JPH11341490A - データ伸張装置、データ伸張方法、サーバシステム及びデータ送出方法 - Google Patents

データ伸張装置、データ伸張方法、サーバシステム及びデータ送出方法

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JPH11341490A
JPH11341490A JP14638098A JP14638098A JPH11341490A JP H11341490 A JPH11341490 A JP H11341490A JP 14638098 A JP14638098 A JP 14638098A JP 14638098 A JP14638098 A JP 14638098A JP H11341490 A JPH11341490 A JP H11341490A
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clip
data
video
frame
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JP14638098A
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Shigeru Yoshino
茂 吉野
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Sony Corp
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオとオーディオのクリップ長の累積誤差
を防止して、ビデオとオーディオの同期を合わせて外部
に出力する。 【解決手段】 CPU27は、MPEGビデオデコーダ
23でデコードされるのビデオデータとMPEGオーデ
ィオデコーダ25でデコードされるオーディオデータの
累積誤差がオーディオデータの1フレームを超えると、
オーディオデータの最後の1フレームを外部に出力しな
いことによって、累積誤差を絶えずオーディオデータの
1フレーム以内に抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるAVサー
バシステムに用いて好適なデータ伸張装置、データ伸張
方法、サーバシステム及びデータ送出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送にはCMスポットとい
う枠があり、CMスポットは複数のクリップが連続して
構成される。クリップとは、一定時間の映像と音声とか
らなり、例えば各スポンサーによるCMのようなものが
該当する。
【0003】現在、多くのテレビジョン放送局は、その
ようなCMを送出するためにMPEG方式でデータの圧
縮符号化/復号処理を行うサーバシステムを使用してい
る。
【0004】上記サーバシステムは、ビデオデータ及び
オーディオデータをMPEG方式でエンコードするエン
コーダと、上記エンコーダからのビットストリームを蓄
積するハードディスクドライブと、ハードディスクドラ
イブに蓄積したビットストリームを読み出してデコード
するデコーダとを備える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記サーバシステムに
おいては、上記エンコーダが各クリップを連続してエン
コードすると、図4に示すように、ビデオのフレームと
オーディオのフレームとが一致しなくなる。すなわち、
オーディオのフレームは、ビデオの最終フレームよりも
長くなったり短くなったりする。
【0006】一方、上記デコーダは、ビデオデータのフ
レーム数を基準としているのではなく、オーディオデー
タのフレーム数を基準としてデコードし、各クリップを
出力する。したがって、デコーダは、各フレームが詰め
られたクリップが連続して供給されるほどビデオとオー
ディオとの差が広まってしまうことから、これらの同期
をとってデコードすることができない。
【0007】このため、デコーダは、例えば図5に示す
ように、その差分を補填するためにビデオのフレームを
スキップしたり、又はビデオのフレームをリピートする
必要がある。しかし、このようなビデオフレームのスキ
ップ又はリピートが行われると、実際に送信するビデオ
