JPH11336804A - ベンチレーテッド型ディスク - Google Patents
ベンチレーテッド型ディスクInfo
- Publication number
- JPH11336804A JPH11336804A JP14777098A JP14777098A JPH11336804A JP H11336804 A JPH11336804 A JP H11336804A JP 14777098 A JP14777098 A JP 14777098A JP 14777098 A JP14777098 A JP 14777098A JP H11336804 A JPH11336804 A JP H11336804A
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- Japan
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- ventilated
- connecting ribs
- disk
- disc
- ribs
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 制動時にジャダーと呼ばれる振動が発生する
のを防止する。 【解決手段】 インナーディスク部８とアウターディス
ク部９とを結合する結合リブ１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、
１４ｄを、円周方向に長い円弧状に形成する。又、半径
方向に関するこれら各結合リブ１３ａ、１３ｂ、１３
ｃ、１４ｄのピッチＰを、摩擦材１５の幅寸法Ｗよりも
小さく、より好ましくはこの幅寸法Ｗの１／２未満とす
る。この構成により、制動時にパッドにより軸方向両側
から強く挟持しても、側面の形状が半径方向及び円周方
向にうねる様に弾性変形する事がない。この為、パッド
との摩擦状態を安定させて、上記振動の発生を防止でき
る。
のを防止する。 【解決手段】 インナーディスク部８とアウターディス
ク部９とを結合する結合リブ１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、
１４ｄを、円周方向に長い円弧状に形成する。又、半径
方向に関するこれら各結合リブ１３ａ、１３ｂ、１３
ｃ、１４ｄのピッチＰを、摩擦材１５の幅寸法Ｗよりも
小さく、より好ましくはこの幅寸法Ｗの１／２未満とす
る。この構成により、制動時にパッドにより軸方向両側
から強く挟持しても、側面の形状が半径方向及び円周方
向にうねる様に弾性変形する事がない。この為、パッド
との摩擦状態を安定させて、上記振動の発生を防止でき
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明に係るベンチレーテ
ッド型ディスクは、自動車の制動に使用するディスクブ
レーキに組み込んだ状態で使用する。
ッド型ディスクは、自動車の制動に使用するディスクブ
レーキに組み込んだ状態で使用する。
【０００２】
【従来の技術】自動車の制動を行なう為の制動装置とし
てディスクブレーキが、従来から広く使用されている。
図６は、JIS D 0107に提示されているディスクブレーキ
を示している。車輪と共に回転するディスク１を挟む様
にして懸架装置に支持するシリンダボデー２に設けたシ
リンダ３にはピストン４を、油密に嵌装している。制動
時にはこのシリンダ３内に圧油を送り込み、上記ディス
ク１の両側に設けた１対のパッド５、５を、このディス
ク１の両側面に押し付ける。
てディスクブレーキが、従来から広く使用されている。
図６は、JIS D 0107に提示されているディスクブレーキ
を示している。車輪と共に回転するディスク１を挟む様
にして懸架装置に支持するシリンダボデー２に設けたシ
リンダ３にはピストン４を、油密に嵌装している。制動
時にはこのシリンダ３内に圧油を送り込み、上記ディス
ク１の両側に設けた１対のパッド５、５を、このディス
ク１の両側面に押し付ける。
【０００３】この様なディスクブレーキを構成するディ
スク１として従来から、図７に示す様なソリッドディス
ク６の他、図８に示す様なベンチレーテッド型ディスク
７も使用されている。このベンチレーテッド型ディスク
７は、間隔をあけて互いに平行に且つ同心に配置され
た、それぞれが円輪状であるインナーディスク部８及び
アウターディスク部９と、これら両ディスク部８、９の
互いに対向する面同士を結合する多数の結合リブ１０、
１０とを備える。円周方向に隣り合う結合リブ１０、１
０同士の間は、直径方向に亙る空気流路１１、１１とし
ている。この様なベンチレーテッド型ディスク７は、上
記両ディスク部８、９と同心に設けた取付部１２によ
り、車輪を懸架装置に回転自在に支持する為のハブユニ
ットに取付固定する。自動車の走行時には、上記ベンチ
レーテッド型ディスク７が車輪と共に回転し、遠心力に
基づいて上記各空気流路１１、１１内を空気が、内径側
から外径側に向けて流れ、上記ベンチレーテッド型ディ
スク７を冷却する。
スク１として従来から、図７に示す様なソリッドディス
ク６の他、図８に示す様なベンチレーテッド型ディスク
７も使用されている。このベンチレーテッド型ディスク
７は、間隔をあけて互いに平行に且つ同心に配置され
た、それぞれが円輪状であるインナーディスク部８及び
