JP2018117339A - 映像送信システム及び映像送信方法 - Google Patents

映像送信システム及び映像送信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018117339A
JP2018117339A JP2017207834A JP2017207834A JP2018117339A JP 2018117339 A JP2018117339 A JP 2018117339A JP 2017207834 A JP2017207834 A JP 2017207834A JP 2017207834 A JP2017207834 A JP 2017207834A JP 2018117339 A JP2018117339 A JP 2018117339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
video
time
audio
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017207834A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7153832B2 (ja
Inventor
宜史 河口
Yoshifumi Kawaguchi
宜史 河口
悠介 鴨谷
Yusuke Kamotani
悠介 鴨谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to US15/843,180 priority Critical patent/US10694227B2/en
Publication of JP2018117339A publication Critical patent/JP2018117339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7153832B2 publication Critical patent/JP7153832B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】カメラで撮影した映像と音声をデータの欠落なく、ネットワークを介して遠隔地で即座に確認、編集するのに有効な映像送信システムを提供する。【解決手段】映像送信システム10は、撮像伝送装置100、クラウドサーバー200、表示装置205を備える。撮像伝送装置は、ビデオコーデック、ビデオバッファ、オーディオコーデック、オーディオバッファ、設定部、コントローラ、分割クリップ生成部、記憶部、通信部を備える。撮影の開始から停止までの間、分割クリップ生成部は、カメラより入力したビデオ信号とマイクより入力したオーディオ信号をビデオフレームとオーディオフレームの再生時間長に基づいて、複数のクリップファイルから構成されるショットを生成する。通信部は撮影中に、順次クリップファイルをクラウドサーバーに送信し、クラウドサーバーは、受信したクリップファイルを順次結合し、表示装置に最新の映像を提供する。【選択図】図1

Description

本開示は、映像信号と音声信号をサーバーに対して好適な構造の変換処理を施して伝送する映像送信システムに関する。
特許文献1は、クリップを伸張したときの累積誤差がオーディオデータの1フレーム分以上になると、クリップのオーディオデータの最後の1フレームを除いた他のビデオデータ及びオーディオデータを外部に出力することが可能なデータ伸張装置及びデータ伸張方法装置を開示する。これにより、ビデオデータとオーディオデータのクリップ長の累積誤差を防止して、ビデオデータとオーディオデータとの同期を合わせて外部に出力することができる。
特開平11−341490号公報
本開示は、カメラで撮影した映像と音声を、データが欠落することなく、ネットワークを介して遠隔地で即座に確認、編集するのに有効な映像送信システム、及びそれを構成する撮像伝送装置及びクラウドサーバーを提供する。
本開示における撮像送信システムは、映像データ及び音声データをそれぞれ特定の時間で分割して第1のクリップを生成し、第1のクリップの生成後に第2のクリップを生成する分割クリップ生成部と、分割クリップ生成部が分割した第1のクリップと第2のクリップをネットワークを通じて順次サーバーへ送信する送信部と、送信された第1のクリップと第2のクリップを表示する表示装置と、を備える。分割クリップ生成部は、映像データの単位フレーム時間の倍数である第1の時間で、映像データを分割する映像出力部と、音声データの単位フレーム時間の倍数である第2の時間で、音声データを分割する音声出力部と、を備える。第1の時間の終点は、第2の時間の終点より前である。
