JPH11339834A - 燃料電池発電装置およびその遮断弁開閉試験方法 - Google Patents

燃料電池発電装置およびその遮断弁開閉試験方法

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JPH11339834A
JPH11339834A JP10146005A JP14600598A JPH11339834A JP H11339834 A JPH11339834 A JP H11339834A JP 10146005 A JP10146005 A JP 10146005A JP 14600598 A JP14600598 A JP 14600598A JP H11339834 A JPH11339834 A JP H11339834A
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valve
shut
fuel cell
test
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JP10146005A
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Tetsuo Take
武  哲夫
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の燃料を切り替えて運転を行う燃料電池
発電装置において、その燃料切替試験を運転中に人によ
らず自動的定期的に行えるようにする。 【解決手段】 複数の遮断弁により複数の燃料のうちの
1つの燃料を選択して発電用燃料として燃料電池発電装
置に供給するとき、予め各遮断弁の開閉試験の試験間隔
または試験時刻を設定しておき、その試験間隔または試
験時刻に基づく試験時に、複数の遮断弁のうちその時点
で閉じている遮断弁に対して開閉を指令し、該指令を受
けた遮断弁の実際の開閉を示す信号によりその開閉が正
常か否かを確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、複数の燃料を切
り替えて発電を行う燃料電池発電装置およびその遮断弁
開閉試験方法に係わり、特に使用していない燃料の供給
ラインの燃料切替用遮断弁の開閉試験を人手によらず自
動的且つ定期的に行うようにした燃料電池発電装置およ
びその遮断弁開閉試験方法に関するものである。
【従来の技術】
【0002】複数の燃料を切り替えて発電を行う燃料電
池発電装置として、これまでに都市ガスとプロパンガス
またはメタノールの燃料切替により発電を行うリン酸型
燃料電池を用いたオンサイト型燃料電池発電装置が提案
されている。第2図にこの種の燃料電池発電装置の従来
例として、制御装置を用いて都市ガスとプロパンガスの
燃料切替により発電を行うタイプの装置の構成を示す。
【0003】第2図において、1は液化プロパンガスG
2’を気化させてプロパンガスG2にする気化器、2は
都市ガスG1あるいはプロパンガスG2に含有される硫
黄分を除去する脱硫装置、3は都市ガスG1あるいはプ
ロパンガスG2を改質用水蒸気と混合するエジェクタ、
4は都市ガスG1あるいはプロパンガスG2と水蒸気を
反応させて水素リッチな改質ガスを得る改質装置であ
る。この改質装置4は、改質触媒が充填された改質部4
aと改質バーナ4bを有する。
【0004】また、5は水素リッチな改質ガス中の一酸
化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素に
変換し一酸化炭素濃度を低減させるシフトコンバータ、
6は外気を取り込んで送り出す空気ブロア、7は燃料極
7aと酸化剤極7bとが電解質7cを挟んで配置された
セルを複数組積層してなるリン酸型燃料電池本体、8は
燃料電池出力Poを電圧変換あるいは直流/交流変換す
