JPH11327453A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH11327453A
JPH11327453A JP10135168A JP13516898A JPH11327453A JP H11327453 A JPH11327453 A JP H11327453A JP 10135168 A JP10135168 A JP 10135168A JP 13516898 A JP13516898 A JP 13516898A JP H11327453 A JPH11327453 A JP H11327453A
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JP
Japan
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light
face
light guide
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image
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Pending
Application number
JP10135168A
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English (en)
Inventor
Kozo Ida
浩三 井田
Akiyoshi Kogame
朗由 小亀
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の部分画像担持体を用いて表示画像の不
連続を実質上なくして画像品位の良好な大画面表示を実
現する。 【解決手段】 部分画像担持体16A,16Bと導光体
12A,12Bと線状光源14A,14Bとからそれぞ
れなる第1及び第2のユニット2A,2Bと、プリズム
シート4とを備える。導光体12Aでは、線状光源14
Aから発せられ入射端面12A1から入射した光が他の
端面12A2の方へ導光され且つ光出射表面12A3か
ら斜め指向性で出射する。導光体12Bでも同様。プリ
ズムシート4は導光体12A,12Bから部分画像担持
体16A,16Bを経て到来する第1及び第2の部分画
像光を法線方向に揃え、第1及び第2の部分画像光がプ
リズムシート4にて互いに隣接し連続して表示画像を形
成するように第1及び第2の部分画像担持体16A,1
6Bとプリズムシート4とが位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示の技術分
野に属するものであり、特に背面側に配置された面光源
を有し該面光源により画像担持体を透過照明することで
画像を表示する装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ノート型パソコン(パーソナルコンピュータ)の表示画
面を構成するのに使用されている液晶表示装置(液晶デ
ィスプレイ)は、基本的に液晶表示素子部(液晶セル)
と該液晶セルの背面側に配置されたバックライト部とか
ら構成されている。このバックライト部は、特公平7−
27136号公報や特公平7−27137号公報等に記
載されているように、板状導光体の端面に隣接配置され
た冷陰極管などの線状の光源から発せられる光を導光体
内へと入射させ、該導光体の一主面(表面)から面状に
光を出射させ、該光出射面上に配置したプリズムシート
により出射光の進行方向の分布(角度分布)を変更さ
せ、該プリズムシートからの光を画像担持体としての液
晶セルに入射させている。液晶セルは正面側及び裏面側
に互いに偏光面方向を直交させた状態で1対の偏光板が
配置されている。
【0003】以上のような表示装置において、線状光源
から発せられ導光体内へと入射した光は、表面及び該表
面とほぼ平行な裏面による繰り返し反射を受けて、導光
体内を入射端面と対向する端面の方へと伝達される。こ
の伝達の途中で、導光体の表面から一部の光が出射す
る。この出射光或はそれを拡散シート等に通した光はか
なり広い角度分布を有していたり、観察方向と異なる方
向に指向性を有していたりする。このため、必要な方向
に光を集中させたり、必要な方向に指向性を変更させて
光を出射させるために、上記プリズムシートが使用され
る。このプリズムシートは、プリズム面を導光体と反対
の側に向けて配置されることが多く、また、プリズムシ
ートは、プリズム稜線の方向が互いに直交するような配
置で重ね合わせて使用することができる。
【0004】ところで、近年では、次第に表示画面の大
型化が求められるようになってきており、この要求を満
たすために、以上のような液晶表示装置では、液晶セル
を大寸法化する努力がなされている。しかし、工業的規
模で製造される液晶セルの大きさには限界があり、それ
以上の寸法の表示画面を工業的規模で製造するには複数
の液晶セルを並べて配置するしかないのが現状である。
【0005】このように、個々の液晶セル等の画像担持
体に全体の表示画像の一部(部分画像)を担持させ、複
数の画像担持体により総合して所望の画像表示をなす場
合には、隣接する画像担持体の間に画像のとぎれ(不連
続)が形成されるので、画像品位の点で十分とはいえな
いという問題点がある。
【0006】そこで、本発明は、以上のような従来技術
の問題点を解決し、背面側から面状に照明光を照射して
画像担持体を透過照明することにより、該画像担持体に
より担持される画像を表示する画像表示装置において、