本開示における撮像送信方法は、映像データ及び音声データをそれぞれ特定の時間で分割して第1のクリップを生成し、第1のクリップの生成後に第2のクリップを生成する分割クリップ生成ステップと、分割クリップ生成ステップで生成された第1のクリップと第2のクリップをネットワークを通じて順次サーバーへ送信する送信ステップと、送信された第1のクリップと第2のクリップを表示する表示ステップと、を備える。分割クリップ生成ステップは、映像データの単位フレーム時間の倍数である第1の時間で、映像データを分割する映像分割ステップと、音声データの単位フレーム時間の倍数である第2の時間で、音声データを分割する音声分割ステップと、を備える。第1の時間の終点は、第2の時間の終点より前である。
本開示における映像送信システムは、カメラで撮影中の映像を、遠隔地で即座に確認ができる。
実施の形態1における映像送信システムの構成を示すブロック図。 実施の形態1における撮像伝送装置の構成を示すブロック図。 実施の形態1におけるクラウドサーバーの構成を示すブロック図。 実施の形態1における多重化データの時間概念Aを説明するための図。 実施の形態1における多重化データの時間概念Bを説明するための図。 実施の形態1におけるクリップファイルの構造を説明する図。 実施の形態1におけるクリップの時間概念を説明する図。 実施の形態1におけるショットの構造を説明する図。 実施の形態1における撮像伝送装置を説明するためのフローチャート。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態1)
以下、図1〜8を用いて、実施の形態1を説明する。
[1−1.構成]
図1は、実施の形態1にかかる映像送信システムの構成を示すブロック図である。映像送信システム10は、互いにネットワーク網で接続される撮像伝送装置100、クラウドサーバー200及び表示装置205を有する。
図2は、実施の形態1にかかる撮像伝送装置の構成を示すブロック図である。撮像伝送装置100は、ビデオコーデック101、ビデオバッファ102、オーディオコーデック103、オーディオバッファ104、設定部105、コントローラ106、分割クリップ生成部107、記憶部108、通信部109で構成される。また、分割クリップ生成部107は、映像出力部110、音声出力部111、ヘッダ出力部112で構成される。
撮像伝送装置100は、カメラより入力したビデオ信号をビデオコーデック101で符号化し、ビデオバッファ102に一時蓄積する。ビデオバッファ102に蓄積されているビデオ符号化データは、デコード時に連続したビデオ信号を再現できる欠落のないデータである。また、撮像伝送装置100は、マイクより入力したオーディオ信号をオーディオコーデック103で符号化し、オーディオバッファ104に一時蓄積する。オーディオバッファ104に蓄積されているオーディオ符号化データは、デコード時に連続したオーディオ信号を再現できる欠落がないデータである。
設定部105は、ユーザーインターフェースにより提示されたクリップの分割時間の候補(10秒、30秒、60秒、120秒等)からユーザが選択したクリップの分割時間をコントローラ106へ伝送する。尚、ユーザ等により指定されたクリップの分割時間は、ユーザ等の入力後、一時保存されてからコントローラ106へ伝送しても良い。また、本願のクリップとは、一連の映像(映像信号及び音声信号を含む)を特定のファイルへ分割した際の個々のファイルを示した用語である。
コントローラ106は、設定部105で指定された分割時間に従い、ビデオバッファ102、オーディオバッファ104、分割クリップ生成部107を制御し、記憶部108に分割された複数のクリップファイルを生成する。生成されたクリップファイルは、コントローラ106の制御の下、通信部109により随時ネットワーク網を経由してクラウドサーバー200に送信される。通信処理の過程でエラーが発生した場合、通信部109は再送制御を行い欠落のない完全なファイルをクラウドサーバー200に送信する。
分割クリップ生成部107は、映像出力部110、音声出力部111、ヘッダ出力部112で構成される。分割クリップ生成部107は記憶部108に図5に示す構造のクリップファイルを生成する。分割クリップ生成部107の映像出力部110は、分割時間に到達するまで、1GOP(Group Of Picture)毎にビデオ符号化データを記憶部108に記録させる。音声出力部111は、分割時間に到達するまで、そのビデオ符号化データに対応するオーディオ符号化データを記憶部108に記録させる。
分割時間に到達すると、ヘッダ出力部112によりヘッダデータを記録しクリップファイルの出力を完了する。この場合、最終GOP以外の各GOP毎のビデオ符号化データとオーディオ符号化データの各フレームの時間長を、図4Aの「多重化データの時間概念A」に示すフレーム長に記録制御するため、各GOP終端の最終オーディオフレームと最終ビデオフレームとの再生終了時刻の差は、1オーディオフレーム未満となる。
また、撮影終了時も、ヘッダ出力部112よりヘッダデータを記録しクリップファイルの出力を完了する。この場合、最終GOPに関しては、ビデオ符号化データとオーディオ符号化データの各フレームの時間長を、図4Bの「多重化データの時間概念B」に示すフレーム長に記録制御するため、最終GOP終端の最終ビデオフレームと最終オーディオフレームとの再生終了時刻の差は、1オーディオフレーム未満となる。
