JPH11331284A - デジタル・ベ―スバンド変調器 - Google Patents

デジタル・ベ―スバンド変調器

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JPH11331284A
JPH11331284A JP11044169A JP4416999A JPH11331284A JP H11331284 A JPH11331284 A JP H11331284A JP 11044169 A JP11044169 A JP 11044169A JP 4416999 A JP4416999 A JP 4416999A JP H11331284 A JPH11331284 A JP H11331284A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/0008Modulated-carrier systems arrangements for allowing a transmitter or receiver to use more than one type of modulation

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  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】さまざまなデジタル変調方式に容易に適合可能
な柔軟なアーキテクチャを有するデジタル・ベースバン
ド変調器を提供する。 【解決手段】本発明の一実施例によれば、シンボル・ビ
ルダが、状態インデックスとして表されるデータ・シン
ボルに対応する一連の変調状態に入力データをマッピン
グする。1対のデジタル・フィルタが、シンボル・ビル
ダによって発生される状態インデックスを受け取り、ア
ップ・サンプリングとフィルタリングの両方の機能を実
施する。デジタル・フィルタはRAMを使って実施さ
れ、高速、通常、および長モードの間で容易に構成可能
な補間ルック・アップ乗算器のブロックが実施される。
デジタル・フィルタからのフィルタリングの施された出
力データはリサンプラに送られ、ここで、出力DACの
サンプル・レートに対応する出力サンプル・レートに変
換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、信号発生器に
関するものであり、とりわけ、デジタル方式で変調され
た信号を発生するためのデジタル・ベースバンド変調器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル・セルラ電話及びパーソナル通
信サービス(PCS)電話を含む、無線通信は、急速に
通信産業の主要分野になりつつある。新生の無線通信テ
クノロジは、現在、設計環境及び製造環境の両方におい
て信号発生器が適応しなければならない、急速に数を伸
ばしているデジタル被変調信号の後押しをする駆動力と
なっている。特定の方式のデジタル変調を選択しなけれ
ばならない無線システムの設計者は、いくつかの難題に
直面する。無線システムは、マルチパス、フェージン
グ、及び、干渉と共に、時間経過及び位置によって変動
する信号強度も考慮に入れておかなければならない。
【0003】無線送受器は、サイズがますます小さくな
るので、バッテリ容量が制限される。同時に、データ転
送速度の高速化、音質の向上、通話の中断の減少、通話
時間の延長に関するユーザの要求は、増大し続けてい
る。送受器及び基地局の両方を含めて、無線装置の設
計、製造、及び、保守には、工業規格に従った既知の信
号だけでなく、現実の条件を正確にシミュレートするた
めのテスト信号も発生することが可能な信号発生器のよ
うな、適合するテスト機器が必要になる。
【0004】ケーブル・テレビジョン及び電話応用例を
含む無線システムは、無線用途において遭遇する同じ問
題の多くと同様に、デジタル通信の方式を拡張してき
た。1994年にマサチューセッツ州のKluwer
Academic Publishersから出版され
た、Lee,Edward,A.、及び、Messer
schmitt,David.G.による「Digit
al Communication,Second E
dition」には、現存するさまざまなデジタル方式
で変調された信号方式に関する記載がある。
【0005】信号発生器は、既存の変調方式と新たに創
成される変調方式の両方を取り扱うのに十分な汎用性
と、適応性を備えていなければならない。新規の無線シ
ステムの開発中に、設計者は、新たに設計された信号発
生器の動作を検証するための受信機がなく、また、新た
に設計された受信機の動作を検証可能な信号発生器がな
いという問題に直面する可能性がある。汎用性及び適応
性を備えた信号発生器は、特殊化信号源を開発しなくて
も、新規の受信機の性能を判定することが可能な、既知
のテスト信号を発生することによって、このジレンマを
回避するのに役立つ。
【0006】今では、大部分の無線通信システムが、情
報をデジタル・データとして伝送する。デジタル化音声
のようなアナログ情報は、他のデジタル・データと同じ
ように伝送される。デジタル情報は、2進数の1と0か
ら構成されるので、デジタル方式で変調された無線周波
数(RF)搬送波は、有限組をなす変調状態を備えてい
る。これらの変調状態は、RF搬送波の振幅、位相、ま
たは、周波数の変動に従って定義することが可能であ
る。さらに、直交振幅変調(QAM)を得るため、RF
搬送波の同相(I)及び直角位相(Q)信号における振
幅情報と位相情報の両方を利用する他の方式の変調が用
いられた。QAMはIQ変調の1つの形態である。
【0007】通信システムをテストするための変調能力
を組み込んだRF信号発生器が、多年にわたって存在し
てきた。こうした信号発生器には、北米のセルラ電話用
の824〜894メガヘルツ(MHz)周波数範囲のよ
うに、所望の周波数におけるRF搬送波信号を発生する
合成RF源が含まれる。IQ変調器は、ベースバンド変
調器によって生じる独立したI信号とQ信号に応答し
て、RF搬送波に変調を加えることを可能にする。
【0008】先行技術によるベースバンド変調器は、新
たなデジタル変調信号方式に適応するため、その場しの
ぎで実施された。RF信号発生器内に新方式のデジタル
変調信号が必要とする追加コンポーネント及び新たなハ