る変換装置、9は燃焼排ガスや酸化剤極排ガスから凝縮
水を得る凝縮器、10はリン酸型燃料電池本体7から温
水と水蒸気の形でもどってきた電池冷却水から水蒸気を
分離し、あるいはヒータ10aにより水を加熱して発生
した水蒸気を分離し改質装置4と排熱利用システム13
に供給する気水分離器、11はそのヒータ10a用の電
源、12は蒸発器、13は排熱利用システム、14は液
化プロパンガスG2’の供給ポンプ、15は補給水ポン
プ、16は制御部16aや比較演算部16bを有する制
御装置、17はリサイクル配管、18は燃料極排ガス配
管、19は負荷である。また、B1〜B5は遮断弁、C
1〜C6は流量制御弁、S1は圧力センサ、S2とS3
は液面センサ、S4とS5は温度センサ、S6は圧力セ
ンサ、S7は電圧センサ、S8は電流センサ、S9とS
10は流量センサである。
【0005】都市ガスG1を燃料として発電を行う場合
には、制御装置16の制御部16aから制御信号aを送
信することによって遮断弁B2を開いて脱硫装置2に都
市ガスG1を供給し、その脱硫装置2において、改質装
置4の改質部4aおよびリン酸型燃料電池本体7の燃料
極7aの触媒の劣化原因となる都市ガスG1中の付臭剤
に合まれる硫黄分を除去する。遮断弁B4は、制御装置
16の制御部16aから送信された制御信号cにより、
都市ガスG1による起動時のみ開き、改質装置4の改質
バーナ4bに改質装置4の昇温のために都市ガスG1を
供給して燃焼させ、それ以外は閉じておく。なお、以上
の場合において、遮断弁B3と遮断弁B5は、制御装置
16の制御部16aから制御信号dと制御信号fを送信
して閉じておく。
【0006】都市ガスG1の供給量と供給圧力は、流量
センサS9または圧力センサS1で監視し、その流量検
出信号Hまたは圧力検出信号Aを制御装置16の比較清
算部16bに送信する。この制御装置16の比較演算部
16bでは、流量センサS9または圧力センサS1で検
出した都市ガスG1の供給量または供給圧力から、予め
燃料電池出力Poに合わせて設定記憶された都市ガスの
所定の供給量または供給圧力を引くことによりその差を
計算する。そして、その差がゼロ以下になったとき、す
なわち、検出した都市ガスG1の供給量または供給圧力
が、予め設定記憶された都市ガスの所定の供給量または
供給圧力以下に減少したとき、制御装置16の制御部1
6aから制御信号aと制御信号dを送信することによつ
て、遮断弁B3を開くとともに、遮断弁B2を閉じて燃
料切替を行う。
【0007】これによって、都市ガスG1に代えて、気
化器1で液化プロパンガスG2’を気化させることによ
って得られたプロパンガスG2を、脱硫装置2に供給
し、改質装置4の改質部4aおよびリン酸型燃料電池本
体7の燃料極7aの触媒の劣化原因となるプロパンガス
G2中の付臭剤に含まれる硫黄分を除去する。遮断弁B
5は、制御装置16の制御部16aから送信された制御
信号fにより、プロパンガスG2による起動時のみ開
き、改質装置4の昇温のためにプロパンガスG2を改質
バーナ4bに供給して燃焼させ、それ以外は閉じてお
く。
【0008】液化プロパンガスG2’は、遮断弁B1を
介して気化器1にポンプ14により自動的に供給され
る。気化器1内部の液化プロパンガス量は、液面センサ
S2で所定の範囲に維持される。気化器1の熱源には電
気ヒータ、燃料電池排熱等が利用される。プロパンガス
G2の供給量は、流量センサS10で監視し、その検出
信号Iを制御装置16の比較演算部16bに送信する。
【0009】都市ガスG1またはプロパンガスG2の供
給量は、燃料電池出力Poを演算するために電圧センサ
S7と電流センサS8で検出した電池電流と電池電圧を
それぞれ検出信号Bと検出信号Cとして制御装置16の
比較演算部16bに送信し、また温度センサS4で検出
した改質装置4の温度を検出信号Dとして同比較演算部
16bに送信し、予め設定記憶された燃料電池出力Po
