JPH11331676A - 自動焦点制御装置 - Google Patents

自動焦点制御装置

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JPH11331676A
JPH11331676A JP10150801A JP15080198A JPH11331676A JP H11331676 A JPH11331676 A JP H11331676A JP 10150801 A JP10150801 A JP 10150801A JP 15080198 A JP15080198 A JP 15080198A JP H11331676 A JPH11331676 A JP H11331676A
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shot
image
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restoration
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JP10150801A
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Masaru Oikawa
賢 及川
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速・高精度な合焦動作が可能な自動焦点制
御装置を提供すること。 【解決手段】 本発明の自動焦点制御装置は、初期焦点
レンズ位置において撮像して画像データを出力し、当該
画像データに対して、点像半径に対応した複数の復元フ
ィルタを用いて画像データの復元を行って各復元フィル
タ毎に復元された画像データ群について各々AF評価値
を算出し、当該算出した各AF評価値を照合して概略の
合焦位置を特定するワンショットAF動作を行い、つい
で、概略の合焦位置近傍で、山登りサーボ法により最終
的な合焦位置を決定する自動焦点制御装置において、ワ
ンショットAF動作の際には、撮影者によって選択され
た撮影モードを検知し、当該設定された当該撮影モード
に従い、復元フィルタの走査する範囲を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動焦点制御装
置に関し、詳細には、ビデオカメラ、スチルビデオカメ
ラ等の撮像素子を用いた画像入力機器に適用される自動
焦点制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動焦点制御装置における合焦位
置決定方式には、赤外線や超音波を用いたアクティブA
F方式、外光パッシブや、山登りサーボ等のパッシブA
F方式がある。特に、デジタルスチルビデオカメラ(以
下、「DSVC」と略す)などでは、特別な測距部品を
必要としないパッシブAF方式が多く採用されている。
パッシブAF方式においては、近時ワンショットで合焦
位置を検出するものとして、特開平6−181532号
公報「電子カメラの合焦位置検出装置」がある。かかる
合焦位置検出装置は、ワンショットAFを用いており、
すなわち、復元フィルタを用いてワンショットで合焦位
置を検出するものである。
【0003】より具体的には、かかる合焦位置検出装置
は、光学撮像系の点像分布関数又はそれを変換処理して
得られる関数を焦点位置及びその前後のレンズ位置で複
数点求めて記憶した特性値記憶手段と、1画面分又はそ
の一部の撮像データを前記特性値記憶手段に記憶された
特性値によって前記複数点のレンズ位置毎に画像復元す
る画像復元手段と、該画像復元された画像データからレ
ンズ位置毎の合焦位置の評価値を求め各評価値を比較し
て合焦位置を推測する合焦位置推測手段と、を備えたこ
とにより、合焦位置の検出をより早く、より正確に行う
ことを可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の如き復元フィルタを用いたワンショットAFでは、
搭載されるメモリ(ROM)容量などの制限から、多数
の復元フィルタを用意することが難しく高精度な合焦動
作が困難であるという問題がある。また、多数の復元フ
ィルタを使用した場合、その画像の復元の際に演算量が
多くなり、高速な合焦動作が難しいという問題がある。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、高速・高精度な合焦動作が可能な自動焦点制御
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述課題を解決するため
に、請求項1に係る自動焦点制御装置は、初期焦点レン
ズ位置において撮像して画像データを出力し、当該画像
データに対して、点像半径に対応した複数の復元フィル
タを用いて画像データの復元を行って各復元フィルタ毎
に復元された画像データ群について各々AF評価値を算
出し、当該算出した各AF評価値を照合して概略の合焦
位置を特定するワンショットAF動作を行い、ついで、
前記概略の合焦位置近傍で、山登りサーボ法により最終
的な合焦位置を決定する自動焦点制御装置において、前
記ワンショットAF動作の際には、撮影者によって選択
された撮影モードを検知し、当該設定された当該撮影モ
ードに従い、復元フィルタの走査する範囲を変化させる
ものである。
【0007】また、請求項2に係る自動焦点制御装置
