JPH11341730A - 車両用交流発電機 - Google Patents

車両用交流発電機

Info

Publication number
JPH11341730A
JPH11341730A JP10143009A JP14300998A JPH11341730A JP H11341730 A JPH11341730 A JP H11341730A JP 10143009 A JP10143009 A JP 10143009A JP 14300998 A JP14300998 A JP 14300998A JP H11341730 A JPH11341730 A JP H11341730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
conductor
joint
conductor segment
segment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10143009A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3724951B2 (ja
Inventor
Arata Kusase
草瀬  新
Atsushi Umeda
梅田  敦司
Tsutomu Shiga
志賀  孜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP14300998A priority Critical patent/JP3724951B2/ja
Priority to DE69803745T priority patent/DE69803745T3/de
Priority to EP98123192A priority patent/EP0923187B2/en
Priority to US09/438,379 priority patent/US6181043B1/en
Publication of JPH11341730A publication Critical patent/JPH11341730A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3724951B2 publication Critical patent/JP3724951B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合部に埃等が付着しにくい固定子を有する
車両用交流発電機を提供すること。 【解決手段】 車両用交流発電機の固定子2の固定子巻
線は、ほぼU字状に形成された導体セグメント33を固
定子鉄心32の各スロット35に挿入し、異なるスロッ
ト35に挿入された導体セグメント33の端部33d同
士を接合して結線することにより構成される。端部33
d同士の接合はTIG溶接によって行われ、エッジのな
い雫状の玉形状を有する接合部33fが形成される。ほ
ぼ同一形状の各導体セグメント33を用いることによ
り、固定子鉄心32の端面から各接合部33fまでの高
さがほぼ一定に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関により駆
動される車両用交流発電機に関し、乗用車、トラック等
に搭載される車両用交流発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平3−235644号公報等に開示
された従来の車両用交流発電機は、回転子の側面にファ
ンを備えた内扇式構造を有しており、回転によって内部
に取り込んだ冷却風をフレームの径方向に設けた窓を通
じて吐出させることにより、固定子巻線を冷却してい
る。
【0003】また、車両用交流発電機に用いられる固定
子として、複数の導体セグメントを接合することにより
形成された巻線を有するものが従来から知られている。
例えば、米国特許第1822261号やWO92/06
527には、U字状の複数の導体セグメントを固定子鉄
心の一方の端面側から挿入した後に、反挿入側の端部同
士を接合することにより巻線が形成された固定子が開示
されている。この固定子は、連続した導体巻線を巻いて
巻線を構成する場合に比べて、規則的に配置された巻線
が形成しやすい特長がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した米
国特許第1822261号やWO92/06527に開
示された固定子の巻線は、複数の導体セグメントの端部
同士が接合されているため、接合前の形状である各導体
セグメント端部のエッジ形状が残って、接合部において
エッジが生じやすい。
【0005】したがって、この固定子を上述した特開平
3−235644号公報に開示されたような内扇式の車
両用交流発電機に適用した場合には、回転によって取り
込まれる冷却風に混じった埃や塵等の浮遊物が固定子巻
線の接合部のエッジ部分に付着して堆積しやすいという
問題があった。特に、内扇式の車両用交流発電機のフレ
ームには、固定子巻線の外周側に冷却風の吐出窓が形成
されているため、この吐出窓の外側から塩水や水が入り
やすく、これら塩水等が上述した固定子巻線の接合部分
に付着すると、隣接する接合部間や接合部とフレームの
アースとの間の絶縁不良の原因になる。
【0006】また、上述したように固定子巻線の接合部
分にエッジが存在すると、このエッジ部分を含む接合部
全体を絶縁皮膜処理したときに、この接合部の絶縁状態
が不均一になるという問題があった。特に、エッジ部分
の絶縁皮膜が薄くなるため、絶縁不良が生じやすくな
る。また、エッジ部分の絶縁皮膜の厚さを充分確保しよ
