JP2007013306A - 遠隔制御方法及びその遠隔制御装置 - Google Patents

遠隔制御方法及びその遠隔制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リモコン端末を使用することなく、手の合図等により被制御機器を遠隔制御する。
【解決手段】使用者をリモコン装置1のCCDカメラ61で撮影し、使用者の開始指示動作や選択指示動作を画像処理回路62で判定し、メニュー画面を、プロジェクタ51により、使用者の近傍の壁等へ投影する。このメニュー画面に対して、使用者が被制御機器(例えば、テレビ)を選択指示すると、この指示をCCDカメラ61で撮影し、指示内容を画像処理回路62で判定し、テレビ制御用リモコン端末の操作面を、プロジェクタ51により、壁等へ投影する。この投影された操作面上の操作ボタンを使用者が選択指示すると、この指示をCCDカメラ61で撮影し、指示内容を画像処理回路62で判定する。この判定結果に基づき、赤外発光素子7からテレビ制御用赤外光が発信され、これがテレビの赤外受光部により受光され、テレビが動作する。
【選択図】図1

Description

本発明は、遠隔制御端末(リモートコントロール端末、以下「リモコン端末」という。)を持つことなく、被制御機器(例えば、テレビジョン受像機、ビデオ録音装置、DVD(Digital Versatile Disc;CD(Compact Disc)、HD(Hard Disc))録画装置、空調機、照明装置、セキュリティ装置等)を任意の場所から遠隔制御できる遠隔制御方法、及びその遠隔制御装置(リモートコントロール装置、以下「リモコン装置」という。)に関するものである。
従来、被制御機器の遠隔制御においては、各被制御機器に対応したリモコン端末を用いて、被制御機器毎にスイッチのオン/オフ並びに機能制御を行っている。例えば、テレビジョン(以下「テレビ」という。)番組を録画する際には、テレビ受像機用のリモコン端末を用いて、テレビ受像機をオン状態にしてチャンネル選択を行った後に、ビデオ録画装置用のリモコン端末に持ち替えて、ビデオ録画装置をオン状態にして録画機能の選択を行う。この際、リモコン端末を持ち替えずに制御できるように、テレビ用とビデオ用のリモコン端末を一体化したものも現存する。
又、一般に、ディジタル情報家電(マルチメディア系の家庭内情報機器をディジタル技術を用いて従来の家電製品なみに手軽に扱えるようにしたもの)等で採用されているように、複数の被制御機器を有線、或いは無線によりネットワーク(通信回路網)化して、例えば、セットトップボックス(set−top box、マルチメディア通信サービスにおいていわゆるインタラクティブ・テレビを利用する際に必要になるもの)と称する処理制御部を1個設けることにより、ネットワーク上の被制御機器を一括管理する手法も存在する。
更に、セットトップボックスを用いたネットワークシステムにおいては、セットトップボックスをインターネット等に接続し、それぞれの被制御機器に適した情報を、その被制御機器に装備された表示部に表示する機能が備わっている場合がある。その他、2足歩行ロボットに代表される自走式ロボットによる被制御機器制御も提案されている。
この種のリモコン装置に関連する文献としては、例えば、次のようなものがある。
特開2004−363930(図1、図2)
この特許文献1の図1及び図2には、テレビ受像機と、このテレビ受像機を遠隔制御するリモコン端末とからなるテレビ放送受信システムの技術が記載されている。この技術では、電子番組表情報に基づいて生成した番組情報一覧画面を、リモコン端末から壁等の投影面に投影表示すると共に、その番組情報一覧画面上でカーソルによって選択された番組情報についての詳細情報を、リモコン端末に設けられた詳細情報表示画面に表示している。これにより、テレビ受像機によるテレビ映像の表示を妨げることなく、テレビ映像、番組情報一覧画面及び詳細情報を同時に表示し、電子番組表画面の使い勝手を向上させている。
しかしながら、従来の遠隔制御方法やリモコン装置では、例えば、次の(a)〜(f)のような課題があった。
(a) 例えば、テレビ受像機とビデオ録画装置の2つを制御する際には、テレビ受像機用とビデオ録画装置用の2個のリモコン端末を、常に側に置いて置き、それぞれを制御するために、リモコン端末を持ち替える必要が生じる。テレビ用とビデオ用のリモコン端末を一体化したものは、その負担を軽減するためのものであるが、この場合には、一体化していないリモコン端末に比べて、大型化し、重くなる。又、一体化したリモコン端末では、テレビとビデオの複数機能を識別するためにプッシュボタンが多くなり、使用する際に煩雑になる。更に、一体化したリモコン端末でも、端末の数は少なくなるが、常に側に置いておかなければならないという問題は、解消できない。
(b) 前記(a)の例は、テレビ受像機とビデオ録画装置の組み合わせについてのみであるが、他の被制御機器や情報家電装置も併せて制御する場合には、問題は更に深刻化する。
(c) 例えば、セットトップボックスと称する処理制御部を1個設けることにより、ネットワーク上の被制御機器を一括管理する手法においては、ネットワーク上の各被制御機器は、セットトップボックスに対応した規格で統一されていることが必要になる。従って、この規格が統一されて普及するまでは、製造メーカの異なる被制御機器間を同一ネットワークに設置することができない場合が生じ、使用者にとって、被制御機器購入の選択肢が著しく狭められる。更に、従来型の被制御機器ではネットワーク対応仕様になっていないものが多く、このような従来型被制御機器を有している場合には、製造メーカが同一であったとしても、新たに設けられたネットワークに接続することが困難になる。
(d) セットトップボックスを用いたネットワークシステムにおいても、利用者は、セットトップボックスを制御するための端末を、常に側に置いておかなければならないという既述の問題を有している。
(e) セットトップボックスをインターネット等に接続し、それぞれの被制御機器に適した情報を、その被制御機器に装備された表示部に表示する機能においては、セットトップボックスで一旦情報を格納した後に、改めてセットトップボックスから各被制御機器に送信し、その後に各被制御機器の表示部に表示されるという手順が取られている。このように通信が2段階になっており、セットトップボックスに情報の受信と送信機能が必要であるばかりでなく、各被制御機器にも情報の受信機能が必要になり、機構が複雑になる。一方、被制御機器間の通信で必要となるアドレスの数についても、セットトップボックスだけでなく、セットトップボックスからの発信を受信する各被制御機器にもアドレスを振り当てる必要が生じ、アドレスの数が増大するという問題が生じる。このことは、セットトップボックスを介さずに、各被制御機器を直接インターネットに接続する手法をとる場合には、より深刻である。
(f) 各被制御機器に装備された表示部は、一般に小さく、インターネット等からの多くの情報や静止画像、動画像をこの表示部に一度に表示することは困難であり、表示できたとしても、小さな画面では使用者にとって見づらく、その情報を見ながら作業をする上で大きな支障を来す。これを解決するために、特許文献1の技術を利用して、リモコン端末に表示部を設けてこれに情報や静止画像、動画像を表示させたり、或いは、リモコン端末にプロジェクタを設けてその情報等を壁等の投影面に拡大表示することも考えられる。しかし、リモコン端末を常に側においておかなければならないので、不便であり、その上、リモコン端末にプロジェクタを設けるとなると、リモコン端末が大型化して重くなり、使い勝手が悪い。
