JPH11339448A - 記録再生装置および方法、並びに提供媒体 - Google Patents

記録再生装置および方法、並びに提供媒体

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JPH11339448A
JPH11339448A JP10140996A JP14099698A JPH11339448A JP H11339448 A JPH11339448 A JP H11339448A JP 10140996 A JP10140996 A JP 10140996A JP 14099698 A JP14099698 A JP 14099698A JP H11339448 A JPH11339448 A JP H11339448A
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Japan
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recording
frame
frames
counting
rec
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JP10140996A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Kumakawa
将由 熊川
Masahiko Nagumo
正彦 南雲
Satoshi Kubota
聡 窪田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ記録スピードのフォーマットを守りな
がら、無記録テープへ直接、1フレーム単位で記録を行
うことを可能とする。 【解決手段】 最初に、12 + αフレームのアセンブルR
ECが行われ、次に、第2フレームF1-2まで記録開始点を
戻して最初の1フレームF1-1だけを残し、アセンブルRE
Cされたデータの第2フレームF1-2から第12フレームF
1-12まで、記録開始点が1フレームずつ進めながら、順
次、1フレームのAVSインサートRECにより記録データが
上書きされていく。第12フレーム目F1-12まで上書き
記録が行われ、第1フレームF1-1乃至第12フレームF1
-12のトラックが形成されると、次に、トラック痩せを
差し引いた分だけ記録開始点が進められ、再び12 + α
フレームのアセンブルRECが行われ、第14フレームF2-
1以降においても同様に、Fi-1乃至Fi-12のトラックが、
順次、形成されていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録再生装置およ
び方法、並びに提供媒体に関し、特に、デジタルビデオ
カセットレコーダの記録動作時において、アセンブルRE
CとAVSインサートRECを適宜組み合わせて使用すること
で、テープ記録スピードのフォーマットを守りながら、
1フレーム単位での記録を可能にした記録再生装置およ
び方法、並びに提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープにビデオ信号を記録または再
生するデジタルビデオカセットレコーダ(以下、DVCRと
称する)において、ビデオ信号を1フレームずつ記録す
る場合、複数フレームを連続記録する場合と同様に、ア
センブルREC(記録)が採用されている。1本の傾斜ト
ラックは、図5に示すように、AUDIO部、VIDEO部、SUBC
ODE部をアフターレコーディングするためのクロック精
度の基準信号が配置されるITI(Insert and Track Info
rmation)部、オーディオデータが配置されるAUDIO部、
ビデオデータが配置されるVIDEO部、およびサブコード
が配置されるSUBCODE部から構成されており、アセンブ
ルRECでは、これらの各部が全て新規に記録される。
【0003】アセンブルRECで、データが1フレーム
(10本の傾斜トラック:SD,525-60システム)単位で
繰り返し記録された場合、磁気テープ上の記録トラック
パターンは図5に示すようになる。すなわち、各フレー
ムのトラックを、前のフレームのトラックに連続する位
置に形成するため、つなぎ撮りが行われる。アセンブル
RECでつなぎ撮りが行われる場合、実際に記録が開始さ
れる前に、前のフレームのトラックが再生され、その助
走区間では、AUDIO部とVIDEO部でATF(Automatic Track
Finding)エラーがサンプリングされ、ATFサーボによ
りトラッキングがかけられる。その後、つなぎ撮り動作
(実際の記録動作)に移行すると、トラッキング制御は
行われない。
【0004】しかしながら、ATFサーボをかけていて
も、トラッキングには数μmの変動(誤差)が生じ、厳
密な意味では、つなぎ撮り時に、トラックピッチ(規格
では、10μm)は守られていない。また、新たなトラ
ックが、既に記録されているトラックから離れた位置に
形成され、下地の同一アジマスのパターンが残っている
と、エラーレートが極端に悪化するという現象が起こ
る。