は、初期焦点レンズ位置において撮像して画像データを
出力し、当該画像データに対して、点像半径に対応した
複数の復元フィルタを用いて画像データの復元を行って
各復元フィルタ毎に復元された画像データ群について各
々AF評価値を算出し、当該算出した各AF評価値を照
合して概略の合焦位置を特定するワンショットAF動作
を行い、ついで、前記概略の合焦位置近傍で、山登りサ
ーボ法により最終的な合焦位置を決定する自動焦点制御
装置において、前記ワンショットAF動作の際には、撮
像された画像フレーム内の構図情報や輝度・色情報等を
解析し、当該解析結果に基づき前記復元フィルタの走査
する範囲を変化させるものである。
【0008】また、請求項3に係る自動焦点制御装置
は、初期焦点レンズ位置において撮像して画像データを
出力し、当該画像データに対して、点像半径に対応した
複数の復元フィルタを用いて画像データの復元を行って
各復元フィルタ毎に復元された画像データ群について各
々AF評価値を算出し、当該算出した各AF評価値を照
合して概略の合焦位置を特定するワンショットAF動作
を行い、ついで、前記概略の合焦位置近傍で、山登りサ
ーボ法により最終的な合焦位置を決定する自動焦点制御
装置において、前記ワンショットAF動作の場合には、
前記山登りサーボ法による合焦動作に比して、焦点レン
ズを高速に駆動するものである。
【0009】また、請求項4に係る自動焦点制御装置
は、初期焦点レンズ位置において撮像して画像データを
出力し、当該画像データに対して、点像半径に対応した
複数の復元フィルタを用いて画像データの復元を行って
各復元フィルタ毎に復元された画像データ群について各
々AF評価値を算出し、当該算出した各AF評価値を照
合して概略の合焦位置を特定するワンショットAF動作
を行い、ついで、前記概略の合焦位置近傍で、山登りサ
ーボ法により最終的な合焦位置を決定する自動焦点制御
装置において、前記ワンショットAF動作の際には、撮
影者によって選択された撮影モードを検知し、当該設定
された当該撮影モードに従い、復元フィルタの走査する
範囲を変化させ、更に、前記ワンショットAF動作の際
には、前記山登りサーボ法による合焦動作に比して、焦
点レンズを高速に駆動するものである。
【0010】また、請求項5に係る自動焦点制御装置
は、初期焦点レンズ位置において撮像して画像データを
出力し、当該画像データに対して、点像半径に対応した
複数の復元フィルタを用いて画像データの復元を行って
各復元フィルタ毎に復元された画像データ群について各
々AF評価値を算出し、当該算出した各AF評価値を照
合して概略の合焦位置を特定するワンショットAF動作
を行い、ついで、前記概略の合焦位置近傍で、山登りサ
ーボ法により最終的な合焦位置を決定する自動焦点制御
装置において、前記ワンショットAF動作の際には、撮
像された画像フレーム内の構図情報や輝度・色情報等を
解析し、当該解析結果に基づき前記復元フィルタの走査
する範囲を変化させ、更に、前記ワンショットAF動作
の際には、前記山登りサーボ法による合焦動作に比し
て、焦点レンズを高速に駆動するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る自動焦点制御装置をデジタルスチルカメラに
適用した好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0012】(実施の形態1)図1は、本実施の形態1
に係るデジタルスチルカメラの構成図である。図1に示
すデジタルスチルカメラは、大別すると、被写体像をC
CDに結像するレンズ系1、絞り2,被写体像に応じた
画像データを出力するフロントエンド部3,画像データ
の各種データ処理を行うイメージプリプロセッサ(Imag
e Pre-Processor 以下、「IPP」と称する)部4
と、CPUI/F5と、デジタルスチルカメラの各部の
動作を制御するCPU6と、レンズ系1を駆動制御する
焦点レンズ制御部7と、絞り2の絞り値(f値)を制御
する絞り制御部8と、を備えている。
【0013】上記レンズ系1は撮像レンズと焦点レンズ
を備える。上記フロントエンド部3は、レンズ系1によ
り結像された被写体像を電気信号(アナログ画像デー
タ)に変換して出力するCCD31と、CCD31から
入力される電気信号のノイズ除去やゲイン調整等を行う
信号処理部32と、信号処理部32を介してCCD31
から入力されるアナログ画像データをデジタル画像デー
タに変換して、IPP部4に出力するA/D変換器33
と、を備える。
【0014】上記IPP部4は、フロントエンド部3か
ら入力されるデジタル画像データを、R・G・Bの各成
分(RGBデジタル信号)に分離するRGB分離部41
と、分離したRGBデジタル信号の各色成分のゲインを
夫々調整して、輝度値生成部43に出力するRGBゲイ
ン調整部42と、入力されるRGBデジタル信号を輝度
信号に変換してFFT(IFFT)演算部44に出力す
る輝度値生成部43と、輝度値生成部43から入力され
る輝度信号の空間成分を周波数成分に変換してフィルタ
リング部45に出力し、また、フィルタリング部45を
経た周波数成分をIFFT変換して空間成分に逆変換し
て負値積算部48に出力するFFT(IFFT)演算部
44と、を備える。
【0015】更に、上記IPP部4は、復元フィルタデ
ータROM46に格納された復元フィルタに基づき、F
FT(IFFT)演算部44で周波数成分に変換された
信号の復元処理を行うフィルタリング部45と、複数の
