JPH11337330A - 自動傾斜計装置 - Google Patents

自動傾斜計装置

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JPH11337330A
JPH11337330A JP14458898A JP14458898A JPH11337330A JP H11337330 A JPH11337330 A JP H11337330A JP 14458898 A JP14458898 A JP 14458898A JP 14458898 A JP14458898 A JP 14458898A JP H11337330 A JPH11337330 A JP H11337330A
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timer
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卓郎 小澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】測定箇所の水平変位を精度良く測定できるとと
もに、構造が簡易な自動傾斜計装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】地中に鉛直に部分的に埋設されたガイド管
1に、ワイヤ3により吊り下げられ昇降される傾斜計2
を挿入する。傾斜計2により測定されたガイド管1の傾
斜角を第1タイマ14の時刻に基づいて時系列的に記録
する傾斜角記録部15を傾斜計2に設ける。エンコーダ
18により測定された傾斜計2の位置を第2タイマ20
の時刻に基づいて時系列的に記録する位置記録部21を
地上にあるデータ処理手段6に設ける。傾斜角記録部1
5及び位置記録部21に記録されたデータを時系列的に
照合し、ガイド管1の傾斜角と傾斜計2の位置とを関係
付け、この関係から地中での水平変位を求める演算部2
2をデータ処理手段6に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】測定箇所に埋設されたガイド
管に傾斜計を挿入し、該傾斜計を昇降させて該ガイド管
の鉛直からの傾斜角を測定することにより、土木施工、
地滑り等に伴う測定箇所の水平変位を測定する自動傾斜
計装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる自動傾斜計装置の一例が実
公平4−14511号公報に提案されている。この自動
傾斜計装置においては、傾斜計はケーブルによりガイド
管内に吊り下げられており、このケーブルがモータによ
り駆動されるウインチで巻き取られ又は繰り出されるこ
とで傾斜計は昇降される。ウインチと傾斜計との間に設
けられたエンコーダはケーブルの巻き取り及び繰り出し
に応じて回転し、この回転量に応じた位置信号を発す
る。エンコーダからの位置信号は地上に設けられたデー
タ処理手段に逐次伝達されて傾斜計の位置が決定され
る。一方、傾斜計が発するガイド管の傾斜角に応じた傾
斜角信号はケーブルと、ウインチに設けられたスリップ
リングとを順に通じてデータ処理手段に逐次伝達され、
ガイド管の傾斜角が決定される。そして、データ処理手
段は傾斜計の位置とガイド管の傾斜角とを関係づけ、測
定箇所における水平変位を決定する。
【0003】しかし、ケーブルは機械的に弱いため傾斜
計の昇降の繰り返しによって損傷を受けたり、また、ス
リップリングの接触抵抗が変化したりするなどの原因に
より測定値に無視できないほどの誤差を生じる場合があ
る。
【0004】自動傾斜計装置の他の例が実公平4−34
405号公報に提案されている。この自動傾斜計装置に
おいては、傾斜計には電源により駆動されるモータと、
このモータにより回転されるギヤよりなるギヤボックス
が設けられている。このギヤボックスのギヤがガイド管
に垂らされたチェーンに噛合されることにより、傾斜計
はガイド管内に吊り下げられている。また、傾斜計には
モータの回転量に応じた位置信号を発するエンコーダ
と、位置信号を記録する記録手段とが設けられている。
モータが回転されると、ギヤが回転して傾斜計が昇降さ
れるとともに、エンコーダにより位置信号が発せられ、
この位置信号は記録手段に記録される。このとき同時に
傾斜計がガイド管の傾斜角に応じて発した傾斜角信号も