のフレーム数が予定していたビデオのフレーム数よりも
多くなったり少なくなったりする問題があった。
【0008】また、デコーダがこのようなクリップを連
続してデコードすると、図6に示すように、短いクリッ
プが連続するときは例えばCMスポットの最後にブラン
クが生じてしまい、逆に、長いクリップが連続するとき
は最後のクリップの終わりが切れてしまう問題がある。
【0009】本発明は、このような実情に鑑みて提案さ
れたものであり、ビデオとオーディオのクリップ長の累
積誤差を防止して、ビデオとオーディオの同期を合わせ
て外部に出力することができるデータ伸張装置、データ
伸張方法、サーバシステム及びデータ送出方法を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係るデータ伸張装置は、入力されるビデ
オデータ及びオーディオデータが圧縮符号化されたビッ
トストリームを伸張してビデオデータ及びオーディオデ
ータを生成する伸張手段と、上記伸張手段で伸張処理済
みの1クリップにおけるビデオデータとオーディオデー
タの誤差を加算して累積誤差を演算する演算手段と、上
記伸張手段が一のクリップを伸張したときの上記累積誤
差がオーディオデータの1フレーム未満のときは上記伸
張手段から伸張処理済みのビデオデータ及びオーディオ
データをそのまま外部に送出し、上記伸張手段が一のク
リップを伸張したときの上記累積誤差がオーディオデー
タの1フレーム以上のときは上記伸張手段から上記一の
クリップのオーディオデータの最後の1フレームを除い
た他のビデオデータ及びオーディオデータを外部に送出
する制御を行う制御手段とを備える。
【0011】上記データ伸張装置では、一のクリップを
伸張したときの上記累積誤差がオーディオデータの1フ
レーム未満のときは伸張処理済みのビデオデータ及びオ
ーディオデータをそのまま外部に送出し、一のクリップ
を伸張したときの上記累積誤差がオーディオデータの1
フレーム以上になると、上記一のクリップのオーディオ
データの最後の1フレームを除いた他のビデオデータ及
びオーディオデータを外部に送出する。
【0012】本発明に係るデータ伸張方法は、一連のビ
デオデータ及びオーディオデータからなる1クリップ分
のビットストリームが入力される毎に、上記ビットスト
リームの伸張処理を行ってビデオデータ及びオーディオ
データを生成し、伸張処理済みのビデオデータとオーデ
ィオデータの誤差を加算して累積誤差を算出し、一のク
リップを伸張したときの上記累積誤差がオーディオデー
タの1フレーム未満のときは伸張処理済みのビデオデー
タ及びオーディオデータをそのまま外部に送出し、一の
クリップを伸張したときの上記累積誤差がオーディオデ
ータの1フレーム以上になると、上記一のクリップのオ
ーディオデータの最後の1フレームを除いた他のビデオ
データ及びオーディオデータを外部に送出することを特
徴とする。
【0013】上記データ伸張方法では、一のクリップを
伸張したときの上記累積誤差がオーディオデータの1フ
レーム以上になると、上記一のクリップのオーディオデ
ータの最後の1フレームを除いた他のビデオデータ及び
オーディオデータを外部に送出することによって、常に
ビデオデータとオーディオデータとの同期をとるように
している。
【0014】本発明に係るサーバシステムは、入力され
るビデオデータ及びオーディオデータに対して、一連の
ビデオデータ及びオーディオデータからなる1クリップ
中のビデオデータの時間よりもオーディオデータの時間
を長くして、クリップ毎に圧縮符号化してビットストリ
ームを生成する圧縮部と、上記圧縮部からのビットスト
リームを記憶する記憶部と、上記記憶部に記憶されるビ
ットストリームに対して、1クリップ毎に伸張処理を行
う伸張手段と、上記伸張手段で伸張処理済みの1クリッ
プにおけるビデオデータとオーディオデータの誤差を加
算して累積誤差を演算する演算手段と、上記伸張手段が
一のクリップを伸張したときの上記累積誤差がオーディ
オデータの1フレーム未満のときは上記伸張手段から伸
張処理済みのビデオデータ及びオーディオデータをその
まま外部に送出し、上記伸張手段が一のクリップを伸張
したときの上記累積誤差がオーディオデータの1フレー
