JPH11327501A - ディスプレイ・システム、具体的にはプリンタの較正を検査する方法 - Google Patents
ディスプレイ・システム、具体的にはプリンタの較正を検査する方法Info
- Publication number
- JPH11327501A JPH11327501A JP11028435A JP2843599A JPH11327501A JP H11327501 A JPH11327501 A JP H11327501A JP 11028435 A JP11028435 A JP 11028435A JP 2843599 A JP2843599 A JP 2843599A JP H11327501 A JPH11327501 A JP H11327501A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- calibration
- visual
- test pattern
- transfer function
- display system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G5/00—Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
- G09G5/003—Details of a display terminal, the details relating to the control arrangement of the display terminal and to the interfaces thereto
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G5/00—Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/40—Picture signal circuits
- H04N1/407—Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level
- H04N1/4076—Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on references outside the picture
- H04N1/4078—Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on references outside the picture using gradational references, e.g. grey-scale test pattern analysis
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N17/00—Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details
- H04N17/04—Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details for receivers
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G2320/00—Control of display operating conditions
- G09G2320/06—Adjustment of display parameters
- G09G2320/0693—Calibration of display systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 素早く、かつ直接測定をまったく必要としな
いか、多くともごく少数の直接測定しか必要しない、デ
ィスプレイ・システムの較正を検査する手段を提供する
こと。 【解決手段】 入力としてシステムに送られたデジタル
・テスト画像(IMC)は、ディスプレイ・システムが
較正されると、それ自体2つの階調から構成され、互い
に同じコントラストを有する複数の個別要素から構成さ
れるものとして肉眼で知覚される結果の画像(IRL)
を与える。
いか、多くともごく少数の直接測定しか必要しない、デ
ィスプレイ・システムの較正を検査する手段を提供する
こと。 【解決手段】 入力としてシステムに送られたデジタル
・テスト画像(IMC)は、ディスプレイ・システムが
較正されると、それ自体2つの階調から構成され、互い
に同じコントラストを有する複数の個別要素から構成さ
れるものとして肉眼で知覚される結果の画像(IRL)
を与える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイ・シ
ステムの較正の検査に関する。ディスプレイ・システム
とは、例えばモニタ(グラフィック・カードと連動して
いるか否かを問わず)、事務所の照明下で観測される紙
の校正刷を生成するプリンタ、ネガ・ビューアで観測さ
れるフィルムを生成するレーザ・リプログラフィックス
装置、あるいは任意選択でこれらの表示手段のいくつか
を組み合わせたものなどである。
ステムの較正の検査に関する。ディスプレイ・システム
とは、例えばモニタ(グラフィック・カードと連動して
いるか否かを問わず)、事務所の照明下で観測される紙
の校正刷を生成するプリンタ、ネガ・ビューアで観測さ
れるフィルムを生成するレーザ・リプログラフィックス
装置、あるいは任意選択でこれらの表示手段のいくつか
を組み合わせたものなどである。
【0002】
【従来の技術】ディスプレイ・システムの表示手段は、
例えば医用画像装置に接続され、以下「デジタル階調」
という表現で呼ぶ輝度値(一般に0〜255の間)がそ
の各点に割り当てられたデジタル画像を入力として受け
取る。その場合、表示手段によって再現される画像の各
ピクセルは、入力されるデジタル画像内の対応する点の
デジタル階調に応じた輝度レベルを有する。すなわち、
表示手段の伝達関数が、入力されるデジタル階調と出力
される輝度レベルとの対応の原理となる。
例えば医用画像装置に接続され、以下「デジタル階調」
という表現で呼ぶ輝度値(一般に0〜255の間)がそ
の各点に割り当てられたデジタル画像を入力として受け
取る。その場合、表示手段によって再現される画像の各
ピクセルは、入力されるデジタル画像内の対応する点の
デジタル階調に応じた輝度レベルを有する。すなわち、
表示手段の伝達関数が、入力されるデジタル階調と出力
される輝度レベルとの対応の原理となる。
【0003】表示手段は、その伝達関数が、以下「目標
伝達関数」と呼ぶ事前に決められた伝達関数と一致する
ときに較正されているといわれる。
伝達関数」と呼ぶ事前に決められた伝達関数と一致する
ときに較正されているといわれる。
【0004】周知の較正方法の中でもとりわけ、表示手
段の実際の伝達関数をテストする目的で、汎用デジタル
画像、すなわち目標伝達関数とも観測条件とも無関係の
デジタル画像を用いる方法を挙げることができる。した
がって、この従来技術による方法は、表示手段によって
再現されたこれらのデジタル・テスト画像の様々な階調
の光学濃度の測定または輝度レベルを用いる。
段の実際の伝達関数をテストする目的で、汎用デジタル
画像、すなわち目標伝達関数とも観測条件とも無関係の
デジタル画像を用いる方法を挙げることができる。した
がって、この従来技術による方法は、表示手段によって
再現されたこれらのデジタル・テスト画像の様々な階調
の光学濃度の測定または輝度レベルを用いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一目的は、デ
ィスプレイ・システムの較正の問題に対して根本的に異
なる解決策を提供することである。
ィスプレイ・システムの較正の問題に対して根本的に異
なる解決策を提供することである。
【0006】本発明の他の目的は、素早く、かつ直接測
定をまったく必要としないか、多くともごく少数の直接
測定しか必要しない、ディスプレイ・システムの較正を
検査する手段が提供することである。
定をまったく必要としないか、多くともごく少数の直接
測定しか必要しない、ディスプレイ・システムの較正を
検査する手段が提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は、
所与の観測条件と所与の目標伝達関数に対して、これら
の所与の観測条件下で肉眼で観測するだけで、ディスプ
レイ・システムの実際の伝達関数がその目標伝達関数
(すなわち、較正済みシステムの伝達関数)と一致する
かどうかを十分に判定し、したがってシステムが正しく
較正されたかどうかを判定することができるデジタル・
テスト画像を生成することを提案する。
所与の観測条件と所与の目標伝達関数に対して、これら
の所与の観測条件下で肉眼で観測するだけで、ディスプ
レイ・システムの実際の伝達関数がその目標伝達関数
(すなわち、較正済みシステムの伝達関数)と一致する
かどうかを十分に判定し、したがってシステムが正しく
較正されたかどうかを判定することができるデジタル・
テスト画像を生成することを提案する。
【0008】より具体的に言うと、本発明の全般的な特
徴によれば、本発明で用いるデジタル・テスト画像は、
ディスプレイ・システムの伝達関数がその目標伝達関数
と一致すると、それ自体例えば2階調などの2つのレベ
ルからなり、1つ1つの要素がこれら2つのレベル間に
同じコントラストを有する、複数の個別要素から構成さ
れるものとして肉眼によって知覚される。
徴によれば、本発明で用いるデジタル・テスト画像は、
ディスプレイ・システムの伝達関数がその目標伝達関数
と一致すると、それ自体例えば2階調などの2つのレベ
ルからなり、1つ1つの要素がこれら2つのレベル間に
同じコントラストを有する、複数の個別要素から構成さ
れるものとして肉眼によって知覚される。
【0009】言い換えると、本発明によれば、ディスプ
レイ・システムの較正を検査する方法であって、システ
ムの表示手段上に表示し、肉眼で観測する視覚較正テス
ト・パターンを生成する。このテスト・パターンは、第
1の光レベル(例えば、第1階調)を有する第1の範囲
と第2の光レベル(例えば、第2階調)を有する第2の
範囲からそれぞれ構成される複数の別々の領域によって
形成される少なくとも1つの第1の部分を含む。すべて
の光レベルは要素間で異なり、領域の2つの範囲の2つ
のレベル間の差(コントラスト)が事前に決められ、か
つすべての領域にわたって同じである。
レイ・システムの較正を検査する方法であって、システ
ムの表示手段上に表示し、肉眼で観測する視覚較正テス
ト・パターンを生成する。このテスト・パターンは、第
1の光レベル(例えば、第1階調)を有する第1の範囲
と第2の光レベル(例えば、第2階調)を有する第2の
範囲からそれぞれ構成される複数の別々の領域によって
形成される少なくとも1つの第1の部分を含む。すべて
の光レベルは要素間で異なり、領域の2つの範囲の2つ
のレベル間の差(コントラスト)が事前に決められ、か
つすべての領域にわたって同じである。
【0010】総合伝達関数は、較正済みディスプレイ・
システムの第1の事前に決められた伝達関数(目標伝達
関数)と、人間の視覚系の数学的モデルによる第2の事
前に決められた伝達関数から求める。
システムの第1の事前に決められた伝達関数(目標伝達
関数)と、人間の視覚系の数学的モデルによる第2の事
前に決められた伝達関数から求める。
【0011】較正テスト・パターンに対応するデジタル
較正画像は、視覚較正テスト・パターンと、総合伝達関
数の逆関数から求める。
較正画像は、視覚較正テスト・パターンと、総合伝達関
数の逆関数から求める。
【0012】デジタル較正画像をディスプレイ・システ
ムに入力として送り、その結果得られた画像を表示手段
上に表示し、存在する画像を表示することによってディ
スプレイ・システムの較正を検査する。
ムに入力として送り、その結果得られた画像を表示手段
上に表示し、存在する画像を表示することによってディ
スプレイ・システムの較正を検査する。
【0013】言い換えると、ディスプレイ・システムに
入力として送るデジタル・レベルは、所定の観測条件下
で較正テスト・パターンを観測した場合に、ディスプレ
イ・システムの伝達関数が目標伝達関数と一致すると
き、すなわちシステムが較正されているときに、人間の
脳によって実際に知覚されるレベルから求める。これら
のデジタル入力レベルは、ディスプレイ・システムの目
標伝達関数と、これらの観測条件に対する人間の視覚系
の伝達関数との組合せを反転することによって求める。
いくつかの人間の視覚系の数学的モデル(例えば、Ba
rtenのモデルなど)が周知であり、当業者ならそれ
らの数学的モデルを使用して人間の視覚系の伝達関数を
求めることができる。
入力として送るデジタル・レベルは、所定の観測条件下
で較正テスト・パターンを観測した場合に、ディスプレ
イ・システムの伝達関数が目標伝達関数と一致すると
き、すなわちシステムが較正されているときに、人間の
脳によって実際に知覚されるレベルから求める。これら
のデジタル入力レベルは、ディスプレイ・システムの目
標伝達関数と、これらの観測条件に対する人間の視覚系
の伝達関数との組合せを反転することによって求める。
いくつかの人間の視覚系の数学的モデル(例えば、Ba
rtenのモデルなど)が周知であり、当業者ならそれ
らの数学的モデルを使用して人間の視覚系の伝達関数を
求めることができる。
【0014】例えば、ディスプレイ・システムの目標伝
達関数は、例えば光学濃度または輝度レベルの測定によ
る従来の方式で事前に生成することができる。次いで、
その測定または本発明により、表示信号がその目標伝達
関数が既知であるモニタまたはディスプレイの画面のみ
からなる場合は特に、較正テスト・パターンを表示する
だけでモニタの後続の較正を検査することが可能にな
る。
達関数は、例えば光学濃度または輝度レベルの測定によ
る従来の方式で事前に生成することができる。次いで、
その測定または本発明により、表示信号がその目標伝達
関数が既知であるモニタまたはディスプレイの画面のみ
からなる場合は特に、較正テスト・パターンを表示する
だけでモニタの後続の較正を検査することが可能にな
る。
【0015】その場合、本発明は特に、例えばモニタな
どと共通の処理手段に接続されたプリンタの較正の検査
に応用すると有利である。この例として、同じ医用画像
システムの出力に接続されたプリンタとモニタを挙げる
ことができる。
どと共通の処理手段に接続されたプリンタの較正の検査
に応用すると有利である。この例として、同じ医用画像
システムの出力に接続されたプリンタとモニタを挙げる
ことができる。
【0016】したがって、本発明の一実施態様では、表
示手段(例えばモニタ)上およびプリンタ上に表示し、
肉眼で観測することを意図した視覚較正テスト・パター
ンを生成する。このテスト・パターンは、前述のものと
同じ特徴を有する。ただし、ディスプレイ・システムの
総合伝達関数は、較正済みモニタの第1の事前に決めら
れた伝達関数(モニタの目標伝達関数)と、人間の視覚
系の数学的モデルの第2の事前に決められた伝達関数か
ら求める。また、較正テスト・パターンに対応するデジ
タル較正画像も、較正テスト・パターンと総合関数の逆
関数から求める。デジタル較正画像をディスプレイ・シ
ステムに入力として送達し、その結果得られた画像をプ
リンタによって印刷する。プリンタの較正は、その得ら
れた画像を表示することによって検査する。
示手段(例えばモニタ)上およびプリンタ上に表示し、
肉眼で観測することを意図した視覚較正テスト・パター
ンを生成する。このテスト・パターンは、前述のものと
同じ特徴を有する。ただし、ディスプレイ・システムの
総合伝達関数は、較正済みモニタの第1の事前に決めら
れた伝達関数(モニタの目標伝達関数)と、人間の視覚
系の数学的モデルの第2の事前に決められた伝達関数か
ら求める。また、較正テスト・パターンに対応するデジ
タル較正画像も、較正テスト・パターンと総合関数の逆
関数から求める。デジタル較正画像をディスプレイ・シ
ステムに入力として送達し、その結果得られた画像をプ
リンタによって印刷する。プリンタの較正は、その得ら
れた画像を表示することによって検査する。
【0017】言い換えると、本発明によれば、較正テス
ト画像を用いることにより、例えばモニタなど、別の較
正済み表示手段によってプリンタの較正を検査すること
が可能になる。
ト画像を用いることにより、例えばモニタなど、別の較
正済み表示手段によってプリンタの較正を検査すること
が可能になる。
【0018】ディスプレイ・システムの離散化増分がコ
ントラストの肉眼の視覚検出闘値より小さい場合、視覚
検出闘値より小さく、第1の一定の光レベル差(テスト
・パターンのすべての要素について一定のコントラスト
差)に関連する第1の部分を有し、かつ構造的には第1
の部分と同じであるが、視覚検出閾値より大きな第2の
一定の光レベル差に関連する第2の部分をも有する、視
覚較正テスト・パターンを生成すると有利である。
ントラストの肉眼の視覚検出闘値より小さい場合、視覚
検出闘値より小さく、第1の一定の光レベル差(テスト
・パターンのすべての要素について一定のコントラスト
差)に関連する第1の部分を有し、かつ構造的には第1
の部分と同じであるが、視覚検出閾値より大きな第2の
一定の光レベル差に関連する第2の部分をも有する、視
覚較正テスト・パターンを生成すると有利である。
【0019】言い換えると、表示手段が人間の視覚系の
検出閾値より小さな離散化増分を有する場合は、2つの
サブパターンから構成されるテスト・パターンを用い
る。第1サブパターンの2つの要素のコントラストは、
人間の視覚系の検出閾値よりわずかに低くなるように選
択するが、第2サブパターンの要素のコントラストは、
人間の視覚系の検出閾値よりわずかに高くなるように選
択する。
検出閾値より小さな離散化増分を有する場合は、2つの
サブパターンから構成されるテスト・パターンを用い
る。第1サブパターンの2つの要素のコントラストは、
人間の視覚系の検出閾値よりわずかに低くなるように選
択するが、第2サブパターンの要素のコントラストは、
人間の視覚系の検出閾値よりわずかに高くなるように選
択する。
【0020】この変形態様では、サブパターンの一つの
コントラストが知覚されれば、要素の他方の要素が知覚
できない場合、知覚された2つのサブパターンの要素の
コントラストを観測することにより、ディスプレイ・シ
ステムの較正を検査することができる。すなわち、第1
サブパターンの要素が知覚できるか、あるいは第2サブ
パターンのコントラストが知覚できない場合、システム
は正しく較正されていないと推断することができる。
コントラストが知覚されれば、要素の他方の要素が知覚
できない場合、知覚された2つのサブパターンの要素の
コントラストを観測することにより、ディスプレイ・シ
ステムの較正を検査することができる。すなわち、第1
サブパターンの要素が知覚できるか、あるいは第2サブ
パターンのコントラストが知覚できない場合、システム
は正しく較正されていないと推断することができる。
【0021】ディスプレイ・システムの離散化増分が肉
眼の視覚検出閾値より大きい場合は、第1の部分のみを
含む視覚較正テスト・パターンを生成し、次いで例えば
離散化増分の3倍または4倍など、離散化増分より著し
く大きい、一定の視覚レベル差を選択する。すなわち、
テスト・パターンの様々な要素の様々な知覚されるコン
トラストが一定でなく、要素間で異なる場合、システム
が正しく較正されていないと推断することができる。
眼の視覚検出閾値より大きい場合は、第1の部分のみを
含む視覚較正テスト・パターンを生成し、次いで例えば
離散化増分の3倍または4倍など、離散化増分より著し
く大きい、一定の視覚レベル差を選択する。すなわち、
テスト・パターンの様々な要素の様々な知覚されるコン
トラストが一定でなく、要素間で異なる場合、システム
が正しく較正されていないと推断することができる。
【0022】モニタと共に医用画像システムに接続され
るプリンタに関する本発明の変形態様では、プリンタの
特性の選択の様々な要素、とりわけ離散化増分を生成す
るが、モニタの目標伝達関数の逆関数を用いて、視覚較
正テスト・パターンからデジタル較正画像を決める。
るプリンタに関する本発明の変形態様では、プリンタの
特性の選択の様々な要素、とりわけ離散化増分を生成す
るが、モニタの目標伝達関数の逆関数を用いて、視覚較
正テスト・パターンからデジタル較正画像を決める。
【0023】本発明のその他の利点および特徴は、以下
の完全に非限定的な実施の方法を検討し、かつ添付の図
面を検討すれば明らかになろう。
の完全に非限定的な実施の方法を検討し、かつ添付の図
面を検討すれば明らかになろう。
【0024】
