JPH11341344A - ダイナミックレンジ拡大機能を備えた電子カメラ - Google Patents
ダイナミックレンジ拡大機能を備えた電子カメラInfo
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- JPH11341344A JPH11341344A JP10144025A JP14402598A JPH11341344A JP H11341344 A JPH11341344 A JP H11341344A JP 10144025 A JP10144025 A JP 10144025A JP 14402598 A JP14402598 A JP 14402598A JP H11341344 A JPH11341344 A JP H11341344A
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims abstract description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 20
- 230000006870 function Effects 0.000 claims description 8
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 2
- 101000596298 Homo sapiens Modulator of macroautophagy TMEM150B Proteins 0.000 description 1
- 102100035252 Modulator of macroautophagy TMEM150B Human genes 0.000 description 1
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- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】1つのフレームメモリで高速のリードモディフ
ァイドライト動作することなしに、ダイナミックレンジ
拡大のフレーム間演算が可能とする。 【解決手段】DRAM34に記録した光電変換センサー
の映像信号1と、映像信号1と露出の異なる光電変換セ
ンサーから映像信号2とを演算するダイナミックレンジ
拡大回路32を有し、該ダイナミックレンジ拡大信号を
カメラ信号処理部36で所定の信号に変換し、DRAM
34に記録するカメラにおいて、DRAM34からの映
像信号2を一旦1Hバッファメモリ35に格納して、ダ
イナミックレンジ拡大回路32に与えるようにしてい
る。
ァイドライト動作することなしに、ダイナミックレンジ
拡大のフレーム間演算が可能とする。 【解決手段】DRAM34に記録した光電変換センサー
の映像信号1と、映像信号1と露出の異なる光電変換セ
ンサーから映像信号2とを演算するダイナミックレンジ
拡大回路32を有し、該ダイナミックレンジ拡大信号を
カメラ信号処理部36で所定の信号に変換し、DRAM
34に記録するカメラにおいて、DRAM34からの映
像信号2を一旦1Hバッファメモリ35に格納して、ダ
イナミックレンジ拡大回路32に与えるようにしてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレーム間演算に
よるダイナミックレンジ拡大機能を有した電子カメラに
関する。
よるダイナミックレンジ拡大機能を有した電子カメラに
関する。
【0002】
【従来の説明】図7は、従来の電子スチルカメラのダイ
ナミックレンジ拡大処理経路を示す図である。センサー
出力部11からのデジタル信号は、ダイナミックレンジ
拡大回路12に導かれるとともに、その1フレーム分の
信号がメモリコントロール部13を介してダイナミック
ランダムアクセスメモリ(DRAM)14に保存され
る。DRAM14の信号は、メモリコントロール回路1
3を介して読み出され、ダイナミックレンジ拡大回路1
2に入力される。
ナミックレンジ拡大処理経路を示す図である。センサー
出力部11からのデジタル信号は、ダイナミックレンジ
拡大回路12に導かれるとともに、その1フレーム分の
信号がメモリコントロール部13を介してダイナミック
ランダムアクセスメモリ(DRAM)14に保存され
る。DRAM14の信号は、メモリコントロール回路1
3を介して読み出され、ダイナミックレンジ拡大回路1
