JPH11327435A - 地理データベースにおけるデータ型のインタリービング、及びそれをナビゲーション応用に使用する方法 - Google Patents

地理データベースにおけるデータ型のインタリービング、及びそれをナビゲーション応用に使用する方法

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JPH11327435A
JPH11327435A JP10378102A JP37810298A JPH11327435A JP H11327435 A JPH11327435 A JP H11327435A JP 10378102 A JP10378102 A JP 10378102A JP 37810298 A JP37810298 A JP 37810298A JP H11327435 A JPH11327435 A JP H11327435A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンドユーザにナビゲーション特色を提供す
るナビゲーション応用プログラムと共に使用するための
地理データベースを提供する。 【解決手段】 地理データベースは、第1の型の複数の
データレコードと、第2の型の複数のデータレコードと
を含む。第1の型の複数のデータレコードは複数のパー
セルに編成され、各パーセルは第1の型の複数のデータ
レコードを含む。第2の型の複数のデータレコードは複
数のパーセルに編成され、各パーセルは第2の型の複数
のデータレコードを含む。第1の型のデータレコードの
パーセルは第2の型のデータレコードのパーセルとイン
タリーブされる。このインタリービングによって、これ
らの異なる型を使用するナビゲーション機能はこれらの
異なる型により迅速に且つ効率的にアクセスすることが
でき、それによってナビゲーションシステムの性能が強
化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンドユーザにナ
ビゲーティング特色及び機能を提供するナビゲーション
応用プログラムと共に使用される地理データへのアクセ
ス及びその使用を容易にするシステム及び方法に関し、
詳しく述べれば、本発明は、1つまたはそれ以上のナビ
ゲーション機能を支援するように各々が適合されている
異なる型の地理データを含み、且つ異なる型の別の地理
データと共に動作し、それによって若干のナビゲーショ
ン機能を容易にし、性能を強化するようになっている地
理データベースに関する。
【0002】
【従来の技術】関連出願 本願は、同時出願された代理人ドケット No. 7117-80
「地理データベースにおけるセグメントの集約、及びそ
れをナビゲーション応用に使用する方法」に関連し、そ
の全文を参照として採り入れている。
【0003】発明の背景 エンドユーザ(例えば、ナビゲーションシステムが設置
されているビークルの運転手)にいろいろなナビゲーシ
ョン機能及び特色を提供する、コンピュータをベースと
するナビゲーション応用プログラムを使用することがで
きる。例えば、若干のナビゲーション応用プログラム
は、複数の位置の間の道路を走行するための最適ルート
を決定することができる。エンドユーザからの入力、及
びオプションとしてユーザの物理的位置を決定できる機
器(例えば、GPSシステム)からの入力を使用して、
ナビゲーション応用プログラムは地理領域内の2つの位
置の間のいろいろなルートを調べ、出発点から目的地ま
で走行するのに最適なルートを決定することができる。
次いでナビゲーション応用プログラムは、出発点から目
的地までエンドユーザが走行するのに必要な運転操作
(以下、単に運転という)を識別する命令の形状で、最
適ルートに関する情報をエンドユーザに提供することが
できる。もしナビゲーションシステムが自動車に搭載さ
れているのであれば、命令は、エンドユーザがルートを
走行中に供給されるオーディオ命令の形状をとることが
できる。若干のナビゲーション応用プログラムは、目的
地までのルートを示す詳細地図、ルートに沿ういろいろ
な位置においてとるべき運転の型、若干の型の特色の位
置、等々をコンピュータディスプレイ上に表示すること
ができる。
【0004】これらの、及び他のナビゲーティング機能
を提供するために、ナビゲーション応用プログラムは、
地理領域内の物理的特色を表すデータを含む1つまたは
それ以上の詳細なデータベースを使用する。この/これ
らの詳細なデータベースは、交差点における転回禁止、
道路の速度制限、さまざまな道路の街路名、いろいろな
道路に沿う番地範囲、等々のような、地理領域内の道路
及び交差点に関する情報を含むこともできる。
【0005】ナビゲーション応用プログラムが使用する
ための地理データを供給する上での問題の1つは、ナビ
ゲーション応用プログラムを走らせているナビゲーショ
ンシステムの使用可能なコンピュータ資源の効率的な利
用に関係がある。コンピュータをベースとするナビゲー
ション応用プログラムは、コンピュータ資源が比較的制
限されているものを含むさまざまなプラットフォーム上
で使用される。例えばナビゲーションシステムは、ビー
クルに搭載することも、またはハンドヘルド形であるこ
ともできる。これらの型のナビゲーションシステムのコ
ンピュータ資源は、典型的には、メモリが制限されてい
たり、またはI/Oが比較的遅い等、比較的制限されて
いる。これらのシステムに高レベルの機能を与えるため
には、使用可能なコンピュータ資源を効率的に使用する
ことが要求される。
【0006】エンドユーザに所望レベルのナビゲーティ
ング機能を提供するのに必要な比較的大きいサイズの地
理データベースが与えられた場合、地理領域全体の全て
のデータレコードを同時にナビゲーションシステムのメ
モリ内にロードできないことが知られている。これは、
ビークル搭載のシステム、またはハンドヘルドシステム
のように、資源が制限されているナビゲーションシステ
ムプラットフォームの場合に特に然りである。これらの
ナビゲーションシステムのメモリ資源が制限されている
ので、ナビゲーション応用プログラムが使用する場合
に、必要に応じてCD−ROMディスクのような記憶媒
体からナビゲーションシステムのメモリ内へ地理データ
をロードする必要がある。不幸にも、前述したように、
これらの型のシステムにおいては、記憶媒体からのI/
Oアクセスも比較的遅いことがあり得る。従って、比較
的制限されたメモリ資源と、比較的遅いI/Oとを組合
せると若干の型のナビゲーションシステムの性能が制限
され、レスポンスが遅くなり得る。ナビゲーションシス
テムにおける遅いレスポンスは望ましくないだけではな
く、若干の環境では意図した目的にとってシステムが無
用になりかねない。例えば、もしナビゲーションシステ
ムがビークルに搭載されていれば、運転手は運転中に情
報を利用するために、1−2秒程度で所望ルートに関す
る情報をナビゲーションシステムから得たいであろう。
もしナビゲーションシステムがルートを計算するのに数
秒より多くを要すれば、運転手は既にナビゲーションシ
ステムが提供するルーティング情報が関連している点を
過ぎて移動してしまっていよう。従って、ナビゲーティ
ング情報を比較的迅速に提供するためには、ナビゲーシ
ョンシステムが効率的に動作することが重要である。
【0007】ナビゲーション応用プログラムは、パーソ
ナルコンピュータまたはネットワークのような一般的に
より大きいメモリ資源とより速いI/Oとを有するコン
ピュータプラットフォーム上で走らせることもできる。
これらのシステムはより多くの、そしてより速い資源を
有しているかも知れないが、それでも地理データの効率
的使用について、より大きいスケールで考慮しなければ
ならない。これらの型のシステムでは、もしメモリサイ
ズ及びI/Oによって賦課される制限が最小になれば、
より大きい機能さえも得ることができる。
【0008】特別な方法で地理データベース、または地
理データベース内のデータを編成し、構成し、または配
列することによって、ナビゲーションシステムの性能を
改善する技術が考案され、または実現されている。ナビ
ゲーションシステムは、既知の機能を遂行するために若
干の既知の、及び予測される方法で地理データを使用す
るから、地理データは、ナビゲーションシステムがこれ
らの既知の方法で使用するのを容易にする方法で編成
し、構成し、または配列することができる。
【0009】ナビゲーションシステムの動作を強化する
ために地理データベース内に実現することができる1つ
の技術は、ナビゲーション応用プログラム内の分離した
各機能が使用する地理データの分離した集まり、即ちサ
ブセットを設けることである。例えば、通常はルート計
算機能は、ある道路のセグメントに関連する地理データ
ベース内の全ての情報の一部分しか使用しない。ルート
計算機能が走っている場合には、それは道路セグメント
に沿う速度、1つの道路セグメントから別の道路セグメ
ントへの転回禁止、等々のような情報を必要とするかも
知れない。しかしながら、ルーティング計算機能は、ル
ートを計算するのに必ずしも道路名は必要としない。同
様に、地図表示機能を使用する場合、速度制限または転
回禁止のような道路セグメントに関連する若干の情報は
不要である。その代わりに、地図表示機能が走る場合、
道路の形状及び位置、及び多分道路名のような道路セグ
メントに関連する情報の一部分だけを使用する。更に、
ルート案内機能が走っている場合には、速度及び転回禁
止のような道路のセグメントに関連する情報の若干は必
要ではない。その代わりに、ルート案内が走る場合、そ
れは、道路セグメントレコードによって表される道路
名、道路セグメントに沿う番地範囲、道路セグメントに
沿う標識、等々を含む情報を使用する。いろいろなナビ
ゲーション機能が使用する情報の型には若干の重なりが
存在するが、これらのナビゲーション機能の何れか1つ
が使用する若干のデータは、別の機能は使用しない。も
し各道路セグメントに関係する全ての情報を単一のデー
タベース内の単一のデータエントリに関連付ければ、各
データエンティティレコードは比較的大きくなってしま
う。従って、ナビゲーション機能の何れか1つがエンテ
ィティレコードにアクセスした場合、それは、殆どがそ
のナビゲーション機能には不要のかなりの量の情報をメ
モリ内に読み込まなければならない。更に、データエン
ティティをディスクから読み出す場合、各データエンテ
ィティが比較的大きいので、一時に比較的僅かなデータ
エンティティしか読み出すことができない。
【0010】地理データベース内の情報を各ナビゲーシ
ョン機能が使用するのにより効率的なフォーマットで供
給するために、ナビゲーション応用プログラム内に設け
れられている異なる型の各ナビゲーション機能毎に、所
与の地理領域の地理データベース全体の分離したサブセ
ットを設ける。これらの分離した各サブセグメントは、
機能の1つが使用するように特別に合わせてある。デー
タの各サブセットは、特定のナビゲーション機能が使用
するのに必要なデータだけを含んでいる。これらの各サ
ブセットの間にはデータに若干の重なりが存在し、その
結果情報の若干の部分が1つより多くのサブセット内に
含まれ得る。例えば、ルーティングデータサブセット内
の道路セグメントデータエンティティも、地図作成デー
タサブセット内の道路セグメントデータエンティティ
も、セグメントの両端に位置するノードを識別する属性
を含むことができる。この重複によって総合データ記憶
要求は大きくなり得るが、より少量のデータを取扱うこ
とからもたらされる効率によって各ナビゲーション機能
は利益を受けることになる。
【0011】各ナビゲーション機能毎に地理データの分
離したサブセットを設ける際に、これらの各ナビゲーシ
ョン機能を使用すると、予測される態様で他のナビゲー
ション機能に関係することをも斟酌する。例えば、エン
ドユーザは先ず現在位置を見たいと思い、次に目的地を
入力し、次いで目的地に向かってどのように出発するか
の命令を受け、ルートの初期位置を示す地図を観測し、
さらなる命令を受け、そしてルートの次の部分を表示す
る地図を見たい、等々と思うであろう。このように使用
が予測されるので、データをサブセットに分割すると、
各分離した機能を使用する場合にデータの使用が効率的
になる。
【0012】地理データを分割すると異なる各ナビゲー
ション機能がデータを効率的に使用することはできる
が、データベースのこれらの異なるサブセットを使用す
る異なるナビゲーティング機能を一緒に動作させること
が必要になる。例えば、エンドユーザが計算されたルー
トを入手した後に、コンピュータディスプレイ上に地図
を表示させ、計算されたルートをハイライトさせること
が望ましいであろう。これを達成するために、先ず地理
データのルーティングサブセットにアクセスし、ルーテ
ィングデータエンティティに対応する地図作成道路セグ
メントデータエンティティを入手する。これらのデータ
サブセットを一緒に動作させるために、索引ファイル、
相互参照ファイル、探索木、または他の技術を使用する
ことができる。これらの技術によれば、これの異なる型
のデータを一緒に使用することはできるが、これらの型
を切り換えるのに伴う遅れが存在し得る。以上のよう
に、未だにナビゲーション応用と共に使用するための地
理データベースを提供する上で改善の余地は残されてい
る。
【0013】
【発明の概要】上述した諸問題に対処するために、本発
明の一面によれば、ナビゲーション特色をエンドユーザ
に供給するナビゲーション応用プログラムと共に使用す
るための地理データベースを提供することである。地理
データベースは、第1の型の複数のデータレコードと、
第2の型の複数のデータレコードとを含む。第1の型の
複数のデータレコードは複数のパーセルに編成され、各
パーセルは第1の型の複数のデータレコードを含む。第
2の型の複数のデータレコードは複数のパーセルに編成
され、各パーセルは第2の型の複数のデータレコードを
含む。第1の型のデータレコードのパーセルは、第2の
型のデータレコードのパーセルとインタリーブ(交互配
置)される。このインタリービングによって、これらの
異なる型を使用するナビゲーション機能はより迅速且つ
効率的にこれらの異なる型にアクセスすることができ、
それによりナビゲーションシステムの性能が強化され
る。
【0014】地理的特色を表す複数のデータレコードを
含み、ナビゲーションシステムにおいて使用することが
できる地理データベースを形成する方法も開示される。
この方法は、第1の型の複数のデータレコードを含むパ
ーセルと、第2の型の複数のデータレコードを含むパー
セルとをインタリーブするステップを含む。
【0015】インタリーブすることが可能なデータ型
は、ルーティングデータ、地図作成データ、運転デー
タ、関心点データ、等々のようなどのような型であるこ
ともできる。インタリービングの種類は、若干ナビゲー
ション機能の性能を向上させるように選択することがで