このように、従来の技術では、未だ技術的に十分満足のゆく遠隔制御方法やリモコン装置を提供することが困難であった。
前記課題を解決するために、本発明の遠隔制御方法では、第1の撮影処理、第1の判定処理、第1の投影処理、第2の撮影処理、第2の判定処理、第2の投影処理、第3の撮影処理、第3の判定処理、及び、発信処理を行う。
前記第1の撮影処理では、使用者の動きを追尾する追尾手段の追尾結果に応答して、撮影方向を前記使用者に向けた撮影手段により、前記使用者の開始指示動作を撮影して第1の受像画像を出力する。前記第1の判定処理では、前記第1の受像画像に基づき、判定手段により、前記開始指示動作の内容を判定して第1の判定結果を出力する。前記第1の投影処理では、前記追尾結果に応答して投影方向を前記使用者の方向に向けた投影手段により、前記第1の判定結果に基づき、操作信号の受信により所定の動作を行う被制御機器を選択するためのメニュー画像を、前記使用者の近傍の投影面に投影する。前記第2の撮影処理では、前記撮影手段により、前記メニュー画像内での前記使用者の選択指示動作を撮影して第2の受像画像を出力する。前記第2の判定処理では、前記第2の受像画像に基づき、前記判定手段により、前記メニュー画像内での前記使用者の選択指示箇所を判定して第2の判定結果を出力する。
前記第2の投影処理では、前記第2の判定結果に基づき、前記投影手段により、前記メニュー画像内の前記選択指示箇所に対応する前記被制御機器の機能を選択するための機能選択画像を前記投影面に投影する。前記第3の撮影処理では、前記撮影手段により、前記機能選択画像内での前記使用者の選択指示動作を撮影して第3の受像画像を出力する。前記第3の判定処理では、前記第3の受像画像に基づき、前記判定手段により、前記機能選択画面内での前記使用者の選択指示箇所を判定して第3の判定結果を出力する。更に、前記発信処理では、前記第3の判定結果に基づき、発信手段から、前記機能選択画面内の前記選択指示箇所に対応する前記操作信号を前記選択された被制御機器へ発信して所定の動作を行わせる。
本発明の他の遠隔制御方法では、記憶処理、第1の撮影処理、第1の判定処理、第1の投影処理、第2の撮影処理、第2の判定処理、第2の投影処理、第3の撮影処理、第3の判定処理、及び、発信処理を行う。
前記記憶処理では、操作信号の受信により所定の動作を行う被制御機器を選択するためのメニュー画像のデータ、及び前記被制御機器の機能を選択するための機能選択画像のデータを、制御手段により予め記憶手段に記憶しておく。前記第1の撮影処理では、使用者の動きを追尾する追尾手段の追尾結果に応答して、撮影方向を前記使用者に向けた撮影手段により、前記使用者の開始指示動作を撮影して第1の受像画像を出力する。前記第1の判定処理では、前記第1の受像画像に基づき、判定手段により、前記開始指示動作の内容を判定して第1の判定結果を出力する。前記第1の投影処理では、前記記憶されたメニュー画面のデータを前記制御手段により読み出し、前記追尾結果に応答して投影方向を前記使用者の方向に向けた投影手段により、前記第1の判定結果に基づき、前記読み出されたメニュー画像を前記使用者の近傍の投影面に投影する。前記第2の撮影処理では、前記撮影手段により、前記メニュー画像内での前記使用者の選択指示動作を撮影して第2の受像画像を出力する。
前記第2の判定処理では、前記第2の受像画像に基づき、前記判定手段により、前記メニュー画像内での前記使用者の選択指示箇所を判定して第2の判定結果を出力する。前記第2の投影処理では、前記記憶された機能選択画面のデータを前記制御手段により読み出し、前記第2の判定結果に基づき、前記投影手段により、前記メニュー画像内の前記選択指示箇所に対応する前記読み出された機能選択画像を前記投影面に投影する。前記第3の撮影処理では、前記撮影手段により、前記機能選択画像内での前記使用者の選択指示動作を撮影して第3の受像画像を出力する。前記第3の判定処理では、前記第3の受像画像に基づき、前記判定手段により、前記機能選択画面内での前記使用者の選択指示箇所を判定して第3の判定結果を出力する。更に、前記発信処理では、前記第3の判定結果に基づき、発信手段から、前記機能選択画面内の前記選択指示箇所に対応する前記操作信号を前記選択された被制御機器へ発信して所定の動作を行わせる。
本発明のリモコン装置では、使用者の動きを追尾して追尾結果を出力する追尾手段と、撮影手段と、判定手段と、投影手段と、発信手段とを備えている。
前記撮影手段は、前記追尾結果に応答して撮影方向を前記使用者に向け、前記使用者の開始指示動作を撮影して第1の受像画像を出力し、操作信号の受信により所定の動作を行う被制御機器を選択するためのメニュー画像内での前記使用者の選択指示動作を撮影して第2の受像画像を出力し、前記メニュー画像内での前記使用者の選択指示箇所に対応する前記被制御機器の機能を選択するための機能選択画像内での前記使用者の選択指示動作を撮影して第3の受像画像を出力するものである。前記判定手段は、前記第1の受像画像に基づいて前記開始指示動作の内容を判定して第1の判定結果を出力し、前記第2の受像画像に基づいて前記メニュー画像内での前記選択指示箇所を判定して第2の判定結果を出力し、前記第3の受像画像に基づいて前記機能選択画面内での前記使用者の選択指示箇所を判定して第3の判定結果を出力するものである。
前記投影手段は、前記追尾結果に応答して投影方向を前記使用者の方向に向け、前記第1の判定結果に基づいて前記メニュー画像を前記使用者の近傍の投影面に投影し、前記第2の判定結果に基づいて前記機能選択画像を前記投影面に投影するものである。更に、前記発信手段は、前記第3の判定結果に基づいて、前記機能選択画面内の前記選択指示箇所に対応する前記操作信号を前記選択された被制御機器へ発信するものである。
本発明の他のリモコン装置では、操作信号の受信により所定の動作を行う被制御機器を選択するためのメニュー画像のデータ、及び前記被制御機器の機能を選択するための機能選択画像のデータを記憶する記憶手段と、使用者の動きを追尾して追尾結果を出力する追尾手段と、撮影手段と、判定手段と、投影手段と、発信手段とを備えている。
前記撮影手段は、前記追尾結果に応答して撮影方向を前記使用者に向け、前記使用者の開始指示動作を撮影して第1の受像画像を出力し、前記記憶手段から読み出された前記メニュー画面のデータにおける前記メニュー画像内での前記使用者の選択指示動作を撮影して第2の受像画像を出力し、前記記憶手段から読み出された前記機能選択画像のデータにおいて前記メニュー画像内での前記使用者の選択指示箇所に対応する前記機能選択画像内での前記使用者の選択指示動作を撮影して第3の受像画像を出力するものである。前記判定手段は、前記第1の受像画像に基づいて前記開始指示動作の内容を判定して第1の判定結果を出力し、前記第2の受像画像に基づいて前記メニュー画像内での前記選択指示箇所を判定して第2の判定結果を出力し、前記第3の受像画像に基づいて前記機能選択画面内での前記使用者の選択指示箇所を判定して第3の判定結果を出力するものである。
前記投影手段は、前記追尾結果に応答して投影方向を前記使用者の方向に向け、前記第1の判定結果に基づいて前記メニュー画像を前記使用者の近傍の投影面に投影し、前記第2の判定結果に基づいて前記機能選択画像を前記投影面に投影するものである。更に、前記発信手段は、前記第3の判定結果に基づいて、前記機能選択画面内の前記選択指示箇所に対応する前記操作信号を前記選択された被制御機器へ発信するものである。
本発明によれば、各被制御機器に対応したリモコン端末を側に置いておく必要がなくなり、複数のリモコン端末を持ち替える必要がないという効果が生じ、又、複雑なプッシュボタンを押す必要がないという効果が生じる。更に、これらの効果は、制御対象となる被制御機器の数がどれだけ増えても、同様に発現させることができる。
又、本発明によれば、規格が統一されていない異なる製造メーカによる被制御機器であっても、或いは、ネットワーク対応仕様でない従来型の被制御機器であっても、すべて1個の被制御機器リモコン装置に、利用者が簡単に登録することができる。
更に、本発明によれば、被制御機器リモコン装置をインターネット等に接続することにより、各被制御機器に適した情報を、各被制御機器の側の任意の場所に直接投影表示することができる。即ち、被制御機器リモコン装置には、情報の受信機能のみの付加で済み、従来のセットトップボックスを用いたネットワークシステムで問題となる、セットトップボックスへの情報の受信と送信機能の付加並びに各被制御機器への情報の受信機能の付加という問題が解消できる。従って、機構が簡単になり、有線配線等の敷設が不要であり、操作信号として例えば赤外線を使用すれば、人体への悪影響を完全に否定できていないマイクロ波が飛び交うこともない。又、情報の投影の大きさは、拡大縮小が可能であり、使用者にとって最も見易い大きさが選択できる。
本発明の最良の形態の遠隔制御方法では、第1の撮影処理、第1の判定処理、第1の投影処理、第2の撮影処理、第2の判定処理、第2の投影処理、第3の撮影処理、第3の判定処理、及び、発信処理を行う。
先ず、前記第1の撮影処理において、使用者の動きを追尾する追尾手段の追尾結果に応答して、撮影方向を前記使用者に向けた撮影手段(例えば、ビデオカメラ等)により、前記使用者の開始指示動作を撮影して第1の受像画像を出力する。前記第1の判定処理において、前記第1の受像画像に基づき、判定手段により、前記開始指示動作の内容を判定して第1の判定結果を出力する。前記第1の投影処理において、前記追尾結果に応答して投影方向を前記使用者の方向に向けた投影手段(例えば、画像プロジェクタ等)により、前記第1の判定結果に基づき、操作信号(例えば、電波、超音波、赤外線等)の受信により所定の動作を行う被制御機器を選択するためのメニュー画像を、前記使用者の近傍の投影面に投影する。
前記第2の撮影処理において、前記撮影手段により、前記メニュー画像内での前記使用者の選択指示動作を撮影して第2の受像画像を出力する。前記第2の判定処理において、前記第2の受像画像に基づき、前記判定手段により、前記メニュー画像内での前記使用者の選択指示箇所を判定して第2の判定結果を出力する。前記第2の投影処理において、前記第2の判定結果に基づき、前記投影手段により、前記メニュー画像内の前記選択指示箇所に対応する前記被制御機器の機能を選択するための機能選択画像を前記投影面に投影する。
前記第3の撮影処理において、前記撮影手段により、前記機能選択画像内での前記使用者の選択指示動作を撮影して第3の受像画像を出力する。前記第3の判定処理において、前記第3の受像画像に基づき、前記判定手段により、前記機能選択画面内での前記使用者の選択指示箇所を判定して第3の判定結果を出力する。その後、前記発信処理において、前記第3の判定結果に基づき、発信手段から、前記機能選択画面内の前記選択指示箇所に対応する前記操作信号を前記選択された被制御機器へ発信して所定の動作を行わせる。
(実施例1の外観)
図2は、本発明の実施例1を示すリモコン装置の概略の外観図である。
このリモコン装置1は、例えば部屋の天井等に取り付けられる台座2を有している。台座2には、サーボモータ3により回転する回転軸4が取り付けられ、この回転軸4に電子部品収納用の第1回転体5が装着され、更にこの下に電子部品収納用の第2回転体6が装着されている。第1回転体5及び第2回転体6は、室内を見渡せる位置に配置され、回転軸4により、例えば、左右に±180°の角度でそれぞれ独立に往復回転する構造になっている。第1回転体5の側面には、発信手段(例えば、赤外発光ダイオード、赤外レーザダイオード等の赤外発光素子)7が取り付けられている。第2回転体6の側面には、投影手段(例えば、画像プロジェクタ)のズームレンズ8と、撮影手段(例えば、ビデオカメラの1つである電荷結合素子(以下「CCD」という。)カメラ)のズームレンズ9と、受信手段(例えば、赤外フォトダイオード等の赤外受光素子)10とが取り付けられている。これらの第1回転体5及び第2回転体6は、電気配線11を介して、装置制御パネル12に接続されている。装置制御パネル12は、電子部品回路等を収納するものであり、室内又は室外に設置されている。
図3は、図2のリモコン装置1の設置例を示す概略の斜視図である。
図2のリモコン装置1の台座2は、例えば、部屋20の天井20aに取り付けられる。部屋20の床20c上には被制御機器(例えば、テレビ受像機21)が設置され、更に、部屋20の壁20bに他の被制御機器(例えば、空調機22)が取り付けられている。テレビ受像機21には受信手段(例えば、赤外受光部)21aが設けられ、テレビ用リモコン端末から送信された操作信号(例えば、テレビ制御用赤外線)をその赤外受光部21aにより受光して電源のオン/オフ、チャンネル切り替え等が遠隔制御されるようになっている。同様に、空調機22にも受信手段(例えば、赤外受光部)22aが設けられ、空調機用リモコン端末から発信された操作信号(例えば、空調機制御用赤外線)をその赤外受光部22aにより受光して電源のオン/オフ、運転モード切り替え等が遠隔制御されるようになっている。
本実施例1の特徴は、各リモコン端末により遠隔制御されるテレビ受像機21及び空調機22を、リモコン端末を使用しないで、共通のリモコン装置1により遠隔制御することである。そのため、予め記憶処理により、各リモコン端末の操作面とこの操作面上における各操作ボタン機能とをリモコン装置1に記憶すると共に、被制御対象となるテレビ受像機21及び空調機22の位置をリモコン装置1に登録しておく。
そして使用時において、使用者23をリモコン装置1のズームレンズ9を通してCCDカメラで撮影し、その使用者23の開始指示動作や選択指示動作を自動的に判定し、メニュー画面を、画像プロジェクタのズームレンズ8を通して使用者23の近傍の投影面(例えば、壁)20bへ投影する。このメニュー画面からなる投影画像24に対して、使用者23が所望の被制御機器(例えば、テレビ受像機21)を選択指示すると、この指示をズームレンズ9を通してCCDカメラで撮影し、指示内容を自動的に判定し、テレビ制御用リモコン端末の操作面を、プロジェクタのズームレンズ8を通して壁20bへ投影する。この操作面からなる投影画像24上の操作ボタン(例えば、動作開始ボタン)を使用者23が選択指示すると、この指示をズームレンズ9を通してCCDカメラで撮影し、指示内容を自動的に判定する。この判定結果に基づき、赤外発光素子7から動作開始の操作信号(例えば、テレビ制御用赤外光)c1が発信され、これがテレビ受像機21の赤外受光部21aにより受光され、テレビ受像機21が動作を開始する。
又、投影画像24上に空調機制御用リモコン端末の操作面が映し出されている場合、使用者23が操作ボタン(例えば、動作開始ボタン)を選択指示すると、この指示に基づき、赤外発光素子7から動作開始の操作信号(例えば、空調機制御用赤外光)c2が発信され、これが空調機22の赤外受光部22aにより受光され、空調機22が動作を開始するようになっている。
(実施例1の回路構成)
図1は、本発明の実施例1を示す図2のリモコン装置1の概略の回路構成図である。
このリモコン装置1は、装置全体を制御する制御部30と、この制御部30によりアクセス(リード/ライト)されるメモリ36と、赤外光発光部40と、画像投影部50と、画像受像・処理部60と、赤外光受光部70とにより構成され、これらの制御部30、赤外光発光部40、画像投影部50、画像受像・処理部60、及び赤外光受光部70が、マルチバスライン37により相互に接続されている。
制御部30は、装置制御パネル12内に収容され、記憶手段(例えば、高速記憶装置)31、制御手段(例えば、中央処理装置(以下「CPU」という。))32、回転駆動制御回路33、及び通信手段(例えば、通信制御回路)34により構成され、これらがマルチバスライン37に接続されている。CPU32には、装置制御パネル12内に収容されたメモリ36が接続され、更に、通信制御回路34に、インターネット等の通信回線35が接続されている。
高速記憶装置31は、例えば、メニュー画像と、画像受像・処理部60中の画像受像部から取り込んだ各被制御機器の機能選択画像である例えばリモコン端末表面画像と、この機能選択画像内の各選択ボタン画像に対応した赤外光照射パルス信号の情報と、部屋20内の被制御機器の位置等とを、データベースとして記憶する不揮発性記憶装置により構成されている。CPU32は、高速記憶装置31をアクセスして装置全体の処理順序をマルチバスライン37を通してプログラム制御するものである。このCPU32に接続されたメモリ36は、CPU32で各種の制御を行う際に、処理待ちの信号を一時待機させるためのものであり、マルチバスライン37を通して、高速記憶装置31を使用するよりも高速のリード/ライトが要求され、又、一時待機の場合のように、敢えて高速記憶装置31に記憶させる必要がない場合に用いられる。
回転駆動制御回路33は、CPU32の制御により、サーボモータ3により回転駆動される回転軸4を介して第1回転体5及び第2回転体6の回転角度を制御する回路である。この回転駆動制御回路33により、例えば、使用者23を追尾する際には、画像受像・処理部60から得られる使用者23の移動に関する信号に基づいて、CPU32が回転角度を算出し、この回転角度だけ第2回転体6を回転するようにサーボモータ3を制御する。又、赤外光発光部40からの赤外光によるパルス信号を、被制御機器に向けて照射する際には、予め高速記憶装置31にデータベースとして記憶させてある被制御機器の位置に対応した角度と現在角度との差が、CPU32から指示され、その角度差だけ第1回転体5が回転するようにサーボモータ3を制御する。
通信制御回路34は、インターネットや屋内ローカル・エリア・ネットワーク(以下「LAN」という。)等の通信回線35に対する通信を制御する回路であり、例えば、遠隔地や他の部屋等で、定期的にlogファイルを閲覧することにより、本実施例1のリモコン装置1が行った被制御機器に対する制御を知ることができる。これにより、例えば、被制御機器のスイッチの切り忘れが判明した場合に、遠隔地や他の部屋等から、CPU32を作動させて、その被制御機器に対して赤外光発光部40からスイッチオフのための赤外光パルス信号を発信することにより、その被制御機器のスイッチを切ることができる。
赤外光発光部40は、第1回転体5の側面に取り付けられた赤外発光素子7と、装置制御パネル12内に収容され、その赤外発光素子7に与えるパルスを発生するパルス発生回路41とにより構成され、このパルス発生回路41がマルチバスライン37に接続されている。この赤外光受光部40では、画像投影部50から投影された機能選択画像に対して、使用者23が指示した機能に対応したパルス信号に関する情報を、CPU32の指示に従ってパルス発生回路41に送り、赤外発光素子7から赤外光パルス信号を、対応する被制御機器に向けて発信する。
画像投影部50は、第2回転体6の側面に取り付けられたズームレンズ8と、第2回転体6内に収容され、そのズームレンズ8へ投影像を入射するプロジェクタ51と、装置制御パネル12内に収容され、そのプロジェクタ51をマルチバスライン37に接続するためのプロジェクタインタフェース52とにより構成されている。この画像投影部50では、プロジェクタインタフェース52を介して受け取ったCPU32の指示に従い、高速記憶装置31にデータベースとして記憶させてあるメニュー画像又は機能選択画像をプロジェクタ51からズームレンズ8を通して投影する。プロジェクタ51は、第2回転体6内に収容されており、この第2回転体6内に設けられたCCDカメラ61、及び第2回転体6の側面に取り付けられた赤外受光素子10と一体を成して回転する。
画像受像・処理部60は、第2回転体6の側面に取り付けられたズームレンズ9と、第2回転体6内に収容され、そのズームレンズ9を通して使用者23を撮影するCCDカメラ61と、装置制御パネル12内に収容され、そのCCDカメラ61で撮影した画像の処理を行う画像処理回路62とにより構成され、この画像処理回路62がマルチバスライン37に接続されている。
赤外光受光部70は、第2回転体6の側面に取り付けられた赤外受光素子10と、第2回転体6内に収容され、その赤外受光素子10の出力パルスを増幅する増幅器(以下「アンプ」という。)71と、装置制御パネル12内に収容され、そのアンプ71で増幅されたパルスを解析するパルス解析回路72とにより構成され、このパルス解析回路72がマルチバスライン37に接続されている。各被制御機器に対応してそれぞれ独立したリモコン端末があり、更に、各リモコン端末には、多くの機能に対応した選択ボタンがある。この選択ボタン毎に、送信される赤外光パルス信号が異なる。赤外光受光部70において、赤外受光素子10により、各リモコン端末の各選択ボタンからの赤外光パルス信号を受光し、この赤外受光素子10から出力される光電流をアンプ71で増幅した後、これをパルス解析回路72によりパルス解析を行い、CPU32の指示に従って、そのパルス信号に関する情報を高速記憶装置31に記憶させるようになっている。
特に、本実施例1の画像受像・処理部60では、以下のような追尾手段及び判定手段としての機能を有している。
画像受像・処理部60は、使用者23の動きを追尾し(追尾手段としての機能)、或いは、画像投影部50から投影された画像に対して使用者23が何を指示しているかを判定する(判定手段としての機能)。
使用者23の動きを追尾する際には、例えば、時間的に隣接する画像における画素間の差を取ることにより、変化する画素部分の水平方向の中間点が、常に画像の中央に来るように、CCDカメラ61を回転する。変化する画素がなくなれば(静止状態)、CCDカメラ61の回転を止め、この位置で待機させる。
本実施例1のリモコン装置1では、CCDカメラ61が使用者23の動きを常に追尾している。使用者23の動きを追尾する方法には、例えば、次のような2通りの方法(i)、(ii)がある。
(i) 追尾方法1
図4(a)〜(c)は、図1のリモコン装置1の追尾方法1を詳細に示す受像画像図である。
CCDカメラ61が、ある一定の時間間隔で、使用者23の画像を取り込む。そして、画像処理回路62及びCPU32の処理により、画素毎に、変化している部分を任意に2画素抽出し、この2つの画素間の中間にCCDカメラ61が向くように角度を調整する。例えば、或る時刻Tに使用者23の画像23a−1が取り込まれ(図4(a))、それから一定の時刻t後の時刻(T+t)に((図4(b))、使用者23の画像23a−2が取り込まれた場合について説明する。
