JPH11333506A - 板圧延機の圧下零点調整方法 - Google Patents

板圧延機の圧下零点調整方法

Info

Publication number
JPH11333506A
JPH11333506A JP10144227A JP14422798A JPH11333506A JP H11333506 A JPH11333506 A JP H11333506A JP 10144227 A JP10144227 A JP 10144227A JP 14422798 A JP14422798 A JP 14422798A JP H11333506 A JPH11333506 A JP H11333506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
roll
load
zero
zero point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10144227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3422930B2 (ja
Inventor
Shigeru Ogawa
茂 小川
Atsushi Ishii
篤 石井
Kenji Yamada
健二 山田
Satoru Ota
覚 太田
Katsuhiko Kawamoto
勝彦 河本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP14422798A priority Critical patent/JP3422930B2/ja
Publication of JPH11333506A publication Critical patent/JPH11333506A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3422930B2 publication Critical patent/JP3422930B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な圧下レベリングの零点調整が可能な板
圧延機の圧下零点調整方法を提供する。 【解決手段】 4段以上の多段板圧延機の圧下位置の零
点調整方法において、ロール14a、14b、16a、
16bの回転を停止させた状態で圧下装置22を操作し
てキスロール締め込みを実施し、該板圧延機の作業側お
よび駆動側に配備されている圧延荷重測定用ロードセル
24による締め込み荷重実測値が、それぞれ所定の零点
調整荷重になった時点の圧下位置を零点とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼等の金属板材を
圧延する際の準備作業である板圧延機の圧下位置の零点
調整作業に関する。
【0002】
【従来の技術】金属板材の圧延操業における重要課題の
一つに、圧延材の伸び率を作業側と駆動側とで等しくす
ることがある。なお以下では、表記を簡単にするため作
業側と駆動側のことを左右と称することにする。伸び率
が左右不均等になった場合、キャンバーや板厚ウェッジ
という圧延材の平面形状および寸法精度不良を生ずるば
かりではなく、蛇行や尻絞りという通板トラブルを生じ
ることがある。
【0003】左右の伸び率を均等にするための操作手段
としては、圧延機の圧下位置の左右差すなわち圧下レベ
リング操作が用いられる。通常、圧下レベリングの操作
は、圧延前の設定、圧延中の操作ともに、オペレータが
圧延操業を注意深く観察しながら操作している場合がほ
とんどであるが、上述したキャンバーや板厚ウェッジの
品質不良や通板トラブルを十分に制御できているとは言
えない。
【0004】上記問題に対して、特公昭58-51771号公報
には、圧延機のロードセル荷重の左右差の和に対する比
に基づいて圧下レベリング制御を実施する技術が開示さ
れている。
【0005】また、特開昭59-191510 号公報には、圧延
機入側の圧延材のずれ、すなわち蛇行量を直接検出する
ことにより、圧下レベリングを操作する技術が開示され
ている。
【0006】ここで例示した、圧延材の伸び率の左右差
を零にするための技術は、何れも制御手段としては圧下
レベリングを最適化することを目標としているが、何れ
の技術も圧延材の伸び率に左右差を生じてから、これを
圧下レベリング操作で制御する技術であり、圧延開始前
の圧下レベリング設定を最適化するものではない。
【0007】圧延開始前の圧下レベリング設定において
最も重要な要因の一つに圧下位置の零点調整がある。通
常、板圧延機の操業においては、ロール組み替えを実施
した後に圧下位置の零点調整を実施する。この方法とし
ては、新しいロールを組み込んだ後、ロール回転状態で
圧下装置を操作してキスロール締め込みを実施し、圧延
荷重測定用ロードセルによる締め込み荷重の測定値が所
定の零点調整荷重に一致した時点を圧下位置の零点とす
る方法が、多くの場合、採用されている。このとき、左
右の圧下位置の差、すなわち圧下レベリングの零点も同
時に調整することが多い。圧下レベリングの零点調整に
関しても、キスロール締め込み時に圧延荷重測定用ロー