および改質装置4の温度と、流量制御弁C1または流量
制御弁C2の開度(すなわち、都市ガス供給量またはプ
ロパンガス供給量)の関係に基づいて、制御装置16の
制御部16aから制御信号bまたは制御信号eを送信
し、流量制御弁C1または流量制御弁C2の開度を調節
することによって、燃料電池出力Poに見合った値に設
定する。
【0010】脱硫装置2で硫黄分が除去された都市ガス
G1またはプロパンガスG2は、エジェクタ3で気水分
離器10から供給された改質用水蒸気と混合され、改質
装置4の改質触媒が充填された改質部4aに供給され
る。なお、リン酸型燃料電池本体7が燃料極7aと酸化
剤極極7bとの間に生じる差圧で破壊することを防止す
るため、都市ガスG1とプロパンガスG2の供給圧力は
大気圧と同等の圧力に設定される。そのため、都市ガス
G1とプロパンガスG2は、エジェクタ3の改質用水蒸
気の吸い込みによって生じる差圧を駆動力として、改質
装置4に供給される。エジェクタ3への改質用水蒸気供
給量は、予め設定記憶された流量制御弁C1または流量
制御弁C2の開度(すなわち、都市ガス供給量またはプ
ロパンガス供給量)とエジェクタ3の開度との関係に基
づいて、制御装置16の制御部16aから制御信号gを
送信してエジェクタ3の開度を調整することによって、
予め燃料毎に設定記憶された所定のスチームカーボン比
(以下、「S/C」と呼ぶ)となるように設定される。
【0011】改質装置4では、燃料ガスである都市ガス
G1あるいはプロパンガスG2の水蒸気改質が行われ、
水素リッチな改質ガスがつくられる。都市ガスG1の主
成分であるメタンの水蒸気改質反応は次の式(1)で、
またプロパンの水蒸気改質反応は次の式(2)で表され
る。
【0012】 CH4 + H2O → CO + 3H2 ・・・・(1) C38 + 3H2O → 3CO + 7H2 ・・・・(2)
【0013】この水素リッチな改質ガスには、リン酸型
燃料電池本体7の燃料極7aの触媒の劣化原因となる一
酸化炭素が含まれているので、その改質ガスはシフト触
媒を充填したシフトコンバータ5に送られ、次の式
(3)に示すシフト反応により、改質ガス中の一酸化炭
素が二酸化炭素に変換される。
【0014】 CO + H2O → CO2 + H2 ・・・・(3)
【0015】改質ガス中の一酸化炭素含有量は、シフト
コンバータ5におけるこのシフト反応によリ1%以下ま
で低減される。シフトコンバータ5で一酸化炭素濃度が
下げられた水素リッチな改質ガスは、リン酸型燃料電池
本体7の燃料極7aに供給されるとともに、その一部は
リサイクル配管17を経由して脱硫装置2にリサイクル
され、そのリサイクルガス中に含まれる水素が脱硫反応
に使用される。
【0016】このリサイクルガスの供給量は、予め設定
記憶された流量制御弁C1または流量制御弁C2の開度
(都市ガス供給量またはプロパンガス供給量)と流量制
御弁C5の開度(すなわち、リサイクルガス供給量)の
関係に基づいて、制御装置16の制御部16aから制御
信号hを流量制御弁C5に送信し、流量制御弁C5の開
度を調整することによって、予め設定記憶された所定の
供給量に設定される。
【0017】−方、リン酸型燃料電池本体7の酸化剤極
7bには、空気ブロア6を用いて取り込んだ外気を発電
用エアーとして供給する。この発電用エアーの供給量
は、電圧センサS7と電流センサS8で検出した電池電
圧と電池電流を検出信号Bと検出信号Cとして制御装置
16の比較演算部16bに送信して燃料電池出力Poを
演算し、予め設定記憶された燃料電池出力と空気ブロア
6の回転数および流量制御弁C4の開度(すなわち、発
電用エアー供給量)の関係に基づいて、制御装置16の
制御部16aから制御信号iを送信して空気ブロア6の
回転数を調節し、また同制御部16aから制御信号jを
送信して流量制御弁C4の開度を調整し、燃料電池出力