2に入力される。
【0003】ダイナミックレンジ拡大回路12では、セ
ンター出力部11からの信号とDRAM14からの信号
とでフレーム間演算して、拡大信号を得る。この拡大信
号は、カメラ信号処理部15に入力されて、カメラ用信
号として成形され、メモリコントロール回路16を介し
てDRAM17に格納される。
ンター出力部11からの信号とDRAM14からの信号
とでフレーム間演算して、拡大信号を得る。この拡大信
号は、カメラ信号処理部15に入力されて、カメラ用信
号として成形され、メモリコントロール回路16を介し
てDRAM17に格納される。
【0004】図8は、VGA(ビデオグラフィックアレ
イ)画素サイズの光電変換素子を使用した場合のダイナ
ミックレンジ拡大処理におけるタイミング図である。図
7の信号処理系統の動作を示している。
イ)画素サイズの光電変換素子を使用した場合のダイナ
ミックレンジ拡大処理におけるタイミング図である。図
7の信号処理系統の動作を示している。
【0005】図8(a)は、垂直同期信号V、図8
(b)は水平同期信号H、図8(c)は、センサー出力
部11からの信号(信号1)と、DRAM14からの信
号(信号2)とを示している。図8(d)は、ダイナミ
ックレンジ拡大回路12において、信号1と信号2を用
いてダイナミックレンジ拡大処理が行われ、続いてカメ
ラ信号処理部15において処理され、DRAM17に書
き込まれる様子を示している。
(b)は水平同期信号H、図8(c)は、センサー出力
部11からの信号(信号1)と、DRAM14からの信
号(信号2)とを示している。図8(d)は、ダイナミ
ックレンジ拡大回路12において、信号1と信号2を用
いてダイナミックレンジ拡大処理が行われ、続いてカメ
ラ信号処理部15において処理され、DRAM17に書
き込まれる様子を示している。
【0006】即ち、通常30Hzフレームレートで、1
水平(以下1H)期間に1H画素の電荷を読み出す場合
を説明する。ここで定義するダイナミックレンジ拡大
は、露出の異なるフレーム間の演算により実現する機能
である。
水平(以下1H)期間に1H画素の電荷を読み出す場合
を説明する。ここで定義するダイナミックレンジ拡大
は、露出の異なるフレーム間の演算により実現する機能
である。
【0007】先ず、1H期間、光電変換素子から出力さ
れた1H分の映像データがDRAM14に書き込まれ
る。この処理が1画面分繰り返される。さらに、DRA
M14に書かれた映像信号(信号2)を順々に読み出
し、その信号2と同一画素の光電変換素子の露出の異な
る映像信号(信号1)とからダイナミックレンジ拡大処
理する。次にい、ダイナミックレンジ拡大信号をカメラ
信号処理し、DRAM17に書き込む(図8(e))。
このダイナミックレンジ拡大処理が1画面分繰り返され
る。
れた1H分の映像データがDRAM14に書き込まれ
る。この処理が1画面分繰り返される。さらに、DRA
M14に書かれた映像信号(信号2)を順々に読み出
し、その信号2と同一画素の光電変換素子の露出の異な
る映像信号(信号1)とからダイナミックレンジ拡大処
理する。次にい、ダイナミックレンジ拡大信号をカメラ
信号処理し、DRAM17に書き込む(図8(e))。
このダイナミックレンジ拡大処理が1画面分繰り返され
る。
【0008】上記の信号処理回路はの構成は、簡単であ
るが、2つのフレームDRAMが必要であるため高価と
なる。図9は、更に従来の電子スチルカメラのダイナミ
ックレンジ拡大処理経路を示す図である。図10に、V
GA画素サイズの光電変換素子を使用した場合のダイナ
ミックレンジ拡大処理のタイミング図である。この例
は、フレームDRAMは1つであるがDRAMが高速の
リードモデファイドライト動作をする場合である。
るが、2つのフレームDRAMが必要であるため高価と
なる。図9は、更に従来の電子スチルカメラのダイナミ
ックレンジ拡大処理経路を示す図である。図10に、V
GA画素サイズの光電変換素子を使用した場合のダイナ
ミックレンジ拡大処理のタイミング図である。この例
は、フレームDRAMは1つであるがDRAMが高速の
リードモデファイドライト動作をする場合である。
【0009】先ず、1H期間、光電変換素子から出力さ
れた1H分の映像データ(信号1)が、メモリコントロ
ール部20の制御に基づいて、DRAM21に書き込ま
れる。これが1画面分繰り返される。さらに、DRAM