アウターディスク部９と、これら両ディスク部８、９の
互いに対向する面同士を結合する多数の結合リブ１０、
１０とを備える。円周方向に隣り合う結合リブ１０、１
０同士の間は、直径方向に亙る空気流路１１、１１とし
ている。この様なベンチレーテッド型ディスク７は、上
記両ディスク部８、９と同心に設けた取付部１２によ
り、車輪を懸架装置に回転自在に支持する為のハブユニ
ットに取付固定する。自動車の走行時には、上記ベンチ
レーテッド型ディスク７が車輪と共に回転し、遠心力に
基づいて上記各空気流路１１、１１内を空気が、内径側
から外径側に向けて流れ、上記ベンチレーテッド型ディ
スク７を冷却する。
【０００４】この様なベンチレーテッド型ディスク７
は、大きな制動能力を必要とする高性能車等を中心に採
用されている。尚、従来のベンチレーテッド型ディスク
７は一般的に、図９に略示する様に、複数の結合リブ１
０、１０を放射方向に配置していた。又、結合リブを回
転方向に亙り傾斜させたり、或は結合リブの中間部に空
気流路を形成したりしたベンチレーテッド型ディスク
も、例えば特開平２−１０７８３４号公報、同５−３４
６１２６号公報に記載されている様に、従来から知られ
ている。
は、大きな制動能力を必要とする高性能車等を中心に採
用されている。尚、従来のベンチレーテッド型ディスク
７は一般的に、図９に略示する様に、複数の結合リブ１
０、１０を放射方向に配置していた。又、結合リブを回
転方向に亙り傾斜させたり、或は結合リブの中間部に空
気流路を形成したりしたベンチレーテッド型ディスク
も、例えば特開平２−１０７８３４号公報、同５−３４
６１２６号公報に記載されている様に、従来から知られ
ている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】図８〜９に示す様な、
従来から一般的に使用されているベンチレーテッド型デ
ィスク７の場合には、次の様な理由で、急制動時等にジ
ャダー（judder）と呼ばれる振動が発生し易い。即ち、
制動時には１対のパッド５、５（図６）が上記ベンチレ
ーテッド型ディスク７を、軸方向両側から強く押圧す
る。特に、急制動時にはこの押圧力が相当に大きくな
る。これに対して上記ベンチレーテッド型ディスク７の
軸方向に亙る剛性は、結合リブ１０、１０に対応する部
分で大きく、空気流路１１、１１に対応する部分で小さ
い。この為、急制動時に上記ベンチレーテッド型ディス
ク７は、図１０に誇張して示す様に弾性変形し、このベ
ンチレーテッド型ディスク７の軸方向両側面が、波形に
うねった如き形状になる。
従来から一般的に使用されているベンチレーテッド型デ
ィスク７の場合には、次の様な理由で、急制動時等にジ
ャダー（judder）と呼ばれる振動が発生し易い。即ち、
制動時には１対のパッド５、５（図６）が上記ベンチレ
ーテッド型ディスク７を、軸方向両側から強く押圧す
る。特に、急制動時にはこの押圧力が相当に大きくな
る。これに対して上記ベンチレーテッド型ディスク７の
軸方向に亙る剛性は、結合リブ１０、１０に対応する部
分で大きく、空気流路１１、１１に対応する部分で小さ
い。この為、急制動時に上記ベンチレーテッド型ディス
ク７は、図１０に誇張して示す様に弾性変形し、このベ
ンチレーテッド型ディスク７の軸方向両側面が、波形に
うねった如き形状になる。
【０００６】この様に波形にうねったベンチレーテッド
型ディスク７の軸方向両側面と上記各パッド５、５とが
摩擦し合うと、摩擦面に作用する摩擦力が微妙に変動
し、上記振動が発生する。特に、上記ベンチレーテッド
型ディスク７の外径寄り部分では、上記各空気流路１
１、１１の幅が広くなり、これら各空気流路１１、１１
部分の剛性が低くなるので、図１０に示す様な弾性変形
が顕著になり、上記振動を発生し易くなる。本発明はこ
の様な事情に鑑みて、制動時にベンチレーテッド型ディ
スクの軸方向両側面が半径方向及び円周方向に亙りうね
る様に弾性変形するのを防止すべく発明したものであ
る。
型ディスク７の軸方向両側面と上記各パッド５、５とが
摩擦し合うと、摩擦面に作用する摩擦力が微妙に変動
し、上記振動が発生する。特に、上記ベンチレーテッド
型ディスク７の外径寄り部分では、上記各空気流路１
１、１１の幅が広くなり、これら各空気流路１１、１１
部分の剛性が低くなるので、図１０に示す様な弾性変形
が顕著になり、上記振動を発生し易くなる。本発明はこ
の様な事情に鑑みて、制動時にベンチレーテッド型ディ
スクの軸方向両側面が半径方向及び円周方向に亙りうね
る様に弾性変形するのを防止すべく発明したものであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のベンチレーテッ
ド型ディスクは、前述の従来から知られているベンチレ
ーテッド型ディスクと同様に、車輪に固定された状態で
この車輪と共に回転し、制動時に車体側に支持された摩
擦材と擦れ合う。この様な本発明のベンチレーテッド型
ディスクに於いては、それぞれが円輪状で間隔をあけて
互いに平行に且つ同心に配置されたインナーディスク部
及びアウターディスク部と、これら両ディスク部の互い
に対向する面同士を結合する多数の結合リブとを備え
る。そして、これら各結合リブの断面形状を、円周方向
が長く半径方向が短い長形とし、上記インナーディスク
