JPH11340201A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH11340201A
JPH11340201A JP14130398A JP14130398A JPH11340201A JP H11340201 A JPH11340201 A JP H11340201A JP 14130398 A JP14130398 A JP 14130398A JP 14130398 A JP14130398 A JP 14130398A JP H11340201 A JPH11340201 A JP H11340201A
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film
resist
etching
resist film
forming
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JP14130398A
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Yasuaki Yamamichi
泰明 山道
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】下地酸化膜をエッチングすることなくウェハ表
面の平坦性を確保しつつ、選択的かつ簡便にレジスト及
び分解生成物等を除去することができるメタルエッチプ
ロセスを含む半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】配線層を有する半導体装置の製造方法にお
いて、半導体基板上に絶縁膜を成膜する工程と、前記絶
縁膜上に導電膜を成膜する工程と、前記導電膜上に第1
のレジスト膜を成膜する工程と、前記第1のレジスト膜
のパターニングを行う工程と、前記第1のレジスト膜を
マスクとして前記導電膜をエッチングする工程と、第2
のレジスト膜を全面に成膜する工程と、前記第1および
第2のレジスト膜を、前記第2のレジスト膜が所定の高
さに残存するように全面エッチングする工程と、前記第
2のレジスト膜を除去する工程とを有する半導体装置の
製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に金属配線加工時のレジスト膜及びレジス
ト由来のポリマーを除去する後処理フロー工程に特徴を
有する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の微細化がますます進
んでいる。それに伴い、ドライエッチングにより半導体
回路を加工する際においては、被エッチング膜とマスク
となるレジスト膜とのエッチング選択比が、精密なエッ
チング加工の上で非常に重要なファクターとなってきて
いる。
【0003】例えば、金属配線加工においては、レジス
ト膜はマスク材として用いるのと同時に、レジスト膜の
分解生成物をエッチング時の側壁保護膜に用いることに
より、加工形状の制御にも役立させている。そのため、
むやみに選択比を高く設定するとサイドエッチング等の
形状不良を引き起こすことになる。
【0004】そこで、高いエッチング選択比が要求され
る場合には、側壁保護膜の役割を担うCHF3 等の堆積
性のエッチングガスを添加ガスとして用いることが一般
的に行なわれている。
【0005】しかし、この堆積性のエッチングガスを用
いると、側壁保護膜が強固になる反面、加工後に残存す
るレジスト及びレジスト由来のポリマーを除去すること
が非常に困難となる。
【0006】この除去能を向上させる方法としては、フ
ッ素系ガスを用いる技術が知られている。例えば、特開
平9−181055号公報には、遠い位置にある、例え
ば、CF4 、SF4 等のフッ素系ガスを含むガス流に、
マイクロ波エネルギー又は高周波(RF)を供給するこ
とにより、チャンバ内に高い圧力を維持しつつ、ウエハ
チャックも同時に高周波(RF)磁界を供給し、プロセ
スチャンバに対する自己バイアスをウェハに与えること
により、メタルエッチング後のウェハ表面及び側壁から
フォトレジスト及びポリマーの残留物を同時に除去する
メタルエッチングプロセスが開示されている。
【0007】以下に、従来のメタルエッチングプロセス
の概要及び問題点を図面を用いて説明する。なお、以下
の図においては、半導体基板および半導体基板上に形成
される不純物拡散領域、ゲート酸化膜、ゲート電極等の
半導体素子の図示を便宜上省略している。
【0008】先ず、図5(a)に示すように、半導体基