Poに見合った値に設定する。
【0018】リン酸型燃料電池本体7の燃料極7aで
は、次の式(4)に示す反応より改質ガス中の水素が水
素イオンと電子に変わる。水素イオンは電解質7cの内
部を拡散して酸化剤極7bに到達し、電子は外部回路を
流れ、燃料電池出力Poとして取り出される。
【0019】 H2 → 2H+ + 2e- ・・・・(4)
【0020】酸化剤極7bでは、次の式(5)に示す反
応により、燃料極7bから電解質7cの中を拡散してき
た水素イオン、燃料極7aから外部回路を通じて移動し
てきた電子、およびエアー中の酸素が反応し、水が生成
する。
【0021】 2H+ + 1/2 O2 + 2e- → H2O ・・・・(5)
【0022】以上の式(4)と式(5)をまとめると、
リン酸型燃料電池本体7の全電池反応は、次の式(6)
に示す水素と酸素から水ができる単純な反応として表す
ことができる。
【0023】 H2 + 1/2 O2 → H2O ・・・・(6)
【0024】発電によって得られた燃料電池出力Po
は、変換装置8で電圧変換あるいは直流/交流変換が行
われた後、負荷19に供給される。燃料極7aでは、改
質ガス中の水素がすべて式(4)に示した電極反応で消
費されるわけではなく、全体の80%程度の水素が使わ
れるだけである。残りの約20%の水素が末反応水素と
して、燃料極排ガス中に残存する。これは、燃料極7a
で改質ガス中の水素をすべて電極反応で消費しようとす
ると、ガスの出口付近で局所的に水素が不足し、水素の
代わりに燃料極基板のカーボンが反応することによって
リン酸型燃料電池本体7が劣化するので、これを防止す
るためである。
【0025】未反応水素を含む燃料極排ガスは、燃料極
排ガス配管18を経由して改質装置4の改質バーナ4b
に供給され、バーナ燃料として使用される。前記式
(1)に示した都市ガスG1の主成分であるメタンの水
蒸気改質反応および前記式(2)に示したプロパンガス
の水蒸気改質反応は、吸熱反応であるので、外部から熱
を改質装置4の改質部4aに与える必要がある。そこ
で、改質バーナ4bにおいて燃料極排ガス中の未反応水
素を燃焼用エアーとともに燃焼させることにより、改質
装置4の改質部4aの触媒充填層温度を、摂氏で最大7
00℃程度まで昇温する。
【0026】このとき、空気ブロア6からの燃焼用エア
ーの供給量は、流量制御弁C3の開度を一定にすること
によって一定値に設定しても良いし、また温度サンサS
4で検出した改質装置4の温度の検出信号Dを制御装置
16の比較演算部16bに送信し、予め設定記憶された
改質装置温度と空気ブロア6の回転数および流量制御弁
C3の開度(すなわち燃焼用エアー供給量)の関係に基
づいて、制御装置16の制御部16aから制御信号iと
制御信号kを送信することによって、空気ブロア6の回
転数と流量制御弁C3の開度を調整し、設定しても良
い。
【0027】燃料極排ガス中の未反応水素の燃焼反応に
より生成した水蒸気を含む改質バーナ4bでの燃焼排ガ
スと、前記(6)式に示した電池反応により生成した水
蒸気を含む酸化剤極排ガスは、凝縮器9に送られ、水蒸
気が凝縮水として除去された後に、排ガスとして大気中
に放出される。凝縮水は気水分離器10に戻され、電池
冷却水、改質用水蒸気、排熱回収用水蒸気等に利用され
る。
【0028】前記(6)式に示した電池反応は発熱反応
であるので、リン酸型燃料電池本体7の温度は、発電に
より時間とともに上昇する。リン酸型燃料電池本体7は
温度上昇が起こると、電解質の水素イオン伝導率が上が
るために出力特性が一時的に向上するが、劣化が起こり
易くなり、寿命低下が生じる。そこで、気水分離器10
から電池冷却水を循環させてリン酸型燃料電池本体7の
冷却を行う。
【0029】このリン酸型燃料電池本体7の温度は、寿
命と電池性能の両方を勘案して、摂氏190℃前後に設
定されるのが一般的である。電池冷却水のリン酸型燃料
電池本体7の出口温度を温度センサS5で検出し、その
検出信号Eを制御装置16の比較演算部16bに送信す
る。電池冷却水の供給量は、温度センサS5で検出した
リン酸型燃料電池本体7の出口温度が予め設定記憶され
た所定の温度範囲となるように、制御信号mを制御装置
16の制御部16aから流量制御弁C6に送信し、流量
制御弁C6の開度を調整することによって設定する。リ
ン酸型燃料電池本体7を出た電池冷却水は、温水と水蒸
気の混合物の形で気水分離器10に戻される。
【0030】気水分離器10では、圧力センサS6で検
出した圧力検出信号Fおよび液面センサS6で検出した
水位検出信号Gが制御装置16の比較演算部16bに送
信される。起動時および圧力センサS6が気水分離器1
0の圧力が予め設定記憶された所定の圧力より低下した
ことを検出した場合には、制御装置16の制御部16a
から制御信号nをヒータ電源11に送信し、圧力センサ
S6で気水分離器圧力が予め設定記憶された所定の圧力
を超えることを検出するまで、予め設定記憶された所定
の電力をヒータ電源11に供給し、水蒸気を発生させ
る。また、液面センサS3で気水分離器10の水位が予
め設定記憶された所定の水位よりも低下したことを検出
した場合には、制御装置16の制御部16aから制御信
号pを補給水ポンプ15に送信し、液面センサS3によ
る検出水位が予め設定記憶された所定の水位を超えるま
で、補給水ポンプ15を動作させて気水分離器10に補
給水を供給する。
【0031】リン酸型燃料電池本体7から気水分離器1
0に供給された水蒸気あるいは気水分離器10で発生さ
せた水蒸気のうち、改質用水蒸気として使用する以外の
水蒸気は、排熱回収用水蒸気として蒸発器12に供給さ
れ、排熱利用システム13の冷媒の蒸発に使用される。
蒸発器12で凝縮した排熱回収用水蒸気の凝縮水は気水
分離器10に戻される。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】次に、複数の燃料を切
り替えて発電を行う従来の燃料電池発電装置の問題点に
ついて、前述した都市ガスG1とプロパンガスG2の燃
料切替を行い発電する燃料電池発電装置を例にして説明
する。
【0033】この燃料電池発電装置では、どちらか一方
の燃料で発電を行い、その時点で使用している燃料の供
給に異常が生じた場合に、自動的にもう一方の燃料に燃
料切替を行い発電を継続する。通常は、貯蔵・補給の必
要がない都市ガスG1を常用燃料として燃料電池発電装
置で発電を行い、プロパンガスG2を非常用燃料として
液化プロパンガスG2’の形で備蓄し、地震等の災害や
事故が発生して都市ガスG1の供給が途絶えた場合に、
都市ガスG1からプロパンガスG2に燃料切替を行って
燃料電池発電装置の発電を継続するのが一般的である。
【0034】このような複数の燃料を切り替えて発電を
行う燃料電池発電装置を通信用電源等に適用し、常用・
非常用を兼ねた電源として使用する場合には、特に燃料
切替機能に対して高い信頼性が要求される。これは、都
市ガスG1の供給が途絶えた場合に、確実にプロパンガ
スG2に燃料切替を行って発電を継続することができな
いと、非常用電源としての機能を果たすことが不可能と
なるためである。
【0035】そこで、複数の燃料の燃料切替による発電
が可能な燃料電池発電装置を常用・非常用を兼ねた電源
として使用する場合には、燃料切替機能の高信頼性を維
持するために、定期的に燃料切替試験を行って燃料切替
機能の異常の有無を判定し、必要に応じてメンテナンス
を行わなくてはならない。
【0036】従来の燃料切替が可能な燃料電池発電装置
では、定期的に人間が燃料電池発電装置の設置場所に出
向き、手動で燃料切替スイッチ(図示せず)を押すこと
によって燃料切替信号を制御装置16の制御部16aに
送り、同制御部16aから遮断弁B2、遮断弁B3、お
よびエジェクタ3にそれぞれ制御信号a、制御信号d、
および制御信号gを送信し、遮断弁B2および遮断弁B
3の開閉とエジェクタ3の開度を調節することによっ
て、燃料切替試験を行っていた。
【0037】そして、燃料電池発電装置の燃料切替機能
の異常の有無は、人間が燃料切替後の改質装置4の温
度、燃料電池出力、燃料供給量、および改質用水蒸気供
給量が、所定の範囲にあるか否かを確認することによっ
て判断していた。
【0038】このため、定期燃料切替試験に多くの稼働
を要していた。また、燃料電池発電装置の燃料切替機能
に異常がある場合には、定期燃料切替試験での燃料切替
により燃料電池出力が低下し、あるいは、改質装置温
度、燃料供給量、改質用水蒸気供給量が所定の制御範囲
からはずれ、燃料電池発電装置が停止してしまう恐れが
あった。燃料電池発電装置を一旦停止すると、異常が起
こらなかった燃料切替前の燃料で再び起動するとして
も、発電が可能になるのに長時間を要するため、定期燃
料切替試験のためにバックアップ用電源を新たに準備す
る必要があった。
【0039】本発明の目的は定期的な燃料切替機能の正
常動作の確認のために、実際に燃料切替を行うことが必
要である、稼働がかかる、燃料切替機能が万が一正常動
作しない場合に燃料電池発電装置が停止してしまう、と
いう問題点を解決した燃料電池発電装置およびその遮断
弁開閉試験方法を提供することにある。
【0040】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、燃料極と
酸化剤極とが電解質を挟んで配置されたセルを複数組積
層してなる燃料電池本体と、燃料と水蒸気を改質触媒上
で反応させて水素リッチガスを生成し前記水素リッチガ
スを前記燃料電池本体に反応ガスとして供給する改質装
置を含む燃料改質系と、前記改質装置に複数の燃料を供
給する燃料供給系と、前記複数の燃料を切り替える複数
の遮断弁を含む燃料切替手段と、全体を制御するための
制御系とを有する燃料電池発電装置において、前記各遮
断弁に遮断弁開閉信号発信器を具備させ、前記制御系
に、予め前記複数の遮断弁の開閉試験の試験間隔または
試験時刻が設定記憶されたタイマと、前記タイマに設定
記憶された前記試験間隔または試験時刻に基づく試験時
に前記遮断弁のうちの閉じている遮断弁に制御信号を送
信し前記閉じている遮断弁の開閉を行う遮断弁開閉試験
用制御手段と、前記制御信号を送信した遮断弁に対応す
る前記遮断弁開閉信号発信器からの遮断弁開閉信号を受
信し前記遮断弁の開閉が正常であるか否かを判定する遮
断弁開閉試験用比較演算手段とを具備させて構成した。
【0041】第2の発明は、複数の遮断弁により複数の
燃料のうちの1つの燃料を選択して燃料改質系に供給
し、前記燃料改質系によって前記供給された燃料に水蒸
気を加え改質触媒上で反応させて水素リッチガスを生成
し、該水素リッチガスを、電解質を挟んで燃料極と酸化
剤極とを配置したセルを複数組積層してなる燃料電池本
体に反応ガスとして供給し発電を行わせる燃料電池発電
装置の遮断弁開閉試験方法において、予め前記各遮断弁
の開閉試験の試験間隔または試験時刻を設定し、前記試
験間隔または試験時刻に基づく試験時に、前記遮断弁の
うちその時点で閉じている遮断弁に対して開閉を指令
し、前記指令を受けた遮断弁の実際の開閉を示す信号に
よりその開閉が正常か否かを判定するよう構成した。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明は、燃料切替を実際に行わ
ず、定期的且つ自動的に燃料切替用遮断弁の開閉試験を
瞬時的に行い、燃料電池発電装置の燃料切替機能の正常
動作を確認することを最も主要な特徴とするものであ
り、従来の技術とは、発電に使用している燃料以外の燃
料の燃料切替用遮断弁の開閉を、その時点で使用してい