記録手段に記録される。
【0005】傾斜計には更に記録手段に記録された位置
信号及び傾斜信号を赤外線信号に変換して送信する送信
手段が設けられている。ガイド管の上部にはこの赤外線
信号を受信して地上に設けられたデータ処理手段に伝達
する受信手段が設けられている。そして、傾斜計がガイ
ド管上部にあるとき、送信手段から受信手段を経て位置
信号及び傾斜角信号がデータ処理手段に伝達される。そ
して、データ処理手段はこれらの信号より求めた傾斜計
の位置とガイド管の傾斜角とを関係づけ、測定箇所にお
ける水平変位を決定する。このため、記録手段からデー
タ処理手段への伝達に際してスリップリングの接触抵抗
変化等による誤差が生じることなく測定箇所の水平変位
を精度良く測定することができる。
【0006】しかし、傾斜計に設けられたモータ、ギヤ
ボックス等は傾斜計とともにガイド管内に挿入される必
要からその大きさが制限される。このため、ギヤボック
ス等の構造を細かく複雑にせざるをえず自動傾斜計の製
造コストが高くなる場合がある。また、ギヤボックス等
の修理・点検に際しては傾斜計を地上に引き上げなくて
はならず、手間及び時間がかかる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消して、測定箇所の水平変位を精度良く測定できる
とともに、構造が簡易な自動傾斜計装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の第1態様の自動傾斜計装置は、測定箇所に鉛
直方向に埋設されたガイド管内で昇降されて該ガイド管
の傾斜角を測定する傾斜計と、該傾斜計による測定値に
基づいて測定箇所における水平変位を求めるデータ処理
手段とを有する自動傾斜計装置において、前記傾斜計は
第1タイマと、該傾斜計が前記ガイド管の傾斜角に応じ
て発した傾斜角信号を第1タイマの時刻に基づいて時系
列的に記録する傾斜角記録手段と、該傾斜角記録手段に
記録された傾斜角信号を送信する送信手段とを備えると
ともに、ワイヤにより前記ガイド管内に吊り下げられ、
該ガイド管外に設けられた昇降手段が該ワイヤを巻き取
り又は繰り出すことにより昇降され、該昇降手段に設け
られた位置測定手段により前記傾斜計の位置が測定さ
れ、前記ガイド管は前記傾斜計が近接したときに前記送
信手段が送信した傾斜角信号を受信する受信手段を備
え、前記データ処理手段は前記ガイド管外に設けられ、
第2タイマを備えるとともに、前記位置測定手段により
測定された前記傾斜計の位置を第2タイマの時刻に基づ
いて時系列的に記録し、この記録と前記受信手段が受信
した傾斜角信号とを時系列的に照合して前記測定箇所の
水平変位を求めることを特徴とする。
【0009】前記課題を解決するための本発明の第2態
様の自動傾斜計は、測定箇所に鉛直方向に埋設されたガ
イド管内で昇降されて該ガイド管の傾斜角を測定する傾
斜計と、該傾斜計による測定値に基づいて測定箇所にお
ける水平変位を求めるデータ処理手段とを有する自動傾
斜計装置において、前記傾斜計は第1タイマと、該傾斜
計が前記ガイド管の傾斜角に応じて発した傾斜角信号を
第1タイマの時刻に基づいて時系列的に記録する傾斜角
記録手段と、該傾斜角記録手段に記録された傾斜角信号
を送信する送信手段とを備えるとともに、ワイヤにより
前記ガイド管内に吊り下げられ、該ガイド管外に設けら
れた昇降手段が所定のタイムテーブルに従って該ワイヤ
を巻き取り又は繰り出すことにより昇降され、前記ガイ
ド管は前記傾斜計が近接したときに前記送信手段が送信
した傾斜角信号を受信する受信手段を備え、前記データ
処理手段は前記ガイド管外に設けられ、第2タイマを備
えるとともに、前記タイムテーブル及び第2タイマの時
刻に基づいて決定される前記傾斜計の位置と、前記受信
手段が受信した傾斜角信号とを時系列的に照合して前記
測定箇所の水平変位を求めることを特徴とする。
【0010】前記2つの態様の自動傾斜計装置によれ
ば、ガイド管の傾斜角、傾斜計の位置はそれぞれ第1タ
イマ、第2タイマの時刻に基づいて時系列的に決定され
る。両タイマを同一時刻に合わせることにより、第1タ
イマの任意時刻における傾斜角は第2タイマの同一時刻
における位置にある傾斜計により測定されたという関係
が成立する。この関係に基づいてデータ処理手段は両者
を時系列的に照合して測定箇所における水平変位を求め
