JPH11329917A - 半導体製造装置制御システム - Google Patents

半導体製造装置制御システム

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JPH11329917A
JPH11329917A JP13342698A JP13342698A JPH11329917A JP H11329917 A JPH11329917 A JP H11329917A JP 13342698 A JP13342698 A JP 13342698A JP 13342698 A JP13342698 A JP 13342698A JP H11329917 A JPH11329917 A JP H11329917A
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秀典 高橋
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克典 樽井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペースの有効利用及び低コスト化並びにプ
ロセス稼働効率の向上を図る。 【解決手段】 複数台の半導体製造装置A1,A2〜A
Nの各々の中央処理装置25とモニタ装置21を、通信
手段28a〜28dを介して、半導体製造装置A1,A
2〜ANの数より少ない外部コンピュータ30に接続
し、当該外部コンピュータ30による集中制御を可能と
して、コンピュータ配置の省スペース化を図ると共にコ
ンピュータ台数を低減し、さらに半導体製造装置間機差
をコントロールし得るように構成してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置を
制御するシステムに関し、特に、複数台の半導体製造装
置を通信手段を介して、半導体製造装置の数より少ない
外部コンピュータによって制御するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラズマを使用したプラズマプロ
セス(エッチング、CVD、スパッタ等)により、半導
体を製造する装置が知られている。この半導体製造装置
は、半導体製造工場内に通常70台〜100台配置さ
れ、これらの半導体製造装置の個々に接続された各々の
コンピュータによりプロセス制御されて稼働している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにコンピュー
タが半導体製造工場内に半導体製造装置の台数分配置さ
れているため、当該多数のコンピュータが工場内の多く
のスペースを占拠してスペースの有効利用を図れないと
共にコスト高になるといった問題がある。
【0004】また、個々の半導体製造装置が各々のコン
ピュータにより制御されるため、半導体製造装置間機差
をコントロールできず、付帯時間(QC時間)が長くな
って、プロセス稼働効率が低下するといった問題もあ
る。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、コンピュータ配置の省スペース
化が図られ、スペースの有効利用を図ることができると
共に、コンピュータの台数が低減され、低コスト化を図
ることができ、さらに半導体製造装置間機差がコントロ
ールされ、プロセス稼働効率を向上できる半導体製造装
置制御システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体製造装置
制御システムは、製造処理に対した制御を実行する制御
器及びこの制御器を制御する中央処理装置を有し、プラ
ズマを使用して半導体を製造する半導体製造装置と、こ
の半導体製造装置に付設され、当該半導体製造装置での
プラズマ発光状態を多波長同時に監視計測すると共にこ
の監視計測したデータを基に製造処理に関連したデータ
を送出するモニタ装置と、このモニタ装置から送出され
るデータを基に、中央処理装置に対して制御器を制御す
る制御指令を送出する外部コンピュータと、を具備し、
半導体製造装置は複数台であると共に、外部コンピュー
タは半導体製造装置の数より少なく、当該外部コンピュ
ータと各中央処理装置、各モニタ装置とを通信手段を介
して接続したことを特徴としている。
【0007】このような本発明に係る半導体製造装置制
御システムによれば、複数台の半導体製造装置の各々の
中央処理装置とモニタ装置が、通信手段を介して、半導
体製造装置の数より少ない外部コンピュータに接続され
て、当該外部コンピュータによる集中制御がなされるよ
うになる。このため、コンピュータ配置の省スペース化
が図られると共に、コンピュータの台数が低減され、さ
らに半導体製造装置間機差がコントロールされ得る。
【0008】ここで、上記モニタ装置を備える半導体製
造装置を含んだ複数台の半導体製造装置によりウェハに
対して一連の製造処理を施す半導体製造装置ラインを複
数具備すると共に、一連の製造処理が施されるウェハ
を、半導体製造装置ライン間で移送可能とした移送手段
を備え、さらにモニタ装置は、監視計測したデータを基
に、当該モニタ装置を有する半導体製造装置の製造処理