ドセルで測定される荷重が、作業側および駆動側のそれ
ぞれで、所定の零点調整荷重に一致するように調整する
方法が採用されている。なおキスロール締め込みとは、
圧延材の存在しない状態で、上下作業ロールを互いに接
触させて、ロール間に負荷を与えることを意味してい
る。
【0008】以上のような圧下位置および圧下レベリン
グの零点調整方法によって満足できる調整ができない場
合、銅棒やアルミニウム板を上下作業ロールによって締
め込み、残された圧痕部の厚さの左右バランスを基準と
して圧下レベリングの零点補正を実施する場合も多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したような、
圧下位置および圧下レベリングの零点調整方法を採用し
ていても、圧下レベリングの零点調整が正確に実施でき
ていないことに起因して、蛇行やキャンバーが発生する
という操業上の問題を生じることが珍しくない。現状で
は、このような操業状況をオペレータが判断して、圧下
レベリングを調整しているが、圧延材の伸び率の左右差
に起因する蛇行やキャンバー等のトラブルを撲滅するこ
とはできていない。
【0010】そこで、本発明では、上記のような板圧延
機の圧下位置の零点調整方法に関する従来法の問題点を
解決し、特に正確な圧下レベリングの零点調整が可能な
板圧延機の圧下零点調整方法を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、綿密な調
査および解析検討の結果、圧延機のロードセルで測定さ
れる圧延荷重の左右差には、圧延材と作業ロール間の圧
延荷重分布のミルセンターに関する左右非対称性の他
に、例えば4段圧延機の場合、作業ロールと補強ロール
との間、6段圧延機の場合、作業ロールと中間ロール、
中間ロールと補強ロールとの間にロール軸方向に作用す
るスラスト力が最も大きな要因として含まれていること
を知見した。これらの他、前記した板圧延機の圧下零点
調整時のようなキスロール締め込み時には、上下作業ロ
ール間にもスラスト力が作用し、これらのスラスト力
は、ロールに余分なモーメントを与え、このモーメント
に釣り合うようにロール間の接触荷重のロール軸方向分
布が変化し、これが最終的に、圧延機の圧延荷重測定用
ロードセルで測定される荷重の左右差に対する外乱とし
て現れることになる。
【0012】上記したようなロール間スラスト力が発生
する主原因は、互いに接触する隣り合うロールの回転軸
が、ロールチョックとハウジングウィンドウ間の僅かな
間隙の分だけ平行位置からずれることによる。このよう
に隣り合うロール軸の平行度に誤差を生じた場合、ロー
ル回転に伴う両者のロール周速ベクトルにロール軸方向
の偏差成分を生じることになり、この偏差成分に従っ
て、ロールの回転に伴って常にロール軸方向の滑りを生
じることになる。このような滑りによって発生する力が
ロール間スラスト力であり、滑りを継続的に発生させる
力が、ロールチョックを軸方向に固定しているキーパプ
レート等から作用するスラスト反力ということになる。
【0013】以上説明したようにロール間スラスト力
は、隣り合うロールの回転軸の僅かな平行度の誤差によ
って発生するので、その方向や大きさは一般には不明で
あり、また、ロール表面性状の変化とともに時々刻々変
化する可能性のある不安定なものである。従って、圧下
零点調整を実施する場合においても、圧延荷重測定用ロ
ードセルの左右差には上記したようにロール間スラスト
力による外乱が混入することになるので、この影響を分
離した圧下零点調整を実施する必要があることが分か
る。
【0014】そこで、請求項1に記載の本発明は、4段
以上の多段板圧延機の圧下位置の零点調整方法であっ
て、ロール回転停止状態で圧下装置を操作してキスロー
ル締め込みを実施し、該圧延機の作業側および駆動側に
配備されている圧延荷重測定用ロードセルによる締め込
み荷重実測値が、それぞれ所定の零点調整荷重になった
時点の圧下位置を零点とする板圧延機の圧下零点調整方
法を要旨とする。
【0015】請求項2に記載の本発明は、4段以上の多
段板圧延機の圧下位置の零点調整方法であって、ロール
回転停止状態で圧下位置を操作してキスロール締め込み
を実施し、該圧延機の作業側および駆動側に配備されて
いる圧延荷重測定用ロードセルによる締め込み荷重実測
値が、それぞれ所定の零点調整荷重になった時点の圧下
位置を求め、以上の手続きをロールの回転方向の位置を
2水準以上変更して実施し、それぞれの締め込み作業に
よって求められた圧下位置を、作業側、駆動側の各々に
ついて平均化処理を実施し、得られた平均値を圧下位置
の零点とする板圧延機の圧下零点調整方法を要旨とす
る。
【0016】更に、請求項3に記載の本発明は、4段以
上の多段板圧延機の圧下位置の零点調整方法であって、
ロール回転停止状態で圧下装置を操作してキスロール締
め込みを実施し、該圧延機の作業側および駆動側に配備
されている圧延荷重測定用ロードセルによる締め込み荷
重実測値を基準として、圧下位置の左右差の零点を決め
るステップと、ロール回転状態で圧延荷重測定用ロード
セルの左右合計値を基準として、圧下位置の左右平均値
の零点を決めるステップとからなることを特徴とする板
圧延機の圧下零点調整方法を要旨とする。なお、請求項
1は第1の実施形態に、請求項2は第2の実施形態に、
請求項3は第3から第6の実施形態に対応している。
【0017】
【作用】既述のように、ロール間のスラスト力はロール
回転に伴って発生する。従って、請求項1に記載の方法
によれば、ロール回転停止状態でキスロール締め込みを
実施するので、ロール間スラスト力は実質的に発生する
ことがなく、圧延荷重測定用ロードセルの測定値を基準
として正確な圧下位置および圧下レベリングの零点調整
が可能となる。
【0018】請求項2に記載の方法においても、ロール
回転停止状態でキスロール締め込みを実施しているの
で、ロール間スラスト力は実質的に発生することがな
く、これによる外乱を含まない圧下位置および圧下レベ
リングの零点調整が可能となる。更に、請求項2の方法
では、ロールの回転方向の位置を2水準以上変更して、
キスロール締め込みを実施する。このようにロールの回
転方向の位置を変更すると、ロール回転軸に有意な偏心
およびこれに類する変動が存在する場合、その偏心量に
従って、所定の零点調整荷重になる圧下位置が変動する
ことになる。このように複数のロール位置に対して所定
の零点調整荷重になる圧下位置を平均化することによっ
て、ロール偏心の影響を平均化した圧下位置および圧下
レベリングの零点調整が可能となる。
【0019】また、請求項1および2の圧下零点調整方
法のように、ロール回転停止状態でキスロール締め込み
を実施しても、ロール回転停止状態とロールが回転して
いる実圧延状態では、一般に、ロールチョック内のベア
リング部分の挙動が大きく異なる。特に、補強ロールに
油膜軸受けを採用している場合、ロール回転停止状態で
は、ベアリングの受圧面の油膜厚さが極めて小さいが、
ロール回転を実施すると回転に伴う潤滑油の引き込み効
果によって油膜厚さが大幅に増大することになり、その
分だけ上下作業ロール間の間隙で評価するロール開度が
変化することになる。この変化はローラベアリングを採
用している場合でも、定量的には小さいものの発生す
る。このようなロール回転に伴うロール開度の変化分を
考慮するため、従来技術では、ロール回転状態下で圧下
位置の零点調整が実施され、上記したようなロール間ス
ラスト力の問題を生じているのである。
【0020】然しながら、圧延機ロールに使用されるベ
アリングには極めて加工精度の高いものが用いられるの
で、その個体差は少なく、上記したようなロール回転に
伴う油膜厚さの変化に作業側と駆動側とで有意な差を生
じる可能性は極めて少ない。従って、請求項3に記載の
方法では、ロール回転停止状態におけるキスロール締め
込み荷重の作業側および駆動側ロードセルそれぞれによ
る測定値から圧下位置の左右差すなわち圧下レベリング
の零点を決めることで、ロール間スラスト力の影響のな
い正確な圧下レベリングの零点調整を実施し、ロール回
転状態の左右ロードセルの合計値から圧下位置の左右平
均値の零点を決めることで、上記した補強ロールのベア
リングの特性変化を補正することが可能となる。すなわ
ち、ロール回転状態では、一般的にロール間スラスト力
が作用するので、スラスト力起因で補強ロールに作用す
るモーメントによってロードセル荷重の左右差には有意
な外乱が入るが、そのロードセル荷重の左右合計値につ
いては上記モーメントとは無関係に決まるので、ロード
セル荷重の左右差とは無関係な圧下位置の平均値、すな
わち作業側と駆動側の同時圧下モードでの圧下位置の零
点調整を実施することで、上記した補強ロールベアリン
グの油膜厚補正が実施できることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態を説明する。先ず、図7を参照すると、本発
明の方法を適用する圧延機として4段圧延機の作業側の
側面が図示されている。この4段圧延機は、単なる一例
であって、本発明は、更に中間ロールが加えられた形式
の5段あるいは6段以上の圧延機にも適用可能であるこ
とは言うまでもない。また、図示されていないが圧延機
本体については駆動側も作業側と概ね同様の構成である
ことは当業者には理解されよう。
【0022】図7において、圧延機10は、ハウジング
12に作業ロールチョック18a、18bおよび補強ロ
ールチョック20a、20bを介して回転自在に支持さ
れた作業ロール14a、14bと、補強ロール16a、
16bを具備して成り、4段圧延機を構成している。ハ
ウジング12には左右一対、つまり作業側と駆動側の圧
下装置22が設けられており、ロードセル24を介して
上段の補強ロールチョック20aの位置を制御する。な
お、図7において、24は圧延荷重測定用ロードセル、
26a、26bはインクリース作業ロールベンディング
装置、28a、28bはディクリース作業ロールベンデ
ィング装置、30a、30bは補強ロールバランス装置
である。本実施形態では、ロールベンディング装置26
a、26b、28a、28bおよび補強ロールバランス
装置30a、30bは油圧式の装置であり、一例とし
て、インクリース作業ロールベンディング装置26aへ
油圧を供給する油圧管34および油圧管34内の油圧を
測定する作業ロールベンディング装置作動油圧測定装置
32が図示されているが、他のロールベンディング装置
およびロールバランス装置も概ね同様に構成されてい
る。
【0023】その他の構成として圧延荷重測定用ロード
セルが下側にある場合、油圧圧下装置が下側または上側
に配置される場合等、種々の形態の圧延機に対しても本
発明は適用可能である。
【0024】次に図1から図6を参照して本発明実施形
態による板圧延機の圧下零点調整方法を説明する。先
ず、図1は、本発明第1の実施形態による板圧延機の圧
下零点調整方法のアルゴリズムを示すフローチャートで
ある。通常、圧下位置の零点調整は、ロール組み替え、
つまり作業ロール14a、14bまたは補強ロール16
a、16b若しくはその両方のロールの交換後に実施さ
れる。これは、使用済みのロールを抜き取り新しいロー
ルを組み込むと、新旧ロールのロール直径の相違分が、
同じ圧下位置に対してロール開度の誤差となって現れる
ためである。図1においても、そのようなロール組み替
え直後に実施する圧下位置の零点調整方法の一例を示し
ている。
【0025】先ず、作業ロール14a、14b若しくは
作業ロール14a、14bおよび補強ロール16a、1
6bのロール組み替えを実行する(ステップS10)。
次にロール回転停止状態で圧下装置22を使用してキス
ロール締め込み状態とし、所定の零点調整荷重を超える
荷重まで締め込み、除荷するという手続きを数回繰り返
す(ステップS12)。通常、ロールを停止した直後
は、ベアリングの受圧面にはロール回転時に導入された
油膜が残存していることが多く、停止後の負荷に対して
は、その油膜が次第に受圧面から排出されていく過程が
入り、その結果、圧下位置とロードセル荷重との関係が
次第に変化して行くことになる。このような過渡的な現
象を回避するため、本実施形態では所定の零調荷重を超
える荷重までの負荷を数回繰り返している。このような
手続きを経ることで、ベアリング内の油膜の状態が安定
し、ロール回転停止状態における圧下位置とロードセル
荷重との関係に再現性が得られるようになる。この手続
きの繰り返し回数については、実際にロール停止状態で
キスロール締め込みを繰り返し、圧下位置とロードセル
荷重との対応関係に再現性が得られる回数を見いだせば
よい。具体的には油膜軸受けの場合2〜3回程度実施す
れば十分な場合が多い。
【0026】次に、ロール回転停止状態のままで、作業
側および駆動側の圧延荷重測定用ロードセル12による
荷重測定値が、それぞれ所定の零点調整荷重になるまで
圧下装置22を操作して締め込む(ステップS14)。
このときの締め込み方法としては、例えば、まず圧延荷
重測定用ロードセル24の作業側と駆動側の合計値を観
察しながら、作業側および駆動側で同時圧下モードで締
め込み、合計値が所定の零調荷重に到達した後に、作業
側と駆動側の圧下位置を同じ量だけ逆方向に操作、すな
わち圧下レベリング操作モードで作業側と駆動側の荷重
バランスを調整するという方法が現実的である。より高
い精度で零点調整荷重を実現する場合には、この二つの
ステップS12、S14を繰り返し実施することが好ま
しい。
【0027】以上のようにして作業側と駆動側を個別に
圧延荷重測定用ロードセル24による荷重測定値を所定
の零点調整荷重に合わせた状態で、その時点の圧下位置
を、作業側と駆動側個別に圧下位置の零点とする(ステ
ップS16)。ここで、所定の零点荷重については、実
際の圧延操業において最も頻繁に発生する負荷の近傍を
採用するのが好ましく、通常はこれを作業側と駆動側に
均等に配分して、それぞれ個別の目標値とする。例え
ば、零点調整荷重を1000t(トン)とした場合、作
業側と駆動側の各々の目標値は500tとなる。ただ
し、補強ロールベアリングの仕様によっては、ロール回
転停止状態下では実際の圧延操業で頻繁に発生する荷重
まで負荷できない場合もあり得る。そのような場合は、
停止状態でベアリングに損傷を与えることのない最大荷
重を零点調整荷重とすればよい。
【0028】図2は、本発明第2の実施形態による板圧
延機の圧下零点調整方法のアルゴリズムを示すフローチ
ャートである。第1の実施形態と同様に、先ず、作業ロ
ール14a、14b若しくは作業ロール14a、14b
および補強ロール16a、16bのロール組み替えを実
行する(ステップS20)。次に、補強ロールベアリン
グの油膜厚さを安定させるためのキスロール締め込みを
数回実施した(ステップS22)後、ロール回転停止状
態のままで、作業側および駆動側の圧延荷重測定用ロー
ドセル24による荷重測定値が、それぞれ所定の零点調
整荷重になるまで圧下装置22を操作して締め込み、所
定の零点調整荷重になった圧下位置を記録する(ステッ
プS24)。
【0029】第2の実施形態では、ロールの回転位置を
変更して上記の操作を複数回繰り返す。そのために、ス
テップS26において、予め決定された複数の水準の測
定位置すなわちロール回転位置、例えば、補強ロール1
4a、14bの回転軸を中心として90°毎に4カ所の
測定位置の全てについて測定が終了したか否かを判断す
る。終了していない場合、つまりステップS26におい
てNoの場合、ルーチンは補強ロールの回転方向の位置
を変更し(ステップS28)、ステップS22に帰還す
る。このときの補強ロール16a、16bの回転位置の
変更については、測定の全体で補強ロール16a、16
bの回転角が少なくとも180゜変化するような条件を
実施するものとし、出来るだけ多くの位置に対してキス
ロール締め込みを実施することが好ましい。更に、上下
補強ロール16a、16bの直径の相違によって、上下
補強ロール16a、16bの位置が相対的に次第にずれ
て行くことを考慮して、上下補強ロール16a、16b
の位置関係の異なる水準において測定することが好まし
い。更には、作業ロール14a、14bの周方向位置の
異なる水準を追加することが好ましい。ただし、測定す
る条件水準があまりに多くなると零点調整作業が長時間
に及び、作業効率が低下することになるので、例えば、
一回だけ上記のようなロール偏心要因のすべてに配慮し
て徹底的な測定を実施し、その測定結果より、大きな圧
下位置変動要因とはならない条件を特定し、通常の零点
調整作業では、これらの条件を省略してキスロール締め
込みを実施することもできる。
【0030】以上のようにして、所定のロール回転位置
における測定が終了すると、つまり、ステップS26に
おいてYes の場合、測定された複数のロール回転位置に
対する圧下位置22の測定値の作業側、駆動側毎の平均
値をそれぞれの圧下位置の零点とする(ステップS3
0)。この零点の設定方法は、ソフト処理のみで実施す
るのが簡単であるが、そのようなソフトウェアがない場
合には、実際に算出された圧下位置の平均値までキスロ
ール締め込みを実施して、その状態の圧下位置を零クリ
アーする方法でも差し支えない。また、上記圧下位置の
平均化処理にあたっては、単純な相加平均を用いるのが
簡便であるが、例えば、測定値が正規分布することを仮
定して平均値を算出してもよく、その他の評価基準を導
入して人為的な重み付けを実施した後に平均化処理を行
ってもよい。また、図2の例のように、作業側と駆動側
の圧下位置を個別に平均化する方法の他に、同時に測定
した作業側と駆動側の圧下位置から、圧下位置の平均値
と左右差すなわち圧下レベリングを算出し、平均値と圧
下レベリングをそれぞれを別個に異なる方法で平均化処
理してもよい。
【0031】図3は、本発第3の実施形態による板圧延
機の圧下零点調整方法のアルゴリズムを示すフローチャ
ートである。図3の実施形態では、図1に示した第1の
実施形態の圧下零点調整を実施した(ステップS40か
らステップS46)後、作業ロール14a、14bおよ
び補強ロール16a、16bを所定の回転速度で回転さ
せた状態で、作業側および駆動側の圧下位置を同時圧下
モードで締め込み、作業側と駆動側の圧延荷重測定用ロ
ードセル24による荷重測定値の合計値が、所定の零点
調整荷重に一致するように締め込む(ステップS4
8)。更に、所定の零点調整荷重の合計値が実現できて
いる状態の圧下位置を、あらためて圧下位置の零点とし
て設定する(ステップS50)。
【0032】ここで、所定のロール回転速度は、実際に
圧延操業を行う際のロール回転速度の平均値に近い値が
好ましい。また同時圧下モードとは、圧下位置の左右差
すなわち圧下レベリングは固定したまま、左右の圧下位
置を同じ方向に同じ量だけ変化させる運転モードのこと
である。同時圧下モードで運転する限り、圧下レベリン
グが変化することはない。従って、上記のような操作を
することにより、ロール回転に伴ってロール間に発生す
るスラスト力によるロードセル荷重の左右差とは無関係
に、ロール回転によって補強ロールベアリングの受圧面
に導入された油膜厚さの左右平均値の分だけ、作業側、
駆動側均等に圧下位置が修正されることになる。
【0033】図4は、本発明第4の実施形態による板圧
延機の圧下零点調整方法のアルゴリズムを示すフローチ
ャートである。図4の実施形態では、図2に示した実施
形態の圧下零点調整を実施した(ステップS60からス
テップS70)後、作業ロール14a、14bおよび補
強ロール16a、16bを所定の回転速度で回転させた
状態で、作業側および駆動側の圧下位置を同時圧下モー
ドで締め込み、作業側と駆動側の圧延荷重測定用ロード
セル24による荷重測定値の合計値が、所定の零点調整
荷重に一致するように締め込む(ステップS72)。次
いで、所定の零点調整荷重の合計値が実現できている状
態の圧下位置を、あらためて圧下位置の零点として設定
する(ステップS74)。
【0034】ここで、所定のロール回転速度は、実際に
圧延操業を行う際のロール回転速度の平均値に近い値が
好ましい。また、ロール回転状態における圧下操作は同
時圧下モードで実施するため圧下レベリングが変化する
ことはない。従って、上記のような操作をすることによ
り、ロール回転に伴ってロール間に発生するスラスト力
によるロードセル荷重の左右差とは無関係に、ロール回
転によって補強ロール16a、16bのベアリングの受
圧面に導入された油膜厚さの左右平均値の分だけ、作業
側、駆動側均等に圧下位置が修正されることになる。と
ころで、ロール偏心が存在する場合、ロール回転状態に
おけるキスロール締め込みで発生するロードセル荷重は
ロールの回転に伴って変化するが、その変化量が大きい
場合は、例えば、ロードセル荷重変化の数周期分のデー
タを継続的に採取し、その平均値が所定の零点調整荷重
になる圧下位置を同時圧下モードで探索すればよい。
【0035】図5は、本発明第5の実施形態による板圧
延機の圧下零点調整方法のアルゴリズムを示すフローチ
ャートである。図5の実施形態は、図3に示した実施形
態の圧下零点調整方法において、圧下レベリングの零点
調整と圧下の左右平均値の零点調整の順番を入れ換えた
ものである。すなわち図5に示すように、まずロール組
み替え(ステップS80)、ロール回転状態で圧下装置
を左右同時圧下モードで、作業側と駆動側の圧延荷重測
定用ロードセル24による荷重測定値の合計値が、所定
の零点調整荷重に一致するように締め込み(ステップS
82)、その状態の圧下位置を圧下零点として設定する
(ステップS84)。次にロール回転を停止し、補強ロ
ールベアリングの受圧面の潤滑油膜を安定させる目的
で、キスロール締め込みを数回繰り返し(ステップS8
6)、その後ロール回転停止状態のままで、作業側およ
び駆動側の圧延荷重測定用ロードセル24による荷重測
定値が、それぞれ所定の零点調整荷重になるまで圧下装
置22を操作してキスロール締め込みを実施する(ステ
ップS88)。そして、作業側、駆動側個別に所定の零
点調整荷重が実現できている状態における圧下位置の左
右差すなわち圧下レベリング量を記録し(ステップS9
0)、この圧下レベリング量を、作業側圧下位置修正量
と駆動側圧下位置修正量とに、その修正量の絶対値が等
しくなるように振り分け、作業側と駆動側の圧下位置の
零点をそれぞれ上記修正量分だけ修正して圧下位置の零
点調整を終了する(ステップS92)。
【0036】第5の実施形態による方法によれば、ロー
ル組み替えの後、まずロール回転状態で負荷を与えるの
で、組み替え後のロールおよびベアリングが正常に回転
することを確認した後に本格的な圧下零点調整が実施で
きるので、作業効率の点では好ましい実施形態となる。
【0037】図6は、本発明第6の実施形態による板圧
延機の圧下零点調整方法のアルゴリズムを示すフローチ
ャートである。図6の実施形態は、図4に示した実施形
態の圧下零点調整方法において、圧下レベリングの零点
調整と圧下の左右平均値の零点調整の順番を入れ換えた
ものである。すなわち図6に示すように、まずロール組
み替え(ステップS100)、ロール回転状態で圧下装
置を左右同時圧下モードで締め込み、作業側と駆動側の
圧延荷重測定用ロードセル24による荷重測定値の合計
値が、所定の零点調整荷重に一致するように締め込み
(ステップS102)、その状態の圧下位置を圧下零点
として設定する(ステップS104)。次にロール回転
を停止し、補強ロール16a、16bのベアリングの受
圧面の潤滑油膜を安定させる目的で、キスロール締め込
みを数回繰り返し(ステップS106)、その後ロール
回転停止状態のままで、作業側および駆動側の圧延荷重
測定用ロードセル24による荷重測定値が、それぞれ所
定の零点調整荷重になるまで圧下装置を操作してキスロ
ール締め込みを実施する。そして、作業側、駆動側個別
に所定の零点調整荷重が実現できている状態における圧
下位置の左右差すなわち圧下レベリング量を記録する
(ステップS108)。
【0038】この手続きを予め決められた複数のロール
回転位置に対して繰り返し実行し、その全てのロール位
置条件に対する圧下レベリング量の平均値を算出する。
つまり、ステップS110において、予め決定された複
数のロール回転位置の全てについて測定が終了したか否
かを判断する。終了していない場合、つまりステップS
110においてNoの場合、ルーチンは補強ロールの回
転方向の位置を変更し(ステップS112)、ステップ
S106に帰還する。
【0039】以上のようにして、所定のロール位置の測
定が終了すると、つまり、ステップS110においてYe
s の場合、測定された複数のロール位置に対する圧下位
置の測定値の作業側、駆動側毎の平均値をそれぞれの圧
下位置の零点とする(ステップS114)。次に該圧下
レベリング量の平均値を、作業側圧下位置修正量と駆動
側圧下位置修正量とに、その修正量の絶対値が等しくな
るように振り分け、作業側と駆動側の圧下位置の零点を
それぞれ上記修正量分だけ修正して圧下位置の零点調整
を終了する(ステップS116)。
【0040】以上のような方法によれば、ロール組み替
えの後、まずロール回転状態で負荷を与えるので、組み
替え後のロールおよびベアリングが正常に回転すること
を確認した後に本格的な圧下零点調整が実施できるの
で、作業効率の点では好ましい実施形態となる。
【0041】なお、図3、図4、図5および図6に示し
た実施形態においては、ロール回転状態でのキスロール
締め込みを実施して圧延荷重測定用ロードセル24荷重
の左右合計値を観測しながら、同時圧下モードで圧下位
置の操作を実施するが、この手続きの目的は上記したよ
うに補強ロールベアリングの受圧面の潤滑油膜厚の影響
を考慮するものであるから、潤滑油やベアリングそのも
のの温度変化が有意な影響をおよぼす場合があり、この
ような場合には、これらの温度が安定するまで、負荷を
かけた状態でロール回転を行った後に、圧下位置の零点
調整を実施することが好ましい。
【0042】また以上の実施形態の説明では、ロール組
み替え直後に圧下位置の零点調整を実施する例で説明し
たが、圧下位置の零点調整は、このようなタイミングに
限定する必要はなく、例えばロールの摩耗や熱膨張によ
って圧下位置の零点に有意な誤差を生じてきたと判断さ
れた時点で、ロール組み替えを行うことなく実施するこ
とも有効な実施形態となる。
【0043】
【発明の効果】本発明によって、従来技術に比べて、は
るかに正確な圧下位置の零点調整が実施できることにな
り、その結果、圧延操業における蛇行や通板トラブルの
発生頻度を大幅に低減し、更に圧延材のキャンバーや板
厚ウェッジも大幅に低減することが可能になるので、圧
延に要するコスト削減と品質向上を同時に達成すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施形態による板圧延機の圧下零
点調整方法のフローチャートである。
【図2】本発明第2の実施形態による板圧延機の圧下零
点調整方法のフローチャートである。
【図3】本発明第3の実施形態による板圧延機の圧下零
点調整方法のフローチャートである。
【図4】本発明第4の実施形態による板圧延機の圧下零
点調整方法のフローチャートである。
【図5】本発明第5の実施形態による板圧延機の圧下零
点調整方法のフローチャートである。
【図6】本発明第6の実施形態による板圧延機の圧下零
点調整方法のフローチャートである。
【図7】本発明を適用する4段圧延機の側面図である。
【符号の説明】
10…4段圧延機 12…ハウジング 14a…作業ロール 14b…作業ロール 16a…補強ロール 16b…補強ロール 18a…作業ロールチョック 18b…作業ロールチョック 20a…補強ロールチョック 20b…補強ロールチョック 22…圧下装置 24…圧延荷重測定用ロードセル 26a…インクリース作業ロールベンディング装置 26b…インクリース作業ロールベンディング装置 28a…ディクリース作業ロールベンディング装置 28b…ディクリース作業ロールベンディング装置 30a…補強ロールバランス装置 30b…補強ロールバランス装置 32…作業ロールベンディング装置作動油圧測定装置 34…油圧管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 覚 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵株 式会社名古屋製鐵所内 (72)発明者 河本 勝彦 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵株 式会社名古屋製鐵所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4段以上の多段板圧延機の圧下位置の零
    点調整方法であって、ロール回転停止状態で圧下装置を
    操作してキスロール締め込みを実施し、該圧延機の作業
    側および駆動側に配備されている圧延荷重測定用ロード
    セルによる締め込み荷重実測値が、それぞれ所定の零点
    調整荷重になった時点の圧下位置を零点とする板圧延機
    の圧下零点調整方法。
  2. 【請求項2】 4段以上の多段板圧延機の圧下位置の零
    点調整方法であって、ロール回転停止状態で圧下位置を
    操作してキスロール締め込みを実施し、該圧延機の作業
    側および駆動側に配備されている圧延荷重測定用ロード
    セルによる締め込み荷重実測値が、それぞれ所定の零点
    調整荷重になった時点の圧下位置を求め、以上の手続き
    をロールの回転方向の位置を2水準以上変更して実施
    し、それぞれの締め込み作業によって求められた圧下位
    置を、作業側、駆動側の各々について平均化処理を実施
    し、得られた平均値を圧下位置の零点とする板圧延機の
    圧下零点調整方法。
  3. 【請求項3】 4段以上の多段板圧延機の圧下位置の零
    点調整方法であって、ロール回転停止状態で圧下装置を
    操作してキスロール締め込みを実施し、該圧延機の作業
    側および駆動側に配備されている圧延荷重測定用ロード
    セルによる締め込み荷重実測値を基準として、圧下位置
    の左右差の零点を決めるステップと、ロール回転状態で
    圧延荷重測定用ロードセルの左右合計値を基準として、
    圧下位置の左右平均値の零点を決めるステップとからな
    ることを特徴とする板圧延機の圧下零点調整方法。
JP14422798A 1998-05-26 1998-05-26 板圧延機の圧下零点調整方法 Expired - Fee Related JP3422930B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14422798A JP3422930B2 (ja) 1998-05-26 1998-05-26 板圧延機の圧下零点調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14422798A JP3422930B2 (ja) 1998-05-26 1998-05-26 板圧延機の圧下零点調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11333506A true JPH11333506A (ja) 1999-12-07
JP3422930B2 JP3422930B2 (ja) 2003-07-07

Family

ID=15357208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14422798A Expired - Fee Related JP3422930B2 (ja) 1998-05-26 1998-05-26 板圧延機の圧下零点調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3422930B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009195983A (ja) * 2008-01-23 2009-09-03 Nippon Steel Corp 転がり軸受を有する圧延機およびその板厚制御方法
JP4551027B2 (ja) * 2001-05-24 2010-09-22 新日本製鐵株式会社 板圧延機の零点調整方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4819202B1 (ja) 2010-04-13 2011-11-24 新日本製鐵株式会社 圧延機および圧延機の零調方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4551027B2 (ja) * 2001-05-24 2010-09-22 新日本製鐵株式会社 板圧延機の零点調整方法
JP2009195983A (ja) * 2008-01-23 2009-09-03 Nippon Steel Corp 転がり軸受を有する圧延機およびその板厚制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3422930B2 (ja) 2003-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4819202B1 (ja) 圧延機および圧延機の零調方法
CA2519592C (en) Rolling method and rolling apparatus for flat-rolled metal materials
EP2058058B1 (en) Rolling method and rolling apparatus for flat-rolled metal materials
RU2344891C1 (ru) Способ и прокатный стан для улучшения выпуска катаной металлической полосы, конец которой выходит со скоростью прокатки
JP3422930B2 (ja) 板圧延機の圧下零点調整方法
JP7127447B2 (ja) 圧延機の設定方法
JP3396428B2 (ja) 板圧延機の圧下設定方法および圧下制御方法
JP7040611B2 (ja) 圧延機及び圧延機の設定方法
JP4227243B2 (ja) 圧延機の尾端部蛇行制御方法
JP4181000B2 (ja) 板圧延機の変形特性同定方法およびそれを用いる板圧延方法
EP3593916B1 (en) Cross angle identification method, cross angle identification device, and rolling mill
JP2004001068A (ja) 板圧延方法
JP4009116B2 (ja) 板圧延機の変形特性の同定方法および圧延方法
WO2019172182A1 (ja) 圧延機の設定方法及び圧延機
JP2604528B2 (ja) 板圧延機の圧下設定方法
JP3289662B2 (ja) 圧延機のミル定数差測定方法
JPS63183713A (ja) 蛇行制御方法
JP3142188B2 (ja) 板圧延機の操業方法
JP2000015315A (ja) ワークロール位置制御方法および装置
KR100805897B1 (ko) 열간 사상압연 통판성 향상 장치 및 그 방법
JP3172613B2 (ja) 蛇行制御方法
JPH0679315A (ja) クロスロール圧延機のロールレベリング方法
JP2005152942A (ja) 冷延板材の形状検知方法及び多段圧延機における形状制御方法
JPH06262207A (ja) タンデム圧延機
JPH08243617A (ja) 圧延機における圧延材の形状制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030401

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080425

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees