JPH11341305A - フラッシュ信号検出回路 - Google Patents

フラッシュ信号検出回路

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JPH11341305A
JPH11341305A JP14414798A JP14414798A JPH11341305A JP H11341305 A JPH11341305 A JP H11341305A JP 14414798 A JP14414798 A JP 14414798A JP 14414798 A JP14414798 A JP 14414798A JP H11341305 A JPH11341305 A JP H11341305A
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亮一 矢島
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    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/169Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding
    • H04N19/179Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being a scene or a shot

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シーンチェンジと区別してフラッシュを検出
することができるフラッシュ検出回路を提供する。 【解決手段】 1 フレーム遅延回路12に入力されたY信
号100 は、1フレームだけ遅延されて差分回路14に入力
される。差分回路14ではY信号100 と1フレーム遅延回
路12から出力される信号とのレベル差を求め、累算回路
16ではそのレベル差をブロック毎に累計し、比較回路18
では累計値がα1 以上のとき論理「1」をカウント回路
20へ出力する。カウント回路20では比較回路18から出力
される論理「1」の数を1フィールドに渡ってカウント
し、比較回路22では、そのカウント値がβ1 以下でかつ
γ1 以上のとき、そのフィールドはフラッシュ光が当て
られたフィールドであると判定してフラッシュ検出信号
110 を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号からフラ
ッシュ信号を検出するフラッシュ信号検出回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】フレームシンクロナイザでは、入力信号
と出力信号とは互いに非同期であるため、無限大のメモ
リを用いない限りフレームの追い越し、フレームの繰り
返しが所定の頻度で発生する。たとえば、出力信号の同
期周波数が入力信号の同期周波数よりも若干低い場合、
メモリの読み出しより書き込みが先行する状態が発生す
るため、信号を1フィールドスキップさせることにより
追い越し現象を回避している。このスキップが行われた
とき、フィールドの不連続が発生するため入力信号が動
画像の場合、動きの不連続が視覚的に検知される。しか
し、この部分が静止画やシーンチェンジであるときは、
フィールドの不連続は視覚的に検知できない。そこで、
フレームシンクロナイザでは、静止画やシーンチェンジ
を検出し、その時点でスキップを行っていた。
【0003】このシーンチェンジは、一般にシーンチェ
ンジが行われると1フレーム間のフィールドの相関が急
激に大きく変化することを利用して検出されていた。す
なわち、シーンチェンジがあったとき、映像信号におけ
るフレーム間差分値は時間的に画面全体において急変す
る。そこで、フレーム間差分値の絶対値をブロック毎に
累計し、累計値が所定のレベル以上となるブロック数を
全フィールドに渡って調べ、その数が所定の値以上とな
るときシーンチェンジとみなしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
シーンチェンジ検出方法では、フラッシュによっても信
号レベルが大きく変化するため、フラッシュをシーンチ
ェンジと誤って検出するおそれがあった。このフラッシ
ュ時にスキップを実行すると、フラッシュによる映像信
号のレベル変化は短時間で局所的であるためフラッシュ
前後のフレームにおける映像信号の相関は大きいので、
スキップによる画像の不連続が視覚的に検知され、非常
に目障りになるという問題があった。この場合、フラッ
シュを検出できれば、フラッシュによるスキップを回避
することができる。
【0005】本発明はこのような従来技術の問題を解消
し、シーンチェンジと区別してフラッシュ信号のみを検
出できるフラッシュ信号検出回路を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、輝度信号からフラッシュ信号を検出する
フラッシュ信号検出回路において、この回路は、輝度信
号の1フレーム間差分値を求め、符号が正の差分値につ
いてブロック毎に累計するフレーム差分値累計手段と、
フレーム差分値累計手段により累計された累計値と予め
定められた第1の閾値とをブロック毎に比較し、累計値
が第1の閾値以上となるブロックの数を1フィールドに
渡って累計するブロック数累計手段と、ブロック数累計
手段により累計されたブロック数と予め定められた第2
の閾値とを比較し、ブロック数が第2の閾値以下である
ときフラッシュ検出信号を出力するフラッシュ検出手段
とを含むことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、輝度信号からフラッシュ
信号を検出するフラッシュ信号検出回路において、この