きる。インタリービングの種類は、単一の交互順序、空
間的な順序、及びカストム順序、並びに他の種類を含
む。
【0016】
【実施例】I.ナビゲーションシステム−概要 図1に、ナビゲーションシステム10をブロック図で示
す。ナビゲーションシステム10は、乗用車またはトラ
ックのようなビークル11内に設置されているが、代替
実施例では、ナビゲーションシステム10は、後述する
ように、ビークル外に位置することも、または他のいろ
いろなプラットフォームまたは環境内に実現することも
できる。
【0017】図1に示す実施例では、ナビゲーションシ
ステム10はハードウェア及びソフトウェア成分の組合
せである。一実施例では、ナビゲーションシステム10
はプロセッサ12、プロセッサ12に接続されているド
ライブ14、及びナビゲーション応用ソフトウェアプロ
グラム18及び多分他の情報を格納している不揮発性メ
モリ記憶装置16を含んでいる。プロセッサ12は、日
立SH 1、インテル 80386、インテル 960、モトローラ
68020のようなフラットアドレス空間を使用する 32 ビ
ットプロセッサ(または、類似の、またはより大きいア
ドレス空間を有する他のプロセッサ)のような、ナビゲ
ーションシステム内に使用されるどのような型であるこ
ともできる。これら以外の型のプロセッサ、及び将来開
発されるかも知れないプロセッサも適当であり得る。
【0018】ナビゲーションシステム10は、測位シス
テム24を含むこともできる。測位システム24は、当
分野においては公知の、GPS型技術、推測型システ
ム、またはこれらの組合せ、または他のシステムを利用
することができる。測位システム24は、ビークルの走
行距離、速度、方向、等々を測定する適当な感知デバイ
ス25を含むことができる。測位システム24は、当分
野においては公知の手法でGPS信号を入手する適切な
技術を含むこともできる。測位システム24は、信号2
6をプロセッサ12へ出力する。プロセッサ12上で走
るナビゲーション応用ソフトウェア18はこの信号26
を使用して、ナビゲーションシステム10の位置、方
向、速度、等々を決定することができる。
【0019】ナビゲーションシステム10は、ユーザイ
ンタフェース31も含んでいる。ユーザインタフェース
31は、エンドユーザがナビゲーションシステム内へ情
報を入力できるようにする適切な機器を含む。この入力
情報は、ナビゲーションシステムのナビゲーション特色
の使用の要求を含む。例えば、入力情報は、所望の目的
地までのルートに関する要求を含むことができる。入力
情報は、他の種類の情報を含むこともできる。ナビゲー
ションシステム内へ情報を入力するために使用される機
器は、キーパッド、キーボード、マイクロホン、等々を
含むことも、また音声認識プログラムのような適切なソ
フトウェアを含むこともできる。ユーザインタフェース
31は、エンドユーザへ情報を戻す適当な機器も含む。
この機器は、ディスプレイ27、スピーカ29、または
他の手段を含むことができる。
【0020】ナビゲーションシステム10は、記憶媒体
32上に格納されている地図データベース40を使用す
る。ナビゲーションシステムが地図データベース40を
読み出して使用することができるように、記憶媒体32
はドライブ14内に設置されている。記憶媒体32は取
り外し可能であり、置換可能であるので、ビークルが走
行している地理領域のための適切な地図データベースを
有する記憶媒体を使用することができる。更に、記憶媒
体32は置換可能であるので、その上の地図データベー
ス40は容易に更新することができる。一実施例では、
地理データはカリフォルニア州サニービルの Navigatio
n Technologiesから出版されているものであることがで
きる。
【0021】一実施例においては、記憶媒体32はCD
−ROMディスクである。代替実施例においては、記憶
媒体32はPCMCIAカードであることができ、この
場合ドライブ14はPCMCIAスロットに置換され
る。固定、即ちハードディスク、DVD(ディジタルビ
デオディスク)、または現在市販されている他の記憶媒
体、並びに将来開発されるかも知れない記憶媒体を含む
他のさまざまな記憶媒体を使用することができる。記憶
媒体32及び地理データベース40は、物理的にナビゲ
ーションシステムの位置に設ける必要はない。代替実施
例においては、地理データベース40の若干、または全
てを格納している記憶媒体32はナビゲーションシステ
ムの残余から離して配置することができ、地理データの
一部は必要に応じて通信リンクを介して供給される。
【0022】ナビゲーション応用ソフトウェアプログラ
ム18は、ナビゲーションシステムを動作させるために
不揮発性メモリ16からプロセッサ12に組合されてい
るRAM20内へロードされる。ナビゲーションシステ
ム10は、記憶媒体32上に格納されている地図データ
ベースを、多分測位システム24からの出力26と共に
使用して、さまざまなナビゲーション特色及び機能を提
供する。ナビゲーション応用ソフトウェアプログラム1
8は、これらのさまざまなナビゲーション特色及び機能
を提供する分離した応用(または、サブプログラム)を
含むことができる。これらの機能及び特色は、ルート計
算、地図表示、ビークル位置決め(例えば、マップマッ
チング)、ルート案内(所望の目的地へ到達するための
詳細な命令を供給する)、目的地分解能力、及び他の機
能を含むことができる。 II. 地理データベース a.概要 一実施例では、ナビゲーションシステムの速度及び/ま
たは機能は、データを使用するシステム内のナビゲーシ
ョン応用プログラム内の若干の機能によるデータの使用
を容易にするために、システムが使用する地理データの
格納、配列、及び/または構成の改良を含む組合せによ
って強化することができる。地理データを格納、配列、
及び/または構成する手法に基づいて、データにアクセ
スしてそれを使用するナビゲーション応用プログラム内
の機能は、地理データ内に組み込まれた改良を活用する
ルーチンを実現することができる。この組合せによっ
て、ナビゲーションシステムの性能が総合的に改善され
る。
【0023】地図データベース40は、地理領域内の道
路網に関する情報を含む。一実施例では、地図データベ
ース40は、ノードデータ及びセグメントデータを含
む。ノードデータは地理領域内の物理的位置(例えば、
道路の交差点、及び他の位置)を表し、セグメントデー
タはノードによって表される物理的位置の間の道路の部
分を表す。地理領域内の各道路セグメントは、地図デー
タベース40内の道路セグメントデータエンティティ
(即ち、レコード)によって表される。地図データベー
ス内の各道路セグメントデータレコードは、道路セグメ
ントデータレコードによって表される道路セグメントの
各端における座標位置を表す2つのノードを有してい
る。ノード及びセグメントデータエンティティ内に含ま
れる情報を、図2及び3に関連して以下に説明する。
(用語「ノード」及び「セグメント」は、これらの物理
的な地理特色を記述する唯一の用語であり、これらの特
色を記述する他の用語もこれらの概念の範囲内に含まれ
ることを意図している。)図2は、地理領域112を示
す地図110である。複数の位置114が、地理領域1
12内に位置しているように示されている。各位置11
4は、地理データベース内に情報が含まれていることが
望まれる特色が位置する地理領域112内の場所、また
は点を表している。これらの各位置114は個々の物理
的位置(緯度、経度、及びオプションとして絶対または
相対高度)を有し、各位置114はその二次元(また
は、三次元)地理座標(即ち、緯度、経度、及びオプシ
ョンとして高度)によって個々に識別することができ
る。位置114は、2つまたはそれ以上の道路が出会う
交差点、道路の方向が変化する道路セグメントに沿う
点、速度制限が変化する道路セグメントに沿う点、道路
が行き止まりになる点、等々に対応させることができ
る。位置114は、ホテルまたは市民センターのような
関心点の位置、湖のような自然特色の境界、または鉄道
軌道またはフェリーに沿う位置に対応させることができ
る。位置114は、地理領域112内に物理的に位置す
る何にでも対応させることができる。
【0024】図3は、地図110の一部分116の拡大
図である。図3の部分116は、地理領域112内の道
路網120の部分を示している。道路網120は、特
に、地理領域112内に位置する道路及び交差点を含ん
でいる。図3に地図110の部分116として示すよう
に、地理領域112内の各道路は1つまたはそれ以上の
セグメント122(1)、122(2)・・・122
(n)からなる。一実施例では、道路セグメントは、道
路の一部分を表す。図3では、各道路セグメント122
は、それに2つのノード123が関連付けられている。
即ち、1つのノードが道路セグメントの一方の端におけ
る点を表し、他方のノードがその道路セグメントの他方
の端における点を表している。単一の道路セグメント1
22、及びその2つの関連ノード123(a)及び12
3(b)が図4に示されている。道路セグメントの何れ
かの端におけるノードは、例えば交差点のようにその道
路が別の道路と出会う位置、または道路の行き止まりの
位置に対応させることができる。(交差点は、必ずし
も、1つの道路から別の道路へ転回することが許容され
ている場所である必要はなく、1つの道と別の道路とが
同一の緯度及び経度を有する位置を表している。) 更に、もし道路セグメント122が直線以外(例えば、
それが屈曲している、または屈折している、等)であれ
ば、その道路セグメント122は、その端点123の間
に1つまたはそれ以上の形状点124を含み得る。形状
点124は、道路セグメントの長さに沿うその真の物理
的位置を正確に表すために、道路セグメントの長さに沿
う地理的位置(即ち、緯度、経度、及びオプションとし
て、高度)を与えるものである。形状点124は、ビー
クル位置決め、地図表示、等の援助に使用される。
【0025】地理データベースの1つの型においては、
地理領域内に表されている各道路セグメント毎に、少な
くとも1つのデータベースエントリ(「エンティティ」
とも「レコード」とも呼ぶ)が存在する。この道路セグ
メントデータレコードは、道路セグメントに関連するノ
ード、及び/または2つのノードの地理的位置(例え
ば、緯度及び経度座標)を識別可能にする情報(「属
性」、「フィールド」等のような)を、それに関連付け
ることができる。更に、道路セグメントレコードは、道
路セグメントレコードによって表される道路の部分の走
行速度、道路セグメントレコードによって表される道路
部分上で許される走行方向、道路セグメントレコードに
よって表される道路部分の両端における交差点に対応す
る各ノードにどのような転回禁止が存在するのか、道路
セグメントレコードによって表される道路部分の街路番
地範囲、道路名、等々を指定する情報(例えば、より多
くの「属性」、「フィールド」等)をそれに関連付ける
こともできる。直線以外の道路セグメントを表す各セグ
メントデータエンティティは、その道路セグメントの直
線以外の形状を定義する1つまたはそれ以上の形状点デ
ータ属性を含むことができる。道路セグメントに関連す
るいろいろな属性は、単一の道路セグメントレコード内
に含ませることができ、または好ましくは、互いに相互
参照し合う1つの型より多い道路セグメントレコード内
に含ませる。
【0026】地理領域112を表す地理データベース内
には、地理領域内の各ノード毎にデータベースエントリ
(エンティティまたはレコード)も存在することができ
る。ノードデータレコードは、それに接続されている1
つまたは複数の道路セグメント、及び/またはその地理
的位置(例えば、その緯度及び経度座標)を識別可能に
する情報(「属性」、「フィールド」等のような)を、
それに関連付けることができる。
【0027】b.地理データの分離したサブセット 前述したように、いろいろなナビゲーション機能を遂行
するために地理データのアクセスを強化することを可能
にする1つの方法は、ナビゲーション応用プログラム内
の各分離した機能によって使用される地理データを、分
離した集まり、即ちサブセットにすることである。図5
は、分離したルーティングデータ136、地図作成デー
タ137(地図表示用)、運転データ138(ルート案
内用)、及び関心点データ139を含む地理データベー
ス40を示している。地理データベースは、これらより
少ない、またはより多くのサブセットを用いて定義する
ことができ、また他の型のデータを定義し、含むことが
できる。これらのデータサブセットが一緒に動作できる
ようにするために、相互参照、探索木、または他のデー
タ探索技術を提供する索引ファイル140が含まれてい
る。 c.地理データの層化 地理データを編成してそれらの使用を強化することがで
きる別の方法は、データを層にすることである。地図表
示機能及びルート計算機能のような若干のナビゲーショ
ン機能は、細部レベルが異なるデータを使用することが
できる。例えば地図表示機能を使用する場合、パンニン
グまたはズーミングを行うことが望ましいことがある。
ズーミングは、もしデータが層に編成されていて、低い
層がより詳細に、高い層はそれ程詳細ではないようなっ
ていれば、より効率的に行うことができる。ルート計算
機能を使用する場合、細部レベルが異なるデータを使用
することも有利である。例えば、2つの位置間のルート
を計算する時に、そのルートに沿う各交差点から分れる
補助街路及び小道を含む全ての可能道路セグメントを調
べることは非効率的である。その代わりとして、あるル
ートが主要道路または高速道路「上」に決定された場合
には、一般に、目的地が近づいて補助道路へ出る必要を
生ずるまでは主要道路または高速道路上に留まることが
好ましい。もしルーティングデータが層にされていれ
ば、可能ならば、ルートを計算する時に補助道路が省か
れている高い層を使用し、調べる可能道路セグメントを
最小にすることができる。従って、若干のデータ型のサ
ブセット内では、地理データは分離した層に対応する分
離した集まり、またはグループにされる。
【0028】層にするために、地図データベース40内
の各道路セグメントデータレコードは、それが表してい
る道路の対応する部分のランクをも識別する。道路セグ
メントのランクは、その機能クラスに対応させることが
できる。ランク「4」の道路セグメントは、高速道路及
びフリーウェイのような高ボリュームの、アクセスが制
御されている道路を含むことができる。ランク「3」の
道路セグメントは、少しの速度変化はあるが、必ずしも
アクセスが制御されていない高ボリュームの道路である
ことができる。低くランク付けされた道路は対応する低
ボリュームを取扱い、一般的に言えば、より多くの速度
変化またはより遅い速度を有している。ランク「0」の
道路は、最低のボリュームを取り扱うことができる。例
えば、これらは、横路、小道、等を含むことができる。
【0029】道路セグメントデータエンティティのラン
