JPH11328125A - 仮想空間共有システム - Google Patents
仮想空間共有システムInfo
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- JPH11328125A JPH11328125A JP10133177A JP13317798A JPH11328125A JP H11328125 A JPH11328125 A JP H11328125A JP 10133177 A JP10133177 A JP 10133177A JP 13317798 A JP13317798 A JP 13317798A JP H11328125 A JPH11328125 A JP H11328125A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 仮想空間に参加するクライアント数の増加等
で増加したサーバコンピュータの処理負荷を軽減し、仮
想空間共有システムの快適な利用環境をクライアントに
提供すること。 【解決手段】 仮想空間２１はセル２３ａからセル２３
ｉに分割され、クライアントは参加するセルを選択す
る。図３に示すセル２３ｅに参加する参加クライアント
が増加した場合、仮想空間２１を管理するスレーブサー
バコンピュータ７ａはセル２３ｅをセル２３ｊ、２３
ｋ、２３ｌ、２３ｍに分割し、分割したセルに対する新
しいセル情報１５を生成し、参加クライアントに送信す
る。
で増加したサーバコンピュータの処理負荷を軽減し、仮
想空間共有システムの快適な利用環境をクライアントに
提供すること。 【解決手段】 仮想空間２１はセル２３ａからセル２３
ｉに分割され、クライアントは参加するセルを選択す
る。図３に示すセル２３ｅに参加する参加クライアント
が増加した場合、仮想空間２１を管理するスレーブサー
バコンピュータ７ａはセル２３ｅをセル２３ｊ、２３
ｋ、２３ｌ、２３ｍに分割し、分割したセルに対する新
しいセル情報１５を生成し、参加クライアントに送信す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、仮想空間共有シス
テムに関するものである。
テムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】昨今、コンピュータ内に仮想空間を構築
し、オペレータが仮想空間内を移動するようなシステム
が開発されつつある。このようなシステムの一つに仮想
空間共有システムがある。仮想空間共有システムはネッ
トワーク上のコンピュータ間で仮想空間を共有すること
が可能となる。仮想空間共有システムにおいて、各クラ
イアントコンピュータは参加したい仮想空間を管理する
サーバコンピュータに接続を行い、参加する。仮想空間
に参加したクライアントコンピュータは、サーバコンピ
ュータを介して参加クライアントコンピュータ間で仮想
空間における協調作業を行うことができる。
し、オペレータが仮想空間内を移動するようなシステム
が開発されつつある。このようなシステムの一つに仮想
空間共有システムがある。仮想空間共有システムはネッ
トワーク上のコンピュータ間で仮想空間を共有すること
が可能となる。仮想空間共有システムにおいて、各クラ
イアントコンピュータは参加したい仮想空間を管理する
サーバコンピュータに接続を行い、参加する。仮想空間
に参加したクライアントコンピュータは、サーバコンピ
ュータを介して参加クライアントコンピュータ間で仮想
空間における協調作業を行うことができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
仮想空間共有システムでは、仮想空間に参加するクライ
アント数が増加すると、その仮想空間を管理するサーバ
コンピュータの処理負荷が増加し、各クライアントコン
ピュータにおけるデータの表示等が遅くなり、クライア
ントが満足する利用環境を提供できなくなる。
仮想空間共有システムでは、仮想空間に参加するクライ
アント数が増加すると、その仮想空間を管理するサーバ
コンピュータの処理負荷が増加し、各クライアントコン
ピュータにおけるデータの表示等が遅くなり、クライア
ントが満足する利用環境を提供できなくなる。
【０００４】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、サーバコンピュータ
の処理負荷を軽減し、利用環境が快適な仮想空間共有シ
ステムを提供することにある。
もので、その目的とするところは、サーバコンピュータ
の処理負荷を軽減し、利用環境が快適な仮想空間共有シ
ステムを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は、ネットワーク上で仮想空間を共有する
システムであって、サーバコンピュータと、前記サーバ
コンピュータとネットワークで接続された少なくとも１
つのクライアントコンピュータとを具備し、前記サーバ
コンピュータは前記仮想空間を複数のセルに分割し、前
記各セルに参加するクライアントコンピュータ数に応じ
てセルの分割、統合を行うことを特徴とする仮想空間共
有システムである。
ために本発明は、ネットワーク上で仮想空間を共有する
システムであって、サーバコンピュータと、前記サーバ
コンピュータとネットワークで接続された少なくとも１
つのクライアントコンピュータとを具備し、前記サーバ
コンピュータは前記仮想空間を複数のセルに分割し、前
記各セルに参加するクライアントコンピュータ数に応じ
てセルの分割、統合を行うことを特徴とする仮想空間共
有システムである。
【０００６】また、第２の発明は、ネットワーク上で仮
想空間を共有するシステムであって、複数のサーバコン
ピュータと、前記サーバコンピュータとネットワークで
接続された少なくとも１つのクライアントコンピュータ
とを具備し、前記仮想空間は複数のセルに分割され、前
記複数のセルは前記複数のサーバコンピュータの内のい
ずれかに管理され、前記サーバコンピュータは、自らが
管理するセルに参加するクライアントコンピュータ数が
増加すると、前記セルの一部を他のサーバコンピュータ
に依頼することを特徴とする仮想空間共有システムであ
る。
想空間を共有するシステムであって、複数のサーバコン
ピュータと、前記サーバコンピュータとネットワークで
接続された少なくとも１つのクライアントコンピュータ
とを具備し、前記仮想空間は複数のセルに分割され、前
記複数のセルは前記複数のサーバコンピュータの内のい
ずれかに管理され、前記サーバコンピュータは、自らが
管理するセルに参加するクライアントコンピュータ数が
増加すると、前記セルの一部を他のサーバコンピュータ
に依頼することを特徴とする仮想空間共有システムであ
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図１は、本実施の形態に係
る仮想空間共有システム１の概略構成を示す図である。
施の形態を詳細に説明する。図１は、本実施の形態に係
る仮想空間共有システム１の概略構成を示す図である。
【０００８】図１において、仮想空間共有システム１は
ネットワークに接続されたメインサーバコンピュータ
３、マスターサーバコンピュータ５、スレーブサーバコ
ンピュータ７、クライアントコンピュータ９及びＣＤ−
ＲＯＭ１１から構成される。メインサーバコンピュータ
３は、それに階層状に接続されたマスターサーバコンピ
ュータ５とスレーブサーバコンピュータ７を統合的に管
理する。また、クライアントコンピュータ９に対して
は、クライアントコンピュータ９のサービスへの退出管
理を行い、例えば、仮想空間情報の通知等を行う。
ネットワークに接続されたメインサーバコンピュータ
３、マスターサーバコンピュータ５、スレーブサーバコ
ンピュータ７、クライアントコンピュータ９及びＣＤ−
ＲＯＭ１１から構成される。メインサーバコンピュータ
３は、それに階層状に接続されたマスターサーバコンピ
ュータ５とスレーブサーバコンピュータ７を統合的に管
理する。また、クライアントコンピュータ９に対して
は、クライアントコンピュータ９のサービスへの退出管
理を行い、例えば、仮想空間情報の通知等を行う。
【０００９】マスターサーバコンピュータ５は仮想空間
の一部を管理し、それを更に細分化してスレーブサーバ
コンピュータ７が管理する。例えば、図１においてマス
ターサーバコンピュータ５ａが「オーストラリア」の仮
想空間を、マスターサーバコンピュータ５ｂが「日本」
の仮想空間を管理する。そして、スレーブサーバコンピ
ュータ７ａ、７ｂは、幾つかのセルに分割された「オー
ストラリア」の仮想空間を管理する。
の一部を管理し、それを更に細分化してスレーブサーバ
コンピュータ７が管理する。例えば、図１においてマス
ターサーバコンピュータ５ａが「オーストラリア」の仮
想空間を、マスターサーバコンピュータ５ｂが「日本」
の仮想空間を管理する。そして、スレーブサーバコンピ
ュータ７ａ、７ｂは、幾つかのセルに分割された「オー
ストラリア」の仮想空間を管理する。
【００１０】ＣＤ−ＲＯＭ１１には仮想空間共有システ
ムに参加し、協調作業を行うために必要なプログラム及
びデータ等が記録されている。それぞれの参加クライア
ントはＣＤ−ＲＯＭ１１を購入し、クライアントコンピ
ュータ９でＣＤ−ＲＯＭ１１を読み込みつつ、仮想空間
共有システム１に参加する。
ムに参加し、協調作業を行うために必要なプログラム及
びデータ等が記録されている。それぞれの参加クライア
ントはＣＤ−ＲＯＭ１１を購入し、クライアントコンピ
ュータ９でＣＤ−ＲＯＭ１１を読み込みつつ、仮想空間
共有システム１に参加する。
【００１１】尚、ＣＤ−ＲＯＭ１１の内容をクライアン
トコンピュータ９のハードディスク等の記憶装置に予め
読み込み、操作することも可能である。また、ＣＤ−Ｒ
ＯＭ１１だけでなく、ネットワーク経由でハードディス
ク等に予め読み込んで操作することも可能である。
トコンピュータ９のハードディスク等の記憶装置に予め
読み込み、操作することも可能である。また、ＣＤ−Ｒ
ＯＭ１１だけでなく、ネットワーク経由でハードディス
ク等に予め読み込んで操作することも可能である。
【００１２】図２はスレーブサーバコンピュータ７ａが
管理する仮想空間２１を示す図である。図２に示される
ように、仮想空間２１は複数のセル２３ａ、……、２３
ｉに分割され、分割された各セルはスレーブサーバコン
ピュータ７ａ、７ｂ、……の内いずれかで管理される。
図２は、全体の仮想空間２１のうちスレーブサーバコン
ピュータ７ａが管理する仮想空間とセルを示す。
管理する仮想空間２１を示す図である。図２に示される
ように、仮想空間２１は複数のセル２３ａ、……、２３
ｉに分割され、分割された各セルはスレーブサーバコン
ピュータ７ａ、７ｂ、……の内いずれかで管理される。
図２は、全体の仮想空間２１のうちスレーブサーバコン
ピュータ７ａが管理する仮想空間とセルを示す。
【００１３】ここで、クライアントコンピュータ９ａが
仮想空間２１に参加したとする。クライアントコンピュ
ータ９ａはアバター３１ａとしてセル２３ｅに参加す
る。アバターとは仮想空間内で描画される参加クライア
ントの姿である。図２において３１は参加クライアント
のアバターを示す。クライアントコンピュータ９ａは描
画対象とするセルのセル情報１５を受信し、描画する。
仮想空間２１に参加したとする。クライアントコンピュ
ータ９ａはアバター３１ａとしてセル２３ｅに参加す
る。アバターとは仮想空間内で描画される参加クライア
ントの姿である。図２において３１は参加クライアント
のアバターを示す。クライアントコンピュータ９ａは描
画対象とするセルのセル情報１５を受信し、描画する。
【００１４】図３はスレーブサーバコンピュータ７ａが
管理するセル情報１５を示す図である。スレーブサーバ
コンピュータ７ａが管理するセル情報１５は、スコープ
情報１０１、セル内のクライアント数１０２、マルチキ
ャストアドレス１０３及びクライアント情報１０４から
なる。
管理するセル情報１５を示す図である。スレーブサーバ
コンピュータ７ａが管理するセル情報１５は、スコープ
情報１０１、セル内のクライアント数１０２、マルチキ
ャストアドレス１０３及びクライアント情報１０４から
なる。
【００１５】スコープ情報１０１はスレーブサーバコン
ピュータ７ａが管理する各セルの定義を表すデータ、即
ちセルの頂点座標等のデータであり、各セル内のクライ
アント数１０２はスコープ情報１０１で定義された各セ
ル毎に参加しているクライアント数を示すものである。
ピュータ７ａが管理する各セルの定義を表すデータ、即
ちセルの頂点座標等のデータであり、各セル内のクライ
アント数１０２はスコープ情報１０１で定義された各セ
ル毎に参加しているクライアント数を示すものである。
【００１６】マルチキャストアドレス１０３は、各セル
２３に割り当てられたマルチキャストアドレスである。
マルチキャストとは不特定多数のユーザに同じ情報を送
信する技術であり、例えば、クライアントコンピュータ
９ａがセル２３ｅに割り当てられたマルチキャストアド
レス１０３を指定してヒアリングすることにより、セル
２３ｅに存在する他のクライアントコンピュータの情報
を得て、描画する。
２３に割り当てられたマルチキャストアドレスである。
マルチキャストとは不特定多数のユーザに同じ情報を送
信する技術であり、例えば、クライアントコンピュータ
９ａがセル２３ｅに割り当てられたマルチキャストアド
レス１０３を指定してヒアリングすることにより、セル
２３ｅに存在する他のクライアントコンピュータの情報
を得て、描画する。
【００１７】また、クライアントコンピュータ９ａが自
身の情報をセル２３ｅのマルチキャストアドレス１０３
に送信することにより、その情報はマルチキャストアド
レス１０３をヒアリングする他のクライアントコンピュ
ータに送信される。
身の情報をセル２３ｅのマルチキャストアドレス１０３
に送信することにより、その情報はマルチキャストアド
レス１０３をヒアリングする他のクライアントコンピュ
ータに送信される。
【００１８】クライアント情報１０４は、参加クライア
ントの数、クライアントごとに付けられたクライアント
識別番号、アバター識別番号及びリソース情報である。
仮想空間共有システム１では予め用意された複数のアバ
ターに識別番号が付けられ、クライアントが選択した識
別番号を管理する。
ントの数、クライアントごとに付けられたクライアント
識別番号、アバター識別番号及びリソース情報である。
仮想空間共有システム１では予め用意された複数のアバ
ターに識別番号が付けられ、クライアントが選択した識
別番号を管理する。
【００１９】リソース情報はクライアントコンピュータ
９ａのＣＰＵの処理速度やメモリ容量などの情報であ
る。これらの情報はクライアントコンピュータ９ａが仮
想空間共有システム１に参加した際にスレーブサーバコ
ンピュータ７ａに提供される。スレーブサーバコンピュ
ータ７ａは、図２に示すセル２３ａ、…、２３ｉを管理
するので、スレーブサーバコンピュータ７ａはセル２３
ａ、…、２３ｉに対応するセル情報１５を保持してい
る。
９ａのＣＰＵの処理速度やメモリ容量などの情報であ
る。これらの情報はクライアントコンピュータ９ａが仮
想空間共有システム１に参加した際にスレーブサーバコ
ンピュータ７ａに提供される。スレーブサーバコンピュ
ータ７ａは、図２に示すセル２３ａ、…、２３ｉを管理
するので、スレーブサーバコンピュータ７ａはセル２３
ａ、…、２３ｉに対応するセル情報１５を保持してい
る。
【００２０】図２に示すようにクライアントコンピュー
タ９ａの参加するセル２３ｅに参加するクライアントコ
ンピュータ数が増加した場合、仮想空間共有システム１
はセル２３ｅを分割して処理負荷を軽減する。以下にそ
の処理について説明する。
タ９ａの参加するセル２３ｅに参加するクライアントコ
ンピュータ数が増加した場合、仮想空間共有システム１
はセル２３ｅを分割して処理負荷を軽減する。以下にそ
の処理について説明する。
【００２１】図４は仮想空間共有システム１におけるセ
ルの分割処理を示すフローチャートである。スレーブサ
ーバコンピュータ７ａは、自らが管理する各セルにおい
て各セル内のクライアント数をチェックし（ステップ４
０１）、クライアント数が上限値を越え（ステップ４０
２）、クライアントに快適な利用環境を提供できない場
合に該当セルを分割し、セル情報１５を更新する（ステ
ップ４０３）。
ルの分割処理を示すフローチャートである。スレーブサ
ーバコンピュータ７ａは、自らが管理する各セルにおい
て各セル内のクライアント数をチェックし（ステップ４
０１）、クライアント数が上限値を越え（ステップ４０
２）、クライアントに快適な利用環境を提供できない場
合に該当セルを分割し、セル情報１５を更新する（ステ
ップ４０３）。
【００２２】次に、更新されたセル情報１５はクライア
ントコンピュータ９ａに送信され（ステップ４０４）、
クライアントコンピュータ９ａは更新セル情報を受信し
（ステップ４０５）、クライアントコンピュータ９ａが
持つセル情報を更新する（ステップ４０６）。
ントコンピュータ９ａに送信され（ステップ４０４）、
クライアントコンピュータ９ａは更新セル情報を受信し
（ステップ４０５）、クライアントコンピュータ９ａが
持つセル情報を更新する（ステップ４０６）。
【００２３】図５は、図４に示す処理に従って分割した
セルを示す図である。図５に示されるように、図２に示
すセル２３ｅはセル２３ｊ、２３ｋ、２３ｌ、２３ｍの
４つの新しいセルに分割され、スレーブサーバコンピュ
ータ７ａはそれぞれの新しいセルに対してセル情報１５
を生成し、セル２３ｅに関するセル情報１５を削除す
る。このようにしてセル情報１５が更新される。
セルを示す図である。図５に示されるように、図２に示