ることができる。
【0011】昇降手段がワイヤの巻き取り又は繰り出し
を行うことにより、傾斜計は昇降される。昇降手段はガ
イド管外に設けられているので、その大きさ及び構造が
ガイド管の径により制限を受けることがない。このた
め、昇降手段を実用に適した大きさとして製造コストを
安価にするとともに、保守を容易にして信頼性を向上さ
せることができる。位置測定手段もガイド管外に設けら
れているため、昇降手段と同様に保守を容易にすること
ができる等の利点がある。
【0012】ガイド管の傾斜角は傾斜角信号として傾斜
角記録手段により記録された上で、送信手段及び受信手
段を順に経てデータ処理手段に一時に送信される。この
ためスリッピングに起因する誤差などを回避して、傾斜
角記録手段からデータ処理手段に傾斜角信号を伝達する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の自動傾斜計装置の
実施形態について図面を用いて説明する。図1は第1実
施形態の自動傾斜計装置の説明的構成図であり、図2は
第1実施形態の自動傾斜計装置における測定値の時系列
的照合の説明図であり、図3は第2実施形態における自
動傾斜計装置の説明的構成図であり、図4は第2実施形
態の自動傾斜計装置における測定値の時系列的照合の説
明図である。
【0014】図1に示した自動傾斜計装置において、1
は地中に鉛直方向に部分的に埋設された略有底円筒状の
ガイド管、2はワイヤ3によりガイド管1内に吊り下げ
られガイド管1の鉛直方向からの傾斜角を測定する略円
柱状の傾斜計、4は地上に設けられモータ5により駆動
されてワイヤ3の巻き取り及び繰り出しを行う略円盤状
のドラム、6は地上に設けられ傾斜計2の測定値から測
定箇所の水平変位を求めるデータ処理手段である。
【0015】ガイド管1の内周壁には、その径方向に対
称かつ軸方向に沿った1対のガイド溝7が刻設されてい
る。ガイド管1は略有底円筒状の下部ガイド管8と、略
円筒状の上部ガイド管9とよりなる。下部ガイド管8の
上部には上部ガイド管9の外径と略同径の内径を有する
環状溝10が全周にわたって形成されている。上部ガイ
ド管9は環状溝10に対して滑らかに回転可能なように
嵌め込まれ、管回転モータ11により軸芯回りに回転さ
れる。上部ガイド管9の上端には後述するように傾斜計
2により発せられ傾斜角記録部15に記録された傾斜角
信号を受信する受信装置12が設けられている。
【0016】傾斜計2はガイド管1より小径の略円柱状
であり、径方向に対称に突出して設けられたガイドロー
ラ13がガイド管1のガイド溝7に嵌められて昇降され
る。傾斜計2には第1タイマ14と、傾斜角記録部15
と、送信装置16とが設けられている。傾斜計2がガイ
ド管1の傾斜角に応じて発した傾斜角信号は、第1タイ
マ14の時刻とともに時系列的に傾斜角記録部15に記
録される。傾斜角記録部15に記録された傾斜角信号
は、送信装置16により赤外線信号に変換されて送信さ
れ、受信装置12により受信される。なお、本実施形態
においては傾斜計2としてひずみゲージ式傾斜計を用い
たが、必要に応じて差動トランス式傾斜計等を用いても
よい。
【0017】ワイヤ3はガイド管1の上方に設けられた
プーリ17を経てドラム4により巻き取られ又は繰り出
される。プーリ17にはその回転量、即ち傾斜計2の位
置に応じて位置信号を発するエンコーダ(位置測定手
段)18が設けられている。
【0018】データ処理手段6は、モータ駆動制御部1
9と、第2タイマ20と、位置記録部21と、演算部2
2とを備えている。モータ駆動制御部19はモータ5及
び管回転モータ11の回転駆動を制御する。位置記録部
21は、エンコーダ18から発せられた位置信号を第2
タイマ20の時刻とともに時系列的に記録する。演算部
22は、受信装置12が受信した傾斜角信号と位置記録
部21が記録した位置信号とから地中の水平変位を求め
る。
【0019】図1に示した自動傾斜計により、ガイド管
1の傾斜角と傾斜計2の位置とを時系列的に照合する方
法について図2を用いて説明する。まず測定に先立って
第1タイマ14の時刻と第2タイマ20の時刻とを一致
させておく。時刻ti におけるガイド管1の傾斜角をθ
(ti )、傾斜計2の位置をx(ti )とする。傾斜計
2はその基準位置となるガイド管1の底部まで下降され
てから上昇され、所定間隔Δxi だけ上昇されるごとに
一定時間Δti だけ静止される。そして、図2(a)に
示したように傾斜計2の上昇、停止が繰り返され、この
停止・上昇がn回繰り返されると傾斜計2はガイド管1
の上部に至る。傾斜計2を上昇させるとき、ワイヤ3の
巻き取りに応じて回転したエンコーダ18が発した位置
信号は、図2(a)に示したように第2タイマ20の時
刻に基づいて位置記録部21に時系列的に記録される。
傾斜計2は停止されたときにガイド管1の傾斜角に応じ
た傾斜角信号を発し、この傾斜角信号は図2(b)に示
したように、第1タイマ14の時刻に基づいて傾斜角記
録部15に時系列的に記録される。このとき、基準位置
以外においては傾斜計2が停止してからΔti /2だけ
経過した時刻での傾斜角を測定している。これは傾斜角
を正確に求めるためには傾斜角信号が時間的に安定して
いる必要があり、傾斜計2の上昇停止直後に傾斜角信号
が時間的に安定になるために一定時間を要する場合があ
るからである。この傾斜角信号は送信装置16から受信
装置12を経て演算部22に送信される。ここでは示さ
ないが、他の実施形態として傾斜角信号が準静的に変化
するような低速度で傾斜計2を停止させることなく上昇
させ、連続的にガイド管1の傾斜角を測定するようにし
てもよい。
【0020】前述したように測定開始時に第1タイマ1
4及び第2タイマ20は同時刻に合わせられている。こ
のため、ti −Δti /2≦ti ≦ti +Δti /2な
るt i についてx(ti ) に位置する傾斜計2により測
定されたガイド管1の傾斜角はθ(ti ) であるという
関係が成立する。この関係に基づいて演算部22は、ガ
イド管1の傾斜角θ(ti ) と傾斜計2の位置x
(ti ) とを図2(c)に示したように時系列的に照合
させる。
【0021】傾斜計2がガイド管1の上部にあるとき、
モータ駆動制御部19はモータ5の駆動を停止させて傾
斜計2の昇降を停止させ、管回転モータ11を駆動して
上部ガイド管9を半回転させる。これにより傾斜計2も
軸回りに半回転され、この状態から上述した測定、照合
がもう1回繰り返される。こうして傾斜計2の半回転を
伴ってガイド管1の傾斜角は2回測定され、演算部22
は2回の測定値の平均をもって該位置における傾斜角と
する。これは傾斜計2自身の径方向に対する非対称性か
ら生じる測定誤差を無くすためである。そして、演算部
22は以上の測定結果に基づいて水平変位を求める。
【0022】図3に示した第2態様の自動傾斜計装置に
おいて、第1態様の自動傾斜計装置と同一の構成につい
ては共通の番号付けを行うとともに説明を省略する。第
2実施形態においては第1実施形態におけるエンコーダ
18及び位置記録部21が省略された構成となってい
る。データ処理手段23のモータ駆動制御部24は図4
(a)に示したタイムテーブルに従って傾斜計2が上昇
されるようにモータ5の回転量を制御する。演算部25
はこのタイムテーブル及び第2タイマ20の時刻に基づ
いて傾斜計2の位置を求めるとともに、ガイド管1の傾
斜角と時系列的に照合する。
【0023】図3に示した自動傾斜計により、ガイド管
1の傾斜角と傾斜計2の位置とを時系列的に照合する方
法について図4を用いて説明する。測定に先立ち第1タ
イマ14の時刻と第2タイマ20の時刻とを一致させ
る。傾斜計2はその基準位置となるガイド管1の底部ま
で下降されてから図4(a)に示したタイムテーブルに
従って上昇される。傾斜計2の傾斜角信号は図4(b)
に示したように、第1タイマ14の時刻に基づいて傾斜
角記録部15に時系列的に記録される。この傾斜角信号
は送信装置16から受信装置12を経て演算部25に送
信される。
【0024】前述したように測定開始時に第1タイマ1
4及び第2タイマ20は同時刻に合わせられている。傾
斜計2は図4(a)に示したタイムテーブルに従って昇
降するように制御されている。このため、時刻ti (i
=1〜n)において傾斜計2はx(ti ) に位置し、こ
の位置の傾斜計2により測定されたガイド管1の傾斜角
はθ(ti ) であるという関係が成立する。この関係に
基づいて演算部25は、ガイド管1の傾斜角θ(ti )
と傾斜計2の位置x(ti ) とを図4(c)に示したよ
うに時系列的に照合させる。傾斜計2の半回転を伴って
1つの位置において傾斜角が2回測定され、演算部25