クは、道路セグメントエンティティが含まれている最高
データ層をも指定する。例えば、図6に示すように、ル
ーティング型データ136は5つの分離したデータの層
R0、R1、R2、R3、及びR4を含むことができ
る。各層は、ルート計算機能が使用できる細部レベルが
異なるルーティングデータの分離した集まりからなる。
地理データベースのルーティングデータ型では、層0
(“R0”)は「0」またはそれより高いランクを有す
る道路セグメントデータエンティティ(及びそれらの対
応するルーティングデータ属性の若干、または全て)を
含む。従って、層0は、地理領域内の全ての道路の全て
の部分に対応する道路セグメントデータエンティティを
含んでいる。ルーティングデータ137の層1は、ルー
ティングデータの分離したサブセット(即ち、集まり)
からなり、「1」またはそれより高いランクを有するル
ーティングセグメントデータエンティティ(及びそれら
の対応するルーティングデータ属性の若干、または全
て)だけを含んでいる。ルーティングデータの層2は、
ルーティングデータの分離したサブセット(即ち、集ま
り)からなり、レベル「2」またはそれより高いランク
を有するルーティングセグメントデータエンティティ
(及びそれらの対応するナビゲーションデータ属性の若
干、または全て)だけを含んでいる、等々である。最高
層(層n)は、nのランクを有するレコードだけを含
む。一実施例ではnは4に等しく、他の実施例ではnは
0より大きいどのような数であることもできる。層が高
い程、含まれるレコードは少なくなるが、これらのレコ
ードは一般的に高速で走行する道路を表している。
【0030】同様に、地図作成サブセット型137のよ
うな他の型のデータも、分離したデータの層を含むこと
ができる。各層は、地図表示機能が使用できる異なるレ
ベルの細部を含んでいる。これらの異なる層の地図作成
データを使用すると、地図表示機能は迅速なパンニング
及びズーミングを提供することができる。
【0031】若干のデータを層に編成するとデータに若
干の重複をもたらすことになるが、一般的に言えば、層
にすることによって得られる効率の増加が何等かの欠陥
を相殺する。上述した分離した型のデータを使用する場
合のように、これらの層を一緒に動作できるようにする
必要性が発生する。相互参照、探索木、または他の探索
技術を含む索引ファイル140を、この目的のために設
けることができる。
【0032】d.地理データへの空間アクセス 若干の型のデータをサブセット、または型に編成する
と、各ナビゲーション機能によってより管理可能なサイ
ズの分離したデータの集まりが得られる。若干のサブセ
ットの型、及びこれらの型の層については、空間アクセ
スを容易ならしめるようにデータを更に編成することが
できる。
【0033】ナビゲーション応用内のナビゲーション機
能の幾つかは、地理データを空間的にアクセスする必要
が生じ得る。これが発生する1つの場合は、ナビゲーシ
ョン応用プログラム内のある機能が、地理領域内のデー
タエンティティによって表される物理的位置が与られて
いる地理データベース内のデータエンティティレコード
を見出すように要求した場合である。データエンティテ
ィは地理領域内の道路の一部分を表す道路セグメントレ
コードであることができ、その機能は、道路セグメント
レコードによって表される道路の部分の地理領域内の物
理的位置に基づいて道路セグメントレコードを見出すよ
うに要求することができる。空間アクセスが発生する別
の場合は、ナビゲーション応用プログラム内の1つの機
能が、地理領域内の1つの位置に近接して位置する、ま
たはその地理領域内に限定された領域内の1つの型のデ
ータレコードの若干、または全てを要求した時である。
例えば、1つの機能は緯度(x,x+n)及び経度
(y,y+m)の地理座標によって限定される矩形内に
含まれる道路セグメントを要求することができる。
【0034】ナビゲーション応用プログラムが走ってい
るナビゲーションシステムのメモリ資源が制限されてい
るために、所与の地理領域全体のための全てのデータレ
コードを一時にメモリ内にロードすることができないも
のとすれば、必要なデータだけをメモリ内にロードする
ことが望ましい。若干のナビゲーション機能は、データ
に空間的にアクセスすることを要求するから、一般的に
はデータが表している特色の物理的な地理位置を基にし
て、またはそのデータが表している特色の地理的な近傍
を基にして、データをメモリ内にロードする手段を設け
ると有利である。これは、データが表している特色の地
理位置に基づいてデータベース内に及び/または媒体上
にデータが位置するようにデータを編成することによっ
て得ることができる。空間的にアクセスするために、い
ろいろな技術を使用することができる。1つの種類の技
術、即ちパーセル化を以下に説明する。
【0035】e.パーセル化 パーセル化は、ナビゲーションシステムによる地理デー
タの使用を容易にするために使用することができる技術
の中に含まれる。ナビゲーション応用プログラムが走っ
ているナビゲーションシステムのメモリ資源が制限され
ているために、所与の地理領域全体のための全てのデー
タレコードを一時にメモリ内にロードすることができな
いものとすれば、所望機能を遂行するために必要なデー
タだけをメモリ内にロードすることが望ましい。これを
達成するために、地理データベース40内のデータは、
ナビゲーション機能を遂行するために媒体にアクセス
し、読み出さなければならない回数が最小になるように
編成される。このようにするために、データはパーセル
に編成される。データをパーセル化する場合、一緒にな
って地理データを構成する複数のデータレコードを、分
離したグループ、即ちパーセルに一緒にグループ化す
る。データのパーセルは、常に一緒にアクセスされるデ
ータを含むように確立される。これは、1回のディスク
アクセスでアクセスできるデータの量に関係するが、他
のファクタに関係付けることもできる。CD−ROMデ
ィスクのような若干の型の媒体の場合は、パーセルは 1
6 キロバイトのデータ量であるように確立することがで
きる。(1K、2K、4K、8K、32K、等々を含む他
のデータサイズも使用可能である。一般的に言えば、地
理データベースの部分は、2n キロバイトのサイズに形
成される。但し、nは1よりも大きい整数値である。) ナビゲーションシステムの性能を強化するために、パー
セル化と空間的アクセスとを一緒に使用して、データの
使用を容易ならしめることができる。地理データが空間
的に編成されると、地理領域内で物理的に互いに密接し
ている特色は、データベース内でも物理的に(または、
論理的に)互いに密接するデータレコードによって表さ
れる。地理データは、これらの両技術を利用するように
パーセル化され、空間的に配列することができる。
【0036】データをパーセルに形成する目的のため
に、データは先ずルーティング136、地図作成13
7、運転138、関心点139、等々のような異なる型
に分離して編成することができる。これらの種類のデー
タの若干は、ナビゲーション機能によるデータの使用を
容易にするために空間的にパーセル化され、これらの種
類のデータの他のものは空間的にパーセル化されない。
空間的にパーセル化されたデータは、地理的に近接する
特色を表すデータが、データベース40内で及び/また
は媒体32上で、論理的に及び/または物理的に近接す
るように配列されている。若干のナビゲーション応用機
能の場合、それらのそれぞれのデータの空間パーセル化
は、密に関係付けられた地理データをより迅速に媒体か
ら読み出し、それらをメモリ内のそれらを使用すること
ができる場所にロードできるようにする。この種類の編
成は、記憶媒体32のアクセスを最小にし、これらのナ
ビゲーション機能の動作をスピードアップすることを可
能にする。ルーティングデータ136(図5)は、空間
的に編成することができるデータの種類の中に含まれて
いる。
【0037】空間的に編成された地理データをパーセル
化するために使用できる多くの異なる手順が存在してい
る。例えば、簡単なパーセル化方法では、データが複数
のパーセル、またはグルーピングに分離される。各パー
セル内のデータは、一緒になって地理領域上に規則的な
矩形格子を形成する複数の規則的なサイズの矩形の分離
した1つの中に含まれる特色を表すようになっている。
別の空間パーセル化方法は、パーセルサイズが最大しき
い値以下になるまで、地理領域の部分を包含する矩形を
等分して行くことによって各矩形を形成するように、デ
ータを矩形領域内に含まれるパーセルに分離する。更
に、パーセル化手順が 1996 年10月25日付同時出願第 0
8/740,295 号に開示され、その全文が参照として本明細
書に採り入れられており、またパーセル化手順が 1997
年9月5日付同時出願第 08/935,809 号に開示され、そ
の全文が参照として本明細書に採り入れられている。本
願に適用できる更に他のパーセル化方法は、米国特許第
4,888,698号及び第 4,937,572号に開示されている。
【0038】空間的に編成されたデータのパーセル化
を、図7−9を参照して説明する。図7は先に図2に示
した地理領域112の地図110を示している。複数の
位置114(ドットまたは点によって表されている)
が、地図110上に位置するように示されている。図7
では、地図110によって表されている地理領域112
に格子217がオーバーレイされている。格子217
は、地理領域112を複数の矩形領域219に分割して
いる。格子217の格子線は、矩形領域219の境界を
表す。これらの矩形領域219は、パーセル化のために
使用する手順に依存して、同一のサイズであることも、
または異なるサイズであることもできる。同様に、境界
の位置は、使用するパーセル化手順に依存することもで
きる。一般的に言えば、空間パーセル化にどのような手
順を使用しても、各矩形領域219内に含まれる特色を
表す特定のデータの型のデータレコードは、分離したデ
ータのパーセル内に一緒にグループ化される。図8及び
9を参照する。地理データベース40を構成している道
路セグメントレコード322及びノードレコード323
のような複数のデータレコードは、パーセル220と呼
ばれるグルーピングに集められる。空間的に編成された
データの場合には、図8及び9内の各パーセル220
は、図7に示す複数の矩形219の分離した1つの中に
含まれる地理特色を表すデータレコード322、323
を含む。
【0039】図8及び9に示すように、パーセル220
は、各パーセル220内のデータが論理的に及び/また
は物理的に一緒にグループ化されてデータベース40を
形成するように格納される。パーセル220は、ナビゲ
ーションシステムによって一時にアクセスすることがで
きるデータの物理量を表すことができる。データのパー
セルがアクセスされた時、そのデータレコード322、
323の全てが媒体から同時にナビゲーションシステム
のメモリ内に読み込まれる。図7の地図110について
言えば、これは各矩形219内に含まれる空間的に編成
されたデータの型の、セグメントレコード322または
ノードレコード323のような全てのデータレコードが
グループとして一緒にアクセスされることを意味してい
る。若干の種類のナビゲーション機能の場合には、地理
領域内で互いに物理的に近接している特色を表している
全てのデータレコードを同時にメモリ内に有することが
望ましいことは理解できよう。
【0040】これらのデータの型のためにパーセル22
0を形成する際に、パーセルを順序付けする。いろいろ
な型の順序付けを使用することができる。一般的に言え
ば、データの探索が最小になるような手法でパーセルを
順序付けすることが好ましい。空間的に編成されたパー
セルを順序付けする1方法は、各データの型内のkd木
索引から深さ優先順序付けを使用することである。これ
はペアノ( Peano ) キー順序付けに類似した順序付けで
ある。パーセルは、この近似ペアノキー順序でディスク
(即ち、図1の媒体32)上に格納することができる。
kd木のような1つまたはそれ以上の索引を使用して、
パーセルを空間的にアクセスすることとができる。この
索引は、ナビゲーションシステム内のプログラムが初め
に現在のビークル位置に対応する地図データを探知する
時のように、任意位置の初期探知にとって有用である。
パーセル220を順序付した後に、各パーセルに独特の
パーセル識別子(例えば、「パーセルID」)を割当て
ることもできる。パーセルIDは、パーセル及び/また
は媒体上のその位置を識別するために使用することがで
きる。
【0041】(前述したように、若干の種類のデータは
空間的に編成されない。空間的に編成されないデータの
各パーセルは、必ずしも図7の矩形領域219の何れに
も対応しない。例えば、街路名を表すデータは、空間的
にではなく、アフファベット順に編成することができ
る。) III. セグメント集約 a.概要 一実施例によれば、地理データベースは道路セグメント
の集約を表すデータレコードを含む。道路のセグメント
の集約を表すこれらのデータレコードは、集約を形成し
た別々の道路セグメントを表すデータレコード(例え
ば、図9の322)に加えて、データベース内に含まれ
る。道路の集約を表すデータレコードを使用すると、幾
つかの利点が得られる可能性がある。また、もし道路セ
グメント集約を表すレコードを使用すれば、最終的な計
算されたルートを形成するセグメントの数を減少させる
ことができ、それによってナビゲーションシステムの性
能を改善することもできる。更に、もし道路セグメント
集約を表すレコードを使用すれば、データベースの総合
サイズを減少させることができる。
【0042】道路のセグメントの集約を表すデータレコ
ードを形成する1方法は、データベース内のデータの多
重層の形成から導出することである。前述したように、
道路セグメントデータエンティティは、表された道路セ
グメントの機能分類に対応するランク属性を含んでい
る。本実施例では、ランク属性を使用して地理データベ
ースの層を形成する。ランク属性は、道路セグメントを
表す最高データ層を指定する。ルート計算データ136
の最低層、即ち“R0”は、全てのルーティング道路セ
グメントレコード(即ち、全てのランクの道路セグメン
トレコード)を含んでいる。それに続くより高い各層で
は、最低ランクの道路セグメントレコードは省かれてい
る。その結果、これらのより高い層は複数の「2価の」
( bivalent)ノード、即ちそれらの間において正確に2
つのセグメントが合流する、または交差するノードを含
むことになる。(例えば、道路セグメントが行政境界を
横切る時のように、他の環境の下で地理データベース内
に2価のノードを形成することもできる。)もしルート
計算に関連する属性と、2価のノードによって結合され
る2つの道路セグメントレコードとが同一であれば、2
価のノードを抑圧、または除去した集約(された)セグ