うとすると、例えば絶縁を目的とした含浸処理を何度も
繰り返さなければならず、工程が複雑になってコスト高
を招くため好ましくない。
【0007】このように、接合部分に残された部分的な
エッジ形状は、その部分への機械的なストレスの集中、
あるいは電気的化学的なストレスの集中を招くことがあ
った。このため、かかる接合部のエッジ部分から機械的
な破損が進行したり、電気的化学的な腐食が進行したり
するという問題があった。そこで本発明は、固定子巻線
を形成する電気導体の接合部における、機械的な、ある
いは電気的化学的な不具合の発生を防止することを目的
とする。
【0008】本発明の他の目的は、接合部に埃等が付着
しにくい固定子を有する車両用交流発電機を提供するこ
とにある。また、本発明の他の目的は、固定子の接合部
の均一な厚さの絶縁処理が可能な車両用交流発電機を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の車両用交流発電機は、固定子に含ま
れる電気導体を固定子上で接合する際の接合部の形状を
玉形状に形成している。接合部の形状を突起(エッジ)
のない玉形状とすることにより、接合部の一部分に、腐
食の原因や、機械的な応力といった、不具合原因が集中
することを防止でき、この接合部から機械的な破損が進
行したり、電気的化学的な腐食が進行したりすることを
防止することができる。
【0010】なお、固定子上に複数の接合部を有する場
合には、それらのすべての接合部を玉形状とすることが
望ましい。そして、接合部を玉形状とすることによっ
て、例えば、この接合部を通して冷却風が流れた場合に
も冷却風に含まれる埃や塵等の浮遊物が付着しにくく、
塩水等がこの接合部近傍に達したときの絶縁不良の発生
を防止することができる。
【0011】また、この接合部分に対して絶縁処理を行
う場合には、容易に均一な絶縁皮膜が形成され、不均一
な絶縁皮膜の形成による絶縁不良の発生を防止すること
ができる。請求項2の車両用交流発電機においては、電
気導体が、端部を接合された複数の導体セグメントによ
って提供される。かかる構成にあっては、固定子上にお
いて複数の接合部を形成する必要があるため、それら複
数の接合部における不具合を防止することは、車両用交
流発電機の固定子の信頼性を向上させる上できわめて重
要である。本発明によると、複数の導体セグメントを接
合して形成される固定子巻線の信頼性を高めることがで
きる。
【0012】なお、導体セグメントとしては、種々の形
状の導体セグメントを採用することができる。例えば、
固定子鉄心の両端面側に突出する2つの端部をもったI
字状、あるいはJ字状と呼び得る導体セグメントを採用
し、固定子鉄心の両端面において、それぞれ複数の接合
部を形成する構成を採用することができる。また、請求
項3の車両用交流発電機のように、U字状の導体セグメ
ントを採用してもよい。かかる構成によると、U字状導
体セグメントのターン部を固定子鉄心の一方の端面側に
配置し、他方の端面側から2つの端部を突出させること
で、固定子上に形成すべき接合部の数を低減することが
できる。特に、複数のU字状導体セグメントを、それら
のターン部を固定子鉄心の一方の端面側に揃えて配置
し、固定子鉄心の他方の端面側においてのみ接合部を形
成した構成を採用することで、接合工程の作業性を向上
することができる。
【0013】請求項4の車両用交流発電機は、固定子の
電気導体の接合部が内周側から風を受けるよう配置され
ており、回転子に備わった冷却ファンによって電気導体
が冷却されるような構造を有している。この冷却風に埃
や塵等の浮遊物が含まれる場合であっても、玉形状に形
成された接合部に埃や塵等の浮遊物が付着しにくいた
め、特に内扇式の車両用交流発電機において各接合部を
玉形状に形成することにより、絶縁不良を防止する効果
が大きい。
【0014】請求項5の車両用交流発電機は、上述した
導体セグメントの端部同士の接合を非接触方式の溶接に
よって行っている。また、請求項6の車両用交流発電機
は、さらにこの溶接をTIG溶接によって行っている。
非接触方式の溶接によって電気導体の端部を接合するこ
とにより、溶融時に表面張力によってこの溶融部分が全
体的に丸みをおびるため、接合部の玉形状を容易に形成
することができる。特に、TIG溶接を用いることによ
り、溶接時の熱量の制御が容易であり、電気導体の端部
近傍の狭い範囲を溶融させて玉形状に形成することが可
能になる。
【0015】請求項7の車両用交流発電機は、電気導体
が径方向に沿って二列以上配設されており、径方向に並
んだ接合部同士が互いに接近するが、各接合部が玉形状
に形成されているため浮遊物の付着が防止され、接近し
た接合部間に生じる絶縁不良を回避することができる。
請求項8の車両用交流発電機は、固定子の端面から複数
の接合部までの高さがほぼ一定になっており、玉形状に
形成された接合部に絶縁処理を施す場合の工程の簡略化
が可能になる。例えば、絶縁材槽に各接合部を浸すだけ
で容易に絶縁処理を行うことができ、しかもこの場合で
あっても玉形状の各接合部の絶縁皮膜の厚さがほぼ均一
に形成されるため、良好な絶縁性を確保することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態の車両用交流発電機について、図面を参照しながら詳
細に説明する。図1は、一実施形態の車両用交流発電機
の全体構造を示す断面図である。同図に示すように、本
実施形態の車両用交流発電機1は、固定子2、回転子
3、フレーム4、整流器5等を含んで構成されている。
【0017】固定子2は、固定子鉄心32と、固定子巻