図3は、実施の形態1にかかるクラウドサーバーの構成を示すブロック図である。クラウドサーバー200は、通信部201、記憶部202、コントローラ203、結合部204で構成される。
クラウドサーバー200は、通信部201でクリップファイルを受信すると、記憶部202に格納する。
記憶部202は、通信部201及び結合部204からの映像を記憶する。
結合部204は、記憶部202からのクリップを受け取り、ショットファイルを生成し、記憶部202へショットファイルを伝送する。尚、本願のショットとは、撮影開始から停止までの一連の録画の単位を示した用語であり、このショットを分割した映像をクリップとしている。また、ショットには、クリップを2以上結合したファイルも便宜的にショットに含むものとする。ショットは図6に示すクリップを結合したものであるため、ショットファイルの再生時間長=各クリップファイルの再生時間長(フレーム数)の合計と同一になる。
コントローラ203は、通信部201、記憶部202、結合部204に対して制御を行う。コントローラ203は、通信部201に対してクリップファイルを記憶部202に格納するように指示を行う。コントローラ203は、記憶部202にクリップファイルが記録されると、同じショットに属するクリップファイルがすでに記憶部202に格納されている場合は、結合部204へクリップファイルを伝送するよう指示を行う。コントローラ203は、結合部204に対してクリップファイルを結合し、ショットファイルを生成するように指示を行う。
コントローラ203は、記憶部202に保存されているショットファイルを、通信部201よりネットワーク網を経由して表示装置205に送信する。この場合、コントローラ203は、ショットファイルとともにクリップファイルを表示装置205に送信してもよい。
表示装置205は、ショットファイルを確認しながら映像編集するユーザへ映像を描写する。クリップファイルが送信される場合、表示装置205は、ユーザによる編集のために、クリップファイルによる映像を描写することもできる。
表示装置205は、最新のショットファイルをクラウドサーバー200の通信部201より取得し、ユーザに再生確認する機能を提供する。ユーザは表示装置205に表示される映像を、フレーム精度で再生操作することが可能で、編集分割位置を決定する。また、クラウドサーバー200でクリップファイル及びショットファイルを更新した場合は、コントローラ203は、通信部201より結合後の最新のショットファイルを表示装置205に送信する。
ここで、記憶部202に保存されるクリップファイル、ショットファイルは、ビデオの全フレームが揃っており、再生時間長はビデオのフレーム数の合計と同一で、図5に示すファイル構造で記録されている。そのため、ヘッダデータに記載されている、PTS(Presentation Time Stamp:再生時刻)と符号化データのアドレスの情報を参照することで、クリップ、ショットどちらも目的の映像、音声をシーク再生することができる。
図4A及び図4Bは、実施の形態1にかかる多重化データの時間概念を説明する図である。本説明のようにビデオデータのフレーム長(本説明では30fps)とオーディオデータのフレーム長(本説明では48fps)は一般的に異なる。「ビデオフレーム長 > オーディオフレーム長」の関係となるため、図4A及び図4Bに示すような時間的構造となり、任意のGOP境界の位置でオーディオとビデオの再生終了時刻が常に一致するとは限らない。また、ビデオフレーム長が60fpsの場合も同様に、「ビデオフレーム長<オーディオフレーム長」となり、任意のGOP境界の位置でオーディオとビデオの再生時間が常に一致するとは限らない。
図5は、実施の形態1にかかる多重化データの保存形式であるクリップファイル(MP4)の構造を説明する図である。クリップファイルは、先頭からヘッダデータ、映像データであるビデオ符号化データ(H.264)、音声データであるオーディオ符号化データ(AAC)の順で記憶される。ヘッダデータには、ビデオとオーディオのアドレス、時間情報、メタ情報等の管理情報が記録されている。ヘッダデータの後には、ビデオ符号化データとオーディオ符号化データがGOP毎にまとめて記録されており、クリップは複数のGOPで構成されていることが通常である。ファイルの記録方法は、まず記録モードでファイルをオープンする。次にGOP#0のビデオ符号化データとオーディオ符号化データ、GOP#1のビデオ符号化データとオーディオ符号化データを順に記録していき、最後にGOP#nのビデオ符号化データとオーディオ符号化データを記録した後、ヘッダデータを記録してファイルをクローズする。
図6は、実施の形態1におけるクリップの時間概念を説明する図である。クリップ#0では、先頭ビデオフレームと先頭オーディオフレームとは同一の再生開始時刻で生成される。クリップ#0〜クリップ#n−1の最終オーディオフレームと最終ビデオフレームとの再生終了時刻は、図4Aで説明したとおり任意のGOP境界で同一時刻にすることができないため、分割クリップ生成部107で分割する映像と音声は、映像を分割する時間よりも音声を分割する時間の方が長くなるように生成する。最も好適な実施としては、最終オーディオフレームと最終ビデオフレームとの再生終了時刻の差は、1オーディオフレーム未満の関係が成り立つ構造(クリップタイプA)である。