ードウェア構成を追加すると、そのコスト及び複雑性は
大幅に増大する。多種多様なデジタル変調信号方式に応
じて、カスタム化デジタル・フィルタ及びシンボル・ビ
ルダを備えるベースバンド変調器がアセンブルされた。
こうした特殊化ハードウェアによって、RF信号発生器
において追加方式のデジタル変調信号方式を支援するコ
ストは大幅に上昇した。
【0009】デジタル変調信号方式の数が、急速に増大
し続けるにつれて、ベースバンド変調器がこれらの新規
の信号方式に順応し、適応する能力は、不十分になって
きた。従って、多種多様な既存の並びに新生のデジタル
変調信号方式に容易に適応することが可能な、RF信号
発生器のためのデジタル・ベースバンド変調器を提供す
ることが望ましい。さらに、該デジタル・ベースバンド
変調器は、コストが低下し、必要なスペースが少なくな
り、ハードウェアではなく、ソフトウェアで変化に適合
することによって、さまざまな方式のデジタル変調に適
応することが可能になるように実施することが望まし
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的の1つ
は、デジタル・ベースバンド変調器を提供することにあ
る。
【0011】本発明のもう1つの目的は、さまざまなデ
ジタル変調方式に容易に適合可能なデジタル・ベースバ
ンド変調器を提供することにある。
【0012】本発明のもう1つの目的は、ソフトウェア
のセッティングを変更することによって、さまざまなデ
ジタル変調方式に容易に適合することが可能なデジタル
・ベースバンド変調器を提供することにある。
【0013】本発明のもう1つの目的は、部品が少なく
なり、電力消費が減少し、製造コストが低下するデジタ
ル・ベースバンド変調器を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、さまざ
まなデジタル変調方式に容易に適応し得る、フレキシブ
ルなアーキテクチャを備えたデジタル・ベースバンド変
調器が得られる。
【0015】デジタル変調信号として伝送されるデジタ
ル化通話または他の情報を表すことが可能なシンボル・
ビルダが、入力データを受け取る。シンボル・ビルダ
は、シンボルに対応する一連の変調状態に入力データを
マッピングする。入力データの選択された数のビットを
利用し、選択されたデジタル変調方式に従って、シンボ
ルを決定することが可能である。IQ変調が選択される
と、独立したI変調状態及びQ変調状態が生成される。
シンボル・ビルダは、計算効率を高めるため、必要とす
るビット数がシンボル値自体よりかなり少ない変調値に
対するインデックス(状態インデックス)として、変調
状態を出力する。
【0016】1対のデジタル・フィルタが、シンボル・
ビルダによって発生するI状態インデックス及びQ状態
インデックスを受け取り、アップ・サンプリングとフィ
ルタリングの両方の機能を実施する。デジタル・フィル
タには、あらかじめ計算された各フィルタ定数と利用さ
れるシンボル値のタップ積を含むルック・アップ・テー
ブルを用いる、補間ルック・アップ乗算器のブロックが
含まれている。RAMが、フィルタリングを施した出力
値を得るのに必要な演算数を減らすため、メモリ・アド
レスとして、I状態インデックスとQ状態インデックス
を直接受け取る。デジタル・フィルタ構造は、アドレス
・スイッチングを利用して、そのタップ積テーブルの内
容を変更することによって、容易に変更することが可能
である。サブ・インターバル・カウンタを用いて、アッ
プ・サンプリング、すなわち、シンボル当たり2つ以上
のサンプルを取得するために、入力データ・ストリーム
の有効サンプル・レートを増すプロセスを実施すること
によって、RAMに提供されるアドレスの一部を形成す
るタップ・インデックスが生成される。
【0017】デジタル・フィルタによって得られるフィ
ルタリングを施された出力データは、リサンプラに供給
され、前記出力データのサンプル・レートが出力サンプ
ル・レートに変換される。出力サンプル・レートは、オ
クターブ内に固定され、出力DAC、及び、ベース・バ
ンド出力信号からの望ましくないサンプリング成分を阻
止する対応するアナログ低域通過フィルタのサンプル・
レートに対応する。望ましい実施態様の場合、出力サン
プル・レートは、25〜50MHzの間で変動する。
【0018】RF信号発生器のIQ変調器にI出力信号
及びQ出力信号を供給する以外に、ベースバンド・デジ
タル変調器を利用して、RF信号発生器のシンセサイザ
部分に対する周波数変調または位相変調信号を直接発生
することも可能である。
【0019】当該技術者であれば、添付の図面と併せて
検討すれば、以下の説明を読むことによって以上の特
徴、成果、及び、利点が明らかになるであろう。
【0020】
【実施例】図1には、信号発生器12において用いられ
る、本発明によるデジタル・ベースバンド変調器10の
ブロック図が示されている。信号発生器12は、一般
に、例えば、セルラ電話送受器のような無線通信装置及
び基地局を含むデジタル通信システム、及び、ケーブル
・テレビジョン及び電話システムを含む無線通信装置の
製造または修理施設において、テスト信号の発生に用い
られる。無線通信は、とりわけ、North Amer
ican Digital Cellular(NAD
C)、Global System for Mobi
le Communication(GSM)、及び、
PCS(personal communicatio
ns services)を含むデジタル通信テクノロ
ジと共に発展してきた。各種デジタル通信プロトコル
が、TDMA(時分割多元接続)及びCDMA(符号分
割多元接続)を含む各種規格と共に発展してきた。直角
位相シフト・キーイング(QPSK)を含む各種デジタ
ル変調方式が、デジタル通信に用いられる。こうした用
途の場合、信号発生器12は、できるだけ多くのデジタ
ル通信規格に従ってテスト信号を発生する能力を備えて
いることが望ましい。
【0021】信号発生器12内において、シンセサイザ
14は、所望の周波数範囲のRF信号を発生する。シン
セサイザ14は、ユーザによるRF信号の周波数選択を
可能にする、一般に高分解能と正確度を備えた、フロン
ト・パネルのユーザ・インターフェイスまたは遠隔通信
インターフェイス(不図示)に接続された周波数入力2