【0005】そのため、図5に示すように、各フレーム
の第0トラック(先頭のトラック)の位置を、その直前
のフレームの第9トラック(最後のトラック)に多少食
い込む方向にあえて変更させることで、上記したような
弊害を抑制することが提案されている。このようにする
と、図5に示すように、第9トラックの幅が細くなる
(この現象を、トラック痩せと称する)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の方式
で、データを1フレーム単位で記録した場合に、全ての
フレームにおいて、例えば5μm(トラックピッチの1
/2)のトラック痩せが生じるとすると、テープスピー
ドの変化率は、 {(9+0.5)トラック/10トラック}×100=95% (1) となり、速度偏差の許容範囲(フォーマット値)である
±0.5%が守られなくなってしまう。そのため、従来
のDVCRでは、最小記録フレーム数を1フレームとせず、
例えば6フレームとせざるを得なかった。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、従来のアセンブルRECに加え、既に記録さ
れたテープの部分に、オーディオ、ビデオ、およびサブ
コードデータを新しく記録するAVSインサートRECを、適
宜組み合わせて使用することで、テープ記録スピードの
フォーマットを守りながら、無記録テープへ直接、1フ
レーム単位で記録を行うことを可能とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の記録再
生装置は、1フレームの記録が指令されたとき、複数フ
レームの記録を行う第1の記録手段と、1フレームの記
録が指令されたとき、1フレームの記録を行う第2の記
録手段と、記録フレームを計数する計数手段と、計数手
段により計数された値に対応して、第1の記録手段と第
2の記録手段を制御する制御手段とを備えることを特徴
とする。
【0009】請求項4に記載の記録再生方法は、1フレ
ームの記録が指令されたとき、複数フレームの記録を行
う第1の記録ステップと、1フレームの記録が指令され
たとき、1フレームの記録を行う第2の記録ステップ
と、記録フレームを計数する計数ステップと、計数ステ
ップで計数された値に対応して、第1の記録ステップと
第2の記録ステップを制御する制御ステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の提供媒体は、1フレーム
の記録が指令されたとき、複数フレームの記録を行う第
1の記録ステップと、1フレームの記録が指令されたと
き、1フレームの記録を行う第2の記録ステップと、記
録フレームを計数する計数ステップと、計数ステップで
計数された値に対応して、第1の記録ステップと第2の
記録ステップを制御する制御ステップとを含む処理を記
録再生装置に実行させるプログラムを提供することを特
徴とする。
【0011】請求項1に記載の記録再生装置、請求項4
に記載の記録再生方法、および請求項5に記載の提供媒
体においては、複数フレームの記録と1フレームの記録
が、記録フレームの計数結果に対応して制御される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各ステップと以
下の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各
手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)
を付加して本発明の特徴を記述すると、次のようにな
る。但し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定
することを意味するものではない。
【0013】請求項1に記載の記録再生装置は、1フレ
ームの記録が指令されたとき、複数フレームの記録を行
う第1の記録手段(例えば、図2のステップS6)と、
1フレームの記録が指令されたとき、1フレームの記録
を行う第2の記録手段(例えば、図2のステップS8)
と、記録フレームを計数する計数手段(例えば、図2の
ステップS10乃至S12,S14)と、計数手段によ
り計数された値に対応して、第1の記録手段と第2の記
録手段を制御する制御手段(例えば、図2のステップS
4,S5)とを備えることを特徴とする。
【0014】本発明を適用した記録再生装置の一実施の
形態について、以下、図面を参照して説明する。なお、
本実施の形態における記録方式としては、525-60システ
ムのSD(Standard Definition)フォーマットを使用す
るものとする。図1は、本発明の記録再生装置を適用し
たデジタルビデオカセットレコーダ(DVCR)の構成例を
示すブロック図である。DVCR1のベースバンド信号処理
ブロック2は、外部から、ビデオ記録信号の供給を受
け、そのベースバンド信号を、内蔵された誤り訂正符号
器(図示せず)により符号化し、内蔵された変調回路
(図示せず)により、高密度記録に適した変調方式で変
調圧縮してデジタルデータに変換し、対応するデジタル
信号を、デジタル信号処理ブロック3に供給する。デジ
