JPH11326312A - 水質監視装置 - Google Patents

水質監視装置

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JPH11326312A
JPH11326312A JP15205398A JP15205398A JPH11326312A JP H11326312 A JPH11326312 A JP H11326312A JP 15205398 A JP15205398 A JP 15205398A JP 15205398 A JP15205398 A JP 15205398A JP H11326312 A JPH11326312 A JP H11326312A
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JP
Japan
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dissolved oxygen
water
sample water
temperature
tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP15205398A
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English (en)
Inventor
Osamu Takiguchi
理 滝口
Hiroo Matsumoto
博夫 松本
Kiichiro Tomioka
紀一郎 富岡
Takahiro Harada
隆裕 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定槽内の試料水の温度や溶存酸素の量を調
整できるようにした水質監視装置を提供する。 【解決手段】 水生生物を飼育してその生体情報を送出
するための測定槽13内またはその測定槽13への試料
水の流路に溶存酸素計12を設けると共に、その上流側
に溶存酸素供給手段9を設け、かつ、測定槽13内に試
料水の温度を検知するための温度センサ15を設けると
共に、溶存酸素計12よりも上流側の試料水の流路にヒ
ータ11を設け測定槽13内の試料水の溶存酸素量と温
度を調整できるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水生生物を飼育して
その生体情報を水質分析装置に送出するための測定槽内
の試料水の温度や溶存酸素量等を調整できるようにした
水質監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】河川や湖沼等の水質を監視するために、
従来、例えば採取した試料水を鯉や鮒等の水生生物を放
流した池に導入し、その水生生物の忌避行動を監視した
り、毒物の中毒による遊泳の麻痺状態を発見するような
監視の体制が採られている。
【0003】しかし、このような従来の監視方法では、
監視人の目視に頼るところが多く、これに対して混入す
る毒物の種類によっては水生生物が外見的に忌避行動を
起こさない場合もあり、場合によっては水生生物が死に
至るような有害物質の混入濃度となってはじめて異常に
気が付くといったこともあり、対策に遅れをとり種々の
問題が生じることがある。
【0004】また、河川等に流入する有害物質は一過性
であることが多いため、後日、水質について検証しよう
としても、その検証が不可能となる等の不都合も生じ、
予備対策も進展しないため管理上においても問題となっ
ていた。
【0005】このような問題点に着目して、水生生物、
特にうなぎが極めて大きな心臓起電力を有し、その体表
面に電極を取り付けることなく、その近傍の水中に電極
を置くことにより生息淡水を媒体として電気的現象変化
を導出できることの知見に基づいて水質の異常状態を直
ちに発見することを可能とし、かつ、その異常の原因を
直ちにまたは後日、検証可能とする水質監視装置が、例
えば特開平8−160034号公報に提案されている。
【0006】その装置は、被監視水(試料水)が連続的
に導入される監視槽内に放流した水生生物の生体情報を
抽出する生体情報抽出手段と、その生体報抽出手段によ
り抽出した水生性物の生体情報に基づいて駆動される報
知手段とを具備し、その報知手段の出力に基づいて前記
監視槽に導入した被監視水の水質を監視することを特徴
としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、うなぎは無
給餌でも少なくとも1ヶ月は生理的に安定であり、生体
センサとして好ましい特性を具備しているものの、その
心拍数はある水温では安定しているが、水温の上昇によ
り増加し、低下により減少する。また、水中の溶存酸素
が減少すると窒息状態となり心拍数が著しく減少し除脈
となる。
【0008】しかるに、上述の従来の水質監視装置で
は、試料水の温度や溶存酸素量を調整するための手段が
設けられていないため、測定時の環境条件によっては生
体情報が異常となったり、生体(うなぎ)が損傷を負う
こともあり、その対策が求められていた。
【0009】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
測定槽内の試料水の温度や溶存酸素の量を調整できるよ
うにした水質監視装置を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するための手段を以下のように構成している。すなわ
ち、請求項1に記載の発明では、水生生物を飼育してそ
の生体情報を送出するための測定槽内またはその測定槽
への試料水の流路に溶存酸素計を設けると共に、その上
流側に溶存酸素供給手段を設け、前記測定槽内の試料水
の溶存酸素量を調整できるように構成してなることを特
徴としている。
【0011】請求項2に記載の発明では、水生生物を飼
育してその生体情報を送出するための測定槽内に試料水
の温度を検知するための温度センサを設けると共に、そ
の測定槽または測定槽への試料水の流路にヒータを設
け、前記測定槽内の試料水の温度を調整できるように構
成してなることを特徴としている。
【0012】請求項3に記載の発明では、水生生物を飼
育してその生体情報を送出するための測定槽内またはそ
の測定槽への試料水の流路に溶存酸素計を設けると共
に、その上流側に溶存酸素供給手段を設け、かつ、前記
測定槽内に試料水の温度を検知するための温度センサを
設けると共に、前記溶存酸素計よりも上流側の試料水の
流路にヒータを設け前記測定槽内の試料水の溶存酸素量
と温度を調整できるように構成してなることを特徴とし
ている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の水質監視装置の実
施形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は装置