2を備えている。RF信号は、RF信号を同相(I)と
直角位相(Q)のRF信号に分割するIQ変調器16に
供給される。IQ変調器16には、I及びQのRF信号
に、デジタル・ベースバンド変調器10によって発生す
るI及びQのベースバンド信号を掛ける乗算器18及び
20が含まれている。I及びQのRF信号を再結合する
ことによって、デジタル通信システムをテストするため
の被変調出力信号が形成される。さらに、直接位相変調
または周波数変調を伴う変調モードが必要とされる場
合、Iベースバンド信号は、スイッチ24を介してシン
セサイザ14に直接供給することが可能である。
【0022】デジタル・ベースバンド変調器10は、リ
アル・タイムでRF出力信号を変調するために利用可能
な、デジタル化音声またはコンピュータ・データといっ
た入力デジタル・データを受け取るデータ入力26を備
えている。デジタル・ベースバンド変調器10の変調フ
ォーマットは、信号発生器12のフロント・パネル・ユ
ーザ・インターフェイスまたは遠隔通信インターフェイ
スによって制御することが可能である。
【0023】図2には、デジタル・ベースバンド変調器
10の略ブロック図が示されている。シンボル・ビルダ
50は、データ入力において受信した入力デジタル・デ
ータを変調状態にマッピングする。先行技術に従って実
施されたシンボル・ビルダ50は、そのアナログ値によ
ってデータ・シンボルを表すシンボル値を生成する。そ
の用途に十分な振幅分解能を得るため、こうしたシンボ
ル値は、一般に、16ビット以上の長さになり、十分な
スループットを実現するには、より高速の装置またはよ
り広いデータ経路が必要とされる。
【0024】図3A〜Fは、ある特定のデータ・シンボ
ル・セットについて例示し、図解するために示されたも
のであって、制限を目的としたものではない。図3Aに
は、シンボル値とデータ・シンボル・セットの関係が示
されている。この例の場合、データ・シンボル・セット
は、直交するI軸とQ軸に従って形成される2次元IQ
平面に配置されたドットとして示されている。デジタル
・ベースバンド変調器10のデータ入力において受信さ
れた入力データは、IQ平面に配置されたデータ・シン
ボル・セットにマッピングすることが可能である。連続
したベクトルa〜eは、新たな入力データの到着に応答
したデータ・シンボル間における遷移である。図3B及
び3Cには、I及びQシンボル値が、ベクトルa〜eに
従って、データ・シンボル間の遷移のそれぞれについて
いかに経時変化するかが示されている。
【0025】シンボル値は、デジタル・フィルタ52及
び54に供給される。デジタル・フィルタ52及び54
は、各シンボル間の遷移を平滑にし、遷移時間期間にわ
たって中間サンプルとして補間シンボル値を送り出す働
きをする。デジタル・フィルタ52及び54は、一般
に、所望の出力帯域幅の被変調出力信号を送り出す働き
をする伝達関数を備えた有限インパルス応答(FIR)
フィルタとして実施される。図3Dには、所望の出力帯
域幅を得るために、デジタル・フィルタ52及び54に
よってフィルタリングが施される、図3Aからのシンボ
ル間遷移が示されている。図3E及び3Fには、フィル
タリングを施されたI及びQシンボル値が、ベクトルa
〜eに従って、各遷移毎にいかに経時変化するかが示さ
れている。
【0026】次に、フィルタリングを施されたシンボル
値は、デジタル・アナログ変換器(DAC)56及び5
8に供給され、Iベースバンド信号及びQベースバンド
信号に変換される。DAC56及び58の出力に低域フ
ィルタ(不図示)を設けることによって、Iベースバン
ド信号及びQベースバンド信号にDAC56及び58の
サンプル・レートに従って生じるサンプリング成分を除
去することも可能になる。
【0027】図4には、従来のFIRフィルタに従って
実施可能なデジタル・フィルタ52のより詳細なブロッ
ク図が示されている。シンボル・ビルダ50からのシン
ボル値は、制御入力がMod(N)(モジュロN)カウ
ンタ62に接続されたマルチプレクサ(MUX)60の
第1の入力に到着する。MUX60の第2の入力は、ゼ
ロ・サンプル入力に接続される。MUX60は、サンプ
リング・レートを高くするため、サンプル値が到着する
と、各サンプル値間にN−1のゼロ・サンプルを挿入す
ることによってアップ・サンプリング操作を実施する。
アップ・サンプリングを実施すると、フィルタリングを
施されたシンボル値について、より高いサンプリング・
レートで、ベクトルa〜eに基づく各遷移毎に補間シン
ボル値を生成することが可能になる。
【0028】MUX60によって得られるアップ・サン
プリング値は、シフト・レジスタ64に供給される。図
示のように、N=3、すなわち、3倍のアップサンプリ
ングの場合、2つのゼロ値が、D1、D2、...Dm
して示されたシンボル値のそれぞれの間に挿入される。
1組の乗算器66によって、シフト・レジスタ64の各
レジスタの値に1組のフィルタ定数h0、h1、...h
nが掛け合わせられて、加算器68に供給され、各タッ
プ積が合計されて、フィルタリングを施したシンボル値
が得られる。こうして、シフト・レジスタ64、1組の
乗算器66、及び、加算器68によって、1組のフィル
タ定数値h0、h1、...hnによって決まる伝達関数
を備えた従来のFIRフィルタが実施される。
【0029】比較的実施が容易であるが、従来のFIR
フィルタにはいくつかの制限がある。従来のFIRフィ
ルタにおいて、フィルタ定数にゼロ値を掛けて、タップ
積を合計するのは、その結果が、フィルタリングを施し
たシンボル値に寄与するわけではないので、計算効率が
よくない。一般に、乗算演算は、計算効率がよくなく、
マイクロプロセッサを用いて、数クロック・サイクルに
わたって実行しなければならない場合が多い。
【0030】図5は、本発明によるデジタル・ベースバ
ンド変調器100のブロック図である。シンボル・ビル
ダ102は、図2に示すシンボル・ビルダ50と同様の
やり方で、データ入力26において受信したデジタル・
データを変調状態にマッピングする。しかし、シンボル
・ビルダ102は、シンボル値ではなく、I状態インデ
ックス及びQ状態インデックスを含む状態インデックス
を生成する。望ましい実施態様の場合、マッピングは、
それぞれ、16までのシンボル状態の2つのベクトルか
ら構成される、256までの固有のシンボル状態につい