タル信号処理ブロック3は、ベースバンド信号処理ブロ
ック2から、デジタル信号の供給を受けると、これに付
随したデジタルデータに所定の波形化処理を施してデジ
タル記録データを生成し、対応する信号(デジタル記録
信号)を記録アンプ4に供給する。
【0015】記録アンプ4は、デジタル信号処理ブロッ
ク3から、デジタル記録信号の供給を受けると、これを
磁気テープ31に記録するために必要な所定のレベルま
で増幅し、スイッチ5,6を介して、磁気ヘッド7また
は磁気ヘッド8に供給する。スイッチ5は、タイミング
信号生成ブロック11の出力する信号に対応して、記録
アンプ4または再生アンプ5に適宜接続される。スイッ
チ6は、タイミング信号生成ブロック22の出力するヘ
ッドスイッチング信号に対応して、磁気ヘッド7または
磁気ヘッド8に適宜接続される。磁気ヘッド7と磁気ヘ
ッド8は、いずれも、記録用または再生用のヘッドとし
て機能し、磁気テープ31に対してデータを記録または
再生する。
【0016】磁気テープ31から、磁気ヘッド7または
磁気ヘッド8により再生された再生信号は、スイッチ
6,5を介して、再生アンプ9に供給される。再生アン
プ9は、供給された再生信号を所定のレベルまで増幅
し、デジタル信号処理ブロック3およびATFブロック1
2に供給する。
【0017】ATFブロック12は、再生アンプ9から、
再生デジタルデータの供給を受けると、この再生データ
に含まれるITI部の信号、並びにAUDIO部およびVIDEO部
の所定のパターンの信号(例えば、465kHzと69
7.5kHzの周波数の信号)を検出し、マイクロコンピ
ュータ(以下、マイコンと称する)10のソフトウエア
サーボブロック23に供給する。ソフトウエアサーボブ
ロック23は、ATFブロック12から供給された信号か
らトラッキングエラー信号(ATFエラー信号)を生成
し、この信号に対応して、ドライバ13を制御する。
【0018】ドライバ13は、ソフトウエアサーボブロ
ック23からの制御に対応して、適宜キャプスタンモー
タ14の動作(位相や速度)を制御することで、キャプ
スタンモータ14の回転軸(キャプスタン)とピンチロ
ーラ(図示せず)に挟まれた磁気テープ31の走行を制
御して、図示せぬ回転ドラム上の磁気ヘッド7や磁気ヘ
ッド8が、磁気テープ31のトラック上を正しくトレー
スするように調整する。FG(Frequency Generator)1
5は、キャプスタンモータ14の回転数に比例して周波
数が変化するFG信号を生成し、ソフトウエアサーボブロ
ック23に供給する。
【0019】マイコン10のCPU24は、操作部25を
介してユーザから指令を受けると、これに対応して、モ
ード遷移ブロック21を制御して、各種モードの切換を
行い、対応する制御信号を、タイミング信号生成ブロッ
ク22,11に供給させる。タイミング信号生成ブロッ
ク22は、モード遷移ブロック21からの制御信号に対
応して、内蔵された図示せぬ発振器によりヘッドスイッ
チング信号を生成し、スイッチ6とタイミング信号生成
ブロック11に供給する。タイミング信号生成ブロック
11は、モード遷移ブロック21からの制御信号に対応
して、ヘッドスイッチング信号に同期したスイッチ5の
切り替え信号とATF信号のサンプリング信号を生成し、
スイッチ5とATFブロック12に出力する。
【0020】マイコン10のCPU24は、内部に記憶さ
れた所定のコンピュータプログラムに従って、記録再生
装置1の全体の動作を制御して、各種の処理を実行す
る。
【0021】図2は、図1の記録再生装置1による記録
処理を説明するフローチャートである。最初に、ステッ
プS1において、マイコン10のCPU24は、操作部2
5を介してユーザから指令を受けるまで待機し、指令が
あると、ステップS2に進み、ユーザの指令により選択
された記録モードが1フレームREC(記録)モードか否
かを判定する。
【0022】ステップS2において、ユーザにより選択
された記録モードが1フレームREC(記録)モードであ
ると判定された場合、ステップS3に進み、CPU24
は、モード遷移ブロック21を制御して、1フレーム
(単位での)REC(記録)のモードを設定させる。この
とき、モード遷移ブロック21は、タイミング信号生成
ブロック11,22に、1フレームRECのタイミング信
号を発生させる。さらにステップS4で、CPU24は、
磁気テープ31に、1フレーム単位で記録したフレーム
数(より正確には、アセンブルREC後に、AVSインサート
RECにより記録されたフレームの数)をカウントするカ
ウンタ(図示せず)のカウント値を読み出す。CPU24
は、ステップS5で、そのカウンタのカウント値が0か
否かを判定する。このカウンタの値は、アセンブルREC
で1フレームの記録を行うタイミングのとき、後述する
ステップS12で、0にリセットされている。カウント
値が0であると判定された場合、ステップS6に進み、
CPU24は、図3に示すように、アセンブルRECで、12 +
αフレームだけの記録を実行させる。ここでαは、つ
なぎ撮り時に、無記録部(トラックの不連続部)が形成
されるのを防止するためのものであり、具体的には、例