複数の部分画像担持体を用いて表示画像の不連続を実質
上なくして画像品位の良好な大画面表示を実現すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以上の
如き目的を達成するものとして、第1部分画像と第2部
分画像とからなる表示すべき画像の第1部分画像を担持
する第1部分画像担持体と該第1部分画像担持体の背面
側に配置された第1導光体と該第1導光体の光入射端面
に対向して配置された第1線状光源とからなる第1ユニ
ットと、前記表示すべき画像の第2部分画像を担持する
第2部分画像担持体と該第2部分画像担持体の背面側に
配置された第2導光体と該第2導光体の光入射端面に対
向して配置された第2線状光源とからなる第2ユニット
と、前記第1ユニット及び第2ユニットの前方に配置さ
れた指向性制御部材とを備えており、前記第1導光体
は、前記第1線状光源から発せられ前記光入射端面から
入射した光を該光入射端面と反対側の反対端面の方へと
導光し且つこれら光入射端面及び反対端面を横切る向き
に配置された光出射表面からその法線方向に対して前記
反対端面の側へと斜めに指向性をもって出射させる指向
性出射機構が付与されており、前記第2導光体は、前記
第2線状光源から発せられ前記光入射端面から入射した
光を該光入射端面と反対側の反対端面の方へと導光し且
つこれら光入射端面及び反対端面を横切る向きに配置さ
れた光出射表面からその法線方向に対して前記反対端面
の側へと斜めに指向性をもって出射させる指向性出射機
構が付与されており、前記第1ユニットと前記第2ユニ
ットとは、前記第1導光体の反対端面と前記第2導光体
の反対端面とが近接し且つ前記第1部分画像担持体と前
記第2部分画像担持体とが略同一平面上にて第1の距離
隔てられるようにして、配置されており、前記指向性制
御部材は、前記第1導光体の光出射表面から出射し前記
第1部分画像担持体を経て到来する第1部分画像光の進
行方向と前記第2導光体の光出射表面から出射し前記第
2部分画像担持体を経て到来する第2部分画像光の進行
方向とを互いに近づけるように、前記第1部分画像光及
び前記第2部分画像光の方向を制御する機能を有してお
り、前記第1部分画像光と前記第2部分画像光とが前記
指向性制御部材において互いに隣接し連続して前記表示
すべき画像を形成するように、前記第1部分画像担持体
及び前記第2部分画像担持体と前記指向性制御部材とを
第2の距離隔てて配置してなることを特徴とする、画像
表示装置、が提供される。
【0008】本発明の一態様においては、前記第1導光
体の指向性出射機構または前記第2導光体の指向性出射
機構は、各導光体の前記光入射端面及び前記光出射表面
の双方と略直交する断面内における光出射面法線方向か
らの角度に対する出射光光度の分布において、最大ピー
ク値の角度が45度〜85度であり、半値幅角度範囲が
80度以下である。
【0009】本発明の一態様においては、前記第1導光
体の指向性出射機構または前記第2導光体の指向性出射
機構は、前記出射光光度の分布において、前記光出射面
法線に関して前記最大ピークと反対側に現れる小ピーク
の光度値が前記最大ピークの光度値の3%以下である。
【0010】本発明の一態様においては、前記第1導光
体の反対端面または前記第2導光体の反対端面には光吸
収部材または光吸収層が付されている。
【0011】本発明の一態様においては、前記指向性制
御部材は、前記第1ユニット及び前記第2ユニットの側
の面に多数のプリズムが形成されているプリズムシート
からなる。
【0012】本発明の一態様においては、前記プリズム
シートのプリズム頂角は50度〜80度である。
【0013】本発明の一態様においては、前記第1部分
画像担持体及び前記第2部分画像担持体と前記指向性制
御部材との間に、少なくとも1つの透光性スペーサ部分
を単独あるいは重畳させて配置してなるスペーサ(空気
層を含む)が介在している。
【0014】本発明の一態様においては、k個のスペー
サ部分が重畳して配置されており、p番目のスペーサ部
分の厚さをtp とし屈折率をnp とし、各導光体の前記
光入射端面及び前記光出射表面の双方と略直交する断面
内における光出射面法線方向からの角度に対する出射光
光度の分布における最大ピークの角度をθとし、前記第
1の距離の半分をhとし、前記第2の距離をtとしたと
きに、次の関係0.7h<Σ[tp sinθ/√(np
2 −sin2 θ)]<1.2hが成立する(ここでΣは
pについて1〜kの和をとることを示す)。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。
【0016】図1は本発明による画像表示装置の第1の
実施形態の構成を示す模式的断面図であり、図2はその
一部切欠平面図を示す。
【0017】これらの図において、符号2Aは第1の表
示ユニットを示し、符号2Bは第2の表示ユニットを示
し、符号4は指向性制御部材を示す。
【0018】第1ユニット2Aは、矩形板状の導光体1
2A、線状光源14A及び画像担持体16Aを有する。
【0019】導光体12Aは、Y方向に延びている一端
面12A1を光入射面とし、端面12A1と略直交する
X−Y面内の一主面たる表面(上面)12A3を光出射
面とし、表面12A3と反対側のX−Y面内の主面たる
裏面(下面)12A4を光反射面として、利用してい
る。裏面12A4には、光反射部材22Aを付設した
り、光反射層を形成したりすることによって、光反射面
としての機能を十分に発揮することができる。尚、導光
体12Aの2つの主面12A3,12A4は互いに平行