て実施することが可能である。ベクトルは、交互に、I
とQを表すこともできるし、あるいは、選択された変調
方式を発生させる必要に応じて、周波数、振幅、また
は、位相の組み合わせを表すことも可能である。従っ
て、256までのシンボル状態に関して、シンボル・ビ
ルダは、1つのシンボルにつき入力データの8ビットま
でを用いて、デジタル変調方式を処理することが可能で
ある。本発明によるシンボル・ビルダ102の働きにつ
いては、下記においてより詳細に述べることにする。
【0031】I状態インデックス及びQ状態インデック
スが、デジタル・フィルタ104及び106に供給され
る。I状態インデックス及びQ状態インデックスは、相
当するシンボル値の代わりに、デジタル・フィルタ10
4及び106の各フィルタ内のRAMに記憶された積テ
ーブルにアドレス指定する手段として用いられる。デジ
タル・フィルタ104及び106は、アップ・サンプリ
ング及びフィルタリング操作を施して、デジタル・フィ
ルタ52及び54(図2に示す)によって得られるのと
同様の、フィルタリングを施したシンボル値を送り出す
が、やり方が明らかに異なっている。デジタル・フィル
タ104及び106は、計算効率をよくして、シンボル
・スループット速度を最大にするやり方で実施された。
同時に、デジタル・フィルタ104及び106は、容易
に構成可能であるため、デジタル・ベースバンド変調器
100の汎用性が最大化される。望ましい実施態様の場
合、デジタル・フィルタ104及び106は、部品数を
最小限に抑えるため、デジタル・ベースバンド変調器1
00に用いられるRAMの全てを含んでいる専用集積回
路だけを利用して実施される。デジタル・フィルタ10
4及び106の働きについては、下記においてさらに詳
細に述べることにする。
【0032】デジタル・フィルタ104及び106によ
って得られる、フィルタリングを施したIシンボル値及
びQシンボル値が、リサンプラ108に供給される。リ
サンプラ108は、入力サンプル・レートで受信した、
フィルタリングを施されたIシンボル値及びQシンボル
値を出力サンプル・レートに変換する。望ましい実施態
様の場合、出力サンプル・レートは、25MHz〜50
MHzの間でオクターブにわたって変動する可能性があ
る。入力サンプル・レートと出力サンプル・レートの比
は、プログラム可能な整数パラメータである。1993
年8月10日にRonald W.Potterに対し
て発行され、ヒューレット・パッカード社に譲渡され
た、米国特許第5,235,534号「METHOD
AND APPARATUS FOR INTERPO
LATING BETWEEN DATA SAMPL
ES」には、周波数情報を保持したまま、サンプル・レ
ートを有効に上下に変化させる再サンプリング技法につ
いて記載がある。
【0033】リサンプラ108によって得られる再サン
プリングを施されたシンボル値は、DAC110及び1
12に供給され、出力サンプル・レートでアナログ電圧
に変換される。低域フィルタ114及び116は、出力
サンプル・レートの倍数近くに生じるサンプリング成分
を阻止する働きをし、同時に、所望の出力信号帯域幅に
わたって、ほぼフラットな振幅及び群遅延対周波数特性
を示すIベースバンド信号及びQベースバンド信号が得
られるようにする伝達関数を備える、アナログ再構成フ
ィルタである。
【0034】周波数シフト・キー(FSK)変調の場
合、Iベースバンド信号は、スイッチ24(図1に示
す)を介してシンセサイザ14に直接供給することが可
能である。Qベースバンド信号は、通常、このケースで
は利用されない。
【0035】代わりに、IQ変調器16に加えられるI
ベースバンド信号及びQベースバンド信号を用いて、F
SK及びPSK(位相シフト・キーイング)変調を発生
することも可能である。リサンプラ108とデジタル・
フィルタ104の間には、FSK変調を支援するため、
スイッチ120を介して選択的にスイッチすることが可
能な位相累算器118が挿入される。位相累算器118
とリサンプラ108の間には、スイッチ124及び12
6を介して選択的にスイッチすることが可能な極・直角
変換器(polar to rectangular converter)122が挿
入される。位相累算器118は、FSK変調のため、極
・直角変換器122についてIベースバンド信号の瞬時
位相をずっと把握する。変換が非線形のため、フィルタ
リング前に、位相領域(極)をI及びQ領域(直角)に
変換することはできないので、極・直角変換器122
は、位相領域からI及びQ領域への変換を実施する働き
をすることが必要になる。FSK及びPSK変調を発生
するこの方法の場合、極・直角変換器122は、デジタ
ル・フィルタ104からフィルタリングを施されたIシ
ンボル値を受信して、Iベースバンド信号とQベースバ
ンド信号の両方を送り出す。位相累算器118は、この
方法によるFSK変調の発生だけに利用される。
【0036】デジタル・フィルタ106とリサンプラ1
08の間には、スイッチ130を介して選択的にスイッ
チすることが可能な1/2シンボル遅延器128が挿入さ
れる。1/2シンボル遅延器128は、オフセット直角位
相シフト・キー(OQPSK)変調のようなさまざまな
方式のオフセット変調を支援するため、フィルタリング
を施されたIシンボル値とQシンボル値の間に選択され
たオフセット量を生じさせる。
【0037】高いシンボル・スループット、適応しやす
さ、少ない部品数を含む、本発明によるデジタル・ベー
スバンド変調器110の利点は、さらに詳細に後述する
ように、デジタル・フィルタ104及び106によって
処理されるI及びQ状態インデックスを生成するシンボ
ル・ビルダ102によって達成される。
【0038】図6には、シンボル・ビルダ102の詳細
なブロック図が示されている。入力データは、並列8ビ
ット・データ・ワードとして到着し、各データワード
は、最高のシンボル・スループットを実現するため、デ
ータ・シンボルの形成に利用される。シンボル・ビルダ
102によって、スイッチ200で選択される、絶対変
調フォーマット及び差分変調フォーマットを含む、いく
つかの異なる変調フォーマットに適合することが可能で
ある。
【0039】絶対変調フォーマットの場合、データ入力
26において受信する入力データは、状態テーブル・マ
ップ204を納めたランダム・アクセス・メモリ(RA
M)202のアドレス入力に、データ・ワードとして直
接結合される。状態テーブル・マップ204は、各デー
タワードを、I状態インデックス及びQ状態インデック
スの形態をなすデータ・シンボルにマッピングするた
め、入力データに従ってアクセスを受ける。各データ・
シンボルにアクセスする際、Iシンボル・インデックス
及びQシンボル・インデックスが、RAM202の出力
に生じる。IQ変調の場合、可能性のある各データ・シ
ンボルは、IQ平面の絶対位置にマッピングしなければ
ならず、順次シンボル間に依存関係はない。絶対変調フ
ォーマットの一例が、QPSKである。
【0040】一方、差分変調フォーマットは、入力デー
タを変調状態間の変化にマッピングすることを必要とす
る。スイッチ200が差動位置にある場合、入力データ
は、状態遷移テーブル208を納めたRAM206のア
ドレス入力に結合される。RAM206の出力は、累算
器210に接続される。RAM206のアドレス入力に
おいてデータ・ワードとして受信した入力データから、
各データ・ワードをインクリメント値にマッピングする
ため、状態遷移テーブル208がアクセスを受ける。イ
ンクリメント値を累算器210に記憶された現在の変調
状態に加えることによって、新たな変調状態が得られ
る。累算器210の係数は、その出力がラップ・アラウ
ンドするように、所望の変調フォーマットにおける状態
数に等しくセットするのが望ましい。新たな変調状態
は、RAM202に供給され、状態テーブル・マップ2
04に従ってI状態インデックス及びQ状態インデック
スが得られる。
【0041】図7、8、9、及び、10には、デジタル
・フィルタ104及び106の働きが詳細に示されてい
る。デジタル・フィルタ104及び106は、補間ルッ
ク・アップ乗算器のブロックを利用して実施される。図
4の従来のFIRフィルタに関して示されているよう
に、各フィルタ定数及びシンボル毎に乗算演算を実施す
る代わりに、各フィルタ定数とシンボル値の事前計算タ
ップ積を含むRAMベースのルック・アップ・テーブル
が利用される。RAMからの内容の検索は、一般に、1
クロック・サイクルで実施可能であるが、乗算演算は、
複数クロック・サイクルか、または、かなりの量のデジ
タル論理を必要とする。例えば、16ビットの単一サイ
クル乗算器は、既知のデジタル設計技法によれば、16
の16ビット加算器と16のスイッチを必要する。
【0042】アップ・サンプリングは、デジタル・フィ
ルタ104及び106において、ルック・アップ・テー
ブルのアドレスの一部としてタップ・インデックスを用
いて実施されるが、アップ・サンプリング操作を達成す
るため、タップ・インデックスの操作は出力サンプリン
グ・レートを高くして行われる。サイズが固定されたR
AM内におけるデータ・シンボル当たりのサンプル数、
フィルタ・ブロック数、及び、演算速度間のトレード・
オフを利用するために、補間ルック・アップ乗算器を利
用した各種フィルタ構造の活用が容易に行えることが分
かった。アップ・サンプリング・レートは、シンボル間
の遷移中における補間を可能にするため、図4に示す従
来のFIRフィルタにおいてゼロ・サンプルの挿入によ
って達成済みのサンプリング・レートの相対的上昇を表
している。「フィルタ・ブロック」は、デジタル・フィ
ルタ104及び106において利用可能なタップ数を表
している。演算速度は、デジタル・フィルタ14及び1
06によって処理可能なシンボル数/秒を表している。
【0043】デジタル・フィルタ104及び106は、
そのキー属性が表1に示されている、高速モード、通常
モード、及び、長モードを含む、本発明による1組のデ
ジタル・フィルタ構成間において容易に構成可能であ
る。図7には、各種モードが構成されるブロックを形成
する、補間ルック・アップ乗算器を実施するデジタル・
フィルタ104の一部が示されている。図8には、高速
モードが示されている。図9には、通常モードが示され
ている。図10には、長モードが示されている。この1
組のデジタル・フィルタ構成は、アドレス・ラインとデ
ータ・ラインをスイッチして、RAM302を異なるブ
ロック・サイズに分割することによって得られる。
【0044】
【表1】
【0045】図7には、補間ルック・アップ乗算器を実
施するデジタル・フィルタ104の一部に関する詳細な
ブロック図が示されている。ブロック1及びブロック2
で表示された2つのブロックだけしか示されていない。
本発明の望ましい実施態様によれば、デジタル・フィル
タ104及び106には、全部で16〜32のブロック
が与えられる。デジタル・フィルタは、同じやり方で実
施される。図4に示されたシンボル値を処理するデジタ
ル・フィルタ52とは対照的に、本発明によるデジタル
・フィルタ104及び106は、上述のシンボル・ビル
ダ102によって生成されるI状態インデックス及びQ
状態インデックスを処理する。I状態インデックスが、
直列に接続されたレジスタ300a、300b等を含ん
でいるシフト・レジスタ300、及び、RAM302a
のアドレス入力にも供給される。各I状態インデックス
は、入力サンプルレートで、レジスタ300a、300
b等においてシフトされる。
【0046】タップ・インデックスが、RAM302a
のアドレス入力に供給される。I状態インデックス及び
タップ・インデックスは、共に、RAM302aに提供
される複合アドレスを形成する。RAM302aには、
ブロック1によって形成されるタップに関するフィルタ
定数とシンボル値のタップ積を納めたタップ積テーブル
304aが納められている。タップ・インデックスは、
出力サンプル・レートで所望の数のサブインターバルわ
たって循環することによって、アップ・サンプリングを
実施するのに有効である。ゼロ・サンプルとフィルタ定
数との積はゼロになるので、シフト・レジスタ300に
はゼロ・サンプルは挿入されない。こうして、ゼロ・サ
ンプルを挿入する効果が、タップ・インデックスを利用
することによって効率よく発揮される。タップ積テーブ
ル304aからのタップ積が、加算器306に供給され
る。レジスタ300a及びタップ積304aを納めたR
AM302aは、全体としてブロック1と表示されたブ
ロックを形成している。レジスタ300b、RAM30
2b、及び、タップ積テーブル304bから構成される