部及びアウターディスク部の半径方向に関する上記各結
合リブのピッチＰを、この半径方向に関する上記摩擦材
の幅寸法Ｗよりも小さく（Ｐ＜Ｗ、より好ましくは２Ｐ
＜Ｗ）している。又、好ましくは、請求項２に記載した
様に、多数の結合リブの断面形状を総て、ベンチレーテ
ッド型ディスクの回転中心をそれぞれの曲率半径の中心
とする同心円弧形とする。又、好ましくは、請求項３に
記載した様に、多数の結合リブの長さを、外径寄り部分
の結合リブ程内径寄り部分の結合リブに比べて長くす
る。更に好ましくは、請求項４に記載した様に、外径寄
り部分の結合リブと内径寄り部分の結合リブとを円周方
向に関し互いにずれた状態で形成し、且つ、このずれの
状態を、両回転方向に関して互いに対称とすると共に、
上記各結合リブの円周方向長さを、半径方向に隣接する
各結合リブの列を構成して円周方向に隣り合う結合リブ
同士の間隔よりも長くする。
ド型ディスクは、前述の従来から知られているベンチレ
ーテッド型ディスクと同様に、車輪に固定された状態で
この車輪と共に回転し、制動時に車体側に支持された摩
擦材と擦れ合う。この様な本発明のベンチレーテッド型
ディスクに於いては、それぞれが円輪状で間隔をあけて
互いに平行に且つ同心に配置されたインナーディスク部
及びアウターディスク部と、これら両ディスク部の互い
に対向する面同士を結合する多数の結合リブとを備え
る。そして、これら各結合リブの断面形状を、円周方向
が長く半径方向が短い長形とし、上記インナーディスク
部及びアウターディスク部の半径方向に関する上記各結
合リブのピッチＰを、この半径方向に関する上記摩擦材
の幅寸法Ｗよりも小さく（Ｐ＜Ｗ、より好ましくは２Ｐ
＜Ｗ）している。又、好ましくは、請求項２に記載した
様に、多数の結合リブの断面形状を総て、ベンチレーテ
ッド型ディスクの回転中心をそれぞれの曲率半径の中心
とする同心円弧形とする。又、好ましくは、請求項３に
記載した様に、多数の結合リブの長さを、外径寄り部分
の結合リブ程内径寄り部分の結合リブに比べて長くす
る。更に好ましくは、請求項４に記載した様に、外径寄
り部分の結合リブと内径寄り部分の結合リブとを円周方
向に関し互いにずれた状態で形成し、且つ、このずれの
状態を、両回転方向に関して互いに対称とすると共に、
上記各結合リブの円周方向長さを、半径方向に隣接する
各結合リブの列を構成して円周方向に隣り合う結合リブ
同士の間隔よりも長くする。
【０００８】
【作用】上述の様に構成する本発明のベンチレーテッド
型ディスクの場合、軸方向両側面を構成するインナーデ
ィスク部及びアウターディスク部の半径方向に関する上
記各結合リブのピッチＰを、この半径方向に関する上記
摩擦材の幅寸法Ｗよりも小さくしている為、制動時に上
記インナーディスク部及びアウターディスク部が半径方
向に亙りうねる弾性変形を抑え、更に上記各結合リブの
形状を円周方向に長くする事により、制動時に上記イン
ナーディスク部及びアウターディスク部が円周方向に亙
りうねる弾性変形を抑えて、制動時に振動が発生するの
を防止できる。又、請求項２に記載した様に、多数の結
合リブの断面形状を総て、ベンチレーテッド型ディスク
の回転中心をそれぞれの曲率半径の中心とする同心円弧
形にすれば、制動時に於けるベンチレーテッド型ディス
クの冷却効率の確保を図れる。即ち、上記インナーディ
スク部とアウターディスク部との間に存在し、走行状態
でベンチレーテッド型ディスクにより連れ回されていた
空気が、制動開始後も慣性によりそのまま回転し続けよ
うとするのに対して、ベンチレーテッド型ディスクは制
動に伴って減速する。この為、このベンチレーテッド型
ディスクと空気との間に速度差が生じ、このベンチレー
テッド型ディスクの冷却効率が向上する。又、請求項３
に記載した様に、多数の結合リブの長さを、外径寄り部
分の結合リブ程内径寄り部分の結合リブに比べて長くす
れば、円周方向に亙って剛性が低くなる部分をより少な
くし、上記インナーディスク部及びアウターディスク部
が円周方向に亙りうねる弾性変形をより有効に抑えて、
制動時に振動が発生するのをより有効に防止できる。更
に、請求項４に記載した様に、外径寄り部分の結合リブ
と内径寄り部分の結合リブとを円周方向に関し互いにず
れた状態で形成し、且つ、このずれの状態を、両回転方
向に関して互いに対称とし、上記各結合リブの円周方向
長さを、半径方向に隣接する各結合リブの列を構成して
円周方向に隣り合う結合リブ同士の間隔よりも長くすれ
ば、上記インナーディスク部及びアウターディスク部が
円周方向に亙りうねる弾性変形をより有効に抑えて、制
動時に振動が発生するのをより有効に防止し、しかも、
同種のベンチレーテッド型ディスクを、自動車の左右両
輪に使用する事ができて、部品の共用化によるコスト削
減を図れる。
型ディスクの場合、軸方向両側面を構成するインナーデ
ィスク部及びアウターディスク部の半径方向に関する上
記各結合リブのピッチＰを、この半径方向に関する上記
摩擦材の幅寸法Ｗよりも小さくしている為、制動時に上
記インナーディスク部及びアウターディスク部が半径方
向に亙りうねる弾性変形を抑え、更に上記各結合リブの
形状を円周方向に長くする事により、制動時に上記イン
ナーディスク部及びアウターディスク部が円周方向に亙
りうねる弾性変形を抑えて、制動時に振動が発生するの
を防止できる。又、請求項２に記載した様に、多数の結