線を構成する複数の電気導体としての導体セグメント3
3と、固定子鉄心32と導体セグメント33との間を電
気絶縁するインシュレータ34とを備えている。固定子
鉄心32は、薄い鋼板を重ね合わせて形成されており、
その内周面には多数のスロットが形成されている。ま
た、この固定子鉄心32から露出している導体セグメン
ト33によって固定子巻線のコイルエンド31が形成さ
れている。固定子2の詳細構造については後述する。
【0018】回転子3は、絶縁処理された銅線を円筒状
かつ同心状に巻き回した界磁コイル8を、それぞれが6
個の爪部を有するポールコア7によって、シャフト6を
通して両側から挟み込んだ構成を有している。また、フ
ロント側のポールコア7の端面には、フロント側から吸
い込んだ冷却風を軸方向および径方向に吐き出すために
軸流式の冷却ファン11が溶接等によって取り付けられ
ている。同様に、リヤ側のポールコア7の端面には、リ
ヤ側から吸い込んだ冷却風を径方向に吐き出すために遠
心式の冷却ファン12が溶接等によって取り付けられて
いる。
【0019】フレーム4は、固定子2および回転子3を
収容しており、回転子3がシャフト6を中心に回転可能
な状態で支持されているとともに、回転子3のポールコ
ア7の外周側に所定の隙間を介して配置された固定子2
が固定されている。また、フレーム4は、固定子2のコ
イルエンド31に対向した部分に冷却風の吐出孔42
が、軸方向端面に吸入孔41がそれぞれ設けられてい
る。
【0020】上述した構造を有する車両用交流発電機1
は、ベルト等を介してプーリ20にエンジン(図示せ
ず)からの回転力が伝えられると回転子3が所定方向に
回転する。この状態で回転子3の界磁コイル8に外部か
ら励磁電圧を印加することにより、ポールコア7のそれ
ぞれの爪部が励磁され、固定子巻線に3相交流電圧を発
生させることができ、整流器5の出力端子からは所定の
直流電流が取り出される。
【0021】次に、固定子2の詳細について説明する。
図2は、固定子巻線を構成する導体セグメント33の斜
視図であり、固定子鉄心32に組み付ける前の状態が示
されている。また、図3は固定子2の部分的な断面図で
ある。図4は、固定子2の部分的な外観図である。図5
は、固定子巻線を構成する導体セグメントの接合部の詳
細形状を示す斜視図である。図6は、固定子2の両端面
のコイルエンド31の詳細を示す斜視図である。
【0022】図2に示すように、導体セグメン33は、
棒状あるいは板状の金属材料(例えば銅)をターン部3
3cで折り曲げたほぼU字状に形成されており、ターン
部33cよりスロット35の内周側に配置される内層側
導体部33aと、ターン部33cよりスロット35の外
周側に配置される外層側導体部33bとを含んで構成さ
れる。また、これらの内層側導体部33aと外層側導体
部33bのそれぞれは、固定子2のスロット35内に収
容される直線部としての内部導体と、スロット35の外
部に露出する外部導体とによって構成されている。
【0023】固定子2の固定子巻線は、固定子鉄心32
の各スロット35に2本の導体セグメント33を挿入
し、異なるスロット35に挿入された導体セグメント3
3の端部33d同士を互いに結線することにより構成さ
れている。図3に示すように、この導体セグメント33
の内層側導体部33aおよび外層側導体部33bのそれ
ぞれの断面形状は、周方向よりも径方向に長い長方形を
有しており、この長方形の長辺が径方向に沿って配置さ
れている。この導体セグメント33は、その表面に絶縁
皮膜が形成されている場合の他に、絶縁皮膜が形成され
ていない場合が考えられる。なお、図3では、導体セグ
メント33の表面に絶縁皮膜がない場合の例が示されて
おり、インシュレータ34は、同じスロット35内の2
本の導体セグメント33間も絶縁するためにS字形状を
なしている。
【0024】また、図4に示すように、固定子巻線を構
成する各導体セグメント33は、固定子鉄心32の軸方
向側面の一方にターン部33cが、他方にターン部33
cと反対側の端部33dが配置されている。また、固定
子2の一方のコイルエンド31を構成する導体セグメン
ト33の斜行部33eは、外層と内層とで逆方向に傾斜
しており、各層内では同一方向に傾斜している。
【0025】また、各導体セグメント33の端部33d
同士の結線は、例えばTIG(tungsten inert-gas)溶
接による接合によって行うことが好ましい。一般に、T
IG溶接は、不活性ガス気中でタングステン電極と母材
の間にアークを発生させ、このアーク熱を利用して母材
と溶加材を溶融させて溶接する方法であり、入熱量と溶
加材の添加量を独立に制御できる利点がある。本実施形
態では、導体セグメント33の端部33d同士の溶接を
TIG溶接によって行うことにより、端部33d近傍の
みを局所的に溶融して接合部33fが形成されている。
【0026】この接合部33fは、図5(a)に示すよ
うに、隣接する導体セグメント33の端部33d同士を
接触させた状態で隣接配置した後に、この隣接部にタン
グステン電極が内包されたノズルを接近させてTIG溶
接することにより形成される。例えば、高い熱伝導率を
有する銅によって導体セグメント33を形成した場合に
は、溶接時の溶融が端部33dの近傍に広がるため、図
5(b)に示すように、接合部33fの全体が表面張力
によって丸くなってエッジのない雫状の玉形状となる。
【0027】なお、接合部33fは、導体セグメント3
3の線材の断面寸法よりも大きく形成されている。図示
されるように、接合部33fの厚さTは、導体セグメン
ト33の矩形断面導体の厚さtよりも大きくされてい
る。さらに、接合部33fの幅Wは、導体セグメント3