点像半径に各々対応した複数の復元フィルタのデータが
格納された復元フィルタデータROM46と、周波数成
分に変換された信号をフィルタリング処理を経た後、そ
の特定の高周波成分を抽出して累積して得られる高周波
成分積算値をCPU6に出力する高周波成分積算器47
と、FFT(IFFT)演算部44から入力される空間
周波数成分の負値を積算して得られる負値積算値をCP
U6に出力する負値積算部48と、を備える。尚、IP
P部4の各機能はソフトウエアでも実現可能であるが、
図示の如くハードウエアで構成した方が、高速処理が可
能となり好ましい。
【0016】CPU6は、上記した如く、デジタルスチ
ルカメラの各部の動作を制御を司るものであり、具体的
には、例えば、CPU6は、入力される高周波成分積算
値及び/又は負値積算値に基づき、ワンショットAF評
価値を算出し、ワンショットAF制御を行い、また、入
力される高周波成分積算値に基づき山登りサーボAF評
価値を算出し、山登りサーボ法によるAF制御を行う。
また、CPU6は、AWB制御やAE制御等も行う。
【0017】また、図示しない操作部は、撮影指示、撮
影モード(マクロモード、ポートレートモード、風景モ
ード、スナップモード、ノーマルモード)の選択等を行
うためのボタンを備えている。
【0018】次に、上記構成のデジタルスチルカメラの
AF動作の概略を説明する。本発明においては、ワンシ
ョットAFを粗調に使用し、山登りサーボ法を微調に使
用する。
【0019】まず、ワンショットAFによる粗調のAF
動作が行われる。CCD31からA/D変換器33を通
じて得られたRGBデジタル色信号は、画像信号処理を
行うIPP部4に入力する。IPP部4においては、ま
ず、輝度値生成部43により、輝度信号に変換された
後、FFT(IFFT)演算部44によって空間成分か
ら周波数成分に変換される。フィルタリング部45で
は、この周波数成分に変換された信号に対し、復元フィ
ルタデータROM46から読み込まれたデータ(1の復
元フィルタ)に基づいて復元処理が行われる。このフィ
ルタリング処理が施された信号は、高周波成分積算器4
7に出力されると共に、FFT(IFFT)演算部44
に出力される。
【0020】高周波成分積算器47では、入力される信
号の特定の高周波成分が抽出され、この特定の高周波成
分が累積された高周波成分積算値が、CPUI/F5を
介してCPU6に出力される。
【0021】他方、フィルタリング処理されたデータ
は、再度FFT(IFFT)演算部44に入力されて再
び空間成分に変換され負値積算部48に出力される。こ
こで、この再変換されたデータ(画像データ)には負値
が含まれることがある。負値積算部48では、再変換さ
れたデータの負値の積算が行われ得られる負値積算値
が、CPUI/F5を介してCPU6に出力される。す
なわち、1の復元フィルタに対応する高周波成分積算値
及び負値積算値がCPU6に入力されることになる。
【0022】これら、フィルタリング処理→高周波成分
積算→IFFT→負値積算の一連の処理は復元フィルタ
の数だけ繰り返され、復元フィルタの数だけの高周波成
分積算値と負値積算値がCPU6に出力される。
【0023】CPU6では、入力される高周波成分積算
値及び/又は負値積算値に基づき、ワンショットAF評
価値を算出し、例えばその最小値を検索する。そして、
検索された最小値に対応する復元フィルタナンバーを合
焦点指標として、対応する焦点レンズ位置(目標位置)
すなわち概略の合焦位置(粗調合焦点検出位置)が特定
される。そして、CPU6は、焦点レンズ制御部7に、
焦点レンズを概略の合焦位置までの移動を指示する制御
データを出力し、これに応じて、焦点レンズ制御部7
は、焦点レンズを概略の合焦位置まで駆動する。
【0024】ついで、概略の合焦位置近傍で山登りサー
ボ法による真の合焦点検出が行われる。CPU6は、焦
点レンズ制御部7に概略の合焦位置近傍で焦点レンズを
移動させる。そして、この移動範囲内で撮像された画像
フレーム内での高周波成分に基づき山登りサーボAF評
価値を算出し、真の合焦位置を特定する。具体的には、
焦点レンズの移動に伴い、フロントエンド部3を介して
RGBデジタル色信号がIPP部4に入力し、輝度値生
成部43により、輝度信号に変換された後、FFT(I
FFT)演算部44によって空間成分から周波数成分に
変換される。そして、高周波成分積算器47では、入力
される信号の特定の高周波成分が抽出され、この特定の
高周波成分が累積された高周波成分積算値が、CPUI
/F5を介してCPU6に出力される。そして、CPU
6では、入力される高周波成分積算値に基づき、山登り
サーボAF評価値を算出し、例えば山登りサーボAF評
価値が最大となる位置を真の合焦位置と特定する。
【0025】図2は、上記AF動作の具体例を説明する
ための図であり、ワンショットAF動作を説明するため
の図(同図の上方に示す図)と山登りサーボ法を説明す
るための図(同図の下方に示す図)を対応づけて示す。
【0026】上記ワンショットAF動作を説明するため
の図は、レンズ位置、被写体位置、復元フィルタ、及び
ワンショットAF評価値の関係を示している。同図に示
す如く、フィルタリング部45は、焦点位置が∞〜Ne
ar(最至近)の間に、各々が各距離に対応した7つの
復元フィルタNo.1〜No.7(フィルタ群)を備え
ている。各々の復元フィルタNo.1〜No.7によっ
て画像を復元しワンショットAF用AF評価値を求め