21に書かれた映像信号(信号2)を順々に読み出し、
その信号2と同一画素の光電変換素子の露出の異なる映
像信号(信号1)とを用いて、ダイナミックレンジ拡大
回路12においてダイナミックレンジ拡大処理する。次
に、ダイナミックレンジ拡大信号をカメラ信号処理し、
この時点でDRAM21の直前に読み出しを行った後の
同一アドレスへ処理結果を書き込む( リードモディファ
ィドライト) 。このような処理を1画面分繰り返す。
れた1H分の映像データ(信号1)が、メモリコントロ
ール部20の制御に基づいて、DRAM21に書き込ま
れる。これが1画面分繰り返される。さらに、DRAM
21に書かれた映像信号(信号2)を順々に読み出し、
その信号2と同一画素の光電変換素子の露出の異なる映
像信号(信号1)とを用いて、ダイナミックレンジ拡大
回路12においてダイナミックレンジ拡大処理する。次
に、ダイナミックレンジ拡大信号をカメラ信号処理し、
この時点でDRAM21の直前に読み出しを行った後の
同一アドレスへ処理結果を書き込む( リードモディファ
ィドライト) 。このような処理を1画面分繰り返す。
【0010】上記のダイナミックレンジ拡大処理では、
DRAM21は1つであるが、リードモディファイドラ
イト動作が必要となり、メモリコントロール回路20の
設計が複雑となる。
DRAM21は1つであるが、リードモディファイドラ
イト動作が必要となり、メモリコントロール回路20の
設計が複雑となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子スチルカメ
ラのフレーム間演算によるダイナミックレンジ拡大処理
においては、カメラ信号処理結果を格納するフレームメ
モリ(DRAM)の他に、その補正のための専用フレー
ムメモリを使用していた。あるいは、カメラ信号処理結
果を格納するフレームメモリをその補正のために兼用し
ていたため、メモリに対して、高速のリードモディファ
イドライト動作を必要とし、メモリコントロール回路の
設計を複雑にしていた。
ラのフレーム間演算によるダイナミックレンジ拡大処理
においては、カメラ信号処理結果を格納するフレームメ
モリ(DRAM)の他に、その補正のための専用フレー
ムメモリを使用していた。あるいは、カメラ信号処理結
果を格納するフレームメモリをその補正のために兼用し
ていたため、メモリに対して、高速のリードモディファ
イドライト動作を必要とし、メモリコントロール回路の
設計を複雑にしていた。
【0012】そこでこの発明は、1つのフレームメモリ
で高速のリードモディファイドライト動作することなし
に、ダイナミックレンジ拡大のフレーム間演算が可能な
ダイナミックレンジ拡大機能を有する電子カメラを提供
することを目的とする。
で高速のリードモディファイドライト動作することなし
に、ダイナミックレンジ拡大のフレーム間演算が可能な
ダイナミックレンジ拡大機能を有する電子カメラを提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、第1のメモリに記録した光電変換セン
サーの第1の映像信号と、前記第1の映像信号とは露出
の異なる光電変換センサーからの第2の映像信号とを演
算処理するダイナミックレンジ拡大回路と、このダイナ
ミックレンジ拡大回路から出力されたダイナミックレン
ジ拡大信号を所定の信号に変換するカメラ信号処理部
と、このカメラ信号処理部から出力されたカメラ信号を
前記第1のメモリに記録する電子カメラにおいて、前記
第1のメモリから読み出された前記第1の映像信号を記
録する前記第1のメモリの容量以下の第2のメモリと、
前記第2のメモリから読み出した第3の映像信号の画素
と対応する位置の前記第2の映像信号の画素を用いてダ
イナミックレンジ拡大処理を行い、そのダイナミックレ
ンジ拡大処理を行ったデータをカメラ信号処理した前記
第2のメモリの容量分の信号を順次前記第1のメモリに
書き込み、その後、次の前記第2のメモリの容量分の第
1の映像信号を前記第1のメモリから読み出し、前記第
2のメモリに記録し、以後同様の処理を前記第1のメモ
リの容量分繰り返す手段を備えたことを特徴とする。
達成するために、第1のメモリに記録した光電変換セン
サーの第1の映像信号と、前記第1の映像信号とは露出
の異なる光電変換センサーからの第2の映像信号とを演
算処理するダイナミックレンジ拡大回路と、このダイナ
ミックレンジ拡大回路から出力されたダイナミックレン
