と比較することになる。
【0052】図18はインク残量をプリンタドライバ2
1bの側だけで管理する場合のフローチャートを示して
いる。インク減量が大なるときにだけ補正ルックアップ
テーブルを作成する点では概ね共通しており、GUIで
インクタンクを交換したことが分かった場合にはステッ
プS300,S305にて新インク残量と旧インク残量
をリセットする。ここで旧インク残量にはインク減量が
大きくなるような値をセットする。そのようにしておけ
ば、インクタンクを交換したときにステップS310に
てインク減量を算出すると、通常の場合にインク減量が
大きいと判断されるときと同様にしてステップS320
〜S330にて補正ルックアップテーブルを作成すると
ともにその時点でのインク残量を旧インク残量として書
き換えることになる。一方、インクジェットプリンタ3
1に対して出力する印刷データを作成しなければインク
使用量は判定できないから、ステップS335〜S34
5にて印刷処理した後、ステップS350にて新インク
残量を求めるとともに書き込んでおき、ステップS31
0でのインク減量の算出は互いに書き込まれている新イ
ンク残量と旧インク残量の差を算出することになる。
【0053】むろん、これらの各種のデータの一時的な
保管はコンピュータ21に接続されたハードディスク2
2などを利用すればよい。
【0054】なお、上述したように印字ヘッド31aご
とのインク使用量の差も印刷濃度に影響を与えるが、こ
の補正は別途行うものとする。
【0055】次に、図14に示すプリンタドライバ21
bのフローチャートを参照しながら上記構成からなる本
実施形態の動作を説明する。
【0056】スキャナ11で読み込んだ画像データをプ
リンタ31で印刷する場合を想定すると、まず、コンピ
ュータ21にてオペレーティングシステム21aが稼働
しているもとで、アプリケーション21dを起動させ、
スキャナ11に対して読み取りを開始させる。読み取ら
れた画像データが同オペレーティングシステム21aを
介してアプリケーション21dに取り込まれたら、所定
の画像処理を行い、印刷処理を選択する。
【0057】印刷処理が選択されるとオペレーティング
システム21aはプリンタドライバ21bを起動させ
る。プリンタドライバ21bは、起動後、最初のステッ
プS200でインクジェットプリンタ31に対してイン
ク粒のカウント値を出力するように指示し、ファームウ
ェアがカウントしている値をプリンタコントローラ31
eを介して入力する。次に、ステップS210ではハー
ドディスク22などに記憶させておいた旧インク残量を
読み込み、ステップS220にてインク減量を算出す
る。
【0058】始めての印刷起動時であれば旧インク残量
が記憶されておらず、「0」となって新インク残量がい
かなる値であろうとインク減量は大きな値となる。この
場合、減量したわけではないが、差が大きければ古い補
正ルックアップテーブルは用をなさないものと判断して
作り直すことにする。また、インクタンク31a1を交
換したときにはカウンタがクリアされ、新インク残量は
旧インク残量よりも大きくなる。
【0059】いずれにしても最初はインク減量が大きい
と判断され、ステップS230で新インク残量でのイン
ク粒に応じた印刷濃度が得られるようなγ値に基づいて
補正ルックアップテーブルを作成する。ただし、最初の
時にはインク残量が100%に近く(インク使用量は0
%に近い)ため、補正ルックアップテーブルは実質的に
入出力間で殆ど差が生じていない。そして、ステップS
240ではこの補正ルックアップテーブルに基づいて色
変換テーブルを書き換え、ステップS250では現時点
での色変換テーブルで対象となるインク残量をハードデ
ィスクに書き込む。
【0060】この後、ステップS260にて色変換し、
ステップS270にてハーフトーン処理してから、ステ
ップS280にて印刷データをインクジェットプリンタ
31に出力することになる。
【0061】一方、次回の印刷時にもプリンタドライバ
21bは起動されるが、さほどインク残量が変化してい
なければステップS230〜S250にて補正ルックア
ップテーブルを作成することなく印刷される。しかし、
印刷を繰り返すごとに新インク残量は減少していくた
め、時折、インク減量が大きいと判断され、上述したよ
うにして当該新インク残量でのインク粒量に応じた補正
ルックアップテーブルを作成する。また、上述したよう
にインク使用量が60%を越えるあたりからインク粒の
量の下降傾向が大きくなるため、これに応じて補正ルッ
クアップテーブルでの補正量は大きくなる。
【0062】むろん、このようにして印刷データが修正
されると、同印刷データは修正前に比べて濃く印刷させ
るデータとなる。しかし、インクタンク31a1での液
位が減少することによって吐出されるインク粒の重量が
少なくなってきており、これはドットの大きさが小さく
なって印刷濃度が薄くなることを意味する。となると、
印刷データをやや濃いめに修正することが結果的にドッ
トが小さくなって薄めとなることと相殺しあい、本来の
印刷データとおりの印刷濃度を得られることになる。ま
た、色インク間のバランスも保持され、良好な色再現性
を得ることができる。
【0063】このように、インクジェット方式のプリン
タ31のようなインクタンク31a1の液位が減ってい
くと吐出するインク粒の量も減っていく場合に、インク
残量を直接または間接的に検出することにより、液位に
応じて吐出されるインク粒の量が分かり、かかるインク
粒の量の変化を補償するように印刷データを修正するよ
うにしたため、インクタンクの液位に関わらず常に印刷
結果を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷データ修正装置のクレーム対応図
である。
【図2】同印刷データ修正装置が適用される印刷システ