る。ここで、合焦点はワンショットAF評価値の最小値
を示すフィルタナンバーであり、同図では、被写体位置
近傍のフィルタNo.6において、ワンショットAF評
価値が合焦位置である旨の信号をCPU6が焦点レンズ
制御部7に出力する。この信号に基づき、焦点レンズ制
御部7は焦点レンズをフィルタNo.6に対応する位置
まで移動させる。
【0027】ついで、上記山登りサーボ法を説明するた
めの図に示すように、フィルタNo.5とフィルタN
o.6の間で、山登り法により真の合焦点を検出する。
このようにして、最終的に、焦点レンズは被写体に合焦
した位置に移動される。
【0028】以上説明したように、復元フィルタを用い
て画像データの復元を行い、当該復元された画像データ
に基づいてAF評価値を算出し、当該算出したAF評価
値を照合して概略の合焦位置を決定し、ついで、概略の
合焦位置近傍で、山登りサーボ法により最終的な合焦位
置を決定することとしたので、復元フィルタを格納する
メモリ容量を低減でき、安価な構成で高精度な自動合焦
動作を行うことが可能となる。
【0029】また、山登りサーボ法で使用する高周波成
分は、ワンショットAFで使用するFFTエンジン(F
FT(IFFT)演算部44及び高周波成分積算器4
7)を利用できるので、山登りサーボ法のための新たな
デバイスを必要としないという効果を奏する。
【0030】(実施の形態2)実施の形態2について、
図3及び図4を参照して説明する。実施の形態2では、
実施の形態1の構成のデジタルスチルカメラにおいて、
ワンショットAF動作の際に、撮影者により選択された
撮像モードの状態を検知し、設定された当該撮影モード
に従い、復元フィルタの走査する範囲を変化させて走査
範囲を狭めることにより、無駄な範囲の画像復元を省略
した動作例を説明する。他のAF動作は、図2で説明し
た動作と同様である。
【0031】図3は、各撮影モードにおける復元フィル
タ走査範囲及び未走査範囲の割付例を示している。同図
に示すように、マクロモードでは復元フィルタNo.
6,7を走査範囲とし、ポートレートモードでは復元フ
ィルタNo.4〜7を走査範囲としてそれぞれ近距離に
対応した範囲を走査範囲として設定している。また、風
景モードでは、復元フィルタNo.1〜4を走査範囲と
して遠距離に対応した範囲を走査範囲として設定してい
る。また、スナップモードでは、復元フィルタNo.2
〜6を走査範囲として中距離に対応した範囲を走査範囲
として設定している。そして、通常の撮影モードである
ノーマルモードの場合、従来通り、フィルタNo.1〜
フィルタNo.7の全ての範囲を走査するように設定し
ている。図3に示した、各撮影モードにおけるフィルタ
走査範囲及び未走査範囲の割付はデータ化されて図示し
ないROMに予め格納されている。
【0032】図4は、ポートレートモード時のAF動作
の具体例を説明するための図であり、ワンショットAF
動作を説明するための図(同図の上方に示す図)と山登
りサーボ法を説明するための図(同図の下方に示す図)
を対応づけて示す。図2で説明した動作と共通する部分
の説明は省略し、特徴的な部分についてのみ説明する。
【0033】図4に示す動作例では、ワンショットAF
は粗調に使用し、概略の被写体位置を決定し、その対応
位置まで焦点レンズを移動させる。図4の動作例は、図
2で説明した動作例と同様に、焦点位置∞の位置から至
近まで7つの復元フィルタ群を用意し、各々の復元フィ
ルタによって画像を復元し、ワンショットAF評価値を
求めている。
【0034】まず、復元処理する前に、CPU6は、撮
像モードがどのような設定になっているのかを検出す
る。そして、CPU6は、上記ROM(図3参照)を参
照して、撮影モードに対応する復元フィルタの走査範囲
を特定し、この走査範囲内で、復元フィルタを走査す
る。撮影モードの設定は、撮影者が、図示しない操作部
のボタンにより設定する。この動作例では、撮影モード
がポートレートモードに設定されている場合について説
明を行う。
【0035】ポートレートモードでは、被写体は通常、
1〜2mの人物等であることが多い。従って、このポー
トレートモードの場合には、被写体距離を3m〜∞の範
囲の画像復元処理することは殆ど無駄であることが多
い。よって、この場合には、図3に示すように、フィル
タNo.1〜フィルタNo.3は未走査範囲とし、フィ
ルタNo.4〜フィルタNo.7までを走査して画像を
復元する。
【0036】以上説明したように、本実施の形態2にお
いては、ワンショットAFにおいて、撮影者により選択
された撮像モードの状態を検知し、設定された当該撮影
モードに従い、復元フィルタの走査する範囲を変化さ
せ、撮影モードに応じて走査範囲を狭めることとしたの
で、無駄な範囲の画像復元を省略することができ、高精
度・高速なAF動作が可能となる。
【0037】(実施の形態3)実施の形態3について、
図5を参照して説明する。実施の形態3では、実施の形
態1の構成のデジタルスチルカメラにおいて、ワンショ
ットAFの際に、撮像した画像フレーム内の構図情報や
輝度・色情報等を解析し、解析結果に基づき復元フィル
タを走査する範囲を変化させて走査範囲を狭めることに
より、無駄な範囲の画像復元を省略する動作例を説明す
る。他のAF動作は、図2で説明した動作と同様であ
る。
【0038】図5は、各照明条件等におけるフィルタ走
査範囲及び未走査範囲の割付例を示している。同図に示
すように、室内・屋内撮影の時には復元フィルタNo.
3〜7を走査範囲とし、夜間近景撮影時には復元フィル
タNo.5〜7を走査範囲とし、夜間中景・遠景撮影時
には、復元フィルタNo.1〜5を走査範囲として設定
している。図5に示した、各照明条件等におけるフィル
タ走査範囲及び未走査範囲の割付はデータ化されて図示
しないROMに予め格納されている。
【0039】次に、実施の形態3の動作を説明する。基
本的なAF動作は、上記図2で示した動作と同様であ
る。本実施の形態3の動作例では、ワンショットAFは
粗調に使用し、概略の被写体位置を決定し、その対応位
置まで焦点レンズを移動させる。本実施の形態3では、
図2の動作例と同様に、焦点位置∞の位置から至近まで
7つの復元フィルタ群を用意し、各々の復元フィルタに
よって画像を復元し、ワンショットAF評価値を求めて
いる。
【0040】まず、復元処理する前に、CPU6は、画
像フレームの構図情報や輝度・色情報等を参照して、照
明条件等を判断する。本実施の形態では、図示しない自
動露出(AE)処理部や図示しない自動白調整(AW
B)処理部が、上記構図情報や色情報を提供している場
合を想定している。例えば、AWB処理部からの情報に
より、光源が蛍光灯又は白熱灯であると判断した場合、
屋内撮影又は室内撮影と推定する。そして、上記ROM
(図5参照)を参照して復元フィルタの対応する走査範
囲を決定し、図5に示すように、フィルタNo.3〜フ
ィルタNo.7までは復元フィルタ走査範囲、フィルタ
No.1〜フィルタNo.2までは未処理範囲とし、近
景・中景に対応するフィルタNo.3〜フィルタNo.
7まで走査・復元する。
【0041】また、CPU6は、画像全体の平均輝度が
非常に低く(AE処理部からの情報)、フラッシュ発光
操作の検知(撮影モードからの情報)がなされた場合に
は、夜間の近景撮影と判断し、上記ROM(図5参照)
を参照して復元フィルタの復元範囲を決定し、図5に示
すように、近景に対応するフィルタNo.5〜フィルタ
No.7までを走査・復元する。
【0042】また、CPU6は、画像全体の平均輝度が
非常に低く(AE処理部からの情報)、かつフラッシュ
発光操作は検知されない(撮像モードからの情報)場合
には、夜間の中景・遠景撮影と判断し、上記ROM(図
5参照)を参照して復元フィルタの復元範囲を決定し、
図5に示すように、中景・遠景に対応するフィルタN
o.1〜フィルタNo.5までを走査・復元する。
【0043】以上説明したように、本実施の形態3で
は、ワンショットAFの際に、画像フレーム内の構図情
報や輝度・色情報等を解析し、解析結果に基づき復元フ
ィルタを走査する範囲を変化させて走査範囲を狭めてい
るので、無駄な範囲の画像復元を省略でき、高精度・高
速なAF動作が可能となる。
【0044】(実施の形態4)実施の形態4について、
図6を参照して説明する。実施の形態4では、実施の形
態1の構成のデジタルスチルカメラにおいて、AF動作
に際し、ワンショットAF動作の際には焦点レンズの高
速駆動を行い、山登りサーボ法のよるAF動作の際には
焦点レンズの通常駆動を行う動作を説明する。他のAF
動作は、図2で説明した動作と同様である。
【0045】図6は、実施の形態4のAF動作を説明す
るための図であり、ワンショットAF動作を説明するた
めの図(同図の上方に示す図)と山登りサーボ法を説明
するための図(同図の下方に示す図)を対応づけて示
す。図2の動作と共通する部分の説明は省略し、特徴的
な部分についてのみ説明する。
【0046】図6に示す動作例では、ワンショットAF
で、復元フィルタを全範囲で走査し、粗調合焦位置(概
略の合焦位置)を算出し、算出した粗調合焦位置(この
実施例では、フィルタNo.6)まで、焦点レンズを駆
動する。この場合の焦点レンズの駆動速度は、山登りサ
ーボ法による微調を行うときの焦点レンズ駆動速度より
も高くする。これにより、粗調合焦点位置決定から山登
りサーボ法による微調開始までの焦点レンズの移動によ
る無駄な時間を減らすことができる。この後、焦点レン
ズは通常速度の駆動となり、山登りサーボ法による微調
が行われる。
【0047】以上説明したように、本実施の形態4にお
いては、AF動作において、ワンショットAFの際には
焦点レンズの高速駆動を行い、山登りサーボ法によるA
F動作の際には焦点レンズの通常駆動を行うこととした
ので、高精度・高速なAF動作を行うことが可能とな
る。
【0048】(実施の形態5)実施の形態5について、
図7を参照して説明する。実施の形態5では、実施の形
態1の構成のデジタルスチルカメラにおいて、AF動作
の際に、実施の形態2、3と実施の形態4のAF動作を
組み合わせたものである。すなわち、実施の形態5で
は、ワンショットAF動作の際には高速駆動を行い、山
登りサーボ法によるAF動作の際には通常駆動を行うと
ともに、撮影モードや撮影された画像情報(画像フレー
ム内の構図情報や輝度・色情報等)の解析結果に応じ
て、復元フィルタの走査範囲を限定して走査範囲を狭め
ることにより、無駄な範囲の画像復元を省略した動作例
を説明する。他のAF動作は、図2で説明した動作と同
様である。
【0049】図7は、実施の形態5のAF動作を説明す
るための図であり、ワンショットAF動作を説明するた
めの図(同図の上方に示す図)と山登りサーボ法を説明
するための図(同図の下方に示す図)を対応づけて示
す。図2の動作と共通する部分の説明は省略し、特徴的
な部分についてのみ説明する。
【0050】まず、CPU6は、復元処理する前に、撮
像モードがどのような設定になっているのかを検出す
る。撮影モードの設定は、撮影者が、図示しない操作ボ
タンにより設定する。この動作例では、撮影モードがポ
ートレートモードに設定されている場合について説明を
行う。
【0051】つづいて、CPU6は、上記ROM(図3
参照)を参照して復元フィルタの走査範囲を特定し、ワ
ンショットAFで、フィルタNo.4〜フィルタNo.
7の復元フィルタ範囲で走査し、粗調合焦位置(概略の
合焦位置)を算出する。これは、撮影モードのポートレ
ートモードを検出して復元フィルタの走査範囲を限定し
ているためである。そして、算出した粗調合焦位置(こ
の実施例では、フィルタNo.6)まで焦点レンズを駆
動する。この場合の焦点レンズの駆動速度は、山登りサ
ーボ法による微調を行うときの焦点レンズ駆動速度より
も高くする。これにより、粗調合焦位置決定から山登り
サーボ法による粗調開始までの、焦点レンズ移動による
無駄な時間を減らすことができる。この後、焦点レンズ
は通常速度の駆動となり、山登りサーボ法による微調が
行われる。
【0052】尚、上記図7に示す動作例では、撮影モー
ドに応じて復元フィルタの走査範囲を限定する例を示し
ているが、撮影された画像情報(画像フレーム内の構図
情報や輝度・色情報等)を解析結果に応じて、復元フィ
ルタの走査範囲を限定することにしても良い。
【0053】以上説明したように、本実施の形態5にお
いては、ワンショットAF動作の際には高速駆動を行
い、山登りサーボ法によるAF動作の際には通常駆動を
行うとともに、撮影モードや撮影された画像情報の解析
結果に応じて復元フィルタの範囲を限定して走査範囲を
狭めることとしたので、無駄な範囲の画像復元を省略で
き、高精度・高速なAF動作が可能となる。
【0054】尚、上記した実施の諸形態では、ワンショ
ットAFの粗調用に7個の復元フィルタを備えた例を説
明したが、本発明においてはフィルタ数はこれに限定さ
れるものではない。
【0055】尚、本発明は上記した実施の形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜
変更可能である。
【0056】また、本発明の自動焦点制御装置は、ビデ
オカメラ、スチルビデオカメラ等の撮像素子を用いた画
像入力機器に広く適用可能である。
【0057】
【発明の効果】請求項1に係る自動焦点制御装置によれ
ば、初期焦点レンズ位置において撮像して画像データを
出力し、当該画像データに対して、点像半径に対応した
複数の復元フィルタを用いて画像データの復元を行って
各復元フィルタ毎に復元された画像データ群について各
々AF評価値を算出し、当該算出した各AF評価値を照
合して概略の合焦位置を特定するワンショットAF動作
を行い、ついで、概略の合焦位置近傍で、山登りサーボ
法により最終的な合焦位置を決定する自動焦点制御装置
において、ワンショットAF動作の際には、撮影者によ
って選択された撮影モードを検知し、当該設定された当
該撮影モードに従い、復元フィルタの走査する範囲を変
化させることとしたので、撮影モードに応じて走査範囲
を狭め、無駄な範囲の画像復元を省略することができ、
高精度・高速なAF動作が可能となる。
【0058】また、請求項2に係る自動焦点制御装置に
よれば、初期焦点レンズ位置において撮像して画像デー
タを出力し、当該画像データに対して、点像半径に対応
した複数の復元フィルタを用いて画像データの復元を行
って各復元フィルタ毎に復元された画像データ群につい
て各々AF評価値を算出し、当該算出した各AF評価値
を照合して概略の合焦位置を特定するワンショットAF
動作を行い、ついで、概略の合焦位置近傍で、山登りサ
ーボ法により最終的な合焦位置を決定する自動焦点制御