ブロック2と表示された第2のブロックも示されてい
る。各ブロックからのタップ積は、加算器306に供給
され、その全てが合計されて、フィルタリングを施した
シンボル値が得られる。タップ積テーブル304a及び
304b、並びに、他のブロックに関する他のタップ積
テーブルの内容は、同様にデジタル・フィルタ104及
び106の所望の伝達関数に応じて異なることになる。
【0047】タップ・インデックスは、高速モード及び
長モードでシンボル当たり8サンプルと見越して、3ビ
ット幅になる。従って、状態インデックスとタップ・イ
ンデックスによって形成される複合アドレスは、7ビッ
ト幅になり、128ワードのサイズで、各データ・ワー
ド毎に7ビット幅のアドレスでアドレス指定可能な、R
AM128が必要になる。
【0048】タップ・インデックスは、通常モードでシ
ンボル当たり16サンプルと見越して、4ビット幅にな
る。従って、この場合、状態インデックスとタップ・イ
ンデックスによって形成される複合アドレスは、8ビッ
ト幅になり、256ワードのサイズに構成された、各デ
ータ・ワード毎に8ビット幅のアドレスでアドレス指定
可能な、RAM302a及び302bが必要になる。
【0049】図8は、高速モードに合わせて構成された
デジタル・フィルタ104及び106のアーキテクチャ
全体を示すブロック図である。分かりやすくするため、
タップ・インデックス(図7に示す)は省略されてい
る。ブロック図の上半分に示されたデジタル・フィルタ
104は、シフト・レジスタ300においてI状態イン
デックスを受信し、一方、下半分に示されたデジタル・
フィルタ106は、シフト・レジスタ400においてQ
状態インデックスを受信する。デジタル・フィルタ10
4及び106は、両方とも、長さが16ブロックであ
り、その間に合計32ブロックが存在することになる。
RAM302及び402は、選択されたアップ・サンプ
リング量、及び、RAM302及び402と関連回路の
最高速度に従って、50MHzまでの速度で動作する。
【0050】高速モードの場合、RAM302へのアク
セスは、出力サンプル毎に1回だけであり、出力サンプ
ル・レートを50MHzのマスタ・クロックに等しくす
ることが可能になる。最高マスタ・クロック・レート
は、デジタル・ベースバンド変調器100の実施に用い
られる特定の集積回路テクノロジの最高速度に基づいて
選択することが可能である。RAM302a−pからの
タップ値が、加算器306に供給されて、フィルタリン
グを施されたIシンボル値が得られる。RAM402a
−pからのタップ値が、加算器406に供給されて、フ
ィルタリングを施されたQシンボル値が得られる。
【0051】図9には、通常モードで組み合わせられた
デジタル・フィルタ104及び106のアーキテクチャ
全体が示されている。I状態インデックスが、シフト・
レジスタ300において受信され、Q状態インデックス
が、シフト・レジスタ400において受信される。RA
M302aは、256ワードのサイズに再構成され、ス
イッチ404−1aを介して、レジスタ300aから、
次に、レジスタ400aから、交互に4ビットを受信す
る。タップ・インデックスは、他の4つのアドレス・ビ
ットを形成する。RAM302aの出力は、スイッチ4
04−2aを介して、加算器306と加算器406に交
互に供給される。スイッチ404−1a及び404−2
aは、各マスタクロック・サイクル毎に、連動して、互
いにトグルし、これによって、Iデジタル・フィルタ経
路とQデジタル・フィルタ経路の間でRAM302aを
共用することが可能になる。こうして、ブロック毎にア
クセス可能なワード数が倍になるが、トレード・オフと
して、高速モードの場合、シンボルのサンプル・レート
が50MHzから25MHzに半減する。レジスタ30
0a及び400aと、タップ積テーブル320aを納め
たRAM302aは、全体として、ブロック1と表示さ
れたブロックを形成している。通常モードでは、全部で
16のブロックが利用される。RAM302a−pから
のタップ値は、スイッチ404−2a〜404−2pを
介して、加算器306及び406に交互に供給され、フ
ィルタリングを施したIシンボル値及びQシンボル値が
得られる。
【0052】図10には、長モードで組み合わせられた
デジタル・フィルタ104及び106のアーキテクチャ
全体が示されている。I状態インデックスが、シフト・
レジスタ300で受信され、Q状態インデックスが、シ
フト・レジスタ400において受信される。RAM30
2aは、128ワードに再構成され、スイッチ404−
1aを介して、レジスタ300aから、次に、レジスタ
400aから、交互に4ビットを受信する。タップ・イ
ンデックスは、4アドレス・ビットから3アドレス・ビ
ットに減少したが、ブロック数は、16から32に増大
した。従って、通常モードと長モードの間で、フィルタ
・ブロックに不利になるように、サンプル毎のシンボル
数のトレード・オフが実施されたことになる。高速モー
ド、通常モード、及び、長モードの間におけるデジタル
・フィルタ104及び106の再構成が容易であるた
め、多種多様なデジタル変調への適応に関して汎用性を
増すことが可能になる。
【0053】図11には、一般にスペクトラム拡散とし
て知られる、符号分割多元接続(CDMA)デジタル変
調に適応する本発明によるデジタル・ベースバンド変調
器100の代替実施態様が示されている。擬似ランダム
・ビット・シーケンサ(PRBS)500及び502
は、XORゲート504及び506を介して、さらに、
スイッチ508a−bを介して、デジタル・フィルタ1
04及び106に接続されている。スイッチ508a−
bは、CDMAモードのデジタル・ベースバンド変調器
100に関して、XORゲート504及び506を介し
て、通常モードのシンボル・ビルダ102とPRBS5
00及び502の間で、データ入力源の選択を行う。上
述の操作に関して、シンボル・ビルダ102は、通常モ
ードの場合、スイッチ508a−bをアップ位置にして
選択される。CDMAモードの操作に関して、スイッチ
508a−bは、ダウン位置につく。
【0054】PRBS500及び502は、CDMAを
実施するような、さまざまな擬似ランダム反復デジタル
・シーケンスを含むようにプログラムすることが可能で
ある。工業規格によるCDMAの一例として、EIA/