ムの具体的ハードウェア構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】印刷処理の具体的手順を示すブロック図であ
る。
【図4】プリンタの概略ブロック図である。
【図5】同プリンタにおける印字ヘッドユニットのより
詳細な概略説明図である。
【図6】同印字ヘッドユニットで色インクを吐出させる
状況を示す概略説明図である。
【図7】バブルジェット方式の印字ヘッドで色インクを
吐出させる状況を示す概略説明図である。
【図8】本発明の印刷データ修正装置の他の適用例を示
す概略ブロック図である。
【図9】インクジェットプリンタにおけるファームウェ
アのフローチャートである。
【図10】本実施形態における機能構成を示す図であ
る。
【図11】他の適用例における機能構成を示す図であ
る。
【図12】同適用例におけるプリンタドライバのGUI
画面を示す図である。
【図13】インク残量検出と印刷データ修正を示すハー
ドウェアでの手続の流れを示す図である。
【図14】プリンタドライバのフローチャートである。
【図15】インク使用量とインク吐出重量の関係を示す
グラフである。
【図16】バラツキのある印字ヘッドでのインク吐出重
量の変化状況を示すグラフである。
【図17】補正ルックアップテーブルでの入出力関係を
示すグラフである。
【図18】変形例にかかるプリンタドライバのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10…画像入力装置 20…画像処理装置 21…コンピュータ 23…キーボード 30…印刷装置 31〜32…プリンタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクタンクから給液されてノズルから
    インク粒を吐出する印字ヘッドを備えるとともに同イン
    ク粒を記録媒体上に付着せしめてドットマトリクス状の
    画像を印刷する印刷装置に対し、多階調の印刷データを
    ハーフトーン処理することにより二階調の印刷データに
    変換して出力するにあたり、同印刷データに基づく印刷
    濃度を修正する印刷データ修正装置であって、 上記インクタンクの液位を検出するインク残量検出手段
    と、 上記液位に応じて変化するインク粒量によって印刷濃度
    が変化するのを打ち消すように上記検出された液位に基
    づいて上記印刷データを修正する印刷データ修正手段と
    を具備することを特徴とする印刷データ修正装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の印刷データ修正装
    置において、上記インク残量検出手段は、吐出したイン
    ク粒の総量をカウントするカウント手段と、このカウン
    ト結果に基づいて液位の減少量を推定する液位推定手段
    とを有することを特徴とする印刷データ修正装置。
  3. 【請求項3】 印刷装置と印刷制御装置とからなる印刷
    システムであって、上記印刷装置は、 インクタンクから給液されてノズルからインク粒を吐出
    する印字ヘッドを備えるとともに同インク粒を記録媒体
    上に付着せしめてドットマトリクス状の画像を印刷する
    印刷手段と、 上記インクタンクの液位を検出するインク残量検出手段
    とを具備し、 上記印刷制御装置は、 多階調の印刷データをハーフトーン処理することにより
    二階調の印刷データに変換する印刷データ変換手段と、 上記液位に応じて変化するインク粒量によって印刷濃度
    が変化するのを打ち消すように上記検出された液位に基
    づいて上記印刷データを修正する印刷データ修正手段と
    を具備することを特徴とする印刷システム。
  4. 【請求項4】 インクタンクから給液されてノズルから
    インク粒を吐出する印字ヘッドを備えるとともに同イン
    ク粒を記録媒体上に付着せしめてドットマトリクス状の
    画像を印刷する印刷装置に対し、多階調の印刷データを
    ハーフトーン処理することにより二階調の印刷データに
    変換して出力するにあたり、同印刷データに基づく印刷
    濃度を修正するにあたり、上記インクタンクの液位を検
    出するとともに、上記液位に応じて変化するインク粒量
    によって印刷濃度が変化するのを打ち消すように上記検
    出された液位に基づいて上記印刷データを修正すること
    を特徴とする印刷データ修正方法。
  5. 【請求項5】 インクタンクから給液されてノズルから
    インク粒を吐出する印字ヘッドを備えるとともに同イン
    ク粒を記録媒体上に付着せしめてドットマトリクス状の
    画像を印刷する印刷装置に対し、多階調の印刷データを
    ハーフトーン処理することにより二階調の印刷データに
    変換して出力するにあたり、同印刷データに基づく印刷
    濃度を修正する印刷データ修正プログラムを記録したソ
    フトウェア記録媒体であって、上記インクタンクの液位
    を検出するとともに、上記液位に応じて変化するインク
    粒量によって印刷濃度が変化するのを打ち消すように上
    記検出された液位に基づいて上記印刷データを修正する
    ことを特徴とする印刷データ修正プログラムを記録した
    ソフトウェア記録媒体。
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KR100477700B1 (ko) * 2003-01-15 2005-03-18 삼성전자주식회사 잉크잔량에 의한 인자농도 제어 방법

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