JPH11339511A - 自動追尾照明装置 - Google Patents

自動追尾照明装置

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JPH11339511A
JPH11339511A JP10144918A JP14491898A JPH11339511A JP H11339511 A JPH11339511 A JP H11339511A JP 10144918 A JP10144918 A JP 10144918A JP 14491898 A JP14491898 A JP 14491898A JP H11339511 A JPH11339511 A JP H11339511A
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JP
Japan
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lighting
target
image
irradiation area
illumination
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Application number
JP10144918A
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English (en)
Inventor
Eiichi Fukui
栄一 福井
Minoru Yoshida
稔 吉田
Juichi Kawashima
寿一 川島
Kenichi Hagio
健一 萩尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主に、他の照射エリアを担当する照明器具群
のスポット照明を利用できるようにする。 【解決手段】 撮像した映像から目標物を識別する画像
認識手段1と、画像認識手段1で識別した目標物の位置
座標Xman を算出する位置座標演算手段2と、位置座標
演算手段2から入力された目標物の位置座標Xman を基
にして、照明器具群4のスポット照明を目標物に向ける
照明追尾制御を行う照明制御装置3とを複数組備える自
動追尾照明装置10であって、各組の照明制御装置3は
通信ネットワークをなし、照明制御装置3は、対応する
照明器具群4以外の照明器具群4を選択する旨の外部入
力を受けると、外部入力により選択された照明器具群4
を遠隔制御可能するモードで動作するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホテル、旅館、結
婚式場などの、宴会場やホールなど、特に、間仕切りに
よって複数の照射エリアに分割したり、複数の照射エリ
アが連設する状態から間仕切りを撤去して大部屋にする
ような、大中規模の照明空間において、場内を移動する
出演者などの目標物を自動的に追尾してスポット照明を
投光する自動追尾照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13を用いて従来の自動追尾照明装置
を説明する。図13は従来の自動追尾照明装置を示す説
明図である。
【0003】自動追尾照明装置10は、画像認識手段1
と、位置座標演算手段2と、照明器具群3と、照明制御
装置4とを複数組備える。
【0004】画像認識手段1は、撮像カメラとモニター
を備え、撮像した映像を画像処理して目標物を識別す
る。位置座標演算手段2は、画像認識手段1の画像処理
結果を基にして目標物の存在位置を算出する。照明器具
群3は、位置座標演算手段2から入力された目標物の位
置座標を基にして、照明器具群4のスポット照明を、目
標物に向けさせる。
【0005】このような画像認識手段1と、位置座標演
算手段2と、照明器具群3と、照明制御装置4とは、ホ
テル、旅館、結婚式場などの、宴会場やホールなど、特
に、間仕切りによって複数の照射エリアに分割したり、
複数の照射エリアが連設する状態から間仕切りを撤去し
て大部屋にするような、大中規模の照明空間において、
使用される。