回路は、輝度信号の1フレーム間差分値の絶対値を求
め、この絶対値をブロック毎に累計するフレーム差分値
累計手段と、フレーム差分値累計手段により累計された
累計値を1フィールド遅延させて出力する1フィールド
遅延手段と、1フィールド遅延手段から出力される累計
値からフレーム差分値累計手段により累計された累計値
を減算し、減算した値が予め定められた閾値以上である
ときフラッシュ検出信号を出力するフラッシュ検出手段
とを含むことを特徴とする。
【0008】また、本発明は、輝度信号からフラッシュ
信号を検出するフラッシュ信号検出回路において、この
回路は、輝度信号の1フレーム間差分値を求め、符号が
正の差分値についてブロック毎に累計するフレーム差分
値累計手段と、フレーム差分値累計手段により累計され
た累計値と予め定められた第1の閾値とをブロック毎に
比較し、この累計値が第1の閾値より大きいとき論理
「1」を出力し、累計値が第1の閾値より小さいとき論
理「0」を出力する比較手段と、比較手段から出力され
る論理「1」または「0」を1フィールド遅延させて出
力する1フィールド遅延手段と、1フィールド遅延手段
から論理「1」が出力され比較手段から論理「0」が出
力されたとき、論理「1」を出力する論理演算手段と、
論理演算手段から出力される論理「1」の数を1フィー
ルドに渡って累計し、累計値が予め定められた第2の閾
値以下であるときフラッシュ検出信号を出力するフラッ
シュ検出手段とを含むことを特徴とする。
【0009】また、本発明は、映像信号からフラッシュ
信号を検出するフラッシュ信号検出回路において、この
回路は、映像信号の輝度信号からフラッシュ信号を検出
して第1のフラッシュ検出信号を出力する第1のフラッ
シュ検出手段と、映像信号の色信号からフラッシュ信号
を検出して第2のフラッシュ検出信号を出力する第2の
フラッシュ検出手段と、第1のフラッシュ検出手段から
第1のフラッシュ検出信号が出力され、第2のフラッシ
ュ検出手段から第2のフラッシュ検出信号が出力されな
いとき第1のフラッシュ検出信号を外部へ出力する比較
演算手段とを含むことを特徴とする。
【0010】さらに、本発明は、映像信号からシーンチ
ェンジを検出してシーンチェンジ検出信号を出力するシ
ーンチェンジ検出手段と、映像信号からフラッシュ信号
を検出するフラッシュ検出手段と、シーンチェンジ検出
手段がシーンチェンジを検出した場合に、フラッシュ検
出手段がフラッシュ信号を検出しないときはシーンチェ
ンジ検出信号を出力し、フラッシュ検出手段がフラッシ
ュ信号を検出したときはシーンチェンジ検出信号を所定
の期間出力しないようにシーンチェンジ検出手段を制御
するシーンチェンジ制御手段とを含むことを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明の
実施例を詳細に説明する。
【0012】図1は、第1の実施例のフラッシュ信号検
出回路10の構成を示すブロック図である。このフラッシ
ュ信号検出回路10は、フラッシュ信号の2次元的な分布
(画面上における分布)が局所的である点に着目してフ
ラッシュ信号を検出するものである。ここで、フラッシ
ュ信号とは、フラッシュ光が当てられた対象物に対応す
る映像信号である。
【0013】図1において、1フレーム遅延回路12と差
分回路14にはディジタル化されたテレビジョン信号の輝
度信号(Y信号)100 が外部から入力される。1 フレー
ム遅延回路12は、Y信号100 を1フレーム遅延させて差
分回路14へ出力する。差分回路14は、外部から直接入力
されるY信号100 と1フレーム遅延回路12から出力され
る信号のレベル差を求め、このレベル差を示す差分信号
102 を累算回路16へ出力する。
【0014】累算回路16は、差分回路14から出力される
差分信号102 が示すレベル差の符号を調べ、正のレベル
差値のみを累算する。これは、フラッシュ信号は1フレ
ーム前のY信号に比べて常にレベルが大きく、そのレベ
ル差は常に正となるためである。また、累算は、m画素
×nラインのブロック毎に行う。このブロックは、小さ
すぎるとフラッシュ信号検出に対するノイズの影響が大
きくなり、大きすぎるとフラッシュ信号検出の感度が低
下する。たとえば、720 画素×240 ラインの525/60方式
のテレビジョン信号の場合、1ブロックの大きさは64画
素×32ラインが一応の目安となる。
【0015】累算回路16で累算された累計値は、比較回
路18へ出力される。比較回路18は、累算回路16から出力
される累計値と予め定められたスレッシュホールドレベ
ル(閾値)α1 とを比較し、累計値がα1 以上のとき論
理「1」をカウント回路20へ出力する。カウント回路20
は、比較回路18から1フィールド(全画面)の期間内に
出力される論理「1」の数をカウントし、そのカウント
値を比較回路22へ出力する。比較回路22は、カウント回
路20から出力されるカウント値と、予め定められたスレ
ッシュホールドレベル(閾値)β1 およびγ1 と比較
し、カウント値がβ1 以下でかつγ1 以上のとき、その
フィールドにフラッシュ信号が含まれる判断し、フラッ
シュ検出信号104 を出力する。本実施例では、β1 、γ
1 の値はβ1 =10、γ1 =1に設定しているが、フラッ
シュ信号の検出精度に大きく影響及ぼすので装置に応じ
て決定するのが好ましい。
【0016】次に、図1のフラッシュ検出回路10の動作
を説明する。フラッシュ信号は、カメラフラッシュによ
りレベルがインパルス的に変化する映像信号であり、図
2に示すように画面(フィールド)の狭い領域に分布す
る。ただし、フラッシュ光が強くなるとフラッシュ信号
は画面のほぼ全体に拡大する。しかし、この場合、フラ
ッシュ光が当てられた画面とフラッシュ光が当てられて
いない1フレーム前の画面との相関は小さくなるので、