えば2とされる。これにより、図3のフレームF1-1乃至
F1-(12 + α)のトラックが形成される。
【0023】このとき、タイミング信号生成ブロック1
1は、モード遷移ブロック21からの制御信号に対応し
て、スイッチ5を再生アンプ9側に切り替え、つなぎ撮
りのための助走を行わせる。しかしながら、いまの場
合、磁気テープ31には信号がまだ記録されていないの
で、実質的にはトラッキング制御は行われない。
【0024】そして、つなぎ撮りのタイミングにおい
て、タイミング信号生成ブロック11は、スイッチ5を
記録アンプ4側に切り替えさせる。これにより、入力さ
れたビデオ記録信号がベースバンド信号処理ブロック2
で処理された後、デジタル信号処理ブロック3で変調さ
れ、記録アンプ4とスイッチ5を介してスイッチ6に供
給される。スイッチ6は、タイミング信号生成ブロック
22が生成するヘッドスイッチング信号に同期して磁気
ヘッド7側または磁気ヘッド8側に、交互に切り替えら
れる。その結果、磁気ヘッド7と磁気ヘッド8により、
フレームF1-1乃至F1-(12 + α)のトラックが形成され、
各トラックに、ITI部、AUDIO部、VIDEO部、およびSUBCO
DE部が記録される。
【0025】これに対して、例えば、図3に示すよう
に、フレームF1-1乃至F1-(12 + α)のトラックが既に形
成されている状態において、アセンブルRECが行われる
場合、タイミング信号生成ブロック11は、モード遷移
ブロック21からの制御信号に対応して、つなぎ撮りの
ための助走期間において、スイッチ5を再生アンプ9側
に切り替えさせる。これにより磁気ヘッド7と磁気ヘッ
ド8により、フレームF1-1乃至F1-(12 + α)の各トラッ
クのうちの所定のトラックが再生され、その再生信号
が、スイッチ6、スイッチ5および再生アンプ9を介し
てATFブロック12に入力される。
【0026】タイミング信号生成ブロック11は、タイ
ミング信号生成ブロック22が出力するヘッドスイッチ
ング信号に同期して、AUDIO部およびVIDEO部が再生され
ているタイミングにおいてサンプリング信号を発生し、
ATFブロック12に供給する。ATFブロック12は、タイ
ミング信号生成ブロック11からのサンプリング信号に
同期して、再生信号をサンプリングし、サンプリングの
結果得られたATF信号をソフトウエアサーボブロック2
3に供給する。ソフトウエアサーボブロック23は、入
力されたATF信号からトラッキングエラー信号を生成
し、ドライバ13に出力する。ドライバ13はこのトラ
ッキングエラー信号に対応してキャプスタンモータ14
を駆動する。これにより、トラッキング制御が行われ
る。
【0027】なお、ソフトウエアサーボブロック23
は、つなぎ撮りを開始するとき(フレームF2-1の最初の
トラックを記録するとき)、未記録領域が形成されるの
を防止するため、フレームF2-1の最初のトラックが、既
に形成されているフレームF1-12の最後のトラックによ
り近い位置に形成されるように、トラッキングを制御す
る。これにより、図3に示すように、フレームF1-12の
最後のトラックの幅は、他のトラックに較べて細くなる
(トラック痩せの状態となる)。
【0028】CPU24は、ステップS7で、ソフトウエ
アサーボブロック23を介してキャプスタンモータ14
を制御して、磁気テープ31のトラック上の記録開始点
を第2フレームF1-2まで戻す。
【0029】ステップS5において、カウント値が0で
はないと判定された場合、ステップS8に進み、CPU2
4は、AVSインサートRECで、1フレームだけの記録を実
行させる。AVSインサートRECでは、AUDIO部、VIDEO部、
およびSUBCODE部が、既に記録されている対応する部分
の上に上書きされ、ITI部は記録されない。また、AVSイ
ンサートRECにおいては、タイミング信号生成ブロック
11は、磁気テープ31の助走区間だけでなく、記録動
作中においても、サンプリング信号を、ITI部のタイミ
ングにおいて発生する。従って、マイコン10のソフト
ウエアサーボブロック23は、常にトラック上のITI部
からのATFエラーに基づいてトラッキング制御を行う。
その結果、新たに形成されるトラックの位置が、下地の
トラックからずれることが殆どなくなり、つなぎ撮り時
の誤差が蓄積されることもなくなる。
【0030】CPU24は、ステップS9で、ソフトウエ
アサーボブロック23を介してキャプスタンモータ14
を制御して、記録開始点を1フレームだけ進める。例え
ば、CPU24が、ステップS8で、図3のフレームF1-2
に記録を行ったとすると、ステップS9では、次の記録
が、図3のフレームF1-3に対して行われるように、記録
開始点を1フレームだけ進めるわけである。
【0031】ステップS7,S9の処理の終了後、ステ
ップS10に進み、CPU24は、このカウント値が12
か否かを判定する。ステップS10において、このカウ
ント値が12ではないと判定された場合、ステップS1
1に進み、CPU24は、カウント値を1だけインクリメ
ントさせる。CPU24に内蔵されたカウンタのカウント
値が12であると判定された場合、ステップS12に進
み、CPU24は、そのカウント値を0に戻させる。すな
わち、カウント値は、図3に示すフレームFi−jの番
号jと一致している。
【0032】ステップS11,S12の処理の終了後、
ステップS15に進み、CPU24は、1フレームの記録
処理を終了させる。
【0033】以上のような処理が、1フレーム分のビデ
オデータを記録する毎に、繰り返し実行される。その結
果、図3に示すように、最初に、ステップS6で、12 +
αフレームのアセンブルRECが行われ、次に、ステップ
S7で、2フレーム目まで記録開始点を戻して最初の1
フレーム目(図3のフレームF1-1)だけを残し、アセン
ブルRECされたデータの2フレーム目から12フレーム
目(図3のフレームF1-2乃至F1-12)まで、記録開始点
を1フレームずつずらしながら、順次ステップS8,S
9を繰り返すことで、AVSインサートRECにより、記録デ
ータが上書きされていく。
【0034】12フレーム目まで上書き記録が行われる
と、次に再び12 + αフレームのアセンブルRECが行わ
れ、同様の処理が繰り返される。
【0035】このような方式で、データを1フレーム毎
に記録した場合、トラック痩せが生じるのは、アセンブ
ルRECされた後にAVSインサートRECによりデータが上書
きされない最初の1フレーム(図3のフレームF1-1,F2
-1,F3-1)のみであるため、トラック痩せは、0.5ト
ラック分であるとすると、テープスピードの変化率は、 {(119+0.5)トラック/120トラック}×100=99.58% (2) となり、速度偏差の許容範囲(フォーマット値)である
±0.5%は守られ、式(1)における従来の結果が改
善されたことになる。
【0036】ところで、磁気テープ31にデータを記録
する際、AVSインサートRECに先だってアセンブルRECを
行わず、最初からAVSインサートRECを行った方がより効
率的に思えるが、AVSインサートRECは、既に記録された
テープの下地の所定の情報(ITI部)を読み取り、これ
に合わせてデータを上書きする方式であり、記録データ
のない無記録テープにデータを直接記録することができ
ない。よって、最初に、アセンブルRECをまず行い、後
からAVSインサートRECを行うための、記録トラックの下
地を予め作っておく必要がある。
【0037】ステップS2において、選択されたモード
が1フレームREC(記録)モードではない(入力された
ビデオ信号を連続して記録する通常のモードである)と
判定された場合、ステップS13に進み、CPU24は、
アセンブルRECで連続的に(1フレーム毎ではなく通常
のモードで)記録させる。既に記録されているトラック
が存在する場合、ここでも最初に、つなぎ撮りが行われ
る。ステップS13の処理の終了後、ステップS14に
進み、CPU24は、アセンブルRECとAVSインサートRECの
切換用のカウント値を0に戻させた後、ステップS15
に進み、記録処理を終了させる。
【0038】上記の実施の形態では、525-60システムの
SDフォーマットを例に挙げて説明したが、本発明は、こ
の他、図4に示すように、525-60システムのSDL方式、6
25-50システムのSD方式、625-50システムのSDL方式等の
他のフォーマットによる記録方式でも適用可能であり、
これらの場合も1フレームのトラック数の違いを考慮
し、アセンブルRECの記録フレーム数、およびAVSインサ
ートRECの記録回数を決定すればよい。1フレームのト
ラック数は、525-60システムのSDL方式の場合は5トラ
ック、625-50システムのSD方式の場合は12トラック、
625-50システムのSDL方式の場合は6トラックとなる。
【0039】つなぎ撮りの誤差(±5μm)、アセンブ
ルRECのフレーム数、およびAVSインサートRECの回数を
上記の実施の形態の式(2)の場合と同様に図4の値で
計算すると、テープスピードの変化率は、525-60システ
ムのSDL方式の場合、625-50システムのSD方式の場合、
および625-50システムのSDL方式の場合のいずれの場合
も、 {(119+0.5)トラック/120トラック}×100=99.58% (3) となり、速度偏差の許容範囲(フォーマット値)である
±0.5%は守られる。すなわち、本発明は、図4の全
ての場合に適用できる。
【0040】また、上記の実施の形態では、つなぎ撮り
の誤差を±5μmとしたが、実際には、±1μm程度で
あるので、アセンブルRECの記録フレーム数を、例えば6
+αフレームとしても、テープスピードの変化率は、 (59.9トラック/60トラック)×100=99.83% (4) となり、フォーマット値である±0.5%は守られるの
で、本発明は適用できる。
【0041】なお、本明細書中において、上記処理を実
行するコンピュータプログラムをユーザに提供する提供
媒体には、磁気ディスク、CD-ROMなどの情報記録媒体の
他、インターネット、デジタル衛星などのネットワーク
による伝送媒体も含まれる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の記録再