合リブの断面形状を総て、ベンチレーテッド型ディスク
の回転中心をそれぞれの曲率半径の中心とする同心円弧
形にすれば、制動時に於けるベンチレーテッド型ディス
クの冷却効率の確保を図れる。即ち、上記インナーディ
スク部とアウターディスク部との間に存在し、走行状態
でベンチレーテッド型ディスクにより連れ回されていた
空気が、制動開始後も慣性によりそのまま回転し続けよ
うとするのに対して、ベンチレーテッド型ディスクは制
動に伴って減速する。この為、このベンチレーテッド型
ディスクと空気との間に速度差が生じ、このベンチレー
テッド型ディスクの冷却効率が向上する。又、請求項３
に記載した様に、多数の結合リブの長さを、外径寄り部
分の結合リブ程内径寄り部分の結合リブに比べて長くす
れば、円周方向に亙って剛性が低くなる部分をより少な
くし、上記インナーディスク部及びアウターディスク部
が円周方向に亙りうねる弾性変形をより有効に抑えて、
制動時に振動が発生するのをより有効に防止できる。更
に、請求項４に記載した様に、外径寄り部分の結合リブ
と内径寄り部分の結合リブとを円周方向に関し互いにず
れた状態で形成し、且つ、このずれの状態を、両回転方
向に関して互いに対称とし、上記各結合リブの円周方向
長さを、半径方向に隣接する各結合リブの列を構成して
円周方向に隣り合う結合リブ同士の間隔よりも長くすれ
ば、上記インナーディスク部及びアウターディスク部が
円周方向に亙りうねる弾性変形をより有効に抑えて、制
動時に振動が発生するのをより有効に防止し、しかも、
同種のベンチレーテッド型ディスクを、自動車の左右両
輪に使用する事ができて、部品の共用化によるコスト削
減を図れる。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施の形態の第
１例を示している。本発明のベンチレーテッド型ディス
ク７ａは、前述の図８に示した従来のベンチレーテッド
型ディスク７と同様に、間隔をあけて互いに平行に且つ
同心に配置された、それぞれが円輪状であるインナーデ
ィスク部８及びアウターディスク部９を有する。そし
て、これら両ディスク部８、９の互いに対向する面同士
を、図１に示す様に、それぞれがベンチレーテッド型デ
ィスク７ａの回転中心をそれぞれの曲率半径の中心とす
る、同心円弧形の結合リブ１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１
３ｄにより結合固定している。尚、これら各結合リブ１
３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１３ｄ及び上記インナーディス
ク部８及びアウターディスク部９は、取付部１２（図
８）と共に、鉄等の金属材料に鋳造或は鍛造等の加工を
施す事により、一体に造る。
１例を示している。本発明のベンチレーテッド型ディス
ク７ａは、前述の図８に示した従来のベンチレーテッド
型ディスク７と同様に、間隔をあけて互いに平行に且つ
同心に配置された、それぞれが円輪状であるインナーデ
ィスク部８及びアウターディスク部９を有する。そし
て、これら両ディスク部８、９の互いに対向する面同士
を、図１に示す様に、それぞれがベンチレーテッド型デ
ィスク７ａの回転中心をそれぞれの曲率半径の中心とす
る、同心円弧形の結合リブ１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１
３ｄにより結合固定している。尚、これら各結合リブ１
３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１３ｄ及び上記インナーディス
ク部８及びアウターディスク部９は、取付部１２（図
８）と共に、鉄等の金属材料に鋳造或は鍛造等の加工を
施す事により、一体に造る。
【００１０】上記インナーディスク部８及びアウターデ
ィスク部９の半径方向に関する上記各結合リブ１３ａ、
１３ｂ、１３ｃ、１３ｄ同士のピッチＰは、互いに等し
くしている。又、このピッチＰは、制動時に上記ベンチ
レーテッド型ディスク７ａを軸方向両側から強く挟持す
る１対のパッド５、５（図６）を構成する摩擦材１５、
１５（図１には鎖線で表示）の、上記半径方向に関する
幅寸法Ｗよりも小さく（Ｐ＜Ｗ）している。上記ピッチ
Ｐの大きさは、好ましくはこの幅寸法Ｗの１／２未満
（Ｐ＜Ｗ／２）とする。図示の例では、上記幅寸法Ｗの
中に、半径方向に関して４列の各結合リブ１３ａ、１３
ｂ、１３ｃ、１３ｄを配置している。従って本例の場
合、上記ピッチＰは幅寸法Ｗの１／３未満（Ｐ＜Ｗ／
３）である。尚、本例の場合には、半径方向に隣り合う
各結合リブ１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１３ｄの円周方向
に関する位相を、円周方向に関するピッチの半分ずつず
らせている。
ィスク部９の半径方向に関する上記各結合リブ１３ａ、
１３ｂ、１３ｃ、１３ｄ同士のピッチＰは、互いに等し
くしている。又、このピッチＰは、制動時に上記ベンチ
レーテッド型ディスク７ａを軸方向両側から強く挟持す
る１対のパッド５、５（図６）を構成する摩擦材１５、
１５（図１には鎖線で表示）の、上記半径方向に関する
幅寸法Ｗよりも小さく（Ｐ＜Ｗ）している。上記ピッチ
Ｐの大きさは、好ましくはこの幅寸法Ｗの１／２未満