【0006】すなわち、照射エリアAには、画像認識手
段1Aと、位置座標演算手段2Aと、照明器具群3A
と、照明制御装置4Aとが設置されている。照射エリア
Bには、画像認識手段1Bと、位置座標演算手段2B
と、照明器具群3Bと、照明制御装置4Bとが設置され
ている。照射エリアCには、画像認識手段1Cと、位置
座標演算手段2Cと、照明器具群3Cと、照明制御装置
4Cとが設置されている。
【0007】このように照射エリアA、B、Cのそれぞ
れに、画像認識手段1と、位置座標演算手段2と、照明
器具群3と、照明制御装置4とが1組ずつ備えられ、各
照射エリア毎に、照明器具群4のスポット照明を目標物
に向けさせるような、照明追尾制御を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の自動追尾照明装置においては、画像認識手
段1と、位置座標演算手段2と、照明器具群3と、照明
制御装置4とが、1組ずつ各照射エリア毎に独立制御す
るものであるため、複数の小部屋が連設する状態から間
仕切りを撤去して大部屋にした状態で、或る組が故障し
て動作しなくなってしまうと、他の照射エリアを担当す
る画像認識手段1と、位置座標演算手段2と、照明器具
群3と、照明制御装置4とを、代替として使用すること
はできなかった。
【0009】また、画像認識手段1で捕捉した目標物の
撮像映像は、他の画像認識手段1のモニターでみること
ができないので、目標物が複数の照射エリアにわたって
移動する場合には、一箇所の画像認識手段1だけでは、
目標物の撮像映像を継続してみることはできず、照明器
具群4のスポット照明が目標物に向いているか否かを継
続して確認することが難しかった。
【0010】さらに、照明追尾制御を複数の照射エリア
にわたって行っている場合、例えば目標物が照射エリア
Aから照射エリアBに移動すると、照明器具群3Aのス
ポット照明が照射エリアAと照射エリアBとの境界に位
置したまま消灯せず、演出上見苦しいという問題点があ
った。
【0011】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、他の
照射エリアを担当する照明器具群のスポット照明を利用
でき、複数の照射エリアにわたって移動するスポット照
明を一箇所の画像認識手段だけでモニタでき、複数の照
射エリアの境界に到達したスポット照明の点滅制御が行
える自動追尾照明装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にあ
っては、撮像した映像から目標物を識別する画像認識手
段と、この画像認識手段で識別した目標物の位置座標を
算出する位置座標演算手段と、この位置座標演算手段か
ら入力された目標物の位置座標を基にして、照明器具群
のスポット照明を目標物に向ける照明追尾制御を行う照
明制御装置とを複数組備える自動追尾照明装置であっ
て、各組の照明制御装置は通信ネットワークをなし、前
記照明制御装置は、対応する照明器具群以外の照明器具
群を選択する旨の外部入力を受けると、外部入力により
選択された照明器具群を遠隔制御可能とする動作するこ
とを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の自動追尾照明装置において、前記画像認識手段
は、撮像画像を表示する画像表示手段を各組毎に備え、
撮像画像の送出先を、対応する画像表示手段以外の画像
表示手段に切り換え可能に設けたことを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明にあっては、請求項2
記載の自動追尾照明装置において、前記画像認識手段
は、撮像した映像から目標物を識別すると、目標物を捕
捉した撮像画像を、全ての画像表示手段に表示させるも
のであることを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
乃至3記載の自動追尾照明装置において、前記照明制御
装置は、目標物の位置座標が所定の照射エリアから外れ
ると、対応する照明器具群を消灯するものであることを