生装置、請求項4に記載の記録再生方法、および請求項
5に記載の提供媒体によれば、複数フレームの記録と1
フレームの記録を、記録フレームの計数結果に対応して
制御するようにしたので、テープ記録スピードのフォー
マットを守りながら、無記録テープへ直接、1フレーム
単位で記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したDVCRの構成例を示すブロック
図である。
【図2】図1のDVCR1の処理を説明するフローチャート
である。
【図3】図1のDVCR1のトラックパターンの例を示す図
である。
【図4】アセンブルRECとAVSインサートRECの記録フレ
ーム数の例を示す図である。
【図5】従来の方式でのトラックパターンの例を示す図
である。
【符号の説明】
1 DVCR, 2 ベースバンド信号処理ブロック, 3
デジタル信号処理ブロック, 4 記録アンプ,
5,6 スイッチ, 7,8 磁気ヘッド, 9再生ア
ンプ, 10 マイクロコンピュータ, 11,22
タイミング信号生成ブロック, 12 ATFブロック,
13 ドライバ, 14 キャプスタンモータ, 1
5 FG, 21 モード遷移ブロック, 23 ソフト
ウエアサーボブロック, 24 CPU, 25 操作
部, 31 磁気テープ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対して情報を記録または再生
    する記録再生装置において、 1フレームの記録が指令されたとき、複数フレームの記
    録を行う第1の記録手段と、 1フレームの記録が指令されたとき、1フレームの記録
    を行う第2の記録手段と、 記録フレームを計数する計数手段と、 前記計数手段により計数された値に対応して、前記第1
    の記録手段と第2の記録手段を制御する制御手段とを備
    えることを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記計数手段による計
    数値が所定の値になるまでの間、前記第1の記録手段に
    より記録された複数フレームの信号を基にして、前記第
    2の記録手段により1フレームずつ、記録を行わせるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の記録手段は、前記記録媒体に
    形成されたトラックの中央部の領域に記録されている信
    号を利用してトラッキングの制御を行い、 前記第2の記録手段は、前記トラックの端部の領域に記
    録されている信号を利用してトラッキングの制御を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に対して情報を記録または再生
    する記録再生方法において、 1フレームの記録が指令されたとき、複数フレームの記
    録を行う第1の記録ステップと、 1フレームの記録が指令されたとき、1フレームの記録
    を行う第2の記録ステップと、 記録フレームを計数する計数ステップと、 前記計数ステップで計数された値に対応して、前記第1
    の記録ステップと第2の記録ステップを制御する制御ス
    テップとを含むことを特徴とする記録再生方法。
  5. 【請求項5】 記録媒体に対して情報を記録または再生
    する記録再生装置に、 1フレームの記録が指令されたとき、複数フレームの記
    録を行う第1の記録ステップと、 1フレームの記録が指令されたとき、1フレームの記録
    を行う第2の記録ステップと、 記録フレームを計数する計数ステップと、 前記計数ステップで計数された値に対応して、前記第1
    の記録ステップと第2の記録ステップを制御する制御ス
    テップとを含む処理を実行させるプログラムを提供する
    ことを特徴とする提供媒体。
JP10140996A 1998-05-22 1998-05-22 記録再生装置および方法、並びに提供媒体 Withdrawn JPH11339448A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7466349B2 (en) 2002-12-26 2008-12-16 Casio Computer Co., Ltd. Image sensing device, image edit method, and storage medium for recording image edit method

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US7466349B2 (en) 2002-12-26 2008-12-16 Casio Computer Co., Ltd. Image sensing device, image edit method, and storage medium for recording image edit method

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