3の矩形断面導体の2本分の幅w×2よりも大きくされ
ている。このようにして、接合部において十分に大きな
断面積が確保されることにより、2つの導体セグメント
33の端部を接合する接合部33fにおいて、機械的な
十分な強度と、電気的な確実な接続とが得られる。しか
も、その形状がエッジのない玉形状とされているため、
応力が集中しやすい部分や、腐食しやすい部分が局部的
に生じることがない。
【0028】特に、この実施形態では、導体セグメント
33の断面形状よりも、接合部33fのほうが丸い形状
とされているため、機械的あるいは電気的な欠陥を含み
易い接合部33fへの機械的あるいは電気的なストレス
の集中を防ぎ、高い信頼性が実現される。この接合部3
3fの横断面を、図5(c)に示す。接合部33fは、
一点鎖線で示された導体セグメント33の断面形状より
大きく形成されており、導体セグメント33を溶融させ
て形成された接合部33fの表面には、保護用かつ電気
絶縁用の樹脂皮膜33gが形成されている。この樹脂皮
膜33gは、接合部33fの表面に、ほぼ均一な厚さを
もって形成されている。
【0029】次に、固定子巻線の製造工程を以下に説明
する。図2に示す外層導体部33bと内層導体部33a
とターン部33cとで構成されたほぼ同一形状のU字状
の導体セグメント33を、固定子鉄心32の軸方向側面
の同一側にターン部33cが揃うように重ね、図3に示
すように外層側導体部33bがスロット35の奥側に、
内層側導体部33aがスロット35の開口側に位置する
ように、各導体セグメント33を固定子2のスロット3
5に挿入する。この導体セグメント33は、銅平板を折
り曲げ、プレス等でほぼU字型形状に整形することによ
り製作され、ほぼ平行のスロット側面に外層導体部33
bおよび内層導体部33aの両側面がインシュレータ3
4を介して当接するように圧入される。
【0030】次に、図6に示すように、ターン部33c
によって形成されるコイルエンド31とは反対側に位置
する先端33dを互いに反対の周方向に折り曲げた後、
異層の他の導体セグメント33の先端33d同士がTI
G溶接によって接合され、この接合部33fにおいて結
線される。このようにして形成された各導体セグメント
33の接合部33fは、固定子鉄心32からの高さがほ
ぼ同一に形成される。
【0031】次に、各接合部33fが下向きになるよう
に固定子2を配置して、例えば液体の絶縁材槽に各接合
部33fを浸した後に引き上げ、この絶縁材を乾燥させ
ることにより、各接合部33fに絶縁被膜が形成され
る。このように、固定子巻線を構成する各導体セグメン
ト33同士の接合をTIG溶接によって行うことによっ
て、接合部33fの形状をエッジのない雫状の玉形状に
することができる。したがって、この接合部33fにお
いて冷却風に混じって吸い込まれた埃や塵等の浮遊物が
付着しにくい。特に、内扇式の車両用交流発電機1で
は、回転子3に取り付けられた冷却ファン12によっ
て、この接合部33fの内周側からこの接合部33fの
外側に形成されたフレーム4の吐出孔42に向けて冷却
風が流れるため、この接合部33fにエッジがあると、
冷却風に含まれる浮遊物がこのエッジ部分に堆積し、回
転子3の回転が停止したときに吐出孔42から容易に進
入する塩水や水等がこの堆積物にかかって絶縁不良を引
き起こすおそれがあるが、本実施形態の固定子2ではこ
の接合部33fにエッジが生じないため、このようなお
それはない。
【0032】また、ほぼU字状の導体セグメント33を
用いることによって、固定子鉄心32の一方の端面側に
導体セグメント33の全ての端部33dが配置されるた
め、TIG溶接が固定子鉄心32の一方の端面側におい
て行われ、固定子鉄心32を反転させる等の工程が不要
になるため、工程の簡略化が可能になる。また、ほぼ同
一形状の導体セグメント33を用いているため、各接合
部33fの高さがほぼ同一になり、その後に各接合部3
3fを絶縁処理する際に、絶縁材槽に全ての接合部33
fを同時に浸すことが可能になる。このため、絶縁処理
の工程を簡略化することができ、部品コストを下げるこ
とができる。また、接合部33fがエッジのない玉形状
に形成されるため、絶縁処理の際にほぼ均一な厚さの絶
縁被膜を形成することができる。したがって、接合部に
エッジがある場合のように、エッジ部分において絶縁被
膜が薄くなって部分的に絶縁不良が生じたり、このエッ
ジ部分の絶縁皮膜を厚くするために絶縁処理の工程が複
雑化する等の不都合を回避することができる。
【0033】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲で種々の変形実施が
可能である。例えば、上述した実施形態では、1スロッ
ト当たりの導体数が2本の場合を説明したが、1スロッ
ト当たりの導体数を増やすようにしてもよい。例えば、
図7に示すように、固定子鉄心32に形成された各スロ
ット135内に、4本の導体セグメント133を、スロ
ット135の深さ方向に関してのみ配列して収容するよ
うにしてもよい。図7では、絶縁皮膜を有する導体セグ
メント133を用い、複数の導体セグメント133とス
ロット135の内壁との間にはインシュレータ134が
介装されている。このような構造においては、図8に示
すような接合構造が採用できる。1つのスロット135
に収容された4本の導体セグメント133は、周方向に
向けて交互に延び出している。図8では、手前に図示さ
れた最外周が時計回り方向に延びており、最も奥に位置
する最内周が反時計回り方向に延びている。そして、各
導体セグメント133の端部133dは、所定ピッチ離
れた別のスロット135から延びる他の導体セグメント
