JPH11335765A - 高靭性アルミニウム溶湯鍛造部品及びその製造法 - Google Patents

高靭性アルミニウム溶湯鍛造部品及びその製造法

Info

Publication number
JPH11335765A
JPH11335765A JP14247398A JP14247398A JPH11335765A JP H11335765 A JPH11335765 A JP H11335765A JP 14247398 A JP14247398 A JP 14247398A JP 14247398 A JP14247398 A JP 14247398A JP H11335765 A JPH11335765 A JP H11335765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
kgf
high toughness
content
squeeze
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14247398A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Kuramasu
幸雄 倉増
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP14247398A priority Critical patent/JPH11335765A/ja
Publication of JPH11335765A publication Critical patent/JPH11335765A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 T6処理後に30kgf/mm2 以上の引張
強さ,20kgf/mm 2 以上の0.2%耐力及び12
%以上の伸びをもつ溶湯鍛造部品を得る。 【構成】 この溶湯鍛造部品は、Si:7.5〜9.5
%,Cu:1.0〜2.0%,Mg:0.25〜0.5
%を含み、Cu含有量とSi含有量との間にSi%≧
1.5×Cu%+5.5の関係を成立させている。更
に、Sr,Sb,Naの少なくとも1種を0.1%以
下、及び/又はTi及びBをそれぞれ0.1%以下含ん
でもよい。合金溶湯を金型に注入した後、500〜10
00kgf/cm 2 の加圧条件下で溶湯鍛造される。溶
湯鍛造で得られた部品には、500〜520℃×5〜8
時間→水冷→150〜170℃×5〜10時間→空冷の
T6処理が施される。 【効果】 Cu含有量の規制によりAl−Cu系,Al
−Cu−Si系等の偏析が抑制され、鋳巣,ポロシティ
等の鋳造欠陥がない溶湯鍛造特有の微細組織をもつ製品
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用エンジン回りの
部品として好適な高靭性アルミニウム溶湯鍛造部品及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム鋳物は、組成が同じであっ
ても製法によって品質が大きく異なる。そこで、要求性
能に応じて生産量,コスト,品質等を考慮し、種々の製
法のなかから最も適した方法が選択されている。高靭性
が要求される部品の製造には、靭性に悪影響を及ぼす鋳
巣,ポロシティ等の鋳造欠陥を溶湯加圧により解消する
ため、一般に低圧鋳造法又は溶湯鍛造法が採用されてい
る。低圧鋳造法では、たとえば特開昭53−11540
7号公報で開示されているように、0.1〜0.8kg
f/cm2 の圧力が溶湯に加えられる。
【0003】低圧鋳造法では、肉厚も5mm以下のとこ
ろがあり、且つ部分的に変動しており、しかも大きなサ
イズをもつ鋳造品が製造される。たとえば、高さ60c
m,長さ40cm,幅20cmのように大きなサイズの
シリンダブロックが低圧鋳造法で製造されている。肉厚
が5mm以下と薄く、肉厚変動がある製品を低圧鋳造法
で製造しようとする場合、湯流れ不足により目標形状を
もつ製品が得られ難い。湯流れは、複数の湯口を設ける
ことや中子の使用により改善される。しかし、複雑な構
造の金型に収容された溶湯に高い圧力をかけることは、
設備的に不可能である。そこで、低圧鋳造法では圧力の
かけ方が設備的に容易な方法、すなわちルツボに収容さ
れている溶湯の表面に気体を充満させ、気体圧力により
ルツボ内に開口している複数個の湯口を介して金型キャ
ビティに溶湯を押し込み加圧する方法が採用されてい
る。ルツボ内に充満させた気体で溶湯を加圧する方法で
は、十分な圧力を溶湯に加えることができず、結果とし
て鋳巣,ポロシティ等の鋳造欠陥を完全に抑えられな
い。そこで、より高品質の製品が要求される場合には、
溶湯鍛造法を採用することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】溶湯鍛造法では、50
0〜1000kgf/cm2 の高圧力を溶湯に加え、鋳
巣,ポロシティ等を潰している。高圧力の印加は設備面
を制約し、金型キャビティに開口する湯口を単数にする
必要が生じる。単数の湯口に起因する湯流れの悪化を克
服するため、高さ30cm,長さ30cm,幅30cm
以内の製品サイズ,5mm以上の肉厚等のように製品サ
イズが種々拘束される。
【0005】また、高圧力を印加するため、金型内面に
溶湯又は製品が密着し、通常の金型鋳造にみられるよう
な凝固収縮によって金型から製品が離れることはない。
溶湯は、金型内面に密着して冷却されるため、凝固速度
が早い。急冷凝固した部分では、伸びのよい微細組織に
なる。他方、薄い肉厚部分(具体的には5mm以下)に
は溶湯が十分に廻らず、形状不良を発生させ易い。逆に
最後に凝固する厚肉部の中心では、Al−Cu系,Al
−Cu−Si系等の共晶組成が偏析し、伸び低下の原因
となるAl2 Cu等の低融点化合物(融点500〜52
0℃)が晶出することになる。しかし、高靭性が要求さ
れる製品では、湯流れを考慮したAl−Si系合金にC
uを添加することが必要であり、偏析に起因した伸びの
低下を防止する有効な方法が提案されていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題を解消すべく案出されたものであり、合金成分相互間
に関連をもたせて合金設計することにより、溶湯鍛造時
にAl−Cu系,Al−Cu−Si系等の共晶組成の偏
析を抑制し、T6材として30kgf/mm2以上の引
張強さ,20kgf/mm2 以上の耐力,12%以上の
伸びを示す高靭性溶湯鍛造部品を提供することを目的と
する。本発明の高靭性アルミニウム溶湯鍛造部品は、そ
の目的を達成するため、Si:7.5〜9.5重量%,
Cu:1.0〜2.0重量%,Mg:0.25〜0.5
重量%を含み、残部が実質的にAlの組成をもち、Cu
含有量とSi含有量との間にSi%≧1.5×Cu%+
5.5の関係が成立していることを特徴とする。使用す
るアルミニウム合金としては、Sr,Sb,Naの少な
くとも1種を0.1重量%以下含むことができる。ま
た、Ti−B系微細化剤として添加されたTi及びBを
それぞれ0.1重量%以下含んでもよい。
【0007】この高靭性アルミニウム溶湯鍛造部品は、
最も薄い部分でも肉厚5mm以上になっていることが好
ましい。前掲した組成をもつアルミニウム合金溶湯は、
金型に注入された後、500〜1000kgf/cm2
の加圧条件下で溶湯鍛造される。溶湯鍛造で得られた素
形材には、500〜520℃×5〜8時間→水冷→15
0〜170℃×5〜10時間→空冷のT6処理が施され
る。
【0008】
【作用】本発明者等は、強度向上のためにCuを添加し
たAl−Si系合金を溶湯鍛造する際、Al−Cu系,
Al−Cu−Si系等の化合物の偏析に及ぼすCu添加
量の影響を種々調査検討した。偏析は、一般的に固液共
存域が大きな成分系の溶湯を凝固させるとき、比較的融
点の低い共晶等が最後に凝固するために生じるものであ
る。したがって、偏析の防止には、固液共存域を広げな
い成分系が必要とされる。本発明者等は、固液共存域を
広げない成分系を調査検討する過程で、Cu含有量とS
i含有量との間に特定の関係を成立させるとき、比較的
多量のCuを添加した場合にあっても偏析が抑制される
ことを見出した。その結果、偏析に起因する伸びの低下
を抑え、Cu添加による強度向上が図られる。また、溶
湯鍛造特有の微細組織をもつ部品となる。
【0009】得られた溶湯鍛造部品は、Al−Cu系,
Al−Cu−Si系等の偏析や鋳巣,ポロシティ等の鋳
造欠陥がなく、T6処理後に30kgf/mm2 以上の
引張強さ,20kgf/mm2 以上の0.2%耐力,1
2%以上の伸びを示す。したがって、過酷な使用環境に
曝される車両用エンジンマウントブラケット,ピスト
ン,スクロール等の部品として使用される。
【0010】以下、本発明で規定した合金成分,含有量
等を説明する。 Si:7.5〜9.5重量% 湯流れを向上させるために有効な合金成分である。Si
含有量が7.5重量未満では、初晶α−Alと共晶との
固液共存域が大きくなりすぎ、伸び低下の原因であるA
l−Cu−Si系の偏析が肉厚中心部に生じ易くなる。
逆に9.5重量%を超えるSi含有量では、共晶Si又
は偏析に起因する初晶Siが晶出し、伸びが低下する。
【0011】Cu:1.0〜2.0重量% マトリックスに固溶し、引張強さを30kgf/mm2
以上にするために必要な合金成分であり、1.0重量%
以上でCuの添加効果が顕著になる。しかし、2.0重
量%を超える多量のCuを添加すると、固液共存域が大
きくなりすぎ、Al−Cu系,Al−Cu−Si系の共
晶が肉厚中心部に偏析して伸びを低下させる。Cu含有
量は、Si%≧1.5×Cu%+5.5の関係を満足す
るようにSi含有量に応じて1.0〜2.0重量%の範
囲内で上限が定められる。関係式Si%≧1.5×Cu
%+5.5は、本発明者等による多数の実験結果から求
められたものであるが、Si含有量及びCu含有量を図
1の斜線領域に維持するときAl−Cu系,Al−Cu
−Si系の偏析が抑制される。
【0012】Mg:0.25〜0.5重量% T6処理によってMg2 Siとしてマトリックスに析出
し、強度を向上させる合金成分である。強度向上効果
は、0.25重量%以上のMg含有量で顕著になる。し
かし、0.5重量%を超える多量のMgが含まれると、
伸びが低下する傾向がみられる。 Sr,Sb,Na:0.1重量%以下 必要に応じて添加される合金成分であり、共晶Siを微
細化して伸びを改善する作用を呈する。しかし、0.1
重量%を超える多量のSr,Sb,Naを添加すると、
それら元素の化合物が生じ、伸びを低下させる。また、
Naは、湯流れを劣化させる原因ともなる。
【0013】Ti,B:0.1重量%以下 Ti及びBは、α−Alの結晶粒を微細化させるTi−
B系微細化剤として必要に応じ添加される合金成分であ
る。しかし、0.1重量%を超える量のTi及びBを添
加すると、それら元素の化合物に起因して伸びが劣化す
る。本発明が対象とするアルミニウム合金は、以上に掲
げた合金成分の外に、Cr,Ni,Mn,Feの1種又
は2種以上を添加することにより強度を向上させること
ができる。しかし、0.5重量%を超える多量の添加は
伸びを低下させる原因となるので、Cr,Ni,Mn,
Fe等を添加する場合にはその上限を0.5重量%に設
定する。
【0014】以上のように成分調整されたアルミニウム
合金溶湯は、必要に応じて微細化処理された後、溶湯中
の水素ガス濃度が0.3cc/100g−Al以下とな
るように脱ガス処理される。そして、脱滓後、鎮静化さ
れ、保持温度680〜720℃に保持される。用意され
たアルミニウム合金溶湯は、1回の溶湯鍛造に必要な量
だけレードルで汲み出され、溶湯鍛造機のスリーブに移
湯される。スリーブ内の溶湯は、プランジャーにより5
00〜1000kgf/cm2 の圧力で金型キャビティ
に押し込まれる。500kgf/cm2 未満では圧力が
不足し、凝固時に鋳巣やポロシティ欠陥が発生し易くな
る。逆に1000kgf/cm2 を超える圧力では、金
型破損やマシーン合成を超えるケースが生じてくる。
【0015】加圧されたアルミニウム合金溶湯は、1〜
15m/秒の流速で金型キャビティに流入する。このと
き、スタート時に金型を予め200〜400℃に予熱し
ておくと、その後は金型の温度が低下しにくいので連続
操業が可能になる。なお、溶湯に高い圧力を加えている
ので、金型に少々の温度変動があっても溶湯鍛造された
素形材に組織的な悪影響がない。製品サイズとしては、
鋳造材の肉厚が最低でも5mm以上となるものが好まし
い。5mmに満たない肉厚形成部があると、十分に溶湯
が行き渡らず、溶湯鍛造部品の形状が不良になりやす
い。溶湯鍛造で得られた素形材は、T6処理される。T
6処理では、500〜520℃×5〜8時間の溶体化処
理が施され、Cu,Mgがマトリックスに十分固溶す
る。このとき、溶湯鍛造で生じた鋳造組織が微細なた
め、Cu,Mgは固溶化し易く、固溶によって材料の伸
びが向上する。固溶処理された素形材は、好ましくは5
0〜70℃の水で焼入れされ、次いで150〜170℃
×5〜10時間→空冷の時効処理が施される。時効処理
でMg2 Si,Al2 Cu等の微細な金属間化合物がマ
トリックスに析出し、引張強さが向上する。T6処理の
加熱条件は、工業的に有利な条件下でCu,Mgの固溶
やMg2 Si,Al2 Cu等の微細析出が進行するよう
に、前述した範囲に定められる。素形材は、T6処理後
に機械加工され、最終製品となる。
【0016】
【実施例】実施例:Si:8.5重量%,Cu:1.5
1重量%,Mg:0.28重量%,Fe:0.16重量
%を含むアルミニウム合金溶湯を微細化処理することな
く、水素ガス量0.25cc/100g−Alまで脱ガ
スし、700℃に保持した。レードルを介して溶湯を溶
湯鍛造機のスリーブに移湯し、1000kgf/cm2
の圧力でプランジャにより350℃に予熱した金型のキ
ャビティに押し込み、内径50mm,外径120mm,
高さ150mm,肉厚35mmの中空円筒状の素形材を
溶湯鍛造した。次いで、素形材に510℃×7時間→6
0℃水冷→160℃×8時間のT6処理を施した。この
ようにして得られた鋳造材(F材)及びT6材の機械的
性質を表1に示す。なお、表1では、同じ組成のアルミ
ニウム合金溶湯から重力鋳造で得られたF材及びT6材
の機械的性質を比較例として併せ示す。
【0017】
【0018】表1から明らかなように、溶湯鍛造材の伸
びはF材,T6材共に金型鋳造材の伸びをはるかに凌い
でいる。なかでも、溶湯鍛造材のT6材は、引張強さ,
耐力,伸びの何れも優れていた。また、マクロ組織を観
察した結果、Al−Cu系,Al−Cu−Si系等の偏
析や鋳巣,ポロシティ等の鋳造欠陥が検出されなかっ
た。他方、比較例の重力鋳造材では、肉厚中心部に巣が
発生していた。
【0019】比較例:Si:8.5重量%,Cu:3.
0重量%,Mg:0.28重量%,Fe:0.16重量
%を含むアルミニウム合金溶湯を実施例1と同じ条件下
で溶湯鍛造した。この組成は、過剰量のCuを含むた
め、肉厚中心部にAl−Cu系の晶出物が偏析し易い組
成である。実際、溶湯鍛造された素形材の組織を観察し
たところ、鋳巣,ポロシティ等の鋳造欠陥は検出されな
かったが、肉厚中心部にAl−Cu系晶出物の偏析が生
じていた。得られた鋳造材(F材)及びT6処理を施し
た材料(T6材)は、表2にみられるように、引張強さ
及び0.2%耐力に関しては要求特性を満足していた。
しかし、過剰なCu含有量に起因する偏析があるため、
伸びが不足していた。
【0020】
【0021】以上の結果から、Cu含有量を1.0〜
2.0重量%の範囲で且つSi%≧1.5×Cu%+
5.5を満足するように規制した組成をもつアルミニウ
ム合金溶湯を溶湯鍛造し、T6処理を施すとき、目標値
である30kgf/mm2 以上の引張強さ,20kgf
/mm2 以上の0.2%耐力及び12%以上の伸びをも
つ製品が得られることが確認された。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のアルミ
ニウム合金溶湯鍛造部品は、Si含有量と関連させてC
u含有量を1.0〜2.0重量%の範囲に設定すること
により、Cuを含む材料であるにも拘らずAl−Cu
系,Al−Cu−Si系等の偏析が抑制され、鋳巣,ポ
ロシティ等の鋳造欠陥がない溶湯鍛造特有の微細組織を
もつ。このようにして得られた溶湯鍛造部品は、優れた
引張強さ,耐力,伸び等の機械的特性を活用し、過酷な
使用環境に曝される部品として使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で規定したCu含有量とSi含有量と
の関係を示すグラフ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】以上のように成分調整されたアルミニウム
合金溶湯は、必要に応じて微細化処理された後、溶湯中
の水素ガス濃度が0.3cc/100g−Al以下とな
るように脱ガス処理される。そして、脱滓後、鎮静化さ
れ、保持温度680〜720℃に保持される。用意され
たアルミニウム合金溶湯は、1回の溶湯鍛造に必要な量
だけレードルで汲み出され、溶湯鍛造機のスリーブに移
湯される。スリーブ内の溶湯は、プランジャーにより5
00〜1000kgf/cm2 の圧力で金型キャビティ
に押し込まれる。500kgf/cm2 未満では圧力が
不足し、凝固時に鋳巣やポロシティ欠陥が発生し易くな
る。逆に1000kgf/cm2 を超える圧力では、金
型破損やマシーン剛性を超えるケースが生じてくる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22F 1/00 611 C22F 1/00 611 630 630B 691 691B 691C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si:7.5〜9.5重量%,Cu:
    1.0〜2.0重量%,Mg:0.25〜0.5重量%
    を含み、残部が実質的にAlの組成をもち、Cu含有量
    とSi含有量との間にSi%≧1.5×Cu%+5.5
    の関係が成立している高靭性アルミニウム溶湯鍛造部
    品。
  2. 【請求項2】 Sr,Sb,Naの少なくとも1種を
    0.1重量%以下含む請求項1記載の高靭性アルミニウ
    ム鍛造部品。
  3. 【請求項3】 Ti−B系微細化剤として添加されたT
    i及びBをそれぞれ0.1重量%以下含む請求項1又は
    2記載の高靭性アルミニウム溶湯鍛造部品。
  4. 【請求項4】 最低でも5mm以上の肉厚をもつ請求項
    1〜3の何れかに記載の高靭性アルミニウム溶湯鍛造部
    品。
  5. 【請求項5】 金型に注入したアルミニウム合金溶湯に
    500〜1000kgf/cm2 の圧力を加えて溶湯鍛
    造する請求項1〜4の何れかに記載の高靭性アルミニウ
    ム溶湯鍛造部品の製造方法。
  6. 【請求項6】 溶湯鍛造部材を500〜520℃に5〜
    8時間加熱した後、水冷し、150〜170℃で5〜1
    0時間加熱する時効処理を施し、空冷する請求項5記載
    の高靭性アルミニウム等々鍛造部品の製造方法。
JP14247398A 1998-05-25 1998-05-25 高靭性アルミニウム溶湯鍛造部品及びその製造法 Pending JPH11335765A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14247398A JPH11335765A (ja) 1998-05-25 1998-05-25 高靭性アルミニウム溶湯鍛造部品及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14247398A JPH11335765A (ja) 1998-05-25 1998-05-25 高靭性アルミニウム溶湯鍛造部品及びその製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11335765A true JPH11335765A (ja) 1999-12-07