でなくともよく、例えば一端面12A1側から他端面1
2A2へと少しづつ厚さが減少するようなくさび形であ
ってもよい。
【0020】線状光源14Aは、導光体端面12A1に
対向するようにY方向に延びた状態で配置されている。
線状光源14Aには、発光光を効率よく導光体端面12
A1の方へと向かわせるために、リフレクタ24Aが付
設されている。線状光源14Aから発せられた光は、一
部が直接、他部がリフレクタ24Aにより反射された上
で、光入射端面12A1から導光体12A内へと入射せ
しめられる。
【0021】導光体12A内に入射した光は、光反射面
12A4と光出射面12A3とにより全反射等の反射を
繰り返し受け、光入射面12A1とは反対側の端面12
A2の方へと伝達される。この光伝達の途中で、光反射
面12A4から出射する一部の光は、光反射部材22A
により反射せしめられ導光体へと再入射せしめられる。
また、この光伝達の途中で、光出射面12A3から一部
の光が出射する。
【0022】この光出射面12A3からの光出射は、導
光体12Aに形成されている指向性出射機構により、図
示されているように斜め上向きに揃った指向性をもって
なされる。実際には、図3に示されているように、光出
射面12A3から出射する光は、X−Z面P内の進行方
向に分布を持ち、完全に同一の方向とはならない場合が
殆どである。分布の最大ピークを示す最大ピーク光度出
射光Mが光出射面12A3の法線Nの方向に対してなす
角θを45度〜85度とするのが好ましく、しかも最大
ピーク光度値の1/2以上の光度値の光の分布角度範囲
(半値幅角度範囲)φを80度以下例えば40度以下と
するのが好ましい。導光体12Aの光出射面12A3の
上に光拡散シートを配置することができるが、その場合
においても、光拡散シートから出射する光が以上のよう
な指向性をもつようにするのが好ましい。
【0023】導光体12A内で進行する光のうちには、
光入射面12A1と平行にY方向に延びている他の端面
12A2から光入射面12A1の方へと向かうものも僅
かではあるが存在することがある。そのような光に基づ
き、図3に示されている様に、光出射面12A3の法線
Nに関して最大ピーク光度出射光Mと反対側に小さなピ
ークが存在することがある。この小ピーク出射光mの光
度は最大ピーク出射光Mの光度の3%以下であるのが好
ましい。これは、小ピーク出射光mの光度が最大ピーク
出射光Mの光度の3%を越えると、観察条件によって
は、表示画像が二重に見えたりゴーストが生じたりする
可能性が高くなる傾向にあるからである。この小ピーク
出射光mは、他の端面12A2に光吸収部材20Aを付
設する等して該端面12A2を光吸収面とすることによ
って、少なくすることができる。
【0024】導光体12Aの指向性出射機構としては、
例えば、光出射面12A3または光反射面12A4に形
成された微細な凹凸を用いることができる。この微細な
凹凸としては、平均傾斜角2度〜8度程度のものを用い
るのが好ましい。微細な凹凸をもつ粗面の平均傾斜角
(θa)は、ISO4287/1−1984に従って、
触針式表面粗さ計を用いて粗面形状を測定し、測定方向
の座標をxとして、得られた傾斜関数f(x)から次式 Δa=(1/L)∫0 L|(d/dx)f(x)|dx θa=tan-1(Δa) を用いて求めることができる。ここで、Lは測定長さで
ある。
【0025】平均傾斜角θaが小さすぎると、導光体2
からの光の出射率が小さく輝度が低くなりやすい。ま
た、平均傾斜角が大きすぎると、線状光源に近い位置で
大部分の光が出射し、導光体中で線状光源から離れるに
従い光の減衰が著しくなり、光出射面からの出射光も線
状光源から離れるに従って急に減衰し、光出射面内での
輝度の均斉度が低下しやすい。
【0026】この微細な凹凸は、略等方性であってもよ
いし方向性をもっていてもよい。方向性をもつ場合に
は、微細な凹凸は、例えばX−Z断面内の形状が平均傾
斜角2度〜8度程度のY方向に並列配置された多数の微
細なプリズム列やレンチキュラーレンズ列等の多数の微
細な凹凸条溝であってもよい。微細な凹凸の凹凸形状の
ピッチは、画像表示装置の観察条件等に応じて画像品質
の劣化がないように定めるのが好ましいが、例えば1μ
m〜2000μm程度とすることができる。
【0027】また、導光体12Aの指向性出射機構とし
ては、導光体12Aを構成する基礎材料の屈折率と異な
る屈折率をもつ微小な光拡散材を導光体中に分散してな
るものを用いることができる。この微小光拡散材として
は、例えば、プラスチック等の有機物またはガラス等の
無機物からなる粒径2〜100μm例えば4〜10μm
の透光性粒子を用いることができる。このような光拡散
材は、光出射面12A3または光反射面12A4の近傍
における層状領域に分散されていてもよいし、導光体全
体に分散されていてもよい。
【0028】導光体12Aの光反射面12A4に付設さ
れる光反射部材22Aとしては、例えば表面に金属蒸着
反射層を有するプラスチックシートを用いることができ
る。この光反射部材22Aは、正反射機能を有するもの
や拡散反射機能を有するものを用いることができる。あ
るいは、上記導光体の光出射面12A3からの光出射を
全面にわたって均一化するために、光反射部材22Aと
して、部分的に反射率の異なるものや部分的に反射面積
割合の異なるパターン反射機能を有するものを用いるこ
とができる。尚、以上のような反射シートを省略して、
導光体の光反射面12A4に金属蒸着などにより反射層
を付与することも可能である。
【0029】光出射面12A3から出射することなく他