133の端部133dと接合されてている。図8では、
最内周の導体セグメント133と第2層の導体セグメン
ト133とが接合され、第3層の導体セグメント133
と最外層の導体セグメント133とが接合されている。
したがって、複数の接合部133fは、内周側と外周側
に2重の環状に配列され、各接合部133fが周方向お
よび径方向の両方に関して互いに離間して配置される。
また、それぞれの接合部133fの接合をTIG溶接に
よって行うことにより、各接合部133fは、図5
(b)に示したようなエッジのない雫状の玉形状に形成
される。
【0034】したがって、それぞれの接合部133fを
通して内周側から冷却風が流れた場合であっても、各接
合部133fに埃や塵等の浮遊物が付着しにくく、付着
した浮遊物に起因する絶縁不良の発生を防止することが
できる。特に、1つのスロット135に4本の導体セグ
メント133を収容した場合には、内周側と外周側に2
列に接合部133fが配列され、しかもそれらが接近す
るため、これらの間の絶縁性の低下を防止することが必
要であり、TIG溶接によって各接合部133fを玉形
状に形成することは特に有効であるといえる。
【0035】また、固定子2のスロット35の数を変更
することなく小さな体格の車両用交流発電機1を実現す
る場合にも各接合部同士が接近するため、各接合部をT
IG溶接によって形成することにより、エッジのない玉
形状とすることは、各接合部間の絶縁状態を良好に保つ
上で有効な手段であるといえる。また、上述した実施形
態では、固定子鉄心32の一方の側面側にターン部33
cを有するほぼU字状の導体セグメント33を用いた
が、このターン部33cで分離した折り返しのない導体
セグメントを用い、この導体セグメントの両端部を接合
するようにしてもよい。図9は、折り返しのない導体セ
グメントの形状を示す斜視図である。同図に示す導体セ
グメント233は、固定子鉄心32のスロット35内に
挿入される直線部である内部導体233hと、この内部
導体233hの両端において固定子鉄心32の軸方向両
側に延びる外部導体233iとによって構成されてい
る。各外部導体233iは、軸方向に対して所定の角度
傾斜しており、図10に示すように、端部233dが異
なるスロットに挿入された他の導体セグメント233の
端部233dと接合されて結線がなされることにより、
全体として固定子巻線が形成される。このような固定子
巻線においては、軸方向の両端部に接合部233fが形
成され、それぞれの接合部233fが回転子2の両端面
に取り付けられた冷却ファン11、12によって内周側
から冷却されることになるが、いずれの接合部233f
もエッジのない玉形状を有しているため、冷却風に含ま
れる埃等の浮遊物が付着しにくく、この付着物に起因す
る絶縁不良の発生を防止することができる。
【0036】また、接合部33fへ送風するための構成
としては、2つの遠心方向送風型のファンを備えた上述
の内扇式構造に加えて、1つのみ遠心方向送風型のファ
ンを備えた内扇式構造としてもよい。また、接合部33
fに向けて軸方向から風を当てる構成が採用されてもよ
い。また、本発明の接合部によると、いわゆる水冷構造
においても接合部への異物の堆積、キャビテーションに
よる侵食、電気的化学的な腐食を低減する効果がある。
【0037】また、導体セグメント33の線材の断面形
状は、円形、楕円形、多角形などを採用してもよい。い
ずれの場合でも、2本の導体セグメントの端部に形成さ
れる接合部が、その線材を切断しただけの切断面よりも
丸い玉形状にされることが重要である。また、上述した
実施形態では、各導体セグメント33の端部33d同士
の接合をTIG溶接によって行ったが、非接触方式の他
の溶接方法、例えばTIG溶接以外の各種のアーク溶接
方法を用いるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の車両用交流発電機の全体構造を示
す断面図である。
【図2】固定子巻線を構成する導体セグメントの斜視図
である。
【図3】固定子の部分的な断面図である。
【図4】固定子の部分的な外観図である。
【図5】(a)は導体セグメントの接合前の端部を示す
斜視図、(b)は導体セグメントの接合部の斜視図であ
る。
【図6】固定子の両端面のコイルエンドの詳細を示す斜
視図である。
【図7】各スロットに4本の導体セグメントが挿入され
た固定子の部分的な断面図である。
【図8】各スロットに4本の導体セグメントが挿入され
た固定子の部分的な斜視図である。
【図9】折り返しのない導体セグメントの形状を示す斜
視図である。
【図10】図9に示した導体セグメントを用いて構成し
た固定子の部分的な外観図である。
【符号の説明】
1 車両用交流発電機 2 固定子 3 回転子 32 固定子鉄心 33 導体セグメント 33a 内部導体 33d 端部 33f 接合部 34 インシュレータ 35 スロット 4 フレーム 41 吐出孔 42 吸入孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子と、固定子鉄心およびこの固定子
    鉄心に装備された固定子巻線をなす電気導体を有する固
    定子と、前記回転子と前記固定子とを支持するフレーム
    とを有する車両用交流発電機において、 前記電気導体は、前記固定子上で接合されており、この
    接合部を玉形状に形成することを特徴とする車両用交流
    発電機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記電気導体は、端部が前記接合部として接合された複
    数個の導体セグメントを有することを特徴とする車両用