すセル２３ｅはセル２３ｊ、２３ｋ、２３ｌ、２３ｍの
４つの新しいセルに分割され、スレーブサーバコンピュ
ータ７ａはそれぞれの新しいセルに対してセル情報１５
を生成し、セル２３ｅに関するセル情報１５を削除す
る。このようにしてセル情報１５が更新される。
【００２４】新しいセル２３ｊ、２３ｋ、２３ｌ、２３
ｍに対して生成されたセル情報とは、図５に示されるセ
ル情報１５と同様のものであり、例えば、セル２３ｊの
スコープ情報、セル２３ｊに参加しているクライアント
数、セル２３ｊに割り当てられたマルチキャストアドレ
ス等である。セル２３ｋ、２３ｌ、２３ｍに対しても同
様のセル情報が生成される。
ｍに対して生成されたセル情報とは、図５に示されるセ
ル情報１５と同様のものであり、例えば、セル２３ｊの
スコープ情報、セル２３ｊに参加しているクライアント
数、セル２３ｊに割り当てられたマルチキャストアドレ
ス等である。セル２３ｋ、２３ｌ、２３ｍに対しても同
様のセル情報が生成される。
【００２５】更に、更新されたセル情報はクライアント
コンピュータ９ａに送信され、クライアントは、例え
ば、自分の参加している新しいセルのマルチキャストア
ドレスを指定するなどの更新作業を行う。このように、
セルを分割することによって、分割されたセルに参加す
るクライアント数が減り、スレーブサーバコンピュータ
７ａにおけるデータの送配信処理、及びクライアントコ
ンピュータ９ａにおける描画処理などによる負荷が軽減
する。
コンピュータ９ａに送信され、クライアントは、例え
ば、自分の参加している新しいセルのマルチキャストア
ドレスを指定するなどの更新作業を行う。このように、
セルを分割することによって、分割されたセルに参加す
るクライアント数が減り、スレーブサーバコンピュータ
７ａにおけるデータの送配信処理、及びクライアントコ
ンピュータ９ａにおける描画処理などによる負荷が軽減
する。
【００２６】次にセルの統合処理について説明する。図
６は仮想空間共有システム１におけるセルの統合処理の
フローチャートである。スレーブサーバコンピュータ７
ａは、自ら管理するセルのうち以前分割したセルに関し
て、セル内のクライアント数をチェックし（ステップ６
０１）、クライアント数が下限値より小さい場合（ステ
ップ６０２）、分割したセルを統合し、セル情報１５を
更新する（ステップ６０３）。
６は仮想空間共有システム１におけるセルの統合処理の
フローチャートである。スレーブサーバコンピュータ７
ａは、自ら管理するセルのうち以前分割したセルに関し
て、セル内のクライアント数をチェックし（ステップ６
０１）、クライアント数が下限値より小さい場合（ステ
ップ６０２）、分割したセルを統合し、セル情報１５を
更新する（ステップ６０３）。
【００２７】次に、更新されたセル情報１５はクライア
ントコンピュータに送信され（ステップ６０４）、クラ
イアントコンピュータ９ａは更新セル情報を受信し（ス
テップ６０５）、クライアントコンピュータ９ａが持つ
セル情報を更新する（ステップ６０６）。
ントコンピュータに送信され（ステップ６０４）、クラ
イアントコンピュータ９ａは更新セル情報を受信し（ス
テップ６０５）、クライアントコンピュータ９ａが持つ
セル情報を更新する（ステップ６０６）。
【００２８】図７は、ある時間経過後の仮想空間２１の
状況を示す図である。図７に示すように、分割したセル
２３ｊ、２３ｋ、２３ｌ、２３ｍにおける参加クライア
ント２５の数が減少した場合、図６に示す処理に従って
セルを統合する。
状況を示す図である。図７に示すように、分割したセル
２３ｊ、２３ｋ、２３ｌ、２３ｍにおける参加クライア
ント２５の数が減少した場合、図６に示す処理に従って
セルを統合する。
【００２９】図８は統合処理後の仮想空間２１を示す図
である。図８に示すように、図７に示すセル２３ｊ、２
３ｋ、２３ｌ、２３ｍは統合されてセル２３ｅとなり、
スレーブサーバコンピュータ７ａ上でセル情報１５が更
新される。即ち、セル２３ｊ、２３ｋ、２３ｌ、２３ｍ
に関するセル情報１５は削除され、セル２３ｅに対する
セル情報１５が生成される。さらに更新されたセル情報
１５はクライアントコンピュータ９ａに送信され、クラ
イアントコンピュータ９ａ側で例えばアクセスするマル
チキャストアドレス等の指定を変更する。
である。図８に示すように、図７に示すセル２３ｊ、２
３ｋ、２３ｌ、２３ｍは統合されてセル２３ｅとなり、
スレーブサーバコンピュータ７ａ上でセル情報１５が更
新される。即ち、セル２３ｊ、２３ｋ、２３ｌ、２３ｍ
に関するセル情報１５は削除され、セル２３ｅに対する
セル情報１５が生成される。さらに更新されたセル情報
１５はクライアントコンピュータ９ａに送信され、クラ
イアントコンピュータ９ａ側で例えばアクセスするマル
チキャストアドレス等の指定を変更する。
【００３０】このように、本実施の形態によれば、仮想
空間共有システムに参加するクライアント数が増加して
も、クライアントはその影響を受けることなく、快適な
使用環境が与えられる。
空間共有システムに参加するクライアント数が増加して
も、クライアントはその影響を受けることなく、快適な
使用環境が与えられる。
【００３１】尚、本実施の形態では、図５においてセル
２３ｅを４分割したが、これは均等に分割する必要はな
く、また、セルの形状は任意の形状で構わない。更に、
今回クライアントコンピュータ９ａには図５に示される
仮想空間２１全体が表示されるが、その表示範囲を例え
ばセル２３ａ、２３ｂ、２３ｄ、２３ｊ、２３ｋ、２３
ｌ、２３ｍに狭めて表示することで、表示処理や通信処
理の負荷を削減することもできる。
２３ｅを４分割したが、これは均等に分割する必要はな
く、また、セルの形状は任意の形状で構わない。更に、
今回クライアントコンピュータ９ａには図５に示される
仮想空間２１全体が表示されるが、その表示範囲を例え
ばセル２３ａ、２３ｂ、２３ｄ、２３ｊ、２３ｋ、２３
ｌ、２３ｍに狭めて表示することで、表示処理や通信処
理の負荷を削減することもできる。
【００３２】また、図１においてメインサーバコンピュ
ータ３、マスターサーバコンピュータ５及びスレーブサ
ーバコンピュータ７は階層構造となるが、マスターサー
バコンピュータ５が存在せず、メインサーバコンピュー
タ３の下に直接スレーブサーバコンピュータ７が接続さ
れても構わない。また、１台のメインサーバコンピュー
タに以上のような処理を行わせることも可能である。
ータ３、マスターサーバコンピュータ５及びスレーブサ
ーバコンピュータ７は階層構造となるが、マスターサー
バコンピュータ５が存在せず、メインサーバコンピュー
タ３の下に直接スレーブサーバコンピュータ７が接続さ
れても構わない。また、１台のメインサーバコンピュー
タに以上のような処理を行わせることも可能である。
【００３３】次に、第２の実施の形態について説明す
る。図１に示すスレーブサーバコンピュータ７ａは通常
図３に示す仮想空間２１を管理するが、スレーブサーバ
コンピュータ７ａが管理するセルに参加するクライアン
トが増加すると、そのセルの一部を他の負荷の少ないス
レーブサーバコンピュータに管理を依頼する。
る。図１に示すスレーブサーバコンピュータ７ａは通常
図３に示す仮想空間２１を管理するが、スレーブサーバ
コンピュータ７ａが管理するセルに参加するクライアン
トが増加すると、そのセルの一部を他の負荷の少ないス
レーブサーバコンピュータに管理を依頼する。
【００３４】例えば、スレーブサーバコンピュータ７ａ
の管理する図３に示される仮想空間２１に参加するクラ
イアントが増加した場合、セル２３ｃ、２３ｆ、２３
ｇ、２３ｈ、２３ｉの管理を他のスレーブサーバコンピ
ュータ、例えば図１に示すスレーブサーバコンピュータ
７ｂに依頼する。
の管理する図３に示される仮想空間２１に参加するクラ
イアントが増加した場合、セル２３ｃ、２３ｆ、２３
ｇ、２３ｈ、２３ｉの管理を他のスレーブサーバコンピ
ュータ、例えば図１に示すスレーブサーバコンピュータ
７ｂに依頼する。
【００３５】この際、スレーブサーバコンピュータ７ａ
はスレーブサーバコンピュータ７ｂに管理を依頼するセ
ルのセル情報１５を渡し、スレーブサーバコンピュータ
７ｂは管理を依頼されたセルへの参加クライアントに更
新すべきセル情報１５等を送信する。
はスレーブサーバコンピュータ７ｂに管理を依頼するセ
ルのセル情報１５を渡し、スレーブサーバコンピュータ
７ｂは管理を依頼されたセルへの参加クライアントに更
新すべきセル情報１５等を送信する。
【００３６】このように他のスレーブサーバコンピュー
タ７に処理負荷を分散させることによって、自身の処理
負荷を低減させ、クライアントコンピュータに快適な仮
想空間共有システムの利用環境を提供する。
タ７に処理負荷を分散させることによって、自身の処理
負荷を低減させ、クライアントコンピュータに快適な仮
想空間共有システムの利用環境を提供する。