ム以上のときは上記伸張手段から上記一のクリップのオ
ーディオデータの最後の1フレームを除いた他のビデオ
データ及びオーディオデータを外部に送出する制御を行
う制御手段とを有する伸張部とを備える。
【0015】上記サーバシステムでは、ビットストリー
ムを1クリップ毎に伸張し、伸張処理済みの1クリップ
におけるビデオデータとオーディオデータの誤差を加算
して累積誤差を算出し、一のクリップを伸張したときの
上記累積誤差がオーディオデータの1フレーム未満のと
きは伸張処理済みのビデオデータ及びオーディオデータ
をそのまま外部に送出し、一のクリップを伸張したとき
の上記累積誤差がオーディオデータの1フレーム以上に
なると、上記一のクリップのオーディオデータの最後の
1フレームを除いた他のビデオデータ及びオーディオデ
ータを外部に送出する。
【0016】本発明に係るデータ送出方法は、入力され
るビデオデータ及びオーディオデータに対して、一連の
ビデオデータ及びオーディオデータからなる1クリップ
中のビデオデータの時間よりもオーディオデータの時間
を長くして、クリップ毎に圧縮符号化してビットストリ
ームを生成し、上記圧縮符号化したビットストリームを
記憶し、上記記憶したビットストリームに対して、1ク
リップ毎に伸張処理を行い、伸張処理済みの1クリップ
におけるビデオデータとオーディオデータの誤差を加算
して累積誤差を算出し、一のクリップを伸張したときの
上記累積誤差がオーディオデータの1フレーム未満のと
きは伸張処理済みのビデオデータ及びオーディオデータ
をそのまま外部に送出し、一のクリップを伸張したとき
の上記累積誤差がオーディオデータの1フレーム以上に
なると、上記一のクリップのオーディオデータの最後の
1フレームを除いた他のビデオデータ及びオーディオデ
ータを外部に送出することを特徴とする。
【0017】上記データ送出方法では、一のクリップを
伸張したときの上記累積誤差がオーディオデータの1フ
レーム以上になると、上記一のクリップのオーディオデ
ータの最後の1フレームを除いた他のビデオデータ及び
オーディオデータを外部に送出することにより、常にビ
デオデータとオーディオデータの同期をとっている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0019】本発明は、例えば図1に示す構成のAVサ
ーバシステム1に適用される。AVサーバシステム1
は、ビデオデータ及びオーディオデータをエンコードし
てビットストリームを出力するエンコーダ10と、ビッ
トストリームをデコードしてビデオデータ及びオーディ
オデータを出力する複数のデコーダ20と、ビットスト
リームを記憶するハード・ディスク・ドライブ(以下、
「HDD」という。)40と、上記HDD40にデータ
を書き込み及び上記HDD40からビットストリームを
読み出す制御を行うサーバ・バス・コントローラ50と
を備える。
【0020】エンコーダ10は、外部からビデオデータ
が入力されるビデオ入力インターフェース(以下、「ビ
デオ入力I/F」という。)11と、ビデオデータをエ
ンコードするMPEGビデオエンコーダ12と、外部か
ら入力されるオーディオデータをディジタル化するアナ
ログ/ディジタル(A/D)コンバータ13と、オーデ
ィオデータをエンコードするMPEGオーディオエンコ
ーダ14と、マルチプレクサ15と、エンコーダ10内
の各回路を制御するCPU16とを備える。
【0021】MPEGビデオエンコーダ12は、ビデオ
入力I/F11を介して供給されるビデオデータを例え
ばMPEG2方式でエンコードし、圧縮符号化したビデ
オデータ(以下、「圧縮ビデオデータ」という。)をマ
ルチプレクサ15に供給する。MPEGオーディオエン
コーダ14は、A/Dコンバータ13によってディジタ
ル化されたオーディオデータを例えばMPEGオーディ
オ方式でエンコードし、圧縮符号化したオーディオデー
タ(以下、「圧縮オーディオデータ」という。)をマル
チプレクサ15に供給する。
【0022】マルチプレクサ15は、圧縮ビデオデータ
及び圧縮オーディオデータをマルチプレクスしてビット
ストリームを生成し、このビットストリームをタイム・
スロット・バスであるサーバ・バス31に供給する。
【0023】また、CPU16は、CPUバス32を介