メントレコードを形成することができる。
【0043】b.集約セグメントの物理的表現 図10Aは、ルーティングデータ136の層0内の道路
セグメントレコードによって表される複数の道路セグメ
ント122を示している。ノード123は、各道路セグ
メント122の各端点に関連付けられている。層0で
は、全てのランクの全ての道路セグメントがデータエン
ティティによって表される。図10Bは「0」ランクの
道路セグメントが破線で示されていることを除いて、図
10Aに示す複数のセグメント122及びノード123
と同一のものが示されている。図10Cでは、これらの
低ランク道路セグメントが除去されている。(図10B
及び10Cは中間段階を示しており、層を代表するもの
ではない。)図10Cは、層1のセグメント122及び
ノード123を示している。図10Cに示すように0ラ
ンクの道路セグメントを排除すると、2つの道路セグメ
ントだけを結合する若干のノードが残される。もしこれ
らの種類のノードをトラバースするルートを計算する時
に、殆ど、または全く計算が遂行されなければ、ルート
計算をスピードアップすることができる。この配列の利
点を利用するために、セグメント122(S1、S4、
S5、S6、S7、S9、及びS11とラベル付けされ
ている)は、地理データベース40内に形成され、格納
されている集約セグメントレコードによって表されてい
る。この集約セグメントレコードは、図10Dに示すよ
うに、AG12とラベル付けされている分離した道路セ
グメントの集約を表している。
【0044】c.集約基準 図10A−10Dは、集約セグメントレコードを形成す
ることができる条件を示している。代替実施例によれ
ば、集約セグメントレコードは、単一のノードによって
2つの、そして2つだけの道路セグメントが結合される
場合に、常に形成されるようになっている。しかしなが
ら、若干の環境の下では、これらの条件の下で集約セグ
メントレコードの形成を控えることが好ましいかも知れ
ない。例えば、もし隣接する道路セグメントの若干の属
性が異なっていれば、たとえそれらが単一のノードによ
って結合されている唯一の道路セグメントであっても、
それらを集約で表すために集約セグメントレコードを形
成しない方が好ましいであろう。従って、代替実施例に
よれば、隣接道路セグメントレコードの属性を調べ、表
された道路セグメントが集約セグメントデータレコード
によって表すのに充分に類似しているかどうかを決定す
る。この決定を行うために、いろいろな基準を使用する
ことができる。例えば、一つの代替実施例では、集約セ
グメントレコードを形成するために、隣接道路セグメン
ト内の全ての属性が同一である必要がある。別の代替実
施例では、集約セグメントレコードを形成するために、
隣接道路セグメント内の若干の属性が同一である必要が
ある。この後者の場合には、隣接する道路セグメントの
間の若干の属性は異なることが許容される。
【0045】一実施例では、隣接する道路セグメントの
各連続対が、いろいろな特性の中で特に、名前、ラン
ク、速度カテゴリ、レーンカテゴリ、及びアクセス特性
が同一である場合に集約セグメントレコードが形成され
る。しかしながら、もし隣接する道路セグメントが、い
ろいろな制限の中で特に、運転制限、車両制限、走行方
向の制限、ゲート、大型車両制限、二股道路、料金所、
または信号を含んでいれば、集約道路セグメントの形成
は許されない。
【0046】上述した基準は、2つまたはそれ以上の隣
接するセグメントから、集約セグメントレコードが形成
されるか否かを決定するために評価することができる属
性の種類の例を示したに過ぎない。他の基準が適当であ
るかも知れない。
【0047】d.集約セグメントを形成するプロセス 隣接する道路セグメントが若干の基準に合致するか否か
の評価を必要とする実施例を使用して集約セグメントレ
コードを形成する時の最初のステップは、集約される道
路セグメントの可能端ノードを識別することである。こ
れらを「集約セグメント有意」ノードと呼ぶことができ
る。地理データベース内の各層において各ノードを評価
し、それが集約セグメント有意ノードであるか否かを決
定する。ノードの評価は最高層から開始され、一時に1
層ずつ下方へ評価されて行く。1つの道路セグメントだ
けが、または2つより多くの道路セグメントがそれに接
続されている場合、そのノードは所与の層における「集
約セグメント有意」である。しかしながら、もしあるノ
ードに正確に2つの道路セグメントが接続されていれ
ば、そのノードは集約セグメント有意ではないかも知れ
ない。もしあるノードが所与の層における集約セグメン
ト有意であると決定されれば、そのノードはそれより下
の全ての層において集約セグメント有意である。一方の
端に集約セグメント有意ノードを有し、他方の端に集約
セグメント非有意ノードを有している層内の各道路セグ
メントは、集約されるセグメントの潜在的な開始点であ
る。
【0048】図10Cに示すノードN102及びN11
2は、それらが2つより多くのセグメントに接続されて
いるので、集約セグメント有意である。ノードN10
4、N106、N107、N108、N109、及びN
113は、それらが2つの、そして2つだけのセグメン
トに接続されていることから、非有意であるかも知れな
い。セグメントS1は、それが集約セグメント有意であ
る1つのノードN112を有し、非有意であり得る他の
ノードN109を有しているから、集約されるセグメン
トのための潜在的な開始点として識別される。S1に条
件、符号、その他の属性変化が生じない限り、ノードN
112は集約セグメントのための開始点として使用する
ことができる。セグメントS1の他方の端のノードN1
09は適用可能な基準に従って評価され、それが有意ノ
ードであるか否かが決定される。もしそれが有意ノード
でなければ、ノードN109は集約セグメントのための
潜在的な内部ノードである。次いで、ノードN109に
接続されている他のセグメント、即ち図10CのS4が
評価され、(1)その、他のノード、即ちN108が集
約セグメント有意であるか否かが決定され、(2)他の
集約基準を満足するか否かが調べられる。このプロセス
は、集約セグメント有意ノードに到達するまで、また
は、そうでなければ非有意であるが、それらを集約させ
るには不適格な異なる条件を有する2つのセグメントを
接続しているノードに到達するまで続行される。これら
の条件は上述した。もし、そうでなければ非有意である
ノードが、それらを集約させるには不適格な異なる条件
を有する2つの道路セグメントに接続されていれば、そ
のノードはそのランク、及びそれより下のランクための
集約セグメント有意ノードとして指名される。
【0049】上述した方法は、両端に集約セグメント有
意ノードを有する、及びその両端の間に少なくとも1つ
の非有意ノードを有する集約セグメントを発生すること
に注目されたい。しかしながら、ある層内の全ての集約
セグメント有意ノードが必ずしも集約セグメントの端点
に位置するとは限らない。
【0050】e.集約セグメントレコードの位置 道路セグメント(2つの集約セグメント有意ノードの
間)の列(ストリング)が、非有意ノードによって互い
に接続されていることが識別されると、道路セグメント
のこの集約を表す集約セグメントレコードが作成され
る。データが型によって編成されている地理データベー
スの場合には、図5に示すように、集約セグメントデー
タレコードはルーティングデータ136の間に含ませる
ことができる。データが層にされている地理データベー
スの場合には、図6に示すように、集約セグメントデー
タレコードは層0より上の層(例えば、層>0)内に見
出される。データが空間的に編成されている地理データ
ベースの場合には、図8に示すように、集約セグメント
データレコードはデータのパーセル220のような空間
的に編成されたデータの間に含ませることができる。
【0051】図11は、ルーティングデータ136のパ
ーセル220(7)内に格納されている集約セグメント
データレコード422を示している。パーセル220
(7)は、層0よりも高い層内にある。図11に示され
ているパーセル220(7)は、層>0内の複数のパー
セルの1つだけを表している。更に、層0より高い層は
1つまたはそれ以上存在することができ、各層は複数の
パーセルを有し、各パーセルは集約セグメントレコード
を含んでいることは理解されよう。本実施例では、層0
より高い層が3つ存在し(即ち、層1、2、及び3)、
これらは図11に示す集約セグメントレコードの配列を
含んでいる。代替実施例では、3層よりも多くの、また
は少ない層が存在し得る。
【0052】f.集約セグメントエンティティ 一実施例では、集約セグメントエンティティ、またはレ
コード422は、非集約道路セグメントレコード(図9
の道路セグメントレコード322のような)内に含まれ
る同一の種類の全ての属性情報を含んでいる。代替とし
て、集約セグメントレコード422は、非集約道路セグ
メントレコード322内に含まれているよりも少ない種
類の属性情報を含むことができる。一実施例では、各集
約セグメントレコード422は、集約セグメントレコー
ドを形成するために隣接する道路セグメントが適用可能
な基準によって共通に持つことが要求されている特色に
対応する属性情報を含む。隣接するセグメントが共通に
持つことを要求されていない属性は、集約セグメントレ
コード422のための単一セットの集約属性を生成する
プロセス中に、組合せることも、または除去することも
できる。
【0053】集約セグメントレコード422の成分を図
12に示す。集約セグメントレコード422は、それが
集約セグメントであることを識別するセグメント識別子
(例えば、“ID”)423を含んでいる。集約セグメ
ントレコード422は、集約セグメント有意ノードに対
応するその端ノード424、425を識別するデータを
含んでいる。(例えば、図10Dを参照する。集約セグ
メントAG12は、集約セグメントの端点に対応するノ
ードN102及びN112を含む。)集約セグメントレ
コード422は、その長さ430、その平均速度43
2、通過時間434を含むそれが表している集約セグメ
ントに関する情報を格納することもできる。集約セグメ
ントレコード422は、その他の情報436を格納する
こともできる。
【0054】本実施例では、集約セグメントレコード4
22は、集約セグメントレコードによって集約内に表さ
れている道路セグメント、及び道路セグメント間のノー
ドを表すセグメントレコード及びノードレコードを識別
するために使用できるデータを含んでいる。集約セグメ
ントレコード422は、略記セグメントレコード522
及び略記ノードレコード523を含むアレイ520を指
し示す少なくとも1つのポインタ426を含む。一実施
例では、略記レコードは順次に、即ち集約の一方の端
(例えば、左)から他方の端への順番にアレイ520内
に格納される。一実施例では、ポインタ426は、アレ
イ520内の第1のレコードを参照する。図12に示す
実施例では、アレイ520内の最初のレコードは略記セ
グメントレコードである。集約セグメントレコード42
2は、対応する略記セグメント及びノードレコードのア
レイ520内の略記セグメントレコードの数のカウント
を指示するデータ435も含んでいる。従って、これら
の略記レコード522及び523は最初の略記レコード
及びカウント435を指し示すポインタ426を介し、
集約セグメントレコードを通してアクセス可能である。
【0055】g.略記セグメント及び略記ノードレコー
本実施例においては、集約セグメントレコードを形成す
る場合、集約セグメントの内部のセグメント及びノード
を表す略記データレコードを形成する。図11及び12
に示すように、これらの略記データレコードは、略記セ
グメントレコード522及び略記ノードレコード523
を含む。略記セグメントレコード522及び略記ノード
レコード523は、集約セグメントレコード422に関
連付けられており、集約セグメントデータレコード42
2によって集約内に表されているノード及びセグメント
を表す。これらの略記レコード522及び523は、同
一道路セグメント特色を参照する非略記セグメントレコ
ード322、及び同一ノード特色を参照する非略記ノー
ドレコード323に加えて、地理データベース内に維持
されている。
【0056】本実施例では、これらの略記レコード52
2及び523は、それらを参照する集約セグメントレコ
ード422に比較的接近して(物理的に及び/または論
理的に)維持される。これにより集約セグメントレコー
ドは、略記セグメントレコード522、及び略記ノード
レコード523内に含まれる情報に比較的迅速にアクセ
スすることができる。一実施例では、略記レコード52
2及び523は、それらを参照する集約セグメントレコ
ードと同一のデータ層内に含まれる。更に、本実施例で
は、層0よりは上であるが、最高層nよりは下の層にお
いては、略記セグメントレコード522及び略記ノード
レコード523は、それらを参照する集約セグメントレ
コード422と同一パーセル内に含まれている。この配
列を図11に示す。図11では、略記セグメント522
及び略記ノード523は、それらを参照する集約セグメ
ント422と同一のパーセル220(7)内に含まれて
いる。パーセル220(7)のような層0より上の各パ
ーセル内には複数の集約セグメントレコード422が存
在することができ、各集約セグメントレコード422は
複数の略記セグメントレコード522、及び略記ノード
レコード523を参照する。
【0057】略記セグメント522及び略記ノード52
3が、それらを参照する集約セグメントレコード422
と同一のデータパーセル内に含まれている場合には、集
約セグメントレコード422内の参照426は、そのパ
ーセル内の略記セグメント522及び略記ノード523
のアドレス、または位置を指し示す。この参照、即ちポ
インタ426は、パーセルの開始位置から略記セグメン
ト及びノードレコードまでの、オフセットの形状である
ことができる。代替として、他の何等かの適当な参照の
手段を使用することもできる。
【0058】図12を参照する。前述したように一実施
例では、略記セグメント及びノードレコードはアレイ5
20内に格納されている。アレイ520内では、略記セ
グメント及びノードレコードが交互している。集約ノー
ドレコードによって指し示されているアレイ内の最初の
レコードは略記セグメントレコード522であり、その
次は略記ノードレコード523であり、その次は略記セ
グメントレコード522であり、等々と、リスト内の最
後の2つのレコード(略記ノードレコード523と、そ
れに続く略記セグメントレコード522)に到達するま
で交互する。略記セグメント及びノードレコードのこの
交互配列は、集約セグメントレコードによって集約内に
表されている物理的ノード及び道路セグメントの交互配
列に対応している。アレイ内の最初の略記セグメントレ
コード522は、集約セグメントレコードによって表さ
れた集約をその端点からトラバースする時に、集約セグ
メントの端点から最初に出会うセグメントを表してい
る。次の略記レコードとの出会いは、集約セグメントの
同一端点から開始して集約セグメントの1つまたはそれ
以上の内部ノードの最初のものである。これらの略記レ
コードは、集約セグメントの他方の端点の直前の略記セ
グメントに出会うまで交互する。
【0059】図13を参照する。各略記セグメントレコ
ード522は、セグメント識別子543、及び長さ54
4、及び走行時間545を指示するデータを含む。本実
施例では、略記セグメント522の長さ544及び走行
時間545は、それらを参照する集約セグメントレコー
ド422の長さ430及び走行時間434の単一の断片
として格納される。略記セグメントレコード522は、
セグメントレコード(例えば、セグメントレコード32
2)の完全な(即ち、非略記)バージョンを見出すこと
を可能にする付加的な情報548をも格納している。一
実施例では、この情報548はデータフラグであり、こ
れは後述するように、層0のパーセル識別への参照とし
て使用することができる。略記セグメントレコード52
2は、略記セグメントによって表される道路セグメント
の方位のような付加的情報549を含むこともできる
が、このような情報へは、代わりに、参照された層0の
データレコード322からアクセスすることもできる。
【0060】図14を参照する。各略記ノードレコード
523は、略記ノード識別子(“ID”)553及びそ
の位置554を識別するデータを含む。略記ノードレコ
ード523は、ノードレコード323の完全な(即ち、
非略記)バージョンを見出すことを可能にする付加的な
情報559をも格納している。略記ノードレコード52
3は、付加的な情報555をも含むことができる。
【0061】前述したように、略記セグメント及びノー
ドレコードは、これらのレコードの非略記バージョンへ
の参照を含んでいる。これらの参照は、略記セグメント
及びノードデータレコード内では使用不能であるが、こ
れらのレコードの非略記バージョン内に含まれている情
報を入手するために使用することができる。例えば、こ
れらのレコードの非略記バージョンは、ルート計算が完
了し、地図表示型及び運転型のような他のデータ型への
相互参照が必要になった時に使用される。略記セグメン
トレコード522においては、参照548は略記セグメ
ントレコード522がパーセルID索引を含むか否かを
指示するデータフラグである。(略記ノードレコード5
23内の参照559は類似データフラグを含むことがで
きる。)もし略記セグメントまたはノードがパーセルI
D索引フィールドを含んでいれば、その略記セグメント
またはノードレコードは層0にそのパーセルIDを有し
ている。しかしながら、もし略記セグメントまたはノー
ドレコードがパーセルID索引を含んでいなければ、そ
のノードは、パーセルIDフィールドを含んでいる先行
略記ノード(または、セグメント)レコードの層0パー
セルIDを有しているものと見做される。このようにし
て、もし連続略記レコードによって参照される層0エン
ティティが同一パーセル内に位置していれば、各連続略
記レコードのためにパーセルID番号を繰り返す必要が
なくなる。
【0062】h.上方への参照 一実施例では、層nより低い層内の各セグメントレコー
ド322は、セグメントレコード322によって表され
る道路セグメントを含む道路セグメントの集約を表すよ
り高い各層内の各集約セグメントレコード422を識別
するデータを含む。セグメントデータレコード322の
この特色を示す図が図15内に含まれている。図15に
示すように、セグメントデータレコード322内に含ま
れる他の型の属性に加えて、セグメントレコードによっ
て表される道路セグメントを含む道路セグメントの集約
を表すより高い層内の各集約セグメントレコード422
への参照648が存在している。本実施例では、セグメ
ントレコード322内の参照648が、集約セグメント
ID423(図12)によって集約セグメントレコード
を、及びその集約セグメントレコードが現れる層(即
ち、1乃至n)を識別する。この情報は、セグメントデ
ータレコード322内に含まれる他の情報に加えられて
いる。
【0063】IV.データ型のインタリービングを有する
実施例 a.集約及び略記レコードの分離 一実施例では、層0より上のルーティングデータの若干
の層の場合、前述したように、略記セグメントレコード
522及び略記ノードレコード523は、それらを参照
する集約セグメントレコード422と同一のパーセル内
に格納される。しかしながら、一実施例によれば、層0
より上のルーティングデータの少なくとも1つの層にお
いては、略記セグメントレコード及び略記ノードレコー
ドは、それらを参照する集約セグメントレコードを含む
パーセルとは別のパーセル内に格納される。詳述する
と、本実施例では、最高層(即ち、層n、ここにn=
4)の場合、略記セグメント及び略記ノードレコード
は、それらを参照する集約セグメントレコードを含むパ
ーセルとは別のパーセル内に格納される。この後者の配
列を図16に示す。図16に示すように、略記セグメン
トレコード522及び略記ノードレコード523は、そ
れらを参照する集約セグメントレコード422を含むパ
ーセル220(1)、220(2)とは別のパーセル2
20(3)内に格納されている。一実施例では、略記レ
コードのこのパーセル220(3)は、略記セグメント
レコード522及び略記ノードレコード523(及び多
分、ヘッダーのようなある付加的な情報)を含む。しか
しながら、略記レコードを含むパーセル220(3)
は、どのようなルーティングデータも含んでいない。図
16に示すように、略記レコード522及び523は、
それらを参照する集約セグメントレコード422と同一
の層(即ち、層n)内に含まれている。代替実施例で
は、略記セグメントレコード522及び略記ノードレコ
ード523のパーセル220(3)は、別の層またはデ
ータベースの他の場所に配置することができる。
【0064】層nより下の層内に含まれる集約セグメン
トレコードと同様に、各集約セグメントレコードは集約
セグメントレコードが集約で表している特色を表す略記
セグメント及びノードレコードを指し示すポインタ、ま
たは他の適当な参照を含んでいる。図17は、図16示
す実施例による集約セグメントレコードの成分、及びそ
の参照される略記セグメント及びノードレコードを示し
ている。集約セグメントレコード422は、略記セグメ
ントレコード522及び略記ノードレコード523を含
むアレイ520を指し示す少なくとも1つのポインタ4
26を含んでいる。この実施例では、ポインタ426は
アレイ520内の最初のレコードを参照する。略記レコ
ードは、それらを参照する集約セグメントレコードとは
別のパーセル内に格納されているので、関連略記セグメ
ント及びノードレコード522、523を指し示す集約
セグメントレコード422内の参照426は、略記レコ
ードが位置しているパーセルの適切な識別を含む。図1
2に関して説明したアレイ520におけると同様に、略
記レコードは、表された集約の一方の端から他方の端ま
で順番にアレイ520内に順次に格納されている。しか
しながら、図12に示す実施例とは異なり、略記レコー
ドが、それらを参照する集約セグメントレコードを含む
パーセルとは別のパーセル内にある場合には、アレイ5
20内の最初のレコードは略記ノードレコード523で
あり、それに続いて略記セグメントレコード522があ
り、等々、略記セグメントレコード522とそれに続く
略記ノードレコード523であるリスト内の最後の2つ
のレコードに到達するまで交互している。
【0065】略記レコードが、それらを参照する集約セ
グメントレコードを含むパーセルとは別のパーセル内に
ある場合、アレイ内の最初のレコードは参照する集約セ
グメントレコードの端点の一方を表す略記ノードレコー
ド523であり、アレイ520内の最後のレコードは参
照する集約セグメントレコードの他方の端点を表す略記
ノードレコード523である。略記レコードが、それら
を参照する集約セグメントレコードを含むパーセルとは
別のパーセル内にある場合に、アレイ520内の集約セ
グメント端点を表すこれらの集約ノードレコード523
を有していることは、そのようにしなければ集約セグメ
ントのこれらの端点を表す略記レコードを含むパーセル
内にレコードが存在しないかも知れないので有用であ
る。その他に関しては、層n内の集約セグメントレコー
ド422及び略記レコード522、523は前記実施例
内のそれらと同じである。
【0066】層nパーセル220(3)内の略記セグメ
ントレコード522及び略記ノードレコード523は、
同じ対応地理特色を表す層0内のパーセル220(4)
及び220(5)内に含まれる非略記セグメント及びノ
ードレコードに対応する適切な参照を含んでいる。先行
実施例に関して説明したように、もしナビゲーション機
能が非略記セグメントまたはノードレコード内に含まれ
る情報を必要とすれば、層nの略記レコードパーセル2
20(3)内に含まれる略記セグメント及びノードレコ
ード内に含まれる参照を使用して、層0のパーセル22
0(4)及び220(5)内の対応非略記セグメント及
びノードレコード(図16に示す)を見出すことができ
る。
【0067】略記セグメント及び略記ノードレコード
を、それらを参照する集約セグメントレコードから分離
すると、集約セグメントレコードを含むルーティングパ
ーセルが、集約セグメント及びノードレコードデータ以
外のルーティングデータをより多く保持できる効果が得
られる。これにより、集約セグメントレコードを含むル
ーティングデータのパーセルは、より大きいサイズの矩
形領域内に含まれる地理特色を表すことができるように
なる。従って、地理領域を横切るルートを計算する時に
必要とされるルーティングデータのパーセルが少なくて
済み、それによって一般的には、ルート計算のような若
干の型の機能に関してナビゲーションシステムの性能が
強化されることになる。
【0068】(この代替実施例によれば、略記レコード
は、最高のデータ層(即ち、層n、ここにn=4)内に
おいてだけ、それらを参照する集約レコードから分離さ
れている。この代替実施例の別のバージョンでは、略記
レコードは、他の層においても同じように集約レコード
から分離することができる。この代替実施例の更に別の
バージョンでは、略記レコードは、集約レコードが存在
する全てのデータ層において、それらを参照する集約レ
コードから分離することができる。) b.インタリービングの種類 前述したように、略記レコードを、それらを参照する集
約セグメントレコードを含むルーティングデータから分
離して格納すると、ナビゲーションシステムの性能を強
化する若干の長所を得ることができる。ルーティングデ
ータ(集約セグメントデータレコードを含む)と、略記
レコードとをインタリーブ(交互配置)する実施例にお
いては、さらなる長所を得ることができる。これは、若
干の種類のナビゲーション機能を遂行する際にデータの
探索及びアクセス時間を短縮させ、それによって多分ナ
ビゲーションシステムの性能を更に強化するることがで
きる。詳しく述べれば、このさらなる代替実施例におい
ては、集約セグメントデータレコードを含んでいるルー
ティングデータを含むパーセルは、同一層内の集約セグ
メントレコードによって参照される略記レコードを含む
パーセルとインタリーブされる。
【0069】図18、19、及び20は、ルーティング
データを含むパーセル(集約セグメントレコードを含
む)と、略記レコードデータを含むパーセル(集約セグ
メントレコードによって参照される)とを1つの層内に
配列できる3つの異なる手法を示している。この実施例
の目的のために、ある層内の略記レコードデータと、ル
ーティングデータとのインタリービングを以下に説明す
る。異なるデータ型、詳しく述べれば、異なるデータ型
のパーセルのインタリービングによってもたらされる利
点は、ルーティングデータ及び略記レコードデータだけ
に限られるものではない。以下に説明するように、開示
する概念は、他の型及び層のデータにも同じように拡張
できることは理解されよう。従って、いろいろなナビゲ
ーション機能がデータ型をインタリーブすることに伴う
性能強化の恩恵を受けることができる。
【0070】図18に、ルーティングデータの層n内の
複数のパーセル220を示す。これらのパーセルは、ル
ーティングデータを含むパーセル(“R”とラベル付け
してある)と、略記セグメント及びノードレコードを含
むパーセル(“A”とラベル付けしてある)とを含んで
いる。ルーティングパーセルは、略記セグメントへの参
照を含む集約セグメントレコードと、集約セグメントレ
コードが集約で表している道路セグメント及びその端点
を個々に表すノードレコードとを含んでいる。図18に
示す実施例では、たとえ略記セグメント及びノードレコ
ードを含む全てのパーセルが、それらを参照する集約セ
グメントレコードを含むルーティングパーセルと同一の
ルーティングデータ層内に位置していても、略記セグメ
ント及びノードレコードを含む全てのパーセルは、それ
らを参照する集約セグメントレコードを含む層nルーテ
ィングパーセルを含む全てのパーセルとは別に(即ち、
前または後に)配置され、格納される。前述したよう
に、略記セグメント及びノードレコードを含むパーセル
を、それらを参照する集約セグメントレコードを含むパ
ーセルと同一の層内に配置すると、それらが集約セグメ
ントレコードによって参照された時に、略記レコードに
アクセスするのに要する時間が一般的に短くなり、それ
によってナビゲーションシステムの性能が改善されると
いう利点がもたらされる。
【0071】図18に示す実施例は性能を改善する可能
性を有しているが、もし略記セグメントレコードを含む
パーセルを、それらを参照する集約セグメントレコード
を含むパーセルにより接近させて配置すれば、さらなる
利点を得ることができる。図19に示す実施例は、ルー
ティングデータの各パーセルの次に略記レコードを含む
パーセルが続いている。略記レコードの各パーセル内の
略記レコードは、直ぐ隣りの集約セグメントレコードに
よって参照される。(図19においては、略記セグメン
ト及びノードレコードを含むパーセルは、それらを参照
する集約セグメントレコードを含んでいるルーティング
データレコードを含むパーセルの直後に示されている。
代替実施例では、略記セグメント及びノードレコードを
含むパーセルは、それらを参照する集約セグメントレコ
ードを含んでいるルーティングデータレコードを含むパ
ーセルの直前に配置することができる。) 図19に示す配列は、若干の機能に関して、図18に示
す実施例よりもさらなる長所を提供することができる。
略記セグメント及びノードレコードを含むパーセルが、
それらを参照する集約セグメントレコードを含むルーテ
ィングデータを含むパーセルの直近にあるので、それら
が集約セグメントレコードによって参照される際に略記
レコードへアクセスするのに必要な時間が短縮され、そ
れによってナビゲーションシステムの性能を更に改善す
ることができる。
【0072】図19に示す配列に伴う欠陥は、ルーティ
ングデータの1つのパーセル内の集約セグメントレコー
ドによって参照される略記セグメント及びノードレコー
ドに関連するデータの量が、必ずしも理想的なパーセル
サイズに適合しないことである。もしルーティングパー
セルが、比較的少ない集約セグメントレコード、または
比較的少ないセグメントの集約を表す集約セグメントレ
コードを含んでいれば、隣接する略記レコードのパーセ
ル内には対応して少ない略記レコードが存在するように
なる。同様に、もしルーティングパーセルが、比較的多
くの集約セグメントレコード、または比較的多くのセグ
メントの集約を表す集約セグメントレコードを含んでい
れば、隣接する略記レコードのパーセル内には対応して
多くの略記レコードが存在する。図19の実施例では、
ルーティングデータの各単一パーセル内の集約セグメン
トレコードによって参照される略記セグメント及びノー
ドレコードに関するデータサイズ要求が、ルーティング
データのパーセル内の集約セグメントレコードの数及び
種類に依存する。ルーティングデータのパーセル内の集
約セグメントレコードの数及び種類は、少なくともある
程度、表される道路網に依存する。道路網は比較的可変
であり得るから、ルーティングデータの各単一パーセル
内の集約セグメントレコードによって参照される略記セ
グメント及びノードレコードもかなり変化し得る。
【0073】一般的に言えば、パーセル内の集約セグメ
ントレコードによって参照される略記セグメント及びノ
ードレコードは理想的パーセルサイズよりも小さくてよ
く、時にはかなり小さくてよい。これは、図19に示す
実施例では、層内のパーセルを均一なパーセルサイズに
維持するために、若干の略記レコードのパーセル内の略
記レコードデータにかなりのパッディングを付加する必
要があり得ることを意味している。その結果、略記レコ
ードを含むパーセルは、所望充填率よりも低い充填率に
なり得る。もし所望のパーセル充填率が 80 %であれ
ば、略記セグメント及びノードレコードを含む若干のパ
ーセルは 50 %以下、または 20 %以下にさえなり得
る。一般的には、パーセルが一杯よりもかなり低いこと
は望ましくない。一杯よりも低いパーセルが望ましくな
い1つの理由は、エンドユーザにとって貴重な情報を格
納するのに使用できるデータ記憶空間が浪費されること
である。一杯よりも実質的に低いパーセルを有すること
の別の望ましくない効果は、データベースの断片化(フ
ラグメンテーション)が増加することである。これによ
り、探索及びアクセス時間が増加し、性能が低下し得
る。
【0074】図19の実施例の別の潜在的欠陥は、若干
の環境の下では、ルーティングデータの単一のパーセル
内の集約セグメントレコードによって参照される略記セ
グメント及びノードレコードに関するデータ要求が、最
大パーセルサイズを超え得ることである。
【0075】図19の実施例に関して、略記セグメント
及びノードレコードを参照する集約セグメントレコード
を含んでいるルーティングデータを含む直近のパーセル
よりもサイズが小さい(または、大きい)略記セグメン
ト及びノードレコードを含むパーセルを作ることは可能
である。しかしながら、ルーティングデータを含むパー
セルとは異なるサイズの略記セグメント及びノードレコ
ードを含むパーセルを作っても、断片化は減少しない。
更に、所望パーセルサイズを決定するために使用される
ファクタにはデータが格納されている媒体の固有特性が
含まれ得るから、所望の性能特性を得るためにパーセル
を準備することができる使用可能な好ましいサイズは比
較的僅かである。
【0076】以上のように、図19に示すインタリービ
ング配列は若干のデータ型についてはナビゲーションシ
ステムの性能を向上させることはできるが、他のデータ
型については適当ではないかも知れない。図19に示す
インタリーブされたデータ型の実施例に関して言えば、
この実施例は、異なるデータ型のパーセルサイズを容易
に平衡させることができるデータの型に最も適してい
る。
【0077】図20は、略記セグメント及びノードレコ
ードのパーセルと、これらの略記セグメント及びノード
レコードを参照する集約レコードを含んでいるルーティ
ングデータを含むパーセルとをインタリーブする別の配
列を示す。図20では、略記セグメント及びノードレコ
ードを含むパーセルは、所望のパーセルサイズに適合す
るサイズを有するように形成され、また一般的に高い充
填率を有するように形成されている。一実施例では、略
記セグメント及びノードレコードを含むパーセルは、そ
れらを参照する集約セグメントレコードを含むルーティ
ングデータパーセルと同一のサイズを有することができ
る。例えば、もしルーティングデータパーセルが 16 K
サイズで与えられれば、略記セグメント及びノードレコ
ードを含むパーセルも各々 16 Kのサイズで与えられ
る。他のサイズも適当である。
【0078】図20では、ルーティングデータを含むパ
ーセルは、略記セグメント及びノードレコードを含むパ
ーセルとインタリーブされている。一実施例では、略記
セグメント及びノードレコードを含む各パーセルは、そ
れらを参照する集約セグメントレコードを含む1つまた
はそれ以上のルーティングパーセルと一緒にグループ化
されている。一実施例では、略記セグメント及びノード
レコードを含むパーセルは、これらのルーティングパー
セルの直後に位置する1つまたはそれ以上のルーティン
グパーセル内に含まれる集約セグメントレコードによっ
て参照される。代替実施例では、略記セグメント及びノ
ードレコードを含むパーセルは、これらのルーティング
パーセルの直前に位置する1つまたはそれ以上のルーテ
ィングパーセル内に含まれる集約セグメントレコードに
よって参照される。好ましい実施例では、詳細を以下に
説明するように、略記レコードを含むパーセルの配置
は、層内のデータの空間的編成に依存する。
【0079】図20を参照する。ルーティングデータを
含む層nの4つのパーセルに、略記セグメント及びノー
ドレコードを含む1つのパーセルが後続している。略記
セグメント及びノードレコードを含む1つのパーセル
は、それの直前の4つのルーティングデータパーセル内
に含まれる全ての集約セグメントレコードによって参照
される全ての略記セグメント及びノードレコードを含ん
でいる。図20では、第1の略記レコードパーセルに続
いて2つのルーティングパーセルと、それに続いて略記
レコードを含む別のパーセルとが存在している。略記レ
コードのこの第2のパーセルは、その直前の2つのルー
ティングパーセル内に含まれている集約セグメントレコ
ードによって参照される略記レコードを含んでいる。図
20に示す実施例では、ルーティングデータのパーセル
の数、及び略記レコードのパーセルの数は、(1)層内
のパーセルを、所望のパーセルサイズ及び充填率に維持
するように、及び(2)空間的にパーセル化されたルー
ティングパーセルを、同一地理特色を表す空間的にパー
セル化された略記レコードパーセルに近接して維持する
ように決定される。図20に示す実施例は、略記セグメ
ント及びノードレコードを、それらを参照する集約セグ
メントレコードの比較的近くに格納する長所と、全ての
パーセルを所望のパーセルサイズ及び充填率に概ね適合
させる長所とを組合せている。
【0080】c.インタリーブされたデータを形成する
プロセス 上述したように、好ましい実施例では、ルーティングパ
ーセルは空間的に編成され、同様に、略記セグメント及
びノードレコードを含むパーセルも空間的に編成されて
いる。好ましい実施例では、略記セグメント及びノード
レコードを含むパーセルは、それらがインタリーブされ
るルーティングデータパーセルと並行してパーセル化さ
れている。インタリービング配列を形成するプロセスを
以下に説明する。
【0081】層にされ、パーセル化されたルーティング
データを含む地理データベースを形成するプロセスは、
本明細書に参照としてそれらの全文を採り入れている 0
8/924,328 、08/935,809、及び 08/740,295 に開示され
ている。要約すれば、少なくとも1つのインタリーブさ
れた部分を有する層にされ、パーセル化された地理デー
タベースを図21に示す。(図21では、プロセスの一
般的なステップを左側に、これらのステップで使用され
る対応成分部分を右側に示してある。) 汎用データフォーマットで供給される地理データベース
900から開始して、各データ型及び層毎に分離した中
間フォーマットファイル902が形成される(ステップ
A)。汎用データフォーマット地理データベース900
は所有権を主張できる(プロプラエタリ)フォーマット
であることも、または所有権を主張できないフォーマッ
トであることもできる。汎用データフォーマットデータ
ベースファイル900から形成されたこれらの中間フォ
ーマットファイル902は、図5に示したルーティン
グ、地図作成、関心点、運転、等々のような異なる型の
データの各々を導出するために、また図6に示したこれ
らの型の若干の層の各々を導出するために作成されるの
である。
【0082】これらの分離した各中間フォーマットファ
イル902を作成した後に、これらの各中間フォーマッ
トファイル902はパーセル化されて各層毎に、各デー
タ型のデータレコードのパーセル906が形成される
(ステップB)。前述したように、異なる種類の空間パ
ーセル化プロセスを含む異なる種類の空間パーセル化プ
ロセスを使用することができる。分離した各型及び層毎
のパーセル906が形成されると、各層及び型毎のパー
セルは単一のファイル910に連結される(ステップ
C)。詳細を以下に説明するように、パーセルがインタ
リーブされている連結されたパーセル910の一部分に
ついて言えば、2つまたはそれ以上のパーセル化された
中間ファイル906からパーセルが選択され、インタリ
ーブされる(ステップD)。
【0083】分離した各型及び層毎の分離したパーセル
906が形成されると、パーセル識別が割当てられる。
分離した各型及び層毎の全ての分離したパーセル906
が単一のファイル910に連結され、パーセル識別が割
当てられると、新しく割当てられたパーセル識別を反映
するように全てのデータレコード及び索引を通してパー
セル参照が更新され、最終フォーマットファイル912
が形成される(ステップE)。
【0084】地図データベースを形成するこれらの一般
的なステップは、地理データベースを形成することがで
きる1つの方法を示しているに過ぎず、異なる型のデー
タのインタリービングを組み入れて地理データベースを
形成する他の方法も存在することを理解されたい。イン
タリーブされた部分を有する地理データベースを形成す
るプロセスのいろいろな面の詳細に関して、以下に説明
する。
【0085】一実施例によれば、異なる型のデータをイ
ンタリーブする地理データベースを形成するために、イ
ンタリーブされる異なる各型のデータ毎に分離した中間
ファイルが形成される。例えば、集約セグメントレコー
ドを含むルーティングデータを含むパーセル、及びこれ
らの集約セグメントレコードによって参照される略記セ
グメント及びノードレコードを含む(図17−20に示
すように)地理データベースを形成するために、ルーテ
ィングデータのための、及び略記セグメント及びノード
データのための分離した中間フォーマットファイルが形
成される。略記レコードのための分離した中間フォーマ
ットファイルは、略記セグメント及びノードレコード
(図13のレコード522、及び図14のレコード52
3のような)を導出するために必要な汎用データフォー
マット地理データベースファイルの部分を含んでいる。
【0086】もし略記レコードを含むパーセルを、1つ
より多くの層内のルーティングデータを含むパーセルと
インタリーブするのであれば、略記セグメント及びノー
ドレコードの分離した中間フォーマットファイルは各分
離した層毎に形成される。一実施例では、略記セグメン
ト及びノードレコードは、ルーティングデータの最高層
(即ち、層n、ここにn=4)においてだけ、それらを
参照する集約セグメント及びノードレコードとは別のパ
ーセル内に格納される。しかしながら、代替実施例で
は、略記セグメント及びノードレコードは、集約セグメ
ントレコードを含むどの層においても、それらを参照す
る集約セグメント及びノードレコードとは別のパーセル
内に格納される。
【0087】更に、さらなる代替実施例では、もしルー
ティングデータ以外のデータ型のパーセルと、略記レコ
ードとをインタリーブするのであれば、必要に応じて、
これらの異なる型の中間フォーマットファイルが形成さ
れる。
【0088】ルーティングデータの各層、及び略記セグ
メント及びノードレコードの各層毎の中間フォーマット
ファイルが形成されると、これらの各中間フォーマット
ファイルはパーセル化される。好ましい実施例では、ル
ーティングデータ層0が先ずパーセル化される。代替と
して、地図作成データまたは運転データのような別の型
のデータを最初にパーセル化することができる。ルーテ
ィング層0のデータをパーセル化する場合、本明細書に
全文を参照として採り入れている 08/924,328、08/935,
809、及び 08/740,295 に開示されている何れかのパー
セル化方法のような適当なパーセル化方法を使用するこ
とができる。
【0089】ルーティング層0のデータをパーセル化し
た後に、ルーティングデータのより高い層がパーセル化
される。好ましい実施例では、ルーティングデータのよ
り高い層は、ルーティング層0のデータのために使用し
たパーセル化方法と並行してパーセル化される。これ
は、ルーティングデータのより高い層のためのパーセル
を形成する時に、ルーティング層0のパーセルに関連し
て矩形領域を決定するプロセスで限定されたものと同一
の境界が、より高い各層のパーセルに関連する矩形領域
を限定するために使用されることを意味している。勿
論、より高い層のデータはより少ないレコードを含んで
いるので、より高い層のパーセルは、より大きい矩形領
域に関連付けることができる。しかしながら、もし何れ
かのより高い層のパーセルをより低い層のパーセルより
も大きい矩形領域に関係付けるのであれば、より高い層
のパーセルに関係付けられたより大きい矩形領域は、2
つまたはそれより多くのより低い層のルーティングデー
タパーセルに関連付けられているよりも小さい矩形領域
を正確に包含することになろう。
【0090】集約セグメントを有するルーティングデー
タの層を表す中間フォーマットファイルをパーセル化し
た後に、同一層の略記セグメント及びノードレコードを
含む中間フォーマットデータファイルをパーセル化す
る。(略記セグメント及びノードレコードを含む中間デ
ータファイルは、ルーティングデータの層をパーセル化
した直後にパーセル化することも、または代替として、
略記セグメント及びノードレコードを含む中間データフ
ァイルは、他の型または層のデータをパーセル化した後
にパーセル化することもできることに注目されたい。)
好ましい実施例では、略記セグメント及びノードレコー
ドを含む中間データファイルは、ルーティングデータと
並行してパーセル化される。略記セグメント及びノード
レコードを含む中間フォーマットファイルの並行パーセ
ル化は、上述した、より高い層のルーティングデータの
中間フォーマットファイルの並行パーセル化と類似して
いる。従って、ルーティング層0のパーセルに関連付け
られた矩形領域のために限定されたものと同一の境界
が、必要に応じて、略記セグメント及びノードレコード
のパーセルに関連付けられた矩形領域を限定するために
使用される。従って、略記セグメント及びノードレコー
ドのパーセルに関連付けられた矩形領域は、略記セグメ
ント及びノードレコードを参照する集約セグメントレコ
ードを含むルーティングデータパーセルに関連付けられ
た矩形領域、または略記セグメント及びノードレコード
を参照する集約セグメントレコードを含む2つまたはそ
れ以上のルーティングデータパーセルに関連付けられた
2つまたはそれ以上の矩形領域の何れかに正確に対応す
る。この配列を、図22に図式的に示してある。(ルー
ティングデータのパーセル内の集約セグメントレコード
によって参照される略記レコードが、ルーティングパー
セルよりも実質的に大量のデータからなる場合には、逆
の関係になる。即ち、2つまたはそれ以上の略記レコー
ドパーセルに関連付けられた矩形領域が、単一のルーテ
ィングパーセルに関連する矩形領域を正確に包含するよ
うになる。) 図22は、地理領域の一部分の地図612を示してい
る。この領域には、複数の境界線がオーバレイされてい
る。これらの境界線は、複数の矩形領域を決定するため
に、パーセル化方法に従って選択されている。前述した
ように、どのような適当なパーセル化方法も使用するこ
とができる。各矩形領域を形成する境界は各矩形領域
が、データの所与の層及び型のための分離したパーセル
内に含まれている地理データレコードによって表される
地理特色を含むように選択される。図22では、境界
は、ルーティング層0のデータの分離したパーセル内に
含まれているルーティングデータレコードによって表さ
れる地理特色を含む矩形領域を限定している。(図22
は、地理領域の一部分だけを示していることを理解され
たい。図1のナビゲーションシステム10と共に使用さ
れる地理データベース40のような地理データベースに
よって表される地理領域内には、各々がルーティング層
0のデータの分離したパーセルに関連付けられた数百の
これらの矩形領域が存在し得る。) 略記セグメント及びノードレコードのパーセルを形成す
る時、先にルーティング層0のために限定された境界線
を使用して、各パーセル内に含まれる略記セグメント及
びノードレコードを包含する矩形領域を限定する。本実
施例では、これらの略記セグメント及びノードレコード
は、対応する領域のルーティングデータよりも比較的小
さいデータサイズ要求を有している。従って、略記セグ
メント及びノードレコードで形成されているパーセル
は、より大きいサイズの矩形領域を表すことができる。
しかしながら、あるパーセルに関連する矩形領域を限定
する時に使用される境界線は、先にルーティング層0の
データのために限定された境界線に制約されるから、略
記セグメント及びノードレコードのパーセルに関連付け
られた矩形領域は、ルーティング層パーセルに関連付け
られた矩形領域全体を含んでいる。例えば、図22にお
いて、もし4つの矩形領域650(1)、650
(2)、650(3)、及び650(4)内に含まれる
特色を表す略記セグメント及びノードレコードが最大パ
ーセルサイズよりも小さければ、これらの全ての略記セ
グメント及びノードレコードのパーセルを見出すことが
できる。同様に、もし2つの矩形領域650(5)及び
650(6)内に含まれる特色を表す略記セグメント及
びノードレコードが最大パーセルサイズよりも小さけれ
ば、これらの略記セグメント及びノードレコードのパー
セルを形成することができる。
【0091】パーセル化されると、中間フォーマットフ
ァイルは、複数のパーセル内にパーセル化された略記セ
グメント及びノードレコードを含む。各パーセルは、所
望のサイズにパッディングされる。パーセルは、データ
の空間的編成を反映するような順序に配列される。
【0092】層nのルーティングデータを含む中間フォ
ーマットファイルがパーセル化され、層nの略記セグメ
ント及びノードデータがパーセル化されてしまうと、異
なるデータ型の2つの中間フォーマットファイルのパー
セルをインタリーブすることができる。インタリーブさ
れる中間フォーマットファイルが、最終フォーマット地
理データベースファイルを形成するためにコンパイラ、
または他のプロセスのために識別される。識別されたフ
ァイルは、コンパイラまたは他のプログラムまたはプロ
セスへ入力される。(一実施例では、コンパイラは、イ
ンタリーブされないデータの層及び型をも入力として受
信する。) 図21に示すように、最終フォーマット地理データベー
スファイルを形成する際に、異なるデータ型のインタリ
ーブされたパーセルを含むファイルの部分は、インタリ
ーブされないパーセル(もしあれば)を含む他の部分の
中に含ませることができる。例えば、コンパイラはルー
ティング層0のデータのインタリーブされていないパー
セル、及びそれに続く層1のインタリーブされていない
パーセル、等々を格納することができる。コンパイラが
インタリーブされた層(例えば、層nのルーティングデ
ータ)に到達した時に、層nのルーティングデータを含
むパーセル化された中間フォーマットファイル、及び層
4の略記レコードを含むパーセル化された中間フォーマ
ットファイルの両方が存在する。最終フォーマット地理
データベースファイルが形成されても、インタリーブさ
れた層内のルーティングデータ及び略記レコードデータ
の空間的編成は維持される。データの空間的編成の維持
を容易にするために、インタリービングプロセス中にk
d木が使用される。図23は、図22の矩形領域内に包
含されるデータで形成されたパーセルを表しているkd
木を示す。好ましい実施例では、kd木は、層0のルー
ティングデータのパーセル化中に形成される。このkd
木のエントリ、即ちノードは、層0のルーティングデー
タの各パーセルに関連付けられた個々のより小さい矩形
領域を形成する時に作られる矩形領域を包含する各「カ
ット」(即ち、分割)に関連付けられている。kd木の
各葉ノード(即ち、子ノードを持たないノード)は、層
0のルーティングパーセルの1つを表す。従って、層0
のパーセルは、このkd木を使用して見出すことができ
る。(当分野においては公知のように、kd木の形状を
ファイルとして格納し、パーセル内のデータを空間的に
見出すための探索ツールとして使用することができ
る。)層0のパーセルのために要求される全てのカット
を行わずに形成された各パーセル(より高い層のパーセ
ル、または略記レコードのパーセルのような)は、kd
木の内部ノードの1つによって表される。
【0093】層0のルーティングデータをパーセル化す
る時に形成されるkd木は、ルーティングデータのパー
セル及び略記レコードデータのパーセルをインタリーブ
する(図21のステップDに示すように)時に使用する
こともできる。層4ルーティングデータのパーセル、及
び略記レコードデータのパーセルに関連付けられた矩形
領域は、kd木を形成する時に使用された層0ルーティ
ングデータのパーセルに関連付けられた矩形領域と必ず
しも正確に同一の境界を共有してはいない(図22参
照)。更に、略記レコードのパーセルに関連付けされた
矩形領域は、層4のルーティングデータのパーセルに関
連付けられた矩形領域と必ずしも正確に同一の境界を共
有してはいない。しかしながら、層4のルーティングパ
ーセル境界及び略記レコードパーセル境界を形成するた
めに使用されたカットはkd木内に含まれている(これ
らのカットが、層0のルーティングパーセルを形成する
プロセス中になされるからである)。従って、これらの
異なる型のデータをインタリーブする時、kd木を使用
してこれらの異なる型のデータのパーセルを空間的に編
成することができる。kd木のノードは順番にトラバー
スされる。kd木の各ノードに順番に出会うので、もし
層4のルーティングパーセル、または略記レコードパー
セルがkd木のノードに関連付けてカットすることによ
って形成されていれば、パーセル(ルーティング、また
は略記レコード、または両者)は層4のルーティングデ
ータに対応する最終フォーマットファイルの部分に追加
される。kd木を順番にトラバースすることによって、
同一地理特色に関連付けられた層4のルーティングパー
セル及び略記レコードパーセルは識別することが可能で
あり、ルーティング層4に対応する最終フォーマットフ
ァイルの部分内に一緒にグループ化される。このように
すると、略記レコードはそれらを参照する集約セグメン
トレコードと同一の地理特色を表しているので、表され
た地理特色を使用することによって略記セグメントレコ
ードを、それらを参照する集約セグメントレコードに近
接して配置することができる。
【0094】ルーティングデータパーセル及び略記レコ
ードパーセルをインタリーブした後に、それらは他の型
及び層のパーセルと最終フォーマットファイルに連結す
ることができる。パーセル識別番号が割当てられ、各パ
ーセル内のパーセル参照が必要に応じて更新され、最終
フォーマットファイル912が形成される(図21のス
テップE)。
【0095】d.代替インタリーブ実施例 上述した実施例では、略記レコードを含むパーセルは、
集約セグメントレコードを含むルーティングデータのよ
うな他の種類のデータを含むパーセルと同じ層において
インタリーブすることができると説明した。異なるデー
タ型のインタリービングは、他の型のデータに拡張する
ことができる。若干のナビゲーション機能に対して利益
を提供するために、どのような2つの種類の空間的に編
成されたデータも、どのレベルにおいてもインタリーブ
することができる。例えば、地図作成データを関心点デ
ータとインタリーブすることができる。同様に、地図作
成データをルーティングデータとインタリーブすること
ができる。同様に、空間的に編成されていない型のデー
タどうしを、または空間的に編成された型のデータとイ
ンタリーブすることができる。
【0096】別の実施例では、若干の種類のデータ型の
ための索引ファイルを、索引されるデータ型とインタリ
ーブすることができる。
【0097】更に別の代替実施例では、異なる型のパー
セルは、カストム順序に従ってインタリーブすることが
できる。カストム順序は、明示順序付けパターンを指定
する任意機能によって定義される。最終フォーマットフ
ァイルを形成する時に、コンパイラは、インタリーブさ
れる2つまたはそれ以上のパーセル型の識別と共に、命
令を受信する。これらの命令は、各型の各パーセル毎の
パターン及び/または順序付けを指定する。これにより
コンパイラは、パーセルを最終フォーマットファイルに
インタリーブする時に、この順序付けを履行する。
【0098】V.さらなる代替実施例 上述したいろいろな実施例は、開示した本発明の概念を
特定的に実現しているに過ぎない。いろいろな他の実現
及び代替実施例も、本発明の範囲内に包含されることを
意図している。例えば開示した実施例においては、集約
セグメントレコードは、データの最低層(例えば「層
0」)とは物理的に区別されるより高い層内に格納され
ている。一つの代替実施例では、分離した層を物理的に
格納することなく、分離したデータの層を設けることが
できる。代わりに、ナビゲーション機能のランタイム中
に若干のデータのランクを抑圧することによって分離し
た層を設けることができる。このようにランクの抑圧を
使用すると若干の、または全ての分離した層を組合せる
ことができ、また分離した層を設ける代わりに、調べる
レコードの数を減少させるために、必要に応じてランク
抑圧を使用することができる。
【0099】他の代替実施例においては、集約セグメン
ト及び集約セグメントレコードを、異なる技法で形成す
ることができる。開示した実施例では、集約セグメント
レコードを形成することができる1つの方法として、分
離した層を定義するランク属性を使用している。しかし
ながら、代替実施例では、集約セグメントレコードはラ
ンク属性を使用せずに形成することができる。例えば、
集約セグメントは、交通のパターン、またはビークル使
用を斟酌することによって形成することができる。
【0100】さらなる代替実施例においては、ナビゲー
ションシステムは、ハードウェアプラットフォーム、ま
たはアーキテクチャには無関係に、ナビゲーション機能
をエンドユーザに提供する何等かのコンピュータをベー
スとするシステムを含むものと理解すべきである。例え
ば、ナビゲーションシステムは、ハンドヘルドシステ
ム、パーソナルディジタル支援、またはノートブックコ
ンピュータ上に設置されたシステムを含むどのような種
類のポータブルシステムを含むことができる。代替実施
例では、ナビゲーションシステムは、デスクトップコン
ピュータのようなパーソナルコンピュータ上に設置され
たナビゲーション応用ソフトウェアを含むことができ
る。更に、ナビゲーションシステムは、ネットワークさ
れた環境、及びクライアント・サーバプラットフォーム
環境を含むいろいろな異なる環境内に実現することもで
きる。ナビゲーション応用プログラム及び地理データベ
ースは、同一の位置に配置する必要はなく、ネットワー
クを介して接続することができる。地理データベースを
エンドユーザから離して配置し、データは無線通信リン
クを通してエンドユーザへ伝送することができる。
【0101】上述した実施例では、地理データはパーセ
ル化するものとして説明した。代替実施例では、地理デ
ータはパーセル化しないことも、または異なる手法で編
成することもできる。これらのデータレコードは、圧縮
することも、または圧縮しないこともできる。
【0102】上述した実施例では、ナビゲーションシス
テム、応用、及びデータベース内の成分、データ構造等
を称するためにある用語を使用している。これらの種類
のエンティティを称するために他の用語を使用すること
ができ、本発明は類似の概念を表す特定の用語に限定さ
れるものではないことを理解されたい。
【0103】以上の詳細な説明は本発明を限定するもの
ではなく、単なる例示に過ぎず、本発明は特許請求の範
囲によって限定されるものであることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ナビゲーションシステムのブロック図である。
【図2】図1の地理データベースによって表される地理
領域を示す地図である。
【図3】図2の地図の一部分の拡大図である。
【図4】図3の地図に示されている単一の道路セグメン
トを示す図である。
【図5】いろいろなナビゲーション応用機能と共に使用
される図1の地理データベース内に含まれる異なる型の
データを示す図である。
【図6】図5に示すルーティングデータ内の分離したデ
ータの層を示す図である。
【図7】空間的に編成された地理データへのパーセル化
方法の適用を示す図2の地理領域の地図を示す図であ
る。
【図8】図7に示すパーセル化方法による図1の地理デ
ータベース内にデータのパーセルの配列を示す図であ
る。
【図9】図8のデータベースの単一のパーセル内のセグ
メント及びノードデータレコードの配列を示す図であ
る。
【図10A】集約セグメントデータレコードによって表
される地理特色を図式的に示す図である。
【図10B】集約セグメントデータレコードによって表
される地理特色を図式的に示す図である。
【図10C】集約セグメントデータレコードによって表
される地理特色を図式的に示す図である。
【図10D】集約セグメントデータレコードによって表
される地理特色を図式的に示す図である。
【図11】層0より上の層内のルーティングデータのパ
ーセル内に集約セグメントレコードを含むことを示す図
である。
【図12】図11の集約セグメントレコード及びその関
連略記レコードアレイの成分を示す図である。
【図13】図12の略記セグメントレコードの成分を示
す図である。
【図14】図12の略記ノードレコードの成分を示す図
である。
【図15】ルーティングデータの層0−3内に含まれて
いるセグメントレコード内に含まれる情報の種類を示す
図である。
【図16】代替実施例によるルーティングデータの層の
パーセル内に集約セグメントレコードを含むことを示す
図である。
【図17】図16の集約セグメントレコード及びその関
連略記レコードアレイの成分を示す図である。
【図18】異なる型のデータを1つのデータの層内でイ
ンタリーブする1つの配列を示す図である。
【図19】異なる型のデータを1つのデータの層内でイ
ンタリーブする別の配列を示す図である。
【図20】異なる型のデータを1つのデータの層内でイ
ンタリーブする更に別の配列を示す図である。
【図21】図20に示すように互いにインタリーブされ
た異なるデータ型を有する部分を有する地理データベー
スを形成するステップを示す図である。
【図22】図21のパーセル化ステップを、表された領
域内の特色を表す地理データへ適用することを示す地図
である。
【図23】図22に示すパーセル化ステップに対応する
kd木の図である。
【符号の説明】
10 ナビゲーションシステム 11 ビークル 12 プロセッサ 14 ドライブ 16 不揮発性メモリ記憶装置 18 ナビゲーション応用ソフトウェアプログラム 20 RAM 24 測位システム 25 感知デバイス 26 測位信号 27 ディスプレイ 29 スピーカ 31 ユーザインタフェース 32 記憶媒体 40 データベース 110 地図 112 地域 114 位置 116 地図の一部分 120 道路網 122 道路セグメント 123 ノード 124 形状点 136 ルーティングデータ 137 地図作成データ 138 運転データ 139 関心点データ 140 索引ファイル 217 格子 219 矩形領域 220 パーセル 222 道路セグメントレコード 223 ノードレコード 422 集約セグメントデータレコード 423 セグメント識別子 424、425 端ノード 426 ポインタ 430 長さ 432 平均速度 434 通過時間 435 カウント 436 その他の情報 520 略記ノード/セグメントアレイ 522 略記セグメントレコード 523 略記ノードレコード 543 セグメント識別子 544 長さ 545 走行時間 548 データフラグ 549 その他の情報 553 略記ノード識別子 554 位置 555 その他の情報 559 参照 612 地図 648 参照 650 矩形領域 900 地理データベース 902 中間フォーマットファイル 906 パーセル 910 単一のファイル 912 最終フォーマットファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィジャヤ エス イスラニ アメリカ合衆国 イリノイ州 60195 ホ ッフマン エステータス ベイサイド サ ークル 4431 (72)発明者 リチャード エイ アッシュビー アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 53518 ブルー リヴァー ワイルド ロ ーズ ドライヴ 27993

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナビゲーションシステムにおいて使用す
    るための地理データベースを形成する方法であって、上
    記地理データベースはある地理領域内の地理特色を表す
    複数のデータレコードを含み、上記方法は、 少なくとも第1の型の中間フォーマットファイル、及び
    第2の型の中間フォーマットファイルを含む異なる型の
    中間フォーマットファイルを準備するステップを備え、
    上記各中間フォーマットファイルは、上記地理領域内の
    地理特色を表す複数のデータレコードからなり、 上記少なくとも第1の型の中間フォーマットファイル、
    及び第2の型の中間フォーマットファイルをパーセル化
    するステップを更に備え、上記パーセル化ステップは、
    上記第1の型の中間フォーマットファイル及び第2の型
    の中間フォーマットファイルの複数のパーセルを形成
    し、上記各パーセルは上記それぞれの型の複数のデータ
    レコードを含み、 上記第1の型のパーセル及び上記第2の型のパーセルを
    インタリーブするステップを更に備えていることを特徴
    とする方法。
  2. 【請求項2】 上記地理データベースは複数の分離した
    層に編成され、上記各層は機能クラスを基にしたデータ
    レコードの分離した集まりを含んでいる請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 上記第1の型のパーセル及び上記第2の
    型のパーセルは、上記複数の層の1つの中で互いにイン
    タリーブされる請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記第1の型のパーセル内のデータレコ
    ードは、道路のセグメント及びそれらに関連付けられた
    ルーティング特性の集約を表すデータレコードを含み、 上記第2の型のパーセル内のデータレコードは、道路の
    セグメントを表すデータレコードを含み、 上記道路のセグメントの集約を表す上記第1の型のパー
    セル内の各データレコードは、上記第1の型のパーセル
    内のデータレコードが集約で表している道路のセグメン
    トを表す上記第2の型のパーセル内のデータレコードへ
    の参照を含んでいる請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記各型毎のパーセル化ステップによっ
    て形成された上記各パーセル内の複数のデータレコード
    は、一緒になって上記地理領域を包含する複数の矩形領
    域の分離した1つ内に包含される地理特色を表している
    請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記中間フォーマットファイルの1つの
    パーセル化を空間的に表すkd木を形成するステップ、
    を更に備えている請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記インタリーブする時に上記kd木を
    使用し、上記第1の型のパーセル及び上記第2の型のパ
    ーセルをインタリーブする順番を定義するステップ、を
    更に備えている請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記第1の型のパーセルは、上記第2の
    型のパーセル内の少なくとも1つのデータレコードへの
    参照を各々が含むデータレコードを含み、 上記インタリービングステップは更に、 上記第2の型のデータレコードを含む上記各パーセル
    を、上記第2の型のデータレコードへの参照を含むデー
    タレコードを含む上記第1の型のデータレコードを含む
    パーセルに近接して格納するステップ、を含んでいる請
    求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 上記インタリービングステップは更に、 上記地理データベースの1つの層全体にわたって単一の
    上記第1の型のパーセルと単一の上記第2の型のパーセ
    ルとを交互させるステップ、を備えている請求項1に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 上記インタリービングステップの結
    果、空間的に編成された上記第1の型のパーセル及び上
    記第2の型のパーセルがインタリーブされる請求項1に
    記載の方法。
  11. 【請求項11】 上記第1の型のパーセル及び上記第2
    の型のパーセルをインタリーブするためのカストム順序
    付けパターンを指示する命令を供給するステップ、を更
    に備え、 上記インタリービングステップは更に、 上記カストム順序付けパターンに従って上記第1の型の
    パーセル及び上記第2の型のパーセルをインタリーブす
    るステップ、を備えている請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 上記第1の型のパーセル及び上記第2
    の型のパーセルをインタリーブした後に、上記第1の型
    のパーセル及び上記第2の型のパーセルを互いに連結し
    た最終フォーマットファイルを形成するステップを更に
    備えている請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 ナビゲーションシステムにおいて使用
    するための地理データベースであって、 第1の型の複数のデータレコードと、 第2の型の複数のデータレコードと、を備え、 上記第1の型の複数のレコードは複数のパーセルに編成
    され、上記各パーセルは上記第1の型の複数のデータレ
    コードを含み、 上記第2の型の複数のレコードは複数のパーセルに編成
    され、上記各パーセルは上記第2の型の複数のデータレ
    コードを含み、 上記第1の型のデータレコードの上記パーセルは、上記
    第2の型のデータレコードの上記パーセルとインタリー
    ブされていることを特徴とする地理データベース。
  14. 【請求項14】 上記地理データベースは、コンピュー
    タ可読媒体上に格納されている請求項13に記載の発
    明。
  15. 【請求項15】 上記地理データベースは複数の分離し
    た層に編成され、上記各層は機能クラスを基にしたデー
    タレコードの分離した集まりを含み、上記第1の型のデ
    ータレコードのパーセルは、上記複数の層の1つの中で
    上記第2の型のデータレコードのパーセルとインタリー
    ブされている請求項13に記載の発明。
  16. 【請求項16】 上記第1の型のパーセル内のデータレ
    コードは、道路のセグメント及びそれらに関連付けられ
    たルーティング特性の集約を表すデータレコードを含
    み、 上記第2の型のパーセル内のデータレコードは、道路の
    セグメントを表している、請求項13に記載の発明。
  17. 【請求項17】 上記道路のセグメントの集約を表す上
    記第1の型のパーセル内の各データレコードは、上記第
    1の型のパーセル内のデータレコードが上記集約で表し
    ている上記道路のセグメントを表す上記第2の型のパー
    セル内のデータレコードへの参照を含んでいる請求項1
    6に記載の発明。
  18. 【請求項18】 上記地理データベースは複数の分離し
    た層に編成され、上記各層は機能クラスを基にしたデー
    タレコードの分離した集まりを含み、 上記第1の型のデータレコードのパーセルは、上記複数
    の層の1つの中で上記第2の型のデータレコードのパー
    セルとインタリーブされている請求項17に記載の発
    明。
  19. 【請求項19】 上記第1の型のデータレコードのパー
    セル及び上記第2の型のデータレコードのパーセルは空
    間的に編成されている請求項13に記載の発明。
  20. 【請求項20】 少なくとも1つの上記第2の型のデー
    タレコードの上記各パーセルは、少なくとも1つの、そ
    して同一の地理特色を表している上記第1の型のデータ
    レコードの上記パーセルに近接している請求項13に記
    載の発明。
  21. 【請求項21】 上記第1の型のパーセル内のデータレ
    コードは、道路のセグメント及びそれらに関連付けられ
    たルーティング特性の集約を表すデータレコードを含
    み、 上記第2の型のパーセルは、道路のセグメントの略記表
    現を含むデータコードを含み、 上記道路のセグメントの集約を表す上記第1の型のパー
    セル内の各データレコードは、上記第1の型のパーセル
    内のデータレコードが集約で表している道路のセグメン
    トを表す上記第2の型のパーセル内のデータレコードへ
    の参照を含んでいる請求項20に記載の発明。
  22. 【請求項22】 上記道路のセグメントの略記表現を含
    む上記第2の型のパーセル内の各データレコードは、道
    路の同一セグメントの非略記表現を含む上記第1の型の
    パーセル内のデータレコードへの参照を含んでいる請求
    項21に記載の発明。
  23. 【請求項23】 上記第1の型のデータレコードを含む
    パーセルは、上記第2の型のデータレコードを含むパー
    セル内に含まれる少なくとも1つのデータレコードへの
    参照を各々が含むデータレコードを含み、 上記第2の型のデータレコードを含む各パーセルは、そ
    れらへの参照を含んでいる上記第1の型のデータレコー
    ドを含むパーセルに近接して配置されている請求項13
    に記載の発明。
  24. 【請求項24】 上記第1の型のパーセル内のデータレ
    コードは、地図作成特色及びそれらに関連付けられた表
    示特性を表すデータレコードを含み、 上記第2の型のパーセル内のデータレコードは、関心点
    及びそれらに関連付けられた特性を表している請求項1
    3に記載の発明。
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