途中でのプラズマの反応状態の異常を検出する判定部を
備え、外部コンピュータは、上記モニタ装置を備える半
導体製造装置の複数に通信手段を介して接続されると共
に、判定部からの反応異常検知を受けると、該当する半
導体製造装置の製造処理を停止する指令を、この該当す
る半導体製造装置の中央処理装置に送出し、この停止指
令により上記該当する半導体製造装置の前工程の半導体
製造装置で滞留する製造物を、他の半導体製造装置ライ
ンの上記該当する半導体製造装置と同一製造処理を行う
半導体製造装置に移送手段により迂回する指令を送出す
る構成を採用するのが好ましい。
【0009】このような構成を採用した場合、モニタ装
置の判定部により、上記半導体製造装置の製造処理途中
でプラズマの反応状態の異常が検出されると、外部コン
ピュータより指令が送出されて、該当する半導体製造装
置の製造処理が停止されると共に、この停止により上記
該当する半導体製造装置の前工程の半導体製造装置で滞
留する製造物が、移送手段により、他の半導体製造装置
ラインの上記該当する半導体製造装置と同一製造処理を
行う半導体製造装置に迂回される。このため、滞留する
製造物が他の半導体製造装置ラインで継続して製造処理
されると共に、不良ウェハの製造が防止されるようにな
る。
【0010】また、他の半導体製造装置ラインは複数あ
り、外部コンピュータは、他の半導体製造装置ラインの
上記同一製造処理を行う半導体製造装置の中央処理装置
に対して稼働率を各々問い合わせ、各々の処理可能割合
に応じて、上記滞留する製造物を上記他の半導体製造装
置ラインの上記同一製造処理を行う半導体製造装置の各
々に移送手段により迂回する指令を送出する構成を採用
するのが好ましい。
【0011】このような構成を採用した場合、外部コン
ピュータにより、他の半導体製造装置ラインの同一製造
処理を行う半導体製造装置各々の稼働率が問い合わさ
れ、各々の処理可能割合に応じて、外部コンピュータよ
り指令が送出されて、滞留する製造物が他の半導体製造
装置ラインの同一製造処理を行う半導体製造装置の各々
に移送手段により迂回される。このため、半導体製造装
置ライン間差がコントロールされるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、各図において、
同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略
する。
【0013】図1は、本発明の実施形態に係る半導体製
造装置制御システムを示す構成図である。この半導体製
造装置制御システムは概略、半導体製造工場内に設置さ
れた複数台の半導体製造装置A1,A2〜AN(但しN
は2以上の整数)の製造処理を、各々のモニタ装置21
により監視しながら、当該複数台の半導体製造装置A
1,A2〜ANを、工場外に設置された1台のメインコ
ンピュータ(外部コンピュータ)30によりイーサネッ
ト(Ethernet)を介し集中制御するものである。
【0014】先ず、半導体製造装置A1,A2〜ANに
ついて説明する。これらの半導体製造装置A1,A2〜
ANは、プラズマを利用した例えばエッチング、CV
D、スパッタ等のプラズマプロセス(製造処理)を実行
することにより半導体を製造する装置であり、各々が同
一構成であるため、以下半導体製造装置A1を代表して
説明する。
【0015】半導体製造装置A1は、図2に示すよう
に、所定位置にウェハ40が配置されてプラズマプロセ
スが実行されるチャンバ22と、このチャンバ22の温
度及びウェハ温度を制御する温度制御器33と、高周波
の出力電力や周波数を制御するRF制御器31と、ガス
吸気口34を介してチャンバ22に導入されるガス量を
調節するガス吸気バルブ35と、チャンバ22からガス
排出口36を介して排出されるガス量を調節するガス排
出バルブ37と、これらのバルブ35,37を制御する
ガス流量制御器32と、を備えている。
【0016】この実施形態では、半導体製造装置A1
は、図1に示すように、上記チャンバ22を4個備えて
おり、各々のチャンバ22に対して上記各制御器31〜
33が装備されている。また、4個のチャンバ22を備
える半導体製造装置A1は、各チャンバ22の各制御器
31〜33を制御する中央処理装置25を備えている。
【0017】この半導体製造装置A1に対しては、上記
4個のチャンバ22の各々に対応してモニタ装置(マル
チバンドプラズマモニタ装置;MPM)21が設置され
ている。このモニタ装置21は、図2に示すように、チ
ャンバ22のプラズマ監視窓24、光ファイバ23を介
して導入されるプラズマ光を多波長同時に監視計測する
と共に、この監視計測したデータを基に製造処理に関連
したデータを表示・送出するものである。
【0018】すなわち、このモニタ装置21は、図3に
示すように、チャンバ22から放出されるプラズマ光を
集光する集光ファイバである光ファイバ光入力部1と、
この光ファイバ光入力部1により入射されるプラズマ光
を分光する光学系としての分光器2と、を備える。集光
ファイバからのプラズマ光は、分光器2の入力スリット
に入射されグレーティング(ツェルニターナ型)に照射
されることにより分光される。