Family

ID=15316146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14247398A Pending JPH11335765A (ja) 1998-05-25 1998-05-25 高靭性アルミニウム溶湯鍛造部品及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11335765A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010059703A (ko) * 1999-12-30 2001-07-06 이계안 자동차용 로커아암의 제조방법
JP5206664B2 (ja) * 2007-02-27 2013-06-12 日本軽金属株式会社 熱伝導用途用アルミニウム合金材
WO2015135253A1 (zh) * 2014-03-13 2015-09-17 中兴通讯股份有限公司 铝硅系合金及其生产方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010059703A (ko) * 1999-12-30 2001-07-06 이계안 자동차용 로커아암의 제조방법
JP5206664B2 (ja) * 2007-02-27 2013-06-12 日本軽金属株式会社 熱伝導用途用アルミニウム合金材
WO2015135253A1 (zh) * 2014-03-13 2015-09-17 中兴通讯股份有限公司 铝硅系合金及其生产方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2016343539B2 (en) Aluminum alloy
EP1778887B1 (en) An al-si-mg-zn-cu alloy for aerospace and automotive castings
CN111032897A (zh) 形成铸造铝合金的方法
EP2369025B1 (en) Magnesium alloy and magnesium alloy casting
JP3301919B2 (ja) 切粉分断性に優れたアルミニウム合金押出材
JP2004225160A (ja) 鋳造合金
US20180010214A1 (en) High strength high creep-resistant cast aluminum alloys and hpdc engine blocks
WO2010007484A1 (en) Aluminum alloy, method of casting aluminum alloy, and method of producing aluminum alloy product
JP2001220639A (ja) アルミニウム鋳造用合金
JP3332885B2 (ja) セミソリッド加工用アルミニウム基合金及びその加工部材の製造方法
US20040261916A1 (en) Dispersion hardenable Al-Ni-Mn casting alloys for automotive and aerospace structural components
JP3808264B2 (ja) 塑性加工されたアルミニウム合金鋳物,アルミニウム合金鋳物の製造方法及び塑性変形を利用した締結方法
EP0560070B1 (en) Titanium aluminide for precision casting and casting method using the same
JP4145242B2 (ja) 鋳物用アルミニウム合金、アルミニウム合金製鋳物およびアルミニウム合金製鋳物の製造方法
JPH0967635A (ja) 強度と靱性に優れた高圧鋳造によるアルミニウム合金鋳物とその製造方法
JPH1112674A (ja) 内燃機関ピストン用アルミニウム合金およびアルミニウム合金製ピストン
JP3346186B2 (ja) 耐摩耗性,鋳造性,鍛造性に優れた鋳造・鍛造用アルミ合金材及びその製造法
JP3448990B2 (ja) 高温強度及び靭性に優れたダイカスト製品
US20080187454A1 (en) Heat-resistant magnesium alloy for casting heat-resistant magnesium alloy cast product, and process for producing heat-resistant magnesium alloy cast product
US6719859B2 (en) High strength aluminum base alloy
JP7096690B2 (ja) ダイカスト鋳造用アルミニウム合金およびアルミニウム合金鋳物
JPH07145440A (ja) アルミニウム合金鍛造素材
JPH11335765A (ja) 高靭性アルミニウム溶湯鍛造部品及びその製造法
JPH0941064A (ja) 鋳造用アルミニウム合金およびアルミニウム合金鋳造材の製造方法
JPH09296245A (ja) 鋳物用アルミニウム合金