の端面12A2に到達した光は、該他の端面12A2に
付設された光吸収部材20Aにより吸収され、光入射面
12A1の方へと反射される光は殆どない。光吸収部材
20Aとしては、例えばクロスニコルの状態(偏光面方
向が互いに直交する状態)に配置された2枚の偏光板や
黒色顔料を含むプラスチックなどを用いることができ
る。尚、以上のような光吸収部材を省略して、導光体の
光吸収面12A2に光吸収層を付与することも可能であ
る。
【0030】また、線状光源14Aに付設されるリフレ
クタ24Aとしては、例えば表面に金属蒸着反射層を有
するプラスチックシートや金属カバーを用いることがで
きる。
【0031】以上のようにして、導光体12Aの光出射
面12A3から指向性をもって出射した光は、光透過型
の(光透過率差を利用した)画像(第1の部分画像)を
担持する画像担持体16Aを通過する。該画像担持体と
しては、例えば透過型液晶セルを用いることができる。
液晶セルは、多数の表示画素を有しており、背面側(下
面側)及び正面側(上面側)に1対の偏光板を備えてお
り、電気的画像情報信号に基づいて各画素を適時オン−
オフすることで、オンされた画素部分では背面側から到
来する光を通過させることができ、オフされた画素部分
では背面側から到来する光を遮断することができる。こ
れにより、所望の静止画や動画を表示することができ
る。画像担持体としては、その他、例えば、プラスチッ
クシートに所望の光透過率分布パターンの画像を形成し
たものを用いることもできる。
【0032】画像担持体16Aを通過した光は、該画像
担持体へ入射した時の指向性をほぼ維持したままで、但
し画像情報による変調を受けた画像光として、大略斜め
上方へと進行する。
【0033】以上のようにして、第1ユニット2Aか
ら、画像担持体16Aの画像情報をもつ第1の画像光が
発せられ、該画像光は第1ユニット2Aに対して上下方
向に距離tだけ隔てられて配置された指向性制御部材4
に入射する。この指向性制御部材4は、上記法線Nの方
向に対して最大ピーク角度θで入射する光の進行方向を
所望の方向へと変化させる(方向性を制御する)作用を
有する。本実施形態では、所望方向として上記法線Nの
方向を採用している。
【0034】該指向性制御部材4としては、下面側にY
方向に延びた多数のプリズム列が並列して形成されてい
るプリズムシートを用いることができる。このプリズム
シートとしては、プリズム頂角50度〜80度のものを
使用することができる。このプリズムシートのプリズム
列の配列のピッチは、例えば10μm〜1000μmと
することができる。例えば、屈折率1.52の材質でプ
リズム頂角63度のプリズムシートを構成した場合に
は、上記法線Nの方向に対して角度65で入射する光の
進行方向を法線Nの方向へと変化させることができる。
これは、法線Nの方向に対して斜めにプリズムシート4
の各プリズム列の一方面から入射した光が、各プリズム
列の他方面で全反射作用によって内面反射され、法線N
の方向に向かってその進行方向を変更せしめられる。
【0035】上記のように、指向性制御部材4は第1ユ
ニット2Aに対して上下方向に距離tだけ隔てて配置さ
れているので、画像担持体16Aの画像情報は、指向性
制御部材4へはX方向に距離t・tanθだけ移動した
(図1において右方へと移動した)状態で入射する。従
って、指向性制御部材4からは、第1ユニット2Aから
斜めに到来する画像光に対応した画像光が、X方向に距
離t・tanθだけシフトして略法線方向に上方へと出
射する。
【0036】以上、第1ユニット2Aに関して述べた
が、第2ユニット2Bに関しても同様である。第2ユニ
ット2Bは第1ユニット2Aと実質上同等の構成を有し
ており、図1及び図2において、第2ユニット2Bの第
1ユニット2Aと対応する部材には符号部分Aに代えて
符号部分Bを用いた符号で示している。即ち、符号12
Bは導光体であり、符号12B1はY方向に延びている
光入射端面であり、符号12B2は該端面12B1と平
行にY方向に延びている光吸収端面であり、符号12B
3は端面12B1と直交するX−Y面内の一主面たる光
出射面であり、符号12B4は光出射面12B3と反対
側のX−Y面内の主面たる光反射面である。符号20B
は光吸収部材であり、符号22Bは光反射部材である。
符号14Bは導光体端面12B1に対向するようにY方
向に延びた状態で配置されている線状光源であり、符号
24Bはリフレクタである。符号16Bは第2の部分画
像を担持する画像担持体である。この画像担持体16B
により担持される第2の部分画像は、画像担持体16A
に担持される第1の部分画像と組み合わされて1つの総
合画像を形成する。
【0037】また、第2ユニット2Bは、第1ユニット
2Aと同様に、指向性制御部材4から上下方向に距離t
だけ隔てられて配置されている。そして、第2ユニット
2Bと第1ユニット2Aとは、それぞれの画像担持体1
6A,16BがX方向に距離2hだけ隔てられ、それぞ
れの光吸収部材20A,20Bどうしが対向するように
して、位置している。
【0038】上記のように、第1画像担持体16Aの第
1部分画像情報はX方向に距離t・tanθだけ右方へ
と移動して指向性制御部材4に入射し、同様にして第2
画像担持体16Bの第2部分画像情報はX方向に距離t
・tanθだけ左方へと移動して指向性制御部材4に入
射するので、2t・tanθ=2hが成り立つ条件の近
傍の条件下において、指向性制御部材4から正面側へと
出射画像光は第1部分画像と第2部分画像との重なりが
それほど目立たず且つ第1部分画像と第2部分画像との