画素毎に変化している部分を抽出すると(図4(c))、A,B,C,D,Eで囲まれた領域23a−3の画素が、時刻Tと時刻(T+t)の間で変化している。従って、画素間の差を、受像画像23a−1,23a−2の上側の行から順に抽出していくと、変化した画素として、先ずAが抽出でき、続いてBが抽出でき、その行の最後にCが抽出できる。この場合に、CCDカメラ61が向く角度は、画素AとBの中間でも、或いは画素AとCの中間でもよい。又は、画素間の差を、受像画像23a−1,23a−2の下側の行から順に抽出していき、例えば、画素DとEの中間でもよい。一旦、変化している部分を任意に2画素抽出できたら、その後の抽出はすべて中止し、CCDカメラ61を2画素の中点まで回転させ、この位置で、次の画像を受像する。これにより、画素間の比較をして、変化している画素の抽出をする時間が大幅に短縮できる。以上を繰り返し行う。変化している画素を任意の位置で最初に抽出できた2画素を基準にして、即座にCCDカメラ61をその2画素の中点まで回転させることを繰り返すことにより、極めて迅速な追尾ができる。そして、最終的に、追尾している使用者23がドアから部屋20を出ていけば、変化する画素がなくなるため、CCDカメラ61は、そのドアを向いたままで待機することになり、以後、そのドアから使用者23が入ってくれば、再び画素が変化し始め、追尾を再開する。
(ii) 追尾方法2
使用者23が、赤外光を照射する携帯型端末を用いて、必要なときにリモコン装置1に向けて照射する。すると、リモコン装置1のCCDカメラ61が、赤外光が照射された方角に回転する。この場合、赤外光を照射する携帯型端末は、赤外光を照射するボタン1個のみでよく、通常の被制御機器付属の専用端末のようにチャンネルや音量等のボタンが必要ではなく、著しく小型化できる。例えば、ペン型やペンダント型にすることもできる。
次に、本実施例1の画像受像・処理部60において、画像投影部50から投影されたメニュー画像や機能選択画像に対して、使用者23がどのメニュー又はどの機能を選択指示しているかについての判定方法を説明する。
使用者23がどのメニュー又はどの機能を選択指示しているかについて判定する際には、例えば、画像の比較照合を行う。即ち、高速記憶装置31にデータベースとして記憶させてある、使用者23が選択指示する前のメニュー画像又は機能選択画像と、CCDカメラ61により受像された、使用者23が選択指示しているメニュー画像又は機能選択画像とを、それぞれ比較照合することにより、画素間の差を取り、使用者23の指がメニュー画像又は機能選択画像内で選択指示している箇所を特定し、この特定箇所が意味するメニューや機能の情報をCPU32に送る。
CCDカメラ61のズームレンズ9は、画像投影部50におけるプロジェクタ51のズームレンズ8と連動することができ、又、プロジェクタ51がメニュー画像又は機能選択画像を投影している際には、CCDカメラ61は、常にプロジェクタ51と一体又は決められた相対位置に持ってくることができるので、プロジェクタ51の投影画像24の大きさに関する情報を織り込んだ形で受像することができる。これにより、画像処理において、画像切り出し処理の段階を省略でき、画像処理を高速化できる。
図5は、図1中のCCDカメラ61及び画像処理回路62を示す概略の回路構成図である。
画像処理回路62は、例えば、CCDカメラ61に接続されたカメラインタフェース62aと、マルチバスライン37に接続された処理回路本体62bと、マルチバスライン37に接続された画像メモリ62cとにより構成され、これらのカメラインタフェース62a、処理回路本体62b、及び画像メモリ62cが、高速画像バスライン62dにより相互に接続されている。処理回路本体62bは、例えば、2値化処理回路62b−1、及び比較照合処理回路62b−2により構成されている。
この画像処理回路62では、以下の(a)〜(j)のような画像処理を行う機能を有している。
(a) 使用者23の最初の開始指示動作(手を挙げる等)がCCDカメラ61で受像される。
(b) 受像した画像信号がカメラインタフェース62aに入力され、更に、処理回路本体62bにおいて、使用者23の最初の開始指示動作が確認されれば、CPU32からの指示で、既にデータベースとして持っているメニュー画像データ並びにこの2値化処理後の画像データが、高速記憶装置31から画像メモリ62cへ転送される。同時に、プロジェクタインタフェース52を介して、プロジェクタ51からメニュー画像を投影する。
(c) 使用者23が、メニュー画像内で、目的の被制御機器を選択指示する(指で指し示す)。
(d) CCDカメラ61から受像した画像信号に対して、2値化処理回路62b−1による2値化処理の前処理が行われる。
(e) 得られた前処理画像は、比較照合処理回路62b−2により、既に画像メモリ62cに転送されている元のメニュー画像の2値化処理後の画像データと比較照合される。この処理は、高速画像バスライン62dを通して行われる。
(f) 比較照合処理回路62b−2での比較照合により、画素間の差を取ることにより、使用者23の指の先端が画像内のどの部分を指示しているかを判定する。
(g) 使用者23の指の先端が指示している部分がどの被制御機器に対応しているかを、既に画像メモリ62cへ転送されているデータベースから判定する。
(h) 赤外光発光部40がその被制御機器の設置方向(これは高速記憶装置31にデータベースとして記憶されている)に回転し、その被制御機器に対応した赤外光パルス信号が、赤外発光素子7から発信される。
(i) 次に、機能選択画像が投影される。
(j) 以下、(c)〜(h)と同様である。但し、赤外発光素子7は既に対応する被制御機器の方向を向いているので、回転はもはや不要である。
(本実施例1の遠隔制御方法)
本実施例1では、以下のような、(1)リモコン端末の登録処理(記憶処理)、(2)被制御機器の記憶処理(登録処理)、及び、(3)リモコン装置1の遠隔制御処理、が行われる。
(1) リモコン端末の登録処理(記憶処理)
図6は、リモコン端末の登録処理手順を示すフローチャートである。
使用者23がリモコン端末を登録するための最初の指示動作を行うと(ステップS1)、これがリモコン装置1のズームレンズ9を通してCCDカメラ61で撮影(画像受像)される(ステップS2)。画像処理回路62では、撮影された画像を処理し、使用者23からの「メニュー表示の要求の有無」を判定し(ステップS3)、この判定結果が「要求無し」の時には、登録処理を終了する(ステップS12)。判定結果が「要求有り」の時には、プロジェクタ51からズームレンズ8を通して、メニュー画像24−1からなる投影画像24が、使用者23の近傍の例えば壁20bに投影される(ステップS4)。
使用者23がメニュー画像24−1内で「被制御機器の登録」を指示すると、これがズームレンズ9を通してCCDカメラ61で撮影(画像受像)される(ステップS5)。使用者23が「被制御機器の登録」画面内で機器名を選択指示すると、これがズームレンズ9を通してCCDカメラ61で撮影(画像受像)され、プロジェクタ51からズームレンズ8を通して被制御機器名の一覧画像が投影される。使用者23が一覧画像内で、目的とする被制御機器名を選択指示すると、これがCCDカメラ61で受像され、プロジェクタ51からズームレンズ8を通して、リモコン端末操作「面」の受像に関する画像が投影される。同時に、リモコン端末をCCDカメラ61に向けて示すべき小領域も、例えば、長方形模様で投影される。
使用者23が投影画像24内で、長方形模様の箇所に実際のリモコン端末操作「面」を保持しながら、「登録」を選択指示する。その結果、リモコン端末操作「面」がCCDカメラ61で受像され(ステップS6)、これが画像処理回路62により画像処理された後、高速記憶装置に記憶される(ステップS7)。記憶されたリモコン端末操作「画像」(即ち、機能選択画像24−2)は、プロジェクタ51からズームレンズ8を通して投影される(ステップS8)。
投影された機能選択画像24−2上において、使用者23が、必要な機能を1つずつ指で指示し、その都度、実際のリモコン端末からその機能ボタンを押すことにより、その機能に対応した赤外光パルス信号が、リモコン装置1の赤外受光素子10に向けて発信される。赤外受光素子10により受光された赤外光パルス信号(ステップS9)は、アンプ71で増幅された後、このパルス信号がパルス解析回路72で解析され、データベースとして高速記憶装置31に記憶される。プロジェクタ51からズームレンズ8を通して投影された機能選択画像24−2上のどのボタンが指で指示されたかは、CCDカメラ61により受像され(ステップS9)、画像処理回路62により画像処理された後、高速記憶装置31に記憶される。
その結果、ステップS7において高速記憶装置31に記憶されたリモコン端末操作「面」の画像と合わせて、機能選択画像24−2上のボタンと赤外光パルス信号との対応関係が、データベースとして高速記憶装置31に記憶される(ステップS10)。投影された「被制御機器の登録」画像内で使用者23が終了を指示すると、これがCCDカメラ61で受像され(ステップS11)、登録処理が終了する(ステップS12)。
図7〜図9は、図6の画像処理(メニュー画像24−1内の一部)を示す図であり、その内、図7(a)、(b)、図8(a)、(b)は投影画像24を示す図、及び図9(a)、(b)は受像画像61aを示す図である。
これらの図7〜図9を参照しつつ、図6のステップS6における処理『プロジェクタ51からズームレンズ8を通して、リモコン端末操作「面」の受像に関する画像が投影される。同時に、リモコン端末をCCDカメラ61に向けて示すべき小領域も、例えば、長方形模様で投影される。』について、詳細に説明する。
例えば、メニュー画像24−1の投影画像24が図7(a)、(b)のような表示になっている場合について説明する。プロジェクタ51の画素数は決まっているので、投影画像24の大きさが図7(a)のように拡大、又は図7(b)のように縮小(変化)すると、個々の画素の大きさが変化する。
従って、投影画像24の大きさに関わらず、同じメニューボタン画像内に含まれる画素は、全く同じになる。例えば、図8(a)、(b)において、テレビ受像機のボタン画像24aに含まれる画素は、投影画像24の大きさに関わらず、上から5行目又は6行目の、左から2〜9列目の画素で構成されている。
従って、使用者23がテレビ受像機のボタン画像24aを指で指し示したときは、投影画像24の大きさに関係なく、同じ範囲内の画素を指し示していることになる。
同様のことが、CCDカメラ61についても言える。CCDカメラ61の画素数も、受像画像61aの大きさに関わらず変化せず、個々の画素の大きさのみが変化する。CCDカメラ61は、プロジェクタ51と一体を成して回転するか、或いは分離していても、画像受像・処理の際には、その相対位置関係が一定であることから、常にプロジェクタ51の投影画像24の大きさに関する情報を織り込んだ形で受像することができる。即ち、CCDカメラ61の受像画像61aの大きさを、常に、プロジェクタ51の投影画像24の大きさと同じにすることができる。その結果、CCDカメラ61による受像画像61aについても、図9(a)、(b)に示すように、指で指し示された部分の画素は、受像画像61aの大きさに関係なく、同じ範囲内の画素を指し示していることになる。厳密に言えば、投影画像24の大きさに関わらず、CCDカメラ61内に取り込まれた受像画像61aの大きさというものはもはや意味がなく、画素数のみがその後の処理に関係してくる。
以上のことから、画像の大きさに関係なく、各画素の位置と機能との対応関係をデータベースとして持っていれば、指で指し示している画素の位置が分かれば、その位置の画素に対応した機能制御をすればよい。例えば、図9(a)、(b)のテレビ受像機のボタン画像24a−1の範囲内の画素を指示していれば、次に、テレビ受像機の操作画面(機能選択画像)をプロジェクタ51から投影させることになる。
(2) 被制御機器の登録処理(記憶処理)
図10は、被制御機器の登録処理手順を示すフローチャートである。図11は、図1の赤外発光素子7における回転の機能選択画像24−3を示す図である。
被制御機器の設置位置をリモコン装置1に登録する場合、使用者23が登録のための最初の開始指示動作を行うと(ステップS20)、この画像がズームレンズ9を通してCCDカメラ61で受像される(ステップS21)。CCDカメラ61で受像された画像から、画像処理回路62によって「メニュー表示の要求有り」か否かが判定され(ステップS22)、要求無しの時には、登録処理を終了し(ステップS29)、要求有りの時には、プロジェクタ51からズームレンズ8を通して、使用者23の近傍の例えば壁20bにメニュー画像24−1からなる投影画像24が投影される(ステップS23)。
メニュー画像24−1内において、使用者23が指で目的の被制御機器を指示すると、この画像がCCDカメラ61で受像され(ステップS24)、プロジェクタ51から、指示された被制御機器に関する機能選択画像24−2からなる投影画像24が投影される。機能選択画像24−2内において、使用者23が指で「赤外発光素子の回転」を指示すると、この画像がCCDカメラ61で受像され(ステップS25)、プロジェクタ51から、図11に示すような赤外発光素子7の回転に関する機能選択画像24−3が投影される。
機能選択画像24−3内において、使用者23が回転操作の指示(例えば、「右回り」又は「左回り」)を行うと、この画像がCCDカメラ61で受像され、画像処理回路62の判定処理に基づく回転駆動制御回路33の制御により、サーボモータ3及び回転軸4が動作して第1回転体5のみが回転する。使用者23は目視で、赤外発光素子7が目的の被制御機器に向くまで指示し続けると、赤外発光素子7の向きがその被制御機器に適合する(ステップS26)。
機能選択画像24−3内において、使用者23が「登録」を選択指示すると、この画像がCCDカメラ61で受像され、画像処理回路62の判定処理とCPU32の制御により、赤外発光素子7が目的の被制御機器に向いている回転角度が、高速記憶装置31に記憶される(ステップS27)。その後、機能選択画像24−3内において、使用者23が「終了」を選択指示すると、この画像がCCDカメラ61で受像され(ステップS28)、登録処理が終了する(ステップS29)。
(3) リモコン装置1の遠隔制御処理
図12は、図1のリモコン装置1の遠隔制御処理手順を示すフローチャートである。図13〜図15は、図12の処理を示す図である。
使用者23がリモコン装置1を使用するために手を挙げる等の最初の開始指示動作を行うと(ステップS30)、この画像がズームレンズ9を通してCCDカメラ61で受像される(第1の撮影処理であるステップS31)。CCDカメラ61で受像された画像から、画像処理回路62によって「メニュー表示の要求有り」か否かが判定され(第1の判定処理であるステップS32)、要求無しの時には、処理を終了し(ステップS41)、要求有りの時には、プロジェクタ51からズームレンズ8を通して、使用者23の近傍の例えば壁20bにメニュー画像24−1からなる投影画像24が投影される(第1の投影処理であるステップS33、図12)。
メニュー画像24−1内において、使用者23が指で目的の被制御機器(例えば、テレビ受像機24a−1)を指示すると、この画像がCCDカメラ61で受像され(第2の撮影処理であるステップS34)、画像処理回路62により、「被制御機器の選択有り」か否かが判定される(第2の判定処理であるステップS35)。選択無しの時には、処理を終了し(ステップS41)、選択有りの時には、プロジェクタ51から、選択指示されたテレビ受像機21に関する機能選択画像24−2からなる投影画像24が投影される(第2の投影処理であるステップS36、図14)。機能選択画像24−2内において、使用者23が例えば「チャンネル2」を選択指示すると、この画像がCCDカメラ61で受像されて(第3の撮影処理であるステップS37)、画像処理回路62で判定され(第3の判定処理)、パルス発生回路41により、チャンネル2に対応したパルスが生成される。このパルスにより、チャンネル2を選択するためのテレビ制御用赤外線c1が赤外発光素子7から発信され(発信処理)、これがテレビ受像機21の赤外受光部21aで受信されて2チャンネルテレビ映像が映し出される(ステップS38)。
機能選択画像24−2内において、使用者23が例えば「終了」又は「継続」を指示すると(図15)、この画像がCCDカメラ61で受像され(ステップS39)、画像処理回路62により「終了の指示有り」か否かが判定される(ステップS40)。終了の指示無しの時には、ステップS33へ戻り、終了の指示有りの時には、遠隔制御処理を終了する(ステップS41)。
(本実施例1の効果)
本実施例1では、次の(a)〜(c)のような効果がある。
(a) 各被制御機器に対応したリモコン端末を側に置いておく必要がなくなり、複数のリモコン端末を持ち替える必要がないという効果が生じ、又、複雑なプッシュボタンを押す必要がないという効果が生じる。更に、これらの効果は、被制御機器の数がどれだけ増えても、同様に発現させることができる。
(b) 規格が統一されていない異なる製造メーカによる被制御機器であっても、或いは、ネットワーク対応仕様でない従来型の被制御機器であっても、すべて1台のリモコン装置1に、使用者23が簡単に登録することができる。
(c) 通信制御回路34にインターネット等の通信回線35を接続することにより、各被制御機器に適した情報を、各被制御機器の側の任意の場所に直接投影表示することができる。即ち、リモコン装置1には、情報の受信機能のみの付加で済み、従来のセットトップボックスを用いたネットワークシステムで問題となる、セットトップボックスへの情報の受信と送信機能の付加並びに各被制御機器への情報の受信機能の付加という問題が解消できる。従って、機構が簡単になり、有線配線等の敷設が不要であり、操作信号として赤外線を用いているので、人体への悪影響を完全に否定できていないマイクロ波が飛び交うこともない。又、情報の投影の大きさは、拡大縮小が可能であり、使用者23にとって最も見易い大きさが選択できる。
(実施例2の外観)
図16は、本発明の実施例2を示すリモコン装置1Aの概略の外観図であり、実施例1を示す図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2のリモコン装置1Aでは、実施例1のリモコン装置1にテレビ放送受信機能が付加されている。回転軸4には、第3回転体13が追加され、この第3回転体13が第1回転体5及び第2回転体6とは独立して回転する構造になっている。実施例1では、ズームレンズ8及びプロジェクタ51が第2回転体6に設けられているが、本実施例2では、それを第3回転体13側へ移し、ズームレンズ8を第3回転体13の側面に設けると共に、プロジェクタ51を第3回転体13内に収容している。
(実施例2の回路構成)
図17は、図16のリモコン装置1Aを示す回路構成図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2のリモコン装置1Aでは、実施例1のリモコン装置1にテレビ放送受信回路80及びテレビアンテナ81が追加され、そのテレビ放送受信回路80がマルチバスライン37に接続され、CPU32により制御されるようになっている。テレビ放送受信回路80は、図16の装置制御パネル12内に収容され、画像投影部50と共に映像受信手段を構成している。このテレビ放送受信回路80には、図示しないが、音声信号を受信して音声を出力する音声出力手段(例えば、スピーカ)が接続されている。
画像投影部50は、ズームレンズ8、プロジェクタ51、及びプロジェクタインタフェース52により構成され、CPU32の指示に従い、高速記憶装置31にデータベースとして記憶させてあるメニュー画像又は機能選択画像を投影する機能を有している。プロジェクタ8は、実施例1では、単なるメニュー画像や機能選択画像を表示するために使用しているが、本実施例2では、プロジェクタテレビとして使用するため、CCDカメラ61及び赤外受光素子10とは独立に回転するよう、回転駆動制御回路33により制御される。
(実施例2の作用・効果)
本実施例2のリモコン装置1Aでは、実施例1のリモコン装置1とほぼ同様の作用を行うが、テレビ放送受信回路80が設けられているので、プロジェクタ51からズームレンズ8を通して任意の位置にテレビ映像を投影できる。
なお、本発明は、上記実施例1、2に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次の(i)〜(iii)のようなものがある。
(i) 遠隔制御用の操作信号として赤外線を用いているが、電波、超音波等の他の信号を用いてもよい。
(ii) テレビ放送受信回路80は、例えば、テレビ受像機により構成してもよい。
(iii) リモコン装置1,1Aの外観構造、回路構成、遠隔制御処理等は、図示のものに限定されず、他の要素の付加、或いは他の要素への変更等が可能である。
本発明の実施例1を示す図2のリモコン装置の概略の回路構成図である。 本発明の実施例1を示すリモコン装置の概略の外観図である。 図2のリモコン装置の設置例を示す概略の斜視図である。 図1のリモコン装置の追尾方法1を詳細に示す受像画像図である。 図1中のCCDカメラ及び画像処理回路を示す概略の回路構成図である。 リモコン端末の登録処理手順を示すフローチャートである。 図6の画像処理を示す図である。 図6の画像処理を示す図である。 図6の画像処理を示す図である。 被制御機器の登録処理手順を示すフローチャートである。 図1中の赤外発光素子における回転の機能選択画像を示す図である。 図1のリモコン装置の遠隔制御処理手順を示すフローチャートである。 図12の処理を示す図である。 図12の処理を示す図である。 図12の処理を示す図である。 発明の実施例2を示すリモコン装置の概略の外観図である。 本発明の実施例2を示す図16のリモコン装置の概略の回路構成図である。
符号の説明
1,1A リモコン装置
7 赤外発光素子
8,9 ズームレンズ
10 赤外受光素子
30 制御部
31 高速記憶装置
32 CPU
33 回転駆動制御回路
34 通信制御回路
36 メモリ
40 赤外発光部
50 画像投影部
51 プロジェクタ
60 画像受像・処理部
61 CCDカメラ
70 赤外光受光部

Claims (9)

  1. 使用者の動きを追尾する追尾手段の追尾結果に応答して、撮影方向を前記使用者に向けた撮影手段により、前記使用者の開始指示動作を撮影して第1の受像画像を出力する第1の撮影処理と、
    前記第1の受像画像に基づき、判定手段により、前記開始指示動作の内容を判定して第1の判定結果を出力する第1の判定処理と、
    前記追尾結果に応答して投影方向を前記使用者の方向に向けた投影手段により、前記第1の判定結果に基づき、操作信号の受信により所定の動作を行う被制御機器を選択するためのメニュー画像を、前記使用者の近傍の投影面に投影する第1の投影処理と、
    前記撮影手段により、前記メニュー画像内での前記使用者の選択指示動作を撮影して第2の受像画像を出力する第2の撮影処理と、
    前記第2の受像画像に基づき、前記判定手段により、前記メニュー画像内での前記使用者の選択指示箇所を判定して第2の判定結果を出力する第2の判定処理と、
    前記第2の判定結果に基づき、前記投影手段により、前記メニュー画像内の前記選択指示箇所に対応する前記被制御機器の機能を選択するための機能選択画像を前記投影面に投影する第2の投影処理と、
    前記撮影手段により、前記機能選択画像内での前記使用者の選択指示動作を撮影して第3の受像画像を出力する第3の撮影処理と、
    前記第3の受像画像に基づき、前記判定手段により、前記機能選択画面内での前記使用者の選択指示箇所を判定して第3の判定結果を出力する第3の判定処理と、
    前記第3の判定結果に基づき、発信手段から、前記機能選択画面内の前記選択指示箇所に対応する前記操作信号を前記選択された被制御機器へ発信して所定の動作を行わせる発信処理と、
    を有することを特徴とする遠隔制御方法。
  2. 操作信号の受信により所定の動作を行う被制御機器を選択するためのメニュー画像のデータ、及び前記被制御機器の機能を選択するための機能選択画像のデータを、制御手段により予め記憶手段に記憶しておく記憶処理と、
    使用者の動きを追尾する追尾手段の追尾結果に応答して、撮影方向を前記使用者に向けた撮影手段により、前記使用者の開始指示動作を撮影して第1の受像画像を出力する第1の撮影処理と、
    前記第1の受像画像に基づき、判定手段により、前記開始指示動作の内容を判定して第1の判定結果を出力する第1の判定処理と、
    前記記憶されたメニュー画面のデータを前記制御手段により読み出し、前記追尾結果に応答して投影方向を前記使用者の方向に向けた投影手段により、前記第1の判定結果に基づき、前記読み出されたメニュー画像を前記使用者の近傍の投影面に投影する第1の投影処理と、
    前記撮影手段により、前記メニュー画像内での前記使用者の選択指示動作を撮影して第2の受像画像を出力する第2の撮影処理と、
    前記第2の受像画像に基づき、前記判定手段により、前記メニュー画像内での前記使用者の選択指示箇所を判定して第2の判定結果を出力する第2の判定処理と、
    前記記憶された機能選択画面のデータを前記制御手段により読み出し、前記第2の判定結果に基づき、前記投影手段により、前記メニュー画像内の前記選択指示箇所に対応する前記読み出された機能選択画像を前記投影面に投影する第2の投影処理と、
    前記撮影手段により、前記機能選択画像内での前記使用者の選択指示動作を撮影して第3の受像画像を出力する第3の撮影処理と、
    前記第3の受像画像に基づき、前記判定手段により、前記機能選択画面内での前記使用者の選択指示箇所を判定して第3の判定結果を出力する第3の判定処理と、
    前記第3の判定結果に基づき、発信手段から、前記機能選択画面内の前記選択指示箇所に対応する前記操作信号を前記選択された被制御機器へ発信して所定の動作を行わせる発信処理と、
    を有することを特徴とする遠隔制御方法。
  3. 使用者の動きを追尾して追尾結果を出力する追尾手段と、
    前記追尾結果に応答して撮影方向を前記使用者に向け、前記使用者の開始指示動作を撮影して第1の受像画像を出力し、操作信号の受信により所定の動作を行う被制御機器を選択するためのメニュー画像内での前記使用者の選択指示動作を撮影して第2の受像画像を出力し、前記メニュー画像内での前記使用者の選択指示箇所に対応する前記被制御機器の機能を選択するための機能選択画像内での前記使用者の選択指示動作を撮影して第3の受像画像を出力する撮影手段と、
    前記第1の受像画像に基づいて前記開始指示動作の内容を判定して第1の判定結果を出力し、前記第2の受像画像に基づいて前記メニュー画像内での前記選択指示箇所を判定して第2の判定結果を出力し、前記第3の受像画像に基づいて前記機能選択画面内での前記使用者の選択指示箇所を判定して第3の判定結果を出力する判定手段と、
    前記追尾結果に応答して投影方向を前記使用者の方向に向け、前記第1の判定結果に基づいて前記メニュー画像を前記使用者の近傍の投影面に投影し、前記第2の判定結果に基づいて前記機能選択画像を前記投影面に投影する投影手段と、
    前記第3の判定結果に基づいて、前記機能選択画面内の前記選択指示箇所に対応する前記操作信号を前記選択された被制御機器へ発信する発信手段と、
    を備えたことを特徴とする遠隔制御装置。
  4. 操作信号の受信により所定の動作を行う被制御機器を選択するためのメニュー画像のデータ、及び前記被制御機器の機能を選択するための機能選択画像のデータを記憶する記憶手段と、
    使用者の動きを追尾して追尾結果を出力する追尾手段と、
    前記追尾結果に応答して撮影方向を前記使用者に向け、前記使用者の開始指示動作を撮影して第1の受像画像を出力し、前記記憶手段から読み出された前記メニュー画面のデータにおける前記メニュー画像内での前記使用者の選択指示動作を撮影して第2の受像画像を出力し、前記記憶手段から読み出された前記機能選択画像のデータにおいて前記メニュー画像内での前記使用者の選択指示箇所に対応する前記機能選択画像内での前記使用者の選択指示動作を撮影して第3の受像画像を出力する撮影手段と、
    前記第1の受像画像に基づいて前記開始指示動作の内容を判定して第1の判定結果を出力し、前記第2の受像画像に基づいて前記メニュー画像内での前記選択指示箇所を判定して第2の判定結果を出力し、前記第3の受像画像に基づいて前記機能選択画面内での前記使用者の選択指示箇所を判定して第3の判定結果を出力する判定手段と、
    前記追尾結果に応答して投影方向を前記使用者の方向に向け、前記第1の判定結果に基づいて前記メニュー画像を前記使用者の近傍の投影面に投影し、前記第2の判定結果に基づいて前記機能選択画像を前記投影面に投影する投影手段と、
    前記第3の判定結果に基づいて、前記機能選択画面内の前記選択指示箇所に対応する前記操作信号を前記選択された被制御機器へ発信する発信手段と、
    を備えたことを特徴とする遠隔制御装置。
  5. 映像信号を受信して前記投影手段により任意の位置へ映像を投影して表示させる映像受信手段と、
    音声信号を受信して音声を出力する音声出力手段と、
    を設けたことを特徴とする請求項3又は4記載の遠隔制御装置。
  6. 前記発信手段から発信する前記操作信号は、電波、超音波、又は赤外線であることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の遠隔制御装置。
  7. 前記撮影手段は、ビデオカメラであることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の遠隔制御装置。
  8. 前記投影手段は、画像プロジェクタであることを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の遠隔制御装置。
  9. 前記映像受信手段は、テレビジョン受像機であることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の遠隔制御装置。
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