（Ｐ＜Ｗ／２）とする。図示の例では、上記幅寸法Ｗの
中に、半径方向に関して４列の各結合リブ１３ａ、１３
ｂ、１３ｃ、１３ｄを配置している。従って本例の場
合、上記ピッチＰは幅寸法Ｗの１／３未満（Ｐ＜Ｗ／
３）である。尚、本例の場合には、半径方向に隣り合う
各結合リブ１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１３ｄの円周方向
に関する位相を、円周方向に関するピッチの半分ずつず
らせている。
【００１１】上述の様に構成する本発明のベンチレーテ
ッド型ディスク７ａによれば、制動時に軸方向両側面が
半径方向及び円周方向に亙りうねる様に弾性変形するの
を抑えて、制動時に振動が発生するのを防止できる。即
ち、上記各結合リブ１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１３ｄが
円周方向に長く、１対のパッド５、５（図６）により上
記ベンチレーテッド型ディスク７ａを軸方向両側から強
く挟持した場合も、このベンチレーテッド型ディスク７
ａの両側面が円周方向に亙りうねる様に弾性変形しにく
い。又、上記インナーディスク部８及びアウターディス
ク部９の半径方向に関する上記各結合リブ１３ａ、１３
ｂ、１３ｃ、１３ｄ同士のピッチＰを上記摩擦材１５の
幅寸法Ｗに比べて十分に小さくしているので、上記ベン
チレーテッド型ディスク７ａの両側面が、半径方向に亙
ってうねる様に弾性変形する事を抑える事もできる。こ
の為、この両側面と上記各パッド５、５との摩擦状態が
ほぼ均一になり、制動時に振動が発生しにくくなる。
ッド型ディスク７ａによれば、制動時に軸方向両側面が
半径方向及び円周方向に亙りうねる様に弾性変形するの
を抑えて、制動時に振動が発生するのを防止できる。即
ち、上記各結合リブ１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１３ｄが
円周方向に長く、１対のパッド５、５（図６）により上
記ベンチレーテッド型ディスク７ａを軸方向両側から強
く挟持した場合も、このベンチレーテッド型ディスク７
ａの両側面が円周方向に亙りうねる様に弾性変形しにく
い。又、上記インナーディスク部８及びアウターディス
ク部９の半径方向に関する上記各結合リブ１３ａ、１３
ｂ、１３ｃ、１３ｄ同士のピッチＰを上記摩擦材１５の
幅寸法Ｗに比べて十分に小さくしているので、上記ベン
チレーテッド型ディスク７ａの両側面が、半径方向に亙
ってうねる様に弾性変形する事を抑える事もできる。こ
の為、この両側面と上記各パッド５、５との摩擦状態が
ほぼ均一になり、制動時に振動が発生しにくくなる。
【００１２】次に、図２は、本発明の実施の形態の第２
例を示している。本例の場合には、各結合リブ１３ａ、
１３ｂ、１３ｃ、１３ｄの円周方向に亙る長さを互いに
異ならせている。即ち、内径側の結合リブ１３ａ、１３
ａを最も短く、外径側の結合リブ１３ｄ、１３ｄを最も
長く、中間の結合リブ１３ｂ、１３ｃを中間の長さとし
ている。又、これら内径寄り部分に存在する結合リブ１
３ａ、１３ａと、中間部分に存在する結合リブ１３ｂ、
１３ｃと、外径寄り部分に存在する結合リブ１３ｄ、１
３ｄとでは、円周方向に亙る位相を互いに一致させてい
る。又、本例の場合には、各結合リブ１３ａ、１３ｂ、
１３ｃ、１３ｄの長さＬ13と、上記空気流路１４、１４
の幅Ｗ14との比Ｌ13／Ｗ14を、上記各結合リブ１３ａ、
１３ｂ、１３ｃ、１３ｄで一定とし、且つ、Ｌ13＞Ｗ14
としている。従って、円周方向に隣り合う結合リブ１３
ａ、１３ｂ、１３ｃ、１３ｄの端縁同士の間に存在する
空気流路１４、１４の幅は、ベンチレーテッド型ディス
ク７ｂの直径方向に関して、外径側程長くなる。この様
な本例の場合も、制動時に軸方向両側面が円周方向及び
半径方向に亙りうねる様に弾性変形するのを抑えて、制
動時に振動が発生するのを防止できる。
例を示している。本例の場合には、各結合リブ１３ａ、
１３ｂ、１３ｃ、１３ｄの円周方向に亙る長さを互いに
異ならせている。即ち、内径側の結合リブ１３ａ、１３
ａを最も短く、外径側の結合リブ１３ｄ、１３ｄを最も
長く、中間の結合リブ１３ｂ、１３ｃを中間の長さとし
ている。又、これら内径寄り部分に存在する結合リブ１
３ａ、１３ａと、中間部分に存在する結合リブ１３ｂ、
１３ｃと、外径寄り部分に存在する結合リブ１３ｄ、１
３ｄとでは、円周方向に亙る位相を互いに一致させてい
る。又、本例の場合には、各結合リブ１３ａ、１３ｂ、
１３ｃ、１３ｄの長さＬ13と、上記空気流路１４、１４
の幅Ｗ14との比Ｌ13／Ｗ14を、上記各結合リブ１３ａ、
１３ｂ、１３ｃ、１３ｄで一定とし、且つ、Ｌ13＞Ｗ14
としている。従って、円周方向に隣り合う結合リブ１３
ａ、１３ｂ、１３ｃ、１３ｄの端縁同士の間に存在する
空気流路１４、１４の幅は、ベンチレーテッド型ディス
ク７ｂの直径方向に関して、外径側程長くなる。この様
な本例の場合も、制動時に軸方向両側面が円周方向及び
半径方向に亙りうねる様に弾性変形するのを抑えて、制
動時に振動が発生するのを防止できる。
【００１３】次に、図３は、本発明の実施の形態の第３
例を示している。本例の場合も、前述した第１例及び上
述した第２例の場合と同様に、内径側の結合リブ１３
ａ、１３ａを最も短く、外径側の結合リブ１３ｄｃ、１
３ｄを最も長く、中間の結合リブ１３ｂ、１３ｃを中間
の長さとしている。更に本例の場合には、外径寄り部分
の結合リブ１３ｄ、１３ｄと中間の結合リブ１３ｂ、１
３ｃと内径寄り部分の結合リブ１３ａ、１３ａとを、円
周方向に関し互いにずれた状態で形成している。そし
て、このずれの状態を、両回転方向に関して互いに対称
にしている。この為に本例の場合には、図３に示す様
に、内径側、中間、外径側の結合リブ１３ａ、１３ｂ、
１３ｃ、１３ｄを円周方向両側から挟む１対の一点鎖線
α、αを考え、ベンチレーテッド型ディスク７ｃの回転
方向に関してこれら両一点鎖線α、αと対称位置に存在
する１対の二点鎖線β、βを考えた場合に、これら両二
点鎖線β、β同士の間に、上記両一点鎖線α、αに挟ま
れる内径側の結合リブ１３ａの他、これら両一点鎖線
α、αに挟まれない、別の結合リブ１３ｂ、１３ｃ、１
３ｄが挟まれる様に、上記各結合リブ１３ａ、１３ｂ、
１３ｃ、１３ｄの長さ及び配置を工夫している。本例の
場合も、これら各結合リブ１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１
３ｄの長さＬ13を、半径方向に隣接する空気流路１４、
１４の幅Ｗ14よりも大きく（Ｌ13＞Ｗ14）している。
例を示している。本例の場合も、前述した第１例及び上
述した第２例の場合と同様に、内径側の結合リブ１３
ａ、１３ａを最も短く、外径側の結合リブ１３ｄｃ、１
３ｄを最も長く、中間の結合リブ１３ｂ、１３ｃを中間
の長さとしている。更に本例の場合には、外径寄り部分
の結合リブ１３ｄ、１３ｄと中間の結合リブ１３ｂ、１
３ｃと内径寄り部分の結合リブ１３ａ、１３ａとを、円
周方向に関し互いにずれた状態で形成している。そし
て、このずれの状態を、両回転方向に関して互いに対称
にしている。この為に本例の場合には、図３に示す様
に、内径側、中間、外径側の結合リブ１３ａ、１３ｂ、
１３ｃ、１３ｄを円周方向両側から挟む１対の一点鎖線
α、αを考え、ベンチレーテッド型ディスク７ｃの回転
方向に関してこれら両一点鎖線α、αと対称位置に存在
する１対の二点鎖線β、βを考えた場合に、これら両二
点鎖線β、β同士の間に、上記両一点鎖線α、αに挟ま
れる内径側の結合リブ１３ａの他、これら両一点鎖線
α、αに挟まれない、別の結合リブ１３ｂ、１３ｃ、１
３ｄが挟まれる様に、上記各結合リブ１３ａ、１３ｂ、
１３ｃ、１３ｄの長さ及び配置を工夫している。本例の
場合も、これら各結合リブ１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１
３ｄの長さＬ13を、半径方向に隣接する空気流路１４、
１４の幅Ｗ14よりも大きく（Ｌ13＞Ｗ14）している。
【００１４】この様な本例の構造によれば、前述した第
１例及び上述した第２例の構造により得られる作用・効
果に加えて、円周方向に亙って剛性が低くなる部分をよ
り少なくし、しかも、同種のベンチレーテッド型ディス
ク７ｃを、自動車の左右両輪に使用する事ができて、部
品の共用化によるコスト削減を図れる。
１例及び上述した第２例の構造により得られる作用・効
果に加えて、円周方向に亙って剛性が低くなる部分をよ
り少なくし、しかも、同種のベンチレーテッド型ディス
ク７ｃを、自動車の左右両輪に使用する事ができて、部
品の共用化によるコスト削減を図れる。
【００１５】次に、図４は、本発明の実施の形態の第４
例を示している。本例の場合、半径方向に亙って４列に
配置した各結合リブ１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１３ｄの
うち、最外径部分に配置した各結合リブ１３ｄ、１３ｄ
の円周方向に亙る長さＬd を、外径側から２列目の各結
合リブ１３ｃ、１３ｃの円周方向に亙る長さＬc よりも
短くしている。これと共に、円周方向に隣り合う上記最
外径部分の各結合リブ１３ｄ、１３ｄの端縁同士の間隔
Ｗd を、同じく上記外径側から２列目の各結合リブ１３
ｃ、１３ｃの端縁同士の間隔Ｗc よりも小さく（Ｗd ＜
Ｗc ）している。この様に構成する事により、最外径部
分に配置した各結合リブ１３ｄ、１３ｄの表面積を増や
して、ベンチレーテッド型ディスク７ｄの冷却効率の向
上を図っている。その他の構成及び作用は前述した第１
例の場合と同様である。
例を示している。本例の場合、半径方向に亙って４列に
配置した各結合リブ１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１３ｄの
うち、最外径部分に配置した各結合リブ１３ｄ、１３ｄ
の円周方向に亙る長さＬd を、外径側から２列目の各結
合リブ１３ｃ、１３ｃの円周方向に亙る長さＬc よりも
短くしている。これと共に、円周方向に隣り合う上記最
外径部分の各結合リブ１３ｄ、１３ｄの端縁同士の間隔
Ｗd を、同じく上記外径側から２列目の各結合リブ１３
ｃ、１３ｃの端縁同士の間隔Ｗc よりも小さく（Ｗd ＜
Ｗc ）している。この様に構成する事により、最外径部
分に配置した各結合リブ１３ｄ、１３ｄの表面積を増や
して、ベンチレーテッド型ディスク７ｄの冷却効率の向
上を図っている。その他の構成及び作用は前述した第１
例の場合と同様である。
【００１６】次に、図５は、本発明の実施の形態の第５
例を示している。本例の場合、各結合リブ１３ａ′、１
３ｂ′、１３ｃ′、１３ｄ′の内周面中央部に、ベンチ
レーテッド型ディスク７ｅの回転中心に向かって突出す
る凸部１６、１６を設けている。そして、この様な凸部
１６、１６を設ける事により、上記各結合リブ１３
ａ′、１３ｂ′、１３ｃ′、１３ｄ′の内周面に、雨水
等の異物が溜るのを防止して、これら各結合リブ１３
ａ′、１３ｂ′、１３ｃ′、１３ｄ′が腐食するのを防
止している。即ち、多数の結合リブ１３ａ′、１３
ｂ′、１３ｃ′、１３ｄ′の断面形状を総て、ベンチレ
ーテッド型ディスク７ｅの回転中心をそれぞれの曲率半
径の中心とする同心円弧形とした場合、自動車の停止状
態でこのベンチレーテッド型ディスク７ｅの下部に位置
する結合リブは、上面が凹面となる為、そのままでは異
物が溜り易い。そこで、本例の様に、上記凸部１６、１
６を設ければ、自動車を長時間止めたままの状態にして
も、上記各結合リブ１３ａ′、１３ｂ′、１３ｃ′、１
３ｄ′の上面に異物が溜るのを防止して、これら各結合
リブ１３ａ′、１３ｂ′、１３ｃ′、１３ｄ′が腐食す
るのを防止できる。
例を示している。本例の場合、各結合リブ１３ａ′、１
３ｂ′、１３ｃ′、１３ｄ′の内周面中央部に、ベンチ
レーテッド型ディスク７ｅの回転中心に向かって突出す
る凸部１６、１６を設けている。そして、この様な凸部
１６、１６を設ける事により、上記各結合リブ１３
ａ′、１３ｂ′、１３ｃ′、１３ｄ′の内周面に、雨水
等の異物が溜るのを防止して、これら各結合リブ１３
ａ′、１３ｂ′、１３ｃ′、１３ｄ′が腐食するのを防
止している。即ち、多数の結合リブ１３ａ′、１３
ｂ′、１３ｃ′、１３ｄ′の断面形状を総て、ベンチレ
ーテッド型ディスク７ｅの回転中心をそれぞれの曲率半
径の中心とする同心円弧形とした場合、自動車の停止状
態でこのベンチレーテッド型ディスク７ｅの下部に位置
する結合リブは、上面が凹面となる為、そのままでは異
物が溜り易い。そこで、本例の様に、上記凸部１６、１
６を設ければ、自動車を長時間止めたままの状態にして
も、上記各結合リブ１３ａ′、１３ｂ′、１３ｃ′、１
３ｄ′の上面に異物が溜るのを防止して、これら各結合
リブ１３ａ′、１３ｂ′、１３ｃ′、１３ｄ′が腐食す
るのを防止できる。
【００１７】
【発明の効果】本発明のベンチレーテッド型ディスク
は、以上に述べた通り構成され作用するので、制動時に
振動が発生する事を防止して、乗員等に不快感を与えな
いディスクブレーキの実現に寄与できる。
は、以上に述べた通り構成され作用するので、制動時に
振動が発生する事を防止して、乗員等に不快感を与えな
いディスクブレーキの実現に寄与できる。
【図１】本発明の実施の形態の第１例を一部を省略して
示す、図８のＡ−Ａ断面に相当する略図。
示す、図８のＡ−Ａ断面に相当する略図。
【図２】同第２例を示す、図１と同様の図。
【図３】同第３例を示す、図１と同様の図。
【図４】同第４例を示す、図１と同様の図。
【図５】同第５例を示す、図１と同様の図。
【図６】ディスクブレーキの部分断面図。
【図７】ソリッドディスクの斜視図。
【図８】従来から知られているベンチレーテッド型ディ
スクの斜視図。
スクの斜視図。
【図９】一部を省略して示す、図８の略Ａ−Ａ断面図。
【図１０】制動時に於ける弾性変形の状態を誇張して示
す、図８のＢ矢視図。
す、図８のＢ矢視図。
１ ディスク ２ シリンダボデー ３ シリンダ ４ ピストン ５ パッド ６ ソリッドディスク ７、７ａ、７ｂ、７ｃ、７ｄ、７ｅ ベンチレーテッド
型ディスク ８ インナーディスク部 ９ アウターディスク部 １０ 結合リブ １１ 空気流路 １２ 取付部 １３、１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１３ｄ、１３ａ´、１
３ｂ´、１３ｃ´、１３ｄ´ 結合リブ １４ 空気流路 １５ 摩擦材 １６ 凸部
型ディスク ８ インナーディスク部 ９ アウターディスク部 １０ 結合リブ １１ 空気流路 １２ 取付部 １３、１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１３ｄ、１３ａ´、１
３ｂ´、１３ｃ´、１３ｄ´ 結合リブ １４ 空気流路 １５ 摩擦材 １６ 凸部
Claims (5)
- 【請求項１】 車輪に固定された状態でこの車輪と共に
回転し、制動時に車体側に支持された摩擦材と擦れ合う
ベンチレーテッド型ディスクに於いて、それぞれが円輪
状で間隔をあけて互いに平行に且つ同心に配置されたイ
ンナーディスク部及びアウターディスク部と、これら両
ディスク部の互いに対向する面同士を結合する多数の結
合リブとを備え、これら各結合リブの断面形状を、円周
方向が長く半径方向が短い長形とし、上記インナーディ
スク部及びアウターディスク部の半径方向に関する上記
各結合リブのピッチを、この半径方向に関する上記摩擦
材の幅寸法よりも小さくした事を特徴とするベンチレー
テッド型ディスク。 - 【請求項２】 多数の結合リブの断面形状を総て、ベン
チレーテッド型ディスクの回転中心をそれぞれの曲率半
径の中心とする同心円弧形とした、請求項１に記載した
ベンチレーテッド型ディスク。 - 【請求項３】 多数の結合リブの長さが、外径寄り部分
の結合リブ程内径寄り部分の結合リブに比べて長い、請
求項１〜２の何れかに記載したベンチレーテッド型ディ
