JPH11337026A - 廃棄物の溶融設備 - Google Patents
廃棄物の溶融設備Info
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- JPH11337026A JPH11337026A JP14978498A JP14978498A JPH11337026A JP H11337026 A JPH11337026 A JP H11337026A JP 14978498 A JP14978498 A JP 14978498A JP 14978498 A JP14978498 A JP 14978498A JP H11337026 A JPH11337026 A JP H11337026A
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- melting
- molding
- wastes
- melting furnace
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- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 焼却残渣、自動車等のシュレッダダスト、粗
大ごみ破砕により生ずるダスト、厨芥、繊維質廃棄物等
の廃棄物を異物が混入しても割れが生じないように塊状
に成形し溶融処理可能とする。 【解決手段】 廃棄物の溶融設備１に、廃棄物を溶融処
理する溶融炉２と、廃棄物にバインダーを添加して混練
する混練機３と、混練機３で混練された廃棄物を型枠４
１内に装入して塊状に成形する型込め成形器４と、型込
め成形器４で塊状に成形された成形廃棄物ＷＳを貯留す
る成形廃棄物ホッパ６と、コークスホッパ１１と石灰石
ホッパ１２と、溶融炉２の原料投入口２１へ搬送す投入
コンベヤ９とを備えている。
大ごみ破砕により生ずるダスト、厨芥、繊維質廃棄物等
の廃棄物を異物が混入しても割れが生じないように塊状
に成形し溶融処理可能とする。 【解決手段】 廃棄物の溶融設備１に、廃棄物を溶融処
理する溶融炉２と、廃棄物にバインダーを添加して混練
する混練機３と、混練機３で混練された廃棄物を型枠４
１内に装入して塊状に成形する型込め成形器４と、型込
め成形器４で塊状に成形された成形廃棄物ＷＳを貯留す
る成形廃棄物ホッパ６と、コークスホッパ１１と石灰石
ホッパ１２と、溶融炉２の原料投入口２１へ搬送す投入
コンベヤ９とを備えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみや産業廃
棄物、特に異物混入の焼却残渣、シュレッダダスト、粗
大ごみ破砕により生ずるダスト、厨芥、繊維質廃棄物、
汚泥等の形状不均一な廃棄物を溶融固化するための廃棄
物の溶融設備に関するものである。
棄物、特に異物混入の焼却残渣、シュレッダダスト、粗
大ごみ破砕により生ずるダスト、厨芥、繊維質廃棄物、
汚泥等の形状不均一な廃棄物を溶融固化するための廃棄
物の溶融設備に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、都市ごみや産業廃棄物等は埋め
立てや焼却処分されることが多い。焼却処分される場合
も、焼却減容された焼却残渣は埋め立て処分されてい
る。
立てや焼却処分されることが多い。焼却処分される場合
も、焼却減容された焼却残渣は埋め立て処分されてい
る。
【０００３】しかし、埋め立て処分場の確保は次第に困
難になっているので、廃棄物を溶融炉で直接溶融固化し
たり、あるいは廃棄物を一旦焼却した後、焼却残渣を溶
融炉で溶融固化して、路盤材、骨材、ブロック等として
リサイクルするようになりつつある。
難になっているので、廃棄物を溶融炉で直接溶融固化し
たり、あるいは廃棄物を一旦焼却した後、焼却残渣を溶
融炉で溶融固化して、路盤材、骨材、ブロック等として
リサイクルするようになりつつある。
【０００４】廃棄物をコークスベッド式の溶融炉で溶融
する場合には、廃棄物にコークスと造滓材である石灰石
とを添加して溶融炉に装入し、炉内の乾燥帯、熱分解帯
及び燃焼溶融帯を順次降下させる。炉内には羽口から酸