る燃料で燃料電池発電装置の発電を継続しながら定期的
に自動で動作させ、燃料切替用遮断弁の開閉が正常に行
われたことを信号で検出することによって燃料電池発電
装置の燃料切替機能の異常の有無を確認する点が異な
る。以下に詳しく説明する。
【0043】第1図は、本発明のひとつの実施の形態の
燃料電池発電装置の構成を示す系統図である。第2図で
説明したものと同一のものには同一の符号を付してその
詳しい説明は省略する。
【0044】本発明の実施の形態では、第2図に示した
制御装置16に対して、その制御部16aと比較演算部
16bに加えて、タイマ16c、遮断弁開閉試験用制御
部16d、遮断弁開閉試験用比較演算部16eを追加し
て設け、さらに遮断弁B2にその遮断弁の実際の開閉動
作時に開閉信号を発生する遮断弁開閉信号発信器20を
追加して設けると共に、遮断弁B3にその遮断弁の実際
の開閉動作時に開閉信号を発生する遮断弁開閉信号発信
器21を追加して設ける。そして、制御装置16により
燃料電池発電装置の発電動作中に燃料切替試験を行う場
合に、遮断弁B2または遮断弁B3のうち、その時点で
閉じているいずれか−方の開閉試験を定期的自動的に実
施する。遮断弁開閉信号発信器20,21としては、遮
断弁の機械的な動きに応じて接点がオン/オフするマイ
クロスイッチ、あるいは遮断弁の開閉動作時の振動を検
知するセンサ等を使用する。
【0045】タイマ16cには、予め遮断弁開閉試験の
試験間隔または日時を設定記憶させておく。遮断弁開閉
試験用制御部16dは、タイマ16cに設定記憶した試
験間隔の経過後、または試験日時に到達した後に、遮断
弁B2と遮断弁B3のうち、その時点で閉じている遮断
弁に制御信号を送信し、遮断弁の開閉試験を行う。
【0046】すなわち、都市ガスG1で燃料電池発電装
置の発電を行っている場合には、その時点で閉じている
遮断弁B3に制御信号dを送信して遮断弁B3の開閉試
験を行い、プロパンガスG2で燃料電池発電装置の発電
を行っている場合には、その時点で閉じている遮断弁B
2に制御信号aを送信して遮断弁B2の開閉試験を行
う。
【0047】遮断弁B2の開閉が正常に行われた場合に
は、遮断弁B2の遮断弁開閉信号発信器20から遮断弁
開閉信号Jが遮断弁開閉試験用比較演算部16eに送信
される。また、遮断弁B3の開閉が正常に行われた場合
には、遮断弁B3の遮断弁開閉信号発信器21から遮断
弁開閉信号Kが遮断弁開閉試験用比較演算部16eに送
信される。したがって、この開閉信号Jまたは開閉信号
Kによって、燃料切替機能の異常の有無が判定される。
【0048】以上では2種類の燃料の間で燃料切替を行
う燃料電池発電装置の場合について説明したが、3種類
以上の燃料の間で燃料切替を行う燃料電池発電装置の場
合も同様である。この場合は、試験対象となる遮断弁が
2以上となるので、例えば予め定めた順序でその試験を
行う。
【0049】この遮断弁開閉試験では、常用燃料での運
転中に非常用燃料への切替を行う遮断弁を開閉しても、
その開閉は瞬間的であるので、過剰の燃料の供給はほと
んどなく、燃料発電装置の運転に悪影響を及ぼすことは
ほとんどない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
燃料切替を実際に行うことなく、定期的且つ自動的に燃
料電池発電装置の燃料切替機能の正常動作を確認できる
ので、試験時に燃料切替機能が万一正常に動作しなくて
も、試験を行ったことによって、燃料電池発電装置によ
る発電が停止する恐れがなく、また、稼働をかけずに簡
単に燃料電池発電装置の燃料切替機能の異常の有無を知
ることが可能となり、さらに、異常がある場合には燃料
切替の必要性が生じる前に修理・交換等の対策を施すこ
とにより信頼性の高い燃料電池発電装置によるエネルギ
ー供給システムが実現されるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一つの実施の形態の燃料電池発電装