分離もそれほど目立たず、第1部分画像と第2部分画像
とからなる良好な画像品質の総合画像が指向性制御部材
4の上方において法線Nの方向及びその近傍の方向から
良好な光利用効率で観察することができる。このような
条件として、 0.7h<t・tanθ<1.2h を挙げることができる。t・tanθが0.7h以下で
あると2つの部分画像の重なりが目立ちやすくなり、t
・tanθが1.2h以上であると2つの部分画像の分
離が目立ちやすくなる。
【0039】以上のようにして、本実施形態によれば、
工業上良好に製作し得る最大の画像担持体の2倍の大き
さの良好な品質の画像表示が可能な表示装置を、工業上
良好に製作することができる。
【0040】以上、主としてX−Z断面内における光の
振舞に関して説明したが、本発明においては、Y−Z断
面内における光の進行方向を制御する手段を設けること
ができる。
【0041】このような手段として、たとえば、導光体
12A,12Bの光出射面12A3,12B3または光
反射面12A4,12B4にY−Z断面形状が円弧形状
その他の弧形状となる表面を有するレンチキュラーレン
ズ列(柱状レンズ)又はY−Z断面形状が三角形状のV
字形状その他の折れ線形状となる表面を有するプリズム
列(柱状プリズム)を形成することができる。この略X
方向に延びたレンズ列(プリズム列を含む)での屈折及
び/または反射の作用により、Y−Z断面内の指向性を
制御することができ、即ちレンズ列の形状を適宜設定す
ることで光源1と平行な方向の出射光分布を所望なもの
とすることができる。
【0042】このようなレンズ列として断面形状が円弧
形状のレンチキュラーレンズ列を用いる場合には、該レ
ンチキュラーレンズ列の曲率半径は例えば10〜500
μmである。また、レンズ列として断面形状が三角形状
のプリズム列を用いる場合には、該プリズム列の頂角は
例えば40〜140°である。
【0043】尚、各レンズ列の表面形状をXZ面に関し
て非対称なものとなした場合には、Z方向に対して傾い
た方向への指向性が高められる。
【0044】また、Y−Z断面内における光の進行方向
を制御する手段として、上記指向性制御部材4の上側ま
たは下側に、Y−Z断面形状が円弧形状その他の弧形状
の繰り返しからなる表面を有するレンチキュラーレンズ
シート又はY−Z断面形状が三角形状のV字形状その他
の折れ線形状の繰り返しからなる表面を有するプリズム
シートを形成することができる。このプリズムシートと
しては、指向性制御部材4として用いたものと同様なも
のを用いることができる。
【0045】図4は本発明による画像表示装置の第2の
実施形態の構成を示す模式的断面図である。図4におい
て、図1〜3におけると同様の機能を有する部材には同
一の符号が付されている。
【0046】本実施形態は、第1ユニット2Aと第2ユ
ニット2Bとで、それぞれ光吸収部材を有する代わり
に、共通の光吸収部材20を用いたことが、上記図1〜
3に示す第1の実施形態と異なる。即ち、本実施形態で
は、第1ユニット2Aと第2ユニット2Bとは一連の形
態を有する。
【0047】また、本実施形態は、導光体12A,12
Bの端面12A2,12B2の間隔が小さい場合を示し
ている。この場合、良好な表示を実現するために、導光
体12A,12Bの光出射面の光吸収部材20の近傍に
画像担持体16A,16Bが配置されていない部分を存
在させている。そして、この部分から上方へと光が出射
するのを防止するために、画像担持体16A,16Bの
間に遮光部材30が配置されている。該遮光部材30と
しては、例えば上記光吸収部材と同様のものを用いるこ
とができる。
【0048】本実施形態においても、上記図1〜3に示
す第1の実施形態と同様な作用効果が得られる。
【0049】図5は本発明による画像表示装置の第3の
実施形態の構成を示す模式的断面図である。図5におい
て、図1〜4におけると同様の機能を有する部材には同
一の符号が付されている。
【0050】本実施形態は、第1ユニット2A及び第2
ユニット2Bと指向性制御部材4との間に所望厚さの板
状透光性スペーサ32を配置したことが、上記図1〜3
に示す第1の実施形態と異なる。透光性スペーサ32と
しては例えばプラスチックシートを用いることができ
る。これにより、第1ユニット2A及び第2ユニット2
Bと指向性制御部材4との間隔を容易に所望値に設定す
ることができる。
【0051】本実施形態においても、上記図1〜3に示
す第1の実施形態と同様な作用効果が得られる。
【0052】図6は本発明による画像表示装置の第4の
実施形態の構成を示す模式的部分断面図である。図6に
おいて、図1〜5におけると同様の機能を有する部材に
は同一の符号が付されている。
【0053】本実施形態では、第1ユニット2Aにおい
て、導光体12Aと画像担持体16Aとの間にも所望厚
さの板状透光性スペーサ34Aを配置している。図示し
ないが、第2ユニット2Bにおいても、同様に、導光体
12Bと画像担持体16Bとの間にスペーサ34Aと同
一厚さの板状透光性スペーサ34Bを配置している。そ
の他の構成は、上記図5に示す第3の実施形態と同様で
ある。
【0054】本実施形態においても、上記図5に示す第
3の実施形態と同様な作用効果が得られる。
【0055】図7は本発明による画像表示装置の第5の
実施形態の構成を示す模式的部分断面図である。図7に
おいて、図1〜6におけると同様の機能を有する部材に
は同一の符号が付されている。
【0056】本実施形態は、板状透光性スペーサ32と
して、k個の透光性スペーサ部分32−1〜32−kを