ジ拡大信号を所定の信号に変換するカメラ信号処理部
と、このカメラ信号処理部から出力されたカメラ信号を
前記第1のメモリに記録する電子カメラにおいて、前記
第1のメモリから読み出された前記第1の映像信号を記
録する前記第1のメモリの容量以下の第2のメモリと、
前記第2のメモリから読み出した第3の映像信号の画素
と対応する位置の前記第2の映像信号の画素を用いてダ
イナミックレンジ拡大処理を行い、そのダイナミックレ
ンジ拡大処理を行ったデータをカメラ信号処理した前記
第2のメモリの容量分の信号を順次前記第1のメモリに
書き込み、その後、次の前記第2のメモリの容量分の第
1の映像信号を前記第1のメモリから読み出し、前記第
2のメモリに記録し、以後同様の処理を前記第1のメモ
リの容量分繰り返す手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は、本発明の電子スチルカ
メラのダイナミックレンジ拡大処理経路を示すブロック
図である。センサー出力部31からのデジタル信号は、
ダイナミックレンジ拡大回路32に導かれるとともに、
その1フレーム分の信号がメモリコントロール部33を
介してダイナミックランダムアクセスメモリ(DRA
M)34に保存される。
面を参照して説明する。図1は、本発明の電子スチルカ
メラのダイナミックレンジ拡大処理経路を示すブロック
図である。センサー出力部31からのデジタル信号は、
ダイナミックレンジ拡大回路32に導かれるとともに、
その1フレーム分の信号がメモリコントロール部33を
介してダイナミックランダムアクセスメモリ(DRA
M)34に保存される。
【0015】DRAM34の信号は、メモリコントロー
ル回路33を介して読み出され、DRAM34よりも少
ない容量のメモリ、例えば1水平期間分の信号の記録容
量を有する1Hバッファメモリ35に一担格納される。
この1Hバッファメモリ35の出力信号と、センサ出力
部31の出力信号とは、フレーム間で対応する画素(信
号)がダイナミックレンジ拡大回路32に入力されて、
ダイナミックレンジ拡大処理を受ける。そしてこの拡大
信号は、カメラ信号処理部36に入力されて、カメラ用
信号として成形され、再度メモリコントロール回路33
の制御のもとでDRAM34に格納される。
ル回路33を介して読み出され、DRAM34よりも少
ない容量のメモリ、例えば1水平期間分の信号の記録容
量を有する1Hバッファメモリ35に一担格納される。
この1Hバッファメモリ35の出力信号と、センサ出力
部31の出力信号とは、フレーム間で対応する画素(信
号)がダイナミックレンジ拡大回路32に入力されて、
ダイナミックレンジ拡大処理を受ける。そしてこの拡大
信号は、カメラ信号処理部36に入力されて、カメラ用
信号として成形され、再度メモリコントロール回路33
の制御のもとでDRAM34に格納される。
【0016】図2には、VGA画素サイズの光電変換素
子を使用した場合のダイナミックレンジ拡大処理のタイ
ミング図を示す。図2において、図2(a)は、垂直同
期信号V、図2(b)は水平同期信号H、図2(c)
は、センサー出力部31からの信号(信号1)を示して
いる。図2(d)は、DRAM34から読み出される信
号と、カメラ処理された信号がDRAM34に書き込ま
れる様子を示している。図2(e)は1Hバッファ35
に書き込まれる期間と、この1Hバッファメモリ35か
ら読み出される期間を示している。1Hバッファメモリ
35から読み出された信号は、ダイナミックレンジ拡大
回路32において、センサー出力部31からの信号とフ
レーム間の演算処理によりダイナミックレンジ拡大処理
が行われ、続いてカメラ信号処理部35において処理さ
れる。ここで処理されたカメラ信号は、DRAM34に
書き込まれる。
子を使用した場合のダイナミックレンジ拡大処理のタイ
ミング図を示す。図2において、図2(a)は、垂直同
期信号V、図2(b)は水平同期信号H、図2(c)
は、センサー出力部31からの信号(信号1)を示して
いる。図2(d)は、DRAM34から読み出される信
号と、カメラ処理された信号がDRAM34に書き込ま
れる様子を示している。図2(e)は1Hバッファ35
に書き込まれる期間と、この1Hバッファメモリ35か
ら読み出される期間を示している。1Hバッファメモリ
35から読み出された信号は、ダイナミックレンジ拡大
回路32において、センサー出力部31からの信号とフ
レーム間の演算処理によりダイナミックレンジ拡大処理