そのため、クリップ#1〜クリップ#nの先頭オーディオフレームと先頭ビデオフレームとの再生開始時刻の差は、各クリップの前のクリップの最終オーディオフレームと最終ビデオフレームの再生終了時刻の差と同一時間の1オーディオフレーム未満となる。例えば、図6のクリップ#nの先頭オーディオフレームと先頭ビデオフレームとの再生開始時刻の差を時間αとすると、クリップ#n−1の最終オーディオフレームと最終ビデオフレームとの再生終了時刻の差も時間αとなる。また、最終クリップ#nの映像と音声の終端は、映像終了時刻よりも音声終了時刻の方が早くなるように生成する。最も好適な実施としては、最終クリップ#nの終端に関しては、最終ビデオフレームと最終オーディオフレームとは、再生終了時刻の差が1オーディオフレーム未満(時間β)の関係が成り立つ構造(クリップタイプB)で生成される。
このような時間構造のクリップを生成することで、各クリップは先頭ビデオフレームの再生時刻(V_PTS)を0基準に、先頭オーディオフレームの再生時刻(A_PTS)を0以上の値で定義することができ、クリップの再生時間長をビデオフレームベースで管理したクリップファイルを生成することができる。そのため、「全クリップファイルの再生時間の合計=ショットの再生時間の合計」となる。
通常のファイルフォーマット(例えばMP4)では、途中のクリップ構造をクリップタイプBのように作成した場合、次のクリップファイルにおいて、先頭ビデオフレームより前のPTSのオーディオフレームを定義することができないため、次のクリップファイルから、この先頭ビデオフレームより前のPTSのオーディオフレームを削除する必要がある。その場合、クリップ跨ぎの再生時にプチ音等のノイズが発生することになる。逆に、クリップタイプAのような途中クリップの構造であればクリップの終端と次のクリップの先頭ビデオフレームと先頭オーディオフレームは、連続したビデオ信号とオーディオ信号を符号化したデータとなる。従って、クリップ終端の最終ビデオフレームをデコードした映像は次のクリップの先頭ビデオフレームをデコードした映像と連続していることは言うまでもなく、クリップ終端の最終オーディオフレームと次のクリップの先頭オーディオフレームをデコードした音声は連続した波形になるため、クリップ跨ぎの再生時にプチ音等のノイズが発生することはない。
図7は、実施の形態1におけるショットの構造を説明する図である。本開示では、ショットは、設定で指定した時間毎にクリップとして分割され、それぞれのクリップは図5のクリップファイルとして保存される。各クリップは、図6に示すビデオフレームとオーディオフレームの構造であるため、各クリップを結合すると、クリップ間の映像と音声はシームレスに再生することが可能である。また、ショットの全ビデオフレームの再生時間に対して、オーディオの全体の再生時間は、最大で1オーディオフレーム短くなる構成となる。ショットファイルはビデオの再生長で時間の管理を行うことが可能な構造である。
[1−2.動作]
以上のように構成された撮像伝送装置100及びクラウドサーバー200について、その動作を以下説明する。
[1−2−1.撮像送信装置]
図8は、撮像伝送装置100がビデオバッファ102とオーディオバッファ104に格納された符号化データを読み出し、クリップファイルを生成し、生成されたクリップファイルをクラウドサーバーに送信する動作を説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS700でビデオフレームの再生時刻を示す「V_PTS」と、オーディオフレームの再生時刻を示す「A_PTS」とのカウンターを0にセットする。
次に、ステップS701では、図5に示すクリップファイルを作成するため、記録モードでクリップファイルをオープンする。
次に、ステップS702でビデオバッファ102から1GOP分のビデオ符号化データを読みだす。
次に、ステップS703で再生時刻(V_PTS)にS702で読みだしたGOPの再生時間長を加算する。
ステップS704では、ステップS702で読みだした1GOP分のビデオ符号化データを分割クリップ生成部107の映像出力部110により、記憶部108上に図5に示すクリップファイルの構造で記録する。
ステップS705では、再生時刻(A_PTS)に次に記録する予定のオーディオバッファ104内の1オーディオフレーム分の再生時間長を加算する。
ステップS706では、再生時刻(A_PTS)と再生時刻(V_PTS)を比較し、再生時刻(V_PTS)が遅い(大きい)場合(ステップS706でYes)には、ステップS707でオーディオバッファ104から1フレーム分のオーディオ符号化データを読み出す。
ステップS708で、分割クリップ生成部107の音声出力部111により、記憶部108上に図5で示すクリップファイルの構造でオーディオ符号化データを記録する。
ステップS706で、「再生時刻(A_PTS)<再生時刻(V_PTS)」が成立しない場合(ステップS706でNo)は、ステップS709で撮影停止の条件をチェックする。
ステップS709で、「撮影停止フラグ=ON」が成立していない場合(ステップS709でNo)は、ステップS710でオーディオバッファ104から1フレーム分のオーディオ符号化データを読み出す。
次にステップS711で、分割クリップ生成部107の音声出力部111により、記憶部108上に図5で示すクリップファイルの構造でオーディオ符号化データを出力する。
次にステップS712では、設定部105で指定された分割時間と再生時刻(V_PTS)を比較し、「再生時刻(V_PTS)<分割時間」が成立する(分割時間に満たない)場合(ステップS712でYes)は、ステップS702以降のステップを繰り返すことで次のGOPに関するクリップファイルの出力処理を継続する。
次にステップS712で、「再生時刻(V_PTS)<分割時間」が成立しない(分割時間以上)場合(ステップS712でNo)は、ステップS713でこれまで出力した映像及び音声に関するデータのアドレス、再生時間等の情報を、分割クリップ生成部107のヘッダ出力部112より、図5で示すクリップファイルの構造のヘッダデータとして記録する。
ステップS714でクリップファイルをクローズする。ここで、ステップS714で出力するクリップファイルは、図6に示すクリップタイプAの構造となる。
次にステップS715では、ステップS714で作成されたクリップファイルを、通信部を経由してサーバーに送信する。ステップS715のクリップファイルの送信処理は、他のステップとは非同期で動作する。
次に、ステップS716でビデオフレームの再生時刻を示す「V_PTS」、オーディオフレームの再生時刻を示す「A_PTS」のカウンターをリセットし、ステップS701以降の処理により、次のクリップファイルを生成する。ここで、図6に示す通り、先頭オーディオの再生時刻(A_PTS)は0以上の値となる。
ステップS709で撮影停止フラグ=ONが成立している場合(ステップS709でYes)は、ステップS717でこれまで出力した映像及び音声に関するデータのアドレス、再生時間等の情報を、分割クリップ生成部107のヘッダ出力部112より図5で示すクリップファイルの構造のヘッダデータとして記録する。
ステップS718でクリップファイルをクローズする。ここで、ステップS718で出力するクリップファイルは、図6に示すクリップタイプBの構造となる。
次にステップS719では、ステップS718で作成された最終クリップ#nであるクリップファイルを、通信部を経由してクラウドサーバー200に送信することで、すべてのクリップファイルの送信を完了する。
[1−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、撮像伝送装置100は、ビデオコーデック101、ビデオバッファ102、オーディオコーデック103、オーディオバッファ104、設定部105、コントローラ106、分割クリップ生成部107、記憶部108、通信部109を備える。撮影の開始から停止までの間、分割クリップ生成部107は、カメラより入力したビデオ信号とマイクより入力したオーディオ信号をビデオフレームとオーディオフレームの再生時間長に基づいて、図6に示す時間概念の複数のクリップファイルから構成されるショットを生成する。
これにより、通信部109は撮影中に、順次クリップファイルをクラウドサーバー200に送信することができ、クラウドサーバー200では、受信したクリップファイルを順次結合することで、表示装置205に最新の映像を提供することが可能である。また、各クリップファイルはビデオフレーム、オーディオフレームに欠落がなく、結合したクリップは映像及び音声がシームレスでビデオフレームベースの管理ができるため、クラウドサーバー200は編集に適した最新の映像ファイルを表示装置に提供することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1では、クリップの分割時間の設定の一例として、ユーザーインターフェースにより、クリップ分割時間の候補(10秒、30秒、60秒、120秒等)からユーザが選択し、設定部105を経由してコントローラ106へ伝送する固定の分割時間の説明をした。しかし、最初のクリップ(クリップ#0)は設定部105により短めの分割時間(10秒等)を設定することで、通信部109より即座にクリップをクラウドサーバー200に送信し、クリップ#1以降は、クリップ#0よりも長めの分割時間を設定する等、設定部105は各クリップを同一の分割時間にしなくてもよい。このようにすることで、クラウドサーバーはクリップ#0のクリップファイルを即座に受信できるようになる。また、分割クリップ数も削減することが可能なため、ファイル伝送やファイル容量のオーバヘッドを削減することができる。