TIA(電子工業会/電気通信工業会)工業規格95
(IS−95)がある。デジタル・フィルタ104及び
106は、IS−95のような現行の工業規格に従った
フィルタ伝達関数が得られるように、同時に、新生の工
業規格を遵守する汎用性が保たれるように、簡単に構成
することが可能である。Iデータ入力及びQデータ入力
は、XORゲート504及び506に対する入力で受信
される。
【0055】IS−95規格によれば、Iデータ入力及
びQデータ入力は、同じであり、本発明の場合、並列に
接続される。Iデータ入力及びQデータ入力は、それぞ
れ、CDMAの4つのチャネルに相当する、4つのライ
ンを備えている。PRBS500及び502によって、
長さが同じであるが、内容の異なるビット・シーケンス
が生成され、4CDMAチャネルのほかに、XORゲー
ト504及び506にも加えられ、XORゲート504
及び506の出力において、Iチップ・インデックス及
びQチップ・インデックスと呼ばれる複合プロダクトが
形成される。デジタル・フィルタ104及び106は、
上述のやり方で、Iチップ・インデックス及びQチップ
・インデックスにフィルタリングを施す働きをする。
【0056】デジタル・フィルタ104及び106にお
けるアップ・サンプリング及び補間操作は、デジタル・
フィルタ104及び106におけるRAMベースのルッ
ク・アップ乗算器の利点と共に、高シンボル・スルー・
プットを実現するために利用可能である。4CDMAチ
ャネルの状態によって、シンボル状態が直接決まるの
で、CDMAモードの場合、デジタル・ベースバンド変
調器100には、シンボル・ビルダ102の必要がな
く、生じさせることになっているのがCDMA変調だけ
であれば、省略することが可能である。
【0057】当該技術における通常の技術者には明らか
なように、そのより広い態様において、本発明の精神を
逸脱することなく、本発明の上述の望ましい実施態様の
細部に多くの変更を加えることが可能である。例えば、
デジタル・フィルタ104及び106は、シンボル当た
りのサンプル数、出力サンプル・レート、及び、ブロッ
ク数に関して、多くの他の構造及び組み合わせをなすよ
うに容易に構成することが可能である。RAM302及
び402の代わりに、より大きいか、あるいは、より小
さいサイズのRAMを簡単に用いることが可能である。
【0058】以上、本発明の実施例について詳述した
が、以下、本発明の各実施態様の例を示す。
【0059】[実施態様1]入力データを受信するデータ
入力を有し、前記入力データに従って、I状態インデッ
クスとQ状態インデックスとを生成するシンボル・ビル
ダと、前記シンボル・ビルダに結合され、前記I状態イ
ンデックスと前記Q状態インデックスとを受信して、フ
ィルタリングを施したIシンボル値及びQシンボル値を
生成する第1、第2のデジタル・フィルタと、前記第
1、第2のデジタル・フィルタに結合され、入力サンプ
ル・レートで前記フィルタリングを施されたIサンプル
値及びQサンプル値を受信し、出力サンプル・レートで
前記フィルタリングを施したIシンボル値及びQシンボ
ル値を再サンプリングするリサンプラと、前記リサンプ
ラに結合され、前記フィルタリングを施されたIシンボ
ル値及びQシンボル値を受信し、前記出力サンプル・レ
ートでIベースバンド信号及びQベースバンド信号を生
成する第1、第2のデジタル・アナログ変換器と、を備
えて成るデジタル・ベースバンド変調器。
【0060】[実施態様2]前記第1、第2のデジタル・
フィルタが、前記I状態インデックス及び前記Q状態イ
ンデックスにアップ・サンプリング及びフィルタリング
を施して、前記フィルタリングを施したIシンボル値及
びQシンボル値を生成することを特徴とする、実施態様
1に記載のデジタル・ベースバンド変調器。
【0061】[実施態様3]前記第1、第2のデジタル・
アナログ変換器に結合され、前記出力サンプル・レート
に従って前記Iベースバンド信号及びQベースバンド信
号にフィルタリングを施す第1、第2の低域通過フィル
タをさらに備えて成る、実施態様1に記載のデジタル・
ベースバンド変調器。
【0062】[実施態様4]前記第1のデジタル・フィル
タと前記リサンプラとの間に挿入された位相累算器と、
前記位相累算器と前記リサンプラの間に挿入された極・
直角変換器と、をさらに備えて成り、前記位相累算器と
前記極・直角変換器によって、前記フィルタリングを施
されたIシンボル値が位相領域から直角領域に変換され
ることを特徴とする、実施態様1に記載のデジタル・ベ
ースバンド変調器。
【0063】[実施態様5]前記第2のデジタル・フィル
タと前記リサンプラとの間に挿入されて、前記フィルタ
リングを施されたIシンボル値とQシンボル値との間の
選択された量のオフセットを生じさせる1/2シンボル遅
延器をさらに備えて成る、実施態様1に記載のデジタル
・ベースバンド変調器。
【0064】[実施態様6]前記シンボル・ビルダが、絶
対変調フォーマット及び差分変調フォーマットに適応す
ることを特徴とする、実施態様1に記載のデジタル・ベ
ースバンド変調器。
【0065】[実施態様7]前記シンボル・ビルダが、前
記入力データをインクリメント値にマッピングする状態
遷移テーブルと、前記状態遷移テーブルに結合されて前
記インクリメント値を受信する累算器であって、中に記
憶されている現在の変調器状態に前記インクリメント値
を加える累算器と、前記絶対変調フォーマットに関する
前記入力データ、及び、前記差分変調フォーマットに関
する前記現在の変調状態を選択的に受信し、前記I状態
インデックス及びQ状態インデックスを生成する状態テ
ーブル・マップと、を備えて成ることを特徴とする、実
施態様6に記載のデジタル・ベースバンド変調器。
【0066】[実施態様8]前記第1、第2のデジタル・
フィルタが、高速モード、通常モード、及び、低速モー
ドからなる1組のデジタル・フィルタ構成を有している
ことを特徴とする、実施態様1に記載のデジタル・ベー
スバンド変調器。
【0067】[実施態様9]前記第1、第2のデジタルフ
ィルタが、前記データ入力に結合されて前記I状態イン
デックス及びQ状態インデックスを受信する第1、第2
のシフト・レジスタと、RAMに記憶され、前記第1、
第2のシフト・レジスタに結合されて前記I状態インデ
ックス及びQ状態インデックスとタップ・インデックス