が行われ、続いてカメラ信号処理部35において処理さ
れる。ここで処理されたカメラ信号は、DRAM34に
書き込まれる。
【0017】この信号処理は、通常30Hzフレームレ
ートで、1水平(以下1H)期間に1H画素の電荷を読
み出す場合である。先ず、1H期間、光電変換素子から
出力された1H分の映像データがDRAM34に書き込
まれる。これを1画面分繰り返す。さらに、1H期間、
DRAM34に書かれた1H分の第1の映像信号をDR
AM34から読み出す。次の1H分の第1の映像信号の
読み出しは、前に処理されたカメラ信号がこのDRAM
34に書き込まれた後に読み出す。ダイナミックレンジ
拡大回路32では、1Hバッファメモリ35で1H期間
遅れた第1の映像信号の画素と対応関係にあり、かつ光
電変換素子からの露出の異なる第2の映像信号の画素と
を用いて1H分のダイナミックレンジ拡大処理が行われ
る。
ートで、1水平(以下1H)期間に1H画素の電荷を読
み出す場合である。先ず、1H期間、光電変換素子から
出力された1H分の映像データがDRAM34に書き込
まれる。これを1画面分繰り返す。さらに、1H期間、
DRAM34に書かれた1H分の第1の映像信号をDR
AM34から読み出す。次の1H分の第1の映像信号の
読み出しは、前に処理されたカメラ信号がこのDRAM
34に書き込まれた後に読み出す。ダイナミックレンジ
拡大回路32では、1Hバッファメモリ35で1H期間
遅れた第1の映像信号の画素と対応関係にあり、かつ光
電変換素子からの露出の異なる第2の映像信号の画素と
を用いて1H分のダイナミックレンジ拡大処理が行われ
る。
【0018】光電変換素子は、次の1H期間は何もしな
い。次に、ダイナミックレンジ拡大した信号をカメラ信
号処理し、その1H分の信号をDRAM34に書き込
む。この処理が1画面分繰り返される。
い。次に、ダイナミックレンジ拡大した信号をカメラ信
号処理し、その1H分の信号をDRAM34に書き込
む。この処理が1画面分繰り返される。
【0019】この様に、1つのフレームDRAM34で
ダイナミックレンジ拡大処理を行うことができ、DRA
M34からの読み出しとDRAM34への書き込み動作
が1H周期で変わるため、高速のリードモディファイド
ライトも不要となり、メモリコントロール部の設計が複
雑にならない。
ダイナミックレンジ拡大処理を行うことができ、DRA
M34からの読み出しとDRAM34への書き込み動作
が1H周期で変わるため、高速のリードモディファイド
ライトも不要となり、メモリコントロール部の設計が複
雑にならない。
【0020】ここで、フレームメモリを使用したが、こ
れに限定する必要はない。また、1H分のバッファを使
用したが、1Hに限定する必要はない。さらに、30H
zフレームレートとしたが、30Hzに限定する必要は
なく、またフレームメモリとしてDRAMを用いたが、
これに限らなくても良い。
れに限定する必要はない。また、1H分のバッファを使
用したが、1Hに限定する必要はない。さらに、30H
zフレームレートとしたが、30Hzに限定する必要は
なく、またフレームメモリとしてDRAMを用いたが、
これに限らなくても良い。
【0021】図3には、SXGA画素サイズの光電変換
素子を使用した場合の図1のダイナミックレンジ拡大処
理部におけるタイミング図を示す。図3において、図3
(a)は、垂直同期信号V、図3(b)は水平同期信号
H、図3(c)は、センサー出力部31からの信号(信
号1)を示している。図3(d)は、DRAM34から
読み出される信号と、カメラ処理された信号がDRAM
34に書き込まれる様子を示している。図3(e)は1
Hバッファ35に書き込まれる期間と、この1Hバッフ
ァメモリ35から読み出される期間を示している。
素子を使用した場合の図1のダイナミックレンジ拡大処
理部におけるタイミング図を示す。図3において、図3
(a)は、垂直同期信号V、図3(b)は水平同期信号
H、図3(c)は、センサー出力部31からの信号(信
号1)を示している。図3(d)は、DRAM34から
読み出される信号と、カメラ処理された信号がDRAM
34に書き込まれる様子を示している。図3(e)は1
Hバッファ35に書き込まれる期間と、この1Hバッフ
ァメモリ35から読み出される期間を示している。
【0022】これは、通常7.5Hzフレームレート
で、図2のVGAサイズと同様、1水平(以下1H)期
間に1H画素の電荷を読み出す場合である。ただし、こ
のときの1H期間は、図2の1H期間の2倍である。
で、図2のVGAサイズと同様、1水平(以下1H)期
間に1H画素の電荷を読み出す場合である。ただし、こ
のときの1H期間は、図2の1H期間の2倍である。
【0023】先ず、1H期間、光電変換素子から出力さ
れた1H分の第1 の映像データがDRAM34に書き込
まれる。これを1画面分繰り返す。さらに、DRAM3
4に書かれた1H分の第1の映像信号を1/2H期間に
DRAM34から読み出す。次の1H分の第1の映像信
号は、DRAM34にカメラ信号処理されたカメラ信号
の書き込みが終わってから読み出す。1H期間、1Hバ
ッファで1/2H期間遅れた第1の映像信号の画素と対
応関係にある光電変換素子の露出の異なる第2の映像信
号の画素を用いて1H画素分のダイナミックレンジ拡大
処理が、ダイナミックレンジ拡大回路32にて行われ
る。
れた1H分の第1 の映像データがDRAM34に書き込
まれる。これを1画面分繰り返す。さらに、DRAM3
4に書かれた1H分の第1の映像信号を1/2H期間に
DRAM34から読み出す。次の1H分の第1の映像信
号は、DRAM34にカメラ信号処理されたカメラ信号
の書き込みが終わってから読み出す。1H期間、1Hバ
ッファで1/2H期間遅れた第1の映像信号の画素と対
応関係にある光電変換素子の露出の異なる第2の映像信
号の画素を用いて1H画素分のダイナミックレンジ拡大
処理が、ダイナミックレンジ拡大回路32にて行われ
る。
【0024】光電変換素子は、次の1/2H期間は何も
しない。最後に、ダイナミックレンジ拡大された信号を
カメラ信号処理し、その1H分のカメラ信号をDRAM
34に書き込む。この処理が1画面分繰り返される。
しない。最後に、ダイナミックレンジ拡大された信号を
カメラ信号処理し、その1H分のカメラ信号をDRAM
34に書き込む。この処理が1画面分繰り返される。
【0025】この様に、1つのフレームDRAM34ダ
イナミックレンジ拡大処理を実現でき、1/2H期間で
DRAM34から信号を読み出した後、今度は1H期間
でDRAM34へカメラ信号の書き込み処理を行い、こ
れを繰り返すため高速のリードモディファイドライトも
不要となり、メモリコントロール部33の設計が複雑に
ならない。
イナミックレンジ拡大処理を実現でき、1/2H期間で
DRAM34から信号を読み出した後、今度は1H期間
でDRAM34へカメラ信号の書き込み処理を行い、こ
れを繰り返すため高速のリードモディファイドライトも
不要となり、メモリコントロール部33の設計が複雑に
ならない。
【0026】ここで、フレームメモリを使用したが、こ
れに限定する必要はない。また、1H分のバッファを使
用したが、1Hに限定する必要はない。さらに、7.5
Hzフレームレートとしたが、7.5Hzに限定する必
要はなく、またフレームメモリとしてDRAM34を用
いたが、これに限らなくても良い。
れに限定する必要はない。また、1H分のバッファを使
用したが、1Hに限定する必要はない。さらに、7.5
Hzフレームレートとしたが、7.5Hzに限定する必
要はなく、またフレームメモリとしてDRAM34を用
いたが、これに限らなくても良い。
【0027】次に、ダイナミックレンジ拡大処理を以下
に述べる。図4に第1の処理特性を示す。第1 の処理
は、第2 のメモリ、つまり、1Hバッファメモリ35か
ら読み出した映像信号2とセンサー出力部31からの映
像信号1を重み付け加算する。つまりここでのダイナミ
ックレンジ拡大回路は重み付け加算回路である。この処
理により図4に示すようにダイナミックレンジが拡大さ
れる。映像信号1と2の違いは露光時間である。
に述べる。図4に第1の処理特性を示す。第1 の処理
は、第2 のメモリ、つまり、1Hバッファメモリ35か
ら読み出した映像信号2とセンサー出力部31からの映
像信号1を重み付け加算する。つまりここでのダイナミ
ックレンジ拡大回路は重み付け加算回路である。この処
理により図4に示すようにダイナミックレンジが拡大さ
れる。映像信号1と2の違いは露光時間である。
【0028】図5に第2の処理特性を示す。第2の処理
は、1Hバッファメモリ35から読み出した映像信号2
とセンサー出力部31からの映像信号1をある出力レベ
ルa以下のときは映像信号2を、否ならば映像信号1を
選択するように切り換える。この場合、映像信号1は、