置の構成を示す系統図である。
【図2】 従来の燃料電池発電装置の構成を示す系統図
である。
【符号の説明】 1:気化器、2:脱硫装置、3:エジェクタ、4:改質
装置、4a:改質部、4b:改質バーナ、5:シフトコ
ンバータ、6:空気ブロア、7:リン酸型燃料電池本
体、7a:燃料極、7b:酸化剤極、7c:電解質、
8:変換装置、9:凝縮器、10:気水分離器、10
a:ヒータ、11:ヒータ電源、12:蒸発器、13:
排熱利用システム、14:ポンプ、15:補給水ポン
プ、16:制御装置、16a:制御部、16b:比較演
算部、16c:タイマ、16d:遮断弁開閉試験用制御
部、16e:遮断弁開閉試験用比較演算部、17:リサ
イクル配管、18:燃料極排ガス配管、19:負荷、2
0、21:遮断弁開閉信号発信器、G1:都市ガス、G
2:プロパンガス、G2’:液化プロパンガス、B1〜
B5:遮断弁、S1:圧力センサ、S2,S3:液面セ
ンサ、S4,S5:温度センサ、S6:圧力センサ、S
7:電圧センサ、S8:電流センサ、S9,S10:流
量センサ、C1〜C6:流量制御弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料極と酸化剤極とが電解質を挟んで配
    置されたセルを複数組積層してなる燃料電池本体と、燃
    料と水蒸気を改質触媒上で反応させて水素リッチガスを
    生成し前記水素リッチガスを前記燃料電池本体に反応ガ
    スとして供給する改質装置を含む燃料改質系と、前記改
    質装置に複数の燃料を供給する燃料供給系と、前記複数
    の燃料を切り替える複数の遮断弁を含む燃料切替手段
    と、全体を制御するための制御系とを有する燃料電池発
    電装置において、 前記各遮断弁に遮断弁開閉信号発信器を具備させ、 前記制御系に、予め前記複数の遮断弁の開閉試験の試験
    間隔または試験時刻が設定記憶されたタイマと、前記タ
    イマに設定記憶された前記試験間隔または試験時刻に基
    づく試験時に前記遮断弁のうちの閉じている遮断弁に制
    御信号を送信し前記閉じている遮断弁の開閉を行う遮断
    弁開閉試験用制御手段と、前記制御信号を送信した遮断
    弁に対応する前記遮断弁開閉信号発信器からの遮断弁開
    閉信号を受信し前記遮断弁の開閉が正常であるか否かを
    判定する遮断弁開閉試験用比較演算手段とを具備させ
    た、 ことを特徴とする燃料電池発電装置。
  2. 【請求項2】複数の遮断弁により複数の燃料のうちの1
    つの燃料を選択して燃料改質系に供給し、前記燃料改質
    系によって前記供給された燃料に水蒸気を加え改質触媒
    上で反応させて水素リッチガスを生成し、該水素リッチ
    ガスを、電解質を挟んで燃料極と酸化剤極とを配置した
    セルを複数組積層してなる燃料電池本体に反応ガスとし
    て供給し発電を行わせる燃料電池発電装置の遮断弁開閉
    試験方法において、 予め前記各遮断弁の開閉試験の試験間隔または試験時刻
    を設定し、前記試験間隔または試験時刻に基づく試験時
    に、前記遮断弁のうちその時点で閉じている遮断弁に対
    して開閉を指令し、前記指令を受けた遮断弁の実際の開
    閉を示す信号によりその開閉が正常か否かを判定するこ
    とを特徴とする燃料電池発電装置の遮断弁開閉試験方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008256536A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流量計測装置
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