特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明にあっては、請求項1
乃至3記載の自動追尾照明装置において、前記照明制御
装置は、目標物の位置座標が所定の照射エリアの外に位
置する場合には、対応する照明器具群を消灯し、目標物
の位置座標が所定の照射エリアに位置する場合には、対
応する照明器具群のスポット照明を目標物に向ける照明
追尾制御を行うものであることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動追尾照明
装置の第1の実施の形態を図1乃至図5に基づいて、第
2の実施の形態を図6に基づいて、第3の実施の形態を
図7および図8に基づいて、第4の実施の形態を図9に
基づいて、第5の実施の形態を図10乃至図12に基づ
いてそれぞれ詳細に説明する。
【0018】[第1の実施の形態]図1は自動追尾照明
装置を説明するブロック図である。図2は照射エリアに
いる目標物の照明追尾制御のシーケンスをあらわす説明
図である。図3は他の照射エリアにいる目標物の照明追
尾制御のシーケンスをあらわす説明図である。図4は宴
会場など間仕切りによって小部屋と大部屋とに切り換え
変更可能な複数の照射エリアを座標系とともに示す説明
図である。図5は間仕切りによって制限される領域境界
の範囲に関するデータをあらわすデータテーブルの説明
図である。
【0019】自動追尾照明装置10は、各種スタジオ、
劇場、ホ−ル、宴会場等に設置され、出演者の立ち位置
やテ−ブル位置などの照射目標位置と照明パタ−ン径、
色、図柄等を照明演出する装置である。自動追尾照明装
置10は、画像認識手段1と、位置座標演算手段2と、
照明器具群3と、照明制御装置4とを複数組備える。
【0020】画像認識手段1は、撮像カメラとモニター
を備え、撮像した映像を画像処理して目標物を識別す
る。位置座標演算手段2は、画像認識手段1の画像処理
結果を基にして目標物の存在位置を算出する。照明器具
群3は、位置座標演算手段2から入力された目標物の位
置座標を基にして、照明器具群4のスポット照明を、目
標物に向けさせる。
【0021】このような画像認識手段1と、位置座標演
算手段2と、照明器具群3と、照明制御装置4とは、ホ
テル、旅館、結婚式場などの、宴会場やホールなど、特
に、間仕切りによって複数の照射エリアに分割したり、
複数の照射エリアが連設する状態から間仕切りを撤去し
て大部屋にするような、大中規模の照明空間において、
使用される。
【0022】すなわち、照射エリアAには、画像認識手
段1Aと、位置座標演算手段2Aと、照明器具群3A
と、照明制御装置4Aとが設置されている。照射エリア
Bには、画像認識手段1Bと、位置座標演算手段2B
と、照明器具群3Bと、照明制御装置4Bとが設置され
ている。照射エリアCには、画像認識手段1Cと、位置
座標演算手段2Cと、照明器具群3Cと、照明制御装置
4Cとが設置されている。
【0023】また、画像認識手段1A、1B、1Cは、
画像出力が画像切り換え装置5に入力される。画像切り
換え装置5は、入力画像を画像認識手段1A、1B、1
Cの各モニターに選択的に出力し映し出すことが可能な
装置である。
【0024】照明制御装置4A、4B、4C、画像切り
換え装置5は、通信ネットワークをなし、伝送制御装置
6によってマルチドロップのバス型伝送方式の通信が可
能である。伝送制御装置6は、照明制御装置4Aに対応
する伝送制御装置6A、照明制御装置4Bに対応する伝
送制御装置6B、照明制御装置4Cに対応する伝送制御
装置6C、画像切り換え装置5に対応する伝送制御装置
6Dがそれぞれ用意されている。
【0025】このように照射エリアA、B、Cのそれぞ
れに、画像認識手段1と、位置座標演算手段2と、照明
器具群3と、照明制御装置4とが1組ずつ備えられ、照
明器具群4のスポット照明を目標物に向けさせるよう
な、照明追尾制御を行う。
【0026】図2を用いて照射エリアAにいる目標物を
照明器具群3Aで照射する制御のシーケンスを、図3を
用いて照射エリアBまたはCにいる目標物を照明器具群
3Aで照射する制御のシーケンスを、それぞれ説明す