素含有ガスを吹き込み、コークスや熱分解によって生じ
た炭素質（チャー）をコークスベッドの高温炉床におい
て高温度で燃焼させ、その燃焼熱によって不燃物を溶融
しスラグ化する。溶融したスラグは、溶融炉底部の出湯
樋から排出した後、冷却固化する。
する場合には、廃棄物にコークスと造滓材である石灰石
とを添加して溶融炉に装入し、炉内の乾燥帯、熱分解帯
及び燃焼溶融帯を順次降下させる。炉内には羽口から酸
素含有ガスを吹き込み、コークスや熱分解によって生じ
た炭素質（チャー）をコークスベッドの高温炉床におい
て高温度で燃焼させ、その燃焼熱によって不燃物を溶融
しスラグ化する。溶融したスラグは、溶融炉底部の出湯
樋から排出した後、冷却固化する。
【０００５】固化したスラグは、破砕して砕石とし路盤
材、骨材として使用したり、粉砕したものをセメントと
混合して成形しブロックとしたり、粉体として混練成形
し焼成してセラミックス化しパネル等として利用され
る。
材、骨材として使用したり、粉砕したものをセメントと
混合して成形しブロックとしたり、粉体として混練成形
し焼成してセラミックス化しパネル等として利用され
る。
【０００６】コークスベッド式の溶融炉では、焼却残
渣、自動車等のシュレッダダスト、粗大ごみ破砕により
生じたダスト、厨芥、繊維質廃棄物等の細粒の廃棄物
は、そのまま溶融炉内に装入すると目詰まりの原因とな
るので、塊状に成形する必要がある。
渣、自動車等のシュレッダダスト、粗大ごみ破砕により
生じたダスト、厨芥、繊維質廃棄物等の細粒の廃棄物
は、そのまま溶融炉内に装入すると目詰まりの原因とな
るので、塊状に成形する必要がある。
【０００７】そこで、焼却残渣については、粘結剤を加
えてブリケッティング装置でブリケット化し、石灰石、
コークスと共に原料投入口から溶融炉内に投入すること
により溶融処理が行われている。
えてブリケッティング装置でブリケット化し、石灰石、
コークスと共に原料投入口から溶融炉内に投入すること
により溶融処理が行われている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ブリケッティ
ング装置によって成形されるブリケットは、直径が２０
〜４０ｍｍ程度のピロー形状であり、中に粒径５ｍｍ程
度の異物等が入ると割れ易くなる。
ング装置によって成形されるブリケットは、直径が２０
〜４０ｍｍ程度のピロー形状であり、中に粒径５ｍｍ程
度の異物等が入ると割れ易くなる。
【０００９】また、ブリケッティング装置は対向して回
転するローラ間で廃棄物を圧縮して成形するので、大き
な異物や小さくても金属が入っているとモータの過負荷
を生じたり、ローラが損傷したりするおそれがある。
転するローラ間で廃棄物を圧縮して成形するので、大き
な異物や小さくても金属が入っているとモータの過負荷
を生じたり、ローラが損傷したりするおそれがある。
【００１０】従って、前処理として破砕や金属除去の工
程が必要になる。また、自動車等のシュレッダダスト、
粗大ごみ破砕により生ずるダスト、厨芥、繊維質廃棄物
等は、混入する異物が多かったり、圧密性が悪いことな
どからブリケッティング装置によるブリケット化が困難
で、このような廃棄物は溶融処理することができなかっ
た。本発明は、廃棄物の処理における上記課題を解決す
るものであって、廃棄物に異物が混入しても割れが生じ
ないように塊状に成形することができ、成形時の設備の
損傷を防止でき、焼却残渣、自動車等のシュレッダダス
ト、粗大ごみ破砕により生ずるダスト、厨芥、繊維質廃
棄物等の細粒の廃棄物の溶融処理を可能とする溶融設備
を提供することを目的とする。
程が必要になる。また、自動車等のシュレッダダスト、
粗大ごみ破砕により生ずるダスト、厨芥、繊維質廃棄物
等は、混入する異物が多かったり、圧密性が悪いことな
どからブリケッティング装置によるブリケット化が困難
で、このような廃棄物は溶融処理することができなかっ
た。本発明は、廃棄物の処理における上記課題を解決す
るものであって、廃棄物に異物が混入しても割れが生じ
ないように塊状に成形することができ、成形時の設備の
損傷を防止でき、焼却残渣、自動車等のシュレッダダス
ト、粗大ごみ破砕により生ずるダスト、厨芥、繊維質廃