【発明の実施の形態】図1に、通常は0〜255の間
の、デジタル階調NGNを表すデジタル値がそれぞれ割
り当てられた複数の点から構成されるデジタル画像を、
ディスプレイ・システムSAFに送る医用画像システム
を符号DRで示す。このシステムDRは、1つの表示モ
ニタMNから構成されていても、あるいはこのシステム
DRに共に接続されたモニタMNとプリンタIMPから
構成されていてもよい。
の、デジタル階調NGNを表すデジタル値がそれぞれ割
り当てられた複数の点から構成されるデジタル画像を、
ディスプレイ・システムSAFに送る医用画像システム
を符号DRで示す。このシステムDRは、1つの表示モ
ニタMNから構成されていても、あるいはこのシステム
DRに共に接続されたモニタMNとプリンタIMPから
構成されていてもよい。
【0025】ディスプレイ・システムは画面上への表示
またはプリンタIMPでの印刷が可能な画像を送る。各
入力点(デジタル入力値)に対応する各ピクセルは、輝
度レベルNLが割り当てられる。画像は人間の視覚系O
Lによって知覚され、知覚された階調NGPは次いで、
各輝度レベルごとに人間の脳によって知覚される。
またはプリンタIMPでの印刷が可能な画像を送る。各
入力点(デジタル入力値)に対応する各ピクセルは、輝
度レベルNLが割り当てられる。画像は人間の視覚系O
Lによって知覚され、知覚された階調NGPは次いで、
各輝度レベルごとに人間の脳によって知覚される。
【0026】本発明の第1の応用例では、ディスプレイ
・システムSAFがモニタMNのみから構成されること
を想定している。
・システムSAFがモニタMNのみから構成されること
を想定している。
【0027】本発明による較正を検査する方法は、図2
により具体的に示すように、視覚表示テスト・パターン
MRCと処理手段MTで反転した総合伝達関数から、デ
ジタル・テスト画像IMCを生成することにある。この
デジタル・テスト画像またはデジタル較正画像IMC
を、ディスプレイ・システムSAFに入力として送り、
例えばディスプレイ画面によって再現する。次いで、そ
の結果知覚された画像IRLを人間の脳によって知覚す
る。
により具体的に示すように、視覚表示テスト・パターン
MRCと処理手段MTで反転した総合伝達関数から、デ
ジタル・テスト画像IMCを生成することにある。この
デジタル・テスト画像またはデジタル較正画像IMC
を、ディスプレイ・システムSAFに入力として送り、
例えばディスプレイ画面によって再現する。次いで、そ
の結果知覚された画像IRLを人間の脳によって知覚す
る。
【0028】本発明の第1の変形形態(図3および図
4)によれば、2つの知覚される階調NGPi0および
NGPi1からそれぞれ構成される複数(n)の要素E
Liが、人間の脳によって知覚される階調のスケール上
に決められる。これら2つのレベル間の差、すなわち各
要素ELiのコントラストは一定であり、各要素に対し
て同じである。一方、レベルNGPiは要素間では異な
る。
4)によれば、2つの知覚される階調NGPi0および
NGPi1からそれぞれ構成される複数(n)の要素E
Liが、人間の脳によって知覚される階調のスケール上
に決められる。これら2つのレベル間の差、すなわち各
要素ELiのコントラストは一定であり、各要素に対し
て同じである。一方、レベルNGPiは要素間では異な
る。
【0029】決められたn個の要素ELiに基づいて、
視覚較正テスト・パターンMRCを決めるが、この場合
の視覚較正テスト・パターンMRCはやはりELiと称
する複数(n個)の別々の領域から形成された第1部分
のみから構成される。これらの領域はそれぞれ、知覚さ
れる階調のスケールの要素ELiに対応する。各領域E
Liは、第1の光レベル、すなわち図3で決められた要
素ELiの階調と等しい第1の知覚される階調NGPi
0を有する第1の範囲Zi0と、階調NGPi1を有す
る第2の範囲Zi1から構成される。
視覚較正テスト・パターンMRCを決めるが、この場合
の視覚較正テスト・パターンMRCはやはりELiと称
する複数(n個)の別々の領域から形成された第1部分
のみから構成される。これらの領域はそれぞれ、知覚さ
れる階調のスケールの要素ELiに対応する。各領域E
Liは、第1の光レベル、すなわち図3で決められた要
素ELiの階調と等しい第1の知覚される階調NGPi
0を有する第1の範囲Zi0と、階調NGPi1を有す
る第2の範囲Zi1から構成される。
【0030】この図には正方形の範囲を示したが、当然
のことながら円形範囲など、その他の任意の形状の範囲
を用いることもできる。
のことながら円形範囲など、その他の任意の形状の範囲
を用いることもできる。
【0031】次いで、モニタの目標伝達関数、すなわち
較正済みモニタの伝達関数の組合せと、人間の視覚系の
数学的モデルから算出された伝達関数から総合伝達関数
を求める。この人間の視覚系の伝達関数は、知覚される
階調と各輝度レベルとを関連づけることを可能にする。
当業者に周知の人間の視覚系の数学的モデルは多くあ
る。すなわち、例えばP.G.J.Bartenの論文
「Physical model for the C
ontrast Sensitivity ofthe
human eye」,Proc.SPIN 166
6,57−72(1992年)や、「Spatio−t
emporal model forthe Cont
rast Sensitivity of the h
uman eye and its temporal
aspects」,Proc.SPIE 1913−
01(1993年)に記述されている、いわゆるBar
tenのモデルを挙げることができる。
較正済みモニタの伝達関数の組合せと、人間の視覚系の
数学的モデルから算出された伝達関数から総合伝達関数
を求める。この人間の視覚系の伝達関数は、知覚される
階調と各輝度レベルとを関連づけることを可能にする。
当業者に周知の人間の視覚系の数学的モデルは多くあ
る。すなわち、例えばP.G.J.Bartenの論文
「Physical model for the C
ontrast Sensitivity ofthe
human eye」,Proc.SPIN 166
6,57−72(1992年)や、「Spatio−t
emporal model forthe Cont
rast Sensitivity of the h
uman eye and its temporal
aspects」,Proc.SPIE 1913−
01(1993年)に記述されている、いわゆるBar
tenのモデルを挙げることができる。
【0032】また、例えばHuntのモデル(R.W.
G.Hunt著「Revisedcolour−app
earance model for related
and unrelated colours」,Co
lor Res.Appl.16,146−165(1
991年)、−Bartelson−Breneman
のモデル(C.J.BartelsonおよびE.J.
Breneman「Brightness perce
ption in complex fields」,
J.Opt Soc.Am.57,953−957(1
967年)、−Dalyの局所円錐モデル(A.B.W
atson編「in Digital Images
and Human vision」,Chapter
14,MIT Press,Boston(199
3)所載のS.Daly「The visible d
ifferences predictor: Ana
lgorithm for the assessme
nt of image fidelity」)、−
Weber−Fechnerの法則などが当業者には特
に周知である。
G.Hunt著「Revisedcolour−app
earance model for related
and unrelated colours」,Co
lor Res.Appl.16,146−165(1
991年)、−Bartelson−Breneman
のモデル(C.J.BartelsonおよびE.J.
Breneman「Brightness perce
ption in complex fields」,
J.Opt Soc.Am.57,953−957(1
967年)、−Dalyの局所円錐モデル(A.B.W
atson編「in Digital Images
and Human vision」,Chapter
14,MIT Press,Boston(199
3)所載のS.Daly「The visible d
ifferences predictor: Ana
lgorithm for the assessme
nt of image fidelity」)、−
Weber−Fechnerの法則などが当業者には特
に周知である。
【0033】次に、伝達関数の逆関数、すなわちデジタ
ル較正画像内の1点のデジタル階調を視覚較正テスト・
パターンのピクセルの知覚される各階調と関連づける伝
達関数を求めるために、通常の周知の方式で総合伝達関
数を反転させる。
ル較正画像内の1点のデジタル階調を視覚較正テスト・
パターンのピクセルの知覚される各階調と関連づける伝
達関数を求めるために、通常の周知の方式で総合伝達関
数を反転させる。
【0034】次いで、視覚較正テスト・パターンに対応
する、図5に示すデジタル較正画像IMCを生成する。
このデジタル較正画像IMCは、第1の範囲ZCi0と
第2の範囲ZCi1からそれぞれ構成される複数のデジ
タル領域ELCiにより、視覚較正テスト・パターンと
同様の方式で決める。第1の範囲のすべてのピクセルに
はデジタル階調NGNi0を割り当て、第2の範囲のす
べてのピクセルにはデジタル階調NGNi1を割り当て
る。
する、図5に示すデジタル較正画像IMCを生成する。
このデジタル較正画像IMCは、第1の範囲ZCi0と
第2の範囲ZCi1からそれぞれ構成される複数のデジ
タル領域ELCiにより、視覚較正テスト・パターンと
同様の方式で決める。第1の範囲のすべてのピクセルに
はデジタル階調NGNi0を割り当て、第2の範囲のす
べてのピクセルにはデジタル階調NGNi1を割り当て
る。
【0035】図3および図4で決めた較正テスト・パタ
ーンは、したがってそれに対応するデジタル較正テスト
・パターンIMCは、特にモニタの離散化増分が肉眼の
コントラスト検出閾値より大きい場合に用いる。次い
で、そのコントラスト、すなわちその知覚される階調の
差が、例えばこの増分の3倍または4倍といった、著し
く大きい要素ELiを選択する。離散化増分より著しく
大きいコントラストを選択するということは、知覚され
る階調のスケールに沿ったこの離散化増分の変動の影響
を最小限に抑えることを可能にする。ただし、知覚され
る階調のスケールが、離散化増分がほぼ一定にとどまる
範囲に分割される場合は、より小さなコントラストを選
択することが可能である。
ーンは、したがってそれに対応するデジタル較正テスト
・パターンIMCは、特にモニタの離散化増分が肉眼の
コントラスト検出閾値より大きい場合に用いる。次い
で、そのコントラスト、すなわちその知覚される階調の
差が、例えばこの増分の3倍または4倍といった、著し
く大きい要素ELiを選択する。離散化増分より著しく
大きいコントラストを選択するということは、知覚され
る階調のスケールに沿ったこの離散化増分の変動の影響
を最小限に抑えることを可能にする。ただし、知覚され
る階調のスケールが、離散化増分がほぼ一定にとどまる
範囲に分割される場合は、より小さなコントラストを選
択することが可能である。
【0036】ディスプレイ・システムの離散化増分が肉
眼のコントラスト検出閾値より小さい場合は、実際には
2つの部分から構成される視覚較正テスト・パターン
(図6)が決められる。より具体的に言うと、第1の部
分PAは、その各コントラストが肉眼のコントラスト検
出閾値SPRより小さい、n個の要素ELAiから構成
されることになる。第2の部分PBは、そのコントラス
トが閾値SPRより大きい、n個の要素ELBiから構
成されることになる。実際には、要素ELAiには、例
えばこの闘値の0.8倍または0.9倍といった閾値S
PRよりわずかに小さいコントラストを選択するが、要
素ELBiにはSPRよりわずかに大きいコントラスト
(例えば、この閾値の1.1倍または1.2倍)を選択
する。
眼のコントラスト検出閾値より小さい場合は、実際には
2つの部分から構成される視覚較正テスト・パターン
(図6)が決められる。より具体的に言うと、第1の部
分PAは、その各コントラストが肉眼のコントラスト検
出閾値SPRより小さい、n個の要素ELAiから構成
されることになる。第2の部分PBは、そのコントラス
トが閾値SPRより大きい、n個の要素ELBiから構
成されることになる。実際には、要素ELAiには、例
えばこの闘値の0.8倍または0.9倍といった閾値S
PRよりわずかに小さいコントラストを選択するが、要
素ELBiにはSPRよりわずかに大きいコントラスト
(例えば、この閾値の1.1倍または1.2倍)を選択
する。
【0037】したがって、部分PAおよびPBはそれぞ
れ、図4に示す画像と同様の画像から構成される。対応
する完全な表示テスト・パターンは、肉眼によって完全
に知覚されるとすれば、図4に示すものなど、2つのテ
スト・パターンの並列に等しくなるはずである。
れ、図4に示す画像と同様の画像から構成される。対応
する完全な表示テスト・パターンは、肉眼によって完全
に知覚されるとすれば、図4に示すものなど、2つのテ
スト・パターンの並列に等しくなるはずである。
【0038】図7に、実際に肉眼に知覚される画像IR
Lの様々な要素の実際のコントラストの変化を、同じ要
素の所期のコントラスト、すなわちシステムが正しく較
正されている場合に視覚較正テスト・パターンで知覚さ
れるはずのこれらの要素のコントラストと比較して、実
線で示す。
Lの様々な要素の実際のコントラストの変化を、同じ要
素の所期のコントラスト、すなわちシステムが正しく較
正されている場合に視覚較正テスト・パターンで知覚さ
れるはずのこれらの要素のコントラストと比較して、実
線で示す。
【0039】システムが正しく較正されている場合、実
際のコントラストと所期のコントラストとの間の対応の
曲線は実際に、図7に点線に示すように、原点を通る傾
き45°の直線になる。
際のコントラストと所期のコントラストとの間の対応の
曲線は実際に、図7に点線に示すように、原点を通る傾
き45°の直線になる。
【0040】しかし、この図7によれば、曲線の傾きが
45°より大きい場合、実際には要素ELiのコントラ
ストは増加する(実際の要素EL10)。しかし、曲線
の傾きが45°より小さい場合、要素EL2のコントラ
ストは減少する(要素EL20)。
45°より大きい場合、実際には要素ELiのコントラ
ストは増加する(実際の要素EL10)。しかし、曲線
の傾きが45°より小さい場合、要素EL2のコントラ
ストは減少する(要素EL20)。
【0041】この観察によれば、より具体的には図6の
変形形態に用いるものなどの視覚較正テスト・パターン
を参照すれば、図7の実際の曲線の傾きが45°に等し
い場合、テスト・パターンの第1の部分PAの要素のコ
ントラストは肉眼によって知覚されないが、第2の部分
PBの対応する要素のコントラストは知覚されることが
わかる。
変形形態に用いるものなどの視覚較正テスト・パターン
を参照すれば、図7の実際の曲線の傾きが45°に等し
い場合、テスト・パターンの第1の部分PAの要素のコ
ントラストは肉眼によって知覚されないが、第2の部分
PBの対応する要素のコントラストは知覚されることが
わかる。
【0042】実際の曲線の傾きが45°より著しく大き
い場合、テスト・パターンの第1の部分PAおよび第2
の部分PBの2つの対応する要素のコントラストを知覚
することができる。しかし、実際の曲線の傾きが45°
より著しく小さい場合、テスト・パターンの第1の部分
PAと第2の部分PBの2つの対応する要素のコントラ
ストはどちらも知覚されない。したがって、2つの部分
PAおよびPBの要素の知覚されるコントラストを観測
することにより、ディスプレイ・システムの較正、すな
わちこの場合はモニタの較正のみならずプリンタの較正
も検査することができる。第1の部分PAの少なくとも
1つの要素のコントラストが知覚できるか、あるいは第
2の部分PBの少なくとも1つの要素のコントラストが
知覚できない場合、ディスプレイ・システムは較正され
ていないと推断することができる。第1の部分PAのす
べての要素のコントラストが知覚できず、第2の部分P
Bのすべての要素のコントラストが知覚できる場合、デ
ィスプレイ・システムの実際の伝達関数が目標伝達関数
と少なくとも1点で一致すると仮定すると、ディスプレ
イ・システムは較正されていると推断することができ
る。実際の伝達関数と目標伝達関数がこのように1点で
一致しているかどうかが不明の場合、システムが正しく
較正されていることを確認するには、例えば黒色レベル
上の1点で直接較正測定を行うことが必要になろう。例
えば、この特定の点で光学濃度または輝度の直接測定を
行い、この測定を較正の基準と比較することができる。
い場合、テスト・パターンの第1の部分PAおよび第2
の部分PBの2つの対応する要素のコントラストを知覚
することができる。しかし、実際の曲線の傾きが45°
より著しく小さい場合、テスト・パターンの第1の部分
PAと第2の部分PBの2つの対応する要素のコントラ
ストはどちらも知覚されない。したがって、2つの部分
PAおよびPBの要素の知覚されるコントラストを観測
することにより、ディスプレイ・システムの較正、すな
わちこの場合はモニタの較正のみならずプリンタの較正
も検査することができる。第1の部分PAの少なくとも
1つの要素のコントラストが知覚できるか、あるいは第
2の部分PBの少なくとも1つの要素のコントラストが
知覚できない場合、ディスプレイ・システムは較正され
ていないと推断することができる。第1の部分PAのす
べての要素のコントラストが知覚できず、第2の部分P
Bのすべての要素のコントラストが知覚できる場合、デ
ィスプレイ・システムの実際の伝達関数が目標伝達関数
と少なくとも1点で一致すると仮定すると、ディスプレ
イ・システムは較正されていると推断することができ
る。実際の伝達関数と目標伝達関数がこのように1点で
一致しているかどうかが不明の場合、システムが正しく
較正されていることを確認するには、例えば黒色レベル
上の1点で直接較正測定を行うことが必要になろう。例
えば、この特定の点で光学濃度または輝度の直接測定を
行い、この測定を較正の基準と比較することができる。
【0043】図3および図4に示したもののような視覚
較正テスト・パターン、すなわち各要素のコントラスト
が離散化増分より著しく大きいテスト・パターンを用い
る場合、様々な要素の知覚されるコントラストを観測し
て、システムの較正を検査することができる。様々な要
素の知覚されるコントラストが一定ではなく、要素間で
異なる場合、ディスプレイ・システムは較正されていな
いと推断することができる。すべての要素のコントラス
トが一定の場合、ディスプレイ・システムの実際の伝達
関数が目標伝達関数と少なくとも2点で一致すると仮定
すると、システムは較正されていると推断することがで
きる。この実際の伝達関数が目標伝達関数と2点で一致
するかどうかがはっきりとわからない場合、システムが
正しく較正されていると推断するには2点の直接較正測
定を行う必要がある。
較正テスト・パターン、すなわち各要素のコントラスト
が離散化増分より著しく大きいテスト・パターンを用い
る場合、様々な要素の知覚されるコントラストを観測し
て、システムの較正を検査することができる。様々な要
素の知覚されるコントラストが一定ではなく、要素間で
異なる場合、ディスプレイ・システムは較正されていな
いと推断することができる。すべての要素のコントラス
トが一定の場合、ディスプレイ・システムの実際の伝達
関数が目標伝達関数と少なくとも2点で一致すると仮定
すると、システムは較正されていると推断することがで
きる。この実際の伝達関数が目標伝達関数と2点で一致
するかどうかがはっきりとわからない場合、システムが
正しく較正されていると推断するには2点の直接較正測
定を行う必要がある。
【0044】次に、本発明の第2の応用例では、ディス
プレイ・システムSAFが、医用画像システムDRに共
に接続されたモニタMNとプリンタIMPから構成され
ると仮定する。
プレイ・システムSAFが、医用画像システムDRに共
に接続されたモニタMNとプリンタIMPから構成され
ると仮定する。
【0045】テスト・パターンMRCの様々な要素、と
りわけコントラストと階調の最小値および最大値をプリ
ンタの特性、具体的にはその離散化増分に応じて生成す
る。
りわけコントラストと階調の最小値および最大値をプリ
ンタの特性、具体的にはその離散化増分に応じて生成す
る。
【0046】その場合、モニタの目標伝達関数の逆関数
を用いて、テスト・パターンMRCからデジタル較正画
像IMCを決める。
を用いて、テスト・パターンMRCからデジタル較正画
像IMCを決める。
【図1】 画像知覚の連鎖をごく概略的に示す図であ
る。
る。
【図2】 本発明による較正テスト・パターンを用いた
較正検査をごく概略的に示す図である。
較正検査をごく概略的に示す図である。
【図3】 本発明の第1の変形形態に用いることができ
る較正テスト・パターンをごく概略的に示す図である。
る較正テスト・パターンをごく概略的に示す図である。
【図4】 本発明の第1の変形形態に用いることができ
る較正テスト・パターンをごく概略的に示す図である。
る較正テスト・パターンをごく概略的に示す図である。
【図5】 図4の較正テスト・パターンに対応するデジ
タル・テスト画像を示す図である。
タル・テスト画像を示す図である。
【図6】 本発明の第2の変形形態による視覚較正テス
ト・パターンの生成をごく概略的に示す図である。
ト・パターンの生成をごく概略的に示す図である。
【図7】 実際のコントラストと所期のコントラストと
の差を示す曲線を示す図である。
の差を示す曲線を示す図である。
DR 医用画像システム EL1、EL10、EL2、EL20、ELA1、EL
Ai、ELAn、ELB1、ELBi、ELBn、EL
i、ELn 要素 ELCi デジタル領域 IMC デジタル・テスト画像、デジタル較正画像、デ
ジタル較正テスト・パターン IMP プリンタ IRL 知覚された画像、知覚される画像 MN モニタ MRC 視覚表示テスト・パターン、視覚較正テスト・
パターン、テスト・パターン MT 処理手段 NGN デジタル階調 NGP、NGPi、NGPi0、NGPi1 知覚され
た階調、知覚される階調、レベル NL 輝度レベル OL 人間の視覚系
Ai、ELAn、ELB1、ELBi、ELBn、EL
i、ELn 要素 ELCi デジタル領域 IMC デジタル・テスト画像、デジタル較正画像、デ
ジタル較正テスト・パターン IMP プリンタ IRL 知覚された画像、知覚される画像 MN モニタ MRC 視覚表示テスト・パターン、視覚較正テスト・
パターン、テスト・パターン MT 処理手段 NGN デジタル階調 NGP、NGPi、NGPi0、NGPi1 知覚され
た階調、知覚される階調、レベル NL 輝度レベル OL 人間の視覚系
Claims (4)
- 【請求項1】 ディスプレイ・システムの較正を検査す
る方法であって、そのシステムの表示手段上に表示し、
肉眼で観測することを意図した視覚較正テスト・パター
ン(MRC)を生成し、このテスト・パターンが、第1
の光レベルを有する第1の範囲(Zi0)と第2の光レ
ベルを有する第2の範囲(Zi1)からそれぞれ構成さ
れる複数の別々の領域(ELi)によって形成される少
なくとも1つの第1の部分(PA)を含み、すべての光
レベルが要素間で異なり、領域の2つの範囲の2つのレ
ベル間の差が事前に決められ、かつすべての領域にわた
って同じであり、総合伝達関数が較正済みディスプレイ
・システムの第1の事前に決められた伝達関数と人間の
視覚系(OL)の数学的モデルによる第2の事前に決め
られた伝達関数から求められ、前記較正テスト・パター
ンに対応するデジタル較正画像(IMC)が前記視覚較
正テスト・パターンと前記総合伝達関数の逆関数から求
められ、前記デジタル較正画像がディスプレイ・システ
ムに入力として送達され、その結果得られた画像(IR
L)が前記表示手段に表示され、ディスプレイ・システ
ムの較正を前記の得られた画像を表示することによって
検査することを特徴とする方法。 - 【請求項2】 例えばモニタ(MN)などのディスプレ
イ・システムと共に共通の処理手段に接続されたディス
プレイ・システムを形成するプリンタの較正を検査する
方法であって、表示手段(MN)上およびプリンタ(I
MP)上に表示し、肉眼で観測することを意図した視覚
較正テスト・パターン(MRC)を生成し、このテスト
・パターンが、第1の光レベルを有する第1の範囲と第
2の光レベルを有する第2の範囲からそれぞれ構成され
る複数の別々の領域によって形成される少なくとも1つ
の第1の部分(PA)を含み、すべての光レベルが要素
間で異なり、領域の2つの範囲の2つのレベル間の差が
事前に決められ、かつすべての領域にわたって同じであ
り、総合伝達関数が較正済みモニタの第1の事前に決め
られた伝達関数と人間の視覚系の数学的モデルの第2の
事前に決められた伝達関数から求められ、前記較正テス
ト・パターンに対応するデジタル較正画像(IMC)が
前記視覚較正テスト・パターンと前記総合伝達関数の逆
関数から求められ、前記デジタル較正画像がディスプレ
イ・システムに入力として送達され、その結果得られた
画像がプリンタ(IMP)で印刷され、プリンタの較正
を前記の得られた画像を表示することによって検査する
ことを特徴とする方法。 - 【請求項3】 ディスプレイ・システムの離散化増分
が、肉眼の視覚コントラスト検出閾値(SPR)より小
さい場合、前記視覚検出閾値より小さな第1の一定の光
レベル差と関連する第1の部分(PA)を有し、かつ構
造的には第1の部分と同じであるが、前記視覚検出閾値
より大きな第2の一定の視覚レベル差と関連する第2の
部分(PB)をも有する、視覚較正テスト・パターンが
生成されることを特徴とする請求項1または2に記載の
方法。 - 【請求項4】 ディスプレイ・システムの離散化増分が
肉眼の視覚コントラスト検出閾値(SPR)より大き
く、前記の第1の部分のみを含む視覚較正テスト・パタ
ーンが生成されること、ならびに一定の視覚レベル差が
前記離散化増分の3倍または4倍など、前記離散化増分
より著しく大きいことを特徴とする請求項1または2に
記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9801356 | 1998-02-05 | ||
FR9801356A FR2774498B1 (fr) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | Procede de controle de l'etalonnage d'un systeme d'affichage, en particulier d'une imprimante |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11327501A true JPH11327501A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=9522635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11028435A Pending JPH11327501A (ja) | 1998-02-05 | 1999-02-05 | ディスプレイ・システム、具体的にはプリンタの較正を検査する方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6133950A (ja) |
EP (1) | EP0935232A1 (ja) |
JP (1) | JPH11327501A (ja) |
FR (1) | FR2774498B1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2001210650A1 (en) * | 2000-11-08 | 2002-05-21 | Andrzej Czyzewski | Visual screening tests by means of computers |
US20050277815A1 (en) * | 2004-06-15 | 2005-12-15 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | Display method of test pattern and medical image display apparatus |
EP1662477A1 (en) * | 2004-11-26 | 2006-05-31 | Barco N.V. | Test or calibration of displayed greyscales |
US20090009607A1 (en) * | 2005-02-24 | 2009-01-08 | Bang & Olufsen A/S | System for Providing Uniform Image Quality in Displays for Image Reproduction |
US8411066B2 (en) | 2010-01-05 | 2013-04-02 | 3M Innovative Properties Company | High speed noise tolerant multi-touch touch device and controller therefor |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2380244A (en) * | 1942-11-19 | 1945-07-10 | Eastman Kodak Co | Sensitometry |
US4513318A (en) * | 1982-09-30 | 1985-04-23 | Allied Corporation | Programmable video test pattern generator for display systems |
US5369499A (en) * | 1991-11-13 | 1994-11-29 | Eastman Kodak Company | Calibration method for video image reproduction with electronic printer and video monitor |
US5459678A (en) * | 1992-07-02 | 1995-10-17 | Feasey; Michael F. | Method and calibration apparatus for calibrating computer monitors used in the printing and textile industries |
US5572444A (en) * | 1992-08-19 | 1996-11-05 | Mtl Systems, Inc. | Method and apparatus for automatic performance evaluation of electronic display devices |
US5537145A (en) * | 1994-12-06 | 1996-07-16 | Sun Microsystems, Inc. | Evaluation method and system for performance of flat panel displays and interface hardware |
JPH0918902A (ja) * | 1995-06-21 | 1997-01-17 | Eastman Kodak Co | ディスプレイモデルを用いた視覚的キャラクタリゼーション |
US5764284A (en) * | 1996-06-26 | 1998-06-09 | Mci Corporations | System and method for measuring the fidelity of video |
US6057882A (en) * | 1996-10-29 | 2000-05-02 | Hewlett-Packard Company | Testing architecture for digital video transmission system |
-
1998
- 1998-02-05 FR FR9801356A patent/FR2774498B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-01-26 EP EP99300545A patent/EP0935232A1/en not_active Withdrawn
- 1999-02-02 US US09/241,811 patent/US6133950A/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-02-05 JP JP11028435A patent/JPH11327501A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2774498B1 (fr) | 2001-04-27 |
FR2774498A1 (fr) | 1999-08-06 |
US6133950A (en) | 2000-10-17 |
EP0935232A1 (en) | 1999-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI404045B (zh) | 用於測試顯示器之系統和方法 | |
JP3719424B2 (ja) | 画像処理システム、プロジェクタ、画像処理方法、プログラムおよび情報記憶媒体 | |
US20100165294A1 (en) | Vision Testing Apparatus & Method | |
TWI413977B (zh) | 階調特性檢查表產生方法及顯示裝置 | |
SE443669B (sv) | Forfarande och anordning for fergbedomning av monsterforlagor for textil, -dekor- eller forpackningstryck | |
CN101118729A (zh) | 图像显示方法以及图像显示装置 | |
JP7016892B2 (ja) | 測定対象の表面を光学測定する方法及び装置 | |
WO2008044437A1 (en) | Image processing method and image processing device | |
JP4709915B2 (ja) | カラーマネジメントシステム及びプログラム | |
CN100533543C (zh) | 彩色图像显示装置、色变换装置、色彩模拟装置及方法 | |
JPH11327501A (ja) | ディスプレイ・システム、具体的にはプリンタの較正を検査する方法 | |
CN117992000A (zh) | 打印机校准方法、装置、存储介质及计算机设备 | |
CN114299853B (zh) | Led显示屏调节系统、方法、设备及可读存储介质 | |
CN103426393B (zh) | 显示设备色彩校正方法 | |
US8274526B2 (en) | Method, apparatus and system for visual gamma correction of displays | |
KR20080056624A (ko) | 디스플레이의 그레이 레벨 대 휘도 곡선을 신속히 생성하는방법 및 장치 | |
CN110896466B (zh) | 一种显示装置的白平衡调整方法及系统 | |
US20010048733A1 (en) | Method and computer program for checking an image reproduction apparatus, and method for operating a medical apparatus | |
JPH11252589A (ja) | モニタの色調調整方法及びそれに用いる調整用カラーチャート | |
Arslan et al. | Softcopy banding visibility assessment | |
JPH08336155A (ja) | ホワイトバランス補正方法 | |
KR100731350B1 (ko) | 공간적 균일성 보상 장치 및 그 방법 | |
Arslan et al. | Softcopy banding visibility assessment | |
JP3815542B2 (ja) | 色変換装置、色変換係数算出装置、色変換方法、及び色変換係数算出方法 | |
EP0750431B1 (en) | Visual characterization using display models |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20051024 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20051025 |