    交流発電機。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記導体セグメントは、ほぼU字状の導体セグメントを
    有することを特徴とする車両用交流発電機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記接合部が前記固定子の内周側から風を受けるよう配
    置したことを特徴とする車両用交流発電機。
  5. 【請求項5】 請求項2または3において、 前記複数の導体セグメントの端部同士の接合は、非接触
    方式の溶接によって行われることを特徴とする車両用交
    流発電機。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記非接触方式の溶接は、TIG溶接であることを特徴
    とする車両用交流発電機。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記電気導体は、前記固定子鉄心に設けられたスロット
    内に径方向に沿って二列以上配設されたことを特徴とす
    る車両用交流発電機。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 前記固定子上には複数の接合部が形成され、前記固定子
    の端面から前記接合部のそれぞれまでの高さが、ほぼ一
    定に設定されていることを特徴とする車両用交流発電
    機。
JP14300998A 1997-12-10 1998-05-25 車両用交流発電機 Expired - Lifetime JP3724951B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14300998A JP3724951B2 (ja) 1998-05-25 1998-05-25 車両用交流発電機
DE69803745T DE69803745T3 (de) 1997-12-10 1998-12-04 Wechselstromgenerator für Kraftfahrzeuge
EP98123192A EP0923187B2 (en) 1997-12-10 1998-12-04 Alternator for a vehicle
US09/438,379 US6181043B1 (en) 1997-12-10 1999-11-12 Alternator for vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14300998A JP3724951B2 (ja) 1998-05-25 1998-05-25 車両用交流発電機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003374549A Division JP3738772B2 (ja) 2003-11-04 2003-11-04 車両用交流発電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11341730A true JPH11341730A (ja) 1999-12-10
JP3724951B2 JP3724951B2 (ja) 2005-12-07

Family

ID=15328837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14300998A Expired - Lifetime JP3724951B2 (ja) 1997-12-10 1998-05-25 車両用交流発電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3724951B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6448681B1 (en) 2000-02-24 2002-09-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Alternator
US6462453B1 (en) 2000-02-21 2002-10-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Stator for an alternator
US6501206B2 (en) 2000-09-12 2002-12-31 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Stator of dynamo-electric machine and manufacturing method therefor
FR2830694A1 (fr) * 2001-10-05 2003-04-11 Denso Corp Stator d'un generateur a courant alternatif pour vehicule
US6865796B1 (en) 2000-02-23 2005-03-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method of manufacturing a stator for an alternator with reduced conductor portions
JP2005218233A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Mitsubishi Electric Corp 交流発電機