棄物等の細粒の廃棄物の溶融処理を可能とする溶融設備
を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明の廃棄物の溶融設
備は、廃棄物を溶融処理するコークスベッド式の溶融炉
と、細粒の廃棄物にバインダーを添加して混練する混練
機と、混練機で混練された廃棄物を型枠内に装入して塊
状に成形する型込め成形器と、型込め成形器で成形され
た塊状の廃棄物を溶融炉の原料投入口へ搬送する搬送手
段とを備えている。
備は、廃棄物を溶融処理するコークスベッド式の溶融炉
と、細粒の廃棄物にバインダーを添加して混練する混練
機と、混練機で混練された廃棄物を型枠内に装入して塊
状に成形する型込め成形器と、型込め成形器で成形され
た塊状の廃棄物を溶融炉の原料投入口へ搬送する搬送手
段とを備えている。
【００１２】この廃棄物の溶融設備で、異物混入の焼却
残渣、シュレッダダスト、粗大ごみ破砕により生ずるダ
スト、厨芥、繊維質廃棄物、汚泥等の形状不均一な廃棄
物を溶融処理する場合には、先ず、廃棄物を混練機に供
給しバインダーを添加して混練する。混練機で混練され
た廃棄物は、型込め成形器の型枠内に装入して塊状に成
形する。型込め成形を行うので、廃棄物に異物が混入し
ても割れが生じないように塊状に成形することができ、
成形時の設備の損傷も防止できる。
残渣、シュレッダダスト、粗大ごみ破砕により生ずるダ
スト、厨芥、繊維質廃棄物、汚泥等の形状不均一な廃棄
物を溶融処理する場合には、先ず、廃棄物を混練機に供
給しバインダーを添加して混練する。混練機で混練され
た廃棄物は、型込め成形器の型枠内に装入して塊状に成
形する。型込め成形を行うので、廃棄物に異物が混入し
ても割れが生じないように塊状に成形することができ、
成形時の設備の損傷も防止できる。
【００１３】型込め成形器には型枠に振動を与える振動
式の成形器を用いると成形された廃棄物の強度がより大
きくなる。型込め成形器で成形された塊状の廃棄物は溶
融炉の原料投入口へ搬送する搬送手段によって型込め成
形器から溶融炉の原料投入口へ搬送し溶融炉にコークス
及び石灰石とともに装入する。
式の成形器を用いると成形された廃棄物の強度がより大
きくなる。型込め成形器で成形された塊状の廃棄物は溶
融炉の原料投入口へ搬送する搬送手段によって型込め成
形器から溶融炉の原料投入口へ搬送し溶融炉にコークス
及び石灰石とともに装入する。
【００１４】塊状の廃棄物は、炉内の乾燥帯、熱分解帯
及び燃焼溶融帯を順次降下して行く。乾燥帯で乾燥され
た廃棄物は、熱分解帯では還元雰囲気下で有機物が分解
されて水素、酸素分がガス化し、炭素分が残留する。
及び燃焼溶融帯を順次降下して行く。乾燥帯で乾燥され
た廃棄物は、熱分解帯では還元雰囲気下で有機物が分解
されて水素、酸素分がガス化し、炭素分が残留する。
【００１５】この、炭素分は補助燃料となって燃焼し、
コークスとともに炉内を加熱する。廃棄物中の不燃物は
石灰石とともに溶融スラグ化する。溶融したスラグは、
底部の出湯樋から排出した後、冷却固化する。
コークスとともに炉内を加熱する。廃棄物中の不燃物は
石灰石とともに溶融スラグ化する。溶融したスラグは、
底部の出湯樋から排出した後、冷却固化する。
【００１６】この廃棄物の溶融設備は、焼却残渣、自動
車等のシュレッダダスト、粗大ごみ破砕により生ずるダ
スト、厨芥、繊維質廃棄物等の廃棄物も溶融処理するこ
とができる。
車等のシュレッダダスト、粗大ごみ破砕により生ずるダ
スト、厨芥、繊維質廃棄物等の廃棄物も溶融処理するこ
とができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】図１は、この発明の実施の一形態
である廃棄物の溶融設備の構成図、図２は型込め成形器
の説明図である。
である廃棄物の溶融設備の構成図、図２は型込め成形器
の説明図である。
【００１８】ここで、廃棄物の溶融設備１は、廃棄物を
溶融処理する溶融炉２と、廃棄物にバインダーを添加し
て混練する混練機３と、混練機３で混練された廃棄物を
型枠４１内に装入して塊状に成形する型込め成形器４と
を備えている。
溶融処理する溶融炉２と、廃棄物にバインダーを添加し
て混練する混練機３と、混練機３で混練された廃棄物を
型枠４１内に装入して塊状に成形する型込め成形器４と
を備えている。
【００１９】混練機３と型込め成形器４との間には、混
練された廃棄物を混練機３から型込め成形器４へ搬送し
型枠４１内に装入するための装入コンベヤ５が設けられ
ており、型込め成形器４の下には、塊状に成形後抜き出
された成形廃棄物ＳＷを成形廃棄物ホッパ６へ搬送する
抜出しコンベヤ７が設けられている。抜出しコンベヤ７
の途中には養生装置１０が設けられている。成形廃棄物
ホッパ６底部には原料引出しフィーダ８が設けられてお
り、原料引出しフィーダ８と溶融炉２の原料投入口２１
との間には、投入コンベヤ９が設けられている。投入コ
ンベヤ９の途中には、コークスホッパ１１と石灰石ホッ
パ１２とが配置されている。
練された廃棄物を混練機３から型込め成形器４へ搬送し
型枠４１内に装入するための装入コンベヤ５が設けられ
ており、型込め成形器４の下には、塊状に成形後抜き出
された成形廃棄物ＳＷを成形廃棄物ホッパ６へ搬送する
抜出しコンベヤ７が設けられている。抜出しコンベヤ７
の途中には養生装置１０が設けられている。成形廃棄物
ホッパ６底部には原料引出しフィーダ８が設けられてお
り、原料引出しフィーダ８と溶融炉２の原料投入口２１
との間には、投入コンベヤ９が設けられている。投入コ
ンベヤ９の途中には、コークスホッパ１１と石灰石ホッ
パ１２とが配置されている。
【００２０】投入コンベヤ９は成形廃棄物ホッパ６から
引出された成形廃棄物ＳＷとコークスホッパ１１と石灰
石ホッパ１２とから供給されたコークスＣと石灰石Ｌと
を、溶融炉２の原料投入口２１へ搬送して溶融炉２内に
投入する。
引出された成形廃棄物ＳＷとコークスホッパ１１と石灰
石ホッパ１２とから供給されたコークスＣと石灰石Ｌと
を、溶融炉２の原料投入口２１へ搬送して溶融炉２内に
投入する。
【００２１】廃棄物を溶融処理するコークスベッド式の
溶融炉２は円筒形の竪型溶融炉であり、下部には送風羽
口２２、底部には出湯樋２３を備えている。廃棄物の溶
融処理を行う場合には、先ず、異物混入の焼却残渣、シ
ュレッダダスト、粗大ごみ破砕により生ずるダスト、厨
芥、繊維質廃棄物、汚泥等の形状不均一な廃棄物を混練
機３に供給しセメント等のバインダーを添加して混練す
る。混練機３で混練された廃棄物は、装入コンベヤ５に
よって型込め成形器４へ搬送され、下枠４２上に載置さ
れた型枠４１内に装入される。型込め成形器４は振動機
構（図示略）を備えた振動式の成形器であり、振動する
下枠４２によって型枠４１に水平及び垂直方向への振動
が与えられる。
溶融炉２は円筒形の竪型溶融炉であり、下部には送風羽
口２２、底部には出湯樋２３を備えている。廃棄物の溶
融処理を行う場合には、先ず、異物混入の焼却残渣、シ
ュレッダダスト、粗大ごみ破砕により生ずるダスト、厨
芥、繊維質廃棄物、汚泥等の形状不均一な廃棄物を混練
機３に供給しセメント等のバインダーを添加して混練す
る。混練機３で混練された廃棄物は、装入コンベヤ５に
よって型込め成形器４へ搬送され、下枠４２上に載置さ
れた型枠４１内に装入される。型込め成形器４は振動機
構（図示略）を備えた振動式の成形器であり、振動する
下枠４２によって型枠４１に水平及び垂直方向への振動
が与えられる。
【００２２】型枠４１は、一辺の長さＤが５０〜１００
ｍｍ程度の枡目に区画されており、装入された廃棄物は
バインダによって固化されて辺長が５０〜１００ｍｍ程
度の立方体の塊状に成形される。このように型込め成形
を行うので、直径３０〜６０ｍｍ程度の異物Ａが混入し
ても成形廃棄物ＳＷに割れは生じない。成形時の設備の
損傷も生じない。従って、前処理として破砕や金属除去
工程は必要なく、焼却残渣だけでなく、自動車等のシュ
レッダダスト、粗大ごみ破砕により生ずるダスト、厨
芥、繊維質廃棄物等の廃棄物の溶融処理も可能となる。
ｍｍ程度の枡目に区画されており、装入された廃棄物は
バインダによって固化されて辺長が５０〜１００ｍｍ程
度の立方体の塊状に成形される。このように型込め成形
を行うので、直径３０〜６０ｍｍ程度の異物Ａが混入し
ても成形廃棄物ＳＷに割れは生じない。成形時の設備の
損傷も生じない。従って、前処理として破砕や金属除去
工程は必要なく、焼却残渣だけでなく、自動車等のシュ
レッダダスト、粗大ごみ破砕により生ずるダスト、厨
芥、繊維質廃棄物等の廃棄物の溶融処理も可能となる。
【００２３】塊状に成形された成形廃棄物ＳＷは、型込
め成形器４から抜き出され、抜出しコンベヤ７で搬送さ
れて養生装置１０を経て成形廃棄物ホッパ６に貯留され
る。成形廃棄物ホッパ６内の成形廃棄物ＳＷは、原料引
出しフィーダ８によって所定量が引き出され、投入コン
ベヤ９で溶融炉２の原料投入口２１へ搬送されて溶融炉
２内にコークスＣ及び石灰石Ｌとともに装入される。
め成形器４から抜き出され、抜出しコンベヤ７で搬送さ
れて養生装置１０を経て成形廃棄物ホッパ６に貯留され
る。成形廃棄物ホッパ６内の成形廃棄物ＳＷは、原料引
出しフィーダ８によって所定量が引き出され、投入コン
ベヤ９で溶融炉２の原料投入口２１へ搬送されて溶融炉
２内にコークスＣ及び石灰石Ｌとともに装入される。
【００２４】廃棄物溶融炉２内には、送風羽口２２から
空気又は酸素富化された空気を送ってコークスＣの燃焼
熱で炉内を１５００°Ｃ以上に加熱する。固形廃棄物Ｓ
Ｗは、炉内の乾燥帯、熱分解帯及び燃焼溶融帯を順次降
下して行く。乾燥帯で乾燥された固形廃棄物ＳＷは、乾
留ガス化帯では還元雰囲気下で有機物が分解されて水
素、酸素分がガス化し、炭素分が残留する。
空気又は酸素富化された空気を送ってコークスＣの燃焼
熱で炉内を１５００°Ｃ以上に加熱する。固形廃棄物Ｓ
Ｗは、炉内の乾燥帯、熱分解帯及び燃焼溶融帯を順次降
下して行く。乾燥帯で乾燥された固形廃棄物ＳＷは、乾
留ガス化帯では還元雰囲気下で有機物が分解されて水
素、酸素分がガス化し、炭素分が残留する。
【００２５】この炭素分は補助燃料となって燃焼し、コ
ークスＣとともに炉内を加熱する。固形廃棄物ＳＷ中の
不燃物は石灰石Ｌとともに溶融されてスラグ化する。溶
融したスラグＳは、底部の出湯樋２３から排出した後、
冷却固化する。
ークスＣとともに炉内を加熱する。固形廃棄物ＳＷ中の
不燃物は石灰石Ｌとともに溶融されてスラグ化する。溶
融したスラグＳは、底部の出湯樋２３から排出した後、
冷却固化する。
【００２６】固化したスラグは、破砕して砕石とし路盤
材、骨材として使用したり、粉砕したものをセメントと
混合して成形しブロックとしたり、粉体として混練成形
し焼成してセラミックス化しパネル等として利用され
る。
材、骨材として使用したり、粉砕したものをセメントと
混合して成形しブロックとしたり、粉体として混練成形
し焼成してセラミックス化しパネル等として利用され
る。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の廃棄物の
溶融設備によれば、型込め成形によって廃棄物を異物が
混入しても割れが生じないように塊状に成形することが
でき、成形時の設備の損傷を防止でき、焼却残渣、自動
車等のシュレッダダスト、粗大ごみ破砕により生ずるダ
スト、厨芥、繊維質廃棄物等の細粒の廃棄物の溶融処理
が可能となる。
溶融設備によれば、型込め成形によって廃棄物を異物が
混入しても割れが生じないように塊状に成形することが
でき、成形時の設備の損傷を防止でき、焼却残渣、自動
車等のシュレッダダスト、粗大ごみ破砕により生ずるダ
スト、厨芥、繊維質廃棄物等の細粒の廃棄物の溶融処理
が可能となる。
【図１】本発明の実施の一形態である廃棄物の溶融設備
の構成図である。
の構成図である。
【図２】型込め成形器の説明図である。
１ 廃棄物の溶融設備 ２ 溶融炉 ３ 混練機 ４ 型込め成形器 ５ 装入コンベヤ ６ 原料ホッパ ７ 抜出しコンベヤ ８ 原料引出しフィーダ ９ 投入コンベヤ １０ 養生装置 １１ コークスホッパ １２ 石灰石ホッパ ２１ 原料投入口 ２２ 送風羽口 ２３ 出湯樋 ４１ 型枠 ４２ 下枠 Ａ 異物 Ｃ コークス Ｌ 石灰石 Ｓ スラグ ＳＷ 成形廃棄物
Claims (2)
- 【請求項１】 廃棄物を溶融処理するコークスベッド式
の溶融炉と、廃棄物にバインダーを添加して混練する混
練機と、混練機で混練された廃棄物を型枠内に装入して
塊状に成形する型込め成形器と、型込め成形器で成形さ
れた塊状の廃棄物を溶融炉の原料投入口へ搬送する搬送
手段とを備えた廃棄物の溶融設備。 - 【請求項２】 型込め成形器が型枠を振動させて成形す
る振動式の成形器であることを特徴とする請求項１記載
の廃棄物の溶融設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14978498A JPH11337026A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 廃棄物の溶融設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14978498A JPH11337026A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 廃棄物の溶融設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11337026A true JPH11337026A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15482650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14978498A Pending JPH11337026A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 廃棄物の溶融設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11337026A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002062059A (ja) * | 2000-08-16 | 2002-02-28 | Onahama Smelting & Refining Co Ltd | 反射炉へのシュレッダーダストの供給装置 |
| JP2003056815A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-26 | Onahama Smelting & Refining Co Ltd | シュレッダーダストの処理方法及びその装置 |
| KR20040020326A (ko) * | 2002-08-30 | 2004-03-09 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 쓰레기의 소각방법 |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP14978498A patent/JPH11337026A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002062059A (ja) * | 2000-08-16 | 2002-02-28 | Onahama Smelting & Refining Co Ltd | 反射炉へのシュレッダーダストの供給装置 |
| JP4549500B2 (ja) * | 2000-08-16 | 2010-09-22 | 小名浜製錬株式会社 | 反射炉へのシュレッダーダストの供給装置 |
| JP2003056815A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-26 | Onahama Smelting & Refining Co Ltd | シュレッダーダストの処理方法及びその装置 |
| JP4651235B2 (ja) * | 2001-08-08 | 2011-03-16 | 小名浜製錬株式会社 | シュレッダーダストの処理方法及びその装置 |
| KR20040020326A (ko) * | 2002-08-30 | 2004-03-09 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 쓰레기의 소각방법 |
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