る。
【0027】図2に示すように、画像認識手段1Aが照
射エリアA内の目標物を画像に捕捉すると、位置座標演
算手段2Aが目標物の3次元位置座標を算出する(ステ
ップ100)。照明制御装置4Aは、目標物の3次元位
置座標を基にして、照明器具群3Aの照射方向や照射パ
ターン径(照射スポット径)を算出し(ステップ11
0)、照明器具群3Aのスポット照明を目標物に向ける
照明追尾制御を行う(ステップ120)。
【0028】また、位置座標演算手段2Aが、画像認識
手段1Aの画像に捕捉した目標物が照射エリアBにいる
とわかったら(ステップ101)、照明制御装置4A
は、伝送制御装置6Aから伝送制御装置6Bへ制御依頼
の旨の送信を行う。伝送制御装置6Bは、伝送制御装置
6Aから、制御依頼の旨の信号を受信すると、照明制御
装置4Bに照明器具群3Bを制御させる旨の指令を出
す。照明制御装置4Bは、照射エリアBにいる目標物を
画像に捕捉し、位置座標演算手段2Bで目標物の3次元
位置座標を算出して、照明器具群3Bの照射方向や照射
パターン径(照射スポット径)を算出し(ステップ10
2)、照明器具群3Bのスポット照明を目標物に向ける
照明追尾制御を行う(ステップ103)。要するに、目
標物が照射エリアA、B、Cのどのエリアにいるかに応
じて、照明器具群3A、3B、3Cのどれを動作するか
を決定するのである。また、照明器具群3A、3B、3
Cのどれを動作するかを決定する演算のかわりに、照明
制御装置3に操作者によるキーイン入力があって、対応
する照明器具群4以外の照明器具群4を選択する旨の外
部入力を受けると、上記同様に照明器具群3A、3B、
3Cの切り換えをするものであってもよい。
【0029】なお、照射エリアA、B、Cの境界につい
ては、宴会場に図4に示すようなXY直交座標系を設定
する。説明を簡単化するためにX軸方向だけについて説
明すると、照射エリアAの最端部であるエリア最小X座
標をXmin 、照射エリアA、Bの境界である間仕切りX
座標1をXm1、照射エリアB、Cの境界である間仕切り
X座標2をXm2、照射エリアCの最端部であるエリア最
大X座標をXMAX と表現し、目標物の位置座標(一次
元)をXman と表現する。エリア最小X座標Xmi n 、間
仕切りX座標1Xm1、間仕切りX座標2Xm2、エリア最
大X座標XMAX は、いずれも予め決められた値であり、
図5に示すデータテーブルに記憶されている。位置座標
演算手段2は、図5のデータテーブルを参照して、X
min ≦Xman<Xm1ならば宴会場1エリア(照射エリア
A)に、Xm1≦Xman <Xm2ならば宴会場2エリア(照
射エリアB)に、Xm2≦Xman <XMAX ならば宴会場3
エリア(照射エリアC)に、目標物が存在する、と判断
する。
【0030】従って、撮像した映像から目標物を識別す
る画像認識手段1と、画像認識手段1で識別した目標物
の位置座標Xman を算出する位置座標演算手段2と、位
置座標演算手段2から入力された目標物の位置座標X
man を基にして、照明器具群4のスポット照明を目標物
に向ける照明追尾制御を行う照明制御装置3とを複数組
備える自動追尾照明装置10であって、各組の照明制御
装置3は通信ネットワークをなし、照明制御装置3は、
対応する照明器具群4以外の照明器具群4を選択する旨
の外部入力を受けると、外部入力により選択された照明
器具群4を遠隔制御可能するモードで動作するため、他
の照射エリアを担当する画像認識手段1と、位置座標演
算手段2と、照明器具群3と、照明制御装置4とを、代
替として使用することができる。
【0031】また、画像認識手段1が撮像画像を表示す
る画像表示手段(モニタ)を各組毎に備え、画像切り換
え装置5を設けて、撮像画像の送出先を、対応する画像
表示手段以外の画像表示手段に切り換え可能にしたた
め、操作者が一箇所の画像認識手段1だけをみて、目標
物の撮像映像を継続してみることができ、照明器具群4
のスポット照明が目標物に向いているか否かを継続して
確認することが可能になる。
【0032】また、画像認識手段1は、撮像した映像か
ら目標物を識別すると、目標物を捕捉した撮像画像を、