実施の形態1では、ショットファイル生成の一例として、コントローラ203がショットファイルを生成する説明をしたが、各クリップファイルはヘッダデータにビデオとオーディオの情報が管理されており、各クリップの符号化データは、デコードするとシームレスなデータであり、クリップの結合処理は表示装置205の再生時に実現してもよい。即ち、表示装置205が結合部を備えてもよい。また、クリップの結合処理は、任意区間のクリップを結合することにより行うことも可能であり、先頭から順に結合することに限定されない。
実施の形態1では、多重化データの時間概念の一例として、1GOPに含まれるビデオフレームを30フレームの構成で説明したが、1GOPに含まれるビデオフレームの数は、任意のフレーム数で実現してもよく、可変の構成で実現してもよい。
実施の形態1では、多重化データの時間概念の一例として、ビデオデータのフレーム長を30fpsの例で説明したが、フレーム長はどのような値でも、GOP境界の任意の位置でオーディオとビデオの再生時間を常に一致させることはできないため、ビデオデータのフレーム長は30fpsに限定されない。同様に、オーディオのフレーム長も48fpsに限定されない。
実施の形態1では、クリップファイルの構造の一例として、MP4ファイルの構造で説明したが、1つのファイルで、時刻情報やメタデータを記述することにより多重化や任意時刻でのアクセス(ランダムアクセス)を容易に実現できるファイル構造であればよい。したがって、クリップファイルはMP4ファイルに限定されない。
実施の形態1では、クリップの時間概念の一例として、クリップ#nの終端に位置する最終ビデオフレームと最終オーディオフレームとの再生終了時刻の差を、1オーディオフレーム未満(時間β)の関係が成り立つ構造で説明した。しかしながら、クリップ#nの終端に位置する最終ビデオフレームと最終オーディオフレームとの再生終了時刻の差をクリップ#0〜n−1と同様の構造にし、クラウドサーバー200又は表示装置205でのクリップ結合時に終端の最終オーディオフレームを削除して、上記関係を実現してもよい。
実施の形態1では、クラウドサーバー200とは別に表示装置205を設ける構成を説明したが、クラウドサーバー200は表示装置205を備えてもよい。この場合、表示装置205はクラウドサーバー200の記憶部202からショットファイル又はクリップファイルを受け取り表示する。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、(本開示の作用)に応じて適応的に映像記録処理、映像送信処理を行う撮像装置に適用可能である。具体的には、デジタルスチルカメラ、ムービー、カメラ機能付き携帯電話機、スマートフォンなどに、本開示は適用可能である。
10 映像送信システム
100 撮像伝送装置
101 ビデオコーデック
102 ビデオバッファ
103 オーディオコーデック
104 オーディオバッファ
105 設定部
106 コントローラ
107 分割クリップ生成部
108 記憶部
109 通信部
110 映像出力部
111 音声出力部
112 ヘッダ出力部
200 クラウドサーバー
201 通信部
202 記憶部
203 コントローラ
204 結合部
205 表示装置

Claims (6)

  1. 映像データ及び音声データをそれぞれ特定の時間で分割して第1のクリップを生成し、前記第1のクリップの生成後に第2のクリップを生成する分割クリップ生成部と、
    前記分割クリップ生成部が生成した前記第1のクリップと前記第2のクリップをネットワークを通じて順次サーバーへ送信する送信部と、
    送信された前記第1のクリップと前記第2のクリップを表示する表示装置と、を備える映像送信システムにおいて、
    前記分割クリップ生成部は、
    前記映像データの単位フレーム時間の倍数である第1の時間で、前記映像データを分割する映像出力部と、
    前記音声データの単位フレーム時間の倍数である第2の時間で、前記音声データを分割する音声出力部と、を備え、
    前記第1の時間の終点は、前記第2の時間の終点より前である、映像送信システム。
  2. 請求項1に記載の映像送信システムにおいて、
    前記第1のクリップは、前記第1のクリップが生成された時よりも後に前記送信部より前記サーバーへ送信される、映像送信システム。
  3. 請求項1又は2に記載の映像送信システムにおいて、
    前記表示装置は、互いに結合された前記第1のクリップと前記第2のクリップを表示する、映像送信システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の映像送信システムにおいて、
    さらに、前記特定の時間を設定する設定部を備える、映像送信システム。
  5. 請求項4に記載の映像送信システムにおいて、
    前記設定部は、前記第1のクリップを生成するための特定の時間と前記第2のクリップを生成するための特定の時間が互いに異なるように設定する、映像送信システム。
  6. 映像データ及び音声データをそれぞれ特定の時間で分割して第1のクリップを生成し、前記第1のクリップの生成後に第2のクリップを生成する分割クリップ生成ステップと、