【0019】モニタ装置21はまた、分光された光を受
光する例えばホトダイオードアレイより成るディテクタ
であり、受光された光を光電変換してアナログ信号とし
て出力するラインセンサ光検出器3と、このラインセン
サ光検出器3からのアナログ信号をデジタル信号(2値
化)に変換するA/D変換器4と、このデジタル変換さ
れた分光データを格納するRAMであるスペクトルデー
タ格納メモリ5と、このデジタル変換された分光データ
(波長対光強度の2次元波形)をメインコンピュータ3
0へ内部のイーサネットインターフェイス27を通じて
転送するための出力部である分光波形出力部6と、メイ
ンコンピュータ30よりイーサネットインターフェイス
27を通じて、エンドポイント検出やRF制御、ガス流
量制御、温度制御を行うための演算式(スクリプト演算
式)や判定条件式を受け取り、所定の指示を与えるスク
リプト制御部7と、このスクリプト制御部7から指示さ
れた波長の光強度データをスペクトル格納メモリ5に格
納されている分光データから抽出するスペクトル抽出部
8と、スクリプト制御部7から指示された演算式をスペ
クトル抽出部8で抽出されたスペクトルデータを基に演
算を行うスクリプト演算部9と、を備える。
【0020】モニタ装置21はまた、スクリプト演算部
9からのデータをデジタル信号からアナログ信号に変換
するD/A変換器10と、スクリプト制御部7からの指
示に従って、スクリプト演算部9の出力データを基にエ
ンドポイントの真偽判定を行い、判定出力を汎用出力ポ
ートよりTTL出力すると共に、メインコンピュータ3
0へイーサネットインターフェイス27を通じて転送す
るためのエンドポイント判定部11と、スクリプト制御
部7からの指示に従って、スクリプト演算部9の出力デ
ータを基にRF制御の真偽判定を行い、判定出力を汎用
出力ポートよりTTL出力すると共に、メインコンピュ
ータ30へイーサネットインターフェイス27を通じて
転送するためのRF制御判定部12と、スクリプト制御
部7からの指示に従って、スクリプト演算部9の出力デ
ータを基にガス流量制御の真偽判定を行い、判定出力を
汎用出力ポートよりTTL出力すると共に、メインコン
ピュータ30へイーサネットインターフェイス27を通
じて転送するためのガス流量制御判定部13と、スクリ
プト制御部7からの指示に従って、スクリプト演算部9
の出力データを基にチャンバ22の温度制御の真偽判定
を行い、判定出力を汎用出力ポートよりTTL出力する
と共に、メインコンピュータ30へイーサネットインタ
ーフェイス27を通じて転送するための温度制御判定部
14と、スクリプト制御部7からの指示に従って、スク
リプト演算部9の出力データを基にスペクトル異常の真
偽判定を行い、判定出力を汎用出力ポートよりTTL出
力すると共に、メインコンピュータ30へイーサネット
インターフェイス27を通じて転送するためのスペクト
ル異常判定部15と、を備える。
【0021】モニタ装置21はさらにまた、D/A変換
器10の出力を受けて表示するアナログ出力表示部16
aと、エンドポイント判定部11からのTTL出力を受
けて表示するデジタル出力表示部16bと、RF制御判
定部12からのTTL出力を受けて表示するデジタル出
力表示部16cと、ガス流量制御判定部13からのTT
L出力を受けて表示するデジタル出力表示部16dと、
温度制御判定部14からのTTL出力を受けて表示する
デジタル出力表示部16eと、スペクトル異常判定部1
5からのTTL出力を受けて表示するデジタル出力表示
部16fと、を備える。
【0022】このように構成されたモニタ装置21の各
々の上記イーサネットインターフェイス27に対して
は、図1に示すように、イーサネットケーブル(通信手
段)28bの一端が接続され、前述した中央処理装置2
5に対しては、イーサネットケーブル28aの一端が接
続され、これらのイーサネットケーブル28a,28b
の他端は、ハブと称される集線装置26に接続される。
【0023】以上のように半導体製造装置A1は構成さ
れる。半導体製造装置A2〜ANも、半導体製造装置A
1と同様に構成される。また、半導体製造装置A1のハ
ブ26に対しては、イーサネットケーブル28cの一端
が接続され、半導体製造装置A2のハブ26に対して
は、別のイーサネットケーブル28cの一端が接続さ
れ、半導体製造装置ANのハブ26に対しては、さらに
別のイーサネットケーブル28cの一端が接続され、こ
れらのイーサネットケーブル28cの他端は、1台のハ
ブ27に接続される。また、このハブ27とメインコン
ピュータ30とはイーサネットケーブル28dにより接
続されている。
【0024】すなわち、この半導体製造装置制御システ
ムでは、1台のメインコンピュータ30と複数台の半導
体製造装置A1〜ANの各々の中央処理装置25、モニ
タ装置21とをイーサネットケーブル28a〜28dに
より接続することで、イーサネットが構築されている。
【0025】次に、このように構成された半導体製造装
置制御システムの制御処理手順を、図4に示すフロー図
を参照しながら説明する。
【0026】先ず、ステップ1において、メインコンピ
ュータ30は、モニタ装置21がチャンバ22のプラズ