JPWO2005117237A1 (ja) * 2004-05-28 2008-04-03 三菱電機株式会社 車両用交流発電機
JP2011151975A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Denso Corp 回転電機の固定子
JP2011152001A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Denso Corp 回転電機の固定子
KR101340168B1 (ko) * 2012-05-14 2013-12-10 현대모비스 주식회사 스테이터 권선 코일의 비용접 결선방법 및 이를 적용한 회전모터
WO2019003559A1 (ja) * 2017-06-27 2019-01-03 日立オートモティブシステムズ株式会社 回転電機のステータ、回転電機、及び回転電機のステータの製造方法
US10236754B2 (en) 2014-10-31 2019-03-19 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Stator of rotary electric machine
DE112018000378T5 (de) 2017-01-13 2019-10-02 Denso Corporation Stator für elektrische drehende Maschine
JPWO2020031612A1 (ja) * 2018-08-09 2021-04-30 日立Astemo株式会社 回転電機の固定子及びその製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54129403A (en) * 1978-03-31 1979-10-06 Fujitsu Ltd Manufacture of print rotor
JPS54129404A (en) * 1978-03-31 1979-10-06 Fujitsu Ltd Manufacture of print rotor
JPS6163378U (ja) * 1984-09-27 1986-04-30
JPS62272836A (ja) * 1986-05-20 1987-11-27 Nippon Denso Co Ltd 電機子コイル
JPH06113497A (ja) * 1992-09-29 1994-04-22 Minebea Co Ltd プリントモータのロータ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54129403A (en) * 1978-03-31 1979-10-06 Fujitsu Ltd Manufacture of print rotor
JPS54129404A (en) * 1978-03-31 1979-10-06 Fujitsu Ltd Manufacture of print rotor
JPS6163378U (ja) * 1984-09-27 1986-04-30
JPS62272836A (ja) * 1986-05-20 1987-11-27 Nippon Denso Co Ltd 電機子コイル
JPH06113497A (ja) * 1992-09-29 1994-04-22 Minebea Co Ltd プリントモータのロータ

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6462453B1 (en) 2000-02-21 2002-10-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Stator for an alternator
US6865796B1 (en) 2000-02-23 2005-03-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method of manufacturing a stator for an alternator with reduced conductor portions
US6448681B1 (en) 2000-02-24 2002-09-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Alternator
US6501206B2 (en) 2000-09-12 2002-12-31 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Stator of dynamo-electric machine and manufacturing method therefor
FR2830694A1 (fr) * 2001-10-05 2003-04-11 Denso Corp Stator d'un generateur a courant alternatif pour vehicule
US7005773B2 (en) 2001-10-05 2006-02-28 Denso Corporation Stator arrangement of vehicle AC generator
JP2005218233A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Mitsubishi Electric Corp 交流発電機
JP4606746B2 (ja) * 2004-01-29 2011-01-05 三菱電機株式会社 交流発電機
JPWO2005117237A1 (ja) * 2004-05-28 2008-04-03 三菱電機株式会社 車両用交流発電機