    前記分割クリップ生成ステップで生成された前記第1のクリップと前記第2のクリップをネットワークを通じて順次サーバーへ送信する送信ステップと、
    送信された前記第1のクリップと前記第2のクリップを表示する表示ステップと、を備える映像送信方法において、
    前記分割クリップ生成ステップは、
    前記映像データの単位フレーム時間の倍数である第1の時間で、前記映像データを分割する映像分割ステップと、
    前記音声データの単位フレーム時間の倍数である第2の時間で、前記音声データを分割する音声分割ステップと、を備え、
    前記第1の時間の終点は、前記第2の時間の終点より前である、映像送信方法。
JP2017207834A 2017-01-13 2017-10-27 映像送信システム及び映像送信方法 Active JP7153832B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/843,180 US10694227B2 (en) 2017-01-13 2017-12-15 Video transmission system and video transmission method

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017003812 2017-01-13
JP2017003812 2017-01-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018117339A true JP2018117339A (ja) 2018-07-26
JP7153832B2 JP7153832B2 (ja) 2022-10-17

Family

ID=62985718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017207834A Active JP7153832B2 (ja) 2017-01-13 2017-10-27 映像送信システム及び映像送信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7153832B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021118484A (ja) * 2020-01-28 2021-08-10 株式会社チャオ ゲートウェイ装置、ゲートウェイプログラムおよびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、ならびにカメラ映像転送方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998021722A1 (fr) * 1996-11-13 1998-05-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil et procede de generation de train de bits pour memoire a disque d'enregistrement de donnees permettant une reproduction continue de plusieurs pieces de donnees-images et support d'enregistrement sur lequel est enregistre un programme applique a l'appareil de generation
JPH11341490A (ja) * 1998-05-27 1999-12-10 Sony Corp データ伸張装置、データ伸張方法、サーバシステム及びデータ送出方法
JP2010016748A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Panasonic Corp 記録装置および記録方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998021722A1 (fr) * 1996-11-13 1998-05-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil et procede de generation de train de bits pour memoire a disque d'enregistrement de donnees permettant une reproduction continue de plusieurs pieces de donnees-images et support d'enregistrement sur lequel est enregistre un programme applique a l'appareil de generation