マ発光を計測するために必要となる計測条件を、イーサ
ネットインターフェイス27を通じて当該モニタ装置2
1の各要素(分光器2、ラインセンサ光検出器3、A/
D変換器4、スペクトルデータ格納メモリ5、D/A変
換器10)に与え、次いで、オペレータにより、メイン
コンピュータ30に対するスクリプト演算式と判定条件
式に関した操作がなされると、ステップ2において、メ
インコンピュータ30は、半導体製造装置の各種制御
(RF制御、ガス流量制御、温度制御等)を行うための
スクリプト演算式と判定条件式をモニタ装置21のスク
リプト制御部7と各判定部11〜15に与える。スクリ
プト制御部7は、受け取ったスクリプト演算式を解析
し、スペクトル情報(スクリプトに記述されている波長
値)をスペクトル抽出部8に渡す。これと同時に、スク
リプト演算部9にスクリプト演算式を渡す。スクリプト
演算式の例を以下に示す。
【0027】 (336nm/777nm) ……(式1) (703nm/777nm) ……(式2) スクリプトは、四則演算、括弧、微分、積分、常用対
数、自然対数、定数、波長値を記述できる。
【0028】また、判定条件式の例を以下に示す (式1)>0.3AND(式2)<0.1 ……(式3) 判定条件式は、大小符号、論理符号、スクリプト番号、
定数を記述できる。
【0029】このようにして準備が完了すると、メイン
コンピュータ30は、中央処理装置25をコントロール
して制御器31〜33を制御し、所定の製造処理が開始
される(ステップ3)。このフローでは、製造処理を例
えばエッチングとして説明する。
【0030】このように、ステップ3でエッチングが開
始されると同時に、メインコンピュータ30は、モニタ
装置21に対してプラズマ発光の監視計測の開始指示を
与え、モニタ装置21による監視計測が開始される(ス
テップ4)。
【0031】計測が開始されると、ステップ5におい
て、モニタ装置21は、チャンバ22のプラズマ発光を
光ファイバ光入力部1で捕らえ分光器2に入射させ分光
する。分光された光は、ラインセンサ光検出器3で捕ら
えられ光電変換されてA/D変換器4に入力される。デ
ジタル化された分光データは、スペクトルデータ格納メ
モリ5に格納される。この計測は、メインコンピュータ
30より計測終了の指示があるまでリアルタイムで計測
され、各時間の分光データは、スペクトルデータ格納メ
モリ5に全て格納される。分光データがスペクトルデー
タ格納メモリ5に格納されると、スペクトル抽出部8
は、スクリプト演算式で必要とするスペクトル(スクリ
プト演算式で指定された波長値の光強度データ)を分光
データより抽出する。抽出されたスペクトルは、スクリ
プト演算部9で演算が行われる。演算が行われた結果
は、各判定部11〜15に渡され判定条件式に従って判
定される。判定結果は、汎用出力ポートに渡される。ま
た、スクリプト演算は、同時にD/A変換器10に渡さ
れアナログ信号に変換されて出力される。
【0032】ステップ6では、メインコンピュータ30
は、演算結果や判定結果を知るためにモニタ装置21に
対して結果を出力するように指示し、モニタ装置21は
指示を受け取ると、全てのスクリプト演算結果と判定結
果をイーサネットインターフェイス27を通じてメイン
コンピュータ30に出力する。メインコンピュータ30
は、受け取った結果の内容により半導体製造装置A1〜
ANの中央処理装置25をコントロールして(中央処理
装置25に制御指令を与えて)制御器31〜33を制御
する。
【0033】すなわち、RF制御では、RF制御を行う
ためのスクリプト演算式の指示に従って、指定された波
長のスペクトル状態を監視し、演算された結果が判定条
件式を満たしている場合には、モニタ装置21が、メイ
ンコンピュータ30にRF制御を通知し、メインコンピ
ュータ30がこの通知を受け取ると、スクリプト演算結
果を基に中央処理装置25をコントロールしてRF制御
器31により高周波の出力電力や周波数を制御する。
【0034】また、ガス流量制御では、ガス流量制御を
行うためのスクリプト演算式の指示に従って、指定され
た波長のスペクトル状態を監視し、演算された結果が判
定条件式を満たしている場合には、モニタ装置21が、
メインコンピュータ30にガス流量制御を通知し、メイ
ンコンピュータ30がこの通知を受け取ると、スクリプ
ト演算結果を基に中央処理装置25をコントロールして
ガス流量制御器32によりガス流量を制御する。
【0035】また、温度制御では、温度制御を行うため
のスクリプト演算式の指示に従って、指定された波長の
スペクトル状態を監視し、演算された結果が判定条件式
を満たしている場合には、モニタ装置21が、メインコ
ンピュータ30に温度制御を通知し、メインコンピュー
タ30がこの通知を受け取ると、スクリプト演算結果を
基に中央処理装置25をコントロールして温度制御器3
3によりチャンバ22及びウェハ温度を制御する。
【0036】次に、上記各種制御を行う際の具体的な手
順について説明する。先ず、予め半導体製造装置の各種
パラメータ(例えばRF出力、ガス流量、圧力)を正常
値の周辺で変化させた場合のプラズマ発光のスペクトル
強度の変化を測定しておく。
【0037】次いで、半導体製造装置の各パラメータの