は2回の測定の平均をもって該位置における傾斜角と
し、以上の測定結果から水平変位を求める。
【0025】前記2つの実施形態においては、傾斜計2
がガイド管1の上部に上昇される度に傾斜角信号の送受
信が行われた。他の実施形態として、傾斜計2の半回転
を伴う計2回の傾斜角測定を行ってから初めて傾斜角信
号の送受信を行うようにしてもよい。また、傾斜角信号
の送受信方法としては赤外線信号による送受信方法を用
いたが、他の実施形態として傾斜計2が上昇したときに
送受信装置をコネクタ−コネクタレセプタクルのように
電気的に接続される構成として電気信号による送受信方
法を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の自動傾斜計装置の説明的構成図
【図2】第1実施形態の自動傾斜計装置における測定値
の時系列的照合の説明図
【図3】第2実施形態の自動傾斜計装置の説明的構成図
【図4】第2実施形態の自動傾斜計装置における測定値
の時系列的照合の説明図
【符号の説明】
1‥ガイド管、2‥傾斜計、3‥ワイヤ、4‥モータ
(昇降手段)、5‥ドラム(昇降手段)、6、23‥デ
ータ処理手段、12‥受信装置(受信手段)、14‥第
1タイマ、15‥傾斜角記録部(傾斜角記録手段)、1
6‥送信装置(送信手段)、17‥プーリ(昇降手
段)、18‥エンコーダ(位置測定手段)、19、24
‥モータ駆動制御部(昇降手段)、20‥第2タイマ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定箇所に鉛直方向に埋設されたガイド管
    内で昇降されて該ガイド管の傾斜角を測定する傾斜計
    と、該傾斜計による測定値に基づいて測定箇所における
    水平変位を求めるデータ処理手段とを有する自動傾斜計
    装置において、 前記傾斜計は第1タイマと、該傾斜計が前記ガイド管の
    傾斜角に応じて発した傾斜角信号を第1タイマの時刻に
    基づいて時系列的に記録する傾斜角記録手段と、該傾斜
    角記録手段に記録された傾斜角信号を送信する送信手段
    とを備えるとともに、ワイヤにより前記ガイド管内に吊
    り下げられ、該ガイド管外に設けられた昇降手段が該ワ
    イヤを巻き取り又は繰り出すことにより昇降され、該昇
    降手段に設けられた位置測定手段により前記傾斜計の位
    置が測定され、 前記ガイド管は前記傾斜計が近接したときに前記送信手
    段が送信した傾斜角信号を受信する受信手段を備え、 前記データ処理手段は前記ガイド管外に設けられ、第2
    タイマを備えるとともに、前記位置測定手段により測定
    された前記傾斜計の位置を第2タイマの時刻に基づいて
    時系列的に記録し、この記録と前記受信手段が受信した
    傾斜角信号とを時系列的に照合して前記測定箇所の水平
    変位を求めることを特徴とする自動傾斜計装置。
  2. 【請求項2】測定箇所に鉛直方向に埋設されたガイド管
    内で昇降されて該ガイド管の傾斜角を測定する傾斜計
    と、該傾斜計による測定値に基づいて測定箇所における
    水平変位を求めるデータ処理手段とを有する自動傾斜計
    装置において、 前記傾斜計は第1タイマと、該傾斜計が前記ガイド管の
    傾斜角に応じて発した傾斜角信号を第1タイマの時刻に
    基づいて時系列的に記録する傾斜角記録手段と、該傾斜
    角記録手段に記録された傾斜角信号を送信する送信手段
    とを備えるとともに、ワイヤにより前記ガイド管内に吊
    り下げられ、該ガイド管外に設けられた昇降手段が所定
    のタイムテーブルに従って該ワイヤを巻き取り又は繰り
    出すことにより昇降され、 前記ガイド管は前記傾斜計が近接したときに前記送信手
    段が送信した傾斜角信号を受信する受信手段を備え、 前記データ処理手段は前記ガイド管外に設けられ、第2
    タイマを備えるとともに、前記タイムテーブル及び第2
    タイマの時刻に基づいて決定される前記傾斜計の位置
    と、前記受信手段が受信した傾斜角信号とを時系列的に
    照合して前記測定箇所の水平変位を求めることを特徴と
    する自動傾斜計装置。
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