映像信号2より露出が大きい。この様に処理しても、図
5に示すようにダイナミックレンジが拡大される。
は、1Hバッファメモリ35から読み出した映像信号2
とセンサー出力部31からの映像信号1をある出力レベ
ルa以下のときは映像信号2を、否ならば映像信号1を
選択するように切り換える。この場合、映像信号1は、
映像信号2より露出が大きい。この様に処理しても、図
5に示すようにダイナミックレンジが拡大される。
【0029】図6に第3の処理特性を示す。第3の処理
は、2Hバッファメモリ35から読み出した映像信号2
とセンサー出力部からの映像信号1をある出力レベルb
以下のときは映像信号2を、否ならば映像信号1にある
定数cを加算した信号を選択するように切り換える。こ
の場合、映像信号2は、映像信号1より露出が大きい。
また、定数cは、映像信号2と映像信号1の切替え点が
一致する値である。この様に処理しても図6に示したよ
うにダイナミックレンジが拡大される。
は、2Hバッファメモリ35から読み出した映像信号2
とセンサー出力部からの映像信号1をある出力レベルb
以下のときは映像信号2を、否ならば映像信号1にある
定数cを加算した信号を選択するように切り換える。こ
の場合、映像信号2は、映像信号1より露出が大きい。
また、定数cは、映像信号2と映像信号1の切替え点が
一致する値である。この様に処理しても図6に示したよ
うにダイナミックレンジが拡大される。
【0030】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は、1つの
フレームメモリで高速のリードモディファイドライト動
作することなしに、ダイナミックレンジ拡大のフレーム
間演算が可能である。
フレームメモリで高速のリードモディファイドライト動
作することなしに、ダイナミックレンジ拡大のフレーム
間演算が可能である。
【図1】 本発明の電子カメラのダイナミックレンジ拡
大処理部の一実施の形態である信号処理経路を示す図。
大処理部の一実施の形態である信号処理経路を示す図。
【図2】 VGA画素数をもつ光電変換素子を使用した
場合の図1の信号処理経路の動作を説明するために示し
たタイミング図。
場合の図1の信号処理経路の動作を説明するために示し
たタイミング図。
【図3】 SXGA画素数をもつ光電変換素子を使用し
た場合の図1の信号処理経路の動作を説明するために示
したタイミング図。
た場合の図1の信号処理経路の動作を説明するために示
したタイミング図。
【図4】 本発明のダイナミックレンジ拡大処理部の入
射光- 出力レベルの関係の第1の例を示す図。
射光- 出力レベルの関係の第1の例を示す図。
【図5】 本発明のダイナミックレンジ拡大処理部の入
射光- 出力レベルの関係の第2の例を示す図。
射光- 出力レベルの関係の第2の例を示す図。
【図6】 本発明のダイナミックレンジ拡大処理部の入
射光- 出力レベルの関係の第3の例を示す図。
射光- 出力レベルの関係の第3の例を示す図。
【図7】 従来の電子スチルカメラのダイナミックレン
ジ拡大処理部の信号処理経路を示す図。
ジ拡大処理部の信号処理経路を示す図。
【図8】 図7の信号処理経路の動作を説明するために
示したタイミング図。
示したタイミング図。
【図9】 従来の電子スチルカメラのダイナミックレン
ジ拡大処理部の他の信号処理経路を示す図。
ジ拡大処理部の他の信号処理経路を示す図。
【図10】 図9の信号処理経路の動作を説明するため
に示したタイミング図。
に示したタイミング図。
31…センサー出力部、32…ダイナミックレンジ拡大
回路、33…メモリコントロール回路、34…DRA
M、35…1Hバッファメモリ。
回路、33…メモリコントロール回路、34…DRA
M、35…1Hバッファメモリ。
Claims (5)
- 【請求項1】 光学センサーからの第1の映像信号を第
1のメモリに記録し、この第1のメモリから読み出した
第2の映像信号と、前記第2の映像信号とは露出の異な
る前記光電変換センサーからの第3の映像信号とを演算
するダイナミックレンジ拡大回路と、 前記ダイナミックレンジ拡大回路からのダイナミックレ
ンジ拡大信号を所定の信号に変換するカメラ信号処理部
と、 前記カメラ信号処理部からのカメラ信号を前記第1のメ
モリに記録する手段とを有する電子カメラにおいて、 前記ダイナミックレンジ拡大回路における信号処理を行
う場合、 前記第1のメモリから読み出された前記第2の映像信号