してサーバ・バス・コントローラ50のCPU51によ
って制御され、ビデオデータとオーディオデータの1ク
リップ長の累積誤差を少なくするように、MPEGビデ
オエンコーダ12及びMPEGオーディオエンコーダ1
4のエンコード処理を制御する。ここで、クリップと
は、編集等を容易に行うためのビデオデータ及びオーデ
ィオデータの一連の単位をいい、ユーザが設定できるも
のである。クリップの時間は任意でよいが、ここでは各
クリップの時間は常に一定であるものとする。
【0024】かかるエンコーダ10は、オーディオフレ
ームがビデオフレームよりも大きくなるように、エンコ
ードをする。
【0025】サーバ・バス・コントローラ50は、サー
バ・バス31のタイムスロットを管理する。そして、サ
ーバ・バス・コントローラ50は、例えばエンコーダ1
0からサーバ・バス31からのビットストリームを所定
のタイムスロットに割り当て、エンコーダ10からサー
バ・バス31を介して供給されるビットストリームを所
定時間切り出して、これをクリップとしてHDD40に
書き込む。
【0026】また、サーバ・バス・コントローラ50
は、HDD40に記憶されているビットストリームを読
み出して他のタイムスロットに割り合てて所定のデコー
ダ20に供給する。なお、サーバ・バス・コントローラ
50の内部に備えられているCPU51は、CPUバス
32を介して、エンコーダ10のCPU16やデコーダ
20のCPU27にコマンドを送信して、エンコーダ1
0及び各デコーダ20の処理を制御する。すなわち、C
PU51は、システム全体を制御するものである。
【0027】一方、デコーダ20は、バスインターフェ
ース(以下、「バスI/F」という。)21を介して供
給されるビットストリームを分離するデマルチプレクサ
22と、デコードして元のビデオデータを出力するMP
EGビデオデコーダ23と、所定の映像信号方式でビデ
オデータを出力するNTSC/PALエンコーダ24
と、デコード処理によって元のオーディオデータを出力
するMPEGオーディオデコーダ25と、オーディオデ
ータをアナログ化するD/Aコンバータ26と、デコー
ダ20内の各回路を制御するCPU27とを備える。
【0028】バスI/F21は、CPU27によってサ
ーバ・バス31上の所定のタイムスロットが割り当てら
れ、この割り当てられたタイムスロットのビットストリ
ームをサーバ・バス31から取り込んでデマルチプレク
サ22に供給する。
【0029】デマルチプレクサ22は、バスI/F21
からのビットストリームを圧縮ビデオデータと圧縮オー
ディオデータとに分離し、圧縮ビデオデータをMPEG
ビデオデコーダ23に供給し、圧縮オーディオデータを
MPEGオーディオデコーダ25に供給する。
【0030】MPEGビデオデコーダ23は、上記圧縮
ビデオデータをデコードして元のビデオデータに復元
し、かかるビデオデータをNTSC/PALエンコーダ
24に供給する。そして、NTSC/PALエンコーダ
24は、上記ビデオデータをNTSC方式又はPAL方
式に変換して外部に出力する。
【0031】MPEGオーディオデコーダ25は、デマ
ルチプレクサ22からの圧縮オーディオデータをデコー
ドしてオーディオデータに復元し、D/Aコンバータ2
6を介してアナログ化して外部に出力する。
【0032】ここで、デコーダ20がビットストリーム
をデコードすることについて説明する。デコード処理後
のビデオデータとオーディオデータのフレーム長(1フ
レームの時間)はそれぞれ異なっている。また、オーデ
ィオフレームがビデオフレームよりも大きくなる長さ
は、クリップの秒数(ビデオデータとオーディオデータ
のフレーム数)により一意的に決定する。さらに、上述
したように、エンコーダ10は、オーディオフレームが
ビデオフレームよりも大きくなるように、エンコードを
している。そこで、デコーダ20のCPU27は、1ク
リップにおいてオーディオデータがビデオデータよりも
長くなる長さ(誤差)をテーブルとして備え、この誤差
δを以下のように定義する。
【0033】δ=(1クリップ中のオーディオデータの
長さ−1クリップ中のビデオデータの長さ) ビデオデータのフレーム長を33[ms],オーディオ
データのフレーム長Fを42[ms]として、クリップ
を連続してデコードする場合を例に挙げて説明する。こ
こで、1クリップの秒数をビデオデータの30フレーム
分とすると、1クリップは990(=33×30)[m
s]となる。オーディオデータはビデオデータより長い
ので、990[ms]に最も近いオーディオデータは1
008[ms]となる。すなわち、1クリップのオーデ
ィオデータは1008[ms]である。このとき、誤差
δ=18[ms]となる。
【0034】そして、CPU27は、具体的には図2に
示すステップST1以下の処理を実行する。なお、累積
誤差Σδの初期値は0である。
【0035】ステップST1において、CPU27は、
サーバ・バス31を介してビットストリームが供給され
て1クリップ分のビットストリームが入力されると、M
PEGビデオデコーダ23及びMPEGオーディオデコ
ーダ25に対して、当該クリップのデコード処理を行わ
せると共に、累積誤差Σδに誤差δを加算して、ステッ
プST2に進む。例えば、クリップ1が入力されたとき
は累積誤差Σδ=18となり、クリップ2が入力された
ときは累積誤差Σδ=36となる。
【0036】ステップST2において、CPU27は、
累積誤差Σδがオーディオデータのフレーム長Fよりも
大きいか、すなわち、累積誤差Σδ>42であるかを判
定する。そして、CPU27は、累積誤差Σδ>42で
ないと判定したときは、MPEGビデオデコーダ23及
びMPEGオーディオデコーダ25に対して、さらに上
記クリップのデコード処理を行わせて、外部にビデオデ
ータ及びオーディオデータを外部に出力してステップS
T1に戻り、次のクリップの入力を待つ。また、CPU
27は、累積誤差Σδ>42であると判定したときは、
ステップST3に進む。
【0037】ステップST3において、CPU27は、
上記クリップのクリップエンドの方までMPEGビデオ
デコーダ23等がデコードを行ったかを判定し、クリッ
プエンドまでデコードが終了するまでステップST3に
待機し、クリップエンドまでデコードしたときはステッ
プST4に進む。
【0038】ステップST4において、CPU27は、
上記1クリップ中の最後のオーディオの1フレームのみ
をジャンプして、デコード処理済みのビデオデータ及び
オーディオデータを外部に出力させる。すなわち、CP
U27は、上記1クリップにおいて、MPEGビデオデ
コーダ23からはオーディオデータの最後の1フレーム
を除いた他のフレームを出力させ、さらに、MPEGビ
デオデコーダ23からは全てのフレームのビデオデータ
を外部に出力させる。そして、CPU27は、累積誤差
Σδからオーディオデータのフレーム長Fを引く演算を
行って、ステップST1に戻る。
【0039】ここで、クリップ1,クリップ2,クリッ
プ3が入力されたとすると累積誤差Σδ=54(>4
2)となる。そこで、CPU27は、例えば図3に示す
ように、MPEGオーディオデコーダ25からはクリッ
プ3のオーディオデータの最後のフレーム除く他のフレ
ームを外部に出力させ、そして、MPEGビデオデコー
ダ23からは全てのフレームのビデオデータを外部に出
力させる。これにより、外部に出力されるビデオデータ
とオーディオデータの累積誤差Σδの値が12(=54
−12)となり、ビデオデータとオーディオデータの同
期を取ることができる。
【0040】そして、ステップST1に戻って次のクリ
ップが入力されると、CPU27は累積誤差Σδに誤差
δ=18を加算する演算を行う。例えばクリップ4が入
力されると累積誤差Σδの値は30(=12+18)に
なり、クリップ5が入力されると累積誤差Σδの値は4
8(=30+18>42)になる。CPU27は、MP
EGオーディオデコーダ25に対して、クリップ5のデ
コード時には、クリップ5のオーディオデータの最後の
1フレームを除いた他のフレームを出力させる。
【0041】以上のように、デコーダ20は、クリップ
毎のビデオデータとオーディオデータの累積誤差がオー
ディオデータの1フレームを超える毎に、オーディオデ
ータの最後の1フレームを外部に出力しないことによっ
て、累積誤差を絶えずオーディオデータの1フレーム以
内に抑制することができる。
【0042】したがって、デコーダ20は、クリップの
つなぎ目でビデオデータのフレームジャンプやリピート
をする必要がない。すなわち、各クリップにおいてビデ
オデータのフレーム数を常に一定にすることができるの
で、例えばテレビジョン放送局は、スポンサーとの間で
何ら問題を生じることなくビデオデータのフレーム単位
で契約を行うことができる。
【0043】また、各クリップにおいてビデオデータと
オーディオデータの誤差は常に一定の範囲内であるの
で、スポットの最後でクリップが切れたり、ブランクが
生じるのを防止することができる。
【0044】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、例えばオーディオデータのフレ
ーム長,ビデオデータのフレーム長,1クリップの長さ
は上述した実施の形態と異なるものであってもよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るデータ伸張装置及びデータ伸張方法装置によれば、一
のクリップを伸張したときの累積誤差がオーディオデー
タの1フレーム分以上になると、上記一のクリップのオ
ーディオデータの最後の1フレームを除いた他のビデオ
データ及びオーディオデータを外部に出力することによ
り、ビデオデータとオーディオデータのクリップ長の累
積誤差を防止して、ビデオデータとオーディオデータと
の同期を合わせて外部に出力することができる。
【0046】本発明に係るサーバシステム及びデータ送
出方法によれば、ビットストリームを1クリップ毎に伸
張し、伸張処理済みの1クリップにおけるビデオデータ
とオーディオデータの誤差を加算して累積誤差を算出
し、一のクリップを伸張したときの上記累積誤差がオー
ディオデータの1フレーム未満のときは伸張処理済みの
ビデオデータ及びオーディオデータをそのまま外部に送
出し、一のクリップを伸張したときの上記累積誤差がオ
ーディオデータの1フレーム以上になると、上記一のク
リップのオーディオデータの最後の1フレームを除いた
他のビデオデータ及びオーディオデータを外部に送出す
ることにより、ビデオデータとオーディオデータのクリ
ップ長の累積誤差を防止して、ビデオデータとオーディ
オデータとの同期を合わせて外部に出力することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したサーバシステムの構成を示す
ブロック図である。
【図2】上記サーバシステムのエンコーダの動作内容を
説明するフローチャートである。
【図3】クリップ1からクリップ3までのビデオとオー
ディオの誤差を説明する図である。
【図4】従来のビデオフレームとオーディオフレームと
の関係を説明する図である。
【図5】ビデオフレームとオーディオフレームの差分を
補填するためにビデオフレームをリピートすることを説
明するための図である。
【図6】CMスポットの最後にブランクが生じたり、最
後のクリップが切れてしまうことを説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 AVサーバシステム、10 エンコーダ、20 デ
コーダ、23 MPEGビデオデコーダ、25 MPE
Gオーディオデコーダ、27,51 CPU、40 H
DD

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるビデオデータ及びオーディオ
    データが圧縮符号化されたビットストリームを伸張して
    ビデオデータ及びオーディオデータを生成する伸張手段
    と、 上記伸張手段で伸張処理済みの1クリップにおけるビデ
    オデータとオーディオデータの誤差を加算して累積誤差
    を演算する演算手段と、 上記伸張手段が一のクリップを伸張したときの上記累積
    誤差がオーディオデータの1フレーム未満のときは上記
    伸張手段から伸張処理済みのビデオデータ及びオーディ
    オデータをそのまま外部に送出し、上記伸張手段が一の
    クリップを伸張したときの上記累積誤差がオーディオデ
    ータの1フレーム以上のときは上記伸張手段から上記一
    のクリップのオーディオデータの最後の1フレームを除
    いた他のビデオデータ及びオーディオデータを外部に送
    出する制御を行う制御手段とを備えるデータ伸張装置。
  2. 【請求項2】 一連のビデオデータ及びオーディオデー