【００３７】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、仮想空間に参加するクライアント数の増加等で増
加したサーバコンピュータの処理負荷を軽減し、仮想空
間共有システムの快適な利用環境をクライアントに提供
することができる。
れば、仮想空間に参加するクライアント数の増加等で増
加したサーバコンピュータの処理負荷を軽減し、仮想空
間共有システムの快適な利用環境をクライアントに提供
することができる。
【図１】 本発明の１実施の形態に係る仮想空間共有シ
ステム１を示す図
ステム１を示す図
【図２】 仮想空間２１を示す図
【図３】 スレーブサーバコンピュータ７ａが管理する
セル情報１５を示す図
セル情報１５を示す図
【図４】 セルの分割処理を示すフロ−チャ−ト
【図５】 分割されたセルを示す図
【図６】 セルの統合処理を示すフロ−チャ−ト
【図７】 ある時間経過後の仮想空間２１の状況を示す
図
図
【図８】 統合されたセルを示す図
１………仮想空間共有システム ３………メインサーバコンピュータ ５………マスターサーバコンピュータ ７………スレーブサーバコンピュータ ９………クライアントコンピュータ １１………ＣＤ−ＲＯＭ １５………セル情報 ２１………仮想空間 ２３………セル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高倉 章 東京都新宿区市谷加賀町一丁目１番１号 大日本印刷株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 ネットワーク上で仮想空間を共有するシ
ステムであって、 サーバコンピュータと、 前記サーバコンピュータとネットワークで接続された少
なくとも１つのクライアントコンピュータとを具備し、 前記サーバコンピュータは前記仮想空間を複数のセルに
分割し、 前記各セルに参加するクライアントコンピュータ数に応
じてセルの分割、統合を行うことを特徴とする仮想空間
共有システム。 - 【請求項２】 ネットワーク上で仮想空間を共有するシ
ステムであって、 複数のサーバコンピュータと、 前記サーバコンピュータとネットワークで接続された少
なくとも１つのクライアントコンピュータとを具備し、 前記仮想空間は複数のセルに分割され、前記複数のセル
は前記複数のサーバコンピュータの内のいずれかに管理
され、 前記サーバコンピュータは、自らが管理するセルに参加
するクライアントコンピュータ数が増加すると、前記セ
ルの一部を他のサーバコンピュータに依頼することを特
徴とする仮想空間共有システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10133177A JPH11328125A (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 仮想空間共有システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10133177A JPH11328125A (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 仮想空間共有システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11328125A true JPH11328125A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15098490
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10133177A Pending JPH11328125A (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 仮想空間共有システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11328125A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1998
- 1998-05-15 JP JP10133177A patent/JPH11328125A/ja active Pending
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