変化と相関のある発光波長を抽出する。図5(a)〜
(c)に示す例では、波長656nmと704nmの発
光強度が、装置の各パラメータに強い相関を持つことが
解る。
【0038】次いで、半導体製造装置の安定性を保つた
めに上記の波長の発光強度の変化を、通常の装置運転中
に常時監視し、正常値からそれた場合には元に戻すよう
にフィードバック制御を行う。
【0039】例えば、波長656nmと704nmの発
光強度が、両者とも増加したような場合には、図1
(a)に示す相関から、RF出力が何らかの原因で増加
したと推定される。この場合には、上記の各々の発光強
度が元に戻るように、RF出力を減少させるようにRF
制御器31を制御する。
【0040】また、波長656nmと704nmの発光
強度が、各々増加、減少したような場合には、図1
(b)に示す相関から、ガス流量が何らかの原因で減少
したと推定される。この場合には、上記の各々の発光強
度が元に戻るように、ガス流量を増加させるようにガス
流量制御器32を制御する。
【0041】また、波長656nmの発光強度が変化し
ないにも拘わらず、704nmの発光強度が減少したよ
うな場合には、図1(c)に示す相関から、装置内部圧
力が何らかの原因で増加したと推定される。この場合に
は、704nmの発光強度が元に戻るように、圧力を減
少させるように温度制御器33を制御する。
【0042】このように、半導体製造装置の反応の発光
を常時監視し、指標となる波長の強度変化から各パラメ
ータの正常値からのズレを推定し、そのズレを元に戻す
ようにフィードバック制御を行うことにより、装置の各
種パラメータの不安定性を、取り除くことができる。
【0043】このようにして、ステップ6で各種制御を
行うと同時に、ステップ7において、メインコンピュー
タ30は、受け取った結果の内容によりスペクトル異常
が生じているか否かを判定する。これは、ステップ5に
おいて、モニタ装置21が、スペクトル異常検出を行う
ためのスクリプト演算式の指示に従って、指定された波
長のスペクトル状態を監視し、演算された結果が判定条
件式を満たしている場合には、当該モニタ装置21が、
メインコンピュータ30にスペクトル異常を検出したこ
とを通知するため、これによりメインコンピュータ30
によるスペクトル異常の判定がなされる。
【0044】ここで、スペクトル異常が発生していない
場合には、ステップ8に進み、スペクトル8において、
メインコンピュータ30は、受け取った結果の内容によ
りエッチングがエンドポイントに達しているか否かを判
定する。これは、ステップ5において、モニタ装置21
が、エンドポイント検出を行うためのスクリプト演算式
の指示に従って、指定された波長のスペクトル状態を監
視し、演算された結果が判定条件式を満たしている場合
には、当該モニタ装置21が、メインコンピュータ30
にエンドポイントであることを通知するため、これによ
りメインコンピュータ30によるエンドポイントの判定
がなされる。
【0045】ここで、エンドポイントに達していない場
合には、ステップ5にリターンして同様な処理が繰り返
される。一方、エンドポイントである場合及びステップ
7においてスペクトル異常が発生したと判定した場合に
は、ステップ9に進み、メインコンピュータ30は、中
央処理装置25にチャンバ22をオフするように指示し
てエッチングを終了する。ステップ10では、メインコ
ンピュータ30は、モニタ装置21に監視計測を終了す
るように指示して監視計測を終了させる。この時、モニ
タ装置21のスペクトルデータ格納メモリ5に記録され
たデータは、メインコンピュータ21の指示により全て
読み取られてメモリがクリアされる。
【0046】そして、このような処理が1台のメインコ
ンピュータ30により管理されて全ての半導体製造装置
A1,A2〜Anで行われる。
【0047】このように、本実施形態においては、複数
台の半導体製造装置A1,A2〜ANの各々の中央処理
装置25とモニタ装置21が、イーサネットケーブル2
8a〜28dを介して1台のメインコンピュータ30に
接続され、当該1台のメインコンピュータ30による集
中制御が可能にされているため、コンピュータ配置の省
スペース化が図られると共にコンピュータ台数が低減さ
れ、さらに半導体製造装置間機差がコントロールされ得
るようになっている。このため、スペースの有効利用及
び低コスト化並びにプロセス稼働効率の向上を図ること
ができる。
【0048】また、イーサネットケーブル28a〜28
dを用いた高速な通信システムであるイーサネットが構
築されているため、メインコンピュータ30が工場外の
遠隔地に設置され得るようになっている。このため、メ
インコンピュータ30の設置場所の自由度を向上するこ
とができる。因みに、このイーサネットによれば、半導
体製造装置A1,A2〜ANが設置される半導体製造工
場に対して、メインコンピュータ30を数百km離して
設置しても何ら支障を生じることはなかった。
【0049】また、本実施形態においては、半導体製造
装置A1,A2〜ANの各々が、イーサネットケーブル
28cを集線するハブ27を介してメインコンピュータ
30に接続され、メインコンピュータ30とハブ27と
の間のケーブルが1本にされているため、スペースの有
効利用及び低コスト化を一層図ることができるようにな
っている。
【0050】図6は、複数の半導体製造装置ラインL1
〜L3を制御する半導体製造装置制御システムでプラズ
マ反応に異常が生じた際の制御処理を説明する図であ
る。この半導体製造装置制御システムでは、第1〜第3
の半導体製造装置ラインL1〜L3は、前述したプラズ
マを使用して半導体を製造する半導体製造装置A1を各
ライン毎に備え、この半導体製造装置A1を含んだ複数
台の一連の半導体製造装置によりウェハに対して一連の
製造処理を施して各ラインL1〜L3で同一の半導体が
生産されるように構成される。すなわち、一連の製造処
理を構成する工程は個々に異なるが、ラインL1〜L3
同士の工程は同じである。なお、説明の都合上、図6で
は、半導体製造装置ラインを3ラインとしているが、4
ライン以上であっても良い。
【0051】また、この半導体製造装置制御システムで
は、半導体製造装置A1の中央処理装置25、モニタ装
置21及び他の半導体製造装置79,80等の中央処理
装置を、イーサネットケーブルを介して1台のメインコ
ンピュータ30に接続することで、イーサネットが構築
されている。
【0052】さらにまた、この半導体製造装置制御シス
テムでは、上記半導体製造装置A1の前工程の半導体製
造装置79による製造処理を経たウェハ40を、他の半
導体製造装置ラインの半導体製造装置A1に移送可能な
移送手段50が設けられている。この移送手段50とし
ては、例えばベルトコンベアや、移動可能な吸着ノズル
等が採用される。この移送手段50の中央処理装置は、
イーサネットケーブルを介してメインコンピュータ30
に接続され、当該移送手段50の駆動・停止等はメイン
コンピュータ30により制御される。
【0053】次に、図7に示すフロー図を参照しなが
ら、当該半導体製造装置制御システムの制御処理手順を
説明する。
【0054】先ず、ステップ1において、何れかの半導
体製造装置ラインの半導体製造装置A1の製造処理途中
でプラズマ反応に異常が発生すると、この反応異常は上
記モニタ装置21で検出される。なお、説明の都合上、
第2の半導体製造装置ラインL2で反応異常が生じたと
する。この反応異常は、第2の半導体製造装置ラインL
2の半導体製造装置A1が有するモニタ装置21の上記
スペクトル異常判定部15で検出され得るのに加えて、
当該半導体製造装置制御システムでは、前述したよう
に、ウェハ処理の反応の指標となる発光スペクトルの監
視計測を常時行っているため、プラズマ反応の異常発生
は、前述したエンドポイント判定部11、RF制御判定
部12、ガス流量制御判定部13、温度制御判定部14
でも検出可能である。
【0055】すなわち、何れかの半導体製造装置ライン
の半導体製造装置A1の製造処理途中でプラズマ反応の
異常が発生すると、この反応異常の発生は、異常が発生
した半導体製造装置A1のモニタ装置21の判定部11
〜15で検出され、この反応異常検知はメインコンピュ
ータ30に通知される。
【0056】上記異常通知をメインコンピュータ30が
受けると、ステップ2において、メインコンピュータ3
0は、第2の半導体製造装置ラインL2の半導体製造装
置A1(処理工程Nを実行するものとする)の中央処理
装置25に対して、当該半導体製造装置A1を停止する
停止通知を与えると共に、第2の半導体製造装置ライン
L2の次処理工程N+1を実行する半導体製造装置80
の中央処理装置に対して、当該半導体製造装置80を待
機させる待機通知を与える。
【0057】ステップ3では、メインコンピュータ30
は、他の半導体製造装置ラインL1,L3の半導体製造
装置A1の中央処理装置25に対して稼働率を各々問い
合わせ、各々の中央処理装置25から稼働率情報を取得
してステップ4に進む。
【0058】ステップ4では、メインコンピュータ30
は、移送手段50の中央処理装置に対して、当該半導体
製造装置A1の前処理工程N−1を実行する半導体製造
装置79で滞留するウェハ40を、取得した半導体製造
装置ラインL1,L3の半導体製造装置A1の各々の稼
働率に応じて、半導体製造装置ラインL1,L3の半導
体製造装置A1に振り分けて迂回させる処理ウェハ迂回
通知を与えると共に、半導体製造装置ラインL1,L3
の半導体製造装置A1の中央処理装置25の各々に対し
て、迂回されたウェハ40を処理させるウェハ処理割込
通知を与える。
【0059】このような半導体製造装置制御システムに
よれば、前述した半導体製造装置制御システムの作用・
効果に加えて、以下の作用・効果を奏する。
【0060】すなわち、何れかの半導体製造装置ライン
の半導体製造装置A1でプラズマの反応異常が生じる
と、該当する半導体製造装置A1の製造処理が停止され
ると共に、この停止により上記該当する半導体製造装置
A1の前工程の半導体製造装置79で滞留するウェハ4
0が、移送手段50により、他の半導体製造装置ライン
の半導体製造装置A1に迂回されるため、滞留するウェ
ハ40が他の半導体製造装置ラインで継続して製造処理
されると共に、不良ウェハの製造が防止されるようにな
っている。このため、ウェハ40の滞留による生産性低