スク。 - 【請求項４】 外径寄り部分の結合リブと内径寄り部分
の結合リブとが円周方向に関し互いにずれた状態で形成
されており、且つ、このずれの状態が、両回転方向に関
して互いに対称であり、上記各結合リブの円周方向長さ
は、半径方向に隣接する各結合リブの列を構成して円周
方向に隣り合う結合リブ同士の間隔よりも長い、請求項
１〜３の何れかに記載したベンチレーテッド型ディス
ク。 - 【請求項５】 総ての結合リブの少なくとも内周面に、
インナーディスク部及びアウターディスク部の半径方向
内方に突出する凸部を形成した、請求項１〜４の何れか
に記載したベンチレーテッド型ディスク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14777098A JPH11336804A (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | ベンチレーテッド型ディスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14777098A JPH11336804A (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | ベンチレーテッド型ディスク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11336804A true JPH11336804A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15437797
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14777098A Pending JPH11336804A (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | ベンチレーテッド型ディスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11336804A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102019120574A1 (de) * | 2019-07-30 | 2021-02-04 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Kühlleistungsoptimierte, laufrichtungsungebundene Bremsscheibe mit Innenkühlung |
| DE102020100516A1 (de) * | 2020-01-13 | 2021-07-15 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Innenbelüftete Bremsscheibe |
-
1998
- 1998-05-28 JP JP14777098A patent/JPH11336804A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102019120574A1 (de) * | 2019-07-30 | 2021-02-04 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Kühlleistungsoptimierte, laufrichtungsungebundene Bremsscheibe mit Innenkühlung |
| DE102020100516A1 (de) * | 2020-01-13 | 2021-07-15 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Innenbelüftete Bremsscheibe |
| DE102020100516B4 (de) | 2020-01-13 | 2022-03-31 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Innenbelüftete Bremsscheibe |
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Legal Events
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050407 |
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| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050407 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20070413 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070424 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070918 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |