JPH11337999A - 測光装置及びカメラ - Google Patents

測光装置及びカメラ

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JPH11337999A
JPH11337999A JP10159983A JP15998398A JPH11337999A JP H11337999 A JPH11337999 A JP H11337999A JP 10159983 A JP10159983 A JP 10159983A JP 15998398 A JP15998398 A JP 15998398A JP H11337999 A JPH11337999 A JP H11337999A
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JP
Japan
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optical system
photometric
focal length
camera
changing
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Application number
JP10159983A
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English (en)
Inventor
Kazuo Nakagawa
和男 中川
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成にし、測光装置の配置場所の自由
度を高めると共にコストダウンを図る。 【解決手段】 測光センサ19と、測光光学系17とを
有し、焦点距離を変更可能な光学系の焦点距離変更動作
に連動させて、前記測光センサと前記測光光学系の相対
位置を変化させる位置可変手段13,15,16を有し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焦点距離を変更可
能な光学系と、外界を測光するための測光センサ及び測
光光学系を有する測光装置及びカメラの改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンパクトカメラにはズームレン
ズを搭載するものが多くなっている。そのため、他のコ
ンパクトカメラとの差別化を図るため、ズーム比の高倍
率化が必要になっている。
【0003】ここで、従来のカメラでは、撮影光学系の
ズーミング動作に対し測光装置はズーミング動作をしな
いため、測光範囲は常に一定である。そのため、図8
(B)に示すように、ミドルの撮影範囲25における測
光範囲26を主要被写体に対して適正に設定すると、撮
影画面25に対する測光範囲26がワイド(図8(A)
参照)では狭くなり過ぎ、テレ(図8(C)参照)では
広くなり過ぎるため、いずれの場合も主要被写体に対す
る測光が適正に行われず、撮影状況を忠実に再現する写
真を撮影することは困難であった。また、ズーム比が高
倍率になるほど撮影画面に対する測光範囲の変動が大き
くなり、より撮影状況を忠実に再現する写真を撮影する
ことは困難となる。
【0004】そこで、特開平7−175107号におい
て、測光光学系をファインダ光学系のズーミング動作に
連動させることで、撮影画面に対する測光範囲を撮影光
学系の焦点距離によらず一定にするように提案されてい
る。
【0005】また、特開平2−264932号におい
て、撮影光学系のズーミング動作に応じて測光センサの
受光角を変更する受光角変更手段を設けることで、撮影
画面に対する測光範囲を撮影光学系の焦点距離によらず
一定にするように提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−175107号の提案装置においては、測光光
学系をファインダ光学系のズーミング動作に連動させて
いるため、カメラにおける測光装置の配置場所がファイ
ンダ周りに限定されてしまう問題があった。更に、その
構成や機構は複雑になり、延いてはコストアップを生じ
るといった問題がある。
【0007】また、上記特開平2−264932号の提
案装置においては、絞り装置により測光光学系の光束を
絞ることで測光センサの受光角を変更しているため、受
光光量が少なくなってしまい、暗いところでは測光不可
能となる問題がある。それを改善するには測光光学系を
大きくする必要があり、これは近年のカメラの小型化に
逆行するといった問題がある。
【0008】また、ズーム比が2〜3倍の従来のカメラ
においては測光装置は固定であったが、撮影状況を忠実
に再現する写真を撮影することに実用上なんら問題は無
かった。このことからも、ズーム比が4〜5倍のテレ撮
影のために測光装置をズーミングさせても2〜3倍領域
まではあまり効果が得られず、ズーミングさせたことや
それによるコストアップ分のメリットが少ないものであ
った。
【0009】(発明の目的)本発明の第1の目的は、簡
単な構成にし、測光装置の配置場所の自由度を高めると
共にコストダウンを図ることのできる測光装置を提供し
ようとするものである。
【0010】本発明の第2の目的は、測光手段の構成を
簡単にし、該測光手段の配置場所の自由度を高めると共
にコストダウンを図り、かつ、撮影画面全体の輝度分布
を忠実に再現させることのできるカメラを提供しようと
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜4記載の本発明は、測光センサ
と、測光光学系とを有した測光装置において、焦点距離
を変更可能な光学系の焦点距離変更動作に連動させて、
前記測光センサと前記測光光学系の相対位置を変化させ
る位置可変手段を有した測光装置とするものである。
【0012】上記構成においては、例えば光学系の焦点
距離変更に伴って、固定の測光センサに対して測光光学
系の位置を変化させ、前記光学系の観察画面に対する測
光範囲を所定の関係に保つようにしている。
【0013】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項5〜8記載の本発明は、焦点距離を変更可能な撮
影光学系と、測光センサ及び測光光学系を具備した測光
手段とを有するカメラにおいて、前記撮影光学系の焦点
距離変更動作に連動させて、前記測光センサと前記測光
光学系の相対位置を変化させる位置可変手段を有したカ
メラとするものである。
【0014】上記構成においては、例えば撮影光学系の
焦点距離変更に伴って、固定の測光センサに対して測光
光学系の位置を変化させ、撮影画面に対する測光範囲を
所定の関係に保つようにしている。
【0015】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項9記載の本発明は、測光センサと、測光光学系と
を有する測光装置において、前記測光光学系の焦点距離
を複数焦点に切り換え可能な切換手段と、変更された前
記光学系の焦点距離の位置に応じて、前記切換手段を制
御して前記測光光学系の焦点距離を決定する制御手段と
を有した測光装置とするものである。
【0016】上記構成においては、光学系の焦点距離の
位置に応じて、測光光学系の焦点距離を複数焦点に切り
換え可能な切換手段を制御し、前記測光光学系の焦点距
離を複数焦点の中より最適なものに設定して、前記光学
系の観察画面に対する測光範囲を所定の関係に保つよう
にしている。
【0017】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項10及び11記載の本発明は、焦点距離を変更可
能な撮影光学系と、測光センサと測光光学系を具備した
測光手段とを有するカメラにおいて、前記測光光学系の
焦点距離を複数焦点に切り換えるための切換手段と、変
更された前記撮影光学系の焦点距離の位置を検出する検
出手段と、該検出手段の検出結果に応じて、前記切換手
段を制御して前記測光光学系の焦点距離を決定する制御
手段とを有したカメラとするものである。
【0018】上記構成においては、撮影光学系の焦点距
離の位置に応じて、測光光学系の焦点距離を例えば2焦
点に切り換え可能な切換手段を制御し、前記測光光学系
の焦点距離を何れか一方の最適なものに設定して、前記
光学系の観察画面に対する測光範囲を所定の関係に保つ
ようにしている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0020】図1〜図4は本発明の実施の第1の形態に
係る図であり、詳しくは図1はカメラの撮影光学系の概
略構造を示す分解斜視図、図2はワイド撮影時の測光装
置の斜視図、図3はミドル撮影時の測光装置の斜視図、
図4はテレ撮影時の測光装置の斜視図である。
【0021】これらの図において、1は不図示のカメラ
本体に固定されている固定筒であり、内周部にメスヘリ
コイド1aが形成されている。2は第1カム筒で、外周
後部にオスヘリコイドと平歯ギヤが一体で形成されたオ
スヘリコイドギヤ2aが形成されており、メスヘリコイ
ド1aと螺合し、ヘリコイドリードに沿って光軸方向に