フラッシュをシーンチェンジと誤って検出しても視覚上
は構わない。そこで、本実施例では、フラッシュ光によ
るフレームの不連続が視覚的に検知できない程度のフラ
ッシュ光、具体的には、図2に示すような画面に局所に
分布するフラッシュ信号をフラッシュ検出の対象とす
る。
【0017】図1において、Y信号100 は、1フレーム
遅延回路12と差分回路14とに入力される。1 フレーム遅
延回路12に入力されたY信号100 は、1フレームに相当
する時間だけ遅延されて差分回路14に入力される。差分
回路14では、Y信号100 のレベルA と1フレーム遅延回
路12からの信号のレベルB とのレベル差 A−B が求めら
れる。フラッシュ信号はレベルが大きいので、レベル差
A−B が正のときY信号100 はフラッシュ信号と考えら
れ、レベル差 A−B はフラッシュ信号と1フレーム前の
信号とのレベル差となる。差分回路14で求められたレベ
ル差は差分信号102 として累算回路16に入力される。
【0018】累算回路14では、符号が正のレベル差値の
みがブロック毎に累算される。これにより、各ブロック
におけるフラッシュ信号のレベルに比例する累計値が求
められたことになる。累算回路16で求められた累計値
は、比較回路18に入力される。比較回路18では、累算回
路16からの累計値とスレッシュホールドレベルα1 とが
比較される。そして、累計値がα1 以上のとき、その累
計値に対応するブロックにはフラッシュ信号が含まれる
と判断され、論理「1」がカウント回路20へ出力され
る。図2に示すようにフラッシュ信号は局所的に分布す
る特徴を有するが、累計値をα1 以上に限定することに
よりより局所的なものになる。
【0019】カウント回路20では、比較回路18から出力
される論理「1」の数がカウントされる。カウントは、
1フィールド(全画面)の期間に渡って実行される。こ
れにより、1フィールドにおけるフラッシュ信号が含ま
れるブロック数が求められる。そのカウント値は比較回
路22へ入力される。比較回路22では、カウント回路20か
らのカウント値とスレッシュホールドレベルβ1 および
γ1 とが比較される。
【0020】フラッシュ信号の場合、累算回路16で累算
された累計値がα1 以上となるブロックは画面上におい
て局所的に存在するので、1フィールドにおける累計値
がα1 以上となるブロックの総数はあまり大きくはな
く、たとえば10以下である。これに対してシーンチェン
ジでは、累計値がα1 以上となるブロックはほぼ全画面
に渡って分布するため、1フィールドにおける累計値が
α1 以上となるブロックの総数は1フィールドの全ブロ
ック数に近い値になる。そこで、本実施例では、フラッ
シュ信号とシーンチェンジとを区別するため、カウント
回路20からのカウント値とスレッシュホールドレベルβ
1 とを比較し、カウント値がβ1 より小さいときフラッ
シュ信号を検出したとする。
【0021】また、シーンチェンジでは、フレーム間差
分値の符号が正のものや負のものが混在する場合があ
り、フレーム間差分値の累計値が大きくならない場合も
ある。そこで、本実施例では、このようなシーンチェン
ジとフラッシュ信号とを区別するため、カウント回路20
からのカウント値とスレッシュホールドレベルγ1 とを
比較し、カウント値がγ1 以上でかつβ1 以下であると
き、フラッシュ信号を検出したとして、比較回路22から
フラッシュ検出信号を出力する。このように、本実施例
では、フレーム間差分信号のレベルが大きいが、2次元
的な広がりが小さい信号をフラッシュ信号として検出す
るものである。
【0022】図3は、第2の実施例のフラッシュ信号検
出回路30の構成を示すブロック図である。このフラッシ
ュ信号検出回路30は、フラッシュ信号の時間的な変化が
シーンチェンジの場合と相違することに着目してフラッ
シュ信号を検出するものである。
【0023】図3において、1フレーム遅延回路32と差
分回路34にはディジタル化されたテレビジョン信号のY
信号300 が外部から入力される。1 フレーム遅延回路3
2、差分回路36は、図1の1 フレーム遅延回路12、差分
回路16とそれぞれ同じものである。差分回路34は、差分
信号302 を絶対値変換回路36へ出力する。絶対値変換回
路36は、差分回路34から出力される差分信号302 が示す
レベル差を絶対値化して累算回路38へ出力する。累算回
路38は、絶対値変換回路36から出力される絶対値を累算
する。この累算は、m画素×nラインのブロック単位で
実行される。このブロックは、720 画素×240 ラインの
525/60方式のテレビジョン信号の場合、第1の実施例の
場合と同様に64画素×32ラインが一応の目安となる。累
算回路38は、求めた累計値を正規化回路40へ出力する。
【0024】正規化回路40は、累算回路38から出力され
る累計値についてビット変換する。たとえば、入力され
るY信号300 が8ビットからなるとき、これを累算回路
38により64画素×32ラインのブロックについて累算する
と累計値は19ビットになる。しかし、19ビットになると
回路規模が増大するので、正規化回路40によりビット変
換してビット数を、たとえば12ビットに落とす。なお、
正規化回路40は、非線形回路であってもよい。正規化回
路40で正規化された累計値を示す信号は、1フイ一ルド
遅延回路42と比較演算回路44に入力される。
【0025】1フィールド遅延回路42は、入力される信
号を1フィールド遅延させて比較演算回路44へ出力す
る。比較演算回路44は、1フィールド遅延回路42からの
信号のレベルC と正規化回路40からの信号のレベルD と
のレベル差 C−D を算出し、レベルC が予め定められた
スレッシュホールドレベル(閾値)α2 以上であって、
レベル差 C−D が予め定められたスレッシュホールドレ