とを受信し、前記I状態インデックス及びQ状態インデ
ックスの1つと前記タップ・インデックスとに応答して
タップ積を生成する、複数のタップ積テーブルと、複数
のタップ積テーブルのそれぞれに結合されて、前記タッ
プ積を受信し、前記フィルタリングを施されたI出力デ
ータ及びQ出力データを生成する第1、第2の加算器
と、を備えて成ることを特徴とする、実施態様8に記載
のデジタル・ベースバンド変調器。
【0068】[実施態様10]前記デジタル・ベースバン
ド変調器が、通常モードとCDMAモードとを有してい
ることを特徴とする、実施態様1に記載のデジタル・ベ
ースバンド変調器。
【0069】[実施態様11]CDMAモードにおける前
記デジタル・ベースバンド変調器が、前記第1、第2の
デジタル・フィルタに結合されて前記第1、第2のデジ
タル・フィルタによってフィルタリングを施されたIチ
ップ・インデックスとQチップ・インデックスとを生成
する第1、第2の擬似ランダム・ビット・シーケンサを
さらに備えて成ることを特徴とする、実施態様10に記
載のデジタル・ベースバンド変調器。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とにより、さまざまなデジタル変調方式に容易に適合可
能なデジタル・ベースバンド変調器を提供することがで
きる。さらに、部品が少なく、電力消費が低減され、製
造コストが低減されたデジタル・ベースバンド変調器を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】信号発生器に適用される、本発明によるデジタ
ル・ベースバンド変調器のブロック図である。
【図2】デジタル・ベースバンド変調器の概略ブロック
図である。
【図3A】デジタル・ベースバンド変調器によって生じ
るI信号及びQ信号の関係を示す図である。
【図3B】デジタル・ベースバンド変調器によって生じ
るI信号及びQ信号の関係を示す図である。
【図3C】デジタル・ベースバンド変調器によって生じ
るI信号及びQ信号の関係を示す図である。
【図3D】デジタル・ベースバンド変調器によって生じ
るI信号及びQ信号の関係を示す図である。
【図3E】デジタル・ベースバンド変調器によって生じ
るI信号及びQ信号の関係を示す図である。
【図3F】デジタル・ベースバンド変調器によって生じ
るI信号及びQ信号の関係を示す図である。
【図4】従来のFIRフィルタ技法を用いて実施され
る、図2に示すデジタル・フィルタのブロック図であ
る。
【図5】本発明によるデジタル・ベースバンド変調器の
ブロック図である。
【図6】図5に示すシンボル・ビルダの詳細なブロック
図である。
【図7】図5に示すデジタル・フィルタの一部に関する
詳細なブロック図である。
【図8】図7に示すブロックを利用したデジタル・フィ
ルタの高速モードを示すブロック図である。
【図9】デジタル・フィルタの通常モードを示すブロッ
ク図である。
【図10】デジタル・フィルタの長モードを示すブロッ
ク図である。
【図11】CDMA信号に適応する、図5に示すデジタ
ル・ベースバンド変調器の代替実施態様を示す図であ
る。
【符号の説明】
10:デジタル・ベースバンド変調器 12:信号発生器 14:シンセサイザ 16:IQ変調器 18:乗算器 20:乗算器 22:周波数入力 24:スイッチ 26:データ入力 50:シンボル・ビルダ 52:デジタル・フィルタ 54:デジタル・フィルタ 56:デジタル・アナログ変換器 58:デジタル・アナログ変換器 60:マルチプレクサ 62:モジューロNカウンタ 64:シフト・レジスタ 66:乗算器 68:加算器 100:デジタル・ベースバンド変調器 102:シンボル・ビルダ 104:デジタル・フィルタ 106:デジタル・フィルタ 108:リサンプラ 110:デジタル・アナログ変換器 112:デジタル・アナログ変換器 114:低域フィルタ 116:低域フィルタ 118:位相累算器 120:スイッチ 122:極・直角変換器 124:スイッチ 126:スイッチ 128:1/2シンボル遅延器 130:スイッチ 200:スイッチ 202:RAM 204:状態テーブル・マップ 206:RAM 208:状態遷移テーブル 210:累算器 300:シフト・レジスタ 302:RAM 304:タップ積テーブル 306:加算器 400:シフト・レジスタ 402:RAM 404:スイッチ 406:加算器 500:PRBSシーケンサ 502:PRBSシーケンサ 504:XORゲート 506:XORゲート 508:スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム・ジェイ・アンクラム アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタ・ ローザ フィエスタ・レーン2020

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力データを受信するデータ入力を有し、
    前記入力データに従って、I状態インデックスとQ状態
    インデックスとを生成するシンボル・ビルダと、 前記シンボル・ビルダに結合され、前記I状態インデッ
    クスと前記Q状態インデックスとを受信して、フィルタ
    リングを施したIシンボル値及びQシンボル値を生成す
    る第1、第2のデジタル・フィルタと、 前記第1、第2のデジタル・フィルタに結合され、入力
    サンプル・レートで前記フィルタリングを施されたIサ
    ンプル値及びQサンプル値を受信し、出力サンプル・レ
    ートで前記フィルタリングを施したIシンボル値及びQ
    シンボル値を再サンプリングするリサンプラと、前記リ
    サンプラに結合され、前記フィルタリングを施されたI
    シンボル値及びQシンボル値を受信し、前記出力サンプ
    ル・レートでIベースバンド信号及びQベースバンド信
    号を生成する第1、第2のデジタル・アナログ変換器
    と、 を備えて成るデジタル・ベースバンド変調器。
JP04416999A 1998-03-05 1999-02-23 デジタル・ベースバンド変調器 Expired - Fee Related JP3410671B2 (ja)

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