JPH11333021A - フィードフォワード運動訓練装置および フィードフォワード運動評価システム - Google Patents

フィードフォワード運動訓練装置および フィードフォワード運動評価システム

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JPH11333021A
JPH11333021A JP10146335A JP14633598A JPH11333021A JP H11333021 A JPH11333021 A JP H11333021A JP 10146335 A JP10146335 A JP 10146335A JP 14633598 A JP14633598 A JP 14633598A JP H11333021 A JPH11333021 A JP H11333021A
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理英子 大須
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    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B21/00Exercising apparatus for developing or strengthening the muscles or joints of the body by working against a counterforce, with or without measuring devices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィードフォワード運動を訓練することによ
り、速く正確な運動をリラックスした状態で行うことの
できる機能の回復を実現させることのできる、新しいフ
ィードフォワード運動訓練装置、および、このフィード
フォワード運動訓練装置における患者のフィードフォワ
ード運動の熟練度を客観的に、且つ容易に評価して、リ
ラックスした状態での速く正確な運動機能をより効果的
に回復させることのできる、新しいフィードフォワード
運動評価システムを提供する。 【解決手段】 患者(1)がその人体構成部分を予め設
定されている始点(32)および終点(33)間を制限
時間内にフィードフォワード運動させる運動作業部
(3)、運動作業部(3)における患者(1)のフィー
ドフォワード運動を測定する運動測定部(4)、および
運動測定部(4)によるフィードフォワード運動の測定
結果を患者(1)にフィードバックする運動フィードバ
ック部(5)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、フィード
フォワード運動訓練装置およびフィードフォワード運動
評価システムに関するものである。さらに詳しくは、こ
の出願の発明は、評価、治療などのリハビリテーション
および運動機能改善を目的として薬物等の効果判定など
に有用な、速く正確な運動をリラックスした状態で行う
ことのできる機能の回復を効果的に実現させることので
きる、新しいフィードフォワード運動訓練装置およびフ
ィードフォワード運動評価システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来より、脳卒中などによる
運動障害のリハビリテーションにおいては、ペグの挿入
など、視覚や体性感覚によるフィードバック情報を用い
て途中で修正を行いながら動かす「ゆっくりと正確さを
求める」運動、あるいは、腕を振るといった「早いが正
確さを要求しない」運動による訓練が中心であった。
【0003】しかしながら、前者のような「ゆっくりと
正確さを求める」運動訓練は、腕や足などを硬くしてし
まう傾向があり、後者のような運動訓練では、正確さを
要求しないため、腕や足などを柔らかくするなどリラッ
クスした状態で、途中で修正を行わずに、速く正確に動
かすという運動機能を回復することが困難であるといっ
た問題があった。
【0004】この速く正確な運動、たとえばすばやくも
のに手を伸ばす運動やボールを投げる運動などは、フィ
ードフォワード運動と呼ばれている。これに対し、視覚
や体性感覚情報で修正しながらものを並べたり追いかけ
たりする運動はフィードバック運動と呼ばれている。上
述の「ゆっくりと正確さを求める」運動がそれである。
【0005】フィードバック運動には、フィードバック
コントローラが用いられるため、脳内に制御対象である
手や足などの人体構成部分のダイナミクスのモデルを構
成する必要がない。これに対し、フィードフォワード運
動を行うには、人体構成部分のダイナミクスのモデルを
用いて、予め必要な制御信号を計算しておかなければな
らない。
【0006】運動障害により、制御信号と人体構成部分
の動きとの関係が変化すると、今まで用いていた人体構
成部分のダイナミクスのモデルを使って正しい制御信号
を計算することができなくなる。したがって、もう一度
ダイナミクスのモデルを作り直さなければならない。そ
のためには、ダイナミクスのモデルを積極的に用いるよ
うなフィードフォワード運動を訓練することが有効であ
る。
【0007】また、従来より行われている運動機能の回
復の評価は、医師の観察による心理量、つまり順序尺度
によるものであり、物理量、つまり比例尺度による客観
的、定量的な評価は行われていないなかった。そこで、
この出願の発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされた
ものであり、従来技術の問題点を解消し、フィードフォ
ワード運動を訓練することにより、速く正確な運動をリ
ラックスした状態で行うことのできる機能の回復を実現
させることのできる、新しいフィードフォワード運動訓
練装置、および、このフィードフォワード運動訓練装置
における患者のフィードフォワード運動の熟練度を客観
的に、且つ容易に評価して、リラックスした状態での速
く正確な運動機能をより効果的に回復させることのでき
る、新しいフィードフォワード運動評価システムを提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の課題を解決するものとして、患者がその人体構成部分
を予め設定されている始点および終点間を制限時間内に
フィードフォワード運動させる運動作業部、運動作業部
における患者のフィードフォワード運動を測定する運動
測定部、および運動測定部によるフィードフォワード運
動の測定結果を患者にフィードバックする運動フィード
バック部を備えていることを特徴とするフィードフォワ
ード運動訓練装置(請求項1)を提供する。
【0009】また、この出願の発明は、上記の装置にお
いて、始点および終点間に少なくとも一つの経由点が設
定されており、患者が人体構成部分を始点から経由点を
通って終点までフィードフォワード運動させること(請
求項2)や、運動作業部に始点および終点が配設されて
いること(請求項3)や、運動作業部に経由点が配設さ
れていること(請求項4)や、運動測定部がフィードフ
ォワード運動の軌跡を測定すること(請求項5)や、運
動測定部がフィードフォワード運動中の人体構成部分の
位置を測定すること(請求項6)や、運動測定部がフィ
ードフォワード運動に要した時間を測定すること(請求
項7)や、運動フィードバック部がフィードフォワード
運動の測定結果を表示させて患者にフィードバックする
こと(請求項8)や、運動フィードバック部に始点およ
び終点が表示されていること(請求項9)や、運動フィ
ードバック部に経由点が表示されていること(請求項1
0)や、運動フィードバック部が、フィードフォワード
運動により測定されたフィードフォワード運動中の人体
構成部分の位置を、フィードフォワード運動中にリアル
タイムに表示させること(請求項11)などをその態様
として提供する。
【0010】さらにまた、この出願の発明は、上記のフ
ィードフォワード運動訓練装置と、フィードフォワード
運動訓練装置における患者のフィードフォワード運動の
熟練度を評価するフィードフォワード運動評価装置とを
備えたことを特徴とするフィードフォワード運動評価シ
ステム(請求項12)をも提供し、このフィードフォワ
ード運動評価システムにおいて、フィードフォワード運
動評価装置が、フィードフォワード運動訓練装置の運動
測定部によるフィードフォワード運動の測定結果を用い
て、フィードフォワード運動の滑らかさを評価する滑ら
かさ評価部を有していること(請求項13)や、フィー
ドフォワード運動評価装置が、フィードフォワード運動
の測定結果を用いて、手先躍度最小、関節角躍度最小お
よびトルク変化最小の少なくとも一つを滑らかさ評価関
数値として算出すること(請求項14)や、フィードフ
ォワード運動評価装置が、フィードフォワード運動訓練
装置の運動作業部においてフィードフォワード運動する
患者の人体構成部分の筋張力を用いて、フィードフォワ
ード運動の柔らかさを評価する柔らかさ評価部を有して
いること(請求項15)や、フィードフォワード運動評
価装置が筋張力の相対的な変化を表す筋電図の積分値を
算出すること(請求項16)などもその態様として提供
する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、この発明のフィードフォ
ワード運動訓練装置の一例を示したものである。たとえ
ばこの図1に例示したように、この発明のフィードフォ
ワード運動訓練装置は、患者(1)が人体構成部分をフ
ィードフォワード運動させる運動作業部(3)と、その
フィードフォワード運動を測定する運動測定部(4)
と、運動測定部(4)によるフィードフォワード運動の
測定結果を患者にフィードバックする運動フィードバッ
ク部(5)とを備えている。
【0012】この場合さらに説明すると、図1の例で
は、患者(1)がフィードフォワード運動させる人体構
成部分は手(2)となっており、運動作業部(3)に
は、たとえば、平面上における予め決められた位置に配
設された始点(32)および終点(33)を有する作業
台(31)が、患者(1)が肩の高さの水平面で肩肘の
2関節を用いて始点(32)および終点(33)間のフ
ィードフォワード運動を行えるように、備えられてい
る。この作業台(31)の平面は摩擦が少なくなってい
る。
【0013】また、手首を固定する装置(図示していな
い)、患者が握って作業台(31)平面上を滑らせて動
かすことのできる握り棒(図示していない)も設けられ
ている。さらにまた、患者(1)の障害の程度に応じ
て、始点(32)および終点(33)間に経由点(3
4)を設けて、その経由点(34)を通過させるように
するなどの課題を設定することもできる。経由点(3
4)の個数は、障害の程度に応じて調整することができ
る。
【0014】そして、このような運動作業部(3)にお
いて、患者(1)は、握り棒を制限時間内に始点(3
2)を出発して経由点(34)を通り終点(33)に到
達するように動かす運動を行う。この際、制限時間を比
較的短く設定しておき、視覚や体性感覚のフィードバッ
クによる修正運動が起こりにくいようにして、修正を行
わない速く正確な運動、つまりフィードフォワード運動
を行わせる。
【0015】運動測定部(4)では、たとえば、上述の
ように患者(1)が行う手(2)のフィードフォワード
運動の軌跡、フィードフォワード運動中の手(2)の位
置、各関節の位置や角度、フィードフォワード運動に要
した時間、つまり始点(31)から終点(33)に到達
するのに要した時間などが測定される。運動フィードバ
ック部(5)では、たとえばディスプレイ(51)が備
えられており、運動測定部(4)により測定されたフィ
ーフォワード運動の各種測定結果が、ディスプレイ(5
1)に表示されて患者(1)にフィードバックされる。
たとえば、各種測定結果として、フィードフォワード運
動中の手(2)の現在位置をリアルタイムに表示させた
り、運動後にその軌跡を表示させたりすることができ、
また、制限時間内に終点(33)に到達できたか、要求
された経由点(34)を通過したかなども表示させて患
者(1)に通知することができる。もちろん、ディスプ
レイ(51)による表示フィードバックだけではなく、
紙面へ測定結果を印刷出力させて患者にフィードバック
するようにしてもよい。
【0016】このような測定結果のフィードバックによ
って、患者(1)は随時自分の運動を確認することがで
き、フィードフォワード運動をより正確に訓練すること
ができるようになる。なお、フィードフォワード運動用
の始点(32)、終点(33)および経由点(34)
は、運動作業部(3)に配設される代りに、運動フィー
ドバック部(5)に表示されていてもよい。
【0017】この場合には、たとえば、運動フィードバ
ック部(5)のディスプレイ(51)に、始点(3
2)、終点(33)、必要であれば経由点(34)が表
示されるとともに、運動測定部(4)により測定された
フィードフォワード運動中の患者(1)の手(2)の現
在位置がリアルタイムに表示されるようにもなってお
り、患者(1)は、ディスプレイ(51)を見ながら、
ディスプレイ(51)上の始点(32)から終点(3
3)まで到達するように、必要な場合には経由点(3
4)を通って終点(33)まで到達するように、運動作
業部(3)の作業台(31)上において握り棒を動かし
てフィードフォワード運動を訓練する。
【0018】もちろん、これら始点(32)、終点(3
3)および経由点(34)は、運動作業部(3)および
運動フィードバック部(5)の両方に配設および表示さ
れていてもよい。上述したようなこの発明のフィードフ
ォワード運動訓練装置を用いたフィードフォワード運動
の訓練により、麻痺などによって変化した体の状態を脳
に再び学習させることができ、それによって腕などの人
体構成部分の制御が向上する。また、腕などの制御が向
上するのに伴い、関節も徐々に柔らかくなるので、反射
の亢進や、筋の同時活性化で硬くなる傾向のある麻痺側
の上肢をリラックスさせることもできる。よって、速く
正確な運動をリラックスした状態で行うことのできる機
能の効果的な回復を実現させることができる。
【0019】ところで、フィードフォワード運動が上達
すると、その上達につれて運動の軌道やトルク波形が次
第に滑らかなものになっていく。また、脳におけるダイ
ナミクスのモデルの学習が進むにつれて、腕などを柔ら
かくしたまま速く正確な運動を行うようになる。したが
って、訓練中のフィードフォワード運動の「滑らかさ」
や「柔らかさ」を定量的、且つ客観的に評価すること
