JPH11332445A - 昆虫検知装置 - Google Patents

昆虫検知装置

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JPH11332445A
JPH11332445A JP14597298A JP14597298A JPH11332445A JP H11332445 A JPH11332445 A JP H11332445A JP 14597298 A JP14597298 A JP 14597298A JP 14597298 A JP14597298 A JP 14597298A JP H11332445 A JPH11332445 A JP H11332445A
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JP
Japan
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insect
sound
band
pass filter
detection device
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Pending
Application number
JP14597298A
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English (en)
Inventor
Seishu Fukui
清緝 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前記した従来の検疫業務は、昆虫が含まれて
いるかは検疫官の目視に頼っており、機械化、自動化さ
れておらず、検疫業務の効率が著しく悪いという問題点
があった。 【解決手段】 外部の雑音を遮断した無響音室1と、前
記無響音室1内において農産物4に含まれる昆虫5の活
動により発する音を検出する音響検出センサ2と、前記
音響検出センサ2で発生した電圧を増幅する増幅回路6
と、前記増幅回路6の出力のうち特定の周波数だけを通
過させるバンドパスフィルター7と、前記バンドパスフ
ィルター7の出力に基づき昆虫が存在するかどうかを判
定する信号処理部8と、昆虫の有無を表示する表示器9
とを備えた。 【効果】 昆虫5が農産物4に含まれているかを効率よ
く判別することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、農産物に含まれ
る昆虫を検知する昆虫検知装置に関するものであり、特
に、昆虫の活動により発する微弱な音を検出することに
より昆虫を見つける昆虫検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】検疫所は、全国の主要な海港、空港で輸
入農産物に害虫が混入していないかを、従来、検疫官が
目視で貨物の中をチェックして昆虫の有無を確認してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の検疫業
務は、昆虫が含まれているかは検疫官の目視に頼ってお
り、機械化、自動化されておらず、検疫業務の効率が著
しく悪いという問題点があった。
【0004】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、昆虫が農産物に含まれているかを
容易に、効率よく判別することができる昆虫検知装置を
得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る昆虫検知
装置は、外部の雑音を遮断した空間と、前記空間内にお
いて農産物に含まれる昆虫の活動により発する音を検出
する音響検出センサとを備えたものである。
【0006】また、この発明に係る昆虫検知装置は、さ
らに、前記音響検出センサを前記空間内において左右上
下方向に移動させる移動手段を備えたものである。
【0007】また、この発明に係る昆虫検知装置は、さ
らに、前記農産物に含まれる昆虫に刺激を与える手段を
備えたものである。
【0008】また、この発明に係る昆虫検知装置は、さ
らに、前記音響検出センサで発生した電圧を増幅する増
幅回路と、前記増幅回路の出力のうち特定の周波数だけ
を通過させるバンドパスフィルターと、前記バンドパス
フィルターの出力に基づき昆虫が存在するかどうかを判
定する信号処理部と、昆虫の有無を表示する表示器とを
備えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係る昆虫検知装置について図面を参照しながら
説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る昆虫
検知装置の構成を示す図である。なお、各図中、同一符
号は同一又は相当部分を示す。
【0010】図1において、1は外部の雑音を遮断した
無響音室、2は昆虫より発する音を収集する音響検出セ
ンサ、3は台、4は農産物、5は昆虫、6は音響検出セ