を一旦記録する手段であって、前記第1のメモリの容量
以下の容量の第2のメモリを用意し、 前記第2のメモリから読み出した前記第2の映像信号の
画素と対応する前記光電変換センサーからの前記第3の
映像信号の画素からダイナミックレンジ拡大処理し、そ
のデータをカメラ信号処理し、第2のメモリ分の信号を
順次前記第1のメモリに書き込み、その後、次の第2の
メモリ分の映像信号を第1のメモリから読み出し、前記
第2のメモリに記録し、以後同様の処理を第1のメモリ
の容量分繰り返す手段を構築したことを特徴とするダイ
ナミックレンジ拡大機能を有する電子カメラ。 - 【請求項2】 前記第1のメモリは1フレーム分のメモ
リ、前記第2のメモリは、1水平ライン分のメモリであ
ることを特徴とする請求項1記載のダイナミックレンジ
拡大機能を有する電子カメラ。 - 【請求項3】 前記ダイナミックレンジ拡大回路は、重
み付け加算回路であることを特徴とする請求項1又は2
記載のダイナミックレンジ拡大機能を有する電子カメ
ラ。 - 【請求項4】 ダイナミックレンジ拡大回路は、あるレ
ベル以下は露出が大きい信号、否ならば露出の小さい信
号を選択切替えする回路であることを特徴とする請求項
1又は2記載のダイナミックレンジ拡大機能を有する電
子カメラ。 - 【請求項5】 前記ダイナミックレンジ拡大回路は、あ
るレベル以下は露出が大きい信号、否ならば露出の小さ
い信号に露出の差に応じた定数を加算した信号を選択切
替えする回路であることを特徴とする請求項1又は2記
載のダイナミックレンジ拡大機能を有する電子カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10144025A JPH11341344A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | ダイナミックレンジ拡大機能を備えた電子カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10144025A JPH11341344A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | ダイナミックレンジ拡大機能を備えた電子カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11341344A true JPH11341344A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15352587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10144025A Pending JPH11341344A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | ダイナミックレンジ拡大機能を備えた電子カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11341344A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013031175A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Axis Ab | 画像の平均信号対雑音比値を推定するための方法およびカメラ |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP10144025A patent/JPH11341344A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013031175A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Axis Ab | 画像の平均信号対雑音比値を推定するための方法およびカメラ |
US8553110B2 (en) | 2011-07-27 | 2013-10-08 | Axis Ab | Method and camera for providing an estimation of a mean signal to noise ratio value for an image |
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