の全体構成を示し、符号1は試料水導入口、2は試料水
導入ライン、Nはニードバルブ、3は給水タンク、4,
5は液面検知センサ、6はフィルタ、7は空気供給ライ
ン、8はフィルタ、9はポンプ(溶存酸素供給手段)、
10は逆止弁、11はヒータ、12は溶存酸素計、13
は測定槽、14は液面検知センサ、15は温度センサ、
16はサンプリングライン、Sは電磁開放弁、17はサ
ンプリングタンク、18は液面検知センサ、19〜23
は排水ライン、24は排水口で、その溶存酸素計12と
温度センサ15からの検出信号がコントローラ(CT
R)25に入力される一方、そのコントローラ25から
ポンプ9とヒータ11に制御出力が送出されるように構
成される。
【0014】上述の測定槽13内には、図示は省略する
が、うなぎが入り込める筒状体が設けられ、必要に応じ
てうなぎを閉じ込められるようにし、その筒状体のそれ
ぞれ両端近傍に2つの電極を配置し、その両電極からリ
ード線を導出して別途配置されている水質分析装置に生
体情報を送出する一方、測定槽13内の試料水の溶存酸
素量と温度がCTR25によって自動的に調整され、測
定条件の安定化が図られるようになっている。その測定
条件の安定化システムは、CTR25に予め設定記憶さ
れている制御プログラムに従い、ポンプ9およびヒータ
11を制御作動させ、測定槽13内の試料水の溶存酸素
量と温度とをうなぎの生息に適した所定の範囲内に調整
するように構成される。
【0015】水中に溶解できる酸素量は、清浄な水では
20°C、大気圧下で8.84ppmであり、一般に、
魚類の生息には最低5ppmの溶存酸素が必要とされ
る。従って、例えば測定槽13内の試料水の必要溶存酸
素量を6ppmに設定した場合、溶存酸素計12によっ
て検出される試料水の溶存酸素量が6ppm以下になる
と溶存酸素異常アラーム26を作動させると共に、ポン
プ9を作動させて給水タンク3内に空気を導入すること
により試料中の溶存酸素を増加させるようにすればよ
い。
【0016】一方、うなぎの心拍数はある温度範囲では
安定であるが、水温の変化の影響を受け、水温の上昇に
より心拍数は増加し、低下により減少する。従って、測
定槽13内の温度センサ15によって検出される試料水
の温度が、うなぎの生息に都合のよい適温(例えば20
°C)以下になると水温異常アラーム27を作動させ、
かつ、ヒータ11を作動させて適温となるように試料水
を加熱すればよい。
【0017】以上のように、測定槽13内の試料水の溶
存酸素量と温度とを常にうなぎの生息に好ましい範囲に
調整することにより、信頼性の高い生体情報を水質分析
装置に送出することができ、かつ、生体センサとしての
うなぎを消耗させたり、損傷を負わせたりすることがな
くなる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の水質監視装
置によれば、測定槽内の試料水の溶存酸素量や水温を水
生生物の生息に都合のよい範囲に調整するようにしたの
で、信頼性の高い生体情報を水質分析装置に送出するこ
とができ、かつ、水生生物を消耗させたり、損傷を負わ
せるようなことがなくなり、長期間にわたり信頼性の高
い監視体制を整えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水質監視装置の一実施形態を示す構成
図である。
【符号の説明】
9…溶存酸素供給手段、11…ヒータ、12…溶存酸素
計、13…測定槽、15…温度センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 隆裕 京都府京都市南区吉祥院前河原町18番地 株式会社コス内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水生生物を飼育してその生体情報を送出
    するための測定槽内またはその測定槽への試料水の流路
    に溶存酸素計を設けると共に、その上流側に溶存酸素供
    給手段を設け、前記測定槽内の試料水の溶存酸素量を調
    整できるように構成してなることを特徴とする水質監視
    装置。
  2. 【請求項2】 水生生物を飼育してその生体情報を送出
    するための測定槽内に試料水の温度を検知するための温
    度センサを設けると共に、その測定槽または測定槽への
    試料水の流路にヒータを設け、前記測定槽内の試料水の
    温度を調整できるように構成してなることを特徴とする
    水質監視装置。
  3. 【請求項3】 水生生物を飼育してその生体情報を送出
    するための測定槽内またはその測定槽への試料水の流路
    に溶存酸素計を設けると共に、その上流側に溶存酸素供
    給手段を設け、かつ、前記測定槽内に試料水の温度を検
    知するための温度センサを設けると共に、前記溶存酸素
    計よりも上流側の試料水の流路にヒータを設け前記測定
    槽内の試料水の溶存酸素量と温度を調整できるように構
    成してなることを特徴とする水質監視装置。
JP15205398A 1998-05-16 1998-05-16 水質監視装置 Pending JPH11326312A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030072981A (ko) * 2002-03-07 2003-09-19 김재동 설정된 적정산소의 이상을 입력된 전화번호로 알려주는기계장치
CN106771042A (zh) * 2017-01-20 2017-05-31 广州三环保有限公司 一种带gps的环境监测供氧机
US9693537B2 (en) 2011-12-08 2017-07-04 Pentair Water Pool And Spa, Inc. Aquaculture pump system and method
US9693538B2 (en) 2013-03-14 2017-07-04 Pentair Water Pool And Spa, Inc. Carbon dioxide control system for aquaculture
KR101951330B1 (ko) 2018-03-27 2019-02-22 주식회사 켐토피아 미세조류를 이용한 수질 감시장치
US10219491B2 (en) 2013-03-15 2019-03-05 Pentair Water Pool And Spa, Inc. Dissolved oxygen control system for aquaculture
KR102156882B1 (ko) 2019-11-18 2020-09-16 주식회사 켐토피아 미세조류를 이용한 수질 측정장치

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