JPH11340820A - データ通信装置の基準発振周波数設定方式 - Google Patents

データ通信装置の基準発振周波数設定方式

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JPH11340820A
JPH11340820A JP10144789A JP14478998A JPH11340820A JP H11340820 A JPH11340820 A JP H11340820A JP 10144789 A JP10144789 A JP 10144789A JP 14478998 A JP14478998 A JP 14478998A JP H11340820 A JPH11340820 A JP H11340820A
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JP
Japan
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frequency
data communication
frequency setting
capacitors
oscillator
Prior art date
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JP10144789A
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English (en)
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Hideo Izumi
英男 泉
Yoshinori Miura
佳則 三浦
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な発振子を使っても発振周波数が目標周
波数になるように周波数の補正を行うことができるデー
タ通信装置の周波数設定方式を提供する。 【解決手段】 基準発振器を構成する周波数微調整用コ
ンデンサとしてIC化されたスイッチドキャパシタ25
を使い、ディジタル的に制御して接続個数を変えること
により、周波数が設定される。また、予め決められたデ
ータを目標周波数とする他、周波数カウンタを使うこと
によって高精度な外部基準周波数との比較誤差をゼロに
するように周波数設定を行うこともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、時分割マルチプ
ルアクセス方式(TDMA)による移動体通信のうち、
DECTデータ通信の基準周波数設定方式に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のユーザが無線伝送路をシェアリン
グして同時に通信を行うマルチプルアクセスの方式に
は、周波数分割マルチプルアクセス方式(FDMA、Fr
equencyDivision Multiple Access )、時分割マルチプ
ルアクセス方式(TDMA、Time Division Multiple A
ccess )、符号分割マルチプルアクセス方式(CDM
A、Code Division Multiple Access )等がある。
【0003】このうちTDMAは、日本ではPHS( P
ersonal Handyphone System )等が実用化されている。
このPHSに対抗する方式として、旧ソビエトを含む欧
州、アフリカ、中近東、南アメリカ、オセアニア、中
国、インド、台湾、シンガポール、マレーシアなどで共
通仕様として採用され、広く使用されているDECT
(Digital Enhanced Cordless Telecommunication )が
ある。
【0004】このDECT方式は欧州のETSI( Eur
opean Telecommunication StandardInstitute )で制定
された欧州共通の無線通信スタンダードであり、音声伝
送だけでなく、データ伝送も可能とすることを前提とし
て開発された。DECT方式で使われる周波数帯は、欧
州では1.88〜1.89GHz、南アメリカでは1.
91〜1.93GHz、中国では1.90〜1.92G
Hzの周波数帯を使用し、物理チャンネルが10チャン
ネルで12多重の時分割を使用している。
【0005】このDECTによるデータ通信では、イン
ターフェースとしてRS−232C/UART(IEE
E準拠)シリアルインターフェースを使用する。シリア
ルデータは一旦DECTで定めるコードに変換してデー
タ伝送を行い、受信後に復調してシリアルデータに戻す
という手順をとっている。図4に日本で使用されている
PHSと前記DECTの主要仕様の一例を示す。
【0006】また、DECT通信方式によるデータ通信
装置の機能構成ブロック図を図1に示す。この図におけ
る送信周波数または受信周波数を決定する周波数制御部
7の内部機能構成を示すブロック図を図2に示す。この
図では符号35を従来技術の基準発振器とし、本発明の
一実施形態では基準発振器15とするが、その他の構成
は同一である。
【0007】図2のPLLによる周波数シンセサイザに
おいて、電圧制御発振器11の出力信号f0が送信周波
数または受信周波数に相当する信号として図1の送信部
または受信部の周波数を規定する。このような周波数シ
ンセサイザの周波数標準となる周波数信号の精度と安定
度は、基準発振器15の発振周波数f1の精度と安定度
によって決まり、出力信号周波数f0は前記基準発振器
15の発振周波数f1を前記固定分周期16によって分
周した周波数信号f2の整数倍となる。
【0008】前記基準発振器35の内部回路の例を図5
に示す。この図において、符号21は水晶等の発振子、
22はMOS形の反転増幅器、23および24は発振周
波数を微調整するためのコンデンサであり、通常コンデ
ンサ24をトリマコンデンサとして、装置の製造時およ
びメインテナンス時に周波数設定を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述の方法で
は水晶等の発振子に対して温度および経年変化に対する
高安定度が要求され、前記発振子が高価になるという問
題点があった。この問題に対処するため、サーミスタを
使って温度補償を行ったり、バラクタダイオードを使
い、印加電圧の制御によって容量を変えて周波数を補正
する等の方法も使用されるが、専用のD/Aコンバータ
を必要とするなど構成の複雑な割に好ましい特性の得ら
れるものではなく、一度周波数設定を行うと変更が容易
でない等の問題点もあり、解決策が課題となっていた。
【0010】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、高精度の発振子を使わずに発振周波数が目標周波
数になるように周波数の補正を行うことができる周波数
設定方式を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、基準発振器
を構成する周波数微調整用コンデンサを複数個設け、該
コンデンサをディジタル的に制御して接続個数を変える
ことにより周波数が設定されることを特徴とするデータ
通信装置の基準発振周波数設定方式を提供する。
【0012】また、前記複数個設けられた周波数微調整
用コンデンサは、IC化されたスイッチドキャパシタで
あることを特徴とする。
【0013】また、前記周波数設定は、予め記憶された
目標周波数データとの比較によってその差がゼロとなる
ように設定する方法と、設定用の入力端子を設け、この
入力端子から入力された外部基準周波数との比較によっ
てその差がゼロとなるように設定する方法とがある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図を参照しながら説明する。図1はDECT通信方
式によるデータ通信装置の機能構成ブロック図であり、
図2は図1の周波数制御部7の内部機能構成を示すブロ
ック図である。図3はこの発明の一実施形態による周波
数制御部7の内、基準発振器15の構成を示す回路図で
ある。この図において、符号21は水晶等の発振子、2
2はMOS構造等の高インピーダンスの反転増幅器、2
3はコンデンサ、25はスイッチドキャパシタ、26は
このスイッチドキャパシタ25を制御して発振周波数を
微調整する基準発振周波数制御部である。
【0015】また、出力信号のバッファ27と前記基準
発振周波数制御部26に制御データを与えるメモリ28
を備えている。前記スイッチドキャパシタ25は、図に
示すようにスイッチS1と直列に接続されたコンデンサ
C1、スイッチS2と直列に接続されたコンデンサC
2、・・・スイッチSnと直列に接続されたコンデンサ
Cnが並列接続された構成となっている。
【0016】このような構成による基準発振器におい
て、基準発振周波数制御部26に制御データを与えるメ
モリ28には、予め設定された目標周波数のデータが記
憶され、このデータに基づいてスイッチドキャパシタ2
5のコンデンサC1、C2、・・・Cnの並列接続個数
がスイッチS1、S2、・・・Snの開閉制御によって
決定され所望の周波数の発振を行うようになっている。
【0017】発振周波数の再設定を行うときは、外部に
設けられた周波数カウンタ29によって現在の発振周波
数f1を精密測定し、目標周波数と実際の発振周波数f
1との比較を行い、誤差があった場合にはマイコン制御
部30によって前記メモリ28のデータを書き換え、こ
のデータに基づいて前記基準発振周波数制御部26によ
って前記スイッチドキャパシタ25のコンデンサC1、
C2、・・・Cnの並列接続個数をスイッチS1、S
2、・・・Snの開閉制御を行って変更し、前記目標周
波数との誤差がゼロになるように発振周波数を再設定す
る。
【0018】以上、本発明の一実施形態の動作を図面を
参照して詳述してきたが、本発明はこの実施形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、周波数
設定用のコンデンサはスイッチドキャパシタに限られる
ものではなく、ディスクリート回路によってコンデンサ
接続数を変えるようにしても良い。
【0019】また、データ通信装置はDECT通信装置
としているが、DECT方式の通信装置に限られるもの
ではない。
【0020】
【発明の効果】これまでに説明したように、この発明に
よれば、外部の周波数カウンタによって発振周波数を精
密測定し、目標周波数との比較誤差によってスイッチド
キャパシタのコンデンサ接続数を制御するようにしたの
で、安価な発振子を使っても精度の高い発振周波数を得
ることができ、送信および受信周波数の正確なDECT
通信装置とすることができるという効果が得られる。ま
た、ユーザが発振周波数を変更することができるという
効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 DECT通信装置の機能構成を示すブロック
図である。
【図2】 DECT通信装置の周波数設定部の機能構成
を示すブロック図である。
【図3】 この発明の一実施形態によるデータ通信装置
の基準発振器の回路図である。
【図4】 日本で使用されているPHSとDECTの主
要仕様の一例を示す図である。
【図5】 従来のデータ通信装置の基準発振器の回路図
である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 送受切換部 3 送信部 4 受信部 5 送受信スロット制御部 6 DECT符号化部 7 周波数制御部 8 復調部 9 制御部 10 記憶部 11 電圧制御発振器 12 プログラマブル分周器 13 分周制御回路 14 位相比較器 15 基準発振器 16 固定分周器 17 ループフィルタ 21 発振子 22 MOS 反転増幅器 23 コンデンサ 24 トリマコンデンサ 25 スイッチドキャパシタ 26 基準発振周波数制御部 27 バッファ 28 メモリ 29 周波数カウンタ 30 マイコン制御部 35 基準発振器 C1、C2、・・・Cn コンデンサ S1、S2、・・・Sn スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準発振器を構成する周波数微調整用コ
    ンデンサを複数個設け、 該コンデンサをディジタル的に制御して接続個数を変え
    ることにより周波数が設定されることを特徴とするデー
    タ通信装置の基準発振周波数設定方式。
  2. 【請求項2】 前記複数個設けられた周波数微調整用コ
    ンデンサは、 IC化されたスイッチドキャパシタであることを特徴と
    する請求項1に記載のデータ通信装置の基準発振周波数
    設定方式。
  3. 【請求項3】 前記周波数設定は、 予め記憶された目標周波数データとの比較によって設定
    されることを特徴とする請求項1または2に記載のデー
    タ通信装置の基準発振周波数設定方式。
  4. 【請求項4】 前記周波数設定は、 設定用の入力端子を設け、この入力端子から入力された
    外部基準周波数との比較によって設定されることを特徴
    とする請求項1または2に記載のデータ通信装置の基準
    発振周波数設定方式。
  5. 【請求項5】 前記周波数設定は、 前記予め記憶された目標周波数データまたは前記外部基
    準周波数との差がゼロとなるように制御されることを特
    徴とする請求項3または4に記載のデータ通信装置の基
    準発振周波数設定方式。
JP10144789A 1998-05-26 1998-05-26 データ通信装置の基準発振周波数設定方式 Withdrawn JPH11340820A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009111967A (ja) * 2007-10-12 2009-05-21 Denso Corp データ受信装置およびマイクロコンピュータ
JP2011135381A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Fujitsu Ltd Pll回路および通信装置
US8099621B2 (en) 2007-10-12 2012-01-17 Denso Corporation Data reception apparatus and microcomputer having the same

Cited By (3)

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Effective date: 20050802