ンサー2で発生した電圧を増幅する増幅回路、7はバン
ドパスフィルター、8は信号処理部、9は昆虫5の有無
を表示する表示器である。
【0011】つぎに、前述した実施の形態1に係る昆虫
検知装置の動作について説明する。昆虫5より発する微
弱な音は、昆虫5が活動する音で、心臓音、羽を動かす
音、動く足音等がある。音響検出センサ2は、周波数特
性、安定性に優れたコンデンサマイクロホン等で昆虫が
活動する音を電気信号に変換する。
【0012】次に、変換された電気信号を増幅回路6に
より増幅して、その電気信号を特定の周波数だけが通過
するバンドパスフィルター7に複数個通過させ、信号処
理部8で昆虫5が存在するか否かを判定する。
【0013】この判定には、無響音室1の背景雑音のバ
ンドパスフィルター通過のレベルを記憶させておき、背
景音より大きなレベルの音を記録したら、バンドパスフ
ィルター7のレベル形状を予め計測した昆虫5の心臓
音、羽を動かす音、動く足音と比較して昆虫のどの活動
音と一致するかを判定し、昆虫5の存在可否の検出エラ
ーをなくして、表示器9に昆虫存在の有無を表示させ
る。
【0014】また、農産物4から発する音は雑音レベル
以下であること、また農産物同士の擦れる音、弾ける音
等は予めバンドパスフィルター7を通過した音響レベル
の形状を記憶させて、これと比較して、昆虫5以外の音
であると判定することは容易である。
【0015】無響音室1は、外壁を吸音材料で構成し、
外部の雑音を遮断したもので、その空間内で昆虫5より
発せられる音を計測する。
【0016】すなわち、この実施の形態1に係る昆虫検
知装置は、外部の雑音を遮断した空間と、その空間内に
昆虫5の動きにより発する音を収集する音響検出センサ
2と、この音響検出センサ2からの電気信号を増幅する
ための増幅回路6と、その電気信号が昆虫5の存在を検
出したか否かを判定する信号処理部8と、昆虫5の有無
を表示する表示器9とを設け、農産物4を外部の雑音を
遮断した空間1に入れ、農産物4に含まれる昆虫5より
発する微弱な音を検知し、昆虫5が農産物4に含まれる
かを判別することができるものである。
【0017】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係る昆虫検知装置について図面を参照しながら説明す
る。図2は、この発明の実施の形態2に係る昆虫検知装
置の構成を示す図である。
【0018】図2において、11はレールであって、2
本が無響音室1の天井に取り付けられている。また、1
2は移動台であって、この移動台12に取り付けられた
車輪13がレール11を挟み込んでぶら下がっている。
さらに、移動台12は一例として図示するパンタグラフ
式の昇降機が設けられており、この先に音響検出センサ
2が取り付けられており、左右、上下に移動するので、
手動で引っ張ることで、音響検出センサ2を農産物4に
近づけることが出来る。又、電動駆動機構を設けて、遠
隔操作することも可能である。
【0019】昆虫5の活動により発する音は、3次元に
広がり減衰するので、音響検出センサ2を移動台12で
農産物4に近づけることにより、昆虫5の活動により発
する音の減衰の少ない音場を検出でき、S/Nがより大
きくなり昆虫5の検出を容易にする。
【0020】すなわち、この実施の形態2に係る昆虫検
知装置は、外部の雑音を遮断した空間1内で、音響検出
センサ2を移動させる手段11〜13を設け、この手段
11〜13により音響検出センサ2を農産物4に近づ
け、昆虫5の活動により発する音が減衰が少ない音場で
検出するものである。
【0021】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係る昆虫検知装置について図面を参照しながら説明す
る。図3は、この発明の実施の形態3に係る昆虫検知装
置の構成を示す図である。
【0022】図3において、14は磁気、紫外線等の刺
激を与える手段である。
【0023】昆虫5は、磁気、紫外線等の刺激を与える
ことで、センシブルとなる。交流磁界照射、赤外線ラン
プ(UVランプ)の点滅の繰り返しによる赤外線照射で
昆虫5は、これらの刺激により、昆虫5の活動を活発化
させ、昆虫5により発する音が持続するようにして、昆
虫5の検知を容易にさせる。
【0024】すなわち、この実施の形態3に係る昆虫検
知装置は、磁気、紫外線の刺激を与える手段14を備
え、昆虫5に刺激を与えて、昆虫5の活動を活発化さ
せ、昆虫5により発する音が持続するようにして、昆虫
5の検知を容易に行うものである。
【0025】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
係る昆虫検知装置について図面を参照しながら説明す
る。図4は、この発明の実施の形態4に係る昆虫検知装
置の構成を示す図である。
【0026】図4において、15は昆虫5の性フェロモ
ン剤を発する手段であり、試験紙等に塗布されている。
この性フェロモン剤は、昆虫5の配偶行動を促す作用が
あり、雌が雄を誘引するので、雄が動きだす。性フェロ
モン剤に集まろうと昆虫の雄が動き出す音を測定するこ
とで、昆虫5の検知を容易にさせる。
【0027】すなわち、この実施の形態4に係る昆虫検
知装置は、昆虫5の性フェロモン剤を農産物4に近づ
け、性フェロモン剤に集まろうとする昆虫5の動きの音
を検知することで、昆虫5の検知を容易に行うものであ
る。
【0028】
【発明の効果】この発明に係る昆虫検知装置は、以上説
明したとおり、外部の雑音を遮断した空間と、前記空間
内において農産物に含まれる昆虫の活動により発する音
を検出する音響検出センサとを備えたので、昆虫が農産
物に含まれているかを効率よく判別することができると
いう効果を奏する。
【0029】また、この発明に係る昆虫検知装置は、以
上説明したとおり、さらに、前記音響検出センサを前記
空間内において左右上下方向に移動させる移動手段を備
えたので、昆虫が農産物に含まれているかを正確に判別
することができるという効果を奏する。
【0030】また、この発明に係る昆虫検知装置は、以
上説明したとおり、さらに、前記農産物に含まれる昆虫
に刺激を与える手段を備えたので、昆虫が農産物に含ま
れているかを容易に判別することができるという効果を
奏する。
【0031】また、この発明に係る昆虫検知装置は、以
上説明したとおり、さらに、前記音響検出センサで発生
した電圧を増幅する増幅回路と、前記増幅回路の出力の
うち特定の周波数だけを通過させるバンドパスフィルタ
ーと、前記バンドパスフィルターの出力に基づき昆虫が
存在するかどうかを判定する信号処理部と、昆虫の有無
を表示する表示器とを備えたので、昆虫が農産物に含ま
れているかを容易に効率よく判別することができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る昆虫検知装置
の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る昆虫検知装置
の構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に係る昆虫検知装置
の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態4に係る昆虫検知装置
の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 無響音室、2 音響検出センサ、3 台、4 農産
物、5 昆虫、6 増幅回路、7 バンドパスフィルタ
ー、8 信号処理部、9 表示器、11 レール、12
移動台、13 車輪、14 刺激を与える手段、15
性フェロモン剤を発する手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の雑音を遮断した空間と、 前記空間内において農産物に含まれる昆虫の活動により
    発する音を検出する音響検出センサとを備えたことを特
    徴とする昆虫検知装置。
  2. 【請求項2】 さらに、 前記音響検出センサを前記空間内において左右上下方向
    に移動させる移動手段を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の昆虫検知装置。
  3. 【請求項3】 さらに、 前記農産物に含まれる昆虫に刺激を与える手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の昆虫検知装置。
  4. 【請求項4】 さらに、 前記音響検出センサで発生した電圧を増幅する増幅回路
    と、 前記増幅回路の出力のうち特定の周波数だけを通過させ
    るバンドパスフィルターと、 前記バンドパスフィルターの出力に基づき昆虫が存在す
    るかどうかを判定する信号処理部と、 昆虫の有無を表示する表示器とを備えたことを特徴とす
    る請求項1から請求項3までのいずれかに記載の昆虫検
    知装置。
JP14597298A 1998-05-27 1998-05-27 昆虫検知装置 Pending JPH11332445A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019170234A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 Necプラットフォームズ株式会社 駆除剤噴霧装置、駆除剤噴霧方法及びプログラム
KR20210147224A (ko) * 2020-05-28 2021-12-07 주식회사 세스코 해충 감지 시스템

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019170234A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 Necプラットフォームズ株式会社 駆除剤噴霧装置、駆除剤噴霧方法及びプログラム
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