    タからなる1クリップ分のビットストリームが入力され
    る毎に、上記ビットストリームの伸張処理を行ってビデ
    オデータ及びオーディオデータを生成し、 伸張処理済みのビデオデータとオーディオデータの誤差
    を加算して累積誤差を算出し、 一のクリップを伸張したときの上記累積誤差がオーディ
    オデータの1フレーム未満のときは伸張処理済みのビデ
    オデータ及びオーディオデータをそのまま外部に送出
    し、一のクリップを伸張したときの上記累積誤差がオー
    ディオデータの1フレーム以上になると、上記一のクリ
    ップのオーディオデータの最後の1フレームを除いた他
    のビデオデータ及びオーディオデータを外部に送出する
    ことを特徴とするデータ伸張方法。
  3. 【請求項3】 入力されるビデオデータ及びオーディオ
    データに対して、一連のビデオデータ及びオーディオデ
    ータからなる1クリップ中のビデオデータの時間よりも
    オーディオデータの時間を長くして、クリップ毎に圧縮
    符号化してビットストリームを生成する圧縮部と、 上記圧縮部からのビットストリームを記憶する記憶部
    と、 上記記憶部に記憶されるビットストリームに対して、1
    クリップ毎に伸張処理を行う伸張手段と、上記伸張手段
    で伸張処理済みの1クリップにおけるビデオデータとオ
    ーディオデータの誤差を加算して累積誤差を演算する演
    算手段と、上記伸張手段が一のクリップを伸張したとき
    の上記累積誤差がオーディオデータの1フレーム未満の
    ときは上記伸張手段から伸張処理済みのビデオデータ及
    びオーディオデータをそのまま外部に送出し、上記伸張
    手段が一のクリップを伸張したときの上記累積誤差がオ
    ーディオデータの1フレーム以上のときは上記伸張手段
    から上記一のクリップのオーディオデータの最後の1フ
    レームを除いた他のビデオデータ及びオーディオデータ
    を外部に送出する制御を行う制御手段とを有する伸張部
    とを備えるサーバシステム。
  4. 【請求項4】 入力されるビデオデータ及びオーディオ
    データに対して、一連のビデオデータ及びオーディオデ
    ータからなる1クリップ中のビデオデータの時間よりも
    オーディオデータの時間を長くして、クリップ毎に圧縮
    符号化してビットストリームを生成し、 上記圧縮符号化したビットストリームを記憶し、 上記記憶したビットストリームに対して、1クリップ毎
    に伸張処理を行い、 伸張処理済みの1クリップにおけるビデオデータとオー
    ディオデータの誤差を加算して累積誤差を算出し、 一のクリップを伸張したときの上記累積誤差がオーディ
    オデータの1フレーム未満のときは伸張処理済みのビデ
    オデータ及びオーディオデータをそのまま外部に送出
    し、一のクリップを伸張したときの上記累積誤差がオー
    ディオデータの1フレーム以上になると、上記一のクリ
    ップのオーディオデータの最後の1フレームを除いた他
    のビデオデータ及びオーディオデータを外部に送出する
    ことを特徴とするデータ送出方法。
JP14638098A 1998-05-27 1998-05-27 データ伸張装置、データ伸張方法、サーバシステム及びデータ送出方法 Withdrawn JPH11341490A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018117339A (ja) * 2017-01-13 2018-07-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 映像送信システム及び映像送信方法
US10694227B2 (en) 2017-01-13 2020-06-23 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Video transmission system and video transmission method

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