全ての画像表示手段に表示させるものであっても、勿論
かまわない。このようにすれば、画像認識手段1A、1
B、1Cのいずれででも、目標物を捕捉した撮像画像を
みることができる。
【0033】[第2の実施の形態]図6は、照射エリア
に関わらず予め指定した照明器具群3によって目標物の
照明追尾を行う制御のシーケンスをあらわす説明図であ
る。なお、前述の第1の実施の形態と同一の箇所には同
じ符号を付し、同一の箇所の詳細な説明は省略する。こ
の第2の実施の形態の自動追尾照明装置が前述の第1の
実施の自動追尾照明装置と異なり特徴となる構成は、目
標物の照明追尾を行う照明器具群3が、照射エリアに関
わらず予め指定されている点である。
【0034】図6に示すように、図3のステップ101
にて、目標物の照明追尾を行う照明器具群3を、照明器
具群3Bや照明器具群3Cに切り換えずに、照明器具群
3Aを継続して使用する。照明器具群3Aは、照射エリ
アAのみでなく、照射エリアBにも、また照射エリアC
にも、照射スポットを向けることができるように、照射
方向の可動範囲をさらに広い範囲になるように設計して
おく必要がある。
【0035】このようにすれば、他の照射エリアを担当
する画像認識手段1と、位置座標演算手段2と、照明器
具群3と、照明制御装置4とを、代替として使用するこ
とはできないが、複数の照射エリアにわたって、目標物
の照明追尾を行うことができる。
【0036】[第3の実施の形態]図7は目標物が宴会
場1エリア(照射エリアA)から宴会場2エリア(照射
エリアB)に移動する様子を示す平面図で、図8は図7
の目標物移動に伴い画像表示手段(モニタ)の切り換え
を行う制御のシーケンスをあらわす説明図である。な
お、前述の第1の実施の形態と同一の箇所には同じ符号
を付し、同一の箇所の詳細な説明は省略する。この第3
の実施の形態の自動追尾照明装置が前述の第1の実施の
自動追尾照明装置と異なり特徴となる構成は、画像表示
手段(モニタ)の表示を、目標物移動に伴い自動切り換
えするようにした点である。
【0037】いま、図7に示すように、目標物が宴会場
1エリア(照射エリアA)の地点P1から宴会場2エリ
ア(照射エリアB)の地点P2に至るまで移動するもの
とする。伝送制御装置6Aは、位置座標演算手段2Aが
算出する目標物の3次元位置座標が宴会場1エリア(照
射エリアA)の範囲にある限りは(上記ステップ10
1)、画像認識手段1Aの撮像映像をそのモニタに出力
させ、上記ステップ102、103と同様の制御を行
う。上記ステップ100と同様に目標物の3次元位置座
標の算出を行い、位置座標演算手段2Aが算出する目標
物の3次元位置座標が宴会場2エリア(照射エリアB)
の範囲に移ったことを確認すると(ステップ130)、
伝送制御装置6Aは、伝送制御装置6Dへ、画像切り換
え装置5を制御して画像認識手段1Bの撮像映像を画像
認識手段1Aに送ってほしい旨の信号を、送信する。同
信号を受信すると、伝送制御装置6Dは、画像切り換え
装置5の入出力端子の接続切り換えを行い、画像認識手
段1Bの撮像映像を画像認識手段1Aのモニタでみれる
ようにする(ステップ131)。
【0038】このようにすれば、一箇所の画像認識手段
1の画像表示手段(モニタ)の表示を、目標物移動に伴
い目標物を常に画像内に捕捉できるように自動切り換え
することができる。
【0039】[第4の実施の形態]図9は目標物移動に
伴い照明器具群3を、照明器具群3Bや照明器具群3C
に切り換える制御のシーケンスをあらわす説明図であ
る。なお、前述の第1の実施の形態と同一の箇所には同
じ符号を付し、同一の箇所の詳細な説明は省略する。こ
の第4の実施の形態の自動追尾照明装置が前述の第1の
実施の自動追尾照明装置と異なり特徴となる構成は、目
標物が照射エリアAから照射エリアBに移動する際に、
照明器具群3Aを消灯するようにした点である。
【0040】伝送制御装置6Aは、位置座標演算手段2
Aが算出する目標物の3次元位置座標が宴会場1エリア
(照射エリアA)の範囲にある限りは(上記ステップ1
01)、照明器具群3Aを使って照射スポットを目標に
向けるようにして、上記ステップ102、103と同様
の制御を行う。
【0041】上記ステップ100と同様に目標物の3次
元位置座標の算出を行い、位置座標演算手段2Aが算出
する目標物の3次元位置座標が宴会場2エリア(照射エ
リアB)の範囲に移ったことを確認すると(ステップ1
40)、照明制御装置4Aは照明器具群3Aを消灯し
(ステップ141)、伝送制御装置6Aは、伝送制御装
置6Bへ、照明制御装置4Bを制御して照明器具群3B
による照射スポット追尾制御を開始するよう依頼する旨
の信号を、送信する。同信号を受信すると、伝送制御装
置6Bは、照明制御装置4Bを制御して、照明器具群3
Bによる照射スポット追尾制御を開始させる。照明制御
装置4Bは、照明器具群3Bの照射方向や照射パターン
径(照射スポット径)を算出し(ステップ142)、照
明器具群3Bのスポット照明を目標物に向ける照明追尾
制御を行う(ステップ143)。
【0042】従って、照明制御装置4Aは、目標物の位
置座標が所定領域から外れると、対応する照明器具群3
Aを消灯するものであるため、照明器具群3Aのスポッ
ト照明が照射エリアAと照射エリアBとの境界に位置し
たまま消灯しないことを自動的に解消でき、演出上見苦
しくなくなる。
【0043】[第5の実施の形態]図10は照射エリア
Aと照射エリアBとにわたって移動する場合を示す模式
的平面図、図11は照射エリアAと照射エリアBとの境
界付近でのスポット照明の移動を示す説明図である。図
12は照射エリアAと照射エリアBとの境界付近でのス
ポット照明の点滅制御をあらわす説明図である。なお、
前述の第4の実施の形態と同一の箇所には同じ符号を付
し、同一の箇所の詳細な説明は省略する。この第5の実
施の形態の自動追尾照明装置が前述の第4の実施の自動
追尾照明装置と異なり特徴となる構成は、目標物が照射
エリアAから照射エリアBに一旦出ていくと照明器具群
3Aを消灯し且つ照明器具群3Bを点灯し、目標物が照
射エリアBから照射エリアAに戻ってくると、照明器具
群3Aを点灯し且つ照明器具群3Bを消灯するようにし
た点である。
【0044】図10に示すように、目標物が、宴会場1
エリア(照射エリアA)の地点P1から宴会場2エリア
(照射エリアB)の地点P2に至るまで移動し、さらに
宴会場1エリア(照射エリアA)の地点P3に移動する
ものとする。ここで、図11に示すように、照明器具群
3Aを点灯したままスポット照明の動きが止まると、演
出上非常に見苦しく、好ましくない。また、同状態から
目標物が再び照射エリアAに入ってくると、目標物の出
入りの点は必ずしも一致せず、それまで点灯状態で停止
していた照明器具群3Aのスポット照明がいきなり場所
をかえて追尾を開始するので、これも演出上見苦しく、
好ましくない。
【0045】そこで、本実施例では、図12に示すよう
に、照明制御装置4Aは、目標物の位置座標が照射エリ
アAに位置する場合には、照明器具群3Aを消灯し、目
標物の位置座標が照射エリアBに位置する場合には、照
明制御装置4Bを介して、照明器具群3Bのスポット照
明を目標物に向ける照明追尾制御を行う。しかも、目標
物が照射エリアAから照射エリアBに移動したことを確
認すると、照明器具群3Aを消灯し、伝送制御装置6A
から伝送制御装置6Bへ送信を行い、照明制御装置4B
に、照明器具群3Bのスポット照明追尾制御を行わせ
る。また、照明制御装置4Bは、目標物が照射エリアB
から照射エリアAに移動したことを確認すると、照明器
具群3Bを消灯し、伝送制御装置6Bから伝送制御装置
6Aへ送信を行い、照明制御装置4Aに、照明器具群3
Aのスポット照明追尾制御を行わせる。このような制御
は照射エリアCを含んでも、上記同様に行われる。
【0046】従って、目標物が照射エリアAから照射エ
リアBに一旦出ていくと照明器具群3Aを消灯し且つ照
明器具群3Bを点灯し、目標物が照射エリアBから照射
エリアAに戻ってくると、照明器具群3Aを点灯し且つ
照明器具群3Bを消灯するようにしたため、照明器具群
3のスポット照明が照射エリアAと照射エリアBとの境
界に位置したまま消灯しないことを自動的に解消できる
のみでなく、スポット照明の切り換えを行えて、演出上
見苦しくなくなる。
【0047】
【発明の効果】本発明は、請求項1記載の発明にあって
は、撮像した映像から目標物を識別する画像認識手段
と、この画像認識手段で識別した目標物の位置座標を算
出する位置座標演算手段と、この位置座標演算手段から
入力された目標物の位置座標を基にして、照明器具群の
スポット照明を目標物に向ける照明追尾制御を行う照明
制御装置とを複数組備える自動追尾照明装置であって、
各組の照明制御装置は通信ネットワークをなし、照明制
御装置は、対応する照明器具群以外の照明器具群を選択
する旨の外部入力を受けると、外部入力により選択され
た照明器具群を遠隔制御可能とする動作モードで動作す
るため、他の照射エリアを担当する画像認識手段と、位
置座標演算手段と、照明器具群と、照明制御装置とを、
代替として使用することができる。
【0048】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、画像認識手段は、撮像画像
を表示する画像表示手段を各組毎に備え、撮像画像の送
出先を、対応する画像表示手段以外の画像表示手段に切
り換え可能に設けたため、操作者が一箇所の画像認識手
段だけをみて、目標物の撮像映像を継続してみることが
でき、照明器具群のスポット照明が目標物に向いている
か否かを継続して確認することが可能になる。
【0049】請求項3記載の発明にあっては、請求項2
記載の発明の効果に加えて、画像認識手段は、撮像した
映像から目標物を識別すると、目標物を捕捉した撮像画
像を、全ての画像表示手段に表示させるものであるた
め、いずれの画像認識手段ででも、目標物を捕捉した撮
像画像をみることができる。
【0050】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
乃至3記載の発明の効果に加えて、照明制御装置は、目
標物の位置座標が所定領域から外れると、対応する照明
器具群を消灯するものであるため、照明器具群のスポッ
ト照明が所定の照射エリアと他の所定の照射エリアとの
境界に位置したまま消灯しないことを自動的に解消で
き、演出上見苦しくなくなる。
【0051】請求項5記載の発明にあっては、請求項1
乃至3記載の発明の効果に加えて、照明制御装置は、目
標物の位置座標が所定の照射エリアの外に位置する場合
には、対応する照明器具群を消灯し、目標物の位置座標
が所定の照射エリアに位置する場合には、対応する照明
器具群のスポット照明を目標物に向ける照明追尾制御を
行うものであるため、照明器具群のスポット照明が所定
の照射エリアと所定の照射エリアの外との境界に位置し
たまま消灯しないことを自動的に解消できるのみでな
く、スポット照明の切り換えを行えて、演出上見苦しく
なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動追尾照明装置の第1の実施の形態
に係るブロック図である。
【図2】同上の照射エリアにいる目標物の照明追尾制御
のシーケンスをあらわす説明図である。
【図3】同上の他の照射エリアにいる目標物の照明追尾
制御のシーケンスをあらわす説明図である。
【図4】同上の宴会場など間仕切りによって小部屋と大
部屋とに切り換え変更可能な複数の照射エリアを座標系
とともに示す説明図である。
【図5】同上の間仕切りによって制限される領域境界の
範囲に関するデータをあらわすデータテーブルの説明図
である。
【図6】本発明の自動追尾照明装置の第2の実施の形態
に係る制御のシーケンスをあらわす説明図である。
【図7】本発明の自動追尾照明装置の第3の実施の形態
に係る図で、目標物が宴会場1エリア(照射エリアA)
から宴会場2エリア(照射エリアB)に移動する様子を
示す平面図である。
【図8】図7の目標物移動に伴い画像表示手段(モニ
タ)の切り換えを行う制御のシーケンスをあらわす説明
図である。
【図9】本発明の自動追尾照明装置の第4の実施の形態
に係る図で、目標物移動に伴い制御対象の照明器具群
を、適切な照明器具群に切り換える制御のシーケンスを
あらわす説明図である。
【図10】本発明の自動追尾照明装置の第5の実施の形
