JPH11333837A - 射出成形用タングステン入り熱可塑性樹脂ペレットの製法 - Google Patents

射出成形用タングステン入り熱可塑性樹脂ペレットの製法

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JPH11333837A
JPH11333837A JP15862798A JP15862798A JPH11333837A JP H11333837 A JPH11333837 A JP H11333837A JP 15862798 A JP15862798 A JP 15862798A JP 15862798 A JP15862798 A JP 15862798A JP H11333837 A JPH11333837 A JP H11333837A
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JP
Japan
Prior art keywords
thermoplastic resin
tungsten
injection molding
mixture
resin pellet
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Application number
JP15862798A
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English (en)
Inventor
Shoichi Suzuki
正一 鈴木
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 釣り用オモリ、アレー・バーベル等運動用
具、文鎮等の高比重製品を射出成形機で成形するのに用
いる射出成形用タングステン入り熱可塑性樹脂ペレット
の製法を提供することを目的とする。 【解決手段】 オレフイン系エラストマー樹脂に2〜5
ミクロンの粉末のタングステンと少量のワックスとを1
60℃ぐらいで加熱し乍ら練込ローラにより練り込んで
均一混合物を得てこれを板状としてから粉砕機により粉
砕してペレットとしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣り用オモリ、ア
レー・バーベル等運動用具、文鎮等の高比重製品を射出
成形機で成形するのに用いる射出成形用のタングステン
入り熱可塑性樹脂ペレットの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、釣り用オモリ等は鉛製であって公
害の問題が生じていた。このことを回避するために次の
ようなタングステンを用いたものが提供されている。す
なわち、樹脂に粉末タングステンを均一に練込んだもの
をそのまま型に入れて成形したのちにこれを燒結して樹
脂分を除去することにより得た釣り用オモリ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て述べた釣り用オモリは、樹脂に粉末タングステンを均
一に練込んだものをそのまま型に入れて成形したのちに
これを燒結して樹脂分を除去することによつて完成品を
得る、型押成形による品物であるために細い形状部や細
い模様部をもつ高精度の製品を製作することが困難であ
るという問題点があり且つ燒結工程を必要として高コス
ト製品しか提供できないという問題点があった。
【0004】本発明は、上記の全ての問題点を解消する
のに好適な新規の、射出成形用タングステン入り熱可塑
性樹脂ペレットの製法を提供することを第1の目的と
し、無公害化、その他等を達成することを第2の目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る射出成形用のタングステン入り熱可塑性
樹脂ペレットの製法は、熱可塑性樹脂に粉末のタングス
テンを均一に混合してから当該混合物をペレットとする
ようにしたものであり、
【0006】そして、熱可塑性樹脂に粉末のタングステ
ンおよび少量のワックスを練込ローラで加熱し乍ら練り
込むことにより均一に混合してから当該練込混合物をコ
−ルドカット法による粉砕によりペレットを得るように
したものであり、
【0007】また、熱可塑性樹脂に粉末のタングステン
を攪拌機もしくはスクリュー式混合機で加熱し乍ら攪拌
することより均一に混合してから当該攪拌混合物をホッ
トカット法による粉砕によりペレットとするようにした
ものであり、
【0008】そして、熱可塑性樹脂がオレフイン系エラ
ストマー樹脂であるようにしたものであり、
【0009】また、タングステンが2〜20ミクロンの
粉末であるようにしたものである。
【0010】因に、鉛の比重は11.34で、これを粉
末で可及的に多量にプラスチックに入れて得た試作品の
比重は7.0であり、また鉄の比重は7.83で、これ
を粉末で可及的に多量にプラスチックに入れて得た試作
品の比重は3.0であった。
【0011】一方、タングステンの比重は19.0であ
る。
【0012】
【発明の効果】本発明に係るペレットを用いて射出成形
することによって得た、釣り用オモリ等製品の比重は、
タングステンの混入量にもよるが、4.0〜15.0で
あって、これ等は比較的容易に且つ低コストで得ること
ができた。
【0013】また、請求項2に係るペレットを用いて射
出成形することによって得た、釣り用オモリ等製品の比
重は、120.〜13.0であり、そしてこれ等の製品
はワックスが混入しているのでメッキ、塗装、接着がで
きないが大きい比重を必要とする製品の提供には向いて
おり、また導電性も高いので通電を必要とするパーツに
も向いているものであった。
【0014】また、請求項3に係るペレットを用いて射
出成形することによって得た、釣り用オモリ等製品の比
重は4.0〜7.0であり、そしてこれ等の製品はワッ
クスが混入されていなく、メッキ、塗装、接着が容易に
できるものであった。
【0015】また、請求項4に係るペレットを用いて射
出成形することによって得た、釣り用オモリ等製品は、
オレフイン系エラストマー樹脂製で無公害化の達成に向
いているものであった。
【0016】また、請求項5に係るペレットを用いて射
出成形することによつて釣り用オモリ等製品を得る場合
には、射出成形工程がスムーズに行われて生産性がよ
く、高比重で高精度のものを提供し易い利点がある。
【0017】
【実施例】次に、好適な実施例を開示する。先ず、オレ
フイン系エラストマー樹脂に2〜5ミクロンの粉末のタ
ングステンと少量のワックスとを160℃ぐらいで加熱
し乍ら練込ローラにより練り込んで均一混合物を得てこ
れを板状としてから粉砕機により粉砕してペレットとし
たものである。
【0018】尚、実施に際しては、熱可塑性樹脂を用い
ることがあり、ABS樹脂を用いることがあり、ワック
スを混入しないで練込むことがある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 503:06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂に粉末のタングステンを均
    一に混合してから当該混合物をペレットとすることを特
    徴とする射出成形用タングステン入り熱可塑性樹脂ペレ
    ットの製法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂に粉末のタングステンおよ
    び少量のワックスを練込ローラで加熱し乍ら練り込むこ
    とにより均一に混合してから当該練込混合物をコ−ルド
    カット法による粉砕によりペレットを得ることを特徴と
    する請求項1記載の射出成形用タングステン入り熱可塑
    性樹脂ペレットの製法。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂に粉末のタングステンを攪
    拌機もしくはスクリュー式混合機で加熱し乍ら攪拌する
    ことより均一に混合してから当該攪拌混合物をホットカ
    ット法による粉砕によりペレットとすることを特徴とす
    る請求項1記載の射出成形用タングステン入り熱可塑性
    樹脂ペレットの製法。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂がオレフイン系エラストマ
    ー樹脂であることを特徴とする請求項1〜3のうちの1
    つに記載の射出成形用タングステン入り熱可塑性樹脂ペ
    レットの製法。
  5. 【請求項5】 タングステンが2〜20ミクロンの粉末
    である請求項1〜4のうちの1つに記載の射出成形用タ
    ングステン入り熱可塑性樹脂ペレットの製法。
JP15862798A 1998-05-22 1998-05-22 射出成形用タングステン入り熱可塑性樹脂ペレットの製法 Pending JPH11333837A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018083972A1 (ja) * 2016-11-04 2018-05-11 株式会社サンプラ 金属偽装樹脂成形部材の製造方法、金属偽装樹脂成形部材及び金属偽装樹脂成形部材の使用方法

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WO2018083972A1 (ja) * 2016-11-04 2018-05-11 株式会社サンプラ 金属偽装樹脂成形部材の製造方法、金属偽装樹脂成形部材及び金属偽装樹脂成形部材の使用方法
JPWO2018083972A1 (ja) * 2016-11-04 2019-03-07 株式会社サンプラ 金属偽装樹脂成形部材の製造方法、金属偽装樹脂成形部材及び金属偽装樹脂成形部材の使用方法
EP3536477A4 (en) * 2016-11-04 2020-04-29 Sanpura Co., Ltd. METHOD FOR PRODUCING AN IMITATE RESIN MOLDED ELEMENT, IMITATE METAL RESIN MOLDED ELEMENT AND USE OF AN IMITATE METAL RESIN MOLDED ELEMENT

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