で、より効果的に、リラックスした状態での速く正確な
運動機能の回復を促進させることができるようになる。
【0020】そこで、たとえば図2に示したような、上
述のフィードフォワード運動訓練装置にフィードフォワ
ード運動熟練度評価装置を組み合わせたこの発明のフィ
ードフォワード運動評価システムを用いることにより、
フィードフォワード運動の「滑らかさ」や「柔らかさ」
を客観的、且つ定量的に評価し、その評価を用いてさら
に効果的なフィードフォワード運動の訓練を行うことが
できる。
【0021】図2に例示したこの発明のフィードフォワ
ード運動評価システムにおけるフィードフォワード運動
評価装置は、フィードフォワード運動訓練装置の運動測
定部(4)によるフィードフォワード運動の各種測定結
果を用いて、フィードフォワード運動の滑らかさを評価
する滑らかさ評価部(6)、および運動作業部(3)に
おいてフィードフォワード運動する患者の人体構成部分
の筋張力を用いて、フィードフォワード運動の柔らかさ
を評価する柔らかさ評価部(7)を有している。
【0022】滑らかな動きは、加速度の変化が少ない動
きであると考えられるので、加速度の評価である躍度の
大きさ、つまり加速度の1回微分の大きさによって定量
化することができる。そこで、滑らかさ評価部(6)
は、躍度の大きさ(2乗和)を運動全体によって加算す
ることにより、その運動全体の滑らかさの度合いを評価
する。この値が小さいほど滑らかな動きであることが示
されるようになる。
【0023】加速度の1回微分は、フィードフォワード
運動中の手(2)の位置や、関節角の位置の3回微分に
より求められるので、たとえば、運動測定部(4)によ
り測定されたフィードフォワード運動中の手(2)の位
置および関節角の位置を用いて、フィードフォワード運
動の試行毎に手先躍度最小および関節角躍度最小の評価
関数値を算出し、各値の訓練開始時からの経時変化を求
める。そして、これら各評価関数値の経時変化を用いて
フィードフォワード運動における手(2)および関節の
滑らかさの上昇度合いを評価する。
【0024】手先躍度最小は、公知である次式で求めら
れる(Flash,T. ogan,N. 1985,J.Neurosci, 5, 688
-1703参照)。
【0025】
【数1】
【0026】ここで、(X,Y)は手(2)などの人体
構成部分の測定位置であり、tf は運動時間である。
(X,Y)に手(2)の測定位置を入力することで、手
(2)の滑らかさの度合いが算出される。この値が小さ
い程、より滑らかな手(2)の動きであることが示され
る。関節角躍度最小は、公知である次式で求められる
(大須理英子、宇野洋二、小池康晴、川人光男 199
6 医用電子と生体工学 34,394−405参
照)。
【0027】
【数2】
【0028】ここで、θi はi番目の関節の関節各であ
り、θに関節角の測定位置を入力することがで、関節の
柔らかさの度合いが算出される。この値が小さい程、よ
り滑らかな関節の動きであることが示される。さらにま
た、関節に供給されるトルクを用いることによりトルク
の滑らかさ、つまり力の滑らかさを評価することもでき
るので、滑らかさ評価部(6)は、フィードフォワード
運動の試行毎にトルク変化最小の評価関数値を算出し
て、訓練開始時からの経時変化を求めることができるよ
うになっていてもよい。
【0029】このトルク変化最小は、公知である次式で
求められる(Uno,Y., Kawato,M. &Suzuki,R., 1989, Bi
ol.Cybern., 61,89-101参照)。
【0030】
【数3】
【0031】ここで、τi はi番目の関節に供給される
トルクであり、τに関節角から算出されたトルクを入力
することで、関節トルクの滑らかさの度合いが算出され
る。この値が小さい程、より滑らかなトルクであること
が示される。一方、柔らかさ評価部(7)は、たとえ
ば、手(2)のフィードフォワード運動訓練の場合、腕
の硬さで運動の柔らかさが評価できるので、硬さに比例
する筋張力を求めるようにする。この筋張力の相対的な
変化は、たとえば筋電図により随時モニターすることが
できる。そして、各フィードフォワード運動の試行毎に
筋電図の積分値を算出し、各値の訓練開始時からの経時
変化を求めることにより、柔らかさの上昇度合いを評価
ことができる。
【0032】腕の場合には、たとえば、肩肘の水平面の
運動に関連する6筋、つまり肩屈筋、肩伸節、2関節屈
筋、2関節伸筋、肘屈筋および肘伸筋、の筋電図の積分
値を算出し、積分値が訓練開始時に比較して5%〜10
%以上低下することを客観的な目標値として設定して、
それを達成するようにフィードフォワード運動の訓練を
行う。
【0033】そして、フィードフォワード運動訓練装置
の運動作業部(3)において設定した、制限時間内に経
由点(34)を経由させて終点(33)まで到達させる
などといった課題を成功させるだけでなく、上述したよ
うに客観的な各評価関数値を低下させること、たとえば
同じ運動を行う健側(正常側)の人体構成部分や正常者
の評価関数値と比較してその値に近づくように訓練する
ことことで、リラックスした状態での速く正確な運動機
能をより効果的な向上を図ることができる。
【0034】なお、この発明のフィードフォワード運動
評価システムにおけるフィードフォワード運動訓練装置
の運動測定部は、フィードフォワード運動評価装置に滑
らかさ評価部(6)が備えられている場合には、200
Hz程度以上のサンプリング周波数があることが望まし
い。上述した例は、手(2)のフィードフォワード運動
訓練についてのものであるが、もちろん他の人体構成部
分、たとえば足なども、同様にして、フィードフォワー
ド運動を訓練し、そのリラックスした状態での速く正確
な運動機能を効果的に回復させることができることは言
うまでもない。足の場合にも、各滑らかさ評価関数値
は、上述の数1、数2および数3を用いて算出し、滑ら
かさの評価を客観的に行うことができ、柔らかさも、筋
電図等を用いて筋張力により評価することができる。
【0035】また、フィードフォワード運動評価装置に
は、図2に例示したように滑らかさ評価部(6)および
柔らかさ評価部(7)の両方が必ず備えられている必要
はなく、どちらか一方のみが備えられていてもよい。以
下、添付した図面に沿って実施例を示し、この発明の実
施の形態についてさらに詳しく説明する。
【0036】
【実施例】図2に例示したこの発明のフィードフォワー
ド運動評価システムを用いて、二人の患者Aおよび患者
Bに手(2)のフィードフォワード運動の訓練を行わせ
た。フィードフォワード運動訓練装置の運動作業部
(3)において、始点(32)、経由点(34)および
終点(33)として、各々、半径1cmの円、半径2c
mの円および半径2.5cmの円が用いられ、始点(3
2)と終点(33)とは、その間の距離が45cm程度
で、患者(1)の体から35cm程度離れたところに体
に平行な動きになるように配設され、経由点(34)
は、始点(32)と終点(33)との中間で、7cm程
度体の方に近づいた位置に設置されている。
【0037】また、始点(32)から終点(33)まで
の到達制限時間は、患者の運動能力においてできるだけ
速くなるように、600msecに設定した。そして、
患者A,Bには、運動フィードバック部(5)によっ
て、経由点(34)を通ったか、終点(33)に制限時
間内に到達したかなどの運動の測定結果と、手(2)の
軌跡が各試行終了毎に表示されてフィードバックされ
る。このような訓練を、成功試行が目標数、たとえば2
0回程度に達するまで繰り返した。
【0038】患者Aは、被殻出血による左運動麻痺であ
る。錐体路の一部に病変があり、中等度の運動麻痺で、
反射の亢進がみられる。感覚には異常ない。患者Bは、
視床出血による左感覚麻痺である。図3(a)(b)
(c)、図4、および図5(a)〜(f)は、各々、患
者Aにおけるフィードフォワード運動の試行に伴う滑ら
かさの各評価関数値の経時変化、成功確率、および各6
筋の筋活性の経時変化を例示したものである。また、図
6(a)(b)(c)、図7、および図8(a)〜
(f)は、各々、患者Bにおけるフィードフォワード運
動の試行に伴う滑らかさの各評価関数値の経時変化、成
功確率、および各6筋の筋活性の経時変化を例示したも
のである。
【0039】これら図3〜図8から、両患者において、
手(2)の滑らかさの評価関数値、関節角の滑らかさの
評価関数値、およびトルクの滑らかさの評価関数値は、
それぞれ、訓練に伴って低下していることが容易に、且
つ定量的に把握でき、両患者ともフィードフォワード運
動の訓練によって、速く正確な運動を行う機能が向上さ
れていることがわかる。
【0040】肩屈筋、肩伸節、2関節屈筋、2関節伸
筋、肘屈筋および肘伸筋の筋活性については、両患者と
も、両者間に差はあるが、低下しており、訓練によって
より柔らかい状態で腕を動かすことができるようにな
り、それにともない課題の成功確率も上昇していること
がわかる。図9(a)(b)(c)は、患者Aにおける
麻痺側と健側(つまり正常側)の手の滑らかさ、関節角
の滑らかさおよびトルクの滑らかさの各評価関数値の平
均と標準偏差を例示したものである。これら図9(a)
(b)(c)から明らかなように、麻痺側の評価関数値
は、有意に健側の評価関数値よりも高く、疾患により麻
痺側の運動能力が劣っていることが定量的にわかる。
【0041】もちろん、この発明は以上の例に限定され
るものではなく、細部については様々な態様が可能であ
ることは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明のフ
ィードフォワード運動訓練装置およびフィードフォワー
ド運動評価システムによって、患者のフィードフォワー
ド運動の熟練度を客観的に、且つ容易に評価して、速く
正確な運動をリラックスした状態で行うことのできる機
能の回復を効果的に実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のフィードフォワード運動訓練装置の
一例を示した要部構成図である。
【図2】この発明のフィードフォワード運動評価システ
ムの一例を示した要部構成図である。
【図3】(a)(b)(c)は、各々、患者Aの手の滑
らかさ、関節角の滑らかさおよびトルクの滑らかさの経
時変化を例示した図である。
【図4】患者Aの成功確率を例示した図である。
【図5】(a)〜(f)は、各々、患者Aの肩屈筋、肩
伸節、2関節屈筋、2関節伸筋、肘屈筋および肘伸筋の
筋活性の経時変化を例示した図である。
【図6】(a)(b)(c)は、各々、患者Bの手の滑
らかさ、関節角の滑らかさおよびトルクの滑らかさの評
価結果の一例を示した図である。
【図7】患者Bの成功確率を例示した図である。
【図8】(a)〜(f)は、各々、患者Bの肩屈筋、肩
伸節、2関節屈筋、2関節伸筋、肘屈筋および肘伸筋の
筋活性の経時変化を例示した図である。
【図9】(a)(b)(c)は、各々、患者Aにおける
麻痺側と健側(つまり正常側)の手の滑らかさ、関節角
の滑らかさおよびトルクの滑らかさの各評価関数値の平
均と標準偏差を例示したものである。
【符号の説明】
1 患者 2 手 3 運動作業部 31 作業台 32 始点 33 終点 34 経由点 4 運動測定部 5 運動フィードバック部 51 ディスプレイ 6 滑らかさ評価部 7 柔らかさ評価部
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、フィード
フォワード運動訓練装置およびフィードフォワード運動
評価システムに関するものである。さらに詳しくは、こ
の出願の発明は、運動機能改善を目的としたリハビリテ
ーションおよび運動機能改善を目的とした治療、薬物等
の効果判定などに有用な、速く正確な運動をリラックス
した状態で行うことのできる機能の回復を効果的に実現
させることのできる、新しいフィードフォワード運動訓
練装置およびフィードフォワード運動評価システムに関
するものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術とその課題】従来より、脳卒中などによる
運動障害のリハビリテーションにおいては、ペグの挿入
など、視覚や体性感覚によるフィードバック情報を用い
て途中で修正を行いながら動かす「ゆっくりと正確さを
求める」運動、あるいは、腕を振るといった「いが正
確さを要求しない」運動による訓練が中心であった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】しかしながら、前者のような「ゆっくりと
正確さを求める」運動訓練は、腕や足などを硬くしてし
まう傾向があり、後者のような運動訓練では、正確さを
要求しない傾向があるため、腕や足などを柔らかくする
などリラックスした状態で、途中で修正を行わずに、速
く正確に動かすという運動機能を回復することが困難で
あるといった問題があった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】この速く正確な運動、たとえばすばやくも
のに手を伸ばす運動やボールを目標にむかって投げる運
動などは、フィードフォワード運動と呼ばれている。こ
れに対し、視覚や体性感覚情報で修正しながらものを並
べたり追いかけたりする運動はフィードバック運動と呼
ばれている。上述の「ゆっくりと正確さを求める」運動
がそれである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】手先躍度最小は、公知である次式で求めら
れる(Flash,T. & Hogan,N. 1985,J.Neurosci, 5, 688
-1703参照)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】ここで、θi はi番目の関節の関節であ
り、θに関節角の測定位置を入力することで、関節の柔
らかさの度合いが算出される。この値が小さい程、より
滑らかな関節の動きであることが示される。さらにま
た、関節に供給されるトルクを用いることによりトルク
の滑らかさ、つまり力の滑らかさを評価することもでき
るので、滑らかさ評価部(6)は、フィードフォワード
運動の試行毎にトルク変化最小の評価関数値を算出し
て、訓練開始時からの経時変化を求めることができるよ
うになっていてもよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】そして、フィードフォワード運動訓練装置
の運動作業部(3)において設定した、制限時間内に経