板201上に、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜20
2、合金化を防止するためのバリアメタル層203、例
えばアルミニウムまたはアルミニウム合金などから構成
される導電膜204、及び反射防止効果を有するキャッ
プメタル層205を順次形成する。
【0009】次いで、図5(b)及び図7(b’)に示
すように、レジスト膜206を全面に成膜した後、配線
層形成のための所定のパターニングを行う。なお、図7
(b’)に示すのは、図5(b)に示す構造を模式化し
た斜視図である(以下の図7(c’),(d’)にて同
じ)。また、図7においても、便宜上半導体基板の図示
を省略している。
【0010】次に、前記レジスト膜206をマスクに、
マイクロ波有磁場プラズマエッチャーにて、例えば、以
下の条件で導電膜204のドライエッチングを行うこと
により、図6(c)及び図7(c’)に示す構造を得
る。
【0011】(エッチング条件) エッチングガス:BCl3 /Cl2 =60/40scc
m 圧力:8mTorr RF 電力:80W マイクロ波電流:300mA 下部電極温度:25℃
【0012】その後、不要となったレジスト膜206を
平行平板型プラズマアッシャーにて、例えば、以下の条
件にて除去する。
【0013】(アッシング条件) O2 :12000sccm 圧力:30Torr RF 電力:700W 下部電極温度:250℃
【0014】しかし、上記アッシング条件は酸素ガス単
独で用いるものであるため、レジストの剥離能力が不足
し、図6(d)に示すように、レジスト残渣207,2
08が残存してしまう。以下、この理由について詳細に
説明する。
【0015】上記ドライエッチングは、マイクロ波有磁
場プラズマエッチャーを用い、反応性のガスプラズマを
発生させて、アルミニウム等からなる導電膜をレジスト
膜をマスクとしてエッチングするものである。即ち、B
Cl3 、Cl2 等の塩素系のガスを真空室内に導入し、
所定のガス流量、排気速度、圧力で高周波電力を印加し
てガス状の反応性プラズマを発生させ、この反応性プラ
ズマがアルミニウム等の導電性物質と反応することによ
り、導電膜をエッチングするものである。
【0016】その際、同時に前記反応性プラズマはレジ
スト樹脂とも反応性を有し、エッチングが終了した段階
には、レジスト膜表面の図7(c’)の206’部分
に、主にレジスト樹脂の分解生成物とアルミニウム等の
導電性物質との反応生成物が付着してしまう。この反応
生成物は難剥離性物質であり、上記酸素のみを用いるア
ッシングでは容易に除去することができない。
【0017】また、酸素ガスを使用して平行平板型プラ
ズマアッシャーにてレジスト除去のためのアッシングを
行うときに、250℃という高温で前記レジスト分解物
のポリマーが硬化してしまい、剥離が困難な硬化物も生
成・付着する。
【0018】その結果、酸素ガスを使用して平行平板型
プラズマアッシャーにてレジスト除去のためのアッシン
グ後に、図6(d)に示すように、レジスト残渣207
及び208となって残存することになる。特に、配線層
の肩部から上方に角状に残っているものはラビットイヤ
ー207と称されている。
【0019】上記レジスト残渣207、208を完全に
除去する為には、フッ素系ガスを酸素ガスに添加した混
合ガスでエッチングする必要がある。このエッチング条
件としては、例えば以下のようである。
【0020】(レジスト残渣を除去する条件) エッチングガス:O2 =12000sccm、C2 6
=60sccm 圧力:20Torr RF 電力:700W 下部電極温度:250℃
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなフッ素系ガスを用いる場合には、フッ素系ガス
は、酸化シリコン等の絶縁膜とのエッチング選択比に乏
しいエッチングガスであるため、図8(e)に示すよう
に、レジスト及び前記反応生成物のみならず、下地の酸
化膜(絶縁膜)のエッチングも同時に進行してしまう。
その結果、ウェハ表面の平坦性の低下をもたらし、層間
絶縁膜の薄膜化による層間耐圧の低下を引き起こす。
【0022】従って、下地となる絶縁膜(酸化膜)をエ
ッチングすることなくウェハ表面の平坦性を確保しつ
つ、選択的かつ簡便にレジスト及びポリマーを除去する
ことができるメタルエッチプロセスの開発が要望されて
いる。
【0023】本発明は以上の実状に鑑みてなされたもの
であり、下地酸化膜をエッチングすることなくウェハ表
面の平坦性を確保しつつ、選択的かつ簡便にレジスト及
びポリマーを除去することができるメタルエッチプロセ
スを含む半導体装置の製造方法を提供することを目的と
する。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、配線層を有する半導体装置の製造方法におい
て、半導体基板上に絶縁膜を成膜する工程と、前記絶縁
膜上に導電膜を成膜する工程と、前記導電膜上に第1の
レジスト膜を成膜する工程と、配線層形成のために、前
記第1のレジスト膜のパターニングを行う工程と、前記
第1のレジスト膜をマスクとして前記導電膜をエッチン
グする工程と、第2のレジスト膜を全面に成膜する工程
と、前記第1および第2のレジスト膜を、前記第2のレ
ジスト膜が所定の高さに残存するように全面エッチング
する工程と、前記第2のレジスト膜を除去する工程とを
有する半導体装置の製造方法を提供する。
【0025】本発明の半導体装置の製造方法において、
前記第1のレジスト膜をマスクとして前記導電膜をエッ
チングする工程は、好ましくは、BCl3 、CCl4
Cl2 、Br2 、HCl、HBrまたはこれらの混合ガ
スをエッチングガスとして用いるドライエッチング工程
を有する。
【0026】また、前記第1および第2のレジスト膜を
前記第2のレジスト膜が所定の高さに残存するように全
面エッチングする工程は、好ましくは、CHF3 、CF
4 、C2 6 、C3 8 およびC4 8 からなる群から
選ばれる1種または2種以上のフッ素系ガスと酸素ガス
を含有する混合ガスをエッチングガスとして用いるドラ
イエッチング工程を有する。
【0027】前記第2のレジスト膜を成膜する工程は、
好ましくは、レジスト樹脂を有機溶剤に溶かしたものを
全面に塗布し、余分な有機溶剤を蒸発除去してレジスト
膜を成膜する工程である。
【0028】前記第2のレジスト膜を除去する工程は、
好ましくは、酸素ガスを用いて前記第2のレジスト膜を
除去する工程である。
【0029】前記絶縁膜は、好ましくは、酸化シリコン
膜または不純物としてリンを含有する酸化シリコン膜で
あり、前記導電膜は、ポリシリコン、アルミニウム、ア
ルミニウム合金、銅、銅合金、タングステン、タングス
テン合金、金、金合金またはこれらの組み合わせからな
る膜であるのが好ましい。
【0030】また、本発明においては、前記半導体基板
上に絶縁膜を成膜する工程の後に、前記絶縁膜上にバリ
アメタル層を形成する工程をさらに有するのが好まし
い。
【0031】さらに、本発明においては、より好ましく
は、前記導電膜を成膜する工程の後に、前記導電膜上に
キャップメタル層を形成する工程をさらに有する。
【0032】本発明によれば、第1のレジスト膜をエッ
チングした後、その上に第2のレジスト膜を成膜し、下
層の絶縁膜の表層が現れない高さまで、フッ素含有ガス
を用いるエッチング(アッシング)を行ったのち、酸素
ガスのみを用いるアッシングで残りのレジストを除去す
ることができる。この条件では、下地の絶縁膜(酸化
膜)がエッチングされることはない。
【0033】従って、本発明によれば、従来問題となっ
ていたラビットイヤー等のレジスト残渣をフッ素含有ガ
スを用いるアッシング除去する必要がなくなり、絶縁膜
がエッチングにより削られ、平坦性の悪化、絶縁膜の薄
膜化による層間耐圧の低下を引き起こすこともない。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態によ
り、本発明を更に詳細に説明する。図1に本発明の半導
体装置の製造方法により製造される半導体装置の一例を
示す。この半導体装置は、メモリの書き込みと消去が可
能なnチャネル型のEPROM(Erasable a
nd electrically Programmb
le Read Only Memory)のメモリセ
ル部である。図1中、(a)は上面図、(b)はA−
A’方向の構造断面図及び(c)はB−B’方向の構造
断面図である。
【0035】図1に示す半導体装置は、ソース領域4及
びドレイン領域5が形成されたp型半導体基板1上に、
ゲート酸化膜3及び絶縁膜8を介して、素子分離膜2に
より区画された能動領域に、フローテングゲート6及び
コントロールゲート7の2つのゲートと、さらに層間絶
縁膜9を介して配線層10を有している。この配線層
は、図1(c)に示すように、バリアメタル層10a、
導電膜10b及びキャップメタル層10cの3層からな
る積層体で構成されている。また、配線層10は、コン
タクトプラグ12により、半導体基板1のドレイン領域
5に接続された構造を有している。本発明の実施の形態
の半導体装置の製造方法は、このような配線層を有する
半導体装置の製造方法であり、特に配線層の形成工程に
特徴を有する。
【0036】次に、本実施の形態の半導体装置の製造方
法を図2〜図4を参照して詳細に説明する。なお、以下
の図面においては、半導体基板及び半導体基板上に形成
されるソース・ドレイン領域、ゲート電極、ゲート酸化
膜等の図示を、便宜上省略している。
【0037】先ず、図1に示す構造を得るまでの工程を
説明する。図2(a)において、半導体基板101上に
絶縁膜102を成膜する。フィールド酸化膜、ソース・
ドレイン領域、ゲート電極等は公知技術を用いることに
より形成することができる。
【0038】前記絶縁膜102としては、例えば、酸化
シリコン膜または不純物としてリンを含有する酸化シリ
コン膜があり、これらの膜は、TEOS(Tetrae
thylorthosilicate)−O2 系、Si
4 −O2 系、PH3 −TEOS−O2 系のガスを用い
て、例えばCVD法(Chemical Vapour
Deposition法)により成膜することができ
る。
【0039】次いで、前記絶縁膜102上にバリアメタ
ル層103を成膜する。バリアメタル層103は、上層
に形成される導電膜を構成する導電性物質とその下層の
絶縁膜104を構成する絶縁材料が合金化するのを防止
するために設けられる。バリアメタル層103は、例え
ば、チタニウムやチタニウム合金等を、例えば、スパッ
タリング法、CVD法などにより、膜厚50〜100n
mで形成することができる。
【0040】次に、前記バリアメタル層103上に導電
膜104を成膜する。導電膜104は、例えば、アルミ
ニウム、アルミニウム合金、ポリシリコン、銅、銅合
金、タングステン、タングステン合金等を、例えば、ス
パッタリング法、CVD法、蒸着法等により、膜厚10
0〜500nmで成膜することができる。また、導電膜
105は、アルミニウム、アルミニウム合金、ポリシリ
コン、銅、銅合金、タングステン、タングステン合金等
の積層体で形成されていてもよい。
【0041】さらに、前記導電膜104上にキャップメ
タル層105を形成する。キャップメタル層105は、
後のレジスト露光工程での反射防止膜としての役割を果
たす。キャップメタル層106は、例えば、TiNをス
パッタリング法、CVD法等により、膜厚50〜100
nmで形成することができる。
【0042】以上のようにして、3層からなる配線加工
用の積層体を形成することにより、図2(a)に示す構
造を得ることができる。なお、本実施形態では、3層積
層体の場合を示したが、導電膜単層でもよく、また、所
望によりバリアメタル層、キャップメタル層を省略する
こともできる。
【0043】次に、図2(b)に示すように、第1のレ
ジスト膜106を全面に成膜したのち、配線加工のため
の所定のパターニングを行う。ここで、第1のレジスト
膜106は、レジスト樹脂から構成されるが、レジスト
樹脂はポジ型でもネガ型であってもよい。
【0044】レジスト樹脂としては、例えば、ポリブテ
ン−1−スルホン、コポリ(2,2,2−トリフルオロ
エチル−2−クロロアクリラート・2,2,3,3−テ
トラフルオロプロピルプロピル−2−クロロアクリレー
ト)、ポリグリシジルメタクリラート、ポリ(グリシデ
ルメタクリレート−コ−エチルアクリレート)、クロロ
メチル化ポリスチレンのほかノボラック型樹脂等のポジ
型あるいはネガ型の電子線レジストを挙げることができ
る。
【0045】次いで、前記第1のレジスト膜106をマ
スクとして、キャップメタル層105、導電膜104及
びバリアメタル層103をエッチングする。このときの
エッチング条件は、好ましくは、BCl3 、CCl4
Cl2 、Br2 、HCl、HBr等のハロゲン系ガス又
はこれらの混合ガスをエッチングガスとして用いるもの
である。例えば、以下に示す条件でエッチングを行うこ
とができる。
【0046】(エッチング条件) エッチングガス:BCl3 /Cl2 =60/40scc
m 圧力:8mTorr RF 電力:80W マイクロ波電流:300mA 下部電極温度:25℃
【0047】上記エッチング後の構造を図3(c)に示
す。第1のレジスト膜106の上部はエッチングにより
削られた先細り構造となっている。
【0048】次いで、図3(d)に示すように、第2の
レジスト膜107を全面に成膜する。第2のレジスト膜
の成膜は、レジスト樹脂を有機溶剤に溶かしたものを所
定量ウェハー表面に塗布したのち、有機溶剤を乾燥、蒸
発させる(例えば、80〜100℃に加熱する等)こと
により行われるのが好ましい。塗布、乾燥により成膜し
たレジスト樹脂は剥離されやすいからである。
【0049】その後、第1及び第2のレジスト膜のみを
平行型プラズマアッシャーにてアッシングする。このア
ッシングは、図4(e)に示すように、下層絶縁膜10
2が表出しない高さで終了することが必要である。
【0050】このアッシングは、アッシングガスとし
て、フッ素含有ガス、例えば、CHF3 、CF4 、C2
6 、C3 8 及びC4 8 からなる群から選ばれる1
種または2種以上のフッ素系ガスと、酸素ガスとを含有
する混合ガスをエッチングガスとして用いることができ
る。また、エッチングの時間を適宜設定することによ
り、絶縁膜102の表面が露出しない所定の位置でエッ
チングを終了することができる。このときのアッシング
条件としては、例えば、次のようなものである。
【0051】(アッシング条件) アッシングガス:O2 =12000sccm+C2 6
=60sccm 圧力:20Torr RF 電力:700W 下部電極温度:250℃
【0052】その後、図4(f)に示すように、酸素ガ
スを用いるアッシングにより容易に除去することができ
る。残りのレジストは単に塗布により形成したものであ
るからである。このときのアッシング条件としては、例
えば次のようなものである。
【0053】(アッシング条件) アッシングガス:O2 =12000sccm 圧力:30Torr RF 電力:700W 下部電極温度:250℃
【0054】以上のようにして、配線加工工程を終了す
ることができる。その後は、上層に、酸化シリコン膜、
PSG膜、BPSG膜等からなる保護膜を形成して、所
望の半導体装置を製造することができる。
【0055】本実施形態によれば、第1のレジスト膜を
エッチングした後、その上に第2のレジスト膜を成膜
し、下層の絶縁膜の表層が現れない高さまで、フッ素含
有ガスを用いるエッチング(アッシング)を行ったの
ち、酸素ガスのみを用いるアッシングで残りのレジスト
を容易に除去することができる。この条件では、下地の
絶縁膜(酸化膜)がエッチングされることはない。
【0056】なお、上記発明の実施の形態では、本発明
の適用例として図1に示すようなEPROMを示した
が、本発明は不揮発性メモリに限定されることなく、本
発明の主旨を逸脱しない範囲で、自由に他のタイプの配
線層を有する半導体装置の製造に好適に適用することが
できる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来問題となっていたラビットイヤー等のレジスト残渣
をフッ素含有ガスを用いるアッシング除去する必要がな
くなり、絶縁膜がエッチングにより削られ、平坦性の悪
化、絶縁膜の薄膜化による層間耐圧の低下を引き起こす
こともない。
【0058】また、本発明によれば、微細な配線加工時
等のレジスト膜と配線材料とに高いエッチング選択比が
要求される場合においても、精密かつ簡便に配線加工を
行うことができるので、微細な配線構造を有する信頼性
の高い半導体装置を製造することができる。
【0059】従って、本発明によれば、層間耐圧に優れ
た信頼性の高い半導体装置を歩留りよく製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の半導体装置の製造方法により
製造される半導体装置の一例であるn型EPROMの上
面図及び断面図である。(a)は上面図であり、(b)
は、(a)のA−A’構造断面図であり、(c)は、
(a)のB−B’構造断面図である。
【図2】図2は、本発明の半導体装置の製造方法の主要
工程断面図である。
【図3】図3は、本発明の半導体装置の製造方法の主要
工程断面図である。
【図4】図4は、本発明の半導体装置の製造方法の主要
工程断面図である。
【図5】図5は、従来の半導体装置の製造方法、特に配
線層の形成工程における主要工程断面図である。
【図6】図6は、従来の半導体装置の製造方法、特に配
線層の形成工程における主要工程断面図である。
【図7】図7は、従来の半導体装置の製造方法、特に配
線層の形成工程における主要工程断面図である。
【図8】図8は、従来の半導体装置の製造方法、特に配
線層の形成工程における主要工程断面図である。
【符号の説明】
1…p型半導体基板、2…フィールド酸化膜、3…ゲー
ト酸化膜、4…ソース領域、5…ドレイン領域、6…フ
ローティングゲート、7…コントロールゲート、8,1
02,202…絶縁膜、9…層間絶縁膜、10…配線
層、10a,103…バリアメタル層、10b,104
…導電膜、10c,105…キャップメタル層、101
…半導体素子等が形成された半導体基板、106…第1
のレジスト膜、107…第2のレジスト膜、206…レ
ジスト膜、206’…レジスト樹脂分解物と導電性物質
との反応生成物が付着したレジスト膜、207…ラビッ
トイヤー、208…レジスト残渣

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に絶縁膜を成膜する工程と、 前記絶縁膜上に導電膜を成膜する工程と、 前記導電膜上に第1のレジスト膜を成膜する工程と、 配線層形成のために、前記第1のレジスト膜のパターニ
    ングを行う工程と、 前記第1のレジスト膜をマスクとして前記導電膜をエッ
    チングする工程と、 第2のレジスト膜を全面に成膜する工程と、 前記第1および第2のレジスト膜を、前記第2のレジス
    ト膜が所定の高さに残存するように全面エッチングする
    工程と、 前記第2のレジスト膜を除去する工程とを有する、 半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記第1および第2のレジスト膜を、前記
    第2のレジスト膜が所定の高さに残存するように全面エ
    ッチングする工程は、CHF3 、CF4 、C2 6 、C
    3 8 およびC4 8 からなる群から選ばれる1種また
    は2種以上のフッ素系ガスと酸素ガスを含有する混合ガ
    スをエッチングガスとして用いるドライエッチング工程
    を有する、 請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記第1および第2のレジスト膜を、前記
    第2のレジスト膜が所定の高さに残存するように全面エ
    ッチングする工程は、CHF3 、CF4 、C2 6 、C
    3 8 およびC4 8 からなる群から選ばれる1種また
    は2種以上のフッ素系ガスと酸素ガスを含有する混合ガ
    スをアッシングガスとして用い、前記絶縁膜の表面が現
    れない高さまで前記第1および第2のレジスト膜をアッ
    シングする工程を有する、 請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記第2のレジスト膜を除去する工程は、
    酸素ガスを用いて前記第2のレジスト膜を除去する工程
    を有する、 請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記第2のレジスト膜を成膜する工程は、
    レジスト樹脂を有機溶剤に溶かしたものを全面に塗布
    し、乾燥してレジスト膜を成膜する工程を有する、 請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記第1のレジスト膜をマスクとして前記
    導電膜をエッチングする工程は、BCl3 、CCl4
    Cl2 、Br2 、HCl、HBrまたはこれらの混合ガ
    スをエッチングガスとして用いるドライエッチング工程
    を有する、 請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記絶縁膜は、酸化シリコン膜または不純
    物としてリンを含有する酸化シリコン膜である、 請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記導電膜は、ポリシリコン、アルミニウ
    ム、アルミニウム合金、銅、銅合金、タングステン、タ
    ングステン合金、金、金合金またはこれらの組み合わせ
    からなる膜である、 請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記半導体基板上に絶縁膜を成膜する工程
    の後に、前記絶縁膜上にバリアメタル層を形成する工程
    をさらに有する、 請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】前記導電膜を成膜する工程の後に、前記
    導電膜上にキャップメタル層を形成する工程をさらに有
    する、 請求項1記載の半導体装置の製造方法。
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