JPH10158023A - Frp廃棄物の利用方法 - Google Patents
Frp廃棄物の利用方法Info
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- JPH10158023A JPH10158023A JP8328021A JP32802196A JPH10158023A JP H10158023 A JPH10158023 A JP H10158023A JP 8328021 A JP8328021 A JP 8328021A JP 32802196 A JP32802196 A JP 32802196A JP H10158023 A JPH10158023 A JP H10158023A
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- Japan
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- frp
- cupola
- waste
- rock wool
- blown
- Prior art date
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C1/00—Ingredients generally applicable to manufacture of glasses, glazes, or vitreous enamels
- C03C1/002—Use of waste materials, e.g. slags
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の課題は産業廃棄物として、焼却、埋め
立てにより処理されている、FRP廃棄物を有効に利用
する手段を提案することである。 【解決手段】FRP廃棄物を破砕し、ロックウ−ル製造
用のキュポラ下部に圧入するか、あるいは吹込むことに
より、含まれているガラス繊維、炭酸カルシュウムなど
の無機充填剤をロックウ−ル原料の一部とすると共に、
有機物を燃料の一部として利用する。
立てにより処理されている、FRP廃棄物を有効に利用
する手段を提案することである。 【解決手段】FRP廃棄物を破砕し、ロックウ−ル製造
用のキュポラ下部に圧入するか、あるいは吹込むことに
より、含まれているガラス繊維、炭酸カルシュウムなど
の無機充填剤をロックウ−ル原料の一部とすると共に、
有機物を燃料の一部として利用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はFRP廃棄物の有効
利用方法に関するものである。
利用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラス繊維を使用したFRP製品が不要
になったとき、焼却してもガラス繊維が残り、焼却する
とかえって焼却前より体積が増加したり、繊維が脆くな
り作業中に周囲に飛散し、作業環境が悪くなり、かえっ
て取り扱い難いものとなる。また、ガラス繊維は不燃性
で腐らないので埋め立て処分してもなんら問題はないの
であるが、繊維が長く強いのでコンパクトに圧縮しにく
いため嵩高で処理費用が掛かるという問題がある。その
ため、FRP廃棄物を細かく砕き、粉末状にしたものを
コンクリ−トに入れたり、FRPに使用する充填剤とし
て再利用するなどの試みがされている。しかし技術的、
経済的に種々の問題があるため、なかなか十分な量を処
理し有効利用するまでには至っていない。
になったとき、焼却してもガラス繊維が残り、焼却する
とかえって焼却前より体積が増加したり、繊維が脆くな
り作業中に周囲に飛散し、作業環境が悪くなり、かえっ
て取り扱い難いものとなる。また、ガラス繊維は不燃性
で腐らないので埋め立て処分してもなんら問題はないの
であるが、繊維が長く強いのでコンパクトに圧縮しにく
いため嵩高で処理費用が掛かるという問題がある。その
ため、FRP廃棄物を細かく砕き、粉末状にしたものを
コンクリ−トに入れたり、FRPに使用する充填剤とし
て再利用するなどの試みがされている。しかし技術的、
経済的に種々の問題があるため、なかなか十分な量を処
理し有効利用するまでには至っていない。
【0003】これらの問題を解決するため他の方法とし
て断熱材、吸音材などに使用されるグラスウ−ル原料溶
解炉中にFRPの廃棄物を適当な大きさに粉砕し、FR
P製品中の樹脂成分を加熱用燃料に利用しながらガラス
繊維部分を溶解し、ガラス短繊維を製造する方法が特開
平6−40735号公報に開示されている。しかしなが
ら、FRP中に含まれる有機物を完全に酸化することが
必要で、溶解炉の安定した操業には高度の技術が要求さ
れる。
て断熱材、吸音材などに使用されるグラスウ−ル原料溶
解炉中にFRPの廃棄物を適当な大きさに粉砕し、FR
P製品中の樹脂成分を加熱用燃料に利用しながらガラス
繊維部分を溶解し、ガラス短繊維を製造する方法が特開
平6−40735号公報に開示されている。しかしなが
ら、FRP中に含まれる有機物を完全に酸化することが
必要で、溶解炉の安定した操業には高度の技術が要求さ
れる。
【0004】また、高炉に樹脂成型品の廃棄物を粉末に
して吹込み、廃棄物の減量と燃料として利用する、廃棄
物を大量に消費する技術が開発されている。しかし、F
RP廃棄物中にはガラス繊維が含まれ、成分にSiO2
が大量に含まれているため、高炉の高温度の還元性雰囲
気により金属Siとして溶融した鉄の中に溶け込み、数
PPMの含有量の変化でも鉄の性質影響があるため、S
iO2 成分を含むFRP粉末を吹込むことができないと
いう問題がある。
して吹込み、廃棄物の減量と燃料として利用する、廃棄
物を大量に消費する技術が開発されている。しかし、F
RP廃棄物中にはガラス繊維が含まれ、成分にSiO2
が大量に含まれているため、高炉の高温度の還元性雰囲
気により金属Siとして溶融した鉄の中に溶け込み、数
PPMの含有量の変化でも鉄の性質影響があるため、S
iO2 成分を含むFRP粉末を吹込むことができないと
いう問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この様にFRP廃棄物
は、大量に発生するにもかかわらず、その処理方法には
決め手がない。本発明は大量に製造されるロックウ−ル
の原料の一部をFRP廃棄物中のガラス繊維や炭カルや
クレ−などの充填剤により代替し、含まれる樹脂を燃料
の一部として利用しようとするものである。また、FR
P破砕物は破砕物の周囲に突起しているガラス繊維、あ
るいは破砕異中に単離したガラス繊維が絡み合い流動性
が悪く、連続的に安定して空気輸送することが出来ない
という課題もあった。
は、大量に発生するにもかかわらず、その処理方法には
決め手がない。本発明は大量に製造されるロックウ−ル
の原料の一部をFRP廃棄物中のガラス繊維や炭カルや
クレ−などの充填剤により代替し、含まれる樹脂を燃料
の一部として利用しようとするものである。また、FR
P破砕物は破砕物の周囲に突起しているガラス繊維、あ
るいは破砕異中に単離したガラス繊維が絡み合い流動性
が悪く、連続的に安定して空気輸送することが出来ない
という課題もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロックウ−ル
原料をコ−クスを燃料として溶解する加熱溶解炉である
キュポラの下部からFRP廃棄物を破砕した破片を機械
的手段により圧入することにより、あるいはFRP廃棄
物破砕物を更に細かく粉砕にして吹込むことによりFR
Pの樹脂成分を燃料として利用するとともに、含まれて
いるガラス繊維、及び/または充填材を原料の一部とし
てロックウ−ル製品を製造するものである。 またFR
P粉砕物の流動性を良くしキュポラに吹込むことを可能
にしたものである。
原料をコ−クスを燃料として溶解する加熱溶解炉である
キュポラの下部からFRP廃棄物を破砕した破片を機械
的手段により圧入することにより、あるいはFRP廃棄
物破砕物を更に細かく粉砕にして吹込むことによりFR
Pの樹脂成分を燃料として利用するとともに、含まれて
いるガラス繊維、及び/または充填材を原料の一部とし
てロックウ−ル製品を製造するものである。 またFR
P粉砕物の流動性を良くしキュポラに吹込むことを可能
にしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明でFRP廃棄物とは、ガラ
ス繊維を配合した射出成型製品、ハンドレイアップ、B
MC、SMCなどの製品、例えばバスタブ、レジャ−用
ボ−ト、漁船、構造物などの不要になったもの、これら
の製造工程で発生する屑、切れ端、不良品など、焼却し
てもガラス繊維が残るものを意味する。本発明に使用す
るFRP廃棄物は、キュポラ内に圧入する場合と吹込む
場合はその形状が若干相違する。キュポラ内にスクリュ
−フィ−ダ−、プッシャ−など輸送物の圧入が可能な公
知の機械的輸送装置を使用して圧入する場合は、公知の
破砕機、たとえばFRP廃棄物を特開平7−8827号
公報に開示されているようなロ−タリ−カッタ−などに
より、最大長さが20cm以下、望ましくは最大長さが
5cm以下の大きさに破砕する。破砕したFRP破砕物
はホッパ−に貯蔵し、ホッパ−下部より、コンベア−、
スクリュ−などの輸送装置によりキュポラの近くまで輸
送し、スクリュ−、プッシャ−などの圧入可能な機械的
輸送装置を使用してキュポラ下部に設けた孔からFRP
破砕物を圧入する。キュポラ内に吹込んで使用する、粒
状あるいは粉末状のFRP粉砕品は原料貯蔵ホッパ−か
ら公知の空気輸送などの輸送方法を使用してキュポラに
供給する。そのためホッパ−中でブリッジ現象を起こす
ことなく容易に取り出せ、吹込みノズルに詰まらない形
態であれば良い。射出成型品の粉砕品はガラス繊維が製
品中ですでに1mm以下に粉砕されているので問題は少
ないが、ハンドレイアップ、SMCの製品など長いガラ
ス繊維が成型品中に存在する場合、ガラス繊維は強度が
あるので、破砕したものを、さらに粉砕処理すると、粒
状になったFRPの周囲に繊維の束が突き出して、栗の
「いが」のような状態になることがある。圧入する場合
はこのままでも使用可能であるが、吹き込む場合は絡ま
りあってノズルに詰まってしまう。
ス繊維を配合した射出成型製品、ハンドレイアップ、B
MC、SMCなどの製品、例えばバスタブ、レジャ−用
ボ−ト、漁船、構造物などの不要になったもの、これら
の製造工程で発生する屑、切れ端、不良品など、焼却し
てもガラス繊維が残るものを意味する。本発明に使用す
るFRP廃棄物は、キュポラ内に圧入する場合と吹込む
場合はその形状が若干相違する。キュポラ内にスクリュ
−フィ−ダ−、プッシャ−など輸送物の圧入が可能な公
知の機械的輸送装置を使用して圧入する場合は、公知の
破砕機、たとえばFRP廃棄物を特開平7−8827号
公報に開示されているようなロ−タリ−カッタ−などに
より、最大長さが20cm以下、望ましくは最大長さが
5cm以下の大きさに破砕する。破砕したFRP破砕物
はホッパ−に貯蔵し、ホッパ−下部より、コンベア−、
スクリュ−などの輸送装置によりキュポラの近くまで輸
送し、スクリュ−、プッシャ−などの圧入可能な機械的
輸送装置を使用してキュポラ下部に設けた孔からFRP
破砕物を圧入する。キュポラ内に吹込んで使用する、粒
状あるいは粉末状のFRP粉砕品は原料貯蔵ホッパ−か
ら公知の空気輸送などの輸送方法を使用してキュポラに
供給する。そのためホッパ−中でブリッジ現象を起こす
ことなく容易に取り出せ、吹込みノズルに詰まらない形
態であれば良い。射出成型品の粉砕品はガラス繊維が製
品中ですでに1mm以下に粉砕されているので問題は少
ないが、ハンドレイアップ、SMCの製品など長いガラ
ス繊維が成型品中に存在する場合、ガラス繊維は強度が
あるので、破砕したものを、さらに粉砕処理すると、粒
状になったFRPの周囲に繊維の束が突き出して、栗の
「いが」のような状態になることがある。圧入する場合
はこのままでも使用可能であるが、吹き込む場合は絡ま
りあってノズルに詰まってしまう。
【0008】このような流動性が悪い粒状物は、例えば
回転ドラム、あるいはパン型造粒機等でで粒状FRPを
撹拌、混合して、粒状のFRP屑から周囲にとげの様に
突き出しているガラス繊維を粒子同士の摩擦により折り
とったり、ボ−ルミル、ロッドミルなどの粉砕機で粉砕
しながら周囲に突出しているガラス繊維を取り除くなど
の処理が必要である。本発明の粒状あるいは粉末のFR
P(以後、FRP粒という。)の流動性を安息角で示せ
ば、60度以下であれば良く、45度以下であれば更に
良い。粒子の大きさは燃焼性、キュポラの操業の安定性
などに影響するが、その粒度は10mmのふるいを通過
するものでよいが、小さい方が吹込み易く、燃焼効率も
よいので、好ましくは5mm以下、更に好ましくは3m
m以下であることが望ましい。
回転ドラム、あるいはパン型造粒機等でで粒状FRPを
撹拌、混合して、粒状のFRP屑から周囲にとげの様に
突き出しているガラス繊維を粒子同士の摩擦により折り
とったり、ボ−ルミル、ロッドミルなどの粉砕機で粉砕
しながら周囲に突出しているガラス繊維を取り除くなど
の処理が必要である。本発明の粒状あるいは粉末のFR
P(以後、FRP粒という。)の流動性を安息角で示せ
ば、60度以下であれば良く、45度以下であれば更に
良い。粒子の大きさは燃焼性、キュポラの操業の安定性
などに影響するが、その粒度は10mmのふるいを通過
するものでよいが、小さい方が吹込み易く、燃焼効率も
よいので、好ましくは5mm以下、更に好ましくは3m
m以下であることが望ましい。
【0009】吹き込む場合は、羽口とは別に設けた吹込
み口から吹込むか、あるいは羽口からスチ−ルランスを
用いて吹込んでもよい。この圧入、あるいは吹き込み孔
の高さは、羽口が一段の場合は羽口の高さ、あるいはそ
れより高く、例えば2段羽口の上段程度までの位置に設
定することが出来る。吹込む場所の数は羽口前の温度低
下を防ぐため、数箇所に分散することが望ましく、設置
箇所はその高さと共に、操業条件に適した場所に、実験
により、あるいは経験により適宜設けられる。圧入口の
設置も同様である。
み口から吹込むか、あるいは羽口からスチ−ルランスを
用いて吹込んでもよい。この圧入、あるいは吹き込み孔
の高さは、羽口が一段の場合は羽口の高さ、あるいはそ
れより高く、例えば2段羽口の上段程度までの位置に設
定することが出来る。吹込む場所の数は羽口前の温度低
下を防ぐため、数箇所に分散することが望ましく、設置
箇所はその高さと共に、操業条件に適した場所に、実験
により、あるいは経験により適宜設けられる。圧入口の
設置も同様である。
【0010】FRP破砕物あるいはFRP粒の吹込みに
より、間欠的にキュポラに投入される燃料コ−クスの量
は、燃料コ−クスの使用量を少なくすることが主目的な
ときは、FRP粒の吹込み量と発熱量にほぼ比例して減
少させることが出来る。また燃料コ−クスを減少させな
い場合は、FRP破砕物あるいはFRP粒の投入により
溶解量の増大を図ることができる。しかしながら、キュ
ポラの操業ではベッドコ−クスの量をある一定量以下に
少なくすることは出来ないので、最大吹込量はベッドコ
−クスの減少による影響の表れない範囲に限定される。
置換の割合は発熱量の比で燃料コ−クス1に対しFRP
廃棄物が0.7−0.3で、FRP廃棄物中の有機物の
量により変動する。FRP廃棄物中のガラス繊維あるい
は、炭酸カルシウムなどの無機充填材は粒度あるいは繊
維径が細かく、溶融ロックウ−ル原料に溶け込み易いの
で大量の吹込みによっても、溶融物の物性の変化は少な
くロックウ−ル製品は製造可能である。
より、間欠的にキュポラに投入される燃料コ−クスの量
は、燃料コ−クスの使用量を少なくすることが主目的な
ときは、FRP粒の吹込み量と発熱量にほぼ比例して減
少させることが出来る。また燃料コ−クスを減少させな
い場合は、FRP破砕物あるいはFRP粒の投入により
溶解量の増大を図ることができる。しかしながら、キュ
ポラの操業ではベッドコ−クスの量をある一定量以下に
少なくすることは出来ないので、最大吹込量はベッドコ
−クスの減少による影響の表れない範囲に限定される。
置換の割合は発熱量の比で燃料コ−クス1に対しFRP
廃棄物が0.7−0.3で、FRP廃棄物中の有機物の
量により変動する。FRP廃棄物中のガラス繊維あるい
は、炭酸カルシウムなどの無機充填材は粒度あるいは繊
維径が細かく、溶融ロックウ−ル原料に溶け込み易いの
で大量の吹込みによっても、溶融物の物性の変化は少な
くロックウ−ル製品は製造可能である。
【0011】
【実施例】以下実施例により本発明を説明するが、発明
の思想の1例であり、この方法に限られるものではな
い。 (実施例1)原料には、漁船を切断、破砕した1辺の平
均長さが1cmのFRP破砕物をボ−ルミルにより再粉
砕し、安息角50度、粒度5mm以下のFRP粒を得
た。このFRP粒の有機物含有量は67%であった。こ
のFRP粒を図1の連続吹込みを可能にするため貯蔵供
給タンクを2基設けた吹込み設備に入れた。この設備は
空気圧による加圧が可能な貯蔵供給タンクとフィ−ダ・
ホイ−ルによるメカニカル方式の供給機能を備えてお
り、FRP粒の吹込み量の制御は貯蔵供給タンクに設け
たロ−ドセルにより重量の変化を検出し空気圧とフィ−
ダ・ホイ−ルの回転数の調整をすることにより行うよう
になっている。
の思想の1例であり、この方法に限られるものではな
い。 (実施例1)原料には、漁船を切断、破砕した1辺の平
均長さが1cmのFRP破砕物をボ−ルミルにより再粉
砕し、安息角50度、粒度5mm以下のFRP粒を得
た。このFRP粒の有機物含有量は67%であった。こ
のFRP粒を図1の連続吹込みを可能にするため貯蔵供
給タンクを2基設けた吹込み設備に入れた。この設備は
空気圧による加圧が可能な貯蔵供給タンクとフィ−ダ・
ホイ−ルによるメカニカル方式の供給機能を備えてお
り、FRP粒の吹込み量の制御は貯蔵供給タンクに設け
たロ−ドセルにより重量の変化を検出し空気圧とフィ−
ダ・ホイ−ルの回転数の調整をすることにより行うよう
になっている。
【0012】5トン/hrのロックウ−ル原料を溶解し
ているキュポラにコ−クスを数回に分けて580kg/
hr投入していた。本実施例では、その溶解炉にコ−ク
スを510kg/hrの割合で投入し、FRP粒を 1
45kg/hrの割合で連続的に、貯蔵供給タンクの空
気圧を1.0kg/cm2 にして吹込んだ。追込みコ−
クスの量は20kg/hrであった。吹き込みランスに
は外径21.7mmの鋼管を用い、一か所の羽口から吹
き込んだ。5日間連続操業したが、溶解量が約50kg
/hr増加した他は、炉況は安定し、操業上および品質
上の問題はなかった。
ているキュポラにコ−クスを数回に分けて580kg/
hr投入していた。本実施例では、その溶解炉にコ−ク
スを510kg/hrの割合で投入し、FRP粒を 1
45kg/hrの割合で連続的に、貯蔵供給タンクの空
気圧を1.0kg/cm2 にして吹込んだ。追込みコ−
クスの量は20kg/hrであった。吹き込みランスに
は外径21.7mmの鋼管を用い、一か所の羽口から吹
き込んだ。5日間連続操業したが、溶解量が約50kg
/hr増加した他は、炉況は安定し、操業上および品質
上の問題はなかった。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、従来埋め立てあるいは
焼却して埋め立て廃棄していたFRP廃棄物をロックウ
−ル原料の一部として使用することができ産業廃棄物が
減少するだけでなく、今後大量に発生するFRP廃棄物
をロックウ−ル原料の加熱用燃料の一部に使用すること
ができるという省エネによる経済的な効果も合せ持つ資
源の有効な再利用方法である。
焼却して埋め立て廃棄していたFRP廃棄物をロックウ
−ル原料の一部として使用することができ産業廃棄物が
減少するだけでなく、今後大量に発生するFRP廃棄物
をロックウ−ル原料の加熱用燃料の一部に使用すること
ができるという省エネによる経済的な効果も合せ持つ資
源の有効な再利用方法である。
【0014】図1は本発明のFRP廃棄物を処理する装
置全体を示している参考図である。
置全体を示している参考図である。
1 原料受入れタンク 6 コ−クス及び原料 2 貯蔵供給タンク 7 溶湯 3 分配器 8 水冷キュポラ本体 4 吹込みランス 9 繊維化装置 5 羽口 10 圧縮空気取入口
Claims (2)
- 【請求項1】 ロックウ−ル製造用キュポラにおいて、
FRP破砕物を機械的的押込み手段によりキュポラ下部
に圧入することを特徴とするFRP廃棄物の利用方法。 - 【請求項2】 ロックウ−ル製造用キュポラにおいて、
キュポラ下部からFRP粒を吹き込むことを特徴とする
FRP廃棄物の利用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8328021A JPH10158023A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | Frp廃棄物の利用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8328021A JPH10158023A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | Frp廃棄物の利用方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10158023A true JPH10158023A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18205640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8328021A Pending JPH10158023A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | Frp廃棄物の利用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10158023A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104496278A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-04-08 | 广德施可达岩棉制造有限公司 | 基于铁矿石的新型岩棉材料的制造方法 |
CN104496277A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-04-08 | 广德施可达岩棉制造有限公司 | 一种新型岩棉材料 |
CN104488680A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-04-08 | 广德施可达岩棉制造有限公司 | 一种新型育苗床基材 |
CN104529176A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-04-22 | 广德施可达岩棉制造有限公司 | 一种新型育苗床的制造方法 |
CN104529175A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-04-22 | 广德施可达岩棉制造有限公司 | 一种基于铁矿石的新型岩棉材料 |
CN104529177A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-04-22 | 广德施可达岩棉制造有限公司 | 一种农用岩棉 |
-
1996
- 1996-11-25 JP JP8328021A patent/JPH10158023A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104496278A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-04-08 | 广德施可达岩棉制造有限公司 | 基于铁矿石的新型岩棉材料的制造方法 |
CN104496277A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-04-08 | 广德施可达岩棉制造有限公司 | 一种新型岩棉材料 |
CN104488680A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-04-08 | 广德施可达岩棉制造有限公司 | 一种新型育苗床基材 |
CN104529176A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-04-22 | 广德施可达岩棉制造有限公司 | 一种新型育苗床的制造方法 |
CN104529175A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-04-22 | 广德施可达岩棉制造有限公司 | 一种基于铁矿石的新型岩棉材料 |
CN104529177A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-04-22 | 广德施可达岩棉制造有限公司 | 一种农用岩棉 |
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