装置において、ワンショットAF動作の際には、撮像さ
れた画像フレーム内の構図情報や輝度・色情報等を解析
し、当該解析結果に基づき復元フィルタの走査する範囲
を変化させることとしたので、無駄な範囲の画像復元を
省略でき、高精度・高速なAF動作が可能となる。
【0059】また、請求項3に係る自動焦点制御装置に
よれば、初期焦点レンズ位置において撮像して画像デー
タを出力し、当該画像データに対して、点像半径に対応
した複数の復元フィルタを用いて画像データの復元を行
って各復元フィルタ毎に復元された画像データ群につい
て各々AF評価値を算出し、当該算出した各AF評価値
を照合して概略の合焦位置を特定するワンショットAF
動作を行い、ついで、概略の合焦位置近傍で、山登りサ
ーボ法により最終的な合焦位置を決定する自動焦点制御
装置において、ワンショットAF動作の場合には、山登
りサーボ法による合焦動作に比して、焦点レンズを高速
に駆動することとしたので、高精度・高速なAF動作を
行うことが可能となる。
【0060】また、請求項4に係る自動焦点制御装置
は、初期焦点レンズ位置において撮像して画像データを
出力し、当該画像データに対して、点像半径に対応した
複数の復元フィルタを用いて画像データの復元を行って
各復元フィルタ毎に復元された画像データ群について各
々AF評価値を算出し、当該算出した各AF評価値を照
合して概略の合焦位置を特定するワンショットAF動作
を行い、ついで、概略の合焦位置近傍で、山登りサーボ
法により最終的な合焦位置を決定する自動焦点制御装置
において、前記ワンショットAF動作の際には、撮影者
によって選択された撮影モードを検知し、当該設定され
た当該撮影モードに従い、復元フィルタの走査する範囲
を変化させ、更に、ワンショットAF動作の際には、山
登りサーボ法による合焦動作に比して、焦点レンズを高
速に駆動することとしたので、無駄な範囲の画像復元を
省略でき、高精度・高速なAF動作が可能となる。
【0061】また、請求項5に係る自動焦点制御装置に
よれば、初期焦点レンズ位置において撮像して画像デー
タを出力し、当該画像データに対して、点像半径に対応
した複数の復元フィルタを用いて画像データの復元を行
って各復元フィルタ毎に復元された画像データ群につい
て各々AF評価値を算出し、当該算出した各AF評価値
を照合して概略の合焦位置を特定するワンショットAF
動作を行い、ついで、概略の合焦位置近傍で、山登りサ
ーボ法により最終的な合焦位置を決定する自動焦点制御
装置において、ワンショットAF動作の際には、撮像さ
れた画像フレーム内の構図情報や輝度・色情報等を解析
し、当該解析結果に基づき復元フィルタの走査する範囲
を変化させ、更に、ワンショットAF動作の際には、山
登りサーボ法による合焦動作に比して、焦点レンズを高
速に駆動することとしたので、無駄な範囲の画像復元を
省略でき、高精度・高速なAF動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る自動焦点制御装置を適用し
たデジタルスチルカメラの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】実施の形態1におけるAF動作を説明するため
の図である。
【図3】実施の形態2に係わり、各撮影モードにおける
復元フィルタ走査範囲及び未走査範囲の割付例を示す図
である。
【図4】実施の形態2に係わり、ポートレートモード時
のAF動作の具体例を説明するための図である。
【図5】実施の形態3に係わり、各照明条件等における
フィルタ走査範囲及び未走査範囲の割付例を示す図であ
る。
【図6】実施の形態4におけるAF動作を説明するため
の図である。
【図7】実施の形態5におけるAF動作を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 レンズ系 2 絞り 3 フロントエンド部 4 イメージプリプロセッサ(IPP)部 5 CPUI/F 6 CPU 7 焦点レンズ制御部 8 絞り制御部 31 CCD 32 信号処理部 33 A/D変換器 41 RGB分離部 42 RGBゲイン調整部 43 輝度値生成部 44 FFT(IFFT)演算部 45 フィルタリング部 46 復元フィルタROM 47 高周波成分積算器 48 負値積算部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 初期焦点レンズ位置において撮像して画
    像データを出力し、当該画像データに対して、点像半径
    に対応した複数の復元フィルタを用いて画像データの復