由点(34)を経由させて終点(33)まで到達させる
などといった課題を成功させるだけでなく、上述したよ
うに客観的な各評価関数値を低下させること、たとえば
同じ運動を行う健側(正常側)の人体構成部分や正常者
の評価関数値と比較してその値に近づくように訓練する
ことことで、リラックスした状態での速く正確な運動機
より効果的な向上を図ることができる。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者がその人体構成部分を予め設定され
    ている始点および終点間を制限時間内にフィードフォワ
    ード運動させる運動作業部、運動作業部における患者の
    フィードフォワード運動を測定する運動測定部、および
    運動測定部によるフィードフォワード運動の測定結果を
    患者にフィードバックする運動フィードバック部を備え
    ていることを特徴とするフィードフォワード運動訓練装
    置。
  2. 【請求項2】 始点および終点間に少なくとも一つの経
    由点が設定されており、患者が人体構成部分を始点から
    経由点を通って終点までフィードフォワード運動させる
    請求項1のフィードフォワード運動訓練装置。
  3. 【請求項3】 運動作業部に、始点および終点が配設さ
    れている請求項1または2のフィードフォワード運動訓
    練装置。
  4. 【請求項4】 運動作業部に、経由点が配設されている
    請求項3のフィードフォワード運動訓練装置。
  5. 【請求項5】 運動測定部は、フィードフォワード運動
    の軌跡を測定する請求項1ないし4のいずれかのフィー
    ドフォワード運動訓練装置。
  6. 【請求項6】 運動測定部は、フィードフォワード運動
    中の人体構成部分の位置を測定する請求項1ないし5の
    いずれかのフィードフォワード運動訓練装置。
  7. 【請求項7】 運動測定部は、フィードフォワード運動
    に要した時間を測定する請求項1ないし6のいずれかの
    フィードフォワード運動訓練装置。
  8. 【請求項8】 運動フィードバック部は、フィードフォ
    ワード運動の測定結果を表示させて患者にフィードバッ
    クする請求項1ないし7のいずれかのフィードフォワー
    ド運動訓練装置。
  9. 【請求項9】 運動フィードバック部に、始点および終
    点が表示されている請求項1ないし8のいずれかのフィ
    ードフォワード運動訓練装置。
  10. 【請求項10】 運動フィードバック部に、経由点が表
    示されている請求項9のフィードフォワード運動訓練装
    置。
  11. 【請求項11】 運動フィードバック部は、フィードフ
    ォワード運動により測定されたフィードフォワード運動
    中の人体構成部分の位置を、フィードフォワード運動中
    にリアルタイムに表示させる請求項8ないし10のいず
    れかのフィードフォワード運動訓練装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれかのフィ
    ードフォワード運動訓練装置と、フィードフォワード運
    動訓練装置における患者のフィードフォワード運動の熟
    練度を評価するフィードフォワード運動評価装置とを備
    えたことを特徴とするフィードフォワード運動評価シス
    テム。
  13. 【請求項13】 フィードフォワード運動評価装置は、
    フィードフォワード運動訓練装置の運動測定部によるフ
    ィードフォワード運動の測定結果を用いて、フィードフ
    ォワード運動の滑らかさを評価する滑らかさ評価部を有
    している請求項12のフィードフォワード運動評価シス
    テム。
  14. 【請求項14】 フィードフォワード運動評価装置は、
    フィードフォワード運動の測定結果を用いて、手先躍度
    最小、関節角躍度最小およびトルク変化最小の少なくと
    も一つを滑らかさ評価関数値として算出する請求項13
    のフィードフォワード運動評価システム。
  15. 【請求項15】 フィードフォワード運動評価装置は、
    フィードフォワード運動訓練装置の運動作業部において
    フィードフォワード運動する患者の人体構成部分の筋張
    力を用いて、フィードフォワード運動の柔らかさを評価
    する柔らかさ評価部を有している請求項12ないし14
    のいずれかのフィードフォワード運動評価システム。
  16. 【請求項16】 フィードフォワード運動評価装置は、
    筋張力の相対的な変化を表す筋電図の積分値を算出する
    請求項15のフィードフォワード運動評価システム。
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