ベル(閾値)β2 以上であるとき、フラッシュ信号を検
出したとしてフラッシュ検出信号302 を出力する。
【0026】次に、図3のフラッシュ検出回路30の動作
を説明する。図3において、Y信号300 は、1フレーム
遅延回路12と差分回路14に入力される。図4は、このY
信号300 が有する波形の一例であり、V は1フィールド
の期間を示す。図4において、フラッシュ信号A は、カ
メラフラッシュによりパルス的に変化し、1フィールド
以内の狭い領域に分布している。ただし、カメラフラッ
シュが長い場合やフラッシュが複数発生した場合には、
フラッシュ信号A は1フィールド以上に広がる。
【0027】しかし、この場合、フラッシュ光が当てら
れた画面とフラッシュ光が当てられていない1フレーム
前の画面との相関は小さくなるので、フラッシュをシー
ンチェンジと誤って検出しても視覚上は問題ない。そこ
で、本実施例では、フラッシュ光によるフレームの不連
続が視覚的に検知できない程度のフラッシュ光、具体的
には、図4に示すような1フィールド期間内の狭い領域
で発生するフラッシュ信号のみをフラッシュ検出の対象
にする。
【0028】図3に戻って、1 フレーム遅延回路32に入
力されたY信号300 は、1フレームに相当する時間だけ
遅延され、差分回路34に入力される。差分回路34では、
Y信号300 のレベルA と1フレーム遅延回路32から出力
される信号のレベルB とのレベル差 A−B が求められ
る。このレベル差は、差分信号302 として絶対値変換回
路36に入力される。絶対値変換回路36では、差分信号30
2 が示すレベル差の絶対値が求められ、累算回路38へ出
力される。累算回路38では、絶対値変換回路36からの絶
対値をブロック毎に累算する。これにより、各ブロック
におけるフレーム間差分値の絶対値の累計値が得られ
る。累算回路38で求められた累計値は、正規化回路40に
入力される。
【0029】正規化回路40では、累算回路38からの累計
値のビット数を、たとえば、19ビットから12ビットにビ
ット変換する。正規化回路40で正規化された累計値を示
す信号は、1フイ一ルド遅延回路42と比較演算回路44に
入力される。1フィールド遅延回路42に入力された信号
は、1フィールド遅延されて比較演算回路44に入力され
る。図4に示すようにフラッシュ信号A は、レベルが1
フレーム前のY信号より大きく、かつ1フィールド期間
内の狭い領域で発生する。したがって、フラッシュ信号
が存在するブロックのフレーム間差分値の絶対値の累計
値は大きいものとなる。そこで、比較演算回路44では、
スレッシュホールドレベルα2 より大きい累計値をフラ
ッシュ信号についての累計値とみなす。
【0030】次いで、比較演算回路44では、1フィール
ド遅延回路42で1フィールド遅延された信号(累計値)
のレベルC がスレッシュホールドレベルα2 以上のと
き、この信号のレベルC と正規化回路40から出力される
信号(累計値)のレベルD とを比較する。つまり、フラ
ッシュ信号が含まれると思われるブロックの累計値と、
次のフィールドの同じ位置にあるブロックの累計値とを
比較する。フラッシュ信号は1フィールド期間内で終結
するので、1フィールド遅延回路42からの累計値がフラ
ッシュ信号のものであれば、そのレベル差 C−D は大き
いものとなる。そこで、1フィールド遅延回路42からの
信号のレベルC がα2 以上であって、この信号のレベル
C と正規化回路40からの信号のレベルD とのレベル差 C
−D がスレッシュホールドレベルレベルβ2 以上である
とき、フラッシュ信号を検出したとしてフラッシュ検出
信号302 を出力する。
【0031】なお、シーンチェンジの場合には、比較演
算回路44に入力される1フィールド遅延回路42からの信
号のレベルC がα2 以上になったとしても、正規化回路
40からの信号のレベルD は1フィールド遅延回路42から
の信号のレベルC とほぼ同じなるので、レベル差 C−D
はβ2 以上になることはない。したがって、本実施例に
よれば、シーンチェンジをフラッシュ信号と誤って検出
することはない。
【0032】図5は、第3の実施例のフラッシュ信号検
出回路50の構成を示すブロック図である。このフラッシ
ュ信号検出回路50は、フラッシュ信号が画面上で局所的
に発生し、時間軸方向でパルス的に急激に変化するとい
う性質を有することに着目し、第1の実施例のフラッシ
ュ信号検出回路10および第2の実施例のフラッシュ信号
検出回路30を融合したものであり、フラッシュ信号の誤
りなく検出することができる。
【0033】図5において、1フレーム遅延回路52と差
分回路54にはディジタル化されたテレビジョン信号のY
信号500 が外部から入力される。1 フレーム遅延回路5
2、差分回路54、および累算回路56は、図1の1 フレー
ム遅延回路12、差分回路14、および累算回路16とそれぞ
れ同じものである。比較回路58は、累算回路56から出力
される累計値と予め定められたスレッシュホールドレベ
ル(閾値)α3 とを比較し、累計値がα3 以上のとき論
理「1」を出力し、それ以外のときは論理「0」を出力
する。これにより、比較回路58からは、フラッシュ信号
が存在するブロックが検出される毎に論理「1」が出力
される。比較回路58から出力される論理「1」は、1フ
ィールド遅延回路60および論理演算回路62に入力され
る。
【0034】1フィールド遅延回路60は、入力される信
号を1フィールド遅延させて論理演算回路62へ出力す
る。論理演算回路62は、1フィールド遅延回路40から出
力される1フィールド前の論理値Xおよび比較回路58か
ら現在出力される論理値Yを用いて論理演算を行う。具
体的には、ブロックにフラッシュ信号が含まれる場合に
は論理値は「1」となり、また、フラッシュ信号は1フ
ィールド期間内で終結し次のフィールドには影響を及ぼ
さないので、次のフィールドのブロックに対する論理値
は「0」となる。そこで、論理演算回路62は、論理値X
が「1」で論理値Yが「0」であるとき、フラッシュ信
号を検出したとして論理「1」をカウント回路64へ出力
する。
【0035】カウント回路64は、入力される論理「1」
の数を1フィールドに渡ってカウントする。これによ
り、1フィールドにおけるフラッシュ信号が含まれるブ
ロックの総数が得られる。なお、1ブロックの大きさ
は、720 画素×240 ラインの525/60方式のテレビジョン
信号の場合、第1の実勢例の場合と同様に64画素×32ラ
インが一応の目安となる。カウント回路64で計数された
カウント値は比較回路66に入力される。比較回路66は、
入力されたカウント値と予め定められたスレッシュホー
ルドレベル(閾値)β3 およびγ3 と比較する。そし
て、カウント値がβ3以下でかつγ3 以上であるとき、
フラッシュ信号を検出したとしてフラッシュ検出信号50
2 を出力する。なお、本実施例では、β1 、γ1 の値を
それぞれβ1 =10、γ1 =1に設定しているが、フラッ
シュ信号の検出精度に大きく影響及ぼすので装置に応じ
て決定するのが好ましい。
【0036】次に、図5のフラッシュ信号検出回路50の
動作を図6の動作説明図を参照しながら説明する。図5
において、Y信号500 は、1フレーム遅延回路52と差分
回路54とに入力される。図6(a) は、このY信号500 が
有する波形の一例であり、フラッシュ信号A が含まれて
いる。なお、V は1フィールドの期間を示す。このフラ
ッシュ信号は、前述したように、カメラフラッシュによ
りインパルス的に変化し、画面上では局所的に発生し、
短時間(1フィールド以内)に終結する。
【0037】ただし、カメラフラッシュ期間が長い場合
や大きいフラッシュが複数発生した場合には、フラッシ
ュ信号は1フィールド以上に広がる。しかし、この場
合、フラッシュ光が当てられた画面とフラッシュ光が当
てられていない1フレーム前の画面との相関は小さくな
るので、フラッシュをシーンチェンジと誤って検出して
も視覚上は構わない。そこで、本実施例では、フラッシ
ュ光によるフレームの不連続が視覚的に検知できない程
度のフラッシュ光、具体的には、図2および図4に示す
ようなフラッシュ信号を検出の対象としている。
【0038】1 フレーム遅延回路32に入力されたY信号
500 は、図6(b) に示すように1フレームに相当する時
間だけ遅延され、差分回路54に入力される。差分回路54
では、Y信号500 のレベルA と1フレーム遅延回路52か
らの信号のレベルB とのレベル差 A−B (差分値)が求
められる。この差分値は累算回路56に入力される。累算
回路56では、符号が正の差分値にのみをブロック毎に累
算する。これにより、各ブロックにおけるフラッシュ信
号のレベルに比例する累計値が求められる。図6(c)
は、累算回路56で求められた累計値を示す。この累計値
は比較回路58に入力される。
【0039】比較回路58では、累算回路56からの累計値
とスレッシュホールドレベルα3 とが比較される。そし
て、累計値がα3 以上のとき、その累計値に対応するブ
ロックはフラッシュ信号を含む判断され、論理「1」が
出力される。図6(d) は比較回路58の出力を示す。フラ
ッシュ信号は、図6(a) に示すように1フィールド内の
短い時間に終結しているので、比較回路58によりα3 以
上の累計値を取り出せば、その累計値はより局所的なも
のとなる。比較回路58から出力された論理「1」は、1
フィールド遅延回路60と論理演算回路62とに入力され
る。
【0040】1フィールド遅延回路60に入力された論理
「1」は、1フィールド遅延されて論理演算回路62に入
力される。図6(e) は、1フィールド遅延回路60から出
力された論理「1」を示す。このとき、累算回路56から
出力される累計値は、フラッシュ信号が十分に減衰して
いるのでα3 以下となり、比較回路58からは論理「0」
が出力される。したがって、論理演算回路62では、フラ
ッシュ信号が検出されたとして論理「1」を出力する。
論理演算回路62から出力される論理値はカウント回路64
に入力される。
【0041】カウント回路64では、論理「1」の入力回
数を全画面(1フィールド)に渡ってカウントする。前
述したように、フラッシュ信号は画面上では局所的に発
生し、時間軸上では1フィールド内の短時間に終結する
ので、フラッシュ信号を含むブロックは1画面の全ブロ
ックの一部分となる。したがって、フラッシュ信号が含
まれるブロック数を全画面(1フィールド)についてカ
ウントすれば、その総数は小さいものとなる。そこで、
比較回路66では、カウント回路64からのカウント値とス
レッシュホールドレベルβ3 とを比較し、カウント値が
β3 以下であるときフラッシュ信号を検出したとして、
フラッシュ検出信号502 を出力する。ただし、誤検出を
回避するためγ3 以上のカウント値のみを判断の対象と
する。図6(f) は、このフラッシュ検出信号502 を示
す。
【0042】次に、図7(a) に示すように時間t1でシー
ンチェンジが行われたY信号500 が入力された場合の動
作を説明する。シーンチェンジ直前と直後の画面は大き
く相違する。したがって、累算回路56から出力される累
計値は、図7(c) に示すように2フィールドに渡ってス
レッシュホールドレベルα3 より大きな値となり、比較
回路58からは、図7(d) に示すように2フィールドに渡
って論理「1」が出力される。これにより、論理演算回
路62には、図7の(d) および(e) に示すような論理値が
入力される。論理演算回路62は、比較回路58からの論理
値が「0」で1フィールド遅延回路60からの論理値が
「1」のとき、フラッシュ信号を検出したとして図7
(f) に示すようにフラッシュ信号502 を出力する。
【0043】しかし、通常のシーンチェンジ検出回路で
は時間t3の1フィールド前の時間t2にシーンチェンジを
検出するので、シーンチェンジ検出回路でシーンチェン
ジを検出したときにシーンチェンジ検出信号を数フィー
ルドの間ホールドするようにすれば、フラッシュ検出回
路50から誤ってフラッシュ検出信号が出力されても、こ
のフラッシュ検出信号を無効とすることができる。
【0044】図8は、第4の実施例のフラッシュ信号検
出回路80の構成を示すブロック図である。このフラッシ
ュ信号検出回路70は、輝度信号はカメラフラッシュによ
りレベルが大きく変化するが、色信号はフラッシュによ
りレベルがあまり変化しないことに着目してフラッシュ
信号を誤りなく検出するものである。
【0045】図8において、フラッシュ検出回路72には
Y信号800 が入力され、フレーム間差分値累計回路74に
は、Y信号700 に対応する色差信号(Pb )702 が入力
され、フレーム間差分値累計回路76には、Y信号700 に
対応する色差信号(Pr )704 が入力される。なお、色
差信号に替えて他の色信号を用いてもよい。フラッシュ
検出回路72は、入力されるY信号からフラッシュ信号を
検出してフラッシュ検出信号706 を比較演算回路96へ出
力する。このフラッシュ検出回路72は、本実施例では、
前述の第1の実施例、第2の実施例、および第3の実施
例の何れかのフラッシュ信号検出回路である。なお、フ
ラッシュ検出回路72としてこれらのフラッシュ信号検出
回路以外のものを用いてもよい。
【0046】フレーム間差分値累計回路74、80は、Pb7
02、Pr704のフレーム間差分値の絶対値をブロック毎に
累計して出力するものであり、たとえば、図2の1フレ
ーム遅延回路32、差分回路34、絶対値変換回路36、およ
び累算回路38で構成される回路に相当する。フレーム間
差分値累計回路74で算出された累計値は1フィールド遅
延回路76および比較回路78へ出力され、フレーム間差分
値累計回路80で算出された累計値は1フィールド遅延回
路82および比較回路84へ出力される。
【0047】比較回路78は、1フィールド遅延回路76か
ら出力される信号のレベルA と、フレーム間差分値累計
回路74から出力される信号のレベルB とのレベル差 A−
B を算出する。そして、このレベル差値と予め定められ
たスレッシュホールドレベル(閾値)α4 とを比較し、
レベル差値がα4 以下であるとき論理「0」を比較演算
回路86へ出力する。比較回路84も比較回路78と同様に、
1フィールド遅延回路82から出力される信号とフレーム
間差分値累計回路80から出力される信号のレベル差がス
レッシュホールドレベルα4 以下であるとき論理「0」
を比較演算回路86へ出力するなお、スレシュホールドレ
ベルα4の値は、フラッシュ検出回路72で用いられるこ
のα4に対応するスレシュホールドレベルの値とは必ず
しも一致している必要ない。
【0048】比較演算回路86は、フラッシュ検出回路72
からフラッシュ検出信号706 が出力され、比較回路78、
84から論理「0」が出力されたとき、真のフラッシュ信
号を検出したとしてフラッシュ検出信号708 を出力す
る。なお、Pb702、Pr704については、ブロック単位で
フラッシュの検出を実行しているが、フィールド単位で
実行するように構成してもよい。また、フラッシュ信号
検出の確度がやや落ちても回路構成の簡素化を重視する
場合には、Pb702、Pr704の何れか一方を省略してもよ
い。
【0049】次に、図8のフラッシュ検出回路70の動作
を説明する。図8において、フラッシュ信号を含むY信
号700 がフラッシュ検出回路72に入力されると、フラッ
シュ信号が検出され、フラッシュ検出信号706 が出力さ
れる。また、Pb702がフレーム間差分値累計回路74に入
力されるとフレーム間差分値の絶対値の累計値がブロッ
ク毎に算出され、その累計値は1フィールド遅延回路76
および比較回路78に入力される。比較回路78では、フレ
ーム間差分値累計回路74からの累計値と1フィールド遅
延回路76からの累計値とを比較する。
【0050】前述したように、色差信号のレベルは、輝
度信号とは異なりフラッシュによってはあまり変化しな
い。したがって、フラッシュ信号を含むブッロクの累計
値と1フィールド前(フラッシュ時前)の同じ位置にあ
るブロックの累計値との差は大きくなることはない。そ
こで、比較回路78では、フレーム間差分値累計回路74か
らの信号と1フィールド遅延回路76からの信号の差がス
レッシュホールドレベルα4 以下となるとき、論理
「0」が出力される。同様にして、比較回路84からも論
理「0」が出力される。比較回路78,84 から出力された
論理値は比較演算回路86に入力される。 比較演算回路
86では、フラッシュ検出回路82からフラッシュ検出信号
706 が入力され、比較回路78、84から論理「0」が入力
されたとき真のフラッシュ信号を検出したとして、フラ
ッシュ検出信号708 を出力する。
【0051】なお、シーンチェンジの場合、比較回路78
に入力されるシーンチェンジ直後のフィールドの累計値
とシーンチェンジ直前(1フィールド前)のフィールド
の累計値との差は大きく、スレッシュホールドレベルα
4 以上となる。したがって、シーンチェンジの場合、比
較回路78からは論理「1」が出力される。同様にして、
比較回路84からも論理「1」が出力される。比較演算回
路86では、フラッシュ検出回路72からフラッシュ検出信
号706 が出力される場合でも、比較回路78、84から論理
「1」が出力されるときはシーンチェンジであると判断
し、フラッシュ検出信号708 を出力しない。よって、フ