回転しつつ進退自在となるように構成されている。オス
ヘリコイドギヤ2aの平歯ギヤには固定筒1の所定位置
に駆動ギヤ軸3により回転自在に支持された駆動ギヤ4
が噛合っている。ここで不図示のモータの回転力が不図
示の減速機構を介して駆動ギヤ4に伝達されると、第1
カム筒2が回転しながら光軸方向に進退する。
【0022】5は第1カム筒2と光軸方向に一体となり
回転せずに進退する直進筒である。その構成は外周の3
ヵ所の突部5aが第1カム筒2の内周部に形成された円
周方向の不図示の3ヵ所の溝部に相対摺動自在に支持さ
れ、後端の3ヵ所の突部5bが固定筒1の内周部に形成
された光軸方向の不図示の3ヵ所の溝部に相対摺動自在
に支持されている。これにより第1カム筒2が回転しな
がら光軸方向に進退する際、直進筒5は前述の支持機構
の作用により第1カム筒2と一体となって回転せずに光
軸方向に進退することとなる。
【0023】6は第2カム筒であり、外周後部に形成さ
れた複数本のカムピン6aが直進筒5の内周部に形成さ
れた対応する複数ヵ所のカム溝5cに摺動自在に係合支
持されている。7は第2カム筒駆動ピンであり、第2カ
ム筒6に固定されると共にその先端は直進筒5の逃げ穴
5dを貫通し、第1カム筒2の内周部に形成された光軸
方向の3ヵ所の溝部2bに相対摺動自在に係合してい
る。これにより第2カム筒駆動ピン7は第1カム筒2の
回転力を受けて、直進筒5に対して第2カム筒6を回転
させる力を発生させている。該回転力により第2カム筒
6は直進筒5のカム溝5cに沿って光軸方向に進退する
こととなる。
【0024】8は1群レンズを保持する1群レンズ筒で
あり、外周後部に3本のカムピン8aが形成されてい
る。9は2群レンズを保持する2群レンズ筒であり、外
周後部に3本のカムピン9aが形成されている。10は
シャッタユニットと3群レンズ及びフォーカス時に3群
レンズを光軸前後方向に駆動させるステッピングモータ
ユニットを保持する3群レンズ筒であり、外周後部に3
本のカムピン10aが形成されている。11は4群レン
ズを保持する4群レンズ筒であり、3群レンズ筒10の
後部に固定されている。
【0025】第2カム筒6の内周部には1群レンズ筒8
のカムピン8aを摺動自在に係合支持する不図示の3ヵ
所のカム溝と、2群レンズ筒9のカムピン9aを摺動自
在に係合支持する不図示の3ヵ所のカム溝と、3群レン
ズ筒10のカムピン10aを摺動自在に係合支持する不
図示の3ヵ所のカム溝とがそれぞれ形成されている。即
ち、1群レンズ筒8と2群レンズ筒9と3群レンズ筒1
0は、それぞれ第2カム筒6に相対回転自在に支持され
ている。
【0026】ここで、3群レンズ筒10は、外周部に形
成された3ヵ所の突起10bが直進筒5の内周部に形成
された光軸方向の3ヵ所の溝部5eに摺動自在支持され
ているので、第2カム筒6の回転に伴って第2カム筒6
のカム溝のリフトに沿って回転せずに光軸方向に進退す
ることとなる。
【0027】また2群レンズ筒9は、外周部に形成され
た2ヵ所の円筒部9bが3群レンズ筒10の外周部に形
成された2ヵ所の切欠部10cに光軸方向に摺動自在に
支持されているので、第2カム筒6の回転に伴って第2
カム筒6のカム溝のリフトに沿って回転せずに光軸方向
に進退することとなる。
【0028】更に、1群レンズ筒8は、不図示の内周部
に形成された2ヵ所の突部が2群レンズ筒9の外周部に
形成された2ヵ所の溝部9cに光軸方向に摺動自在に支
持されているので、第2カム筒6の回転に伴って第2カ
ム筒6のカム溝のリフトに沿って回転せずに光軸方向に
進退することとなる。
【0029】以上の様に、この実施の第1の形態におけ
る鏡筒は、固定筒1に対して第1カム筒2が光軸方向に
回転しながら進退し、同様に第1カム筒2に対して第2
カム筒6が光軸方向に回転しながら進退し、更に第2カ
ム筒6に対して各レンズ群が光軸方向に回転せずに進退
することでズーミングが行われるような構成となってい
る。
【0030】12は公知の摺動抵抗であり、固定筒1に
固定されると共にその被駆動用突起12aが直進筒5に
形成された係合穴部5fに係合し、鏡筒のズーミングに
より直進筒5が光軸方向に進退する動きに連動して光軸
方向に移動し、直進筒5の停止位置を電気信号に変換し
出力している。該電気信号の状態から不図示のカメラ本
体に設けられたCPUが撮影光学系の焦点距離を判別す
る。13は連動ギヤであり、固定筒1の所定位置に連動
ギヤ軸14により回転自在に支持され、第1カム筒2の
ヘリコイドギヤ2aに噛合っている。
【0031】15はアイドラギヤであり、不図示のカメ
ラ本体の軸に支持され連動ギヤ13と後述のカム板16
に噛合っている。16はカム板であり、不図示のカメラ
本体にカメラ上下方向に摺動自在に支持され、平歯ギヤ
部16aがアイドラギヤ15と噛合っている。17は測
光光学系であり、連動軸17aが形成されておりカム板
16に形成されたカム溝16bに相対摺動自在に係合さ
れている。更に、振れ止め軸17bが形成されており地
板18に形成された光軸方向の溝部18aに摺動自在に
係合支持されている。19は測光センサである。
【0032】図5(A),(B),(C)は、撮影画面
に対するワイド,ミドル,テレの測光範囲を示してい
る。
【0033】上記構成において、撮影光学系がズーミン
グすると、第1カム筒2の回転力が連動ギヤ13とアイ
ドラギヤ15によりカム板16をカメラ上下方向に駆動
し、測光光学系17がカム溝16bのリフトに沿って光
軸方向に進退することとなる。つまり、撮影光学系のズ
ーム状態がワイド時には、図2に示す様に測光光学系1
7と測光センサ19とは最も近づいた位置関係にあり、
撮影光学系のズーム状態がワイド→ミドル→テレへと変
化するのに連動して、測光光学系17と測光センサ19
とは徐々に離れていく位置関係となる(図3,図4参
照)。
【0034】そして、上記の様に撮影光学系のズーミン
グに応じて測光センサ19と測光光学系17の相対位置
が変化するために、図5(A)〜(C)に示す様に、撮
影画面25に対して、それぞれの焦点距離位置における
各測光範囲26が常に一定の範囲となる。
【0035】上記の構成によれば、連ギヤ13、アイド
ラギヤ15、カム板16を具備する事のみで、撮影光学
系のズーミングに伴って測光光学系の測光範囲を変更で
きるので、測光装置の構成が簡単になり、カメラ内にお
ける該測光装置の配置の自由度が増し、コスト的にも有
利なものとなる。
【0036】更に、図5(A)〜(C)に示す様に、撮
影画面25に対して、それぞれの焦点距離位置における
各測光範囲26を所定の関係に保つことができるので、
撮影画面全体の輝度分布を忠実に再現させる事が可能で
ある。
【0037】以上の実施の第1の形態では、連動機構と
してギヤとカムを用いたが、撮影光学系のズーミング
(焦点距離可変動作)に応じて測光センサと測光光学系
の相対位置が変化する構成であればいかなる機構でも構
わない。
【0038】また、測光範囲は常に一定でなく焦点距離
に応じて可変させても構わない。
【0039】また、測光光学系の位置を撮影光学系のズ
ーミングに応じて変化させる様にしているが、測光セン
サを変化させる様にしてもよいし、それぞれの位置を変
化させる様にしてもよい。
【0040】更に、カメラに適用した例を述べている
が、その他の測光機能を持つ焦点距離可能な光学装置で
も同様に適用可能である。
【0041】(実施の第2の形態)図6及び図7は本発
明の実施の第2の形態に係るカメラの測光装置を示す構
成図であり、詳しくは、図6はワイド〜ミドル撮影時の
測光装置の状態を示す構成図、図7はミドル〜テレ撮影
時の測光装置の状態を示す構成図である。
【0042】なお、本実施の形態における撮影光学系の
構造は、上記実施の第1の形態と同じであるのでその詳
細は省略する。但し、この実施の第2の形態において
は、連動ギヤ13の用途を、不図示のファインダ光学系
を鏡筒のズーミングに応じて駆動するものとする。
【0043】これらの図において、20は測光光学系の
第1レンズであり、不図示のカメラ本体に支持されてい
る。21は測光光学系の第2レンズであり、不図示のカ
メラ本体に光軸に対して垂直方向に摺動自在に支持され
ている。22は公知のプランジャーであり、通常はスプ
リング23のバネ力により可動ヨーク22aが押し出さ
れているが、プランジャー22に通電を行うと可動ヨー
ク22aは吸引されてプランジャー内部へ引き込まれ
る。24は連動レバーであり、途中に形成された穴24
aに不図示のカメラ本体の軸が嵌合し、その軸を中心に
回動するように支持されている。また、一端には長穴2
4bが形成されており第2レンズ21に形成された軸2
1aが相対摺動自在に嵌合支持されている。更に、他端
には長穴24cが形成されており可動ヨーク22aの先
端に形成された軸22bが相対摺動自在に嵌合支持され
ている。27はカメラCPUであり、既に説明した事か
ら明らかな様にズーミング終了時の直進筒5の停止位置
を電気信号に変換する摺動抵抗12の出力を受け、現在
の撮影光学系の焦点距離位置を判別し、前記プランジャ
ー22の通電制御を行う。
【0044】以上の構成において、通常はプランジャー
22に通電が行われておらず第2レンズ21は測光光学
系の光軸から外れた位置に待避しており(図6参照)、
測光範囲は第1レンズ20の焦点距離によって設定され
ている。
【0045】ここで、鏡筒のズーミングが終了した際に
摺動抵抗12から撮影光学系の焦点距離を判別するCP
U27が、現在の焦点距離がミドル〜テレに変更された
ことを判別すると、プランジャー22に通電を行って可
動ヨーク22aを駆動する。すると、図7に示す様にそ
の動きが連動レバー24を介して第2レンズ21に伝達
され、第2レンズ21が測光光学系の光軸上に移動す
る。これにより、測光範囲は第1レンズ20と第2レン
ズ21の合成焦点距離によって設定される。
【0046】即ち、撮影光学系の焦点距離がワイド〜ミ
ドルの時は、第1レンズ20の焦点距離による第1の測
光範囲に、ミドル〜テレの時は、第1レンズ20と第2
レンズ21の合成焦点距離による第2の測光範囲に、そ
れぞれ切換え可能にしている。
【0047】上記の構成によれば、第2レンズ21を進
退させる事のみで、撮影光学系のズーミングに伴って測
光光学系の測光範囲を変更できるので、測光装置の構成
が簡単になり、カメラ内における該測光装置の配置の自
由度が増し、コスト的にも有利なものとなる。
【0048】特に、ズーム比が4〜5倍のテレ撮影のた
めに測光装置をズーミングさせても2〜3倍領域までは
あまり効果が得られないコンパクトカメラにおいては、
その効果は絶大である。
【0049】更に、撮影光学系の焦点距離がワイド〜ミ
ドルの時は、第1レンズ20の焦点距離による第1の測
光範囲に、ミドル〜テレの時は、第1レンズ20と第2
レンズ21の合成焦点距離による第2の測光範囲に、そ
れぞれ切換えるようにしているので、撮影画面全体の輝
度分布を忠実に再現させる事が可能である。
【0050】この実施の第2の形態においては、焦点距
離の切換えを2焦点(段階)としたが複数焦点(段階)
でも構わない。
【0051】また、測光光学系の焦点距離の2焦点切換
えを、固定された第1レンズ20に対して第2レンズ2
1を光軸上に出し入れ自在とすることで行っているが、
2焦点切換えの構成はいかなる機構でも構わない。更
に、切換え用の独立したアクチュエータを使用せず、鏡
筒に連動させて切り換える機構でも構わない。
【0052】また、第1の測光範囲と第2の測光範囲
は、第1レンズ20と第2レンズ21の焦点距離の設定
により、同じにも出来るし異なるようにも出来る。
【0053】更に、カメラに適用した例を述べている
が、その他の測光機能を持つ焦点距離可能な光学装置で
も同様に適用可能である。
【0054】(発明の実施の形態の対応)上記実施の各
形態において、連動ギヤ13、アイドラギヤ15、カム
板16が本発明の位置可変手段に相当し、測光センサ1
9が本発明の測光センサし、測光光学系17又は第1の
レンズ20,第2のレンズ21が本発明の測光光学系に
相当し、プランジャー22及び連動レバー24が本発明
の切換手段に相当し、摺動抵抗12が本発明の検出手段
に相当し、CPU27が本発明の制御手段に相当する。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な構成にし、測光装置の配置場所の自由度を高める
と共にコストダウンを図ることができる測光装置を提供
できるものである。
【0056】また、本発明によれば、測光手段の構成を
簡単にし、該測光手段の配置場所の自由度を高めると共
にコストダウンを図り、かつ、撮影画面全体の輝度分布
を忠実に再現させることができるカメラを提供できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの撮影
光学系の概略構造を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態に係るカメラのワイ
ド撮影時の測光装置を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の第1の形態に係るカメラのミド
ル撮影時の測光装置を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の第1の形態に係るカメラのテレ
撮影時の測光装置を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の第1の形態において撮影画面に
対するワイド,ミドル,テレ時の測光範囲を示す図であ
る。
【図6】本発明の実施の第2の形態に係るカメラのワイ
ド〜ミドル撮影時の測光装置を示す構成図である。
【図7】本発明の実施の第2の形態に係るカメラのミド
ル〜テレ撮影時の測光装置を示す構成図である。
【図8】従来のカメラにおいて撮影画面に対するワイ
ド,ミドル,テレ時の測光範囲を示す図である。
【符号の説明】
1 固定筒 2 第1カム筒 12 摺動抵抗 13 連動ギヤ 15 アイドラギヤ 17 測光光学系 19 測光センサ 20 第1レンズ 21 第2レンズ 22 プランジャー 24 連動レバー 25 撮影画面 26 測光範囲 27 CPU

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測光センサと、測光光学系とを有した測
    光装置において、焦点距離を変更可能な光学系の焦点距
    離変更動作に連動させて、前記測光センサと前記測光光
    学系の相対位置を変化させる位置可変手段を有したこと
    を特徴とする測光装置。
  2. 【請求項2】 前記位置可変手段は、前記光学系の焦点
    距離変更動作に連動させて、固定の前記測光センサに対
    して前記測光光学系の位置を変化させることを特徴とす
    る請求項1記載の測光装置。
  3. 【請求項3】 前記位置可変手段は、前記光学系の焦点
    距離変更動作に連動させて、固定の前記測光光学系に対
    して前記測光センサの位置を変化させることを特徴とす
    る請求項1記載の測光装置。
  4. 【請求項4】 前記位置可変手段は、前記光学系の焦点
    距離変更動作に連動させて、前記測光センサと前記測光
    光学系のそれぞれの位置を変化させることを特徴とする
    請求項1記載の測光装置。
  5. 【請求項5】 焦点距離を変更可能な撮影光学系と、測
    光センサ及び測光光学系を具備した測光手段とを有する
    カメラにおいて、前記撮影光学系の焦点距離変更動作に
    連動させて、前記測光センサと前記測光光学系の相対位
    置を変化させる位置可変手段を有したことを特徴とする
    カメラ。
  6. 【請求項6】 前記位置可変手段は、前記撮影光学系の
    焦点距離変更動作に連動させて、カメラ本体に固定され
    た前記測光センサに対して前記測光光学系の位置を変化
    させることを特徴とする請求項5記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記位置可変手段は、前記撮影光学系の
    焦点距離変更動作に連動させて、カメラ本体に固定され
    た前記測光光学系に対して前記測光センサの位置を変化
    させることを特徴とする請求項5記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記位置可変手段は、前記撮影光学系の
    焦点距離変更動作に連動させて、前記測光センサと前記
    測光光学系のそれぞれの位置を変化させることを特徴と
    する請求項5記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 測光センサと、測光光学系とを有する測
    光装置において、前記測光光学系の焦点距離を複数焦点
    に切り換え可能な切換手段と、変更された前記光学系の
    焦点距離の位置に応じて、前記切換手段を制御して前記
    測光光学系の焦点距離を決定する制御手段とを有したこ
    とを特徴とする測光装置。
  10. 【請求項10】 焦点距離を変更可能な撮影光学系と、
    測光センサと測光光学系を具備した測光手段とを有する
    カメラにおいて、前記測光光学系の焦点距離を複数焦点
    に切り換えるための切換手段と、変更された前記撮影光
    学系の焦点距離の位置を検出する検出手段と、該検出手
    段の検出結果に応じて、前記切換手段を制御して前記測
    光光学系の焦点距離を決定する制御手段とを有したこと
    を特徴とするカメラ。
  11. 【請求項11】 前記切換手段は、前記測光光学系の焦
    点距離を2焦点に切り換え可能であることを特徴とする
    請求項10記載のカメラ。
  12. 【請求項12】 前記切換手段は、前記測光光学系内に
    光学部材を進退させることによって、前記焦点距離を2
    焦点に切り換え可能とすることを特徴とする請求項11
    記載のカメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100865776B1 (ko) * 2002-05-24 2008-10-28 삼성테크윈 주식회사 줌 렌즈 장치

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