下を防止できると共に、不良ウェハ発生によるコスト負
担を低減できる。
【0061】また、他の半導体製造装置ラインで同一処
理を行う半導体製造装置A1の稼働率が各々問い合わさ
れて、各々の処理可能割合に応じて、滞留するウェハ4
0が他の半導体製造装置ラインの半導体製造装置A1の
各々に移送手段50により迂回されるため、半導体製造
装置ライン間差がコントロールされるようになってい
る。このため、プロセス稼働効率の向上を図ることがで
きる。
【0062】なお、半導体製造装置ラインL1〜L3
は、前述したプラズマを使用して半導体を製造する半導
体製造装置A1を各ライン毎に2個以上備えていても良
く、この場合には、前述した迂回の構成を全ての半導体
製造装置A1に対して適用すれば良い。
【0063】また、単一の半導体製造装置ラインを制御
する半導体製造装置制御システムでプラズマ反応に異常
が生じた際の制御処理は、図8、図9に示すように実行
される。
【0064】すなわち、先ず、ステップ1において、単
一の半導体製造装置ラインの半導体製造装置A1(処理
工程Nを実行するものとする)の製造処理途中でプラズ
マ反応の異常が発生すると、この反応異常の発生は、前
述したのと同様に、当該半導体製造装置A1に付設され
たモニタ装置21の判定部11〜15で検出され、この
反応異常検知は、メインコンピュータ30に通知され
る。なお、このメインコンピュータ30と、半導体製造
装置A1の中央処理装置25、モニタ装置21及び他の
半導体製造装置80等とは、前述したのと同様にイーサ
ネットケーブルにより接続されている。
【0065】さて、上記異常通知をメインコンピュータ
30が受けると、ステップ2において、メインコンピュ
ータ30は、半導体製造装置A1の中央処理装置25に
対して、半導体製造装置A1を停止する停止通知を与
え、ステップ3において、次処理工程N+1を実行する
半導体製造装置80の中央処理装置に対して、当該半導
体製造装置80を待機させる待機通知を与える。
【0066】このような半導体製造装置制御システムに
よれば、反応異常を起こした半導体製造装置A1が停止
されると共に、次処理工程を実行する半導体製造装置8
0が待機されるため、処理工程Nの直前まで処理された
ウェハ40は、継続処理されることなく蓄積される。こ
のため、不良ウェハ発生によるコスト負担を低減できる
ようになっている。
【0067】以上、本発明者によってなされた発明を実
施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であるというのはいうまでもなく、
例えば、上記実施形態においては、1台の半導体製造装
置がチャンバ22を4個有しているが、1台で1個のチ
ャンバを有する半導体製造装置にも同様に適用できる。
【0068】また、上記実施形態においては、モニタ装
置21のインターフェイス27をイーサネットインター
フェイスとしているが、RS−232Cインターフェイ
スに代えることも可能である。
【0069】また、上記実施形態においては、メインコ
ンピュータ30が工場外に配置されているが、工場内に
配置されていても勿論良い。
【0070】さらにまた、上記実施形態においては、1
台のメインコンピュータ30により工場内の半導体製造
装置を全て制御するようにしているが、複数台の半導体
製造装置を制御するコンピュータの台数は1台に限定さ
れるものではなく、半導体製造装置の台数より少ない台
数であれば、本発明効果を得ることができる。
【0071】
【発明の効果】本発明による半導体製造装置制御システ
ムは、複数台の半導体製造装置の各々の中央処理装置と
モニタ装置を、通信手段を介して、半導体製造装置の数
より少ない外部コンピュータに接続し、当該外部コンピ
ュータによる集中制御を可能として、コンピュータ配置
の省スペース化を図ると共にコンピュータ台数を低減
し、さらに半導体製造装置間機差をコントロールし得る
ように構成したものであるから、スペースの有効利用及
び低コスト化並びにプロセス稼働効率の向上を図ること
が可能になる。
【0072】また、本発明による半導体製造装置制御シ
ステムは、上記モニタ装置を備える半導体製造装置を含
んだ複数台の半導体製造装置によりウェハに対して一連
の製造処理を施す半導体製造装置ラインを複数具備し、
モニタ装置の判定部により、上記半導体製造装置の製造
処理途中でプラズマの反応状態の異常を検出すると、外
部コンピュータより指令を送出して、該当する半導体製
造装置の製造処理を停止すると共に、この停止により上
記該当する半導体製造装置の前工程の半導体製造装置で
滞留する製造物を、移送手段により、他の半導体製造装
置ラインの上記該当する半導体製造装置と同一製造処理
を行う半導体製造装置に迂回し、滞留する製造物を他の
半導体製造装置ラインで継続して製造処理すると共に、
不良ウェハの製造を防止するように構成したものである
から、製造物滞留による生産性低下を防止することが可
能になると共に、不良ウェハ発生によるコスト負担を低
減することが可能となる。
【0073】さらに、本発明による半導体製造装置制御
システムは、外部コンピュータにより、他の半導体製造
装置ラインの同一製造処理を行う半導体製造装置各々の