    元を行って各復元フィルタ毎に復元された画像データ群
    について各々AF評価値を算出し、当該算出した各AF
    評価値を照合して概略の合焦位置を特定するワンショッ
    トAF動作を行い、ついで、前記概略の合焦位置近傍
    で、山登りサーボ法により最終的な合焦位置を決定する
    自動焦点制御装置において、 前記ワンショットAF動作の際には、撮影者によって選
    択された撮影モードを検知し、当該設定された当該撮影
    モードに従い、前記復元フィルタの走査する範囲を変化
    させることを特徴とする自動焦点制御装置。
  2. 【請求項2】 初期焦点レンズ位置において撮像して画
    像データを出力し、当該画像データに対して、点像半径
    に対応した複数の復元フィルタを用いて画像データの復
    元を行って各復元フィルタ毎に復元された画像データ群
    について各々AF評価値を算出し、当該算出した各AF
    評価値を照合して概略の合焦位置を特定するワンショッ
    トAF動作を行い、ついで、前記概略の合焦位置近傍
    で、山登りサーボ法により最終的な合焦位置を決定する
    自動焦点制御装置において、 前記ワンショットAF動作の際には、撮像された画像フ
    レーム内の構図情報や輝度・色情報等を解析し、当該解
    析結果に基づき前記復元フィルタの走査する範囲を変化
    させることを特徴とする自動焦点制御装置。
  3. 【請求項3】 初期焦点レンズ位置において撮像して画
    像データを出力し、当該画像データに対して、点像半径
    に対応した複数の復元フィルタを用いて画像データの復
    元を行って各復元フィルタ毎に復元された画像データ群
    について各々AF評価値を算出し、当該算出した各AF
    評価値を照合して概略の合焦位置を特定するワンショッ
    トAF動作を行い、ついで、前記概略の合焦位置近傍
    で、山登りサーボ法により最終的な合焦位置を決定する
    自動焦点制御装置において、 前記ワンショットAF動作の場合には、前記山登りサー
    ボ法による合焦動作に比して、焦点レンズを高速に駆動
    することを特徴とする自動焦点制御装置。
  4. 【請求項4】 初期焦点レンズ位置において撮像して画
    像データを出力し、当該画像データに対して、点像半径
    に対応した複数の復元フィルタを用いて画像データの復
    元を行って各復元フィルタ毎に復元された画像データ群
    について各々AF評価値を算出し、当該算出した各AF
    評価値を照合して概略の合焦位置を特定するワンショッ
    トAF動作を行い、ついで、前記概略の合焦位置近傍
    で、山登りサーボ法により最終的な合焦位置を決定する
    自動焦点制御装置において、 前記ワンショットAF動作の際には、撮影者によって選
    択された撮影モードを検知し、当該設定された当該撮影
    モードに従い、前記復元フィルタの走査する範囲を変化
    させ、 更に、前記ワンショットAF動作の際には、前記山登り
    サーボ法による合焦動作に比して、焦点レンズを高速に
    駆動することを特徴とする自動焦点制御装置。
  5. 【請求項5】 初期焦点レンズ位置において撮像して画
    像データを出力し、当該画像データに対して、点像半径
    に対応した複数の復元フィルタを用いて画像データの復
    元を行って各復元フィルタ毎に復元された画像データ群
    について各々AF評価値を算出し、当該算出した各AF
    評価値を照合して概略の合焦位置を特定するワンショッ
    トAF動作を行い、ついで、前記概略の合焦位置近傍
    で、山登りサーボ法により最終的な合焦位置を決定する
    自動焦点制御装置において、 前記ワンショットAF動作の際には、撮像された画像フ
    レーム内の構図情報や輝度・色情報等を解析し、当該解
    析結果に基づき前記復元フィルタの走査する範囲を変化
    させ、 更に、前記ワンショットAF動作の際には、前記山登り
    サーボ法による合焦動作に比して、焦点レンズを高速に
    駆動することを特徴とする自動焦点制御装置。
JP10150801A 1998-05-15 1998-05-15 自動焦点制御装置 Pending JPH11331676A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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