態に係る図で、照射エリアAと照射エリアBとにわたっ
て移動する場合を示す模式的平面図である。
【図11】同上の照射エリアAと照射エリアBとの境界
付近でのスポット照明の移動を示す説明図である。
【図12】同上の照射エリアAと照射エリアBとの境界
付近でのスポット照明の点滅制御をあらわす説明図であ
る。
【図13】従来の自動追尾照明装置を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1(1A、1B、1C) 画像認識手段 2(2A、2B、2C) 位置座標演算手段 3(3A、3B、3C) 照明器具群 4(4A、4B、4C) 照明制御装置 10 自動追尾照明装置 Xman 目標物の位置座標(一次
元)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩尾 健一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像した映像から目標物を識別する画像
    認識手段と、この画像認識手段で識別した目標物の位置
    座標を算出する位置座標演算手段と、この位置座標演算
    手段から入力された目標物の位置座標を基にして、照明
    器具群のスポット照明を目標物に向ける照明追尾制御を
    行う照明制御装置とを複数組備える自動追尾照明装置で
    あって、各組の照明制御装置は通信ネットワークをな
    し、前記照明制御装置は、対応する照明器具群以外の照
    明器具群を選択する旨の外部入力を受けると、外部入力
    により選択された照明器具群を遠隔制御可能とする動作
    モードで動作することを特徴とする自動追尾照明装置。
  2. 【請求項2】 前記画像認識手段は、撮像画像を表示す
    る画像表示手段を各組毎に備え、撮像画像の送出先を、
    対応する画像表示手段以外の画像表示手段に切り換え可
    能に設けたことを特徴とする請求項1記載の自動追尾照
    明装置。
  3. 【請求項3】 前記画像認識手段は、撮像した映像から
    目標物を識別すると、目標物を捕捉した撮像画像を、全
    ての画像表示手段に表示させるものであることを特徴と
    する請求項2記載の自動追尾照明装置。
  4. 【請求項4】 前記照明制御装置は、目標物の位置座標
    が所定の照射エリアから外れると、対応する照明器具群
    を消灯するものであることを特徴とする請求項1乃至3
    記載の自動追尾照明装置。
  5. 【請求項5】 前記照明制御装置は、目標物の位置座標
    が所定の照射エリアの外に位置する場合には、対応する
    照明器具群を消灯し、目標物の位置座標が所定の照射エ
    リアに位置する場合には、対応する照明器具群のスポッ
    ト照明を目標物に向ける照明追尾制御を行うものである
    ことを特徴とする請求項1乃至3記載の自動追尾照明装
    置。
JP10144918A 1998-05-26 1998-05-26 自動追尾照明装置 Pending JPH11339511A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010054203A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具
CN108652678A (zh) * 2018-03-13 2018-10-16 北京峰誉科技有限公司 一种自动跟踪尿液的方法及装置
JP2019160477A (ja) * 2018-03-09 2019-09-19 Necプラットフォームズ株式会社 照射対象決定装置、照明制御システム、方法およびプログラム

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CN108652678B (zh) * 2018-03-13 2024-05-17 上海科勒电子科技有限公司 一种自动跟踪尿液的方法及装置

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