重畳させた複合スペーサを用いている点が、上記図5に
示す第3の実施形態と異なる。各スペーサ部分32−1
〜32−kが、厚さt1 〜t k で、屈折率n1 〜nk
あるとすると、第1部分画像と第2部分画像との重なり
がそれほど目立たず且つ第1部分画像と第2部分画像と
の分離もそれほど目立たず、第1部分画像と第2部分画
像とからなる良好な画像品質の総合画像が指向性制御部
材4の上方において法線Nの方向及びその近傍の方向か
ら良好な光利用効率で観察することができる条件とし
て、 0.7h<Σ[tp sinθ/√(np 2−sin2
θ)]<1.2h を挙げることができる。ここで、Σはpについて1〜k
の和をとることを意味する。Σ[tp sinθ/√(n
p 2−sin2 θ)]が0.7h以下であると2つの部分
画像の重なりが目立ちやすくなり、Σ[tp sinθ/
√(np 2−sin 2 θ)]が1.2h以上であると2つ
の部分画像の分離が目立ちやすくなる。このようにする
ことで、予めいくつかの透光性スペーサ部分を用意して
おき、これらを適宜組み合わせることで、部分画像をX
方向に所望距離移動させることができる。
【0057】本実施形態においても、上記図5に示す第
3の実施形態と同様な作用効果が得られる。
【0058】図8は本発明による画像表示装置の第6の
実施形態の構成を示す模式的部分断面図である。図8に
おいて、図1〜7におけると同様の機能を有する部材に
は同一の符号が付されている。
【0059】本実施形態では、指向性制御部材4として
上面側に光拡散層40を有するプリズムシートを用いて
いる。その他の構成は、上記図1〜3に示す第1の実施
形態と同様である。光拡散層40の光拡散性能に応じ
て、視野角を調整することが可能である。
【0060】本実施形態においても、上記図1〜3に示
す第1の実施形態と同様な作用効果が得られる。
【0061】尚、指向性制御部材4は、第1ユニット及
び第2ユニットからX方向に関して互いに逆向きに到来
する2つの部分画像光の指向性を目的とする方向(例え
ば法線Nの方向)へとほぼ揃えるように制御できるもの
であればよく、例えば上面側にプリズム列が形成された
シートや、円弧形状その他の弧形状の断面の表面を有す
るレンチキュラーレンズ列を下面側または上面側に設け
たレンチキュラーレンズシートや、フライアイレンズシ
ートなどを用いることも可能である。また、指向性制御
部材4として、シート状、フィルム状または板状の光拡
散部材を用いることもできる。
【0062】本発明においては、導光体及び指向性制御
部材は、光透過率の高い合成樹脂から構成することがで
きる。このような合成樹脂としては、メタクリル樹脂、
アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩化ビニル
系樹脂が例示できる。これらの高透明性の合成樹脂を使
用して、押出成形、射出成形等の通常の成形方法を用い
て、導光体及び指向性制御部材を製造することができ
る。特に、メタクリル樹脂が、光透過率の高さ、耐熱
性、力学的特性、成形加工性に優れており、最適であ
る。このようなメタクリル樹脂としては、メタクリル酸
メチルを主成分とする樹脂であり、メタクリル酸メチル
が80重量%以上であるものが好ましい。
【0063】導光体及び指向性制御部材の粗面などの微
細な凹凸表面構造やレンチキュラーレンズ列やプリズム
列などのレンズ列を配列した表面構造を形成するに際し
ては、透明合成樹脂板を所望の表面構造を有する型部材
を用いて熱プレスすることで形成してもよいし、押出成
形や射出成形等によって導光体や指向性制御部材を製造
する際に、同時に形状付与してもよい。また、熱あるい
は光硬化性樹脂等を用いて、導光体や指向性制御部材を
製造する際に、同時に形成してもよい。この場合、導光
体や指向性制御部材の内部と微細凹凸構造またはレンチ
キュラーレンズ列やプリズム列などのレンズ列配列構造
を有する表面部とで、屈折率を異ならせたものを製造す
ることもできる。さらに、ポリエステル系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩化ビニル系樹
脂、ポリメタクリルイミド系樹脂等からなる透明フィル
ムあるいはシート等の透明基材上に、活性エネルギー線
硬化型樹脂からなる粗面構造またはレンチキュラーレン
ズ列やプリズム列などのレンズ列配列構造を表面に形成
してもよいし、このようなシートを接着、融着等の方法
によって別個の透明基材上に接合一体化させてもよい。
活性エネルギー線硬化型樹脂としては、多官能(メタ)
アクリル化合物、ビニル化合物、(メタ)アクリル酸エ
ステル類、アリル化合物、(メタ)アクリル酸の金属塩
等を使用することができる。
【0064】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。
【0065】[実施例1]上記実施形態1に従った画像
表示装置を製造した。その際、板状導光体として、屈折
率1.52のアクリル樹脂からなる196mm×245
mm×3mmの寸法のものを用いた。この導光体の指向
性出射機構として、光出射面に平均傾斜角3.3度の微
細な凹凸を形成した。光吸収部材としてクロスニコル状
態に配置した2枚の偏光板を用い、この光吸収部材を導
光体の光吸収端面に空気層を介さずに透明接着剤で接着
した。線状光源として、直径2mmの冷陰極管を用い
た。導光体の光入射端面と光出射面との双方に垂直な断
面内での導光体出射光の光度分布において、光出射面法
線方向に対して、+67度に最大ピークがあり、−67
度に最大ピークの光度値の2.6%の小ピークがあっ
た。
【0066】以上のような導光体及び線状光源などの組
を2つ用意し、それぞれの組の導光体光出射面上に部分
画像担持体を配置した。部分画像担持体として、1つの
総合画像を担持するOHPシートを中央で切断して得た
ものを用いた。
【0067】以上のようにして形成した第1ユニット及
び第2ユニットを、光吸収部材側の端部どうしを対向さ
せ隣接させた状態で配置した。第1ユニットの第1部分
画像と第2ユニットの第2部分画像との間隔は5mmで
あった。
【0068】第1ユニット及び第2ユニットの上方に、
第1部分画像及び第2部分画像から距離1mm隔てて、
指向性制御部材を配置した。この指向性制御部材として
は、頂角63度でピッチ50μmのプリズムシートをプ
リズム面が第1部分画像及び第2部分画像と対向するよ
うに下向きに配置したものを用いた。
【0069】以上のようにして製造された画像表示装置
において画像を表示したところ、二重像は観察されず、
部分画像間の分離や部分画像どうしの重なりは観察され
ず、良好な品位の画像が得られた。
【0070】[実施例2]第1ユニット及び第2ユニッ
トの上方に厚さ3mmのアクリル樹脂製シートを介して
指向性制御部材を配置することを除いて、実施例1と同
様にして上記実施形態3に従った画像表示装置を製造し
た。
【0071】以上のようにして製造された画像表示装置
において画像を表示したところ、二重像は観察されず、
部分画像間の分離や部分画像どうしの重なりは観察され
ず、良好な品位の画像が得られた。
【0072】尚、アクリル樹脂製シートとして厚さ2m
mのものを用いて同様にして画像表示装置を製造し、同
様にして画像を表示したところ、二重像は観察されなか
ったが、部分画像間にやや分離が発生した。
【0073】また、アクリル樹脂製シートとして厚さ4
mmのものを用いて同様にして画像表示装置を製造し、
同様にして画像を表示したところ、二重像は観察されな
かったが、部分画像間どうしにやや重なりが発生した。
【0074】[実施例3]導光体の指向性出射機構とし
て該導光体に屈折率1.50で平均粒径8.0μmの光
拡散材を3.3%分散させたものを用いることを除い
て、実施例1と同様にして画像表示装置を製造した。導
光体の光入射端面と光出射面との双方に垂直な断面内で
の導光体出射光の光度分布において、光出射面法線方向
に対して、+66度に最大ピークがあり、半値幅角度範
囲は29度であった。
【0075】以上のようにして製造された画像表示装置
において画像を表示したところ、二重像は観察されず、
部分画像間の分離や部分画像どうしの重なりは観察され
ず、良好な品位の画像が得られた。
【0076】[比較例1]実施例1と同様にして、但
し、第1ユニット及び第2ユニットの上方に間隔をおか
ずに指向性制御部材を密着配置させて、画像表示装置を
製造した。
【0077】以上のようにして製造された画像表示装置
において画像を表示したところ、二重像は観察されなか
ったが、部分画像間の分離が発生した。
【0078】[比較例2]実施例2と同様にして、但
し、値第1ユニット及び第2ユニットの上方に間隔をお
かずに指向性制御部材を密着配置させて、画像表示装置
を製造した。
【0079】以上のようにして製造された画像表示装置
において画像を表示したところ、二重像は観察されなか
ったが、部分画像間の分離が発生した。
【0080】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、背面側
から面状に照明光を照射して画像担持体を透過照明する
ことにより、該画像担持体により担持される画像を表示
する画像表示装置において、表示画像の不連続や部分的
重畳を実質上なくして画像品位の良好な大画面表示を実
現することが可能となる。かくして、本発明によれば、
工業上良好に製作し得る最大の画像担持体の2倍の大き
さの良好な品質の画像表示が可能な表示装置を、工業上
良好に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像表示装置の第1の実施形態の
構成を示す模式的断面図である。
【図2】本発明による画像表示装置の第1の実施形態の
構成を示す一部切欠平面図である。
【図3】本発明による画像表示装置の第1の実施形態に
おける導光体からの指向性光出射の説明図である。
【図4】本発明による画像表示装置の第2の実施形態の
構成を示す模式的断面図である。
【図5】本発明による画像表示装置の第3の実施形態の
構成を示す模式的断面図である。
【図6】本発明による画像表示装置の第4の実施形態の
構成を示す模式的部分断面図である。
【図7】本発明による画像表示装置の第5の実施形態の
構成を示す模式的部分断面図である。
【図8】本発明による画像表示装置の第6の実施形態の
構成を示す模式的部分断面図である。
【符号の説明】
2A 第1ユニット 2B 第2ユニット 4 指向性制御部材 12A,12B 板状導光体 12A1,12B1 光入射端面 12A2,12B2 端面 12A3,12B3 光出射面 12A4,12B4 光反射面 14A,14B 線状光源 16A,16B 部分画像担持体 20,20A,20B 光吸収部材 22A,22B 光反射部材 24A,24B リフレクタ 30 遮光部材 32 板状透光性スペーサ 32−1〜31−k スペーサ部分 34A 板状透光性スペーサ M 最大ピーク光度出射光 m 小ピーク光度出射光 N 光出射面法線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1部分画像と第2部分画像とからなる
    表示すべき画像の第1部分画像を担持する第1部分画像
    担持体と該第1部分画像担持体の背面側に配置された第
    1導光体と該第1導光体の光入射端面に対向して配置さ
    れた第1線状光源とからなる第1ユニットと、前記表示
    すべき画像の第2部分画像を担持する第2部分画像担持
    体と該第2部分画像担持体の背面側に配置された第2導
    光体と該第2導光体の光入射端面に対向して配置された
    第2線状光源とからなる第2ユニットと、前記第1ユニ
    ット及び第2ユニットの前方に配置された指向性制御部
    材とを備えており、 前記第1導光体は、前記第1線状光源から発せられ前記
    光入射端面から入射した光を該光入射端面と反対側の反
    対端面の方へと導光し且つこれら光入射端面及び反対端
    面を横切る向きに配置された光出射表面からその法線方
    向に対して前記反対端面の側へと斜めに指向性をもって
    出射させる指向性出射機構が付与されており、 前記第2導光体は、前記第2線状光源から発せられ前記
    光入射端面から入射した光を該光入射端面と反対側の反
    対端面の方へと導光し且つこれら光入射端面及び反対端
    面を横切る向きに配置された光出射表面からその法線方
    向に対して前記反対端面の側へと斜めに指向性をもって
    出射させる指向性出射機構が付与されており、 前記第1ユニットと前記第2ユニットとは、前記第1導
    光体の反対端面と前記第2導光体の反対端面とが近接し
    且つ前記第1部分画像担持体と前記第2部分画像担持体
    とが略同一平面上にて第1の距離隔てられるようにし
    て、配置されており、 前記指向性制御部材は、前記第1導光体の光出射表面か
    ら出射し前記第1部分画像担持体を経て到来する第1部
    分画像光の進行方向と前記第2導光体の光出射表面から
    出射し前記第2部分画像担持体を経て到来する第2部分
    画像光の進行方向とを互いに近づけるように、前記第1
    部分画像光及び前記第2部分画像光の方向を制御する機
    能を有しており、 前記第1部分画像光と前記第2部分画像光とが前記指向
    性制御部材において互いに隣接し連続して前記表示すべ
    き画像を形成するように、前記第1部分画像担持体及び
    前記第2部分画像担持体と前記指向性制御部材とを第2
    の距離隔てて配置してなることを特徴とする、画像表示
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1導光体の指向性出射機構または
    前記第2導光体の指向性出射機構は、各導光体の前記光
    入射端面及び前記光出射表面の双方と略直交する断面内
    における光出射面法線方向からの角度に対する出射光光
    度の分布において、最大ピーク値の角度が45度〜85
    度であり、半値幅角度範囲が80度以下であることを特
    徴とする、請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1導光体の指向性出射機構または
    前記第2導光体の指向性出射機構は、前記出射光光度の
    分布において、前記光出射面法線に関して前記最大ピー
    クと反対側に現れる小ピークの光度値が前記最大ピーク
    の光度値の3%以下であることを特徴とする、請求項2
    に記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1導光体の反対端面または前記第
    2導光体の反対端面には光吸収部材または光吸収層が付
    されていることを特徴とする、請求項1に記載の画像表
    示装置。
  5. 【請求項5】 前記指向性制御部材は、前記第1ユニッ
    ト及び前記第2ユニットの側の面に多数のプリズム列が
    形成されているプリズムシートからなることを特徴とす
    る、請求項1に記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記プリズムシートのプリズム頂角は5
    0度〜80度であることを特徴とする、請求項5に記載
    の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記第1部分画像担持体及び前記第2部
    分画像担持体と前記指向性制御部材との間に、少なくと
    も1つの透光性スペーサ部分を単独あるいは重畳させて
    配置してなるスペーサ(空気層を含む)が介在している
    ことを特徴とする、請求項1に記載の画像表示装置。
  8. 【請求項8】 k個のスペーサ部分が重畳して配置され
    ており、p番目のスペーサ部分の厚さをtp とし屈折率
    をnp とし、各導光体の前記光入射端面及び前記光出射
    表面の双方と略直交する断面内における光出射面法線方
    向からの角度に対する出射光光度の分布における最大ピ
    ークの角度をθとし、前記第1の距離の半分をhとし、
    前記第2の距離をtとしたときに、次の関係 0.7h<Σ[tp sinθ/√(np 2 −sin2
    θ)]<1.2h が成立する(ここでΣはpについて1〜kの和をとるこ
    とを示す)ことを特徴とする、請求項7に記載の画像表
    示装置。
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