ラッシュ検出回路72がシーンチェンジを誤ってフラッシ
ュであると判断してフラッシュ検出信号706 を出力した
場合でも、比較演算回路86からフラッシュ検出信号708
が出力されることはない。
【0052】なお、本実施例では、色差信号Pb 、Pr
のレベルがフラッシュにより大きく変化しないことを前
提とするものであるが、フラッシュ光が強いため映像信
号レベルが飽和したような場合には、色差信号のレベル
も大きく変化することもあり得る。しかし、このような
場合は、シーンチェンジと考えることができるので、問
題はない。
【0053】なお、第1の実施例から第4の実施例は、
フラッシュ信号を検出するものであるが、フラッシュ信
号と同様な性質を有する信号の検出にも適用できること
は勿論である。
【0054】図9は、シーンチェンジ検出装置の実施例
を示すブロック図である。このシーンチェンジ検出装置
90は、シーンチェンジ検出回路92とフラッシュ検出回路
94とを組み合わせて、フラッシュに惑わされることなく
シーンチェンジのみを正確に検出しようとするものであ
る。なお、シーンチェンジ検出回路92におけるシーンチ
ェンジ検出方式や、フラッシュ検出か隘路94におけるフ
ラッシュ検出方式は特に限定されるものではなく、シー
ンチェンジ、フラッシュが検出できればよい。
【0055】図9において、シーンチェンジ検出回路92
およびフラッシュ検出回路94には、ディジタル化された
テレビジョン信号のY信号が入力される。シーンチェン
ジ検出回路92は、Y信号によりシーンチェンジを検出し
てシーンチェンジ検出信号902 をシーンチェンジ制御回
路96へ出力する。フラッシュ検出回路904 は、Y信号に
よりフラッシュ信号を検出してフラッシュ検出信号904
をシーンチェンジ制御回路96へ出力する。
【0056】シーンチェンジ制御回路96は、フラッシュ
検出回路94から出力されるフラッシュ検出信号904 に基
づいて、シーンチェンジ検出回路92から出力されるシー
ンチェンジ検出信号902 をシーンチェンジ検出信号906
として外部に出力するか否かを決める。具体的には、シ
ーンチェンジ検出回路92からシーンチェンジ検出信号90
2 が出力されたとき、フラッシュ検出回路92からフラッ
シュ検出信号904 が出力されない場合は、このシーンチ
ェンジ検出信号902 をシーンチェンジ検出信号906 とし
て出力する。
【0057】しかし、シーンチェンジ検出回路92からシ
ーンチェンジ検出信号902 が出力されたときでも、フラ
ッシュ検出回路92からフラッシュ検出信号904 が出力さ
れた場合には、そのフラッシュが検出されたフィールド
の期間内はシーンチェンジ検出信号906 の出力を停止す
る。したがって、シーンチェンジ時にフレームの飛び越
し、繰り返しなどの不連続を発生させて2信号間の同期
をとるシンクロナイザ等の装置にシーンチェンジ検出装
置90を用いれば、シーンチェンジ検出回路92がフラッシ
ュを誤ってシーンチェンジと判断してもシーンチェンジ
検出信号が出力されないので、不必要に画像の不連続を
発生させることがなくなる。
【0058】
【発明の効果】このように本発明によれば、フラッシュ
をシーンチェンジと区別して検出することが可能にな
り、シーンチェンジ検出回路と本発明よるフラッシュ検
出回路とを組み合わせることにより、真のシーンチェン
ジを検出することが可能となる。したがって、シーンチ
ェンジ等による映像信号の急変は動きベクトルが誤動作
するためシーンチェンジ時にはフレーム内の符号化に切
り替える必要がある動き補正を用いたフレーム間高能率
符号化装置や、動きベクトルを用いて動き補正を行って
いるため映像信号が急変したときは動きベクトル検出の
誤動作を回避するために動き補正をリセットする必要が
あるTV方式変換装置等のようなフィールド数変換装置
や、静止画やシーンチェンジ時にフレームの飛び越し、
または繰り返しを実行して不連続を起こさせることによ
り動画像における不連続が発生する頻度を軽減している
フレームシンクロナイザー等に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるフラッシュ信号検
出回路を示すブロック図である。
【図2】フラッシュ信号の2次元的な分布の概略を示す
図である。
【図3】本発明の第2の実施例によるフラッシュ信号検
出回路を示すブロック図である。
【図4】フラッシュ信号を含む入力信号の波形を示す図
である。
【図5】本発明の第3の実施例によるフラッシュ信号検
出回路を示すブロック図である。
【図6】図5に示すフラッシュ信号検出回路のフラッシ
ュ時における動作を説明する図である。
【図7】図5に示すフラッシュ信号検出回路のシーンチ
ェンジ時における動作を説明する図である。
【図8】本発明の第4の実施例によるフラッシュ信号検
出回路を示すブロック図である。
【図9】本発明によるシーンチェンジ検出装置を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
10、30、50、70 フラッシュ信号検出回路 12、32、52 1フレーム遅延回路 14、34、54 差分回路 16、38、56 累算回路 18、22、58、66、78、84 比較回路 20、64 カウント回路 36 絶対値変換回路 40 正規化回路 42、60、76、82 1フィールド遅延回路 44、86 比較演算回路 62 論理演算回路 72、94 フラッシュ検出回路 74、80 フレーム間差分値累計回路 90 シーンチェンジ検出装置 92 シーンチェンジ検出回路 96 シーンチェンジ制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 合志 清一 東京都渋谷区神南二丁目2番1号 日本放 送協会 放送センター内 (72)発明者 三浦 美治 東京都渋谷区神南二丁目2番1号 日本放 送協会 放送センター内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号からフラッシュ信号を検出する