JP4646038B2 (ja) * 2004-05-28 2011-03-09 三菱電機株式会社 車両用交流発電機
JP2011151975A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Denso Corp 回転電機の固定子
JP2011152001A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Denso Corp 回転電機の固定子
DE102011000222A1 (de) 2010-01-22 2011-09-01 Denso Corporation Stator zur Verwendung in einer drehenden elektrischen Maschine
US8344574B2 (en) 2010-01-22 2013-01-01 Denso Corporation Stator for electric rotating machine
US8344573B2 (en) 2010-01-22 2013-01-01 Denso Corporation Stator for use in electric rotating machine
KR101340168B1 (ko) * 2012-05-14 2013-12-10 현대모비스 주식회사 스테이터 권선 코일의 비용접 결선방법 및 이를 적용한 회전모터
US10236754B2 (en) 2014-10-31 2019-03-19 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Stator of rotary electric machine
DE112018000378T5 (de) 2017-01-13 2019-10-02 Denso Corporation Stator für elektrische drehende Maschine
US10992197B2 (en) 2017-01-13 2021-04-27 Denso Corporation Stator for electric rotating machine
WO2019003559A1 (ja) * 2017-06-27 2019-01-03 日立オートモティブシステムズ株式会社 回転電機のステータ、回転電機、及び回転電機のステータの製造方法
US10505426B2 (en) 2017-06-27 2019-12-10 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Dynamo-electric machine
JPWO2020031612A1 (ja) * 2018-08-09 2021-04-30 日立Astemo株式会社 回転電機の固定子及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3724951B2 (ja) 2005-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3275839B2 (ja) 車両用交流発電機
JP5510709B2 (ja) 回転電機の固定子
US6181043B1 (en) Alternator for vehicle
KR100438350B1 (ko) 회전 전기 장치의 고정자 배열 구조
JP5604878B2 (ja) 回転電機の固定子及びその製造方法
JP4910572B2 (ja) 車両用回転電機
KR100428731B1 (ko) 교류발전기의 고정자
JP3303854B2 (ja) 接合電線およびその接合方法
JPH11341730A (ja) 車両用交流発電機
JP3709823B2 (ja) 車両用交流発電機
US20020041129A1 (en) Stator for a dynamo-electric machine and method of manufacturing the same
JP2004015839A (ja) 回転電機の固定子巻線の製造方法、巻線構造および巻線の製造方法
JP2000139049A (ja) 車両用交流発電機およびそのステータの製造方法
US6896562B2 (en) Rotary electric machine and a method for producing the same
JP5402671B2 (ja) 回転電機の固定子
JP2004274858A (ja) 回転電機の巻線の製造方法
JP3630141B2 (ja) 回転電機の固定子の製造方法
EP0923187B2 (en) Alternator for a vehicle
JP5590685B2 (ja) 回転電機の固定子の製造方法
JP4042386B2 (ja) 車両用回転電機
JP3738772B2 (ja) 車両用交流発電機
JP3854138B2 (ja) 車両用交流発電機
JP4042250B2 (ja) 車両用交流発電機
US20220385048A1 (en) Electrical conductor for a rotating electrical machine wound component

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030902

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

EXPY Cancellation because of completion of term