稼働率を問い合わせ、各々の処理可能割合に応じて、外
部コンピュータより指令を送出して、滞留する製造物を
他の半導体製造装置ラインの同一製造処理を行う半導体
製造装置の各々に移送手段により迂回し、半導体製造装
置ライン間差をコントロールするように構成したもので
あるから、プロセス稼働効率の向上を図ることが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る半導体製造装置制御シ
ステムを示す構成図である。
【図2】半導体製造装置制御システムの半導体製造装置
を示す構成図である。
【図3】半導体製造装置制御システムのモニタ装置を示
す構成図である。
【図4】半導体製造装置制御システムの制御処理手順を
示すフロー図である。
【図5】半導体製造装置制御システムの制御処理を実行
する際に参照されるデータテーブルであり、(a)はR
F出力と発光強度との関係を示すデータテーブル、
(b)はガス流量と発光強度との関係を示すデータテー
ブル、(c)は圧力と発光強度との関係を示すデータテ
ーブルである。
【図6】複数の半導体製造装置ラインを制御する半導体
製造装置制御システムでプラズマ反応に異常が生じた際
の制御処理を説明する図である。
【図7】複数の半導体製造装置ラインを制御する半導体
製造装置制御システムでプラズマ反応に異常が生じた際
の制御処理手順を示すフロー図である。
【図8】単一の半導体製造装置ラインを制御する半導体
製造装置制御システムでプラズマ反応に異常が生じた際
の制御処理を説明する図である。
【図9】単一の半導体製造装置ラインを制御する半導体
製造装置制御システムでプラズマ反応に異常が生じた際
の制御処理手順を示すフロー図である。
【符号の説明】 11〜15…判定部、21…モニタ装置、25…中央処
理装置、28a〜28d…イーサネットケーブル(通信
手段)、30…メインコンピュータ(外部コンピュー
タ)、31〜33…制御器、40…ウェハ、50…移送
手段、A1,A2〜AN…半導体製造装置、L1,L2
〜LN…半導体製造装置ライン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 治正 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造処理に対した制御を実行する制御器
    及びこの制御器を制御する中央処理装置を有し、プラズ
    マを使用して半導体を製造する半導体製造装置と、 この半導体製造装置に付設され、当該半導体製造装置で
    のプラズマ発光状態を多波長同時に監視計測すると共に
    この監視計測したデータを基に製造処理に関連したデー
    タを送出するモニタ装置と、 このモニタ装置から送出される前記データを基に、前記
    中央処理装置に対して前記制御器を制御する制御指令を
    送出する外部コンピュータと、を具備し、 前記半導体製造装置は複数台であると共に、前記外部コ
    ンピュータは前記半導体製造装置の数より少なく、 前記外部コンピュータと前記各中央処理装置、前記各モ
    ニタ装置とを通信手段を介して接続したことを特徴とす
    る半導体製造装置制御システム。
  2. 【請求項2】 前記モニタ装置を備える前記半導体製造
    装置を含んだ複数台の半導体製造装置によりウェハに対
    して一連の製造処理を施す半導体製造装置ラインを複数
    具備すると共に、 前記一連の製造処理が施されるウェハを、前記半導体製
    造装置ライン間で移送可能とした移送手段を備え、 さらに、前記モニタ装置は、前記監視計測したデータを
    基に、当該モニタ装置を有する半導体製造装置の製造処
    理途中での前記プラズマの反応状態の異常を検出する判
    定部を備え、 前記外部コンピュータは、前記モニタ装置を備える前記
    半導体製造装置の複数に前記通信手段を介して接続され
    ると共に、前記判定部からの反応異常検知を受けると、
    該当する半導体製造装置の製造処理を停止する指令を、
    この該当する半導体製造装置の中央処理装置に送出し、
    この停止指令により前記該当する半導体製造装置の前工
    程の半導体製造装置で滞留する製造物を、他の半導体製
    造装置ラインの前記該当する半導体製造装置と同一製造
    処理を行う半導体製造装置に前記移送手段により迂回す
    る指令を送出することを特徴とする請求項1記載の半導
    体製造装置制御システム。
  3. 【請求項3】 前記他の半導体製造装置ラインは複数あ
    り、 前記外部コンピュータは、前記他の半導体製造装置ライ
    ンの前記同一製造処理を行う半導体製造装置の中央処理
    装置に対して稼働率を各々問い合わせ、各々の処理可能
    割合に応じて、前記滞留する製造物を前記他の半導体製
    造装置ラインの前記同一製造処理を行う半導体製造装置
    の各々に前記移送手段により迂回する指令を送出するこ
    とを特徴とする請求項2記載の半導体製造装置制御シス
    テム。
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