    フラッシュ信号検出回路において、該回路は、 前記輝度信号の1フレーム間差分値を求め、符号が正の
    差分値についてブロック毎に累計するフレーム差分値累
    計手段と、 該フレーム差分値累計手段により累計された累計値と予
    め定められた第1の閾値とをブロック毎に比較し、該累
    計値が第1の閾値以上となるブロックの数を1フィール
    ドに渡って累計するブロック数累計手段と、 該ブロック数累計手段により累計されたブロック数と予
    め定められた第2の閾値とを比較し、ブロック数が第2
    の閾値以下であるときフラッシュ検出信号を出力するフ
    ラッシュ検出手段とを含むことを特徴とするフラッシュ
    信号検出回路。
  2. 【請求項2】 輝度信号からフラッシュ信号を検出する
    フラッシュ信号検出回路において、該回路は、 前記輝度信号の1フレーム間差分値の絶対値を求め、該
    絶対値をブロック毎に累計するフレーム差分値累計手段
    と、 該フレーム差分値累計手段により累計された累計値を1
    フィールド遅延させて出力する1フィールド遅延手段
    と、 該1フィールド遅延手段から出力される累計値から前記
    フレーム差分値累計手段により累計された累計値を減算
    し、減算した値が予め定められた閾値以上であるときフ
    ラッシュ検出信号を出力するフラッシュ検出手段とを含
    むことを特徴とするフラッシュ信号検出回路。
  3. 【請求項3】 輝度信号からフラッシュ信号を検出する
    フラッシュ信号検出回路において、該回路は、 前記輝度信号の1フレーム間差分値を求め、符号が正の
    差分値についてブロック毎に累計するフレーム差分値累
    計手段と、 該フレーム差分値累計手段により累計された累計値と予
    め定められた第1の閾値とをブロック毎に比較し、該累
    計値が第1の閾値より大きいとき論理「1」を出力し、
    該累計値が第1の閾値より小さいとき論理「0」を出力
    する比較手段と、 該比較手段から出力される論理「1」または「0」を1
    フィールド遅延させて出力する1フィールド遅延手段
    と、 該1フィールド遅延手段から論理「1」が出力され前記
    比較手段から論理「0」が出力されたとき、論理「1」
    を出力する論理演算手段と、 該論理演算手段から出力される論理「1」の数を1フィ
    ールドに渡って累計し、累計値が予め定められた第2の
    閾値以下であるときフラッシュ検出信号を出力するフラ
    ッシュ検出手段とを含むことを特徴とするフラッシュ信
    号検出回路。
  4. 【請求項4】 映像信号からフラッシュ信号を検出する
    フラッシュ信号検出回路において、該回路は、 前記映像信号の輝度信号からフラッシュ信号を検出して
    第1のフラッシュ検出信号を出力する第1のフラッシュ
    検出手段と、 前記映像信号の色信号からフラッシュ信号を検出して第
    2のフラッシュ検出信号を出力する第2のフラッシュ検
    出手段と、 前記第1のフラッシュ検出手段から第1のフラッシュ検
    出信号が出力され、前記第2のフラッシュ検出手段から
    第2のフラッシュ検出信号が出力されないとき該第1の
    フラッシュ検出信号を外部へ出力する比較演算手段とを
    含むことを特徴とするフラッシュ信号検出回路。
  5. 【請求項5】 映像信号からフラッシュ信号を検出する
    フラッシュ信号検出回路において、該回路は、 前記映像信号の輝度信号からフラッシュ信号を検出して
    第1のフラッシュ検出信号を出力する第1のフラッシュ
    検出手段と、 前記映像信号の色信号からフラッシュ信号を検出して第
    2のフラッシュ検出信号を出力する第2のフラッシュ検
    出手段と、 前記色信号と異なる色信号によりフラッシュ信号を検出
    して第3のフラッシュ検出信号を出力する第3のフラッ
    シュ検出手段と、 前記第1のフラッシュ検出手段から第1のフラッシュ検
    出信号が出力され、前記第2のフラッシュ検出手段およ
    び第3のフラッシュ検出手段から第2のフラッシュ検出
    信号および第3のフラッシュ検出信号が出力されないと
    き該第1のフラッシュ検出信号をフラッシュ検出信号と
    して外部へ出力する比較演算手段とを含むことを特徴と
    するフラッシュ信号検出回路。
  6. 【請求項6】 映像信号からシーンチェンジを検出して
    シーンチェンジ検出信号を出力するシーンチェンジ検出
    手段と、 前記映像信号からフラッシュ信号を検出するフラッシュ
    検出手段と、 前記シーンチェンジ検出手段がシーンチェンジを検出し
    た場合に、前記フラッシュ検出手段がフラッシュ信号を
    検出しないときは前記シーンチェンジ検出信号を出力
    し、該フラッシュ検出手段がフラッシュ信号を検出した
    ときは前記シーンチェンジ検出信号を所定の期間出力し
    ないように前記シーンチェンジ検出手段を制御するシー
    ンチェンジ制御手段とを含むことを特徴とするフラッシ
    ュ信号検出回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008153946A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Ntt Electornics Corp 画像符号化装置
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