US6381398B1 (en) * 1996-11-13 2002-04-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus and method of generating bit stream for information recording disc storage which enables seamless reproduction of a plurality of pieces of image information, and recording medium on which program applied to the generating apparatus is recorded
JPH11341490A (ja) * 1998-05-27 1999-12-10 Sony Corp データ伸張装置、データ伸張方法、サーバシステム及びデータ送出方法
JP2010016748A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Panasonic Corp 記録装置および記録方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021118484A (ja) * 2020-01-28 2021-08-10 株式会社チャオ ゲートウェイ装置、ゲートウェイプログラムおよびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、ならびにカメラ映像転送方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7153832B2 (ja) 2022-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012054788A (ja) データファイル転送装置、その制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2006303652A (ja) 情報記録再生システム、情報記録再生装置及び情報記録再生方法
US10694227B2 (en) Video transmission system and video transmission method
KR101515551B1 (ko) 데이터 처리장치 및 그 제어방법, 및 기억매체
JP4352409B2 (ja) マルチメディア符号化データ分離伝送装置
JP6258168B2 (ja) 配信装置、再生装置および配信システム
JP7153832B2 (ja) 映像送信システム及び映像送信方法
JP5683301B2 (ja) 画像記録装置
JP5739079B1 (ja) 動画圧縮装置および動画圧縮伸長システム
JP2008288934A (ja) 動画撮影装置および動画再生装置
JP5622167B2 (ja) 動画撮像装置、撮影方法、及びプログラム
JP2009302961A (ja) 記録装置、ファイル送信方法、プログラム及びカメラ
JP4147767B2 (ja) 連続情報の記録方法および記録装置
JP6806577B2 (ja) 記録装置及びその制御方法及びプログラム
JP6436818B2 (ja) 記録装置及び方法
JP6112852B2 (ja) 記録装置、記録方法およびプログラム
KR101521787B1 (ko) 영상을 배속 재생하는 방법 및 그를 위한 장치
JP2014132730A (ja) 同期情報生成装置およびそのプログラム、同期データ再生装置およびそのプログラム
KR101541219B1 (ko) 병렬 분산 처리를 통한 고속 녹화 장치 및 그 방법
JP4920668B2 (ja) 映像送出装置及び映像送出方法
JP3897783B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
JP2006180315A (ja) 動画撮影装置、動画再生装置および動画撮影方法、動画再生方法
JP2007158431A (ja) 映像記録装置及び映像記録再生装置
JP2006072835A (ja) マルチメディアファイル生成・記録装置とその生成・記録方法
JP2006262320A (ja) 映像素材転送方法と映像素材転送送り側装置及び映像素材転送受け側装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190121

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210720

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220905

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7153832

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151